JPH07171745A - 工具研削盤 - Google Patents

工具研削盤

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JPH07171745A
JPH07171745A JP32030293A JP32030293A JPH07171745A JP H07171745 A JPH07171745 A JP H07171745A JP 32030293 A JP32030293 A JP 32030293A JP 32030293 A JP32030293 A JP 32030293A JP H07171745 A JPH07171745 A JP H07171745A
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JP
Japan
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angle
base
turning
tool
spindle
Prior art date
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Application number
JP32030293A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Ito
勝彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoi Seisakusho KK
Original Assignee
Itoi Seisakusho KK
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑なプログラム等を作成することなく、手動
で操作することにより操作性に優れた工具研削盤を提供
する。 【構成】工具研削盤1には、ベース3上に手動で旋回可
能に旋回台8を設けている。旋回台8上には該旋回台の
旋回角度に同期した回動角度で回動する主軸16が設け
られ、主軸16には着脱可能にエンドミルEが設けられ
ている。又、ベース3上には、エンドミルEの刃裏部を
研削する砥石G1と、砥石G1を回転駆動する砥石軸回
転モータ24が設けられている。更に、工具研削盤1に
は、旋回台8の旋回角度を検出する第1のエンコーダ
と、主軸16の回動角度を検出する第2のエンコーダ1
9とが設けられ、該第1のエンコーダと第2のエンコー
ダ19とからの検出信号に基づいて主軸16の回動角度
を旋回台8の旋回角度に同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工具研削盤に係り、詳し
くはエンドミル等の捩じれた刃部を有する工具を研削す
る工具研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すボールエンドミル51
の刃裏部(すくい面)52を自動で研削する工具研削盤
が提案されている。
【0003】この工具研削盤によれば、図9に示すよう
に、研削砥石Gにボールエンドミル51のすくい面52
の先端部を当接させ、自動でボールエンドミル51を矢
印T方向に旋回させる。そして、その旋回に同期した角
度でボールエンドミル51を矢印U方向に自動で回転
(自転)させることにより、ボールエンドミル51の刃
裏部52が研削される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに自動でボールエンドミル51の刃裏部52を研削で
きる工具研削盤は高価であった。
【0005】又、同工具研削盤を稼働させるには複雑な
NCプログラムを作成しなければならず、手間と時間が
かかった。そして、このNCプログラムに従って刃裏部
52を研削して、削り残し等が有る場合には、再度、同
じNCプログラムを起動したり、その削り残しがある部
分だけ削るために新たなNCプログラムを作成しなけれ
ばならず、その操作性が悪いという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、複雑なプログラム等を
作成することなく、手動で操作することにより操作性に
優れた工具研削盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ベース上に手動で旋回可
能に設けられた旋回台と、旋回台上に設けられ、該旋回
台の旋回に同期した回動角度で回動する主軸と、該主軸
に着脱可能に設けられた工具と、前記ベース上に設けら
れ、該工具の刃部を研削する研削砥石と、該研削砥石を
回転駆動するための砥石駆動手段とを備えたことをその
要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記旋回台の旋回角度を検出する第1
の角度検出手段を備えるとともに、前記主軸の回動角度
を検出する第2の角度検出手段を備え、該第1の角度検
出手段と第2の角度検出手段からの検出信号に基づいて
主軸の回動角度を旋回台の旋回角度に同期させる制御装
置を備えたことをその要旨とする。
【0009】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、ま
ず、工具を主軸に取着し、砥石駆動手段を駆動すること
により研削砥石を回転させる。そして、工具の刃部を研
削砥石に当接させることにより、該工具の刃部が研削さ
れる。このとき、旋回台を旋回させると主軸は該旋回台
の旋回に同期した回動角度で回動する。従って、工具の
刃部は主軸とともに回動し、該工具の刃部の各部位が研
削砥石により順次研削される。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、第1の角度検出手段が旋回台の
旋回角度を検出し、第2の角度検出手段が主軸の回動角
度を検出する。このとき、制御装置は該第1の角度検出
手段と第2の角度検出手段からの検出信号に基づいて主
軸の回動角度を旋回台の旋回角度に同期させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図8に従って説明する。図1は、工具研削盤1を示す概
略斜視図である。
【0012】この工具研削盤1の脚体部2上部には、ベ
ース3が固着されている。このベース3には略直方体状
に形成されたテーブル4が左右動(図中矢印A方向)可
能に設けられている。このテーブル4はベース3に設け
られたハンドル7を操作することにより左右動できるよ
うになっている。このテーブル4には、略半円形上に形
成された摺動体6が設けられている。この摺動体6の上
面には円弧状に形成されるとともに、摺動部6aが形成
されている。尚、ハンドル5は後記する砥石軸頭22等
を前後動(矢印B方向)させることができるようになっ
ている。
【0013】この摺動体6には回動可能に回動軸6bが
挿通されている。この回動軸6bには、旋回台8が取着
されている。この旋回台8は該回動軸6bに挿通された
略円柱体状の基端部8aと、該基端部8aから延びる略
直方体状のプレート部8bとから構成されている。そし
て、この旋回台8は回動軸6bとともに回動可能に設け
られている。即ち、旋回台8は摺動体6の摺動部6a上
を摺動しながら回動軸6bとともに旋回するようになっ
ている。
【0014】図3は、旋回台8を上方から見た場合にお
ける該旋回台8の旋回範囲を模式的に示した図である。
この旋回台8の旋回範囲は、テーブル4の長手方向と平
行な右方の位置(右基端位置)から正面部を介して左基
端位置までの約180°の範囲に設定されており、該旋
回台8はこの旋回範囲内において、該旋回台8を上方か
ら見た場合における時計回り及び反時計回りのいずれに
も旋回できるようになっている。更に、この回動軸6b
の下端には第1の角度検出手段としての第1のエンコー
ダ9が取着されており、旋回台8の旋回角度を検出する
ようになっている。
【0015】図1に示すように、この旋回台8のプレー
ト部8b上面には略直方体状の第1の移動体10が該旋
回台8の長手方向に対して往復動可能に設けられてい
る。即ち、第1の移動体10において、前記回動軸6b
とは反対側に設けられたハンドル11を操作することに
より、該旋回台8の長手方向に対して往復動できるよう
になっている。この第1の移動体10の上面には、第2
の移動体12が載置されている。この第2の移動体12
は前記第1の移動体10の移動方向とは直交する向きに
往復動可能に設けられている。この第2の移動体12は
図示しないハンドルを操作することにより、前記第1の
移動体10の移動方向とは直交する向きに往復動できる
ようになっている。
【0016】第2の移動体12の上面には、主軸台13
が載置されている。この主軸台13の上部には主軸頭1
4が軸15を中心に傾動可能に設けられている。この主
軸頭14内には、回動可能に主軸16が配設されてい
る。尚、この主軸16の回動方向は前記回動軸6bから
見て該主軸16が反時計回りに回動する場合を正回転、
時計回りに回動する場合を逆回転とする。又、この主軸
16の先端部にはチャック17が設けられている。この
チャック17は該主軸16とともに回動するとともに、
工具としてのエンドミルEを把持するようになってい
る。即ち、チャック17は所定の範囲内における径のエ
ンドミルEを所定の力で把持できるようになっている。
【0017】更に、主軸頭14の基端部には前記主軸1
6を回動させるサーボモータからなる主軸駆動モータ1
8が設けられ、その上部には該主軸駆動モータ18の回
動角度を検出する第2の角度検出手段としての第2のエ
ンコーダ19が設けられている。又、主軸駆動モータ1
8の後部には、前記主軸16を手動で回動させるための
ハンドル20が設けられている。
【0018】又、前記ベース3において、テーブル4の
後部には、ジャバラ21内に立設された図示しない軸部
材等に沿って砥石軸頭22が上下動可能に設けられてい
る。この砥石軸頭22はハンドル23を操作することに
より上下動するようになっている。更に、この砥石軸頭
22は水平方向に旋回可能に設けられている。
【0019】更に、砥石軸頭22には、砥石軸22aが
挿通されており、この砥石軸22aの両側には砥石G
1,G2が固着されている。これら砥石G1,G2は粒
度又は形状等が異なっており、該砥石軸頭22を旋回さ
せることにより研削すべきエンドミルEの種類等に応じ
て適宜に選択される。
【0020】そして、この砥石軸頭22には、該砥石G
1,G2を回転駆動するための誘導モータからなる砥石
軸駆動手段としての砥石駆動モータ24が設けられてい
る。この砥石駆動モータ24はカバー25内に設けられ
た動力伝達手段及び前記砥石軸22a等を介して砥石G
1,G2を回転させるようになっている。
【0021】即ち、ハンドル5を操作することにより砥
石軸等22に設けられた砥石G1,G2が前後動できる
ようになっている。又、この工具研削盤1には、制御装
置Cが設けられている。この制御装置Cには操作パネル
26が接続されている。この操作パネル26には、旋回
台8の旋回角度を表示する表示部27、操作つまみ及び
操作ボタン等の各種の操作部28が設けられている。即
ち、作業者はこれら各種の操作部28等を操作すること
により、研削に関する各種のデータを制御装置Cに入力
できるようになっている。このとき、制御装置Cはこれ
ら各種データに基づいて工具研削盤1を制御するように
なっている。
【0022】図5は、この工具研削盤1により研削され
るエンドミルEの正面図を示し、図6,図7は、その側
面図を示している。このエンドミルEはボールエンドミ
ルであって、その先端部Eaは球状に形成されている。
そして、図6に示すように、先端部Eaの略中央部分か
ら基端部に向かって2枚の刃部としての切刃29が時計
回りの方向に捩じれた状態で形成されている。図6に示
すように、この切刃29の捩じれの程度を示す捩じれ角
α°は本実施例では30°となっている。
【0023】そして、この切刃29の表面が逃げ面3
0、この切刃29の裏面が刃裏部31(すくい面)とな
っている。このとき、逃げ面30及び刃裏部31は前記
切刃29と同様の捩じれ角α°で捩じれている。
【0024】次に、上記のように構成された工具研削盤
1の電気的構成について説明する。図8に示すように、
制御装置Cの入力側には、第1のエンコーダ9、第2の
エンコーダ19及び操作パネル26の各種操作部28が
接続されている。又、制御装置Cの出力側には、主軸駆
動モータ18、砥石軸駆動モータ24及び表示部27が
接続されている。
【0025】このとき、第1のエンコーダ9は旋回台8
の旋回角度を検出し、その旋回角度を示す旋回角度信号
を制御装置Cに出力する。第2のエンコーダ19は主軸
駆動モータ18の回動角度を検出し、その回動角度を示
す回動角度信号を制御装置Cに出力する。
【0026】又、作業者は操作パネル26の各種の操作
部28を操作して、研削するエンドミルEの刃数を示す
刃数データ及び捩じれ角を示す捩じれ角データ等の研削
のためのデータを制御装置Cに出力する。
【0027】更に、作業者は操作パネル26の所定の操
作部28を操作することにより、リセット信号を制御装
置Cに出力する。制御装置Cは操作パネル26からリセ
ット信号が出力されると、その出力された時点での旋回
台8の位置を基準位置(旋回角度が0°の位置)に設定
し、その基準位置からの旋回台8の角度を旋回角度とし
て演算する。又、制御装置Cはリセット信号が出力され
た時点での主軸駆動モータ18の主軸16の回動位置を
基準位置(回動角度が0°の位置)に設定する。
【0028】制御装置Cは捩じれ角のデータ及び旋回台
8の旋回角度等に基づいて主軸16の回動角度を演算す
る。即ち、制御装置Cは主軸16の回動角度を旋回角度
に所定の割合kを乗ずることにより演算する。この所定
の割合kは前記捩じれ角のデータ等に基づいて適宜に演
算される。
【0029】制御装置Cは第2のエンコーダ19からの
回動検出信号に基づいて、主軸6が演算された回動角度
になるまで主軸駆動モータ18を駆動して、該主軸16
を回動させる。
【0030】即ち、制御装置Cは第1のエンコーダ9及
び第2のエンコーダ19からの旋回角度信号及び回動角
度信号に基づいて主軸16の回動角度を旋回台8の旋回
角度に同期させる。つまり、作業者が例えばハンドル1
1を握って旋回台8を旋回させると、主軸16は常に旋
回角度に対して所定の割合kを乗じた回動角度で回動す
る。このとき、旋回台8を時計回りに旋回させた場合に
は、制御装置Cは主軸16を旋回台8の旋回角度に同期
させて正回転させる。又、旋回台8を反時計回りに旋回
させた場合には、制御装置Cは主軸16を旋回台8の旋
回角度に同期させて逆回転させる。
【0031】制御装置Cは旋回台8の旋回角度を操作パ
ネル26の表示部27に表示させる。制御装置Cは各種
操作部28からの指令信号に基づいて所望の回転数で砥
石軸モータ24を回転させる。
【0032】次に、上記のように構成された工具研削盤
1により工具の刃部としてエンドミルEの刃裏を研削す
る場合について説明する。尚、説明の便宜上砥石G1に
よりエンドミルEの刃裏部31を研削するものとする。
【0033】まず、作業者は研削すべきエンドミルEの
捩じれ角及び刃数等のデータを操作パネル26の各操作
部29を操作して、制御装置Cに出力する。すると、制
御装置は捩じれ角のデータに基づいて所定の割合kを演
算する。
【0034】図2に示すように、作業者はチャック17
にエンドミルEを取着する。そして、主軸頭14を軸1
5を中心にエンドミルEの先端部が下方になるように捩
じれ角と同一角度(本実施例では30°)だけ傾動させ
る。この状態から主軸16を手動で回動させ、図4
(a)に示すように、エンドミルEの先端部の刃裏部3
1が水平となるように位置決めする。そして、旋回台8
を右基端部から略90°の位置(研削開始位置)に旋回
台8を位置決めする。この状態において、操作パネル2
6の操作部28を操作して、制御装置Cにリセット信号
を出力する。すると、制御装置Cはそのリセット信号に
従って、該リセット信号が出力された時点での旋回台8
及び主軸16の位置をそれぞれの旋回角度及び回動角度
の基準位置に設定する。即ち、旋回台8の旋回角度は研
削開始位置が基準位置に設定され、主軸16の回動角度
は該主軸16に取着されたエンドミルEの先端部の刃裏
部31が水平となる位置が基準位置に設定される。この
とき、操作パネル26の表示部27には「0°」が表示
される。そして、制御装置Cには第1のエンコーダ9及
び第2のエンコーダ19からこれら各基準位置に基づく
旋回角度指令信号及び回動角度指令信号が順次出力され
る。
【0035】そして、テーブル4及び砥石軸頭22等を
適宜に移動させ、刃裏部31に砥石G1を当接させる。
この状態で、作業者は旋回台8を時計回りに旋回させ
る。このとき、制御装置Cは第1のエンコーダ9及び第
2のエンコーダ19からの旋回角度信号及び回転角度信
号に基づいて主軸16の回動角度を旋回台8の旋回角度
に同期させる。即ち、主軸16は前記所定の割合kに基
づいて旋回台8の旋回角度に同期して正回転する。つま
り、図4(a)に示すように、エンドミルEは矢印S方
向に旋回しながら、その旋回角度に同期した状態で、矢
印R方向に回転する。このとき、砥石G1は刃裏部31
を順次研削する。そして、図4(b)に示すように、作
業者は旋回台8を刃裏部31が確実に研削される範囲、
即ち、所定の角度(例えば70°)まで旋回台8を時計
回りに旋回させる。その後、作業者は旋回台8を反時計
回りに研削開始位置まで旋回させる。すると、主軸16
は所定の割合kに基づいて旋回台8の旋回角度に同期し
て逆回転する。このとき、刃裏部31は砥石G1により
順次研削される。
【0036】このように、作業者は刃裏部31が充分研
削されたと判断されるまで、研削開始位置から前記所定
の角度だけ旋回された位置までの範囲内で適宜に旋回台
8を往復動作させ、刃裏部31を研削する。このとき、
作業者は例えばエンドミルEの先端部における刃裏部3
1が充分に研削されていないと判断した場合には、研削
開始位置から前記所定の角度よりも小さい角度(例えば
5°)の範囲で適宜に旋回台8を往復動作させることに
より、先端部のみの刃裏部31の研削を行う。つまり、
作業者は旋回台8を所望の範囲で旋回させることによ
り、刃裏部31における所望の部分のみを研削する。
【0037】以上詳述したように本実施例によれば、手
動で旋回台8を旋回させることにより、刃裏部31の研
削状態を視認しながら刃裏部31が充分研削されるま
で、所望の回数だけ旋回台8を往復動作することができ
る。従って、刃裏部31を過剰に研削したり、未研削部
分を形成したりすることを防止できる。
【0038】又、作業者は旋回台8を所望の範囲で旋回
させることにより、容易に刃裏部31の所望の部分のみ
を研削することができる。このため、一部分のみに未研
削の部分が形成されている場合には、容易にその部分の
みを適宜に研削することができる。
【0039】更に、制御装置Cは第1のエンコーダ9及
び第2のエンコーダ19からの旋回角度信号及び回動角
度信号に基づいて主軸16の回動を旋回台8の旋回に同
期させている。従って、例えば機械的に旋回台8の旋回
角度と主軸16の回動角度とを同期する場合に比して、
複雑な機械的な機構を排することができるため工具研削
盤1を小型化することができる。
【0040】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施例において、砥石軸22aに砥石G1,
G2に代えて所望の形状又は粒度等の各種砥石を取着し
てもよい。
【0041】(2)上記実施例では、主軸駆動モータ1
8としてサーボモータを使用した。これを、サーボモー
タに代えてパルスモータを使用してもよい。 (3)上記実施例では、エンドミルEの刃部として刃裏
部31を研削した。このとき、刃部として逃げ面30を
研削してもよい。更に、例えば各種エンドミル及びドリ
ル等のヘリカル溝の研削を行ってもよい。
【0042】(4)上記実施例では、第1のエンコーダ
9及び第2のエンコーダ19に基づいて旋回台8の旋回
角度に対して主軸16の回動角度を電気的に同期させ
た。これを、各種の機械的構成に基づいて旋回台8の旋
回角度に対して主軸16の回動角度を機械的に同期させ
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
雑なプログラム等を作成することなく、手動で操作する
ことにより操作性に優れた工具研削盤を提供することが
できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例における工具研削
盤を示す斜視図である。
【図2】一実施例における工具研削盤を示す要部斜視図
である。
【図3】一実施例における旋回台の旋回方向を示す説明
図である。
【図4】(a),(b)は、一実施例において、エンド
ミル刃裏部を研削する状態を示す説明図である。
【図5】一実施例において、エンドミルを示す正面図で
ある。
【図6】一実施例において、エンドミルを示す側面図で
ある。
【図7】一実施例において、エンドミルを示す側面図で
ある。
【図8】一実施例における電気ブロック図である。
【図9】従来例におけるエンドミルを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
3…ベース、8…旋回台、9…第1の角度検出手段とし
ての第1のエンコーダ、16…主軸、19…第2の角度
検出手段としての第2のエンコーダ、24…砥石駆動手
段としての砥石軸モータ、30…刃部としての逃げ面、
31…刃部としての刃裏部、E…工具としてのエンドミ
ル、G…研削砥石、C…制御装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に手動で旋回可能に設けられた
    旋回台と、 旋回台上に設けられ、該旋回台の旋回に同期した回動角
    度となるよう回動する主軸と、 該主軸に着脱可能に設けられた工具と、 前記ベース上に設けられ、該工具の刃部を研削する研削
    砥石と、 該研削砥石を回転駆動するための砥石駆動手段とを備え
    たことを特徴とする工具研削盤。
  2. 【請求項2】 前記旋回台の旋回角度を検出する第1の
    角度検出手段を備えるとともに、前記主軸の回動角度を
    検出する第2の角度検出手段を備え、該第1の角度検出
    手段と第2の角度検出手段からの検出信号に基づいて主
    軸の回動角度を旋回台の旋回角度に同期させる制御装置
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の工具研削
    盤。
JP32030293A 1993-12-20 1993-12-20 工具研削盤 Pending JPH07171745A (ja)

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