JPH07170528A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH07170528A
JPH07170528A JP5313844A JP31384493A JPH07170528A JP H07170528 A JPH07170528 A JP H07170528A JP 5313844 A JP5313844 A JP 5313844A JP 31384493 A JP31384493 A JP 31384493A JP H07170528 A JPH07170528 A JP H07170528A
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signal processing
gamma
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signal
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Masaru Kanazawa
勝 金澤
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 好ましい階調再現を保ちながら正確な色再現
を行なうこと。 【構成】 信号処理回路5は、ディスプレイにおけるガ
ンマ特性の逆変換を行う部分であり、γ=2.8とおい
た変換を行う。この出力r′,g′,b′信号を直接デ
ィスプレイへ入力すると、正確な色再現になるが、好ま
しい階調再現にはならない。信号処理回路6は、入力
r,g,b信号から“代表的な信号レベルd”を求める
もので、単純に最大値を出力するものである。最大値を
用いるのは、明るく色の鮮やかなものに対しては輝度の
低下を引き起こさないようにするためである。入力が
[r:1.0,g:0.0,b:0.0]の場合、平均
値は0.33であり、このレベルに対してガンマの違い
を補正すると約0.9倍することになり、ディスプレイ
上では色は変わらないものの暗くなる。最大値を用いる
のであれば、補正値は1.0であり、鮮やかな色が再現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに撮像装置におけ
る映像信号処理装置に関し、特にテレビジョンの規格で
定められたガンマ特性(光−映像信号変換特性)と実際
のディスプレイのガンマ特性との違いを補正することに
より好ましい色再現を行う映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンでは、表示器のCRTのガ
ンマ特性(入力の映像信号と出力の光との関係)をγ=
2.2と仮定して、その逆変換を撮像側で行い伝送して
いる。これを式(1)に示す。しかし、実際のCRTの
ガンマはγ=2.8程度であり、2.2とは大きく異な
っている。現在のテレビジョンの撮像系と受像系の関係
を図1に示す。20は3原色(R,G,B)の3本の撮
像管、1は各撮像管1からのr,g,b信号を以下のよ
うにしてガンマ補正する信号処理回路、2はこの処理後
のr″,g″,b″信号を輝度(Y)および色差(C
1,C2)信号に変換するマトリックス回路であって、
これらは撮像装置を構成する。YおよびC1,C2信号
は、伝送信号として受像装置に入力され、まずマトリッ
クス回路3によってr″,g″,b″信号に変換され、
CRT4に供給されr,g,bから構成されるカラー画
像として表示される。ここで、信号処理回路1は(1)
式でγ=2.2とした変換を行うもので、「″」を付け
てある信号はこのガンマ補正がされた信号であることを
示す。なお実際のカメラでは、色再現補正のリニアマト
リクスが撮像管と信号処理回路1との間に入っている。
【0003】
【数1】 v=L1/r または L=vr (1) ここでv:映像信号、L:入力または出力の光の大きさ γ:ガンマの値 このため、光の領域でみて総合入出力特性は図2および
(2)式のように暗部が少しつぶれた特性になる。これ
は、正確な輝度再現ではないが、黒が締まって一般に好
ましい階調再現とみなされている。
【0004】
【数2】 Lo =v2.8 =(Li 1/2.22.8 =Li 1.3 (2) ここでLo :出力の光の大きさ、Li :入力の光の大き
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、階調再
現に対しては、現在のテレビジョンは好ましい再現を行
っているが、色についてみると問題がある。
【0006】例えば、入力が[r:0.5,g:0.
3,b:0.3]というようなやや赤い色の場合、
(2)式の変換によりディスプレイ上には[r:0.4
1,g:0.21,b:0.21]が再現される。これ
は、入力よりも赤の強い色である。このため、撮像装置
においてリニアマトリクスなどにより正確な色再現をし
ようとしても、ガンマの違いによりディスプレイ上には
入力よりも濃い色が再現される。もし撮像側で行うガン
マ補正の値をディスプレイと同じにするならば、正確な
色再現は可能だが、好ましい階調再現にはならない。
【0007】本発明の目的は、以上のような問題を解消
し、好ましい階調再現を保ちながら、正確な色再現(厳
密な表現をすると、色相と彩度の正確な再現)を行なえ
る映像信号処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は撮像手段からの映像信号に関して表示手段のガ
ンマ値に応答する値でガンマ補正するガンマ補正手段
と、前記撮像信号に関して前記ガンマ補正と総合するこ
とによって前記表示手段の階調特性に適合する補正を行
う階調特性補正手段とを具えたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】〈実施例1〉図3に本発明の第1の実施例
にかかる撮像装置を示す。3原色R,G,Bの各撮像管
20からのr,g,b信号は、信号処理回路5に入力さ
れる。この信号処理回路5は、ディスプレイにおけるガ
ンマ特性の逆変換を行う部分であり、(1)式でγ=
2.8とおいた変換を行う。この出力r′,g′,b′
信号を直接ディスプレイへ入力すると、正確な色再現に
なるが、好ましい階調再現にはならない。
【0011】信号処理回路6は、入力r,g,b信号か
ら“代表的な信号レベルd”を求めるもので、その手段
としては図4,図5がある。図4に示すように、演算回
路9は、単純に(3)式のように最大値を出力するもの
である。最大値を用いるのは、明るく色の鮮やかなもの
に対しては輝度の低下を引き起こさないようにするため
である。例えば、入力が[r:1.0,g:0.0,
b:0.0]の場合、平均値は0.33であり、このレ
ベルに対してガンマの違いを補正すると(6)式より約
0.9倍することになり、ディスプレイ上では色は変わ
らないものの暗くなる。最大値を用いるのであれば、補
正値は1.0であり、鮮やかな色が再現できる。
【0012】
【数3】 d=Max(r,g,b) (3) 図5は演算回路9の他にさらに次の2つの演算回路を用
いる。すなわち、演算回路10は、(4)式のように最
小値を与える。また演算回路11は、(5)式のように
演算回路9の出力d1と演算回路10の出力d2とによ
って内挿を行うものである。
【0013】
【数4】d1 =Max(r,g,b)…図4の演算回路
9と同じ。
【0014】 d2 =Min(r,g,b) (4) d =(d1 2+d2 2)/(d1 +d2 ) (5) 図3において、信号処理回路6からの出力dを入力する
信号処理回路7は、現在のテレビジョンで行われている
ガンマ補正と実際のディスプレイのガンマ特性の違いを
補正するもので、(6)式の演算結果を出力する。
【0015】
【数5】 e=d(1/r1-1/r2) (6) ここでr1:テレビジョンの規格によるガンマ(2.
2) r2:実際のディスプレイのガンマ(約2.8) 信号処理回路7の出力eは、掛算器8において信号処理
回路5からの各信号r′,g′,b′に掛け算され、掛
算器8からの各出力はマトリクス回路2に入力され、そ
こでY,C1,C2信号に変換され、伝送系に出力され
る。
【0016】例えば入力すなわち、撮像管20からの信
号が[r:0.5,g:0.3,b:0.3]のとき、
各段での出力は以下の通りである。
【0017】(1)信号処理回路5の出力:[r′:
0.78,g′:0.65,b′:0.65] 信号処理回路6(図4の構成の時)の出力:d=0.5 信号処理回路7の出力:e=0.93 掛算器8の出力:[r′:0.73,g′:0.61,
b′:0.61] γ=2.8のディスプレイ上に再現される色:[r:
0.41,g:0.25,b:0.25] これは、r,g,bの比率が入力と同じであるため、入
力と同じ色であるが、全体のレベルは前述した現在のテ
レビジョンによる再現値にほぼ等しい。したがって、階
調特性は現在のテレビジョンとほぼ等しくなっている。
【0018】(2)信号処理回路6が図5の構成の時
は、d=0.43,e=0.92となり、ディスプレイ
上には[r:0.40,g:0.24,b:0.24]
が再現される。
【0019】このように本実施例では、入力とディスプ
レイ上に出力される色は同じでありながら、階調再現特
性は現在のテレビジョンとほぼ同じである。
【0020】〈実施例2〉図6に本発明の第2の実施例
を示す。構成は図3のそれとほぼ同じであるが、信号処
理回路6には、信号処理回路5の出力r′,g′,b′
信号を入力し、同回路6の出力dを処理するのが信号処
理回路12である点が異なる。
【0021】信号処理回路6の入力は信号処理回路5の
出力なので、信号処理回路12は(7)式の演算を行
い、その出力fを掛算器8に入力する。
【0022】
【数6】
【0023】〈実施例3〉図7に本発明の第3の実施例
を示す。構成は図3のそれとほぼ同じであるが、掛算器
8は信号処理回路5の前に設けてあるので、信号処理回
路7の代りに用いる信号処理回路13は(8)式の演算
を行い、その出力kを掛算器8に入力する。
【0024】
【数7】 f=dr2/r1-1 (8) 〈実施例4〉図8に本発明の第4の実施例を示す。構成
は図3のそれとほぼ同じであるが、すべての処理がマト
リクス回路2の後なので、信号処理回路6の代わりに信
号処理回路12を用いる。輝度信号Yは0〜1.0であ
るが、色差信号C1,C2は−0.5〜0.5の範囲な
ので、信号処理回路12は図4,図5の代わりに図9,
図10の構成となる。
【0025】図9では、演算回路15により(9)式で
与えられる値を出力する。
【0026】
【数8】 d=Max(Y,2・|c1|,2・|c2|) (9) 図10では、演算回路15と(10)式で与えられる値
を出力する演算回路16を用いて演算回路11から(1
1)式で与えられる値を出力する。
【0027】
【数9】 d1 =Max(Y,2・|c1|,2・|c2|)…(9)式と同じ d2 =Min(Y,2・|c1|,2・|c2|) (10) d =(d1 2+d2 2)/(d1 +d2 ) (11) 〈実施例5〉図11に本発明の第5の実施例を示す。こ
れは図1の撮像装置の系統により作られた信号Y,C
1,C2を、付属回路で補正して補正後の信号Y′,C
1′,C2′を出力するものである。ガンマ補正が信号
処理回路1で行われているため、それを図6の信号処理
回路5で作られた信号と同じにするため、信号処理回路
17が用いられる。これは(12)式の補正を行うもの
である。他は図6と同じである。
【0028】
【数10】 g=dr1/r2 (12)
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、好
ましい階調再現を保ちながら正確な色再現を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョンにおける撮像装置と受像装置の構
成を示す図である。
【図2】テレビジョンにおける光の領域での入出力特性
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図4】信号処理回路6の構成の一例を示す図である。
【図5】信号処理回路6の構成の他の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】信号処理回路14の構成の一例を示す図であ
る。
【図10】信号処理回路14の構成の他の一例を示す図
である。
【図11】本発明の第5の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
5,6,7 信号処理回路 8 掛算器 20 撮像管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段からの映像信号に関して表示手
    段のガンマ値に応答する値でガンマ補正するガンマ補正
    手段と、前記撮像信号に関して前記ガンマ補正と総合す
    ることによって前記表示手段の階調特性に適合する補正
    を行う階調特性補正手段とを具えたことを特徴とする映
    像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記階調特性補正手
    段は、前記撮像手段からの撮像信号に基づいて補正信号
    を作成し、当該補正信号によって前記ガンマ補正後の撮
    像信号を補正することを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記階調特性補正手
    段は、前記ガンマ補正後の撮像信号に基づいて補正信号
    を作成し、当該補正信号によって前記ガンマ補正後の撮
    像信号を補正することを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記階調特性補正手
    段は、前記撮像手段からの撮像信号を補正し、前記ガン
    マ補正手段は前記階調補正後の撮像信号を補正すること
    を特徴とする映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 現行テレビジョン信号に対して請求項1
    の映像信号処理装置を適用することを特徴とする映像信
    号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527851A (ja) * 2008-07-08 2011-11-04 イーストマン コダック カンパニー 異なる規格を使用して符号化された画像の変換

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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