JPH08141837A - チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置 - Google Patents
チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置Info
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- JPH08141837A JPH08141837A JP31746994A JP31746994A JPH08141837A JP H08141837 A JPH08141837 A JP H08141837A JP 31746994 A JP31746994 A JP 31746994A JP 31746994 A JP31746994 A JP 31746994A JP H08141837 A JPH08141837 A JP H08141837A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップソー側面研磨機における回転砥石の外
周が磨耗した場合、その磨耗量だけ回転砥石の位置を補
正し、チップの側面を連続して正確に研磨することにあ
る。 【構成】 チップソー側面研磨機の左右の回転砥石によ
り、チップソーの一個のチップを所定寸法に研磨し、後
退した回転砥石間に位置する測定杆を、回転砥石に接触
するまで左及び右に移動させて、左右の回転砥石の初期
の後退位置を測定した後、多数のチップを所定寸法に研
磨して外周が磨耗した左右の回転砥石が後退したとき、
前記測定杆を測定位置まで移動し、この測定杆に接触す
るまで回転砥石を移動させることにより、磨耗した回転
砥石の後退位置を補正し、チップを連続して所定寸法に
正確に研磨する方法、及びその装置。
周が磨耗した場合、その磨耗量だけ回転砥石の位置を補
正し、チップの側面を連続して正確に研磨することにあ
る。 【構成】 チップソー側面研磨機の左右の回転砥石によ
り、チップソーの一個のチップを所定寸法に研磨し、後
退した回転砥石間に位置する測定杆を、回転砥石に接触
するまで左及び右に移動させて、左右の回転砥石の初期
の後退位置を測定した後、多数のチップを所定寸法に研
磨して外周が磨耗した左右の回転砥石が後退したとき、
前記測定杆を測定位置まで移動し、この測定杆に接触す
るまで回転砥石を移動させることにより、磨耗した回転
砥石の後退位置を補正し、チップを連続して所定寸法に
正確に研磨する方法、及びその装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップソー側面研磨機
における回転砥石の外周が磨耗した場合、その磨耗量だ
け回転砥石の位置を補正するチップソー側面研磨機にお
ける回転砥石の位置補正方法、及びその装置に関するも
のである。
における回転砥石の外周が磨耗した場合、その磨耗量だ
け回転砥石の位置を補正するチップソー側面研磨機にお
ける回転砥石の位置補正方法、及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のチップソー側面研磨機は、本体上
に左右方向へ移動する左右一対の切り込みテーブルと、
前後方向へ移動する左右一対のトラバーステーブルを上
下に配設し、上側の左右のテーブル上にそれぞれ回転砥
石を配設したものが一般に使用され、実公昭60−19
45号公報にも開示されている。
に左右方向へ移動する左右一対の切り込みテーブルと、
前後方向へ移動する左右一対のトラバーステーブルを上
下に配設し、上側の左右のテーブル上にそれぞれ回転砥
石を配設したものが一般に使用され、実公昭60−19
45号公報にも開示されている。
【0003】この従来の側面研磨機は、前記トラバース
テーブルと切り込みテーブルを駆動することにより、回
転砥石を前後及び左右に往復動させて、チップソーにお
ける一個のチップの左右両側面を所定寸法に仕上げ、そ
の際の左右の回転砥石が後方へ退避した位置を基に、多
数枚のチップソーを研磨し、所定刃数のチップを研磨し
た後、側面研磨機から取外したチップソーの最後に研磨
したチップが、台金から左右へどの程度突出しているか
をマイクロメータ等で測定し、最初の所定突出量より大
きくなった分だけ、左右の切り込みテーブルを手動の微
調整ハンドルにより内側に移動させることにより、左右
の回転砥石の後退位置を補正し、新たなチップソーを研
磨していた。
テーブルと切り込みテーブルを駆動することにより、回
転砥石を前後及び左右に往復動させて、チップソーにお
ける一個のチップの左右両側面を所定寸法に仕上げ、そ
の際の左右の回転砥石が後方へ退避した位置を基に、多
数枚のチップソーを研磨し、所定刃数のチップを研磨し
た後、側面研磨機から取外したチップソーの最後に研磨
したチップが、台金から左右へどの程度突出しているか
をマイクロメータ等で測定し、最初の所定突出量より大
きくなった分だけ、左右の切り込みテーブルを手動の微
調整ハンドルにより内側に移動させることにより、左右
の回転砥石の後退位置を補正し、新たなチップソーを研
磨していた。
【0004】しかし、この回転砥石の設定位置の補正は
100分の1ミリメートル,乃至100分の3ミリメー
トル程度の、ごく小さな補正を手動で行わなければなら
ないので、微調整ハンドルにゲージが表示されていても
補正誤差を生じ易く、そのため研磨したチップの台金か
らの突出量に不揃いを生ずることがあった。また昨今は
側面研磨機にチップソーの自動供給装置が装着されてい
るが、この手動による位置補正が原因で、完全自動化を
図ることができなかった。
100分の1ミリメートル,乃至100分の3ミリメー
トル程度の、ごく小さな補正を手動で行わなければなら
ないので、微調整ハンドルにゲージが表示されていても
補正誤差を生じ易く、そのため研磨したチップの台金か
らの突出量に不揃いを生ずることがあった。また昨今は
側面研磨機にチップソーの自動供給装置が装着されてい
るが、この手動による位置補正が原因で、完全自動化を
図ることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のチップソー側面研磨機における回転砥石の位置補
正方法、及びその装置の欠点を解消し、正確なチップの
側面研磨ができ、また側面研磨機の自動化を図ることが
できる回転砥石の位置補正方法、及びその装置を提供し
ようとするものである。
従来のチップソー側面研磨機における回転砥石の位置補
正方法、及びその装置の欠点を解消し、正確なチップの
側面研磨ができ、また側面研磨機の自動化を図ることが
できる回転砥石の位置補正方法、及びその装置を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチップソー
側面研磨機における砥石の位置補正方法は、チップソー
側面研磨機におけるトラバース動作及び切り込み動作を
する左右一対の回転砥石により、チップソーの一個のチ
ップの側面を所定寸法に研磨し、そのチップの側面に接
触している左右の回転砥石を後方へ退避させ、後退した
左右の回転砥石間に位置する測定杆を、一方の回転砥石
及び他方の回転砥石に接触するまで左及び右に移動させ
ることにより、左右の回転砥石の初期の後退位置を測定
した後、多数のチップを研磨して外周が磨耗した左右の
回転砥石が後退したとき、測定杆を一方の回転砥石の初
期の後退位置まで移動させて、一方の回転砥石を測定杆
に接触するまで移動させ、次に測定杆を他方の回転砥石
側に移動させて、他方の回転砥石を測定子に接触するま
で移動させることにより、左右の回転砥石の後退位置を
補正しようとするものである。
側面研磨機における砥石の位置補正方法は、チップソー
側面研磨機におけるトラバース動作及び切り込み動作を
する左右一対の回転砥石により、チップソーの一個のチ
ップの側面を所定寸法に研磨し、そのチップの側面に接
触している左右の回転砥石を後方へ退避させ、後退した
左右の回転砥石間に位置する測定杆を、一方の回転砥石
及び他方の回転砥石に接触するまで左及び右に移動させ
ることにより、左右の回転砥石の初期の後退位置を測定
した後、多数のチップを研磨して外周が磨耗した左右の
回転砥石が後退したとき、測定杆を一方の回転砥石の初
期の後退位置まで移動させて、一方の回転砥石を測定杆
に接触するまで移動させ、次に測定杆を他方の回転砥石
側に移動させて、他方の回転砥石を測定子に接触するま
で移動させることにより、左右の回転砥石の後退位置を
補正しようとするものである。
【0007】本発明に係るチップソー側面研磨機におけ
る砥石の位置補正装置は、チップソーの後方に退避した
左右の回転砥石を、チップソーにおけるチップの左右両
側に前進させ、且つ前進位置でトラバース動作及び切り
込み動作をしてチップの左右両側面を同時に研磨するチ
ップソー側面研磨機において、前記チップソーの後方位
置に退避した左右の回転砥石間に、左右動する測定杆を
設け、該測定杆には左右の回転砥石の後退位置を設定す
るストップ装置を対設している。
る砥石の位置補正装置は、チップソーの後方に退避した
左右の回転砥石を、チップソーにおけるチップの左右両
側に前進させ、且つ前進位置でトラバース動作及び切り
込み動作をしてチップの左右両側面を同時に研磨するチ
ップソー側面研磨機において、前記チップソーの後方位
置に退避した左右の回転砥石間に、左右動する測定杆を
設け、該測定杆には左右の回転砥石の後退位置を設定す
るストップ装置を対設している。
【0008】また測定杆の上端を、左右動する可動体に
回動自在に軸支し、この測定杆には回転砥石の衝突時に
左右の回転砥石の微調整用モータを停止させるセンサを
対設している。
回動自在に軸支し、この測定杆には回転砥石の衝突時に
左右の回転砥石の微調整用モータを停止させるセンサを
対設している。
【0009】
【作用】図3,図4に示すように、所定の寸法に仕上げ
たチップ57の側面に外周が接触している左右一対の回
転砥石14,15をチップソー56の後方へ退避させ、
図5に鎖線で示すように、この回転砥石14,15の外
周面に測定杆12(測定杆12の下端に設けた測定子1
3)が接触するまで左及び右に移動させ、その左及び右
の接触位置で測定杆12が停止するようにストップ装置
を調整する。このストップ位置P1,P2が初期の設定
位置である。
たチップ57の側面に外周が接触している左右一対の回
転砥石14,15をチップソー56の後方へ退避させ、
図5に鎖線で示すように、この回転砥石14,15の外
周面に測定杆12(測定杆12の下端に設けた測定子1
3)が接触するまで左及び右に移動させ、その左及び右
の接触位置で測定杆12が停止するようにストップ装置
を調整する。このストップ位置P1,P2が初期の設定
位置である。
【0010】上記設定作業の後、従来と同様に後退して
いる回転砥石14,15を前進させると共に、トラバー
ス動作及び切り込み動作させ、予め設定した刃数のチッ
プソー56を研磨して、外周が磨耗し僅かに小径になっ
た回転砥石が、図8(a)に示すようにチップソー56
の後方へ退避したとき、図8(b)に示すように測定杆
12(測定子13)を左側のストップ位置P1まで移動
させた後、図8(c)に示すように左の回転砥石14
を、その外周面が測定杆12(測定子13)に衝突する
まで右に移動させると、左の回転砥石14の初期の設定
位置が磨耗量だけ内側に補正される。
いる回転砥石14,15を前進させると共に、トラバー
ス動作及び切り込み動作させ、予め設定した刃数のチッ
プソー56を研磨して、外周が磨耗し僅かに小径になっ
た回転砥石が、図8(a)に示すようにチップソー56
の後方へ退避したとき、図8(b)に示すように測定杆
12(測定子13)を左側のストップ位置P1まで移動
させた後、図8(c)に示すように左の回転砥石14
を、その外周面が測定杆12(測定子13)に衝突する
まで右に移動させると、左の回転砥石14の初期の設定
位置が磨耗量だけ内側に補正される。
【0011】次に図8(c)の状態において、図8
(d)に示すように測定杆12(測定子13)を右のす
トップ位置P2まで移動させた後、図8(e)に示すよ
うに右の回転砥石15をその外周面が測定杆12(測定
子13)に衝突するまで左に移動させると、右の回転砥
石15の初期の設定位置が磨耗量だけ内側に補正され
る。
(d)に示すように測定杆12(測定子13)を右のす
トップ位置P2まで移動させた後、図8(e)に示すよ
うに右の回転砥石15をその外周面が測定杆12(測定
子13)に衝突するまで左に移動させると、右の回転砥
石15の初期の設定位置が磨耗量だけ内側に補正され
る。
【0012】また請求項3に示すように測定杆12の上
端を可動体6に回動自在に軸支し、測定杆12に微調整
用モータを停止させるセンサ19,20を対設するとき
は、回転砥石14又は15の測定杆12(測定子12)
への衝突により、測定杆12が僅かに回動してセンサ1
9,又は20が働き、左右の回転砥石14又は15の微
調整用モータ60又は61が停止する。
端を可動体6に回動自在に軸支し、測定杆12に微調整
用モータを停止させるセンサ19,20を対設するとき
は、回転砥石14又は15の測定杆12(測定子12)
への衝突により、測定杆12が僅かに回動してセンサ1
9,又は20が働き、左右の回転砥石14又は15の微
調整用モータ60又は61が停止する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。図1及び図2は本実施例の装置を装着したチッ
プソー側面研磨機を示すものであり、図3乃至図8は本
装置の一実施例を示すものである。
明する。図1及び図2は本実施例の装置を装着したチッ
プソー側面研磨機を示すものであり、図3乃至図8は本
装置の一実施例を示すものである。
【0014】図1,図2に示すように、チップソー側面
研磨機における本体1の後部上方に設けた操作盤2の支
持フレーム3から支持板4を前方へ突出させ、この支持
板4上にベース5を取付け、更にベース5上に可動体6
を左右へ移動可能に重合している。
研磨機における本体1の後部上方に設けた操作盤2の支
持フレーム3から支持板4を前方へ突出させ、この支持
板4上にベース5を取付け、更にベース5上に可動体6
を左右へ移動可能に重合している。
【0015】前記可動体6は、その駆動装置であるエア
シリンダ7により左右動する。このエアシリンダ7は、
ベース支持板4に取付け、シリンダロッド8を可動体6
の後端に連結している。
シリンダ7により左右動する。このエアシリンダ7は、
ベース支持板4に取付け、シリンダロッド8を可動体6
の後端に連結している。
【0016】図3,図4に示すように、可動体6の前側
面には、センサハウジング9を介して軸受け筒10を突
設し、この軸受け筒10に支軸11を回動自在に支持さ
せ、該支軸11の前端から垂設した測定杆12の下端に
測定子13を水平に突設している。この測定子13は、
後退した左右の回転砥石14,15の間に位置してい
る。また前記支軸11の後端には左右方向の水平杆16
を設け、これをセンサハウジング9内に、左右両端が上
下に揺動し得るように収容している。
面には、センサハウジング9を介して軸受け筒10を突
設し、この軸受け筒10に支軸11を回動自在に支持さ
せ、該支軸11の前端から垂設した測定杆12の下端に
測定子13を水平に突設している。この測定子13は、
後退した左右の回転砥石14,15の間に位置してい
る。また前記支軸11の後端には左右方向の水平杆16
を設け、これをセンサハウジング9内に、左右両端が上
下に揺動し得るように収容している。
【0017】センサハウジング9内の底面左右には、水
平杆16を水平に保持するためのエアクッション17,
18を設け、これを水平杆16の左右の下面に当接し、
センサハウジング9内の上面左右には、水平杆16が傾
斜したこと、詰まり測定子13に回転砥石14,15が
接触したことを感知し、制御盤2を介して後記する微調
整用モータに電気信号を送る左の回転砥石用リニヤセン
サ19と右の回転砥石用リニヤセンサ20とを設けてい
る。
平杆16を水平に保持するためのエアクッション17,
18を設け、これを水平杆16の左右の下面に当接し、
センサハウジング9内の上面左右には、水平杆16が傾
斜したこと、詰まり測定子13に回転砥石14,15が
接触したことを感知し、制御盤2を介して後記する微調
整用モータに電気信号を送る左の回転砥石用リニヤセン
サ19と右の回転砥石用リニヤセンサ20とを設けてい
る。
【0018】また可動体6の左移動、及び右移動のスト
ローク、即ち測定杆12のストップ位置P1,P2はス
トップ装置により設定される。このストップ装置は、支
持板4に取付けた軸受21にネジ22を螺合させ、その
先端を可動体6の側面に対向させた左ストッパ23と、
支持板4に取付けた軸受24にネジ25を螺合させ、そ
の先端を可動体6の側面に対向させた右ストッパ26と
よりなり、この左右のストッパ23,26をそれぞれ調
整することにより、可動体6の左右のストロークが設定
され、回転砥石14又は15の初期の設定位置に測定子
13のストップ位置P1,P2が設定されるのである。
ローク、即ち測定杆12のストップ位置P1,P2はス
トップ装置により設定される。このストップ装置は、支
持板4に取付けた軸受21にネジ22を螺合させ、その
先端を可動体6の側面に対向させた左ストッパ23と、
支持板4に取付けた軸受24にネジ25を螺合させ、そ
の先端を可動体6の側面に対向させた右ストッパ26と
よりなり、この左右のストッパ23,26をそれぞれ調
整することにより、可動体6の左右のストロークが設定
され、回転砥石14又は15の初期の設定位置に測定子
13のストップ位置P1,P2が設定されるのである。
【0019】次に左右の回転砥石14,15の前後トラ
バースと切り込みの動作、及びその駆動装置は従来の場
合とほぼ同一であるから、その概略のみを図1,図2及
び図6,図7に基づいて説明する。
バースと切り込みの動作、及びその駆動装置は従来の場
合とほぼ同一であるから、その概略のみを図1,図2及
び図6,図7に基づいて説明する。
【0020】前記本体1上に設けた左右方向のレール2
7,28に、左右一対の切り込みテーブル29,30を
互いに左右に移動可能に支持させ、この切り込みテーブ
ル29,30上にそれぞれ設けた前後方向のレール3
1,32に左右一対の前後トラバーステーブル33,3
4を支持させ、このトラバーステーブル33,34上に
モータ35,36を固定し、これに前後方向のスピンド
ル37,38を接続し、その前端に前記回転砥石14,
15を取付けている。
7,28に、左右一対の切り込みテーブル29,30を
互いに左右に移動可能に支持させ、この切り込みテーブ
ル29,30上にそれぞれ設けた前後方向のレール3
1,32に左右一対の前後トラバーステーブル33,3
4を支持させ、このトラバーステーブル33,34上に
モータ35,36を固定し、これに前後方向のスピンド
ル37,38を接続し、その前端に前記回転砥石14,
15を取付けている。
【0021】本体1に設けた駆動源のモータ39により
回転する主軸40にトラバース用カム41を設け、この
トラバース用カム41とトラバーステーブル33,34
とをトラバース用アーム42、その他の連結装置43に
より連結し、トラバース用カム41の回転により、両テ
ーブル33,34がレール31,32に沿って前後方向
へ同時に進退し、且つ前進位置でトラバース動作をする
ように構成している。
回転する主軸40にトラバース用カム41を設け、この
トラバース用カム41とトラバーステーブル33,34
とをトラバース用アーム42、その他の連結装置43に
より連結し、トラバース用カム41の回転により、両テ
ーブル33,34がレール31,32に沿って前後方向
へ同時に進退し、且つ前進位置でトラバース動作をする
ように構成している。
【0022】また前記主軸40に設けた切り込み用カム
44と切り込みテーブル29,30とを、切り込み用ア
ーム45,46、その他の連結装置47,48により連
結している。
44と切り込みテーブル29,30とを、切り込み用ア
ーム45,46、その他の連結装置47,48により連
結している。
【0023】前記連結装置47,48は、本体1に支持
させた回動軸49,50の下端に前記切り込み用アーム
45,46を固定し、上端に揺動アーム51,52を固
定し、この揺動アーム51,52を、切り込みテーブル
29,30の下側に設けた枠体53,54に当接し、切
り込み用カム44の回転により、左右の切り込みテーブ
ル29,30がレール27,28に沿って互いに内側に
移動し、前記左右の枠体53,54間に設けたバネ55
の復帰力により互いに外側に移動することにより、切り
込み動作をするように構成している。
させた回動軸49,50の下端に前記切り込み用アーム
45,46を固定し、上端に揺動アーム51,52を固
定し、この揺動アーム51,52を、切り込みテーブル
29,30の下側に設けた枠体53,54に当接し、切
り込み用カム44の回転により、左右の切り込みテーブ
ル29,30がレール27,28に沿って互いに内側に
移動し、前記左右の枠体53,54間に設けたバネ55
の復帰力により互いに外側に移動することにより、切り
込み動作をするように構成している。
【0024】従って、左右一対のトラバーステーブル3
3,34上の左右の回転砥石14,15は、後退位置か
ら本体1の前部上方にセットしたチップソー56のチッ
プ57の位置までの間を進退し、前進位置でトラバース
動作をし、また前進位置においてチップ57の側面に対
して接離する方向に進退し、切り込み動作をする。
3,34上の左右の回転砥石14,15は、後退位置か
ら本体1の前部上方にセットしたチップソー56のチッ
プ57の位置までの間を進退し、前進位置でトラバース
動作をし、また前進位置においてチップ57の側面に対
して接離する方向に進退し、切り込み動作をする。
【0025】上記前後方向の進退とトラバース動作、及
び切り込み動作は、トラバース用カム41と切り込み用
カム44が一回転する間に、1サイクルの動作をし、一
個のチップ57が研磨される。
び切り込み動作は、トラバース用カム41と切り込み用
カム44が一回転する間に、1サイクルの動作をし、一
個のチップ57が研磨される。
【0026】次に左右の回転砥石14,15を補正する
ための左右方向への移動、即ち両回転砥石14,15が
後退した後、測定子13が停止しているストップ位置P
1までの左の回転砥石14の僅かな移動、及び測定子1
3が停止しているストップ位置P2までの右の回転砥石
15の僅かな移動は、下記の駆動装置により行う。
ための左右方向への移動、即ち両回転砥石14,15が
後退した後、測定子13が停止しているストップ位置P
1までの左の回転砥石14の僅かな移動、及び測定子1
3が停止しているストップ位置P2までの右の回転砥石
15の僅かな移動は、下記の駆動装置により行う。
【0027】図6,図7に示すように、切り込みテーブ
ル29,30の下面に固定した支持筒58,59に、回
転砥石の微調整用モータである左右の切り込み用ステッ
ピングモータ60,61を固定し、前記枠体53,54
に回転自在に軸架したボールねじ62,63にボールね
じナット64,65をそれぞれ螺合させ、これを支持筒
58,59に回転自在に嵌合し、更にボールねじナット
64,65の一側に固定したウォームホイール66,6
7をボールねじ62,63に遊嵌すると共に、このウォ
ームホイール66,67をステッピングモータ60,6
1により回転するウォーム68,69にそれぞれ噛合さ
せている。
ル29,30の下面に固定した支持筒58,59に、回
転砥石の微調整用モータである左右の切り込み用ステッ
ピングモータ60,61を固定し、前記枠体53,54
に回転自在に軸架したボールねじ62,63にボールね
じナット64,65をそれぞれ螺合させ、これを支持筒
58,59に回転自在に嵌合し、更にボールねじナット
64,65の一側に固定したウォームホイール66,6
7をボールねじ62,63に遊嵌すると共に、このウォ
ームホイール66,67をステッピングモータ60,6
1により回転するウォーム68,69にそれぞれ噛合さ
せている。
【0028】前記枠体53,54は、左右の切り込みテ
ーブル29,30の下面に設けた左右のレール70,7
1に沿って左右動するが、ボールねじ62,63及びボ
ールねじナット64,65を介して切り込みテーブル2
9,30の下面に吊下げられているため、ボールねじ6
2,63が回転しない限り、切り込みテーブル29,3
0に固定状態である。
ーブル29,30の下面に設けた左右のレール70,7
1に沿って左右動するが、ボールねじ62,63及びボ
ールねじナット64,65を介して切り込みテーブル2
9,30の下面に吊下げられているため、ボールねじ6
2,63が回転しない限り、切り込みテーブル29,3
0に固定状態である。
【0029】図8(a)に示すように所定枚数のチップ
ソー56を研磨して回転砥石14,15が後方へ退避し
たとき、図8(b)に示すようにエアシリンダ7により
可動体6を左側のストップ位置P1まで移動させた後、
図8(c)に示すようにステッピングモータ60により
左の回転砥石14を右移動させると、回転砥石14の外
周面が測定杆12の測定子13に当たり、測定杆12が
傾斜して回転砥石用リニヤセンサ19が働き、左のステ
ッピングモータ60が停止する。これで左の回転砥石1
4は磨耗量だけ設定位置が補正されたことになる。
ソー56を研磨して回転砥石14,15が後方へ退避し
たとき、図8(b)に示すようにエアシリンダ7により
可動体6を左側のストップ位置P1まで移動させた後、
図8(c)に示すようにステッピングモータ60により
左の回転砥石14を右移動させると、回転砥石14の外
周面が測定杆12の測定子13に当たり、測定杆12が
傾斜して回転砥石用リニヤセンサ19が働き、左のステ
ッピングモータ60が停止する。これで左の回転砥石1
4は磨耗量だけ設定位置が補正されたことになる。
【0030】図8(d)に示すように可動体6をエアシ
リンダ7により右側の設定位置P2まで移動させた後、
図8(e)に示すようにステッピングモータ61により
右の回転砥石15を左移動させると、回転砥石15の外
周面が測定杆12の測定子13に当たり、測定杆12が
傾斜して回転砥石用リニヤセンサ20が働き、右のステ
ッピングモータ61が停止する。これで右の回転砥石1
5は磨耗量だけ設定位置が補正されたことになる。
リンダ7により右側の設定位置P2まで移動させた後、
図8(e)に示すようにステッピングモータ61により
右の回転砥石15を左移動させると、回転砥石15の外
周面が測定杆12の測定子13に当たり、測定杆12が
傾斜して回転砥石用リニヤセンサ20が働き、右のステ
ッピングモータ61が停止する。これで右の回転砥石1
5は磨耗量だけ設定位置が補正されたことになる。
【0031】なお、図6,図7において、符号72及び
73は、最初のチップ57の左右両側面がチップソー5
6の台金から所定寸法で突出した状態に研磨仕上げする
ための微調整用手動ハンドルであり、微調整用手動ハン
ドル72は左のボールねじ62の外端に取付け、また微
調整用手動ハンドル73は左の枠体53を貫通し、更に
その先端を右の枠体54内に貫入した遠隔軸74に取付
けている。またこの遠隔軸74の先端に設けたギャ75
を右のボールネジ63に設けたギャ76に連結してい
る。従って手動ハンドル72を回転すると左の枠体52
と共に左の切り込みテーブル29が僅かに左右動し、手
動ハンドル73を回転すると右の枠体53と共に左の切
り込みテーブル30が僅かに左右動する。
73は、最初のチップ57の左右両側面がチップソー5
6の台金から所定寸法で突出した状態に研磨仕上げする
ための微調整用手動ハンドルであり、微調整用手動ハン
ドル72は左のボールねじ62の外端に取付け、また微
調整用手動ハンドル73は左の枠体53を貫通し、更に
その先端を右の枠体54内に貫入した遠隔軸74に取付
けている。またこの遠隔軸74の先端に設けたギャ75
を右のボールネジ63に設けたギャ76に連結してい
る。従って手動ハンドル72を回転すると左の枠体52
と共に左の切り込みテーブル29が僅かに左右動し、手
動ハンドル73を回転すると右の枠体53と共に左の切
り込みテーブル30が僅かに左右動する。
【0032】
【発明の効果】本発明のチップソー側面研磨機における
回転砥石の位置補正方法、及びその装置は、従来のチッ
プソー側面研磨機に実施することにより、熟練者でなく
ても磨耗した回転砥石の位置を正確に補正し、各チップ
の側面をチップソーの台金から所定の突出寸法に正確に
研磨することができる。
回転砥石の位置補正方法、及びその装置は、従来のチッ
プソー側面研磨機に実施することにより、熟練者でなく
ても磨耗した回転砥石の位置を正確に補正し、各チップ
の側面をチップソーの台金から所定の突出寸法に正確に
研磨することができる。
【0033】また所定個数のチップが研磨される毎に、
回転砥石の後退位置が補正されるため、連続的な側面研
磨ができ、従ってチップソー側面研磨機の自動化を図る
ことができる。
回転砥石の後退位置が補正されるため、連続的な側面研
磨ができ、従ってチップソー側面研磨機の自動化を図る
ことができる。
【図1】本発明に係る砥石の位置補正装置を備えたチッ
プソー側面研磨機の縦断正面図である。
プソー側面研磨機の縦断正面図である。
【図2】同上一部縦断側面図である。
【図3】同上実施例の要部を示す一部横断平面図であ
る。
る。
【図4】同上要部の一部縦断側面図である。
【図5】同上要部の一部縦断正面図である。
【図6】同上実施例における左右の回転砥石の駆動装置
を示す一部縦断正面図である。
を示す一部縦断正面図である。
【図7】同上一部横断平面図である。
【図8】本発明による回転砥石の補正順序を示す図であ
る。
る。
1 本体 6 可動体 7 可動体の駆動装置(エアシリンダ) 12 測定杆 13 測定子 14,15 回転砥石 19,20 センサ 29,30 切り込みテーブル 33,34 前後トラバーステーブル 39 モータ 56 チップソー 57 チップ 60,61 微調整用モータ(左右のステッピングモ
ータ)
ータ)
Claims (3)
- 【請求項1】 チップソー側面研磨機におけるトラバー
ス動作及び切り込み動作をする左右一対の回転砥石によ
り、チップソーの一個のチップの側面を所定寸法に研磨
し、そのチップの側面に接触している左右の回転砥石を
後方へ退避させ、後退した左右の回転砥石間に位置する
測定杆を、一方の回転砥石及び他方の回転砥石に接触す
るまで左及び右に移動させることにより、左右の回転砥
石の初期の後退位置を測定した後、多数のチップを研磨
して外周が磨耗した左右の回転砥石が後退したとき、測
定杆を一方の回転砥石の初期の後退位置まで移動させ
て、一方の回転砥石を測定杆に接触するまで移動させ、
次に測定杆を他方の回転砥石側に移動させて、他方の回
転砥石を測定子に接触するまで移動させることにより、
左右の回転砥石の後退位置を補正することを特徴とする
チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方
法。 - 【請求項2】 チップソーの後方に退避した左右の回転
砥石を、チップソーにおけるチップの左右両側に前進さ
せ、且つ前進位置でトラバース動作及び切り込み動作を
してチップの左右両側面を同時に研磨するチップソー側
面研磨機において、前記チップソーの後方位置に退避し
た左右の回転砥石間に、左右動する測定杆を設け、該測
定杆には左右の回転砥石の後退位置を設定するストップ
装置を対設したことを特徴とするチップソー側面研磨機
における回転砥石の位置補正装置。 - 【請求項3】 前記測定杆の上端を、左右動する可動体
に回動自在に軸支し、この測定杆には回転砥石の衝突時
に左右の回転砥石の微調整用モータを停止させるセンサ
を対設したことを特徴とする請求項2に記載のチップソ
ー側面研磨機における回転砥石の位置補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31746994A JP2755916B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31746994A JP2755916B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141837A true JPH08141837A (ja) | 1996-06-04 |
JP2755916B2 JP2755916B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=18088585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31746994A Expired - Lifetime JP2755916B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2755916B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998000264A1 (de) * | 1996-07-01 | 1998-01-08 | Vollmer Werke Maschinenfabrik Gmbh | Maschine zum bearbeiten von zahnflanken eines schneidwerkzeugs |
JP2008137131A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Tani Tec:Kk | 金属切断用丸鋸 |
CN105382341A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-09 | 芜湖成德龙过滤设备有限公司 | 锯条打磨机构和截断装置 |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP31746994A patent/JP2755916B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998000264A1 (de) * | 1996-07-01 | 1998-01-08 | Vollmer Werke Maschinenfabrik Gmbh | Maschine zum bearbeiten von zahnflanken eines schneidwerkzeugs |
JP2008137131A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Tani Tec:Kk | 金属切断用丸鋸 |
JP4702804B2 (ja) * | 2006-12-04 | 2011-06-15 | 株式会社谷テック | 金属切断用丸鋸 |
CN105382341A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-09 | 芜湖成德龙过滤设备有限公司 | 锯条打磨机构和截断装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2755916B2 (ja) | 1998-05-25 |
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