JP2001038618A - 円筒研削盤におけるクランクシャフトの軸方向位置測定装置 - Google Patents

円筒研削盤におけるクランクシャフトの軸方向位置測定装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトのクランクピンを研削する
円筒研削盤において、特別の駆動源を設けることなく、
エアフローメーターをクランクシャフトに向けて移動さ
せて該クランクシャフトの軸方向位置を測定できるよう
にする。 【解決手段】 クランクシャフトWのクランクピンP1
を研削する砥石31を備えた砥石ユニット26Rは、そ
の上面にステー55を介して斜めに支持したシリンダ5
7と、このシリンダ57により昇降する測定ロッド59
と、測定ロッド59の下端に設けられてクランクウェブ
wの位置を検出するエアフローメーター60とを備え
る。砥石ユニット26RをクランクシャフトWに向けて
移動させる過程でエアフローメーター60からクランク
ウェブwにエアーを噴出し、そのときのエアーの流通抵
抗の大小に基づいてクランクシャフトWの軸方向位置を
測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転するクランク
シャフトを回転する砥石で研削する円筒研削盤におい
て、砥石の軸方向位置を制御するためにクランクシャフ
トの軸方向位置を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クランクシャフトの円筒状のクランクピ
ンを研削する砥石を備えた砥石ユニットをクランクシャ
フトに対して進退可能なテーブル上に設けた円筒研削盤
では、クランクシャフトのクランクピンの外周面に砥石
を正しく接触させるために、該クランクシャフトを軸方
向に正しく位置決めする必要がある。従来はエアフロー
メーターを備えた測定ユニットを駆動源でクランクシャ
フトに向けて移動させ、そのクランンクウェブの位置を
検出することによりクランクシャフトの軸方向位置を測
定するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものは、エアフローメーターをクランクシャフトに向
けて移動させる特別の駆動源が必要であるため、部品点
数が増加してコストアップの要因となる問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、クランクシャフトのクランクピンを研削する円筒研
削盤において、特別の駆動源を設けることなく、エアフ
ローメーターをクランクシャフトに向けて移動させて該
クランクシャフトの軸方向位置を測定できるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、左右方向に延
びる砥石支持軸まわりに回転する砥石を備えた砥石ユニ
ットを駆動源で前後方向に移動させ、左右方向に延びる
軸線まわりに回転するクランクシャフトのクランクピン
を前記砥石の外周面で研削する円筒研削盤において、砥
石ユニットの上面に設けたステーに、先端にエアフロー
メーターを備えてシリンダで昇降する測定ロッドを設
け、測定ロッドを下降させた状態で砥石ユニットをクラ
ンクシャフトに向けて前進させ、クランクピンに連なる
クランクウェブの端面位置を前記エアフローメーターで
検出することによりクランクシャフトの軸方向位置を測
定することを特徴とする円筒研削盤におけるクランクシ
ャフトの軸方向位置測定装置が提案される。
【0006】上記構成によれば、クランクシャフトの軸
方向位置を測定する測定ロッドを砥石ユニットに設けた
ので、砥石でクランクシャフトのクランクピンを研削す
べく砥石ユニットを前後方向に移動させる駆動源を、測
定ロッドを前後方向に移動させる駆動源に共用すること
が可能になり、部品点数およびコストの削減に寄与する
ことができる。しかも砥石ユニットの上面に設けたステ
ーに測定ロッドをシリンダで昇降可能に支持したので、
シリンダで測定ロッドを上方に退避させることにより、
砥石によるクランクシャフトのクランクピンの研削時に
測定ロッドが前記クランクピンと干渉するのを防止する
ことができる。
【0007】尚、実施例のモータ23は本発明の駆動源
に対応する。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、測定ロッドはクランクシャフ
トに向けて後上方から前下方に傾斜して延びていること
を特徴とする円筒研削盤におけるクランクシャフトの軸
方向位置測定装置が提案される。
【0009】上記構成によれば、測定ロッドがクランク
シャフトに向けて後上方から前下方に傾斜して延びてい
るので、測定ロッドを鉛直方向に配置する場合に比べて
装置全体を小型化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はクランクシャフトの研削装置の全体側面図、
図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の3−3線拡大
断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5はクラ
ンクピン研削時の作用説明図、図6はクランクシャフト
の軸方向位置測定時の作用説明図である。
【0012】図1および図2に示すように、クランクシ
ャフトWの軸方向外側に位置する同位相の2本のクラン
クピンP1 ,P1 と、軸方向内側に位置して前記2本の
クランクピンP1 ,P1 に対して180°位相のずれた
2本のクランクピンP2 ,P 2 とを研削する円筒研削盤
は、水平に配置されたベーステーブル11に上面に、ク
ランクシャフトWを保持して回転駆動する主軸台12お
よび心押台13を備える。主軸台12および心押台13
は、クランクシャフトWの両軸端のジャーナルJ,Jを
それぞれ支持した状態で、研削すべきクランクピン(例
えば、軸方向外側の2本のクランクピンP1 ,P1 )の
軸線L1 まわりに前記ジャーナルJ,Jの軸線L2 を偏
心回転させることにより、ジャーナルJ,Jに対して偏
心したクランクピンP1 ,P1 をその軸線L1 上で回転
駆動する。
【0013】ベーステーブル11の上面に一対のガイド
レール14,14が左右方向(図2において紙面の上下
方向)に固定されており、これらガイドレール14,1
4にスライドガイド15…を介して左右一対の下部テー
ブル16L,16Rが左右方向に移動自在に支持され
る。左右の下部テーブル16L,16Rは、それぞれベ
ーステーブル11に設けたモータ17,17で駆動され
るボールネジ18,18と、下部テーブル16L,16
Rに設けられてボールネジ18,18に係合するボール
ナット19,19とにより、ガイドレール14,14に
沿って相互に接近・離反するように左右方向に移動可能
である。前記ボールネジ18,18およびボールナット
19,19は、ベーステーブル11の上面に形成した溝
状の凹部111 に収納される。
【0014】左右の下部テーブル16L,16Rの上面
に形成された摺動面20,20に、それぞれ左右の上部
テーブル21L,21Rが前後方向に摺動自在に支持さ
れる。左右の上部テーブル21L,21Rは、それぞれ
左右の下部テーブル16L,16Rにアリ溝係合22…
しており、下部テーブル16L,16Rに設けたモータ
23,23で駆動されるボールネジ24,24と、上部
テーブル21L,21Rに設けられてボールネジ24,
24に係合するボールナット25,25とにより、上部
テーブル21L,21Rは下部テーブル16L,16R
に対して前後方向に駆動される。前記ボールネジ24,
24およびボールナット25,25は、下部テーブル1
6L,16Rの上面に形成した溝状の凹部161 ,16
1 に収納される。
【0015】左右の上部テーブル21L,21Rの上面
に、それぞれ砥石ユニット26L,26Rが設けられ
る。砥石ユニット26L,26Rは、出力軸271 ,2
1 を左右方向に配置したモータ27,27と、モータ
27,27の出力軸271 ,271 に設けられた駆動プ
ーリ28,28と、左右方向に延びる砥石支持軸29,
29と、砥石支持軸29,29に設けられた従動プーリ
30,30と、砥石支持軸29,29に設けられた円形
の砥石31,31と、駆動プーリ28,28および従動
プーリ30,30を接続する無端ベルト32,32と、
駆動プーリ28,28、従動プーリ30,30および無
端ベルト32,32を覆うベルトカバー33,33とか
ら構成される。従って、モータ27,27を駆動する
と、その出力軸271 ,271 の回転が駆動プーリ2
8,28、無端ベルト32,32、従動プーリ30,3
0および砥石支持軸29,29を介して砥石31,31
に伝達され、砥石31,31が砥石支持軸29,29と
共に回転駆動される。
【0016】図3から明らかなように、主軸台12は主
軸ヘッド41に回転自在に支持された主軸42を備えて
おり、この主軸42は公知の駆動装置Dによって軸線L
1 回りに回転駆動される。主軸42の内部に、前記軸線
1 上に配置された位相割出軸43が相対回転可能に支
持される。主軸42の先端にチャック本体44が該主軸
42の径方向に移動可能に支持されており、チャック本
体44の先端に設けられたチャック45は、クランクシ
ャフトWの一方のジャーナルJを前記軸線L1に対して
eだけ偏心した軸線L2 上でクランプする。偏心量eは
クランクシャフトWの機種により異なるため、チャック
本体44を主軸42の径方向に移動させて前記偏心量e
を調整すれば、クランクシャフトWの機種変更に対応す
ることができる。
【0017】チャック本体44に前記軸線L2 上で回転
自在に支持されたスピンドル46は、シュミットカップ
リング等の自在継ぎ手47を介して位相割出軸43の一
端に接続され、位相割出軸43の他端はハーモニックデ
ィファレンシャルユニット48を介して位相割出モータ
49に接続される。チャック本体44から突出するスピ
ンドル46の先端に基準座50が設けられており、この
基準座50はクランクシャフトWのジャーナルJの端面
に係合して該ジャーナルJをスピンドル46に結合す
る。
【0018】スピンドル46の中間部に、外周に30°
間隔で12個の割出溝を備えた割出板51が固定され
る。またチャック本体44には割出シリンダ52で進退
する位置決めピン53が設けられており、この位置決め
ピン53は割出板51の何れかの割出溝に係合して該割
出板51をチャック本体44に回転不能に固定する。
【0019】図1および図2に示すように、左右の上部
テーブル21L,21Rに設けた砥石ユニット26L,
21Rの上面に、クランクシャフトWの軸方向位置を測
定する測定ユニット54L,54Rが設けられる。左右
の測定ユニット54L,54Rの構造は同一であるた
め、右側の測定ユニット54Rの構造を図4に基づいて
説明する。
【0020】測定ユニット54Rは、砥石ユニット26
Rの前部上面にステー55を介して斜めに支持された基
板56と、基板56の前面に固定されたシリンダ57
と、シリンダ57の軸線と平行に配置されて該シリンダ
57の出力ロッド571 に連結部材58を介して連結さ
れた測定ロッド59と、測定ロッド59の下端に設けら
れたエアフローメーター60と、シリンダ57および測
定ロッド59を覆うカバー61とを備える。測定ロッド
59は砥石31の回転面内において後上方から前下方に
向けて傾斜しており、その角度は鉛直線に対して25°
である。シリンダ57は伸長位置および収縮位置間を伸
縮するもので、シリンダ57が伸長すると測定ロッド5
9は上昇端に移動し(図5参照)、シリンダ57が収縮
すると測定ロッド59は下降端に移動する(図4参
照)。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0022】図2において、モータ17,17を駆動し
て左右の上部テーブル21L,21Rをガイドレール1
4,14に沿って左右方向に移動させ、主軸台12およ
び心押台13に支持したクランクシャフトWの軸方向外
側の一対のクランクピンP1,P1 の後方に、前記上部
テーブル21L,21Rに設けた砥石ユニット26L,
26Rの砥石31,31を位置させる。この状態で測定
ユニット54L,54Rのシリンダ57,57を収縮駆
動して測定ロッド59,59を下降させると、その下端
に設けたエアフローメーター60,60がクランクピン
1 ,P1 の軸線L1 よりも所定距離(例えば、19.
596mm)だけ高い位置に停止する。
【0023】この状態でモータ23,23を駆動して上
部テーブル21L,21RをクランクシャフトWに向け
て前進させると、図6に示すように、上部テーブル21
L,21Rと一体に前進する測定ロッド59,59に設
けたエアフローメーター60,60が、クランクシャフ
トWのクランクピンP1 ,P1 の外周面に接触する。こ
のとき、クランクピンP1 ,P1 の直径が例えば44φ
であれば、エアフローメーター60,60はクランクピ
ンP1 ,P1 の軸線L1 の10mm手前でクランクピン
1 ,P1 に接触し(図6(A)参照)、またクランク
ピンP1 ,P1の直径が例えば56φであれば、エアフ
ローメーター60,60はクランクピンP1 ,P1 の軸
線L1 の20mm手前でクランクピンP1 ,P1 に接触
する(図6(B)参照)。
【0024】この状態でクランクピンP1 ,P1 に連設
されたクランクウェブw,w(図3参照)に向けてエア
フローメーター60,60からエアーを噴出する。エア
フローメーター60,60とクランクウェブw,wとの
距離が小さいとエアーの流通抵抗が大きくなり、逆にエ
アフローメーター60,60とクランクウェブw,wと
の距離が大きいとエアーの流通抵抗が小さくなるため、
前記エアーの流通抵抗の大小に基づいてクランクシャフ
トWの軸方向位置を測定することができる。
【0025】このようにしてクランクシャフトWが軸方
向に正しく位置決めされて主軸台12および心押台13
に支持されていることが確認されると、シリンダ57,
57を伸長駆動して測定ロッド59,59を上方に退避
させた後に、モータ23,23を駆動して上部テーブル
21L,21RをクランクシャフトWに向けて所定位置
まで前進させ、図5に示すように砥石31,31でクラ
ンクシャフトWのクランクピンP1 ,P1 を研削する。
このとき、図3に示すように、チャック45にジャーナ
ルJをクランプされたクランクシャフトWのクランクピ
ンP1 ,P1 は、その軸線L1 を主軸42の軸線L1
一致させた状態で駆動装置Dによって回転駆動されてい
るため、回転する砥石31,31の外周面をクランクピ
ンP1 ,P1 の外周面に当接させて該クランクピン
1 ,P1 の外周面を研削することができる。
【0026】而して、このときの砥石31,31の前後
方向位置、即ち上部テーブル21L,21Rの前後方向
位置を、既知のクランクピンP1 ,P1 の直径に応じて
制御することにより、クランクピンP1 ,P1 を所望の
外径に研削することができる。尚、砥石31,31によ
るクランクピンP1 ,P1 の研削が行われているとき、
測定ユニット54L,54Rの測定ロッド59,59は
上方に退避しているのでクランクシャフトWと干渉する
虞がない(図5参照)。
【0027】以上のようにしてクランクシャフトWの軸
方向外側のクランクピンP1 ,P1の研削が完了する
と、上部テーブル21L,21Rを後退させた後に下部
テーブル16L,16Rを相互に接近する方向に移動さ
せ、クランクシャフトWの軸方向内側の一対のクランク
ピンP2 ,P2 の後方に、前記上部テーブル21L,2
1Rに設けた砥石ユニット26L,26Rの砥石31,
31を位置させる。続いて、チャック45によるクラン
クシャフトWのジャーナルJのクランプを解除し、かつ
割出シリンダ52で位置決めピン53を後退させて割出
板51の拘束を解除した状態で、位相割出モータ49を
駆動してハーモニックディファレンシャルユニット48
を介して位相割出軸43を回転させると、この位相割出
軸43に自在継ぎ手47を介して接続されたスピンドル
46が回転する。
【0028】その結果、スピンドル46に基準座50を
介して結合されたクランクシャフトWが軸線L2 まわり
に180°回転し、それまで軸線L1 上にあった軸方向
外側のクランクピンP1 ,P1 に代わって軸方向内側の
クランクピンP2 ,P2 が新たに軸線L1 上に移動す
る。従って、この状態からチャック45でクランクシャ
フトWのジャーナルJをクランプし、かつ割出シリンダ
52で位置決めピン53を前進させて割出板51をロッ
クすれば、駆動装置Dで主軸42を回転させることによ
り、クランクシャフトWの軸方向内側のクランクピンP
2 ,P2 を軸線L 1 まわりに回転させることができる。
【0029】而して、上部テーブル21L,21Rをク
ランクピンP2 ,P2 の直径に応じた所定位置まで再度
前進させることにより、砥石31,31でクランクピン
2,P2 を研削する。
【0030】以上のように、クランクシャフトWの軸方
向位置を測定する測定ユニット54L,54Rを、砥石
ユニット26L,26Rを支持する上部テーブル21
L,21Rに設けたので、砥石ユニット26L,26R
をクランクシャフトWに対して接近・離反させる駆動源
であるモータ23,23を、測定ユニット54L,54
RをクランクシャフトWに対して接近・離反させる駆動
源に共用し、部品点数の削減に寄与することができる。
【0031】また測定ロッド59,59がシリンダ5
7,57によって上方に退避可能であるため、砥石3
1,31をクランクピンP1 ,P1 ;P2 ,P2 に当接
させる際に、測定ロッド59,59がクランクピン
1 ,P1 ;P2 ,P2 と干渉するのを防止することが
できる。しかも測定ロッド59,59がクランクシャフ
トWに向けて後上方から前下方に傾斜して配置されてい
るので、それらを鉛直方向に配置する場合に比べて測定
ユニット54L,54Rをコンパクト化することができ
る。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0033】例えば、実施例では測定ロッド59,59
を鉛直線に対して25°傾斜させているが、その傾斜角
度は任意に設定可能である。但し、測定ユニット54
L,54Rのコンパクト化に最も有効なのは20°〜4
5°の範囲である。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、クランクシャフトの軸方向位置を測定する測
定ロッドを砥石ユニットに設けたので、砥石でクランク
シャフトのクランクピンを研削すべく砥石ユニットを前
後方向に移動させる駆動源を、測定ロッドを前後方向に
移動させる駆動源に共用することが可能になり、部品点
数およびコストの削減に寄与することができる。しかも
砥石ユニットの上面に設けたステーに測定ロッドをシリ
ンダで昇降可能に支持したので、シリンダで測定ロッド
を上方に退避させることにより、砥石によるクランクシ
ャフトのクランクピンの研削時に測定ロッドが前記クラ
ンクピンと干渉するのを防止することができる。
【0035】また請求項2に記載された発明によれば、
測定ロッドがクランクシャフトに向けて後上方から前下
方に傾斜して延びているので、測定ロッドを鉛直方向に
配置する場合に比べて装置全体を小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランクシャフトの研削装置の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】クランクピン研削時の作用説明図
【図6】クランクシャフトの軸方向位置測定時の作用説
明図
【符号の説明】
23 駆動源(モータ) 26L,26R 砥石ユニット 29 砥石支持軸 31 砥石 55 ステー 57 シリンダ 59 測定ロッド 60 エアフローメーター L1 軸線 P1 ,P2 クランクピン W クランクシャフト w クランクウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C034 AA01 AA13 AA19 BB94 CA13 CB13 DD20 3C049 AA03 AA13 AC02 BA07 BC02 CA01 CB05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に延びる砥石支持軸(29)ま
    わりに回転する砥石(31)を備えた砥石ユニット(2
    6L,26R)を駆動源(23)で前後方向に移動さ
    せ、左右方向に延びる軸線(L1 )まわりに回転するク
    ランクシャフト(W)のクランクピン(P1 ,P2 )を
    前記砥石(31)の外周面で研削する円筒研削盤におい
    て、 砥石ユニット(26L,26R)の上面に設けたステー
    (55)に、先端にエアフローメーター(60)を備え
    てシリンダ(57)で昇降する測定ロッド(59)を設
    け、測定ロッド(59)を下降させた状態で砥石ユニッ
    ト(26L,26R)をクランクシャフト(W)に向け
    て前進させ、クランクピン(P1 )に連なるクランクウ
    ェブ(w)の端面位置を前記エアフローメーター(6
    0)で検出することによりクランクシャフト(W)の軸
    方向位置を測定することを特徴とする、円筒研削盤にお
    けるクランクシャフトの軸方向位置測定装置。
  2. 【請求項2】 測定ロッド(59)はクランクシャフト
    (W)に向けて後上方から前下方に傾斜して延びている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の円筒研削盤におけ
    るクランクシャフトの軸方向位置測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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