JPH07171851A - 中空物品を製造する射出成形法及びその成形物品 - Google Patents

中空物品を製造する射出成形法及びその成形物品

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JPH07171851A
JPH07171851A JP11768492A JP11768492A JPH07171851A JP H07171851 A JPH07171851 A JP H07171851A JP 11768492 A JP11768492 A JP 11768492A JP 11768492 A JP11768492 A JP 11768492A JP H07171851 A JPH07171851 A JP H07171851A
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plastic
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hollow core
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JP11768492A
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Siebolt Hettinga
シーボルト・ヘッティンガ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/12Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated means for positioning inserts, e.g. labels
    • B29C33/123Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated means for positioning inserts, e.g. labels for centering the inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/24Pipe joints or couplings

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内側中空中子部材がその内部に恒久的に一体
化される成形中空プラスチック物品を提供し、プラスチ
ック材料の外側層の成形中、内側中空中子部材をプラス
チック材料の外側層内に完全に接合させた状態に成形す
る中空物品の成形方法を提供すること。 【構成】 改良された成形したプラスチック中空物品1
0及びその成形方法において、内側中空中子部材12が
プラスチック材料32の射出中、プラスチック外層11
内に完全に接合された状態で成形される。内側中空中子
部材12は、雄型金型部分28及び雌型金型部分30を
相互にクランプ止めし、プラスチック中空物品用の射出
成形キャビティ24を形成する前に、内側中空中子部材
12は射出成形装置26の雄型金型部分28と雌型金型
部分30との間に配置する。次いで、雄型金型部分28
及び雌型金型部分30を相互にクランプ止めし、プラス
チック材料32を内側の中空中子部材12の周囲でかつ
該中子部材に接合固着されるように成形キャビティ24
内に射出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体として、プラスチ
ックの射出成形法、特に、改良された成形プラスチック
物品及びその成形方法にして、形成される成形プラスチ
ック物品内に恒久的に位置決めされるよう内側中空中子
部材をプラスチック射出成形装置の成形キャビティ内に
配置する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に、ナイロン及びポリエステルのよう
な高強度のプラスチックの出現により、従来、鋳造金属
及びその他の在来の高強度材料が必要とされた箇所にプ
ラスチックを使用することが可能となっている。
【0003】例えば、従来、自動車及び化学業界におけ
る内燃機関等用のマニホルド、ポンプ本体、燃料供給
管、弁及び部品のような管状構造体を備える構成要素を
製造する場合、射出成形したプラスチックは、そのプラ
スチックがフードの下又は同様の状態に対する抵抗性が
不十分であるため、実際に使用することは出来なかっ
た。従って、従来通り、鋳造金属が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックの使用が
可能であれば、プラスチックは、鋳造金属に優る多くの
利点がある。鋳造金属等は、通常、内部の輪郭及び管状
通路を形成するため、砂、金属又はワックスによる中子
を必要とする。この中子は、鋳造金型から除去すると
き、振動させ又は溶解させて除去しなければならず、そ
の後、金属鋳造品は加工して突出する外側部分を除去し
かつ外面を平滑に仕上げなければならない。これが完了
したならば、次に、鋳造品は、機械加工し、取り付けブ
ラケット及び同様の部品を受け入れ得るようにすること
を要する。かかる成形後の工程は、コストが嵩みかつ時
間がかかる。
【0005】こうした鋳造品は、透過する液体又は気体
による損傷に対する抵抗性を備え、及び使用時における
鋳造品の外部環境に適合する材料にて形成することを要
する。このため、透過する腐食性又は有害な材料による
損傷に抵抗するため、高価な内側又はライニング材料が
必要とされる一方、外部環境条件は、鋳造品の外側に高
価な材料を使用することを必要としないことがある。従
来、全体的により高価な材料を使用せずに、双方の条件
を別個にかつコスト的に有利に満足させることは不可能
であった。
【0006】一方、プラスチック部品は、射出成形金型
から仕上げた形態にて除去することが出来るため、鋳造
金属及び同様の材料の場合におけるコストが嵩みかつ時
間のかかる成形後の工程が不要である。プラスチックか
ら中空部品を製造するのに現在採用されている幾つかの
方法がある。
【0007】吹出し成形法は、今日、中空プラスチック
部品を製造するのに最も広く使用されている方法である
が、基本的な制約がある。例えば、一定の樹脂しか吹出
し成形することが出来ず、又、この吹出し成形法は、ボ
トルを製造するのに優れた技術ではあるが、多数の湾曲
した管状通路を備える部品のような複雑な中空部品を製
造することは実際には困難である。
【0008】複雑なプラスチック中空物品を製造する別
の方法は、その物品を幾つかの部分に分けて成形し、そ
の部分を相互に接続する方法がある。この方法に伴う問
題点は、仕上げた物品が大きい内部圧力を受けたとき、
接続接合部で破断する可能性があることである。
【0009】使い捨て可能な中子とすることは、又別の
解決手段でもある。最も簡単な砂/塩鋳造中子の一つと
して、容易に入手可能な低コストの中子材料を使用する
ものがあるが、この方法は、労働集約的であり、内面の
仕上げ及び寸法上の精度の点で問題を生じる。全ての除
去可能な中子の工程と同様、中子材料を完全に除去する
ことは困難である。
【0010】金属製中子は、幾分優れた表面を提供し、
より優れた寸法上の精度を実現するが、中子を鋳造する
特殊な装置及び部品から中子を溶解させる手段を必要と
する。又、金属製中子材料は高価となる。
【0011】上述の方法の全てに共通する一つの別の問
題点は、成形した中空物品内部に配置される精密な電子
部品及びその他の挿入物を収容することである。現在、
かかる収容は、中空物品の成形後、穿孔及び組み立て工
程により行っている。
【0012】上述の従来技術に伴う問題点は、本発明に
より実質的に解決される。
【0013】従って、本発明の一つの目的は、内側中空
中子部材がその内部に恒久的に一体化される成形中空プ
ラスチック物品を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、中空物品を成形する
方法にして、プラスチック材料の外側層の成形中、内側
中空中子部材をプラスチック材料の外層内に完全に接合
させた状態にて成形する方法を提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、継目無しのプラスチ
ックの連続層を含む複雑なプラスチック中空物品を提供
することである。
【0016】本発明の更に別の目的は、透過する液体又
は気体に対する抵抗性のある内側スリーブ及びプラスチ
ック物品の外部状態に対する抵抗性のあるプラスチック
の外側連続層を備えるプラスチックの中空物品を提供す
ることである。
【0017】本発明の更に別の目的は、各種の用途にお
いてより高価な金属鋳造品に代替可能であるプラスチッ
ク中空物品を提供することである。
【0018】本発明の更に別の目的は、中空物品の成形
前に、電子部品又はその他の挿入物を取り付けることの
出来る中空物品の成形方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、従来技
術に伴う問題点を解決することが提案される。この目的
のため、雄型金型部分及び雌型金型部分を相互にクラン
プ止めし、プラスチック中空物品用の射出成形用キャビ
ティを形成する前に、プラスチック射出成形装置用の雄
型金型部分と雌型金型部分との間に内側中空中子部材を
配置する段階と、雄型金型部分及び雌型金型部分を相互
にクランプする段階と、次に、プラスチック材料を内側
中空中子部材の周囲にて金型キャビティ内に接着接合す
るように射出する段階とにより、内側中空中子部材がそ
の内部に完全に接合された状態に一体化したプラスチッ
ク物品が形成されることが判明した。中子を除去し、又
は外面を実質的に平滑にし、外側部分を除去するための
コスト及び時間のかかる作業は一切不要である。中空の
中子部材は、プラスチック物品内に一体化されたままで
あるため、砂又は金属のような少量の中子材料がプラス
チック物品内に残留することを懸念する必要はない。多
数の湾曲した管状通路及びその他の複雑な中空の形態を
備える形状品を大きい応力を受けたときに破断する可能
性のある継目を伴わずに完全に成形することが可能とな
る。
【0020】内側中空中子部材は、プラスチック物品の
残る外側部分を備える材料とは異なる物理的性質の材料
にて形成し、内側中空中子部材を透過する液体又は気
体、及びプラスチック物品の外部に起因する損傷に対す
る抵抗性の条件の双方が全体により高価な材料を使用せ
ずに独立的にかつコスト的に有利に満足されるようにす
る。その物品は、基本的に成形装置内に配置される前に
仕上げた組立体であるため、樹脂の不適合性は考慮する
必要がない。これら部品は、プラスチック物品と一体に
成形することが出来るため、取り付けブラケット及び同
様の部品を収容するための機械加工が一切不要であり、
従来、鋳鉄及びその他の金属により実現することは実質
的に不可能であった細部を形成することが可能となる。
プラスチックは、より重い鋳鉄及びその他の金属に比べ
て、著しく低コストにて上述の抵抗条件を満足させるこ
とが出来る。
【0021】
【実施例】添付図面において、成形したプラスチック中
空物品10、特に、内部に射出成形した連続的なプラス
チックの外側層11及び内側中空中子部材12(図1乃
至図4)が恒久的に配置される、自動車の内燃機関(図
5及び図6)に使用されるマニホルド、及び該マニホル
ドの成形方法が示してある(図7乃至図9)。
【0022】好適な実施例において、内側中空中子部材
12は、管状であり、相互にスナップ嵌めした第1の長
手方向半体部分14と、第2の長手方向半体部分16と
を備えている。これとは別に、これら第1の長手方向半
体部分14及び第2の長手方向半体部分16は、部品の
所望の設計及び機能に従って溶接、接着し、或は相互に
単に位置決めすることが出来る。内側中空中子部材12
の第1の長手方向半体部分14及び第2の長手方向半体
部分16は、従来の方法にて形成することが出来る。こ
れら第1の長手方向半体部分14及び第2の長手方向半
体部分16は、内方を向いた2つの直線状の継目端縁1
8を有する円弧状断面を備えている。第1の長手方向半
体部分14の継目端縁18は、離間したソケット20を
備える一方、第2の長手方向半体部分16の継目端縁1
8は、これら第1及び第2の長手方向半体部分14、1
6を相互にスナップ嵌めし、内側中空中子部材12を形
成するとき、第1の長手方向半体部分14のソケット2
0内に着座するように対応させて位置決めしかつ離間し
て配置した突出整合ピン22を備えている。これら第1
の長手方向半体部分14及び第2の長手方向半体部分1
6は、内側中空中子部材12をプラスチック射出成形装
置26(図7及び図9)の成形キャビティ24内に位置
決めすると共に、プラスチック外側層11内における一
体的な接合状態を促進させる伸長イアー23を備えてい
る。
【0023】プラスチック中空物品10の成形におい
て、可動の雄型金型部分28及び静止型雌型金型部分3
0を備えるプラスチック射出成形装置26が提供され
る。これら金型部分28、30は、成形装置26がその
閉じた位置にあるとき、プラスチック中空物品10に対
する成形キャビティ24を形成する。これら金型部分2
8、30がその開放位置にあるとき、内側中空中子部材
12は、雄型金型部分28と雌型金型部分30との間に
配置される。
【0024】次に、雄型金型部分28を雌型金型部分3
0に向けて動かし、閉じた位置にクランプ止めし、内側
中空中子部材12の周囲に射出成形キャビティ24を形
成する。次に、プラスチック材料32を射出ノズル36
からゲート口34を通じて成形キャビティ24内に射出
し、成形キャビティ24及び内側中空中子部材12の周
囲に充填されるようにし、これにより、内側中空中子部
材12を射出したプラスチック30内に強固に接合させ
る。次に、雄型金型部分28を雌型金型部分30から分
離し、内側中空中子部材12が恒久的に接触せず、完全
に接合した一体化された状態の形成されるプラスチック
中空物品10を除去する。更に、プラスチック外層11
のプラスチック材料32の射出中、取り付けブラケット
35、37を一体に成形することが出来る。
【0025】図示した好適な実施例において、内側中空
中子部材12の成形中に形成され、その表面から横方向
に伸長する金型中心決め突起38を内側中空中子部材1
2に設けることにより、該内側中空中子部材12はプラ
スチック射出成形装置26の雄型金型部分28と雌型金
型部分30との間で中心決めされる。これら雄型金型部
分28及び雌型金型部分30には、金型中心決め突起3
8に適合する位置に凹状部分40が更に設けられてお
り、内側中空中子部材12の周囲で雄型金型部分28を
雌型金型部分30にクランプ止めするとき、金型部分の
凹状部分40は、それぞれの中子部材の金型中心決め突
起38(図8)を受け入れ、これにより、内側中空中子
部材12は成形キャビティ24内に位置決めしかつ中心
決めされる。これとは別に、ある適用例において、金型
中心決め突起38に代えて、退却可能な中子ピン(図示
せず)を使用してもよい。その他の適用例において、中
心決め手段は、一切不要にすることも可能である。
【0026】上述の成形方法の圧力は、業界にて採用さ
れる圧力(インチ2当たり約2トン)よりも遥かに低圧
で済む。上記のような従来の高圧力の結果、薄く中空の
管状中子と同程度に精密な部品を成形することが不可能
ではないにしても困難であった。一例として、インチ2
当たり約500−1,000ポンドの装置圧力及びインチ2当た
り165−350ポンドのキャビティ圧力だけで十分であるこ
とが確認されている。かかる低圧の結果、内側中空中子
部材12を変形させずに、外側層11を脆弱な内側中空
中子部材12の周囲に成形することが可能となる。従来
行われていたように、振動法により砂中子を除去し、又
は溶解法により金属又はワックス中子を除去するときの
多額のコストは、本発明において不要である。
【0027】上記の射出成形方法は、任意の形状の中空
構造体の全体を形成するのに利用することが出来、別個
の材料が成形した中空物品10の外側部分11及び内側
部分12を形成し、外側層11が、内側中空中子部材1
2を形成する材料と異なる物理的性質の材料から成るよ
うにすることが望ましい多くの適用例に採用することが
可能である。内側中空中子部材12は、特定の適用例に
従い、透過する気体又は液体による損傷に対する抵抗性
のある材料から成る一方、外側層11は成形した中空物
品10の外部条件に起因する損傷に対する抵抗性のある
プラスチックにて形成する。例えば、図面に示した自動
車の内燃機関に使用されるマニホルドにおいて、内側中
空中子部材12は、透過する炭化水素のようなエンジン
の排ガス又は液体による損傷に対する抵抗性のある材料
にて形成する一方、外側層11は、マニホルド10の外
部のフード下方の状態に対する熱及び剛性条件に起因す
る損傷に対する抵抗性を備え、その条件に適合し得るナ
イロン又はポリエステルのようなプラスチックにて形成
する。
【0028】これとは別に、本発明は、特定の化学薬剤
に対する抵抗性のある極めて高価なプラスチック又はそ
の他の材料が使用される化学分野に適用することも可能
である。高価な材料の薄い内側中空中子部材12には高
価な材料を使用する一方、及び外側層11には低廉な鋳
造材料を使用することで、全体コストを著しく削減する
ことが可能となる。
【0029】内側中空中子部材12は、上述のようなプ
ラスチックにて形成し得る一方、部品の所望の設計及び
機能に従い、金属のようなその他の材料で形成すること
も可能である。同様に、内側中空中子部材は、設計いか
んにより、好適な実施例におけるように完全に被覆する
か、又はその一部のみを被覆することが出来る。
【0030】内側中空中子部材12の別個の第1及び第
2の長手方向半体部分14、16により、ゲージ等(図
示せず)のような精密な電子部品をその内部に挿入する
ことが可能となる。
【0031】成形前に電子部品を取り付けることによ
り、さもなければ、取り付け不可能である位置にさえ精
密なセンサ及びその他の構成要素を正確に位置決めする
ことが可能となる。かかる可能性の結果、性能の詳細な
分析が実現し得る。例えば、臨界的な箇所に成形された
センサは、コンピュータ分析と組み合わせ、最適な性能
の判断及び部品の形態の計算が可能となる。又、空気及
び気体の混合体の分布を電子的に監視し得るのみなら
ず、乱流の有無を視覚的に評価することも可能であるよ
うに透明な部品に成形することも出来る。このことは、
通常、部品の内部における現象を目で観察することが出
来ないため、設計者は、通常、図面で推測しなければな
らない自動車における流体の取り扱いにおいて極めて重
要なことである。更に、これにより、その後の下流にお
ける穿孔及び組み立て工程が不要になる。
【0032】上述の説明及び添付図面は、本発明の単に
一例を示すものに過ぎず、本発明は、特許請求の範囲に
記載して限定した場合を除き、かかる説明に限定される
ものではなく、当業者は、上記の開示内容から、本発明
の範囲から逸脱せずに変形例及び応用例を案出すること
が可能であろう。一例として、更なるプラスチック層を
成形したプラスチック物品10内部で又はその上で一体
化し、成形部品を一体化させた多層の管状構造体又は管
状構造体を形成することも可能である。更に、中空プラ
スチック物品の成形中、強化手段、金具及びその他の材
料を中空中子部材内に導入し又はその他の方法で成形す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内側中空中子部材の第1の部分の
斜視図である。
【図2】図1に示した内側中空中子部材の第1の部分に
嵌合する内側中空中子部材の第2の部分の斜視図であ
る。
【図3】内側中空中子部材をプラスチック射出金型内で
中心決めするため、表面から横方向に伸長する複数の金
型中心決め突起を示す、相互に接続した内側中空中子部
材の第1及び第2の部分の斜視図である。
【図4】図3に示した内側中空中子部材の背面図であ
る。
【図5】成形物品の内側層として恒久的に配置された内
側中空中子部材を示す、本発明による図3の内側中空中
子部材の周囲に形成した最終成形中空物品、特に、内燃
機関用のマニホルドの斜視図である。
【図6】図5の成形中空物品の縦断面図である。
【図7】内側中空中子部材の周囲で最終の成形中空物品
を形成するプラスチック射出金型の断面図である。
【図8】図7のプラスチック射出金型の凹所と作用可能
に関係する内側中空中子部材の金型中心決め突起を示す
拡大詳細図である。
【図9】最終プラスチック層を射出し、仕上げた成形中
空物品を形成した後の図7に対応する断面図である。
【符号の説明】
10 プラスチック中空物品 11 外側プラ
スチック層 12 内側中空中子部材 14 第1の長
手方向半体部分 16 第2の長手方向半体部分 18 継目端縁 20 ソケット 22 整合ピン 23 伸長イアー 24 成形キャ
ビティ 26 プラスチック射出成形装置 28 雄型金型
部分 30 雌型金型部分 32 プラスチ
ック材料 34 ゲート口 35 取り付け
ブラケット 36 射出ノズル 37 取り付け
ブラケット 38 金型中心決め突起 40 金型部分
の凹状部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空物品を製造する射出成形法におい
    て、 (a)雄型金型部分及び雌型金型部分を提供する段階
    と、 (b)少なくとも一部が前記中空物品内に恒久的に配置
    されるように内側中空中子部材を提供する段階と、 (c)前記雄型金型部分と前記雌型金型部分との間に前
    記内側中空中子部材を配置する段階と、 (d)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分を相互に
    クランプ止めし、前記内側中空中子部材の周囲で前記中
    空物品用の射出成形キャビティを形成する段階と、 (e)プラスチック材料を金型キャビティ内に射出し、
    少なくとも一部が前記内側中空中子部材の周囲で接合状
    態に固着されるようにする段階と、 (f)形成される中空物品を前記内側中空中子部材に接
    触せずに、金型キャビティから除去する段階とを備える
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法にして、内側中空
    中子部材を前記雄型金型部分と前記雌型金型部分との間
    で中心決めする段階を更に備えることを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法にして、前記内側
    中空中子部材が、 (a)前記内側中空中子部材の第1及び第2の部分を別
    個に成形する段階と、 (b)前記第1の部分及び前記第2の部分を相互に接合
    し、前記内側中空中子部材を形成する段階とから形成さ
    れることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法にして、前記内側
    中空中子部材が、 (a)前記内側中空中子部材の第1及び第2の部分を別
    個に成形する段階であって、前記第1の部分には、前記
    第1の部分の継目端縁に配置される突出整合ピンが設け
    られ、前記第2の部分には、前記第2の部分の継目端縁
    にソケットが設けられる段階と、 (b)前記第1の部分及び前記第2の部分を相互に取り
    付け、前記内側中空中子部材を形成する段階であって、
    前記第2の部分の前記継目端縁上の前記ソケットが前記
    第1の部分の前記継目端縁上の前記突出整合ピンに対応
    する位置にありかつ前記突出整合ピンを受け入れる段階
    とから形成されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法にして、 (a)前記内側中空中子部材には、前記雄型金型部分及
    び前記雌型金型部分に対応する前記内側中空中子部材の
    側部に金型中心決め突起を設ける段階と、 (b)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分には、前
    記雄型中心決め突起に対応する位置に凹状部分を設ける
    段階と、 (c)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分を前記内
    側中空中子部材の周囲で相互にクランプ止めする段階で
    あって、前記金型部分の凹状部分が、前記中子部材のそ
    れぞれの金型中心決め突起を受け入れ、これにより、前
    記内側中空中子部材を前記雄型金型部分と前記雌型金型
    部分との間で中心決めする段階とを備えることを特徴と
    する方法。
  6. 【請求項6】 自動車エンジンに使用されるマニホルド
    であって、気体を搬送するのに使用される管状構造体を
    備え、一体に形成される取り付けブラケットを有する型
    式のマニホルドを製造する射出成形方法にして、 (a)雄型金型部分及び雌型金型部分を提供する段階
    と、 (b)前記管状構造体内に恒久的に配置されるように内
    側管状中子部材を提供する段階と、 (c)前記雄型金型部分と前記雌型金型部分との間に前
    記内側管状中子部材を配置する段階と、 (d)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分を相互に
    クランプ止めし、前記内側管状中子部材の周囲で前記マ
    ニホルド用の射出成形キャビティを形成する段階と、 (e)プラスチック材料を金型キャビティ内に射出し、
    前記内側管状中子部材の周囲で接合状態に固着されるよ
    うにする段階と、 (f)形成されるマニホルドを前記内側管状部材に接触
    せずに、金型キャビティから除去する段階とを備えるこ
    とを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法にして、内側管状
    中子部材を前記雄型金型部分と前記雌型金型部分との間
    で中心決めする段階を更に備えることを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法にして、前記内側
    管状中子部材が、 (a)前記内側管状中子部材の第1及び第2の部分を別
    個に成形する段階と、 (b)前記第1の部分及び前記第2の部分を相互に接合
    し、前記内側管状中子部材を形成する段階とから形成さ
    れることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法にして、前記内側
    管状中子部材が、 (a)前記内側管状中子部材の第1及び第2の部分を別
    個に成形する段階であって、突出するピンが設けられる
    前記第1の長手方向半体部分が前記第1の長手方向半体
    部分の継目端縁に配置され、ソケットが設けられる前記
    第2の長手方向半体部分が前記第2の長手方向半体部分
    の継目端縁に配置される段階と、次に、 (b)前記第1の長手方向半体部分及び前記第2の長手
    方向半体部分を相互に取り付け、前記内側管状中子部材
    を形成する段階であって、前記第2の長手方向半体部分
    の前記継目端縁上の前記ソケットが前記第1の長手方向
    半体部分の前記突出ピンに対応する位置にありかつ該ピ
    ンを受け入れるようにする段階とから形成されることを
    特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の方法にして、 (a)前記内側管状中子部材には、前記雄型金型部分及
    び前記雌型金型部分に対応する前記内側管状中子部材の
    側部に金型中心決め突起が設けられる段階と、 (b)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分には、前
    記金型中心決め突起に対応する位置に凹状部分が設けら
    れる段階と、 (c)前記雄型金型部分及び前記雌型金型部分を前記内
    側管状中子部材を中心として相互にクランプし、前記金
    型部分の凹状部分が前記中子部材の金型中心決め突起を
    それぞれ受け入れ、これにより、前記内側管状中子部材
    を前記雄型金型部分と前記雌型金型部分との間で中心決
    めする段階とを更に備えることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 改良された射出成形した中空物品にし
    て、 (a)1又は2以上の連続的なプラスチック外層と、 (b)成形されかつ少なくとも一部が内部で一体化され
    た内側中空中子部材とを備えることを特徴とする物品。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記内側中空中子部材が、相互にスナップ嵌めした第1
    及び第2の別個の部分を更に備え、前記別個の部分の各
    々が、円弧状の長手方向断面と、2つの内方を向いた直
    線状の継目端縁とを備え、前記第1の部分の前記継目端
    縁が、離間した突出ピンを備え、前記第2の部分の前記
    継目端縁が対応する離間したソケットを備え、前記第2
    の部分の前記ソケットが前記第1の部分の前記ピンを受
    け入れることを特徴とする中空物品。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記内側中空中子部材が、透過する前記気体又は液体に
    よる損傷に対する抵抗性のある材料にて形成されること
    を特徴とする物品。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記外層が前記中空物品の外部条件による損傷に対する
    抵抗性のあるプラスチックにて形成されることを特徴と
    する物品。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記内側中空中子部材が、前記プラスチック外層を形成
    する材料と異なる物理的性質を備える材料にて形成され
    ることを特徴とする中空物品。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記内側中空中子部材がプラスチックにて形成されるこ
    とを特徴とする中空物品。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載の中空物品にして、
    前記内側中空中子部材が金属にて形成されることを特徴
    とする中空物品。
  18. 【請求項18】 自動車エンジンに使用される改良され
    た射出成形したマニホルドであって、一体化された管状
    構造体及び成形ブラケットを備える型式のマニホルドに
    して、 (a)内側管状中子部材と、 (b)前記内側管状中子部材の周囲で成形されかつ一体
    化された連続的なプラスチック外層とを備えることを特
    徴とするマニホルド。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記取り付けブラケットが前記連続的なプラスチッ
    ク外層と一体に形成されることを特徴とするマニホル
    ド。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記内側管状中子部材が、相互にスナップ嵌めした
    第1及び第2の別個の長手方向半体部分を更に備え、前
    記半体部分の各々が、半円形の長手方向断面と、2つの
    内方を向いた直線状継目端縁とを備え、前記第1の長手
    方向半体部分の前記継目端縁が離間した突出ピンを備
    え、前記第2の長手方向半体部分の前記継目端縁が対応
    する離間したソケットを備え、前記第2の長手方向半体
    部分の前記ソケットが前記第1の長手方向半体部分の前
    記ピンを受け入れることを特徴とするマニホルド。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記内側管状中子部材が透過する炭化水素のような
    気体又は液体による損傷に対して抵抗性のある材料にて
    形成されることを特徴とするマニホルド。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記外層が前記中空物品の外部条件による損傷に対
    する抵抗性のあるプラスチックにて形成されることを特
    徴とするマニホルド。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記内側管状中子部材が、前記プラスチック外層を
    形成する材料と異なる物理的性質を備える材料にて形成
    されることを特徴とするマニホルド。
  24. 【請求項24】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記内側管状中子部材がプラスチックにて形成され
    ることを特徴とするマニホルド。
  25. 【請求項25】 請求項18に記載のマニホルドにし
    て、前記内側管状中子部材が金属にて形成されることを
    特徴とするマニホルド。
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