JPH0716880U - 鉄蓋用蝶番構造 - Google Patents

鉄蓋用蝶番構造

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JPH0716880U
JPH0716880U JP4804893U JP4804893U JPH0716880U JP H0716880 U JPH0716880 U JP H0716880U JP 4804893 U JP4804893 U JP 4804893U JP 4804893 U JP4804893 U JP 4804893U JP H0716880 U JPH0716880 U JP H0716880U
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實 饒村
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川彦株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄蓋等から成る蓋体と受枠とに亘って装着さ
れる蝶番の構成部品を機械加工することなく、且つ組付
けを容易にすることにより、生産性を上げるとともにコ
ストダウンをすることを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するための鉄蓋用蝶番構造
は、蓋体1の側面の一部を平行面を有する如く切欠き、
且つ対応する受枠2にも当該部位に平行面を有する切欠
きを設け、その平行面のそれぞれに対設して全通しない
蓋体側ピン1D及び受枠側ピン2Dを一体的に形成し、
蓋体側ピン1D及び受枠側ピン2Dを同時に遊嵌すべ
く、両面に各端を閉じた条溝を有し、且つ条溝の直線部
の一部に開放切欠を有する蝶番4を組み合わせてなる構
成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マンホ−ル蓋、消火栓蓋、弁筐等に使用する180度旋回可能な蝶 番構造に係り、詳しくは開口寸法の小さな蓋体に有用なもので、蝶番組付けのた めの部品を無くし、且つそのための機械加工を不要とし、更にその組付け及び分 解の容易な鉄蓋用蝶番構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マンホ−ル蓋、消火栓蓋、弁筐等に使用される開口寸法の小さな蓋体を 開閉可能に受枠に取着する鉄蓋用蝶番構造は、その蝶番に予め2本のピン孔があ けられている一方、蓋体及び受枠にも当該位置にピン孔があけられており、蝶番 と、蓋体及び受枠とに亘って2本のピンを挿通したうえ、ピンの端部をナット等 を用いて止めるという構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の鉄蓋用蝶番構造では、ピン孔等の機械加工が必要であるとともに、 ピンそのものを部品として製作しなければならない。そして組付け及び分解にお いても手間のかかる構造になっているという問題がある。 そこで本考案においては、主体である蓋体、受枠、蝶番をそれぞれ鋳鉄等で製 作し、蝶番構造部の全てについて機械加工を行うことなく、蓋体と蝶番の相対位 置が、特定の状態の時のみに係合可能とし、その他の使用状態では分離、脱落す ることなく、且つ蝶番機能を損なうことのない鉄蓋用蝶番構造を提供できるよう にすることを解決すべき技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のための技術的手段は、鋳鉄等から成る受枠に対して鋳鉄等から 成る蓋体を開閉自在に取着するための鉄蓋用蝶番構造を、前記蓋体側面の一部を 平行面を有する如く切欠く一方、対応する受枠にも当該部位に平行面を有する切 欠きを設け、上記蓋体側平行面及び受枠側平行面それぞれには、それぞれの平行 面に一体的に全通しない蓋体側ピン及び受枠側ピンが対設されているとともに、 上記蓋体側ピン及び受枠側ピンを同時に遊嵌すべく、両面に各端を閉じた条溝を 有し、且つこの条溝の直線部の一部に開放切欠部を有する蝶番を組み合わせてな る構成にすることである。
【0005】
【作用】
上記構成の鉄蓋用蝶番構造によれば、蝶番構造を右側に置く正面断面図を想定 すると、まず、受枠側ピンに対して、蝶番の開放切欠部を右側として直立させ、 受枠側ピンを蝶番の条溝内に遊嵌後、180度旋回させ、更に、蓋体を垂直状態 にするとともに、この蝶番を持ち上げた状態として蓋体側ピンを蝶番の開放切欠 部から条溝内に遊嵌したあと、この蝶番の持ち上げを解除して組付完了するもの であり、分離するときはこの逆の順序で行うものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は、鋳鉄で製作された大型量水器筐Aの平面図であり、図2はその要部断 面図である。 図1、図2に示すように、大型量水器筐Aと同様に鋳鉄で製作された本蓋Bの 中央部には、小さな蓋体1が開閉可能に取り付けられている。この蓋体1は本蓋 Bに一体的に形成された受枠2に対して180度開閉できるように蝶番構造部3 を介して取り付けられている。尚、上記蓋体1、受枠2は鋳鉄で作られている。
【0007】 図3は上記蝶番構造部3の蓋体1の係合部を示した平面図であり、図4は図3 におけるA−A矢視断面図である。 また、図5は上記蝶番構造部3の受枠2の係合部を示した平面図であり、図6 は図5におけるB−B矢視断面図である。 図3、図4に示すように、蓋体1の蝶番構造部3は、蓋体1の側面1Aの一部 が平行面1B,1Cを有するように切り欠かれており、その平行面1B,1Cに は、全通しない蓋体側ピン1Dが蓋体1と一体的に対設されている。 一方、図5、図6に示すように、受枠2の蝶番構造部3は、受枠2の側面2A の一部が平行面2B,2Cを有するように切り欠かれており、その平行面2B, 2Cには、全通しない受枠側ピン2Dが受枠2と一体的に対設されている。
【0008】 次に、蓋体1の蝶番構造部3に形成された蓋体側ピン1Dと、受枠2の蝶番構 造部3に形成された受枠側ピン2Dとに係合される鋳鉄製の蝶番4について、図 7、図8及び図9を参照しながら説明する。 図7は蝶番4の正面図であり、図8は図7におけるC−C矢視断面図である。 また、図9は蝶番4の斜視図である。 同図に示すように、蝶番4は、正面から見た外形形状が長円形であり、前記蓋 体側ピン1D及び受枠側ピン2Dを同時に遊嵌するように、両面に条溝4A,4 Bが形成され、更にこの条溝4A,4Bの直線部の一部に開放切欠部4C,4D が角状に形成されている。
【0009】 以上のように蝶番構造部3は、蓋体1の平行面1B,1Cに対設された蓋体側 ピン1Dと、受枠2の平行面2B,2Cに対設された受枠側ピン2Dと、蝶番4 とで構成されており、蝶番4の両面に形成された条溝4A,4Bに蓋体側ピン1 Dと受枠側ピン2Dとが遊嵌されることにより蝶番機能を果たすことができる。
【0010】 次に、蓋体側ピン1Dと受枠側ピン2Dに対して蝶番4を係合させる手順を、 図10から図13を参照しながら説明する。 最初、図10に示すように蝶番4の開放切欠部4C,4Dと受枠側ピン2Dと を対面させ、次に受枠側ピン2Dが開放切欠部4C,4Dから条溝4A,4Bに 入るように図11に示すように蝶番4を移動させたあと、蝶番4を180度旋回 させ、図12に示すような状態にする。次に、図13に示すように蝶番4を持ち 上げるとともに、蓋体1を垂直にした状態で蓋体側ピン1Dが開放切欠部4C, 4Dから条溝4A,4Bに入るように蓋体1を平行移動させる。 このようにして条溝4A,4Bに蓋体側ピン1Dが入ったあと、蝶番4の持ち 上げを解除すると、蓋体側ピン1Dと受枠側ピン2Dとが条溝4A,4Bに遊嵌 されるため、蝶番構造部3が係合され、蓋体1の開閉が可能になる。 尚、蝶番構造部3を分解する場合は、図10から図13の逆を行えば良い。
【0011】 図14は、蓋体1が閉じられている状態の蝶番構造部3の正面断面図である。 また、図15は、蓋体1が180度開かれた状態の蝶番構造部3の正面断面図で ある。 図14、図15から明らかなように、蓋体1が閉じられている状態では、蓋体 側ピン1Dと受枠側ピン2Dとが同一水平面上に位置する一方、蓋体1が180 度開かれた状態では、蓋体側ピン1Dと受枠側ピン2Dとが同一垂直線上に位置 している。そして、蓋体1を垂直にして蝶番4を故意に持ち上げない限り、蝶番 4が分離、脱落することはないため、通常の使用状態では蝶番機能を損なうこと はない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、鋳鉄等から成る受枠に対して鋳鉄等から成る蓋 体を開閉自在に取着するための鉄蓋用蝶番構造を、蓋体側面の一部を平行面を有 する如く切欠く一方、対応する受枠にも当該部位に平行面を有する切欠きを設け 、蓋体側平行面及び受枠側平行面それぞれには、それぞれの平行面に一体的に全 通しない蓋体側ピン及び受枠側ピンが対設されているとともに、蓋体側ピン及び 受枠側ピンを同時に遊嵌すべく、両面に各端を閉じた条溝を有し、且つこの条溝 の直線部の一部に開放切欠部を有する蝶番を組み合わせてなる構成にしたため、 構成部材の全てについて機械加工を行うことなく、組付けが簡単で使用状態では 分離、脱落することのない安価な蝶番構造を提供することができるという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】大型量水器筐の平面図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】蝶番構造部の蓋体係合部を示した平面図であ
る。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】蝶番構造部の受枠係合部を示した平面図であ
る。
【図6】図5のB−B矢視断面図である。
【図7】蝶番の正面図である。
【図8】図7のC−C矢視断面図である。
【図9】蝶番の斜視外観図である。
【図10】蝶番構造部の係合方法説明図である。
【図11】蝶番構造部の係合方法説明図である。
【図12】蝶番構造部の係合方法説明図である。
【図13】蝶番構造部の係合方法説明図である。
【図14】閉蓋状態のときの蝶番構造部の正面断面図で
ある。
【図15】開蓋状態のときの蝶番構造部の正面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 蓋体 1A 蓋体の側面 1B 平行面 1C 平行面 1D 蓋体側ピン 2 受枠 2A 受枠の側面 2B 平行面 2C 平行面 2D 受枠側ピン 3 蝶番構造部 4 蝶番 4A 条溝 4B 条溝 4C 開放切欠部 4D 開放切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳鉄等から成る受枠に対して鋳鉄等から
    成る蓋体を開閉自在に取着するための鉄蓋用蝶番構造で
    あって、前記蓋体側面の一部を平行面を有する如く切欠
    く一方、対応する受枠にも当該部位に平行面を有する切
    欠きを設け、上記蓋体側平行面及び受枠側平行面それぞ
    れには、それぞれの平行面に一体的に全通しない蓋体側
    ピン及び受枠側ピンが対設されているとともに、上記蓋
    体側ピン及び受枠側ピンを同時に遊嵌すべく、両面に各
    端を閉じた条溝を有し、且つこの条溝の直線部の一部に
    開放切欠部を有する蝶番を組み合わせてなることを特徴
    とする鉄蓋用蝶番構造。
JP4804893U 1993-09-03 1993-09-03 鉄蓋用蝶番構造 Expired - Lifetime JP2509761Y2 (ja)

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JPH0716880U true JPH0716880U (ja) 1995-03-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56137628U (ja) * 1980-03-18 1981-10-19

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JP2509761Y2 (ja) 1996-09-04

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