JPH07169305A - 車両用灯具装置 - Google Patents

車両用灯具装置

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JPH07169305A
JPH07169305A JP5315604A JP31560493A JPH07169305A JP H07169305 A JPH07169305 A JP H07169305A JP 5315604 A JP5315604 A JP 5315604A JP 31560493 A JP31560493 A JP 31560493A JP H07169305 A JPH07169305 A JP H07169305A
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JP
Japan
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light
emitted
optical fiber
incident
emitting surface
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Application number
JP5315604A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kato
秀幸 加藤
Hiroshi Ito
寛 伊藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE4444314A priority patent/DE4444314A1/de
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/0008Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type the light being emitted at the end of the fibre
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/24Light guides

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形形状がコンパクトで、しかも、上下方向
に扁平で左右方向に広がりをもつ出射光を車両の前方遠
くまで照射することができる灯具装置を提供すること。 【構成】 光源10からの光を出射する灯具L,Rを備
えた車両用灯具装置である。灯具L,Rは、光源10か
ら光を入射して出射する光ファイバ30,50と、光フ
ァイバ30,50の出射光を入射して出射する灯具本体
80,130とにより構成される。灯具本体80は、光
ファイバ30の出射面31の前方空間を上下に二分割す
るよう配設された反射板80cと、この反射板80cに
より分割された一つの分割空間に、光ファイバ30の出
射面31から離れて配設され、反射板80cの反射面8
4と共同して配光パターンにおけるホットゾーンZ1 を
形成する半凸レンズ80dと、他の分割空間に配設さ
れ、配光パターンにおける扁平ゾーンZ2 を形成する導
光部材80eとにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に採用するに適し
た前照灯等の各種灯具を備えてなる灯具装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用灯具装置において
は、例えば、特開平2−172102号公報に示されて
いるように、光源からの光を光ファイバ束内にその一端
から入射し、この入射光を光ファイバ束により案内し、
この光ファイバ束の他端から出射する光を光学的光電送
装置を通して前方へ出射するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成においては、同公報に示されているように、光ファイ
バ束の他端を上下方向に扁平な長方形形状に形成して、
上述の出射光を、上下方向には扁平で左右方向には広が
りをもつような光として構成したとしても、光学的光電
送装置の構成が複雑なため、灯具装置としての外形形状
がコンパクトにならないという不具合がある。また、光
ファイバ束の他端を円形のままにして、互いに円柱軸を
直交させて配列した二枚の非球面円柱レンズを通して光
ファイバ束からの出射光を透過させ、上下方向には扁平
で左右方向には広がりをもつような出射光にしたとして
も、当該車両の前方の遠くまで照射するという前照灯と
して本来の機能が確保できないという不具合がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決し、
外形形状がコンパクトで、しかも、上下方向に扁平で左
右方向に広がりをもつ出射光を車両の前方遠くまで照射
することができる灯具装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る車両用灯具装置は、光源からの光を出
射する灯具を備えた車両用灯具装置において、前記灯具
を、前記光源から光を入射して出射する光ファイバと、
前記光ファイバの出射光を入射して出射する灯具本体と
により構成し、前記灯具本体は、前記光ファイバの出射
面の前方空間を上下に二分割するよう配設された反射板
と、前記反射板により分割された一つの分割空間に、前
記光ファイバの出射面から離れて配設され、前記反射板
の反射面と共同して配光パターンにおけるホットゾーン
を形成する第1光学部材と、他の分割空間に配設され、
前記配光パターンにおける扁平ゾーンを形成する第2光
学部材とにより構成されることを特徴とする。
【0006】
【発明の作用効果】光源の光は、光ファイバに入射さ
れ、光ファイバから出射される。
【0007】光ファイバの出射光は、反射板により上下
に二分割された分割空間に二分割されて出射される。
【0008】光ファイバの出射光のうち、第1光学部材
が配設された側の分割空間に出射された光は、その一部
が反射板の反射面で反射されて第1光学部材に入射さ
れ、残部は、反射面で反射されることなく第1光学部材
に入射される。第1光学部材は、これらの入射光から配
光パターンにおけるホットゾーンを形成する出射光を出
射する。
【0009】一方、光ファイバの出射光のうち、第2光
学部材が配設された側の分割空間に出射された光は、第
2光学部材に入射され、配光パターンにおける扁平ゾー
ンを形成する出射光を出射する。
【0010】本発明は、上記のように、光ファイバの前
方空間を反射板で上下に二分割し、そのうちの一つの分
割空間に第1光学部材を、他の分割空間に第2光学部材
をそれぞれ配設して配光パターンを形成するようにした
ため、外形形状がコンパクトで、しかも、上下方向に扁
平で左右方向に広がりをもつ出射光を車両の前方遠くま
で照射することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて順
に説明する。
【0012】(1) 第1実施例(図1〜図7) 第1実施例に係る車両用灯具装置は、図1に示すよう
に、車両の前部左右中央に配設した光源10と、この光
源10に対し左右に対称的に配設した左右の前照灯(灯
具)L,Rとによって構成されている。
【0013】光源10は、略円筒状ケーシング11を有
している。このケーシング11内には、その軸方向中央
に、線光源たる放電管12が配設されている。ケーシン
グ11の内壁面には、左側楕円鏡11La〜11Ldと
右側楕円鏡11Ra〜11Rdとが、放電管11を中心
として、左右に対称的に形成されている。放電管12の
放電による光は、右側楕円鏡11Ra及び左側楕円鏡1
1Lb〜11Ldにより反射されてケーシング11の右
側壁11b中央に集光されるとともに、左側楕円鏡11
La及び右側楕円鏡11Rb〜Rdにより反射されてケ
ーシング11の左側壁11a中央に集光される。なお、
図1において、符号FL,FRは当該車両の左右前輪を
表わす。
【0014】左側前照灯(灯具)Lは、光源10の左側
壁11aに一端部が接続された光ファイバ30と、当該
車両の左側前端部に設けられ、光ファイバ30の他端部
に接続された灯具本体80とにより構成されている。一
方、右側前照灯(灯具)Rは、光源10の右側壁11b
に一端部が接続された光ファイバ50と、当該車両の右
側前端部に設けられ、光ファイバ50の他端部に接続さ
れた灯具本体130とにより構成されている。
【0015】光ファイバ30,50は、耐熱性、光透過
性に優れた材料、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート等の樹脂により形成されたロッド状コアと、このコ
アを被覆してなるクラッドとによって構成されており、
当該クラッドの構成材料の光屈折率は、コア内で光を全
反射させるように同コアの光屈折率よりも小さくなって
いる。また、光ファイバ30,50のコアは、8mm〜
10mm程度の直径を有している。なお、光ファイバ3
0,50は、図1に示すように、略L形状に曲げられて
光源10の左右側壁11a,11b中央に嵌着されてお
り、この光ファイバ30,50のコアの入射面に対する
光源10からの光の入射角は0度〜35度である。
【0016】灯具本体80は、図1、図2及び図3に示
すごとく、一対の板状シェード80a,80bと反射板
80cと第1光学部材80dと第2光学部材80eとに
より構成されている。
【0017】一対の板状シェード80a,80bは、光
ファイバ30の出射面31の上下端部を覆うように配置
された上シェード80aと下シェード80bとから構成
されている。上シェード80aは、図4に示すように、
その下端が、Y座標軸と平行な水平部81と、Y座標軸
とのなす角度が所定値例えば15度である傾斜部82と
から構成されている。水平部81と傾斜部82との交点
Pは、XZ平面上に位置している。一方、下シェード8
0bは、図4に示すように、その上端が、Y座標軸と平
行な水平部83のみから構成されている。
【0018】反射板80cは、光ファイバ30の出射面
31の前方に、XY面と平行に配設されており、その後
端は光ファイバ30の出射面31と接触している。
【0019】反射板80cは、光ファイバ30の出射面
31の少なくとも上部からの出射光を反射すべく、上面
84に反射面を有する。反射面84は、図5に示すよう
に、光ファイバ30の中心線c1 (X座標軸と一致す
る。)から所定間隔△S6 (例えば1mm)だけ上方に
離れた位置(点O)にオフセットしてある。反射面84
は、反射板80c自体を高反射率の金属板(例えばアル
ミ板)により構成すること、または、高強度の基板に金
属メッキあるいは反射コートを施すことにより形成され
ている。また、反射面84は、光ファイバ30の出射面
31から約70度の広がりをもって円錐状に出射する出
射光を反射可能なように先広がり形状に形成されてい
る。なお、反射板80cは、出射面31からの出射光の
損失を少なくするために、できるかぎり薄く形成するこ
とが望ましい。
【0020】第1光学部材80dは、反射板80cの先
端部の上側に接着等の固定手段により配設されている。
第1光学部材80dは、図2及び図3に示すように、Y
Z面と平行な平面で構成された入射面85と、前方に突
出する球面で構成された出射面86と、XY面と平行な
平面で構成された底面87とを有する半凸レンズにより
構成されている。この半凸レンズ80dは、高耐熱性、
良光透過性の材料、例えば、ガラス、または、アクリル
樹脂、ポリカーボネート等の樹脂により形成されてい
る。
【0021】半凸レンズ80dは、図5に示すように、
上シェード80aの下端位置(点P)直下から出射し反
射板80cの反射面84で反射された光が、略水平光A
Uとなって出射面86から出射されるよう、配置されて
いる。すなわち、半凸レンズ80dの入射側焦点は、X
Z平面上に位置し、かつ、点P、O間の間隔△S7 だけ
点Oから下方に離れて位置する点Qに設定され、半凸レ
ンズ80dの中心線c 2 は、X座標軸と平行で点Qを通
るよう設定されている。従って、点Pから出射し反射面
84で反射されることなく半凸レンズ80dの入射面8
5に直接入射した光は、図5に示すように、下向きの光
ADとなって出射面86から出射されるようになる。な
お、出射面86を上記のような球面で構成すると、入射
面85への入射光のうち中心c2 から遠く離れた位置に
入射する入射光が収差により水平光AUとはならないで
出射するため、かかる入射光に対しても水平光AUを得
ることができるような非球面で出射面86を構成するこ
とが望ましい。
【0022】第2光学部材80eは、導光部材により構
成され、反射板80cの下側に配設されている。導光部
材80eは、光透過性に優れた材料、例えば、アクリ
ル、ポリカーボネートにより形成されている。導光部材
80eは、図3に示すように、YZ面と平行な平面で構
成された入射面88と、X座標軸の矢印方向に向かって
間隔が広がる一対の平面を構成する側面89,90と、
XY面と平行な平面で構成された上面91と、XY面と
のなす角度が所定値であり前下がりの底面92と、Y座
標軸に平行な円柱面で構成された出射面93とを有して
構成されている。入射面88は、その下部が下シェード
80bと接触状態にあり、その上部は透明接着剤を介し
て光ファイバ30の出射面31に固着されている。上面
91は、反射板80cの下面94から僅かに下方に位置
し、入射面88に入射した光を反射する反射面を形成し
ている。なお、上面91を反射板80cに対して上記の
ような非接触状態とするのではなく、反射板80cの下
面94に接触状態とした場合には、反射板80cでの吸
収を防止すべく反射板80cの下面94にも反射面を形
成するようにする。一対の側面89,90も、上面91
と同様、反射面を形成する。
【0023】導光部材80eは、図6に示すように、下
シェード80bの上端位置(点R)直上から入射し上面
91で反射されることなく出射面93に到達した光が、
略水平光BUとなって出射面93から出射されるよう配
置されている。すなわち、導光部材80eの出射面93
の入射側焦点は、点Rに設定され、導光部材80eの中
心線c3 は、X座標軸と平行で点Rを通るよう設定され
ている。従って、導光部材80eの入射面88に入射し
上面91で反射された光は、図6に示すように、下向き
の光BDとなって出射面93から出射されるようにな
る。
【0024】また、出射面93から出射する出射光のY
座標軸方向の出射角度は、70度よりも狭くなる。これ
は、光ファイバ30の出射面31から出射する出射光が
上述したように約70度の広がりをもって円錐状に出射
するため、仮に側面89,90の間隔を一定に設定した
場合には、Y座標軸方向に約70度の角度で出射するこ
とになるが、上述したように側面89,90の間隔はX
座標軸の矢印方向に向かって広くなるため、70度より
も狭い角度で出射するようになるのである。
【0025】このように構成した第1実施例において、
光源10の光は、光ファイバ30のコアに0度〜35度
の入射角で入射し、コア内を反射されつつ前方に案内さ
れ、光ファイバ30の出射面31に到達する。
【0026】光ファイバ30の出射面31に到達した光
のうち、出射面31の上端部及び下端部に到達した光
は、上シェード80a及び下シェード80bにより遮光
され、出射面31のX座標方向中央部に到達した残りの
光のみが出射面31から出射される。
【0027】反射板80cの上側に出射した光は、その
一部が反射板80cで反射されて半凸レンズ80dの入
射面85に入射し、略水平光AUとなって出射面86か
ら出射される。また、残りの光は、直接半凸レンズ80
dに入射して、半凸レンズ80dの出射面86から下向
きの光ADとなって出射される。このようにして半凸レ
ンズ80dの出射面86から出射した光は、図7に示す
配光パターンにおいて実線で囲まれたホットゾーンZ1
を形成する。このホットゾーンZ1 において、図示傾斜
部分p1 ,p2 は、上シェード80aの傾斜部82によ
り形成される。
【0028】一方、反射板80cの下側に出射した光
は、導光部材80e内にその入射面88からそのまま入
射され、上面91で反射されることなく直進する光は、
出射面93から略水平光BUとなって出射される。ま
た、上面91で反射された光は、出射面93から下向き
の光BDとなって出射される。また、側面89,90で
反射された光は、Y座標方向に70度よりも狭い角度で
出射面93から出射される。このようにして導光部材8
0eの出射面93から出射した光は、図7に示す配光パ
ターンにおいて破線で囲まれた、上下方向に扁平で左右
方向に広がった扁平ゾーンZ2 を形成する。
【0029】以上説明したように、第1実施例による
と、光源10の光を光ファイバ30を介してほとんど減
衰させることなく灯具本体80に導くようにしたため、
上下方向に扁平で左右方向に広がりをもつ出射光で車両
の前方遠くまで照射することができるとともに、特に反
射板80cを構成要素として灯具本体80を構成したこ
とにより灯具本体80の外形形状をコンパクトにするこ
とができるようになる。
【0030】なお、右側前照灯(灯具)Rの灯具本体1
30についても、上述したような左側前照灯(灯具)L
の灯具本体80と同様に構成され、図7に示す配光パタ
ーンと同様な配光パターンを得ることができ、同様の効
果を奏することができる。
【0031】(2) 第2実施例(図8〜図9) 第2実施例に係る車両用灯具装置は、図8に示すよう
に、灯具本体80の第2光学部材80eを凸シリンドル
カルレンズにより構成するとともに、反射板80cの下
面94にも反射面を形成したことに特徴を有し、その他
の構成は第1実施例に係る車両用灯具装置と略同様であ
る。
【0032】灯具本体80において、凸シリンドルカル
レンズ80eは、反射板80cの先端部の下側に接着等
の固定手段により配設されている。凸シリンドルカルレ
ンズ80eは、光透過性に優れた材料、例えば、ガラ
ス、アクリル、ポリカーボネートにより形成されてい
る。凸シリンドルカルレンズ80eは、YZ面と平行な
平面で構成された入射面88と、Y座標軸に平行な円柱
面で構成された出射面93と、XY面と平行な平面で構
成された上面91と、XZ面と平行な一対の平面で構成
された側面89,90とを有して構成されている。
【0033】凸シリンドルカルレンズ80eは、図9に
示すように、下シェード80bの上端位置(点R)直上
から出射し、反射板80cの反射面94で反射されるこ
となく入射面88に入射する光が、略水平光BUとなっ
て出射面93から出射されるよう配置される。すなわ
ち、凸シリンドルカルレンズ80eは、入射側焦点が点
Rに設定され、凸シリンドルカルレンズ80eの中心線
3 は、X座標軸と平行で点Rを通るよう設定されてい
る。従って、点R直上から出射し反射面94で反射され
た光は、図9に示すように、下向きの光BDとなって出
射面93から出射されるようになる。
【0034】また、出射面93から出射する出射光のY
座標軸方向の出射角度は、約70度になる。これは、光
ファイバ30の出射面31から出射する出射光が上述し
たように約70度の広がりをもって円錐状に出射するた
めである。なお、凸シリンドルカルレンズ80eの入射
面88は、光ファイバ30の出射面31からの出射光の
うち反射板80cの下側に出射される光の全てを入射可
能に構成されている。
【0035】第2実施例に係る車両用灯具装置は、上記
のように構成されているため、第1実施例と同様、図7
図示の配光パターンを得ることができ、上下方向に扁平
で左右方向に広がりをもつ出射光で車両の前方遠くまで
照射することができるとともに、灯具本体80の外形形
状をコンパクトにすることができるようになる。
【0036】(3) 第3実施例(図10) 第3実施例に係る車両用灯具装置は、図10に示すよう
に、灯具本体80の第1光学部材80dを凸フレネルレ
ンズの上側半分により構成するとともに、第2光学部材
80eをZ方向集光フレネルレンズにより構成し、さら
に、反射板80cの上面84及び下面94にそれぞれ反
射面を形成したことに特徴を有し、その他の構成は第1
実施例に係る車両用灯具装置と略同様である。
【0037】凸フレネルレンズ80d及びZ方向集光フ
レネルレンズ80eは、耐熱性、光透過性に優れた材
料、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の樹脂
により形成されている。
【0038】凸フレネルレンズ80dは、第1実施例に
おける半凸レンズ80dと同様の作用を発揮できるよう
構成されており、図示を省略したが、上シェード80a
の点P直下から出射し反射板80cの反射面84で反射
された光が、略水平光AUとなって出射面86から出射
され、一方、点P直下から出射し反射面84で反射され
ることなく入射面85に入射した光は、下向きの光AD
となって出射面86から出射される。
【0039】Z方向集光フレネルレンズ80eは、第2
実施例における凸シリンドルカルレンズ80eと同様の
作用を発揮できるよう構成されており、図示を省略した
が、下シェード80bの上端位置(点R)直上から出射
し反射板80cの反射面94で反射されることなく入射
面88に入射した光が、略水平光BUとなって出射面9
3から出射され、一方、反射面94で反射されて入射面
88に入射した光が、下向きの光BDとなって出射面9
3から出射される。また、出射面93から出射する出射
光のY座標軸方向の出射角度は、約70度になる。これ
は、光ファイバ30の出射面31から出射する出射光が
上述したように約70度の広がりをもって円錐状に出射
するためである。
【0040】第3実施例に係る車両用灯具装置は、上記
のように構成されているため、第1実施例と同様、図7
図示の配光パターンを得ることができ、上下方向に扁平
で左右方向に広がりをもつ出射光で車両の前方遠くまで
照射することができるとともに、灯具本体80の外形形
状をコンパクトにすることができるようになる。
【0041】(4) 第4実施例(図11〜図12) 第4実施例に係る車両用灯具装置は、図11に示すよう
に、上シェード80aの下端が、Y座標軸と平行な水平
部95のみから構成され、下シェード80bの上端が、
Y座標軸と平行な水平部96と、Y座標軸とのなす角度
が所定値例えば15度である傾斜部97とから構成され
ている。また、反射板80cの少なくとも下面94に反
射面を形成している。
【0042】また、灯具本体80の第1光学部材80d
は、半凸レンズにより構成されている。半凸レンズ80
dは、YZ面と平行な平面で構成された入射面85と、
前方に突出する球面で構成された出射面86と、XY面
と平行な平面で構成された上面98とを有して構成され
ている。この半凸レンズ80dは、耐熱性、光透過性に
優れた材料、例えば、ガラス、または、アクリル樹脂、
ポリカーボネート等の樹脂により形成されている。
【0043】半凸レンズ80dは、図12に示すよう
に、下シェード80bの水平部96と傾斜部97との交
点R直上から出射し反射板80cの反射面94で反射さ
れた光が、出射面86から略水平光AUとなって出射面
86から出射されるよう配置されている。すなわち、半
凸レンズ80dの入射側焦点は点Rに設定され、半凸レ
ンズ80dの中心線c2 は、X座標軸と平行で点Rを通
るよう設定されている。従って、点Rから出射し反射面
84で反射されて入射面85に入射した光は、図12に
示すように、下向きの光ADとなって出射面86から出
射されるようになる。なお、第1実施例における半凸レ
ンズ80dと同様の理由から、本実施例の半凸レンズ8
0dの出射面86は、非球面で構成することが望まし
い。
【0044】また、灯具本体80の第2光学部材80e
は、導光部材により構成され、反射板80cの上側に配
設されている。導光部材80eは、光透過性に優れた材
料、例えば、アクリル、ポリカーボネートにより形成さ
れている。導光部材80eは、YZ面と平行な平面で構
成された入射面88と、X座標軸の矢印方向に向かって
間隔が直線的に広がる一対の平面を構成する側面89,
90と、XY面とのなす角度が所定値であり前上りの上
面91と、XY面と平行な平面で構成された底面92
と、Y座標軸に平行な円弧面で構成された出射面93と
を有して構成されている。入射面88は、その上部が上
シェード80aと接触状態にあり、その下部は透明接着
剤を介して光ファイバ30の出射面31に固着されてい
る。底面92は、反射板80cの上面84から僅かに上
方に位置し、入射面88に入射した光を反射する反射面
を形成している。なお、底面92を反射板80cに対し
て上記のような非接触状態とするのではなく、反射板8
0cの上面84と接触状態にした場合には、反射板80
cでの吸収を防止すべく反射板80cの上面84にも反
射面を形成するようにする。一対の側面89,90も、
底面92と同様、反射面を形成する。
【0045】導光部材80eは、図12に示すように、
上シェード80aの下端位置(点P)直下から入射し底
面92で反射された光が、略水平光BUとなって出射面
93から出射されるよう配置されている。すなわち、出
射面93の入射側焦点は、点P、点O間の間隔△S8 だ
け点Oから下方に離れた位置(点Q)に設定され、導光
部材80eの中心線c3 は、X座標軸と平行で点Qを通
るよう設定されている。従って、点Pから入射し底面9
2で反射されることなく出射面93に到達した光は、図
12に示すように、下向きの光BDとなって出射面93
から出射されるようになる。また、出射面93から出射
する出射光のY座標軸方向の出射角度は、第1実施例の
導光部材80eと同様、70度よりも狭い角度となる。
【0046】また、本実施例に係る車両用灯具装置のそ
の他の構成は、第1実施例に係る車両用灯具装置と同様
である。
【0047】第3実施例に係る車両用灯具装置は、上記
のように構成されているため、第1実施例と同様、図7
図示の配光パターンを得ることができ、上下方向に扁平
で左右方向に広がりをもつ出射光で車両の前方遠くまで
照射することができるとともに、灯具本体80の外形形
状をコンパクトにすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両用灯具装置の構成図
【図2】灯具本体の斜視図
【図3】(A) は図2図示矢印Aによる矢視図(灯具本体
の正面図)、(B) は図2図示矢印Bによる矢視図(灯具
本体の側面図)
【図4】一対のシェードの正面図
【図5】第1光学部材及び反射板の作用を説明するため
の側面図
【図6】第2光学部材の作用を説明するための側面図
【図7】第1,第2光学部材の出射光の配光パターン図
【図8】第2実施例に係る車両用灯具装置の灯具本体の
斜視図
【図9】第1,第2光学部材及び反射板の作用を説明す
るための側面図
【図10】第3実施例に係る車両用灯具装置の灯具本体
の要部斜視図
【図11】第4実施例に係る車両用灯具装置の灯具本体
の斜視図
【図12】第1,第2光学部材及び反射板の作用を説明
するための側面図
【符号の説明】
10 光源 L,R 灯具 30,50 光ファイバ 31 光ファイバの出射面 80,130 灯具本体 80c 反射板 80d 第1光学部材 80e 第2光学部材 Z1 ホットゾーン Z2 扁平ゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を出射する灯具を備えた車
    両用灯具装置において、 前記灯具を、前記光源から光を入射して出射する光ファ
    イバと、前記光ファイバの出射光を入射して出射する灯
    具本体とにより構成し、 前記灯具本体は、前記光ファイバの出射面の前方空間を
    上下に二分割するよう配設された反射板と、前記反射板
    により分割された一つの分割空間に、前記光ファイバの
    出射面から離れて配設され、前記反射板の反射面と共同
    して配光パターンにおけるホットゾーンを形成する第1
    光学部材と、他の分割空間に配設され、前記配光パター
    ンにおける扁平ゾーンを形成する第2光学部材とにより
    構成されることを特徴とする車両用灯具装置。
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