JPH071717A - 複数ブレードのインキべら - Google Patents

複数ブレードのインキべら

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JPH071717A
JPH071717A JP5284381A JP28438193A JPH071717A JP H071717 A JPH071717 A JP H071717A JP 5284381 A JP5284381 A JP 5284381A JP 28438193 A JP28438193 A JP 28438193A JP H071717 A JPH071717 A JP H071717A
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JP
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ink
blade
knife
jaw
plastic
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JP5284381A
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Hanspeter Bruni
ブルーニ ハンスペーター
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BULL NI AG GURAFUISHIE MAS
BULL-NI AG GURAFUISHIE MAS
Bruni AG Grafische Maschinen
Original Assignee
BULL NI AG GURAFUISHIE MAS
BULL-NI AG GURAFUISHIE MAS
Bruni AG Grafische Maschinen
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Publication date
Application filed by BULL NI AG GURAFUISHIE MAS, BULL-NI AG GURAFUISHIE MAS, Bruni AG Grafische Maschinen filed Critical BULL NI AG GURAFUISHIE MAS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/04Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2231/00Inking devices; Recovering printing ink
    • B41P2231/12Axially segmented ink blades

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オフセット印刷機のインキつぼ用のインキべ
らの改良。 【構成】 複数ブレードのインキべら10は、両サイド
でインキべらホルダー16に取り付けられる、2部品の
サイドジョー14を備え、各サイドジョー14は外側の
メタルジョー18および内側のプラスチックジョー26
を持ち、後者は、インキ出しローラー34のフロント部
およびインキべら12を弾力的に押圧する。これは、少
なくともインキべら12がインキ浴に接する領域に、窪
んだ溝を有し、この溝は、弾性シール材で充填される。
フレシキブルな金属プレートとして、また自律的ユニッ
トとしてデザインされたインキべら12の少なくともブ
レード42は、接着剤によって適用されたフレシキブル
な金属ストリップで上面が完全にカバーされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルな鋼プレ
ートの形につくられたインキべらが、各ブレード毎に配
置された複数の調節部材により、インキつぼに向って、
ゾーン毎に異なる曲げられ方をしているオフセット印刷
機におけるインキつぼ用の複数ブレードのインキべらに
関し、さらにフレキシブルな鋼プレートの形であるイン
キべらに関する。
【0002】
【従来の技術】複数ブレードのインキべらは、たとえ
ば、CH、A5 602345により公知であり、イン
キつぼローラー用のインキべらとして知られている。こ
のインキべらは、作用エッジの領域内に近接した複数の
調節ネジによって、両サイドに分割された複数の凹みを
有している。こうして形成された複数のブレードは、個
々に調節され得、一方、隣接のインキべら区画への影響
は、排除され、あるいは少なくともかなり低減される。
インキ層の厚みは、調節ネジを使用することによって、
各ブレード毎にセットされ得る。すなわち、異なるイン
キゾーンにおける個々のインキ適用は、異なる幅領域に
おける印刷イメージの要求に従って、セットされ得る。
この解決法にともなう欠点は、ブレード間のスペース
で、これらをインキが通り抜け、その結果、複数のリン
グがインキ出しローラー(ink ductor)上に現われる。
【0003】ブレード間のインキの逃げは、たとえば、
CH、A5 658626の方法によって防止される
が、この方法では、計量べらとして知られる複数ブレー
ドのインキべらが、少なくとも3mmの厚さのローラーに
対し平行に曲げられ得る複数のブレードに分割され、膜
状の仕切り材で形成された溝形のスペースがつけられて
いる。このような計量べらを使用すれば、個々のブレー
ドは調節部材により個々にセットされ得るが、しかし、
間にあるスペースは、仕切りによってインキが通らない
状態のままである。しかしながら、複数のブレード間に
溝を作ることは、大変に複雑であると共に高価になると
思われる。
【0004】EP、A1 052196は、印刷機のた
めのインキつぼを記載しているが、これは、インキべら
がインキつぼのローラーよりも長い。サイド壁のそれぞ
れは、固定部品と弾性部品とからなり、弾性部品は、イ
ンキつぼローラーのフロント部に接して配置されている
と共に、弾力のある調節ネジによって圧しつけられてい
る。さらに別の弾力的なエレメントが、長いインキべら
の長い側面に対して、サイド壁の内側部分を押しつけて
いてもよい。
【0005】インキべらの個々のブレードは、最も簡単
なものの場合では、調節ネジとして設計された調節部材
によって、正確かつ迅速にしかも、再生可能にセットさ
れ得る。インキ計量は、正確に手動あるいは自動により
セットされ得、そして隣接するゾーンへのすべての影響
は防止される。
【0006】オフセット印刷機のインキつぼは、装置フ
レームに取り付けられた複数のサイドジョーによってイ
ンキ出しローラーの軸線方向にシールされている。この
シーリング機能は、技術の現状の下では、インキべらが
使用される時常に発揮されなければならない。インキ出
しローラー(ductor)の走行面は、装置フレームに取り
付けられたサイドジョーの対応する凹みに嵌めこまれ、
かくして、インキの逃げを大いに防止する。
【0007】十分の数ミリメートルまでは許されるイン
キ出しローラーおよびインキべらの長さに関する製造上
の許容値および操業の快適性について言えば、複数ブレ
ードのインキべらの交換が可能で、サイドジョーは装置
フレームにしっかりと固定されるタイプの既知のシステ
ムは、満足なものとは言えない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者による仕事は
それゆえ、上述のタイプの複数ブレードのインキべら、
すなわち、きちんとしたゾーン毎のインキ計量を提供で
きるばかりでなく、取り付けが容易で、かつ、サイド領
域および複数ブレード間領域において、良好なシールを
保つことのできるインキべらを新たにつくり出すことで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】サイドシールに関する仕
事は、本発明により次のように解決される。すなわち、
複数ブレードのインキべらは、両サイドでインキべらホ
ルダーに取り付けられた2つの2部品構成サイドジョー
をもつ自律的ユニット(autonomous unit )として設計
され、これらのサイドジョーはそれぞれ、外側のメタル
ジョーおよび内側のプラスチックジョーを有し、プラス
チックジョーは、インキ出しローラーのフロント部を、
さらにインキべらのフロント部をも弾力的に押圧する。
複数ブレードのインキべらに関する、さらに特別な開発
は、特許請求の範囲における従属請求項の主題である。
【0010】本発明の範囲内では、インキつぼ用の2部
品構成サイドジョーをもつ自律的なユニットは、簡単の
ためその機能上の主要な構成要素にちなんで、複数ブレ
ードインキべらと称される。
【0011】インキ出しローラーのフロント部の完全な
シールは、弾力的に取り付けられたプラスチックジョー
によって可能にされ、これが、前述の製造上の許容範囲
内の偏差を容易に補償する。やっかいなサイドにおける
インキの逃げは、完全に防止される。各個の複数ブレー
ドインキべらは、シールされた、そして個々に調節可能
なサイドジョーを有しているが、これらのサイドジョー
は自律的ユニットの一部分であり、例えば、ナイフおよ
び/またはローラーの再研磨のために、インキべらから
取り外すことができる。
【0012】インキ出しローラーのフロント部およびイ
ンキべら上の最適なシールは、望ましくは、インキべら
のあたる部分を凹ませたプラスチックジョーの溝に弾性
シール材を配置することによって達成される。インキべ
らは、このシール材の中に押し入れられて種々の異なる
深さに達し得る。
【0013】弾性シール材は注入してもよいがそれに代
えて、溝の中に入れ、あるいは溝から取り外すのに適し
た断面形状に成形してもよい。
【0014】溝および対応する弾性シール材は、インキ
べらよりも1〜2mm幅広く設計されることが望ましい。
シール材は平らな面を生じるようにデザインされること
が望ましいが、約1mm程度は突出するか、あるいは凹ん
でいても良い。シール材はゴムあるいは容易に変形可能
であると共に化学的耐性のある軟質プラスチックから成
るものが好ましい。
【0015】ブレード相互間の領域におけるシールにつ
いては、本発明の仕事は、次のごとく解決される。すな
わち、少なくともインキべらの複数のブレードの上面全
体が、接着剤ではりつけられたフレシキブルな金属スト
リップで完全にカバーされる。金属製品に使用される通
常の接着剤の使用により、耐せん断性および永久的固定
が保証される固定を行うことができる。
【0016】ブレード自体と同様に、金属ストリップも
厚さが約0.2mmの鋼製のもの、特にばね鋼製のものが
好適である。
【0017】個々のブレードのフレキシビリティは、作
用エッジに平行に走る、少なくとも1本の強度緩和溝の
形成によって改善され得る。強度緩和溝の深さは、省略
して単にへらとして呼ばれる複数ブレードのインキべら
のフレキシブルな金属プレートの厚さの半分を越えない
ことが好ましいが、この形成は性能の損失を生じること
なく個々のブレードのフレキシビリティを改良する。強
度緩和溝は望ましくは、ブレードの取り付け領域につく
られる。2本の緩和溝を設けるときも、この領域を適切
に凹ませ、互いに反対側の主面上にそれだけ浅く形成す
ればよい。
【0018】
【作用】本発明の複数ブレードのインキべらは、セット
時間が短く、コンスタントにインキを供給でき、継続的
印刷を保証し、消耗量を大幅に低減するので、かなりな
コストの節約をもたらす。弾力性のあるプラスチックジ
ョーは、装置上で調整される必要はなく、特にインキべ
らのあたる部分に弾性シール材が置かれる場合、インキ
のサイドからの逃げは完全に防止される。ブレード上の
金属ストリップは、ブレードの弾性を減じることなく、
しかしブレード間のインキの逃げを防止する。
【0019】自律的ユニットとして設計された複数ブレ
ードのインキべらはまた、非常に短時間で交換可能であ
り、特別な知識または道具なしに極めて容易にオフセッ
ト印刷機に組み込まれ得る。このことが、かなりのコス
ト節減をもたらすことは、説明を要しない。
【0020】自律的ユニットとして設計された複数ブレ
ードのインキべら、および/またはフレキシブルな鋼プ
レートとして設計されたインキべらは、新しいオフセッ
ト印刷機用、あるいは変換される機械用の装置として、
同等の適性がある。
【0021】ひとつの特に印象的な効果は、自律的ユニ
ットと金属ストリップでカバーされたインキべらとの併
用によってもたらされる。
【0022】本発明は、添付図面に示された設計例によ
って、更に詳しく記載されるが、これらは、特許請求の
範囲における従属項の主題でもある。
【0023】
【実施例】図1および図2に自律的ユニットとして示さ
れた複数ブレードのインキべら10は、単にインキべら
とも呼ばれるフレキシブルな金属プレート12とその両
サイドにある2部品構成のサイドジョー14とから実質
上なっている。インキべら12およびサイドジョー14
は、インキべらのホルダー16(図3)に連結されてい
る。
【0024】サイドジョー14のメタルジョー18は、
穴うめされたネジ20により、インキべらのホルダー1
6に連結されている。フック形のクランプ22および保
持用のクランプ24は、プラスチックジョー26を各メ
タルジョー18の方に押しつけ弾力的に保持している。
クランプ22、24のメタルジョー18への連結は、ネ
ジ28により行なわれている。
【0025】図1によると、プラスチックジョー26
は、メタルジョー18に対し、弾力のあるドーム付きの
ネジ30でもって保持されている。その位置が図2に示
されている、4個の弾力のあるドーム付きのネジ30
は、たとえば、約1mmの間隔aをセットしている。前記
自律的ユニットがオフセット印刷機に挿入されると、プ
ラスチクジョー26は、各々に割り当てられたメタルジ
ョー18の方向へ、前記間隔aよりも小さい距離だけ動
かされる。これは、弾力のあるドーム付きのネジ30の
抵抗に抗して行なわなければならない。これが、インキ
出しローラー34の面32に対して、プラスチックジョ
ー26を押しつけ、完全なシールを与える。本実施例で
は、4個の弾力あるドーム付きのネジ30が、プラスチ
ックジョー26を、インキ出しローラー34に対し、全
体でほぼ1kpの力でもって押しつける。
【0026】複数ブレードのインキべら10(へら)の
金属プレート12は、作用エッジ38がインキ出しロー
ラー34の走行表面36に対してセットされ、あるいは
その近辺に押しつけられたエリアにおいて、等しい長さ
の直角の切り込み40によって複数のブレード42に分
割されている。個々のブレード42は、同じ幅を有して
いるのが適切であるが、それぞれに対応する調節部材に
よって、点線43に沿って弾性的にそれぞれ曲げられ得
る。ひとつのブレード42については、インキべら12
の下にある、調節部材の支持エリア41が示されてい
る。調節部材はシンプルな調節ネジであってもよいし、
もっと高度に改良された既知の手動あるいは自動の調節
部材であってもよい。
【0027】図2が示すのは、サイドジョーが、メタル
ジョー18およびプラスチックジョー26を含み、イン
キ出しローラー34のロールネック部44のエリアにお
いて、隙間を有するということである。プラスチックジ
ョー26の目に見える部分セグメントは、インキ出しロ
ーラー34のフロント部32に接して、サイドのシール
を確実にする。プラスチックジョー26の伸長は、弾力
のあるドーム付きのネジ30がプレートを押しつけるこ
とにより、補整されている。
【0028】インキべら12のブレード42のある領域
において、プラスチックジョー26はシール材62を持
つ溝を有し、この上にインキべら12が置かれる。
【0029】ユニットの最も低い領域に本発明により完
全にシールされたインキ浴46が示されている。要する
に、サイドジョー14の領域に於いては、従来は完全な
シールが、あるいはほぼ完全なシールさえもが達成され
ていなかったということである。
【0030】ここに完全なシールとはインキ出しローラ
ー34とインキべら12との間の長さの違いを、良好な
シールを保持しながら許容範囲内において補整すること
ができ、かつインキ出しローラーのフロント部32上で
のみスライドするプラスチックジョー26の磨耗を自動
的に補整するようなシールを意味する。
【0031】自律的ユニットの形における複数ブレード
インキべら10は、インキべら12がほぼ水平になるま
で、軸Aのまわりに旋回することにより上方に折り曲げ
る(fold up )ことができる。図1のユニットは、この
ように上方に折り曲げられた位置で描かれている。
【0032】図3の(イ)、(ロ)には、16個のブレ
ード42をもつインキべら12を示す。両サイドには、
インキべらのホルダー16が、サイドジョー14(図
1)を固定する為のネジ孔17とともに示されている。
インキべら12およびインキべらホルダー16は、図示
されるように5個のネジ孔48により互いにネジ止めさ
れている。
【0033】ブレード取り付けの位置に、作用エツジ3
8に平行に、強度緩和溝50が設けられている。この溝
はブレード42の個々の弾性的屈曲を容易にする。しか
しながら、残部の板厚で十分な静的強度が保証されてい
る。
【0034】図3の(ロ)が示すように、強度緩和溝5
0は、インキべらのホルダー16のすぐそばに設けられ
ている。
【0035】フック形のクランプ22は図4、図5に示
される様に、ネジ孔52の領域にアングル脚54を有す
る。つかみ突起56は、メタルジョー18とプラスチッ
クジョー26とスペースaとを合わせた厚さに対応する
間隔をとって形成されている。
【0036】保持用のクランプ24は図6、図7に示さ
れる様に、ネジ孔52をもつアングル脚54を有する
が、つかみ突起56を有していない。その代わり、保持
用の脚58は、自由端で外側に曲げられている。
【0037】図8、図9に示すプラスチックジョー26
は、すでに述べたように、ソフトなシール材62(図
2)を保持する為の溝60を有する。設計上の理由か
ら、溝60があるのは自律的ユニットのインキべらホル
ダー16(図2)を受け入れる凹み部分64のところま
でである。
【0038】図10、図11に示されるメタルジョー1
8にはすべてのネジ孔が示されている。これらは、図示
略のネジのための凹みである。ネジ孔66はフツク形お
よび保持用のクランプの為のものであり、ネジ孔68は
弾力のあるドーム付きネジの為にあり、メタルジョー1
8と平行に走るネジ孔70は、インキべらホルダー16
に固定するネジ用のものである。
【0039】メタルジョー18にネジ付けされたとき
の、フック形クランプ22の機能が、図12に示されて
いる。プラスチックジョー26はつかみ突起56によっ
て掛け止めされ、このとき、プラスチックジョーは弾性
手段に接して、メタルジョー18から距離aを保って固
定されている。弾力のあるドーム付きのネジ30はプラ
スチックジョー26に作用する。
【0040】このユニットが使用されると、インキ出し
ローラー34(図2)のフロント部32は、プラスチッ
クジョー26の表面74を押しつけ、これにより、間隔
aがややせばめられる。
【0041】図13のデザインに於いては、メタルジョ
ー18とプラスチックジョー26とは、弾性的に圧縮可
能な物質76の、たとえば独立気泡のある弾性プラスチ
ックの、中間層を伴って、メタルジョー18中では自由
に回転するネジ78を用いて互いに連結されている。
【0042】インキべら12はプラスチックジョー26
の溝60(図8)に挿入されたシール材62の上に横た
えられる。図に示される様に、シール材62は表面74
と同じ一平面となるようにするが、しかしこれは、例え
ば約1mmまでの範囲で、やや突出してもよく、あるい
は、窪んでいてもよい。このようにして、インキべら1
2はサイドジョー14に対して完全にシールされて保持
され得る。
【0043】本発明によるサイド領域に於いての、イン
キ浴46(図2)のシーリングに加えて、図14の中間
スペースbも、複数ブレード42相互間で、インキの逃
げが実際上、皆無となるように適切にシールされなけれ
ばならない。このことは、公知の方法で行なわれ得る。
しかしながら好ましくは、通常、1〜3mmの厚さであ
り、特に1.5〜2.5mmの厚さのブレード42の(上
側の)表面に、フレキシブルなストリップ80を、好ま
しくは接着剤82によって、シールとして適用する。そ
れぞれのブレード42は、インキ出しローラー34の走
行表面36に対し、図に示される様に調節部材84によ
って、押圧される。かくして、インキの流れはゾーン毎
に低減され得、あるいは、防止さえもされ得る。ばね鋼
のフレキシブルなストリップ、例えば0.2mmの厚さの
ものを用いれば、近接のブレード42に本質的な影響も
なしに、この変化を補整することができ、さらにブレー
ド42間のインキの逃げを防止することができる。
【0044】図15に示されるプラスチックジョー26
は大部分、図8に示されるものに対応するが、肩86
が、フック形のクランプ22(図17)の支持面88を
形成している。インキべらのフロント部を支持するため
の溝(図8の60)は、シール材62で充填される。裏
面には、ガイドのプレート92(図16)のための、ガ
イド溝90が窪みでつくられている。
【0045】図16のメタルジョー18は本質的に、図
10に示されるものに対応するが、肩86が、プラスチ
ックジョー26のそれに対応する支持表面88を形成し
ている。すなわち、ベース94からの距離が、どちらの
場合も、同じである。ネジの孔70は、メタルジョー1
8のフロント部を、インキべらのホルダー16(図3)
に固定するために使用される。弾力性のネジ30は通
常、負荷のかからないプラスチックジョー26をメタル
ジョー18からの距離aに保持する。しかしこれは圧力
がかかるときには崩れる。丸いプレート92は、組み立
てのときに、プラスチックジョー26のガイド溝90に
押入される。肩のめくら孔96は、図17に示された手
動操作される溝つきネジ98のために、ネジ切りされた
ロッドをとる。
【0046】図17は、メタルジョー18に、プラスチ
ックジョー26を弾力的に固定することを示し、金属の
ガイドプレート92は、これがストップするまでガイド
溝90内に押入され、2つの支持表面88は、互いに対
して同じ平面になる。フック形のクランプ22は、めく
ら孔96(図16)のネジ切りされたロッドのための孔
をもち、溝つきネジ98にて固定される。かくして、単
一のフック形のクランプ22は、プラスチックジョー2
6を弾力的に固定するために使用される。
【0047】
【発明の効果】本発明による複数ブレードのインキべら
は、セット時間を短くすること、コンスタントにインキ
を供給すること、継続された印刷が保証されること、消
耗の大きな低減により、かなりのコスト節約をもたら
す。弾力性のあるプラスチックジョーは、装置では調整
される必要はなく、そして、とくにインキべら領域にお
ける弾性シール材をもつ場合、インキのサイドからの逃
げが完全に防止される。ブレードの金属ストリップは、
それらの弾性を減少しないが、しかしブレードの間のイ
ンキの逃げを防止する。
【0048】自律的ユニットとして設計された複数ブレ
ードのインキべらもまた、非常に短時間の間にチエンジ
され得、非常に容易なので、特別な知識あるいは道具な
しに、オフセット印刷装置に組み込まれ得る。このこと
が、かなりのコスト節減をもたらすことは、説明を要し
ない。
【0049】自律的ユニットとして設計された複数ブレ
ードのインキべら、および/またはフレキシブルな鋼プ
レートとして設計されたインキべらは、新しいオフセッ
ト印刷機械の為、あるいは変換される機械の為の装置と
して、等しく適切である。
【0050】ひとつの特に印象的な効果は、自律的ユニ
ットと金属ストリップによってカバーされたインキべら
との組み合せである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自律的ユニットとしての複数ブレードのインキ
べらを長さ方向に一部省略して短縮した形で示す平面図
である。
【図2】作用位置にあるユニットの部分的な側断面図で
ある。
【図3】(イ)はサイドジョーを除いた複数ブレードイ
ンキべらの平面図であり、(ロ)は(イ)の側面図であ
る。
【図4】フック形クランプの横断面図である。
【図5】図4のフック形クランプの正面図である。
【図6】保持用クランプの横断面図である。
【図7】図6の保持用クランプの正面図である。
【図8】プラスチックジョーの正面図である。
【図9】図8のプラスチックジョーの側面図である。
【図10】メタルジョーの正面図である。
【図11】図10のメタルジョーの側面図である。
【図12】メタルジョーとプラスチックジョーの結合態
様を示す詳細図である。
【図13】インキべらのシールを示す詳細図である。
【図14】鋼ストリップでカバーされたインキべらのブ
レードの縦断面図である。
【図15】プラスチックジョーの変形を示す正面図であ
る。
【図16】メタルジョーの変形を示す正面図である。
【図17】図16と図17とによるプラスチックジョー
とメタルジョーとの組合わせを示す側面図である。
【符号の説明】
10 複数ブレードのインキべら 12 フレキシブルな鋼プレートの形のインキべら 14 サイドジョー 16 インキべらホルダ 18 メタルジョー 26 プラスチックジョー 32 フロント部 34 インキ出しローラー 42 ブレード 84 調節部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ブレード(42)にそれぞれ配置され
    た調節部材(84)によりフレキシブルな鋼プレートの
    形をしたインキべら(12)がインキ出しローラー(3
    4)に対してゾーン毎に違う角度で曲げられ得るように
    つくられた、オフセット印刷機のインキつぼ用の複数ブ
    レードのインキべら(10)であって、該インキべら
    (10)はその両サイドでインキべらホルダー(16)
    に取付けられた2部品構成のサイドジョー(14)を有
    している自律的なユニットとしてデザインされており、
    前記2つのサイドジョー(14)は、それぞれが外側の
    メタルジョー(18)と内側のプラスチックジョー(2
    6)とを有してなり、後者はインキ出しローラー(3
    4)のフロント部(32)を、さらにまたインキべら
    (12)のフロント部をも弾性的に押圧するように構成
    されていることを特徴とする複数ブレードのインキべら
    (10)。
  2. 【請求項2】 前記プラスチックジョー(26)がその
    内側の、少なくとも前記インキべら(12)がインキ浴
    (46)中に浸漬される領域に、窪みをつけられ弾性の
    あるシール材(62)で充填された溝(60)を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の複数ブレードの
    インキべら(10)。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックジョー(26)が、弾
    性のあるクランプ(22、24)によって保持されると
    共に押圧されることを特徴とする請求項1または2に記
    載の複数ブレードのインキべら(10)。
  4. 【請求項4】 対応する前記メタルジョー(18)と前
    記プラスチックジョー(26)の間隔aが、弾力のある
    ドーム付きネジ(30)、または圧縮可能な中間層(7
    6)によって維持されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の複数ブレードのインキべら(1
    0)。
  5. 【請求項5】 前記溝(60)内の弾性のある前記シー
    ル材(62)の取り替えが可能であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の複数ブレードのインキ
    べら(10)。
  6. 【請求項6】 弾性シール材(62)を付与された前記
    溝(60)が、インキべら(12)よりも1〜2mm幅ひ
    ろに形成されていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載の複数ブレードのインキべら(10)。
  7. 【請求項7】 前記弾性シール材(62)が、ゴムまた
    は軟質プラスチックから成ることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の複数ブレードのインキべら(1
    0)。
  8. 【請求項8】 オフセット印刷機のインキつぼ用のフレ
    シキブルな鋼プレートとしてデザインされたインキべら
    (12)であって、各ブレード(42)毎に配置された
    調節部材(84)により、インキ出しローラー(34)
    に対して、ゾーン毎に異なる角度で曲げられ得るへらで
    あり、少なくともブレード(42)は、その上面をシー
    ルとして適用されたフレシキブルな金属ストリップ(8
    0)でもって完全にカバーされていることを特徴するイ
    ンキべら(12)。
  9. 【請求項9】 好ましくは、接着剤によって取り付けら
    れた前記金属ストリップ(80)が、ばね鋼から成ると
    共に、約0.2mmの厚さであることを特徴とする請求項
    8に記載のインキべら(12)。
  10. 【請求項10】 少なくとも片面上に、好ましくは、前
    記ブレード(42)の取り付け部に沿って、前記作用エ
    ッジ(38)と平行に走る、強度緩和溝(50)が形成
    されていることを特徴とする請求項8または9に記載の
    インキべら(12)。
JP5284381A 1992-10-19 1993-10-19 複数ブレードのインキべら Pending JPH071717A (ja)

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CH03236/92-0 1992-10-19

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