JPH0717129A - 記録媒体及びそれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

記録媒体及びそれを用いたインクジェット記録方法

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JPH0717129A
JPH0717129A JP5191642A JP19164293A JPH0717129A JP H0717129 A JPH0717129 A JP H0717129A JP 5191642 A JP5191642 A JP 5191642A JP 19164293 A JP19164293 A JP 19164293A JP H0717129 A JPH0717129 A JP H0717129A
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弘光 平林
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美由紀 松原
Noboru Fujita
昇 藤田
Tsutomu Motosawa
力 本澤
Wataru Osaku
亘 尾作
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    • Y10T428/31928Ester, halide or nitrile of addition polymer

Abstract

(57)【要約】 【目的】 諸特性をバランス良く同時に満足する記録媒
体、特に記録媒体自体或は該媒体に形成した画像を高温
高湿環境下に長時間放置しても殆ど変質を起こさない記
録媒体及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供
すること。 【構成】 基材及び基材の少なくとも一方の面上に設け
たインク受容層よりなる記録媒体において、前記インク
受容層が少なくとも、(i)ポリビニルアルコール又はそ
の誘導体と(ii)ポリアルキレンオキサイド又はその誘導
体と(iii)カチオン性基を有するビニル系モノマーと疎
水性基を有するビニル系モノマーとの共重合体である親
水性アクリル樹脂とを含有することを特徴とする記録媒
体及び該記録媒体を使用することを特徴とするインクジ
ェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体、特にインク
ジェット記録に好適に用いられる記録媒体及び該記録媒
体を用いるインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録に用いられる
記録媒体としては、特公平3−26665号公報に記載
されている様に、基紙上に微粉シリカとポリビニルアル
コールの様な水溶性バインダーを含む塗工層を設けた記
録紙や、特公平3−25352号公報に記載されている
様に、キャストコート紙に鹸化度50〜90モル%のポ
リビニルアルコールと架橋剤を含有する皮膜を形成した
光沢紙、更には特開昭60−220750号公報に記載
されている様に、ポリエステルフイルム上に鹸化度70
〜90モル%の水溶性ポリビニルアルコールからなる親
水性皮膜を設けたオーバーヘッドプロジェクター(OH
P)用記録シートが用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録の高速化、
多色化等インクジェット記録装置の性能の向上に伴い、
インクジェット用記録媒体に対してもより高度で広範な
特性が要求されている。即ち、 (1)インクの吸収能力が高いこと(インクの吸収容量
が大きく、吸収時間が早い) (2)ドットの光学濃度が高く、ドット周辺がぼけない
こと (3)ドット形状が真円に近く、その周辺が滑らかであ
ること (4)温度や湿度の変化で特性の変化が小さく、カール
を起こさないこと (5)ブロッキングを起こさないこと (6)画像が長期保存に安定で変質しないこと(特に高
温高湿環境下において) (7)記録媒体自体が長期保存に安定で変質しないこと
(特に高温高湿環境下において) 等の特性を同時に満足させることが要求される。又、O
HP用記録シート等においては、更に記録媒体自体が透
明性に優れていることも重ねて要求される。
【0004】これらは諸特性は、しばしばトレードオフ
の関係にあり、従来公知の技術では、これらの特性を同
時に満足させることは不可能であった。例えば、上記例
示した従来技術の記録媒体は、いずれもドット形状と耐
ブロッキング性はそこそこの性能を有するものの、イン
クの吸収能力が不十分である為、画像濃度の高い部分、
即ちインク打ち込み量の多い部分でインクの溢れ出しに
よる画像汚れや濃度ムラを起こし、又、特にカラープリ
ントの場合、異なった色の境界部の混色による色汚れを
起こすと云う問題を生じる。
【0005】又、記録の高速化、画像の高密度化及びカ
ラー化が進むにつれて、インク定着不良による画像品位
の低下が深刻な問題となっている。特公平3−2959
6号公報に記載されているポリビニルピロリドンを主体
とするインク受容層を設けた記録媒体は、インクの吸収
能力は常温常湿で比較的良好であるが、高温高湿下でイ
ンクの乾きが極めて遅く、ブロッキングを起こし易い。
又、記録面の機械的強度が弱く、傷がつき易いと云う欠
点を有する。
【0006】又、従来技術の項で述べたポリビニルアル
コールを主体とするインク受容層を設けた記録媒体は、
耐ブロッキング性や記録面の機械的強度の面では良好で
あるが、記録媒体自体を高温高湿環境下に長時間放置し
た際に変質し、インクの吸収能力が低下したり、画像を
高温高湿環境下に長時間放置した場合にドットが滲み、
画像の鮮明性が低下すると云う問題がある。
【0007】従って本発明の目的は、上記した諸特性を
バランス良く同時に満足する記録媒体、特に記録媒体自
体或は該媒体に形成した画像を高温高湿環境下に長時間
放置しても殆ど変質を起こさない記録媒体及び係る記録
媒体を使用するインクジェット記録方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記の目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材及び基材の
少なくとも一方の面上に設けたインク受容層よりなる記
録媒体において、前記インク受容層が少なくとも、(i)
ポリビニルアルコール又はその誘導体と(ii)ポリアルキ
レンオキサイド又はその誘導体と(iii) カチオン性基を
有するビニル系モノマーと疎水性基を有するビニル系モ
ノマーとの共重合体である親水性アクリル樹脂とを含有
することを特徴とする記録媒体及びこれを用いたインク
ジェット記録方法である。
【0009】又、本発明の好ましい実施態様では、材料
(ii)のインク受容層中の含有量が2〜10重量%の範囲
である記録媒体、材料(iii) のインク受容層中の含有量
が10〜40重量%の範囲である記録媒体、インク受容
層中に0.5重量%以上の量のエポキシ化合物を含有す
る記録媒体、及び基材がプラスチックフイルムである記
録媒体を提供する。
【0010】
【作用】本発明者等は、インクジェット記録に適した記
録紙やオーバーヘッドプロジェクター用のトランスペア
レンシーフイルムの開発を行う中で、前記組成物を被覆
してなる記録媒体が、インクの吸収能力が極めて高く、
ドットが鮮明でシャープであり、耐ブロッキング性に優
れ、温湿度の環境条件の変化に対しても性能の変化が小
さく、特に高温高湿環境下における長期保存に安定な記
録媒体であること、又、高温高湿環境下における長期保
存に安定な画像を形成可能なことを見出し、本発明を完
成するに至ったものである。
【0011】
【好ましい実施態様】次に、好ましい実施態様を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。本発明においてインク受
容層の構成に使用する第一の材料であるポリビニルアル
コールは、酢酸ビニルのホモポリマーを酸又はアルカリ
で所定の鹸化度に鹸化することにより得ることが出来
る。又、ポリビニルアルコールの誘導体としては、酢酸
ビニルと、例えば、塩化ビニル、エチレン、マレイン
酸、イタコン酸、アクリル酸、ジメチルアミノエチルメ
タアクリレート或はその4級化物等とのコポリマーを鹸
化して得られる変性ポリビニルアルコールや、ポリビニ
ルアルコール分子中の水酸基と反応性を有する化合物、
例えば、メラミン樹脂、イソシアネート化合物、アルデ
ヒド類、エポキシ化合物、ホウ素或はクロム等を含有す
る化合物等とポリビニルアルコールとの反応生成物、例
えば、ポリビニルアセタールやポリビニルホルマール等
が挙げられる。上記のポリビニルアルコールの好ましい
鹸化度の範囲は、70〜99モル%の範囲である。この
範囲外のものは、水系インクの吸収能が低い為好ましく
ない。
【0012】本発明においてインク受容層の構成に使用
する第二の材料であるポリアルキレンオキサイドは、活
性水素基を2個以上有する化合物に、エチレンオキシド
及び/又はプロピレンオキシド等を付加して得られるポ
リヒドロキシ化合物である。活性水素基を2個以上有す
る化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、テトラエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、プロピルアミン、ブチルアミン、オクチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、ビスフェノールA、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン等が挙
げられる。ポリアルキレングリコールの誘導体として
は、上記ポリヒドロキシ化合物とこれらと反応性を有す
る化合物との反応生成物が挙げられる。これらのもの
は、少なくとも2万以上の重量平均分子量を有すること
が望ましい。分子量の低いものはインク受容層を形成し
た後でも粘着性が強く、ブロッキング等を発生し易い。
【0013】本発明においては特に好ましい化合物とし
ては、下記ものが挙げられる。即ち、上記の重量平均分
子量1,000以上のポリヒドロキシ化合物に、多価カ
ルボン酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステ
ルを反応させて得られる重量平均分子量2万以上のポリ
マーである。ポリヒドロキシ化合物と反応させる多価カ
ルボン酸の具体例としては、マロン酸、マレイン酸、コ
ハク酸、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー
酸、ピロメリット酸、トリメリット酸等が挙げられる。
その低級アルキルエステルの一例としてはモノメチル、
ジメチル、モノエチル、ジエチル、モノプロピル、ジプ
ロピル、モノブチル、ジブチルエステル等が挙げられ
る。上記ポリヒドロキシ化合物と多価カルボン酸又はそ
の酸無水物又はその低級アルキルエステルとの反応は、
80〜250℃の加熱下で0.001〜20mmHgの
減圧下で脱水又は脱アルコール(エステル交換)反応を
30分間〜10時間行うことにより得られる。ここで得
られる高分子化合物の分子量が2万未満の場合はインク
受容層の皮膜強度は弱く、耐ブロッキング性が不満足な
ものとなる。
【0014】次に合成例の1例を挙げて上記のポリマー
を更に具体的に説明するが、本発明はそれらの合成例の
みに限定されるものではない。合成例1 オートクレーブ中にグリセリン140重量部及び苛性カ
リ20重量部を仕込み、130℃の加熱下でエチレンオ
キシド12,000重量部を徐々に加えながら反応させ
た。反応生成物(中間体)の重量平均分子量を、ヒドロ
キシル価とアルカリ価を測定して計算したところ約8,
000であった。次にこの生成物100部を採り、テレ
フタル酸ジメチル2部を加え、125℃に昇温させた
後、1mmHgの減圧下でメタノールを除去した。得ら
れたポリマーの重量平均分子量を高速液体クロマトグラ
フィーで測定したところ約150,000であった。
【0015】本発明においてインク受容層の構成に使用
する第三の材料であるカチオン性基を有するビニル系モ
ノマーと疎水性基を有するビニル系モノマーとの共重合
体である親水性アクリル樹脂は、少なくとも下記の2つ
の群より選択された各1種以上のモノマーの共重合によ
り形成される。カチオン性基を有するモノマーとして
は、例えば、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタアクリレート、ジエチルアミノエ
チルメタアクリレート、メチルエチルアミノエチルアク
リレート、メチルエチルアミノエチルアクリレート、ジ
メチルアミノスチレン、ジエチルアミノスチレン、メチ
ルエチルアミノスチレン、及びその4級化化合物等、側
鎖に1〜3級アミン乃至4級アンモニウム塩基を有する
ものを挙げることが出来る。疎水性基を有するモノマー
としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル等のアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸アルキルエス
テル、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、エチレ
ン等が挙げられる。これらの共重合体の共重合割合は、
モル比で1/9〜9/1の範囲が好ましい。又、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート等のその他の親水性モノマーを必要に応じ
て含んでもよい。
【0016】又、本発明においても、上記の3種の材料
を少なくとも含んでなるインク受容層形成用組成物中
に、更にエポキシ化合物を0.5重量%以上、好ましく
は0.5〜5重量%の割合で含有させることにより、記
録面の機械的強度をより向上させることが可能である。
エポキシ化合物の具体例としては、エチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルアルコールジグリシジルエーテル、グ
リセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプ
ロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグ
リシジルエーテル等が挙げられる。
【0017】以上の様に、本発明では基材の少なくとも
片方の面上に、少なくとも上記の3種の材料を含む組成
物からなるインク受容層を設けることにより、前記の全
ての要求特性をバランスよく満足し、特に、記録媒体自
体及び該媒体に形成した画像を高温高湿環境下に長期間
放置した場合の記録媒体自体及び該媒体に形成した画像
の変質の発生を極力抑えることが出来た。これらの効果
は上記3種の材料を併用することによる相乗効果であ
る。
【0018】本発明における前記材料(ii)は、インク受
容層中に2〜10重量重量%の割合で含まれることが好
ましい。上記の範囲より少ないと、インク受容層のイン
ク吸収性が不十分である。特に、高温高湿環境下に長期
間放置した場合の記録媒体自体の変質(インク吸収性の
低下)が発生し易くなる。上記の範囲より多いと、材料
(iii) を併用しても、高温高湿環境下に長期間画像を放
置した場合の変質(ドットが経時的に滲み、画像の鮮明
性が低下する)が発生し易くなる。従来、材料(i) と材
料(ii)は、相溶性に乏しく混合して被膜を形成すると、
経時的に分離し被膜が白濁することが知られていたが、
本発明においては材料(iii) を更に併用することによ
り、OHP用記録シートとして十分に使い得る透明性に
優れたインク受容層を有する記録媒体を調製することが
可能となった。この点においてインク受容層中の材料(i
ii) の含有量は、少なくとも材料(ii)より大きいことが
望ましい。本発明における前記材料(iii) は、インク受
容層中に10〜40重量%の割合で含まれることが好ま
しい。上記の範囲より少ないと、材料(ii)を上記の範囲
で含有してもインク吸収性が不十分であり、且つ、高温
高湿環境下での画像の経時的な滲みを発生し易くなる。
上記の範囲を超えると、画像上にムラを発生する為に好
ましくない。
【0019】本発明では上記の3成分を少なくとも含有
する組成物を、基材表面の少なくとも片方の面に被覆し
て基材表面にインク受容層を有する記録媒体とするもの
であるが、この組成物には本発明の目的達成を妨げない
範囲において他の各種バインダー、フィラー、添加剤を
併用することが出来る。他のバインダーの一例として
は、従来公知のデンプン、カチオン化デンプン、カゼイ
ン、ゼラチン、アクリル樹脂、無水マレイン酸樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、SBRラテックス、アルギン酸
ソーダ、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる
が、これに限定されない。
【0020】フィラーの一例としてはシリカ、アルミ
ナ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、塩基性
炭酸マグネシウム、タルク、クレイ、ハイドロタルサイ
ト、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリアクリレート等のプラス
チックピグメント等が挙げられるが、これらに限定され
ない。その他の添加剤の具体的な例としては、各種界面
活性剤、染料固着剤(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止
剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、
pH調整剤、防カビ剤、可塑剤が挙げられる。これらの
添加剤については従来公知の添加剤から目的に応じて任
意に選択すればよい。
【0021】本発明の記録媒体を構成する基材として
は、上質紙、中質紙、アート紙、ボンド紙、再生紙、バ
ライタ紙、キャストコート紙、ダンボール紙等の紙や、
ポリエチレンテレフタレート、セルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート、セロハン、セルロイ
ド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリビニルクロラ
イド、ポリビニリデンクロライド、ポリアクリレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックからな
るフイルム若しくは板、ガラス板、或は木綿、レーヨ
ン、アクリル、ナイロン、絹、ポリエステル等の布を使
用することが出来る。記録媒体の記録目的、記録画像の
用途或はその上部に被覆されるインク受容層との密着性
等の諸条件に応じて上記基材の中から適宜選択される。
【0022】本発明の記録媒体を作成するに当っては、
先ず、前記組成物を必要により他の添加剤と共に、水或
はアルコール又は他の適当な溶媒に溶解又は分散し、塗
工液を調製する。得られた塗工液を、例えば、ロールコ
ーター法、ブレードコーター法、エアナイフコーター
法、ゲートロールコーター法、サイズプレス法、スプレ
ーコート法、グラビアコーター法、カーテンコーター法
等により基材表面に塗工する。その後、例えば、熱風乾
燥炉、熱ドラム等を用いて乾燥し、本発明の被記録媒体
が得られる。更に必要に応じてインク受容層の平滑化或
は表面強度を上げる為にスーパーカレンダー処理等を施
してもよい。
【0023】インク受容層の塗工量としては総量とし
て、固形分で0.2〜50g/m2 、より好ましくは1
〜30g/m2 の範囲内である。塗工量が少ない場合に
は基材の一部が表面に露出していてもよい。又、塗工量
が0.2g/m2 に満たない場合には、インク受容層を
設けなかった場合に比べて染料の発色性の点で効果がな
く、一方、50g/m2 を越えて設けた場合には特に、
低温低湿環境下におけるカールの発生が著しくなるので
好ましくない。塗工量を厚さで表した場合の塗工量は
0.5〜100μmの厚みになる範囲が好適である。以
上説明した記録媒体にインクジェット記録を行う場合の
インクそれ自体は、従来公知のものが何等問題なく使用
可能である。
【0024】前記の記録媒体に上記のインクを付与して
記録を行う為の方法は、好ましくはインクジェット記録
方法であり、該方法は、インクをノズルより効果的に離
脱させて、射程体である記録媒体にインクを付与し得る
方式であればいかなる方式でもよい。特に、特開昭54
−59936号公報に記載されている方法で、熱エネル
ギーの作用を受けたインクが急激な体積変化を生じ、こ
の状態変化による作用力によって、インクをノズルから
吐出させるインクジェット方式は有効に使用することが
出来る。本発明の記録媒体を用いて記録を行うのに好適
な一例のインクジェット記録装置を以下に説明する。
【0025】その装置の主要部である記録ヘッド構成例
を図1、図2及び図3に示す。ヘッド13は、インクを
通す溝14を有するガラス、セラミックス、又はプラス
チック板等と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15
(図ではヘッドが示されているが、これに限定されるも
のではない)とを接着して得られる。発熱ヘッド15
は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、アルミニ
ウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成される
発熱抵抗体層18、畜熱層19、アルミナ等の放熱性の
よい基板20より成っている。
【0026】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで満たされており、圧力Pによりメニスカス23を
形成している。今、電極17−1及び17−2に電気信
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が
吐出して、オリフィス22より記録小滴24となり被記
録材25に向かって飛翔する。図3に、図1に示すヘッ
ドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マルチ
ヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図1に
説明したものと同様な発熱ヘッド28を接着して作られ
ている。尚、図1はインク流路に沿ったヘッド13の断
面図であり、図2は図1のA−B線での切断面図であ
る。
【0027】図4に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の1例を示す。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となりカンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる
記録領域に隣接した位置に配設され、又、本例の場合、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
62はキャップであり、ブレード61に隣接するホーム
ポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な
方向に移動して、吐出口面と当接しキャッピングを行う
構成を具える。更に63はブレード61に隣接して設け
られるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録
ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
【0028】上記ブレード61、キャップ62、吸収体
63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61
及び吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵やほ
こり等の除去が行われる。65は吐出エネルギー発生手
段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録材
にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記録
ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行うため
のキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と
慴動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68
(不図示)によって駆動されるベルト69と接続してい
る。これにより、キャリッジ66はガイド軸67に沿っ
た移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及
びその隣接した領域の移動が可能となる。
【0029】51は、被記録材を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて、排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙され
る。
【0030】上記構成において、記録ヘッド65が記録
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避し
ているが、ブレード61は移動経路中に突出している。
この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中へ突出するように移動する。
【0031】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。上記した記録ヘッドのホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッドが記録の為に記録領域を移動す
る間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジショ
ンへ移動し、この移動に伴って、上記ワイピングが行わ
れる。
【0032】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、特
に断りのない限り重量基準である。実施例1〜7及び比較例1及び2 (i) ポリビニルアルコール(商品名;SMR−10H
信越化学)、(ii)合成例1で得られたポリマー及び(ii
i) メチルメタアクリレートとアクリル系4級アンモニ
ウム塩化合物との共重合体である親水性アクリル樹脂
(ジェリマーSP−50 日本純薬)の混合物を水93
部とイソプロピルアルコール7部との混合溶剤中に撹拌
混合しながら添加し溶解した。材料(i) 、(ii)及び(ii
i) の使用割合を後記表1に示した。得られた塗工液を
ワイヤーバーを用いて、ポリエチレンテレフタレートフ
イルム(厚さ100μm;ルミラー 東レ)に、乾燥後
の塗布厚が20μmになる様に塗布した後、100℃に
て10分間乾燥して本発明及び比較用の記録媒体を調製
した。これらの記録媒体に、下記組成のインクを用い
て、熱エネルギーによりインクを発泡させてインクを吐
出させるインクジェット記録装置により下記条件でカラ
ー記録を行った。
【0033】インク組成: 染 料 4部 グリセリン 7部 チオジグリコール 10部 尿 素 5部 水 74部染料 : Y:C.I.ダイレクトイエロー#86 M:C.I.アシッドレッド#23 C:C.I.ダイレクトブルー#199 Bk:C.I.フードブラック#2記録条件 : 吐出周波数 :4KHz 吐出液滴の容量 :45pl 記録密度 :360DPI 最大単色インク付与量 :8nl/mm2
【0034】得られたカラープリントサンプルについて
以下の項目について評価を行った。 評価項目 : (1)インク吸収性 30℃/湿度80%の環境下において、イエロー、シア
ン、マゼンタの各2色のフルドットで記録してから放置
した後、記録画像に指触した時に、インクがインク受容
層内部に取り込まれて指に付着しなくなるか否かで判断
した。10分間以内に指に付着しなくなる場合を○、2
0分以内を△、20分経過しても付着する場合を×とし
た。
【0035】(2)耐ブロッキング性 30℃/湿度80%の環境下において、イエロー、シア
ン、マゼンタの各2色のフルドットで記録してから30
分間経過後、記録面にPPC用紙を当てた後、クリアポ
ケットファイル(ライオン製、ポリプロピレンフイル
ム)内に封入し、この状態で40g/cm2 の圧力下で
記録画像を積載した。この時にフイルムと紙とが容易に
剥離することが出来るか否かで判断した。容易に剥離出
来る場合を○、剥離することが出来ずにインク受容層が
紙に転写したり、紙の一部が記録面に粘着したままのも
のを×、その中位のものを△とした。 (3)画像濃度 上記のプリンターを用いてベタ印字(200%Dut
y)した印画物のブラック(Bk)の画像濃度を、マク
ベス濃度計RD−918を用いて評価した。
【0036】(4)記録媒体の保存性 それぞれの記録媒体を35℃/湿度90%の環境下に7
日間保管した後に、23℃/湿度55%の環境下に1日
間保管し、その後に、23℃/湿度55%の環境下で上
記のプリンターを用いて評価した。保存前の記録媒体に
比べ、インクの溢れ、滲み出し及び文字太りを発生し、
画質が著しく劣っているものを×、変化の認められない
ものを○、その中位のものを△とし、インク吸収性の低
下以外に、画像濃度の低下やフイルムの白濁(透明性の
低下)等の問題を発生しているものを××とした。
【0037】(5)画像ムラ 上記のプリンターを用いてベタ印字した印字物におい
て、濃淡ムラが認められないものを○、印字物と眼とを
50cm離した距離からの目視でも確認することが出来
るものを×、その中位のものを△とした。 (6)画像の保存性 それぞれの記録媒体に対して上記のプリンターを用いて
記録した画像を35℃/湿度90%の環境下に7日間保
管した後に、保存前の画像と比較評価した。保存前の画
像に比べ、インクの溢れ、滲み出し及び文字太りを発生
し、画質が著しく劣っているものを×、変化の認められ
ないものを○、その中位のものを△とした。上記の評価
結果を纏めて後記表2に示した。
【0038】実施例8及び9 (i) ポリビニルアルコールとして、部分鹸化型ポリビニ
ルアルコール(PVA−217 クラレ)及びカチオン
変性型ポリビニルアルコール(PVA−C−318−2
A クラレ)をそれぞれ用いた以外は、実施例1と同様
にして本発明の記録媒体を調製した。実施例10 (ii)ポリアルキレングリコールとして、ポリエチレンオ
キサイド(アルコックスR−40 明成化学)を用いた
以外は、実施例1と同様にして本発明の記録媒体を調製
した。
【0039】比較例3 (i) ポリビニルアルコールとして、部分鹸化型ポリビニ
ルアルコール(PVA−217 クラレ)を用いた以外
は、比較例1と同様にして比較用の記録媒体を調製し
た。比較例4 (i) ポリビニルアルコールに代えて、ポリビニルピロリ
ドン(PVP−K−90 GAF)を用いた以外は、比
較例1と同様にして比較用の記録媒体を調製した。
【0040】実施例11及び12 基材として、アート紙及び上質紙を用いた以外は、実施
例2と同様にして本発明の記録媒体を調製した。評価結
果を纏めて後記表2に示した。
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明により、イン
ク吸収性に優れ、ドットが鮮明であり、光学濃度が高
く、高精細な画像が可能なばかりでなく、特に、記録媒
体自身或は該媒体に形成した画像を高温高湿環境下に長
時間放置しても変質しない、媒体自身及び該媒体に形成
した画像の保存安定性にも優れた理想的な要求性能をも
った記録媒体及びそれを用いたインクジェット記録方法
を供給することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
61:ワイピング部材 62:キャップ 63:インク吸収体 64:吐出回復部 65:記録ヘッド 66:キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 美由紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤田 昇 埼玉県狭山市上奥富1140 ダイニック株式 会社東京工場内 (72)発明者 本澤 力 埼玉県狭山市上奥富1140 ダイニック株式 会社東京工場内 (72)発明者 尾作 亘 埼玉県狭山市上奥富1140 ダイニック株式 会社東京工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材及び基材の少なくとも一方の面上に
    設けたインク受容層よりなる記録媒体において、前記イ
    ンク受容層が少なくとも、 (i)ポリビニルアルコール又はその誘導体と(ii)ポリア
    ルキレンオキサイド又はその誘導体と(iii) カチオン性
    基を有するビニル系モノマーと疎水性基を有するビニル
    系モノマーとの共重合体である親水性アクリル樹脂とを
    含有することを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 ポリアルキレンオキサイド又はその誘導
    体のインク受容層中における含有量が、2〜10重量%
    の範囲内である請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 カチオン性基を有するビニル系モノマー
    と疎水性基を有するビニル系モノマーとの共重合体であ
    る親水性アクリル樹脂のインク受容層中の含有量が、少
    なくともポリアルキレンオキサイド又はその誘導体の含
    有量よりも大きい請求項1に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 カチオン性基を有するビニル系モノマー
    と疎水性基を有するビニル系モノマーとの共重合体であ
    る親水性アクリル樹脂のインク受容層中の含有量が、1
    0〜40重量%の範囲内である請求項1に記載の記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 基材がプラスチックフイルムである請求
    項1〜4のいずれかに記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1の記録媒体に対して、記録信号
    に従ってインクジェット記録ヘッドのオリフィスからイ
    ンクを吐出させて記録を行うことを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。
  7. 【請求項7】 インクに熱エネルギーを作用させて液滴
    を吐出させる請求項6に記載のインクジェット記録方
    法。
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