JP2545025Y2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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JP2545025Y2
JP2545025Y2 JP6156191U JP6156191U JP2545025Y2 JP 2545025 Y2 JP2545025 Y2 JP 2545025Y2 JP 6156191 U JP6156191 U JP 6156191U JP 6156191 U JP6156191 U JP 6156191U JP 2545025 Y2 JP2545025 Y2 JP 2545025Y2
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JP
Japan
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work
grindstone
rotated
rotation
housing
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JP6156191U
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JPH0516124U (ja
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登 長瀬
政男 山口
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Nagase Integrex Co Ltd
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Nagase Integrex Co Ltd
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は研削盤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、研削盤50の
ワークテーブル51に取付固定されたワーク52を碁盤
の目状にダイシング加工する場合、まずワークテーブル
51を研削盤50のワークテーブル51を左右方向(図
6において紙面と直交する方向)に往復動させて回転す
る砥石53により縦目を形成する。その後、ワーク52
が取付固定されている状態から該ワーク52を水平方向
に90度回転させる。そして、ワークテーブル51を研
削盤50のワークテーブル51を再び左右方向に往復動
させて回転する砥石53により前記ワーク52に横目を
形成する。これにより、ワーク52の上面を碁盤の目状
にダイシング加工することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
テーブル51に取付固定されるワーク52が長くなけれ
ばワーク52を90度水平方向に回転させてダイシング
加工することができる。しかし、ワーク52が長くなる
と該ワーク52を90度水平方向に回転させたとき、研
削盤50のコラム54にワーク52が干渉してしまう。
この結果、ワーク52を90度回転させてダイシング
工することができなくなるという問題がある。
【0004】又、ワーク52のヘリカルスキャン研削を
行う場合、該ワーク52を若干回転させた状態、つまり
ワークテーブル51に対してワーク52が平行でない状
態で固定し、回転する砥石53によりワーク52を研削
する。このとき、ワーク52が大きくなると該ワーク5
2の回転作業が大変面倒である。
【0005】又、ワーク52が長くなってもワークテー
ブル51からコラム54までの距離を長くすればワーク
52を回転させることができるが、その分研削盤50が
大型化してしまうという問題がある。
【0006】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はダイシング加工、ヘリカ
ルスキャン研削等を行うときのワークの回転作業を不要
とするとともに、大型化を防止する研削盤を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するため、コラムヘッドに設けられた駆動機構により
回転する砥石によりワークテーブルに取付固定されたワ
ークを研削加工する研削盤において、前記砥石及び駆動
機構を回転支持機構により水平方向に回転するように前
記コラムヘッドに設け、この回転支持機構の回転中心を
砥石の幅方向の中心線上に設けたことをその要旨とす
る。
【0008】
【作用】従って、コラムヘッドに設けられた駆動機構に
より回転する砥石は回転支持機構により水平方向に回転
する。このとき、回転支持機構の回転中心を砥石の幅方
向の中心線上に設けたため、砥石を水平方向に回転させ
たとき、自己を中心として回転するため、砥石の位置は
変化することがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図1に示すように、研削盤の本
体1にはベース2が設けられ、該ベース2の上面にはワ
ークテーブル3が移動可能に設けられている。つまり、
図示しない駆動機構により前記ワークテーブル3は左右
方向(図1において、紙面と直交する方向)及び前後方
向(図1において、左右方向)に往復動するようになっ
ている。又、前記ワークテーブル3の上面にはワーク4
が取付固定されている。
【0010】前記本体1の奥部(図1において右側)に
はコラム5が立設されている。前記コラム5の前面には
昇降可能なコラムヘッド6が設けられている。前記コラ
ムヘッド6の先端内部にはベアリング7によって水平方
向に回転可能な回転軸8が配設されている。又、前記回
転軸8の下端にはハウジング9が固着されている。従っ
て、ハウジング9は回転軸8の回転により前記コラムヘ
ッド6の下面を摺接するように水平方向に回転するよう
になっている。
【0011】前記ハウジング9には水平状態となるスピ
ンドル10が回転可能に挿通支持されている。そして、
前記スピンドル10の先端にはワークテーブル3に取付
固定されたワーク4を研削加工する砥石15が装着され
ている。又、前記スピンドル10における基端のプーリ
11にはベルト12が掛けられ、該ベルト12は前記ハ
ウジング9に装着されたモータ13のプーリ14に掛け
られている。従って、モータ13の駆動によりベルト1
2を介してスピンドル10及び砥石15を回転させ、ワ
ーク4を研削加工することができる。
【0012】又、前記ハウジング9を水平方向に回転し
たときの回転中心、つまり回転軸8の垂直方向の中心線
は前記砥石15の幅方向の中心線と一致させ、一直線状
になるように砥石15をスピンドル10の先端に装着し
ている。
【0013】前記コラムヘッド6の下面には空間部16
が形成され、前記ハウジング9に形成されたねじ軸17
が該コラムヘッド6を挿通して空間部16に位置するこ
とができるようになっている。又、前記空間部16に位
置することができるねじ軸17にはロック用のナット1
8が螺入され、このナット18を締め付けることによ
り、前記ハウジング9をコラムヘッド6に対して固定す
ることができるようになっている。
【0014】又、図2〜図4に示すように、前記コラム
ヘッド6の左側面(図2参照)には延出部19が一体形
成されている。この延出部19には前記回転軸8を中心
とした4分の1となる円弧状の案内溝20が形成されて
いる。この案内溝20には前記ねじ軸17が挿通されて
いる。従って、ナット18を緩めて前記ハウジング9を
水平方向に回転させたとき、回転軸8を中心にねじ軸1
7は案内溝20に沿って回動するようになっている。そ
して、図4に示すようにハウジング9を任意回動させた
後、ナット18を締め付けることにより、該ハウジング
9をコラムヘッド6に対して固定することができるよう
になっている。
【0015】前記回転軸8の上端にはカービックカップ
リングを構成する第1ギア21が固着されている。又、
前記第1ギア21に噛合する第2ギア22の支軸23は
コラムヘッド6に対して回転可能に設けられ、該支軸2
3の先端はコラムヘッド6を挿通して上部に突出した状
態となっている。前記コラムヘッド6の上部に突出した
支軸23には、前記回転軸8の回転量を検出するロータ
リエンコーダ24が設けられている。このロータリエン
コーダ24はコラムヘッド6の上面に固定された支持ブ
ロック25に対して固着されている。そして、前記ロー
タリエンコーダ24によって検出した回転軸8の回転量
となる検出信号は図示しない制御装置に出力されるよう
になっている。
【0016】更に、前記コラムヘッド6の上面には図示
しない制御装置により駆動制御される駆動モータ26が
設けられ、該駆動モータ26のプーリ27と前記第1ギ
ア21とがタイミングベルト28によって連結されてい
る。従って、ナット18を緩めた状態で、駆動モータ2
6の駆動によりタイミングベルト28を介して第1ギア
21を回転させることができるようになっている。これ
により、回転軸8及び支軸23が同一方向に回転するた
め、この回転量をロータリエンコーダ24が検出し、こ
の検出信号を制御装置に出力するようになっている。
又、回転軸8の回転によりハウジング9が回転するよう
になっている。
【0017】次に、上記のように構成された研削盤の作
用について説明する。ワーク4の上面をダイシング加工
する際、まず、図1,図3に示すように、ナット18を
締め付けてハウジング9をコラムヘッド6に対して固定
し、ワーク4と砥石15とを平行状態とする。この状態
でモータ13を駆動し、ベルト12を介してスピンドル
10及び砥石15を回転させる。又、図示しない駆動機
構によりワークテーブル3を水平方向に往復動させて回
転する砥石15によりワーク4の上面を研削して縦目を
形成する。その後、ワーク4の上面に横目を形成するた
め、ナット18を緩めてハウジング9をコラムヘッド6
に対して水平方向に回転可能な状態にする。
【0018】そして、砥石15を90度回転させるべく
作業者はこのデータを図示しない制御装置に入力する。
すると、図示しない制御装置は前記入力データに基づい
て駆動モータ26を駆動させる。これにより、前記駆動
モータ26の駆動によりタイミングベルト28を介して
第1ギア21が回転し、これに追従して第2ギア22及
び支軸23が回転する。この回転量をロータリエンコー
ダ24が検出し、検出信号を制御装置に出力する。
【0019】又、前記第1ギア21の回転により回転軸
8及びハウジング9が回転する。このとき、砥石15の
垂直中心線はハウジング9を回転させる回転軸8の回転
中心線と一致させているため、砥石15は回転移動する
ことなく、その位置にて回転する。更に、前記ロータリ
エンコーダ24からの検出信号に基づいて制御装置は砥
石15が90度回転したと判断すると、駆動モータ26
の駆動が停止する。
【0020】その後、ナット18を締め付けることによ
りハウジング9はコラムヘッド6に対して固定された状
態となる。そして、前記モータ13を回転してスピンド
ル10及び砥石15を回転させる。又、図示しない駆動
機構によりワークテーブル3を長手方向に往復動させ、
回転する砥石15によりワーク4の上面に横目を形成す
る。この結果、ワーク4の上面に碁盤の目状を形成する
ダイシング加工を行うことができる。
【0021】又、砥石15の垂直中心線と回転軸8の中
心線とを一致させているため、ハウジング9を回転させ
て砥石15の角度を変更しても、該砥石15は回転移動
することなく、その場所で回転する。従って、砥石15
がワークテーブル3の上面から他の場所に移動してしま
うことを防止することができる。
【0022】更に、ワーク4が長くなっても砥石15の
回転角度を変更すればダイシング加工、ヘリカルスキャ
ン研削を容易に行うことができる。これにより、研削盤
のワークテーブル3からコラム5までの距離を大きくす
る必要がなく、研削盤の大型化を防止することができ
る。又、砥石の回転角度は制御装置によって制御される
ため、角度変更作業を容易に行うことができる。
【0023】又、本実施例においては、ロータリエンコ
ーダ24からの検出信号に基づく制御装置によりハウジ
ング9を回転させて、砥石15の回転角度を調整した
が、図5に示すように、作業者が手動にてハウジング9
を回転させて砥石15の回転角度を調整するように構成
することも可能である。
【0024】本実施例においては、砥石の回転角度の範
囲を90度としたがこの範囲は限定されるものでない。
【0025】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、ダ
イシング加工、ヘリカルスキャン研削等を行うときのワ
ークの回転作業を不要とするとともに、大型化を防止す
ることができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る研削盤の側面図である。
【図2】コラムヘッドの側面に延出部を形成したことを
示す正面図である。
【図3】研削盤の平面図である。
【図4】ハウジングを回転させて砥石を所定の角度回転
させた状態を示す説明図である。
【図5】別例を示す研削盤の側面図である。
【図6】従来の研削盤を示す側面図である。
【符号の説明】
3…ワークテーブル、4…ワーク、6…コラムヘッド、
8…回転支持機構としての回転軸、10…駆動機構とし
てのスピンドル、13…駆動機構としてのモータ、15
…砥石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムヘッドに設けられた駆動機構によ
    り回転する砥石によりワークテーブルに取付固定された
    ワークを研削加工する研削盤において、 前記砥石及び駆動機構を回転支持機構により水平方向に
    回転するように前記コラムヘッドに設け、この回転支持
    機構の回転中心を砥石の幅方向の中心線上に設けたこと
    を特徴とする研削盤。
JP6156191U 1991-08-05 1991-08-05 研削盤 Expired - Lifetime JP2545025Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6156191U JP2545025Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6156191U JP2545025Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 研削盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516124U JPH0516124U (ja) 1993-03-02
JP2545025Y2 true JP2545025Y2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=13174650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6156191U Expired - Lifetime JP2545025Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545025Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8148298B2 (en) 2006-03-29 2012-04-03 Ricoh Company, Ltd. Method for cleaning reversible thermosensitive recording medium, and image processing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8148298B2 (en) 2006-03-29 2012-04-03 Ricoh Company, Ltd. Method for cleaning reversible thermosensitive recording medium, and image processing method

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Publication number Publication date
JPH0516124U (ja) 1993-03-02

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