JP2003094300A - 複合研削方法及び装置 - Google Patents

複合研削方法及び装置

Info

Publication number
JP2003094300A
JP2003094300A JP2001283547A JP2001283547A JP2003094300A JP 2003094300 A JP2003094300 A JP 2003094300A JP 2001283547 A JP2001283547 A JP 2001283547A JP 2001283547 A JP2001283547 A JP 2001283547A JP 2003094300 A JP2003094300 A JP 2003094300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
angle
outer peripheral
workpiece
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001283547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3834493B2 (ja
Inventor
Kimihiro Saka
公裕 坂
Seiji Kagami
誠司 各務
Hiroyuki Torii
弘幸 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2001283547A priority Critical patent/JP3834493B2/ja
Publication of JP2003094300A publication Critical patent/JP2003094300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3834493B2 publication Critical patent/JP3834493B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作物の複合面を一台の研削盤で研削するこ
とにより設備投資費を低く抑え、研削工程で2台の研削
盤に分割することにより生じる寸法のバラツキをなく
し、研削加工のサイクルタイムを短縮する複合研削方法
及び装置を提供することである。 【解決手段】 第1側面を有し、第2側面と第3側面と
によりV溝が形成された工作物を工作物軸線回りに回転
駆動し、第1乃至第3研削側面を有する砥石車を工作物
に対して軸線が第2側面となす第2角度より大きく第1
側面となす第1角度より小さい移動角度で前進端位置ま
で相対的に送り移動させて、第1側面及び第3側面を第
1研削側面及び第3研削側面により所定寸法に研削加工
するとともに、第2側面を軸線方向送り研削代だけ残し
て第2研削側面により研削加工し、砥石車が前進端位置
に位置した状態で工作物を砥石車に対し軸線方向に相対
移動させて第2側面を第2研削側面により軸線方向送り
研削代だけ研削加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砥石車を用いて工
作物を複合研削する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ツールホルダ等のV溝、外周面、
端面及びテーパ面を研削する場合には、図1に示すよう
に、プレーンタイプの円筒研削盤によりV溝1及び外周
面2を研削し、アンギュラタイプの円筒研削盤により端
面3及びテーパ部4の研削を行うことが一般的に知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の研削方法
及び装置においては、V溝及び外周面を専用に研削する
プレーンタイプ円筒研削盤と端面及びテーパ部を専用に
研削するアンギュラタイプ円筒研削盤の2台が必要で、
設備投資費が高くなり、V溝及び外周面の研削と端面及
びテーパ部の研削を別の研削盤で行うので、工作物をチ
ャックし直さなければならず、寸法のバラツキが生じ易
く、かつ研削加工のサイクルタイムが長くなる問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、軸線に対
して第1角度をなす第1側面を有し、該第1角度より小
さい第2角度をなす第2側面と前記第1角度より大きい
第3角度をなす第3側面とにより形成されるV溝が前記
第1側面から軸線方向に所定距離隔てて形成された工作
物を前記工作物軸線回りに支持して回転駆動し、前記第
1乃至第3側面に対応する第1乃至第3研削側面が形成
された砥石車を前記工作物に対して前記第2角度より大
きく前記第1角度より小さい移動角度で前進端位置まで
相対的に送り移動させて、前記第1側面及び前記第3側
面を前記第1研削側面及び第3研削側面により所定寸法
に研削加工するとともに、前記第2側面を所定寸法に対
して軸線方向送り研削代だけ残して前記第2研削側面に
より研削加工し、前記砥石車が前進端位置に位置した状
態で前記工作物と前記砥石車とを前記軸線方向に相対的
に送り移動させて前記第2側面を前記第2研削側面によ
り前記軸線方向送り研削代だけ研削加工することであ
る。
【0005】請求項2に係る発明の構成上の特徴は、軸
線方向に延在する第1外周面、該第1外周面から前記軸
線に対して第1角度で半径方向に延出する第1側面、該
第1角度より小さい第2角度で延出する第2側面と前記
第1角度より大きい第3角度で延出する第3側面とによ
り形成されるV溝、前記第1及び第2側面の延出端を接
続する第2外周面、前記V溝底部をなす第3外周面及び
前記第3外側面の延出端に接続する第4外周面が形成さ
れた工作物を前記工作物軸線回りに支持して回転駆動
し、前記第1乃至第3側面及び前記第1乃至第4外周面
に夫々対応する第1乃至第3研削側面及び第1乃至第4
研削外周面が形成された砥石車を前記工作物に対して前
記第2角度より大きく前記第1角度より小さい移動角度
で前進端位置まで相対的に送り移動させて、前記第1側
面、前記第3側面及び前記第1乃至第4外周面を前記第
1研削側面、第3研削側面及び第1乃至第4研削外周面
により所定寸法に研削加工するとともに、前記第2側面
を所定寸法に対して軸線方向送り研削代だけ残して前記
第2研削側面により研削加工し、前記砥石車が前進端位
置に位置した状態で前記工作物と前記砥石車とを前記軸
線方向に相対的に送り移動させて前記第2側面を前記第
2研削側面により前記軸線方向送り研削代だけ研削加工
することである。
【0006】請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請
求項2に記載の複合研削方法において、前記砥石車を前
記工作物に対して前記移動角度で相対的に送り移動さ
せ、前記第1外周研削面により研削加工される前記第1
外周面の外径が所定寸法になったことを検出する測定装
置からの信号により前記砥石車を前記前進端位置に停止
させることである。
【0007】請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請
求項1乃至3のいずれかに記載した複合研削方法におい
て、前記工作物の前記第1乃至第3側面に対応する第1
乃至第3ドレス側面が形成されたドレッサを前記工作物
軸線と平行な軸線回りに支持して回転駆動し、前記砥石
車を前記ドレッサに対して前記軸線と直角な方向にドレ
ス前進端位置まで相対的にドレス送り移動させて、前記
研石車の前記第1研削側面及び前記第3研削側面を前記
第1ドレス側面及び第3ドレス側面により所定寸法にド
レスするとともに、前記第2研削側面を前記第2ドレス
側面によりドレスし、前記砥石車がドレス前進端位置に
位置した状態で前記ドレッサと前記砥石車とを前記軸線
方向に相対的にドレス送り移動させて前記第2研削側面
を前記第2ドレス側面により前記軸線方向送り研削代に
応じた量だけドレスすることである。
【0008】請求項5に係る発明の構成上の特徴は、軸
線に対して第1角度をなす第1側面を有し、該第1角度
より小さい第2角度をなす第2側面と前記第1角度より
大きい第3角度をなす第3側面とにより形成されるV溝
が前記第1側面から軸線方向に所定距離隔てて形成され
た工作物を前記工作物軸線回りに支持して回転駆動する
工作物支持装置と、前記第1乃至第3側面に対応する第
1乃至第3研削側面が形成された砥石車を支承して回転
駆動する砥石台と、前記第2角度より大きく前記第1角
度より小さい移動角度で前記砥石台を工作物支持装置に
対して相対的に移動させる第1移動手段と、前記工作物
支持装置と前記砥石台とを前記軸線方向に相対的に移動
させる第2移動手段と、前記砥石台を前記工作物支持装
置に対して前記第1移動手段により前記移動角度で前進
端位置まで相対的に送り移動させて、前記第1側面及び
前記第3側面を前記第1研削側面及び第3研削側面によ
り所定寸法に研削加工するとともに、前記第2側面を所
定寸法に対して軸線方向送り研削代だけ残して前記第2
研削側面により研削加工する第1送り制御手段と、前記
砥石台が前進端位置に位置した状態で前記工作物支持装
置を前記第2移動手段により前記砥石台に対して前記軸
線方向に送り移動させて前記第2側面を前記第2研削側
面により前記軸線方向送り研削代だけ研削加工する第2
送り制御手段とを備えたことである。
【0009】請求項6に係る発明の構成上の特徴は、軸
線方向に延在する第1外周面、該第1外周面から前記軸
線に対して第1角度で半径方向に延出する第1側面、該
第1角度より小さい第2角度で延出する第2側面と前記
第1角度より大きい第3角度で延出する第3側面とによ
り形成されるV溝、前記第1及び第2側面の延出端を接
続する第2外周面、前記V溝底部をなす第3外周面及び
前記第3外側面の延出端に接続する第4外周面が形成さ
れた工作物を前記工作物軸線回りに支持して回転駆動す
る工作物支持装置と、前記第1乃至第3側面及び前記第
1乃至第4外周面に夫々対応する第1乃至第3研削側面
及び第1乃至第4研削外周面が形成された砥石車を支承
して回転駆動する砥石台と、前記第2角度より大きく前
記第1角度より小さい移動角度で前記砥石台を工作物支
持装置に対して相対的に移動させる第1移動手段と、前
記工作物支持装置と前記砥石台とを前記軸線方向に相対
的に移動させる第2移動手段と、前記砥石台を前記工作
物支持装置に対して前記第1移動手段により前記移動角
度で前進端位置まで相対的に送り移動させて、前記第1
側面、前記第3側面及び前記第1乃至第4外周面を前記
第1研削側面、第3研削側面及び第1乃至第4研削外周
面により所定寸法に研削加工するとともに、前記第2側
面を所定寸法に対して軸線方向送り研削代だけ残して前
記第2研削側面により研削加工する第1送り制御手段
と、前記砥石台が前進端位置に位置した状態で前記工作
物支持装置と前記砥石台とを前記第2移動手段により前
記軸線方向に相対的に送り移動させて前記第2側面を前
記第2研削側面により前記軸線方向送り研削代だけ研削
加工する第2送り制御手段とを備えたことである。
【0010】請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請
求項6に記載の複合研削装置において、前記第1移動手
段は、前記第1外周研削面により研削加工される前記第
1外周面の外径が所定寸法になったことを検出する測定
装置からの信号により前記砥石車を前記前進端位置に停
止させることである。
【0011】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、第1側面を有し、第2側面と第3
側面とによりV溝が形成された工作物を工作物軸線回り
に回転駆動し、第1乃至第3研削側面を有する砥石車を
工作物に対して軸線が第2側面となす第2角度より大き
く第1側面となす第1角度より小さい移動角度で前進端
位置まで相対的に送り移動させて、第1側面及び第3側
面を第1研削側面及び第3研削側面により所定寸法に研
削加工するとともに、第2側面を軸線方向送り研削代だ
け残して第2研削側面により研削加工し、砥石車が前進
端位置に位置した状態で工作物と砥石車とを軸線方向に
相対的に送り移動させて第2側面を第2研削側面により
軸線方向送り研削代だけ研削加工するので、1台の研削
装置で第1側面とV溝を形成する第2,第3側面を研削
することが可能で設備投資費を低く押さえることがで
き、研削工程が2台の研削盤に分割されていないので研
削工程間に生じる寸法のバラツキがないとともに、第2
側面に生ずる研削抵抗と第3側面に生ずる研削抵抗とを
釣合わせて研削中の砥石車のバランスを保って工作物を
高精度に研削することができる。
【0012】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、第1側面を有し、第2側面と第3側面とに
よりV溝が形成され、第1乃至第3側面に接続する第1
乃至第4外周面を有する工作物を工作物軸線回りに回転
駆動し、第1乃至第3研削側面及び第1乃至第4研削外
周面が形成された砥石車を工作物に対して軸線が第2側
面となす第2角度より大きく第1側面となす第1角度よ
り小さい移動角度で前進端位置まで相対的に送り移動さ
せて、第1側面、第3側面及び第1乃至第4外周面を第
1研削側面、第3研削側面及び第1乃至第4研削外周面
により所定寸法に研削加工し、第2側面を所定寸法に対
して軸線方向送り研削代だけ残して第2研削側面により
研削加工し、砥石車が前進端位置に位置した状態で工作
物と砥石車とを軸線方向に相対的に送り移動させて第2
側面を第2研削側面により軸線方向送り研削代だけ研削
加工するので、1台の研削装置で複合面を研削をするこ
とが可能で設備投資費を低く押さえることができる。ま
た、第1乃至第3側面及び第1乃至第4外周面を1台の
研削盤で高精度に短時間に研削加工することができる。
【0013】上記のように構成した請求項3に係る発明
においては、砥石車を工作物に対して所定の移動角度で
相対的に送り移動させて第1外周面の外径が所定寸法に
なったことを測定装置で検出して、砥石車を前進端位置
に正確に停止させるので、第1外周面の高い寸法精度を
確保することができるとともに、複合研削による他の部
位の高い寸法精度も確保することができる。
【0014】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、ドレッサの第1乃至第3ドレス側面を工作
物軸線と平行な軸線回りに回転駆動し、砥石車をドレッ
サに対して前記軸線と直角な方向にドレス前進端位置ま
で相対的にドレス送り移動させて、研石車の第1研削側
面及び第3研削側面を第1ドレス側面及び第3ドレス側
面により所定寸法にドレスするとともに、第2研削側面
を第2ドレス側面によりドレスし、砥石車がドレス前進
端位置に位置した状態でドレッサと砥石車とを軸線方向
に相対的にドレス送り移動させ、砥石車の前進端位置に
おける軸線方向相対送りにより第2研削面が工作物の第
2側面を研削する軸線方向送り研削代に応じた量だけ第
2研削側面を第2ドレス側面によりドレスするので、複
合研削面を有する砥石車を高精度に効率的にドレスする
ことができる。
【0015】上記のように構成した請求項5に係る発明
においては、第1側面を有し、第2側面と第3側面とに
よりV溝が形成された工作物を工作物支持装置により工
作物軸線回りに回転駆動し、第1乃至第3研削側面が形
成された砥石車を砥石台に支承して回転駆動し、第1移
動手段により軸線が第2側面となす第2角度より大きく
第1側面となす第1角度より小さい移動角度で砥石台を
工作物支持装置に対して相対的に送り移動させて、第1
側面及び第3側面を第1研削側面及び第3研削側面によ
り所定寸法に研削加工するとともに、第2側面を所定寸
法に対して軸線方向送り研削代だけ残して第2研削側面
により研削加工し、砥石台が前進端位置に位置した状態
で工作物支持装置を砥石台に対して軸線方向に相対的に
送り移動させて第2側面を第2研削側面により軸線方向
送り研削代だけ研削加工するので、1台の研削装置で第
1側面とV溝を形成する第2,第3側面を研削すること
が可能で設備投資費を低く押さえることができ、研削工
程が2台の研削盤に分割されていないので研削工程間に
生じる寸法のバラツキがないとともに、第2側面に生ず
る研削抵抗と第3側面に生ずる研削抵抗とを釣合わせて
研削中の砥石車のバランスを保って工作物を高精度に研
削することができる。
【0016】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、第1側面を有し、第2側面と第3側面とに
V溝が形成され、第1乃至第3側面に接続する第1乃至
第4外周面を有する工作物を工作物支持装置により工作
物軸線回りに回転駆動し、第1乃至第3研削側面及び第
1乃至第4研削外周面が形成された砥石車を砥石台に支
承して回転駆動し、第1移動手段により軸線が第2側面
となす第2角度より大きく第1側面となす第1角度より
小さい移動角度で砥石台を工作物支持装置に対し相対的
に送り移動させて、第1側面及び第3側面及び第1乃至
第4外周面を第1研削側面、第3研削側面及び第1乃至
第4研削外周面により所定寸法に研削加工するととも
に、第2側面を所定寸法に対して軸線方向送り研削代だ
け残して第2研削側面により研削加工し、砥石台が前進
端位置に位置した状態で工作物支持装置を砥石台に対し
て軸線方向に相対的に移動させて、第2側面を第2研削
側面により軸線方向送り研削代だけ研削加工するので、
1台の研削装置で複合面を研削することが可能で設備投
資費を低く押さえることができるとともに、第1乃至第
3側面及び第1乃至第4外周面を1台の研削盤で高精度
に短時間に研削加工することができる。
【0017】上記のように構成した請求項7に係る発明
においては、第1移動手段は、第1外周面の外径が所定
寸法になったことを測定装置が検出し、その信号により
砥石車を前進端位置に停止させるので、第1外周面の高
い寸法精度を確保することができるとともに、複合研削
による他の部位の高い寸法精度も確保することができ
る。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図2において、10は工作物Wであるツー
ルホルダのV溝やテーパ部等の側面及び外周面を同時に
研削することができる複合研削装置であり、T字型のベ
ッド15上のX軸方向(左右方向)に工作物支持装置1
6、Z軸方向(前後方向)に砥石台17が摺動可能に載
置されている。
【0019】工作物支持装置16は、T字型のベッド1
5上にX軸方向に延在されたX軸ガイドレール24,2
5上にテーブル26が摺動可能に載置され、該テーブル
26上に主軸台35及び心押台36が載置されて構成さ
れている。主軸台35のセンタ軸の先端には超硬センタ
37が取り付けられ、心押台36に取り付けられている
超硬センタ38との間で工作物Wを支持する。センタ軸
には回転面板40が回転可能に支承され、該回転面板4
0が主軸モータ34により回転駆動されて回し金を介し
て工作物WをX軸線回りに回転するようになっている。
【0020】工作物Wは、図3に示すように、軸線方向
に延在するテーパ状の第1外周面11、該第1外周面1
1から軸線に対して90度である第1角度αで半径方向
に延出する第1側面21、該第1角度α(90度)より
小さい60度である第2角度βで延出する第2側面22
と第1角度α(90度)より大きい120度である第3
角度γで延出する第3側面23とにより形成されるV
溝、第1側面21及び第2側面22の延出端を接続する
第2外周面12、V溝底部をなす第3外周面13及び第
3側面23の延出端に接続する第4外周面14で形成さ
れている。
【0021】T字型ベッド15上に傾斜して固定された
砥石台ベース41上には、X軸方向に対して第2角度β
(60度)より大きく第1角度α(90度)より小さい
角度をなすZ軸方向に延在するZ軸ガイドレール42,
43が設けられ、砥石台17はZ軸ガイドレール42,
43上に摺動可能に載置されている。砥石台17には砥
石軸7が回転可能に軸承され、砥石軸7の先端に砥石車
Gが装着され、砥石軸7は砥石モータ6により回転駆動
される。砥石車Gの外周面には、工作物Wの第1乃至第
3側面21〜23及び第1乃至第4外周面11〜14に
対応する第1乃至第3研削側面71〜73及び第1乃至
第4研削外周面61〜64が形成されている。
【0022】砥石台17は、Z軸サーボモータ45によ
りボールネジ機構46を介してZ軸ガイドレール42,
43上をZ軸方向に工作物支持装置16に対して相対的
に移動される。Z軸ガイドレール42,43、Z軸サー
ボモータ45及びボールネジ機構46等によって、第2
角度β(60度)より大きく第1角度α(90度)より
小さい移動角度で砥石台17を工作物支持装置16に対
して相対的に移動させる第1移動手段20が構成され
る。工作物支持装置16のテーブル26は、X軸サーボ
モータ28によりボールネジ機構29を介してX軸ガイ
ドレール24,25上をX軸方向に砥石台17と相対的
に移動される。X軸ガイドレール24,25、X軸サー
ボモータ28及びボールネジ機構29によって、工作物
支持装置16と砥石台17とを軸線方向に相対的に移動
させる第2移動手段30が構成される。
【0023】T字型ベッド15上で工作物支持装置16
を挟んで砥石台17と反対側前面の中央付近には測定装
置18が取り付けられている。測定装置18は、工作物
Wの第1側面21に接触して工作物WのX軸方向位置を
測定する端面測定装置8と第1外周面11の外径を研削
中に測定する外径測定装置9とにより構成されている。
端面測定装置8及び外径測定装置9は図略の進退装置に
よって側定位置と退避位置との間で夫々進退可能となっ
ている。端面測定装置8及び外形測定装置9は測定位置
において測定子が工作物Wの第1側面21及び第1外周
面11の外径に接触し、内蔵されている差動トランスが
接触子の変位量を電気的に検出して電気信号として第1
側面21のX軸方向の位置及び第1外周面11の外径を
後述の数値制御装置51へ出力するようになっている。
外径測定装置9は、工作物Wの第1外周面11の外径が
砥石車Gの第1研削外周面61により所定寸法に研削さ
れたことを検出し、後述の数値制御装置51に信号をフ
ィードバックして、砥石車Gを前進端位置60に停止さ
せる。
【0024】数値制御装置51には、制御指令及び加工
条件等を入力する入力装置50が接続されており、第
1,第2送り制御手段52,53及び第1,第2ドレス
送り制御手段54,55を備えている。各送り制御手段
52〜55は、インターフェース56を介してX軸及び
Z軸駆動回路57,58からX軸及びZ軸サーボモータ
28,45に駆動信号を発信するとともに、X軸及びZ
軸サーボモータ28,45の回転から工作物支持装置1
6及び砥石台17のX軸及びZ軸方向位置をX軸及びZ
軸エンコーダ27,44により検出しインターフェース
56を介して数値制御装置51にフィードバックするよ
うになっている。第1送り制御手段52は、第1移動手
段20により砥石台17を第2角度より大きく第1角度
より小さい移動角度で前進端位置60まで工作物支持装
置16に対して相対的に送り移動して、工作物Wの第1
側面21、第3側面23及び第1乃至第4外周面11〜
14を砥石車Gの第1研削側面71、第3研削側面73
及び第1乃至第4研削外周側面61〜64により所定寸
法に研削加工するとともに、図4に示すように、第2側
面22を所定寸法に対して後述する軸線方向送り研削代
(d22)残して(d21)だけ研削加工する。
【0025】第2送り制御手段53は、砥石台17が前
進端位置60に位置した状態で、工作物支持装置16と
砥石台17とを軸線方向、即ちX軸方向に相対的に送り
移動させて、工作物Wの第2側面22を砥石車Gの第2
研削側面72により残りの軸線方向送り研削代(d22
だけ研削加工するようになっている。このときの砥石台
17と工作物支持装置16とのX軸線方向の相対移動量
(L)は、第2角度はβ度であるので、L=d22/si
nαとなる。
【0026】ドレッサ装置19はドレッサ台31に回転
軸33が回転可能に支承され、回転軸33の先端にダイ
ヤモンドロールDが装着されている。ドレッサ台31
は、工作物支持装置16の主軸台35に固着され、回転
軸33がドレッサ駆動モータ47により駆動されてダイ
ヤモンドロールDが工作物軸線と平行なX軸線回りに回
転駆動される。ダイヤモンドロールDには、図5に示す
ように、砥石車Gの第1乃至第3研削側面71〜73を
ドレスするための第1乃至第3ドレス側面74〜76、
第2乃至第4研削外周面62〜64をドレスするための
第2乃至第4ドレス外周面65〜67及び第1研削外周
面61をドレスするための大径テーパ状の第1ドレス外
周面68が形成されている。第1乃至第3ドレス側面7
4〜76及び第2乃至第4ドレス外周面65〜67の断
面位置寸法は、工作物Wの第1乃至第3側面21〜23
及び第2乃至第4外周面12〜14の断面位置寸法と同
一である。第1ドレス送り手段54は、第1移動手段2
0により砥石台17を工作物支持装置16に対して相対
的に送り移動させて砥石車Gの第1研削側面71及び第
3研削側面73を第1ドレス側面74及び第3ドレス側
面76により所定寸法にドレスし、第2研削側面72を
第2ドレス側面75により所定量ドレスする。第2ドレ
ス送り制御手段55は、第1ドレス送り制御手段54に
より、ドレス前進端位置69に砥石車Gが到達した状態
で、工作物支持装置16と砥石台17を第2移動手段3
0によりX軸線方向に相対的にドレス送り移動させて第
2研削側面72を第2ドレス側面75により軸線方向送
り研削代(d22)に応じた量だけドレスする。
【0027】上記のように構成した複合研削装置の作動
を複合研削方法とともに、図6に示す複合研削装置の作
動のフローチャートに基づいて説明する。先ず、作業者
が工作物Wを工作物支持装置16の主軸台35の超硬セ
ンタ37と心押台36の超硬センタ38との間に取り付
け、回し金で回転面板40に取り付ける。次に、数値制
御装置51に取り付けられているスタート釦を押すこと
により、工作物Wの研削サイクルがスタートする。工作
物WをX軸方向に位置決めするために、測定装置18の
端面測定装置8が側定位置に前進され、工作物支持装置
16がX軸サーボモータ28により右方に移動される。
工作物Wの第1側面21が端面測定装置8の測定子に接
触して第1側面21のX軸方向の位置が検出され、数値
制御装置51に送信されて研削位置と比較される。第1
側面21が研削位置に移動して端面測定装置8からの検
出信号が研削位置と一致すると、数値制御装置51はX
軸サーボモータ28を停止して工作物支持装置16延い
ては工作物Wを研削位置に位置決めする(ステップ7
7)。工作物WのX軸方向位置決めが完了すると端面測
定装置8は退避位置に後退し、主軸モータ34が駆動さ
れて工作物Wが回転面板40により回し金を介して回転
駆動される(ステップ78)。
【0028】Z軸サーボモータ45が駆動され、ボール
ネジ機構46を介して砥石台17がZ軸ガイドレール4
2,43に案内されて工作物Wに向かって早送り速度、
粗研削送り速度、精研削送り速度で前進され(ステップ
79)、砥石モータ6により回転駆動されている砥石車
Gの第1乃至第3研削側面71〜73及び第1乃至第4
研削外周面61〜64が工作物Wの第1乃至第3側面2
1〜23及び第1乃至第4外周面11〜14を粗研削及
び精研削加工する(ステップ80)。第1研削外周面61
が第1外周面11を僅かに粗研削して黒皮を除去したと
き、外径測定装置9が測定位置に前進されて接触子が第
1外周面11に接触してその外径を測定し、第1外周面
11の外径に対応する電気信号を数値制御装置51に送
信する。数値制御装置51は外径測定装置9から入力さ
れる第1外周面11の外径に応じて砥石台17の送り速
度を粗研削送り速度から精研削送り速度に変え、第1外
周面11の外径が所定寸法になったときZ軸サーボモー
タ45を停止して砥石台17延いては砥石車Gを前進端
位置60に停止させる(ステップ81)。このとき、第
2研削側面72は、軸線方向送り研削代(d22)に相当
する量だけ多くドレスされているので、第2側面22は
所定寸法に対して軸線送り研削代(d22)だけ残して第
2研削側面72により研削加工される。続いて、外径測
定装置9が退避位置に後退した後、工作物支持装置17
を砥石台16に対してX軸線方向に移動量L=d22/s
inαだけ研削送りして第2側面を第2研削側面72に
より所定寸法に仕上る(ステップ82)。その後、砥石
台17が原位置に後退し、工作物支持装置16が原位置
に移動し、工作物Wの回転が停止されて(ステップ8
3)、工作物Wの一連の複合研削加工が終了する。
【0029】次に砥石車Gのドレス方法及び装置につい
て図7のフローチャートに基づいて説明する。数値制御
装置51にドレスのスタートを指令すると、砥石車Gの
ドレスサイクルがスタートする。工作物支持装置16及
び砥石台17がドレス開始位置に位置決めされ、ドレス
モータ47が駆動されてダイヤモンドロールDが回転駆
動される(ステップ85)。
【0030】X軸及びZ軸サーボモータ28,45が同
時2軸制御されて駆動され、ボールネジ機構29,46
を介して工作物支持装置16及び砥石台17がX軸及び
Z軸ガイドレール24,25及び42,43に案内され
て互いに関連して移動され、砥石モータ6により回転駆
動される砥石車Gの第1研削外周面61をダイヤモンド
ロールDの第1ドレス外周面68によりテーパ状にドレ
スする(ステップ86)。第1研削外周面61のドレス
後、X軸及びZ軸サーボモータ28,45の駆動によ
り、第1乃至第3研削側面71〜73と第1乃至第3ド
レス側面74〜76とがX軸線方向に整列して対向する
図5に示す位置に工作物支持装置16及び砥石台17を
位置決めする。次に、X軸及びZ軸サーボモータ28,
45を同時2軸制御して、砥石車Gをダイヤモンドロー
ルDに対してZ軸線と直角な方向に相対的に前進させ、
第1研削側面71を第1ドレス側面74により端面ドレ
スし(ステップ87)、前進端付近で第2、第3研削側
面72,73及び第2乃至第4研削外周面62〜64を
第2,第3ドレス側面75,76及び第2乃至第4ドレ
ス外周面65〜67により所定寸法に総型ドレスする
(ステップ88)。前進端位置69でZ軸サーボモータ
45延いては砥石台17を停止させ(ステップ89)、
工作物支持装置16をX軸サーボモータ28により左方
にX軸線方向移動量L=d22/sinαだけ移動して第
2研削側面72を第2ドレス側面により軸線方向送り研
削代(d22)だけドレスして所定寸法に仕上る(ステッ
プ90)。最後に端面70と第1ドレス側面74とをX
軸線方向に整列させて、砥石車Gをダイヤモンドロール
Dに対して直角方向に前進させ、端面70を第1ドレス
側面74により端面ドレスして砥石車Gのドレスを終了
する(ステップ91)。砥石台17及び工作物支持装置
16が原位置に移動し、ダイヤモンドロールDの回転が
停止される(ステップ92)。
【0031】なお、上記の実施形態では、工作物支持装
置16の軸線であるX軸に対して砥石台17を第2角度
β(60度)より大きく第1角度α(90度)より小さ
い移動角度でZ軸方向に研削移動するようにZ軸ガイド
レール42,43を配置したが、Z軸ガイドレールをX
軸に対して直角に配置して、砥石台17をX軸に対して
直角なZ軸方向に移動するようにし、工作物支持装置1
6と砥石台17の移動を数値制御により同時2軸制御し
て砥石台17を工作物支持装置16に対して前述の移動
角度で相対的に送り移動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の分割された研削工程を示す図である。
【図2】 本発明に係わる複合研削装置の平面図であ
る。
【図3】 砥石車により工作物を研削する関係を示す図
である。
【図4】 工作物の研削代を示す図である。
【図5】 砥石車とダイヤモンドロールの関係を示す図
である。
【図6】 工作物の研削工程を示す図である。
【図7】 砥石車のドレス工程を示す図である。
【符号の説明】
8・・・端面測定装置、9・・・外径測定装置、10・
・・複合研削装置、11〜14・・・第1〜第4外周
面、15・・・T字型ベッド、16・・・工作物支持装
置、17・・・砥石台、18・・・測定装置、19・・
・ドレッサ装置、20・・・第1移動手段、21〜23
・・・第1〜第3側面、26・・・テーブル、30・・
・第2移動手段、31・・・ドレッサ台、35・・・主
軸台、36・・・心押台、41・・・砥石台ベース、5
1・・・数値制御装置、52,53・・・第1,第2送
り制御手段、54,55・・・第1,第2ドレス送り制
御手段、60・・・前進端位置、61〜64・・・第1
〜第4研削外周面、65〜68・・・第1〜第4ドレス
外周側面、69・・・ドレス前進端位置、70・・・端
面、71〜73・・・第1〜第3研削側面、74〜76
・・・第1〜第3ドレス側面、α・・・第1角度、β・
・・第2角度、γ・・・第3角度、D・・・ダイヤモン
ドロール、G・・・砥石車、d22・・・軸線方向送り研
削代、L・・・軸線方向移動量、W・・・工作物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 弘幸 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C043 AA10 CC03 CC04 CC13 3C047 BB05 BB08 BB15 CC08 CC15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線に対して第1角度をなす第1側面を
    有し、該第1角度より小さい第2角度をなす第2側面と
    前記第1角度より大きい第3角度をなす第3側面とによ
    り形成されるV溝が前記第1側面から軸線方向に所定距
    離隔てて形成された工作物を前記工作物軸線回りに支持
    して回転駆動し、前記第1乃至第3側面に対応する第1
    乃至第3研削側面が形成された砥石車を前記工作物に対
    して前記第2角度より大きく前記第1角度より小さい移
    動角度で前進端位置まで相対的に送り移動させて、前記
    第1側面及び前記第3側面を前記第1研削側面及び第3
    研削側面により所定寸法に研削加工するとともに、前記
    第2側面を所定寸法に対して軸線方向送り研削代だけ残
    して前記第2研削側面により研削加工し、前記砥石車が
    前進端位置に位置した状態で前記工作物と前記砥石車と
    を前記軸線方向に相対的に送り移動させて前記第2側面
    を前記第2研削側面により前記軸線方向送り研削代だけ
    研削加工することを特徴とする複合研削方法。
  2. 【請求項2】 軸線方向に延在する第1外周面、該第1
    外周面から前記軸線に対して第1角度で半径方向に延出
    する第1側面、該第1角度より小さい第2角度で延出す
    る第2側面と前記第1角度より大きい第3角度で延出す
    る第3側面とにより形成されるV溝、前記第1及び第2
    側面の延出端を接続する第2外周面、前記V溝底部をな
    す第3外周面及び前記第3外側面の延出端に接続する第
    4外周面が形成された工作物を前記工作物軸線回りに支
    持して回転駆動し、前記第1乃至第3側面及び前記第1
    乃至第4外周面に夫々対応する第1乃至第3研削側面及
    び第1乃至第4研削外周面が形成された砥石車を前記工
    作物に対して前記第2角度より大きく前記第1角度より
    小さい移動角度で前進端位置まで相対的に送り移動させ
    て、前記第1側面、前記第3側面及び前記第1乃至第4
    外周面を前記第1研削側面、第3研削側面及び第1乃至
    第4研削外周面により所定寸法に研削加工するととも
    に、前記第2側面を所定寸法に対して軸線方向送り研削
    代だけ残して前記第2研削側面により研削加工し、前記
    砥石車が前進端位置に位置した状態で前記工作物と前記
    砥石車とを前記軸線方向に相対的に送り移動させて前記
    第2側面を前記第2研削側面により前記軸線方向送り研
    削代だけ研削加工することを特徴とする複合研削方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の複合研削方法におい
    て、前記砥石車を前記工作物に対して前記移動角度で相
    対的に送り移動させ、前記第1外周研削面により研削加
    工される前記第1外周面の外径が所定寸法になったこと
    を検出する測定装置からの信号により前記砥石車を前記
    前進端位置に停止させることを特徴とする複合研削方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載した複
    合研削方法において、前記工作物の前記第1乃至第3側
    面に対応する第1乃至第3ドレス側面が形成されたドレ
    ッサを前記工作物軸線と平行な軸線回りに支持して回転
    駆動し、前記砥石車を前記ドレッサに対して前記軸線と
    直角な方向にドレス前進端位置まで相対的にドレス送り
    移動させて、前記研石車の前記第1研削側面及び前記第
    3研削側面を前記第1ドレス側面及び第3ドレス側面に
    より所定寸法にドレスするとともに、前記第2研削側面
    を前記第2ドレス側面によりドレスし、前記砥石車がド
    レス前進端位置に位置した状態で前記ドレッサと前記砥
    石車とを前記軸線方向に相対的にドレス送り移動させて
    前記第2研削側面を前記第2ドレス側面により前記軸線
    方向送り研削代に応じた量だけドレスすることを特徴と
    する複合研削方法。
  5. 【請求項5】 軸線に対して第1角度をなす第1側面を
    有し、該第1角度より小さい第2角度をなす第2側面と
    前記第1角度より大きい第3角度をなす第3側面とによ
    り形成されるV溝が前記第1側面から軸線方向に所定距
    離隔てて形成された工作物を前記工作物軸線回りに支持
    して回転駆動する工作物支持装置と、前記第1乃至第3
    側面に対応する第1乃至第3研削側面が形成された砥石
    車を支承して回転駆動する砥石台と、前記第2角度より
    大きく前記第1角度より小さい移動角度で前記砥石台を
    工作物支持装置に対して相対的に移動させる第1移動手
    段と、前記工作物支持装置と前記砥石台とを前記軸線方
    向に相対的に移動させる第2移動手段と、前記砥石台を
    前記工作物支持装置に対して前記第1移動手段により前
    記移動角度で前進端位置まで相対的に送り移動させて、
    前記第1側面及び前記第3側面を前記第1研削側面及び
    第3研削側面により所定寸法に研削加工するとともに、
    前記第2側面を所定寸法に対して軸線方向送り研削代だ
    け残して前記第2研削側面により研削加工する第1送り
    制御手段と、前記砥石台が前進端位置に位置した状態で
    前記工作物支持装置を前記第2移動手段により前記砥石
    台に対して前記軸線方向に送り移動させて前記第2側面
    を前記第2研削側面により前記軸線方向送り研削代だけ
    研削加工する第2送り制御手段とを備えたことを特徴と
    する複合研削装置。
  6. 【請求項6】 軸線方向に延在する第1外周面、該第1
    外周面から前記軸線に対して第1角度で半径方向に延出
    する第1側面、該第1角度より小さい第2角度で延出す
    る第2側面と前記第1角度より大きい第3角度で延出す
    る第3側面とにより形成されるV溝、前記第1及び第2
    側面の延出端を接続する第2外周面、前記V溝底部をな
    す第3外周面及び前記第3外側面の延出端に接続する第
    4外周面が形成された工作物を前記工作物軸線回りに支
    持して回転駆動する工作物支持装置と、前記第1乃至第
    3側面及び前記第1乃至第4外周面に夫々対応する第1
    乃至第3研削側面及び第1乃至第4研削外周面が形成さ
    れた砥石車を支承して回転駆動する砥石台と、前記第2
    角度より大きく前記第1角度より小さい移動角度で前記
    砥石台を工作物支持装置に対して相対的に移動させる第
    1移動手段と、前記工作物支持装置と前記砥石台とを前
    記軸線方向に相対的に移動させる第2移動手段と、前記
    砥石台を前記工作物支持装置に対して前記第1移動手段
    により前記移動角度で前進端位置まで相対的に送り移動
    させて、前記第1側面、前記第3側面及び前記第1乃至
    第4外周面を前記第1研削側面、第3研削側面及び第1
    乃至第4研削外周面により所定寸法に研削加工するとと
    もに、前記第2側面を所定寸法に対して軸線方向送り研
    削代だけ残して前記第2研削側面により研削加工する第
    1送り制御手段と、前記砥石台が前進端位置に位置した
    状態で前記工作物支持装置と前記砥石台とを前記第2移
    動手段により前記軸線方向に相対的に送り移動させて前
    記第2側面を前記第2研削側面により前記軸線方向送り
    研削代だけ研削加工する第2送り制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする複合研削装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の複合研削装置におい
    て、前記第1移動手段は、前記第1外周研削面により研
    削加工される前記第1外周面の外径が所定寸法になった
    ことを検出する測定装置からの信号により前記砥石車を
    前記前進端位置に停止させることを特徴とする複合研削
    装置。
JP2001283547A 2001-09-18 2001-09-18 複合研削方法及び装置 Expired - Fee Related JP3834493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283547A JP3834493B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 複合研削方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283547A JP3834493B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 複合研削方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003094300A true JP2003094300A (ja) 2003-04-03
JP3834493B2 JP3834493B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=19107022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001283547A Expired - Fee Related JP3834493B2 (ja) 2001-09-18 2001-09-18 複合研削方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3834493B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123075A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Micron Seimitsu Kk 2工程連続研削方法および同装置
JP5034951B2 (ja) * 2005-12-22 2012-09-26 株式会社ジェイテクト 砥石修正装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123075A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Micron Seimitsu Kk 2工程連続研削方法および同装置
JP4521244B2 (ja) * 2004-10-28 2010-08-11 ミクロン精密株式会社 2工程連続研削方法および同装置
JP5034951B2 (ja) * 2005-12-22 2012-09-26 株式会社ジェイテクト 砥石修正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3834493B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8360819B2 (en) Method for grinding a machine part, and grinding machine for carrying out said method
JP3787248B2 (ja) 工作機械の定寸加工制御方法及びその装置
JPH05208356A (ja) カップ研削盤
JP4140574B2 (ja) 凹面を有するカムを研削する方法および装置
CN111843622A (zh) 磨削方法以及磨削机
JP7000785B2 (ja) 工作機械
JP2003094300A (ja) 複合研削方法及び装置
JP2003103460A (ja) 工作物表面を油溜りがある超仕上面に研削加工する方法及び装置
JP2005118981A (ja) 円形研削を行う方法及び装置
JP4088071B2 (ja) 複合加工用工作機械におけるワ−ク端面位置検出手段およびワ−ク端面位置検出方法
JPH11320299A (ja) 整流子加工機における外径研磨仕上装置
JP2000127038A (ja) ツインヘッド研削盤の定寸研削制御方法及びその装置
JP3241453B2 (ja) 研削方法
JP4838441B2 (ja) 繰り返しプロフィ−ルを有する円筒状ワ−クの研削装置および円筒状ワ−クのシフトプランジ研削方法
JP4539557B2 (ja) 工作機械の定寸加工制御方法及びその装置
JP3385666B2 (ja) 研削装置
JP3866951B2 (ja) 加工方法及び加工装置
JPH0711885Y2 (ja) ワークロケータ
JPH02284865A (ja) 内面研削装置
JP3812869B2 (ja) 円筒研削方法及び装置
JP2004142067A (ja) Nc多軸研削盤及び研削方法
JP3836098B2 (ja) クランクピンの研削方法及び研削装置
JP2001269864A (ja) 半径測定式定寸装置を備えた工作機械
JPS62213954A (ja) 硬脆材の外周面研削方法およびその装置
JPH08141837A (ja) チップソー側面研磨機における回転砥石の位置補正方法、及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees