JPH07169371A - コントロールキー装置 - Google Patents

コントロールキー装置

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JPH07169371A
JPH07169371A JP6277089A JP27708994A JPH07169371A JP H07169371 A JPH07169371 A JP H07169371A JP 6277089 A JP6277089 A JP 6277089A JP 27708994 A JP27708994 A JP 27708994A JP H07169371 A JPH07169371 A JP H07169371A
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fulcrum
key top
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Takeki Sugiyama
武樹 杉山
Hiroshi Matsumiya
博 松宮
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Sega Enterprises Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性、操作性の向上及び製作が容易でメ
リハリの効いた操作感が得られ、さらに支点体のズレを
抑制したコントロールキー装置を提供する。 【構成】 開口部11を有するハウジング1と、少なくと
も一対の電極部4aを有する基板4と、前記電極部間の中
間部分に位置して基板上に設置された支点体3と、前記
電極部のそれぞれに対応して前記基板上に弾性部材によ
り支持され可動的に設置された可動接点部51aと、キー
トップ部2とを有し、前記キートップ部は前記開口部か
らハウジング上部に露出する押圧操作部2aと、前記可動
接点部51aのそれぞれに対応して形成された接点押圧部2
1と、前記支点体3に対向して微小間隔をおいて位置す
る中央部とを有し、前記支点体3は前記中央部に対向し
て凸球面を有し、前記中央部は前記凸球面に対応する凹
球面22を有する凹面部を有することを特徴とするコント
ロールキー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビゲーム装置やポー
タブル型電子ゲーム装置に用いられるコントロールキー
装置に関し、特に表示キャラクター等の移動方向を指定
するための方向性コントロールキーに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人による実開平4ー59472号
において、実公平3−13951号で開示されている従
来の方向性コントロールキーの問題点を改善したコント
ロールキー機構を提案した。前記した実公平3−139
51号において、キートップと一体的に形成された底面
中央の先端部が半球状となっており、キートップの下側
に電極が形成された基板を備え、そして該半球状の先端
部と該基板との間に常に微小間隔が存在するように該キ
ートップ下面が弾力性の保持部材に載置されたものが公
知となっている。尚、テレビゲームはテレビジョンに画
像と音声を出力して楽しむ電子ゲームに対する通称で、
ビデオゲームとも呼ばれる。
【0003】キートップの上面の押圧操作部をある方向
に押圧すると、キートップが可動保持部材の弾力性に抗
して下がり底面中央の先端部が基板に当接し、該先端部
が支点となりシーソ式に押圧方向に傾動し、押圧力を受
けた側の可動保持部の下面に形成されている導電ゴム
(可動接点)を対応する電極に接触させることにより電
気的に短絡させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の方向性
キーでは、キートップの押圧時に、キートップの底面の
先端部が基板に直接当接するので、先端部の押圧による
衝撃が基板に加わる。さらに該先端部がキートップの傾
動する度に該基板との間に摩擦が生じる。方向性キーの
使用頻度が多いので、キートップ操作の都度加わる衝撃
や摩耗により、基板が破損する原因となり耐久性に難点
があった。
【0005】さらにキートップの操作頻度が特定方向に
集中していると、キートップの先端部の摩耗が特定方向
に偏って形状がいびつになるため、全方向一律の操作性
が維持できなくなる。またキートップの先端部や基板が
摩耗してしまうと先端部と基板との間隔に開きが生じて
しまい、先端部の支点としての高さが低くなり、当初の
操作性が期待できなくなる。さらに、支点となる先端部
がキートップと一体的に形成されているので、先端部を
構成する材料の選択に制限があり、摩耗に強い材料を使
用することが困難であり、かつ操作性を向上させるため
に必要な高精度の加工に制約があった。
【0006】上記した従来技術の問題点を解決するため
に本願出願人による実開平4−59472号において、
ハウジングの開口部より露出する押圧操作部と支点体に
当接する底面部を有するキートップ部材と、該キートッ
プ部材の下方に配置された、複数の接点を有する回路基
板と、該回路基板上に載置された、可動接点を含む弾性
体と、該弾性体の中央の支点保持部に保持された支点体
を有するコントロールキー機構を提案した。
【0007】前記するコントロールキーにおいて支持体
は球体とし、支点体に当接するキートップ部材の底面部
は平面部となっている。球体は弾性体に嵌合して保持さ
れているがキートップ部底面に繰り返し当接する間に、
弾性体の押さえが効かなくなり球体がズレて、キートッ
プを押した場合に隣の接点も入ってしまうことがあり、
さらに改良が必要であった。
【0008】従って本発明のひとつの目的は、耐摩耗
性、耐久性の向上したコントロールキー装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、操作性の向上したコ
ントロールキー装置を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、製作が容易なコントロールキー装置を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、メリ
ハリの効いた操作感の得られるコントロールキー装置を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は支点体
のズレを抑制したコントロールキー装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によるコ
ントロールキー装置は、開口部を有するハウジングと、
少なくとも一対の電極部を有する基板と、前記電極部間
の中間部分に位置して基板上に設置された支点体と、前
記電極部のそれぞれに対応して前記基板上に弾性部材に
より支持され可動的に設置された可動接点部と、キート
ップ部とを有し、前記キートップ部は前記開口部からハ
ウジング上部に露出する押圧操作部と、前記可動接点部
のそれぞれに対応して形成された接点押圧部と、前記支
点体に対向して微小間隔をおいて位置する中央部とを有
し、前記支点体は前記中央部に対向して凸球面を有し、
前記中央部は前記凸球面に対応する凹球面を有する凹面
部を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明の他の態様によるコントロー
ルキー装置は、開口部を有するハウジングと、互いに直
交する直線上に、直交点を中心点として対称に配置され
た一対ずつの電極部を有する基板と、前記中心点上に位
置して前記基板上に配置された支点体と、前記電極部の
それぞれに対応して前記基板上に弾性部材により支持さ
れ可動的に設置された可動接点部と、キートップ部とを
有し、前記キートップ部は前記開口部からハウジング上
部に露出する押圧操作部と、前記可動接点部のそれぞれ
に対応して形成された接点押圧部と、前記支点体に対応
する位置に形成された中央部とを有し、前記支点体は前
記中央部に対向して凸球面を有し、前記中央部は前記凸
球面に対応する凹球面を有する凹面部を有しており、前
記キートップ部は前記押圧操作部から押圧力が加えられ
たとき、前記押圧力に応じて支点体の凸球面と前記凹球
面が面接触しながら傾動し、前記接点部の何れか一つま
たは隣合う二つが対応するそれぞれの前記電極部に接触
するように形成されたことを特徴とする。
【0011】本発明のさらに他の態様によるコントロー
ルキー装置において、前記支点体は弾性部材を介して前
記基板に保持されていることを特徴とする。本発明のさ
らに他の態様によるコントロールキー装置においては、
前記キートップ部に前記押圧操作部から押圧力が加えら
れていない状態において、前記中央部と前記支点体の間
に微小間隔を有するように、前記キートップ部が前記可
動接点部の前記弾性部材により支持されていることを特
徴とする。
【0012】本発明のさらに他の態様によるコントロー
ルキー装置は、少なくとも一対の電極部を有する基板
と、前記電極部のそれぞれに対応して形成され弾性的に
支持される可動接点部と、前記可動接点部間の中間位置
に設けられた支点保持部とを有し、前記可動接点部が対
応する前記電極部から微小間隔をおいて離間して可動的
に配置されるように前記基板上に搭載された弾性部材
と、前記支点保持部によって保持され、露出している部
分が凸球面を有する支点体と、押圧操作部と、前記可動
接点部のそれぞれに対応して配置され該可動接点部上に
載置された接点押圧操作部と、前記支点体に対応して設
けられ前記凸球面に対応する凹球面を有する凹面部とを
有するキートップ部と、前記基板、前記弾性部材、前記
支点体及び前記キートップ部を収容し、前記キートップ
部の所定位置からの離脱を防止する手段を有するハウジ
ングとを有し、前記押圧操作部は前記ハウジングの外部
に露出しており、前記キートップ部は、前記押圧操作部
に押圧力が加えられたとき、前記押圧力に応じて前記凹
球面が前記支点体の前記凸球面に接触しながら傾動し、
前記押圧力を受けた側の前記接点押圧部が対応する前記
可動接点部を押し下げるように構成されてなることを特
徴とする。
【0013】本発明のさらに他の態様によるコントロー
ルキー装置において、前記キートップ部は該キートップ
部本体の周側位置に設けられた周側部を有し、前記ハウ
ジングの前記離脱防止手段は前記ハウジングの上部裏面
において前記押圧操作部を取り囲み、前記周側部に当接
するように形成されていることを特徴とする。本発明の
さらに他の態様によるコントロールキー装置において、
前記支点体はスチール製の球体であり、前記球体の一部
は弾性部材内に埋設されて前記基板上に保持されている
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】前記の構成において、キートップ部を押圧する
と、接点押圧部が可動接点部を弾性部材の弾性力に抗し
押下げ、キートップ部の底面の凹面部が弾性部材中央に
保持された支点体の凸球面部に面で接する。すると、キ
ートップ部は前記凹面部の凹球面が支持体の凸球面に沿
って滑りながら押圧した側に傾動し、押圧力を受けた側
の接点押圧部が対応する可動接点部を押し下げ可動接点
部は基板上の電極に当接し回路を閉じて導通しスイッチ
動作を行う。
【0015】そしてキートップ部から手を離し、押圧を
解除すると、接点押圧部に押圧されていた弾性体の復元
力により、可動接点部が電極から離れ回路を開き、キー
トップ部が元の位置に戻る。また、ハウジングに押圧操
作部を取り囲むようにして設けられた離脱防止手段によ
ってキートップ部はハウジング内の所定一に保持され
る。このようにして上下左右方向の操作を行うことがで
きる。
【0016】キートップ部材を押すと、キートップの凹
面部が支点体の凸球面に面で接し押圧力として加わり、
押圧力は該支点体から弾性部材を介して基板で受ける。
この際に弾性部材にて押圧の際の衝撃力を吸収するとと
もに、凹面部が支点体のズレを抑える。キートップの凹
面部が支点体の凸球面に面接触し、接触面積が増えるの
でキートップの底面は摩耗に対する抵抗性が高まる。前
記構成において支点体をスチール製の球体にすることに
より、さらに摩耗に対する抵抗性が高まり、長期間の使
用においてキートップと基板との間に一定の距離を保
つ。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の構成を説明す
る。図1は本発明のコントロールキー装置の上側ハウジ
ングを外した平面図であり、図2は図1のA−A線のハ
ウジング付きの断面図である。
【0018】キートップ部材2はキートップ本体が短円
柱形で上面がハウジング1の開口部11より露出し、露出
面には短円柱上面中央の上下左右位置に十字形に形成さ
れた押圧操作部2a、2a、2a、2aが設けてある。十字形の押
圧操作部は円柱上面から若干突出するように形成されて
いる。キートップ部材2の底部には、互いに直交する直
線上に直交点を中心点として対称に配置された上下左右
それぞれの位置に突出した接点押圧部21、21が一体的に
突出して形成されている。図2では左右位置を示し、図
1における上下位置に対応するところは示されていない
が、左右位置と同様に上下位置にも接点押圧部21、21が
キートップ部材2の底面から突出して形成されている。
突出した平面中央底面には底浅の凹球面22が形成されて
いる。該凹球面22は支点体としての支点球体3の上部分
を切り取った内面に対応する形状となっている。
【0019】キートップ部材2には短円柱形のキートッ
プ本体の下方周側に沿って、前記短円柱の径より大きい
円形の周縁鍔2bが鍔状に形成され、周縁鍔2bのそれぞれ
には係止片2c、2c、2c、2cが周縁鍔2bの外縁に沿って前記
十字形の押圧操作部の延長する方向に突出して設けられ
ている。キートップ部材2は、ハウジング1内に収納さ
れ、キートップ上面部が開口部11に遊嵌されている。
【0020】ハウジング1の裏側には開口部11に沿って
二重の円環壁12、13が垂下されている。内側の円環壁12
の径はキートップ本体の円柱部の径より若干大きく、周
縁鍔2bより経が小さく、浅い円環である。キートップ部
材2が押圧されて下がる際のガイドとなるとともに、周
縁鍔2bの上面が円環壁12の縁に当接することによりキー
トップ部材2が開口部11から抜けでないようにしてい
る。外側の円環壁13の径は周縁鍔2bの径より大きく、係
止片2cの先端から反対側の係止片2cの先端までの径より
は若干小さく、円環壁13の前記係止片2cに対応する位置
には一定高さ位置から深さ方向に切欠13aが設けられて
いる。切欠13a内に係止片2cが位置し、キートップ部材
2が開口部に沿って回動しないようになっている。この
ようにして円環壁12、13は周縁鍔2b、係止片2cと連携し
て、キートップ部材2がハウジング1内の所定位置から
離脱するのを防止している。
【0021】接点押圧部21、21はそれぞれ対応する弾性
体5の可動支持部51、51の真上に載置され、キートップ
部材2の中央真下位置には支点球体3が位置しており、
支点球体3は回路基板4上に載置された弾性体5の中央
にある有底の略短円筒型の支点保持部52に支持されてい
る。支点球体3の下部は支点保持部52の穴に嵌合埋設さ
れ、該穴より露出する支点球体3の上部はキートップ部
材の底面に設けられた凹球面22に対応する凸球面を形成
する。キートップ部材2に押圧力が加わっていない状態
では凹球面22と支点球体3との間に微小間隔をおく位置
にキートップが弾性体5の可動支持部51、51によって支
持される。支点球体3としてスチール製の球体がよく、
これは真球に制作することが容易であるからである。ま
た弾性体はゴム材によって構成されている。
【0022】弾性体5の可動支持部51、51はキートップ
部材の接点押圧部21、21に対応する位置に台形円柱を中
空に袴状に形成されており、該台形円柱の頭部に設けら
れた短円柱下面は従来技術と同様に各々独立した導電性
のゴム接点である可動接点部51a、51aが設けられてい
る。弾性体5は接点押圧部21、21に対応して上面から見
て上下左右位置に4つの可動支持部51、51を有し、さら
に中央には支点保持部52を一体にして形成してある。
【0023】キートップ部材2は弾性体5の可動支持部
51、51、51、51を保持している袴部51b、51bの弾性力に
より上側に付勢され回路基板4上に載置されている。キ
ートップ部材2の下方にあたるハウジング1の底面から
垂設した基台14と該基台14を囲む支持壁15に回路基板4
が水平配置されている。弾性体5はハウジングの円環壁
13の下端により回路基板4に当接して固定されている。
回路基板4上には、キートップ部材2の上下左右方向の
接点押圧部21、21、21、21にそれぞれ対向して4つの電極4
aが配置されている。
【0024】図3にキートップ部材を下側から見上げた
斜視図を示すと、接点押圧部21、21、21、21は十字状壁に
なっている。キートップ部材2の中央真下は凹球面22
で、支点球体3の上部分の凸球面に対応する形状であ
る。凹球面22のあるキートップ部分は高さ方向に肉厚で
あり、キートップ部材2の耐摩耗性を高めるために材質
をナイロン製にすると良いが、成形時に局部的に厚さ方
向に収縮してしまうことがある。
【0025】通常ナイロン樹脂では成形時の温度、湿
度、成形機の冷却水の影響から収縮が起こる。これらの
条件を一定に保ち昼夜を問わず製造することは困難で、
特に肉厚部分の収縮が顕著に表れてしまう。これではコ
ントロールキーを組み立ててみると、支点球体とキート
ップ下面との空隙が一定限度を越えてしまう部品が続出
する。しかし本発明の構成にするとキートップ部材2が
押された場合に、支点球体3に対して凹球面22で面接触
するので局部的な収縮による成形誤差は解消される。
【0026】以下にキートップの操作方法を説明する。
ハウジングから露出したキートップ部材2の上面の上下
左右に設けられた押圧操作部2a、2a、2a、2aの何れか一
方を押圧すれば、キートップ部材2は、押圧した側の弾
性体5の可動支持部51の短円柱頭部を保持している袴部
51bの弾性力に抗して押下がる。するとキートップ部材
の凹球面22が支点球体3との微小距離を縮めて支点球体
3の上部凸球面と接触し当接する。
【0027】前記凹球面22が支点球体3に当接すると、
キートップ部材2の傾動は支点球体3を支点として凹球
面22が支点球体3の凸球面に接触滑行し押圧した側に傾
動する。この一連の動きはキートップ部材2の押圧方向
と反対側の周縁鍔2bの係止片2cが外側の円環壁の切欠13
aを上側に移動しつつ傾動し、キートップ部材の凹球面2
2が支点球体3に当接して支点球体3が支点となり、キ
ートップ部材2はさらに傾動し、押圧した側のキートッ
プ部材の接点押圧部21は可動支持部51をさらに押下げ、
該可動支持部の真下の可動接点部51aを基板上の電極4a
に当接させ、回路を閉じる。
【0028】そしてキートップ部材2から手を離し、キ
ートップ部材2の押圧を解除すると、接点押圧部21に押
圧されていた弾性体5の袴部51bの復元力により可動接
点部51aが基板上の電極から離れて回路を開き、キート
ップ部材2が元の位置に戻る。このようにしてそれぞれ
上下左右方向の操作を行うことができる。
【0029】次に、キートップ部材2を上下方向または
左右方向を同時に、つまりキートップを真上から水平に
した状態で押す操作をすると、キートップ部材の凹球面
22が支点球体3に凹面で当接し、それより下方へは該キ
ートップ部材2は下降することができない。この状態で
は、キートップ部材2はいずれの方向に傾動せず水平に
保たれ、いずれの接点押圧部21も可動接点部51aを電極4
aに当接することはできない。従って回路基板4上の上
下方向の電極または左右方向の電極を同時に導通するこ
とができないようになっている。
【0030】斜め方向の操作を行うには、例えばキート
ップ部材2の左上方向を押圧すればキートップ部材2は
押した位置、つまり左側及び上側の弾性体5の袴部51b
の弾性力に抗し下がり、キートップ部材の底面の凹球面
22が支点球体3に当接し、該支点球体3を支点としてキ
ートップ部材2が左上方向に傾動し、その押圧位置に対
応する左側及び上側の弾性体の可動支持部51、51が押圧
され、それぞれに内設した可動接点部51a、51aが回路基
板4のそれぞれの電極4a,4aに接触し導通が行なわれ、
キャラクター等の画面動作を左上斜め方向に移動する。
【0031】これに準じて、同じように右上斜め方向、
左下斜め方向及び右下斜め方向に操作することができ
る。支点球体3をスチール製にすると真球度の精度が出
しやすく、支点としてキートップの何れの方向にも同一
の操作性が得られる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。キー
トップ部材の底面中央が凹球面になっており、キートッ
プ部材上面の押圧操作部を押すと、支点球体が凹球面で
受けられるので、弾性体で保持された支点球体がズレる
ことがなく隣のキーが入るのを防止することができる。
支点球体がズレることがないので、弾性体の押さえに抗
して弾性体の支点保持部の破損を防ぐことができる。ま
た、支点球体にはキートップの凹球面で当接するので、
点接触ではなく面接触であるので耐摩耗性が向上し、耐
用寿命が長くなるのである。
【0033】さらにキートップ部材をナイロン材等の成
形時に伸縮する材質を用いた場合に、キートップ部材の
底面中央が凹球面になっていると、支点球体に当接する
際には凹球面全体で当接するので成形時に部分的多少寸
法足らずに成形されても全体的には寸法足らずになるこ
とはない。よって、支点球体の支点としての高さが一定
となりキートップ操作において非常に安定し、何れの方
向に押圧操作しても一律の操作感覚が得られる。また、
非押圧時は支点体とキートップ下面(凹球面)の間には
微小間隔があり、押圧動作によって支点球体に当接して
から傾斜してスイッチ動作を行うのでキートップ動作に
遊びが適度に与えられメリハリの効いた操作感が得られ
る。
【0034】さらに本発明の構成によってキートップの
成形加工が容易になり、大量生産に向き、不良品が少な
くなる。さらに支点球体(支点体)はキートップと分離
した部品であるので、部品の摩耗時に交換が最少限度に
行うことができ簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコントロールキー装置の上側ハウジン
グを外した平面図である。
【図2】図1のA−A線のハウジング付きの断面図であ
る。
【図3】キートップ部材を下側から見上げた斜視図であ
る。
【符号の説明】
1.ハウジング 11. 開口部 12. 円環壁 13. 円環壁 13a.切欠 14. 基台 15. 支持壁 2. キートップ部材 2a. 押圧操作部 2b. 周縁鍔 2c. 係止片 21. 接点押圧部 22. 凹球面 3. 支点球体 4. 回路基板 5.弾性体 51. 可動支持部 51a.可動接点部 51b.袴部 52. 支点保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有するハウジングと、少なくと
    も一対の電極部を有する基板と、前記電極部間の中間部
    分に位置して基板上に設置された支点体と、前記電極部
    のそれぞれに対応して前記基板上に弾性部材により支持
    され可動的に設置された可動接点部と、キートップ部と
    を有し、前記キートップ部は前記開口部からハウジング
    上部に露出する押圧操作部と、前記可動接点部のそれぞ
    れに対応して形成された接点押圧部と、前記支点体に対
    向して微小間隔をおいて位置する中央部とを有し、前記
    支点体は前記中央部に対向して凸球面を有し、前記中央
    部は前記凸球面に対応する凹球面を有する凹面部を有す
    ることを特徴とするコントロールキー装置。
  2. 【請求項2】 開口部を有するハウジングと、互いに直
    交する直線上に、直交点を中心点として対称に配置され
    た一対ずつの電極部を有する基板と、前記中心点上に位
    置して前記基板上に配置された支点体と、前記電極部の
    それぞれに対応して前記基板上に弾性部材により支持さ
    れ可動的に設置された可動接点部と、キートップ部とを
    有し、前記キートップ部は前記開口部からハウジング上
    部に露出する押圧操作部と、前記可動接点部のそれぞれ
    に対応して形成された接点押圧部と、前記支点体に対応
    する位置に形成された中央部とを有し、前記支点体は前
    記中央部に対向して凸球面を有し、前記中央部は前記凸
    球面に対応する凹球面を有する凹面部を有しており、前
    記キートップ部は前記押圧操作部から押圧力が加えられ
    たとき、前記押圧力に応じて支点体の凸球面と前記凹球
    面が面接触しながら傾動し、前記接点部の何れか一つま
    たは隣合う二つが対応するそれぞれの前記電極部に接触
    するように形成されたことを特徴とするコントロールキ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 前記支点体は弾性部材を介して前記基板
    に保持されていることを特徴とする請求項1または2記
    載のコントロールキー装置。
  4. 【請求項4】 前記キートップ部に前記押圧操作部から
    押圧力が加えられていない状態において、前記中央部と
    前記支点体の間に微小間隔を有するように、前記キート
    ップ部が前記可動接点部の前記弾性部材により支持され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のコントロールキー装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の電極部を有する基板
    と、前記電極部のそれぞれに対応して形成され弾性的に
    支持される可動接点部と、前記可動接点部間の中間位置
    に設けられた支点保持部とを有し、前記可動接点部が対
    応する前記電極部から微小間隔をおいて離間して可動的
    に配置されるように前記基板上に搭載された弾性部材
    と、 前記支点保持部によって保持され、露出している部分が
    凸球面を有する支点体と、 押圧操作部と、前記可動接点部のそれぞれに対応して配
    置され該可動接点部上に載置された接点押圧操作部と、
    前記支点体に対応して設けられ前記凸球面に対応する凹
    球面を有する凹面部とを有するキートップ部と、 前記基板、前記弾性部材、前記支点体及び前記キートッ
    プ部を収容し、前記キートップ部の所定位置からの離脱
    を防止する手段を有するハウジングとを有し、 前記押圧操作部は前記ハウジングの外部に露出してお
    り、前記キートップ部は、前記押圧操作部に押圧力が加
    えられたとき、前記押圧力に応じて前記凹球面が前記支
    点体の前記凸球面に接触しながら傾動し、前記押圧力を
    受けた側の前記接点押圧部が対応する前記可動接点部を
    押し下げるように構成されてなることを特徴とするコン
    トロールキー装置。
  6. 【請求項6】 前記キートップ部は該キートップ部本体
    の周側位置に設けられた周側部を有し、前記ハウジング
    の前記離脱防止手段は前記ハウジングの上部裏面におい
    て前記押圧操作部を取り囲み、前記周側部に当接するよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項5記載のコ
    ントロールキー装置。
  7. 【請求項7】 前記支点体はスチール製の球体であり、
    前記球体の一部は弾性部材内に埋設されて前記基板上に
    保持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載のコントロールキー装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6366811A (ja) * 1986-09-05 1988-03-25 オムロン株式会社 方向性スイツチ
JPS6352234U (ja) * 1986-09-25 1988-04-08
US4896003A (en) * 1989-06-30 1990-01-23 Hsieh Man Ching Multi-position electrical switch

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