JPH07168544A - 広告等表示制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 登録した利用者が技術的制約無しで一の不特
定場所から情報入力し、任意選定した登録済み表示装置
に広告、報知の表示可能の制御システムを作る。 【構成】 通信手段が及ぶ範囲で、受発信可能の記憶手
段と表示装置を有する複数子局を登録して、親局を介し
て複数端末装置に接続するシステムを構成し、システム
内で運用する表示内容作成支援ソフトで表示内容情報を
作成し、同掲示支援ソフトで表示場所、時間条件を設
定、その処理はシステムがガイドで示す、音、字、絵を
選び、個人用意分の表示内容を適宜加えてシステム表示
可能に変換、作成し、一方、場所、時間を順次限定しつ
つ特定し、掲示予約と費用の条件を決定し、システム側
が設ける多次予約期間に子局空き時間と重複予約を編集
調整した上で子局が一時記憶後に予約表示を実行、実行
記録は送信可能に構成する。 【効果】 個から表示群への広告が地球規模で大衆レベ
ルで行え、子局所有者は広告主を広域募集でき、システ
ム運用者は最新技術を自律的に採用可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は広告と報知表示に係わ
り、特に登録した不特定数の表示装置群に対して、不特
定の任意場所に設けた所定端末装置に情報を入力して、
前記表示装置群から任意に選定した単数または複数の表
示装置に遠隔通信によって、広告または報知の表示をす
る予算管理可能の広告等表示制御システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、広告または報知（以下、広告等と
いう）の方法には、ａ）表示したい情報の同一内容を、
１枚または複数の印刷物に表示、製作して、特定または
不特定多数箇所に掲示または配布したり、ｂ）音声放送
としてあるいは画像、映像広告として、不特定者または
特定場所の人々を対象にラジオ装置、有線放送施設、テ
レビ装置を含む表示または報知装置群に一方的に送信し
て行うもの、あるいはｃ）電飾照明広告および電子看板
や液晶ディスプレイ等の手段を用い、一つの広告内容が
一つの表示装置に対して専ら行うものがあった。

【０００３】そしてｂ）およびｃ）における先行技術
は、次の手段によってその広告等を行う技術を開示し
た。１）登録された表示内容を不特定場所で不特定者が
前払い手段を用いることによって知ることのできる技術
（特開平０１−１１５２６２号公報）、２）電子媒体に
記録させた広告等情報を特定の表示手段に、コイン投
入、カ−ド差し入れで行う前払い手段によって指定表示
継続時間中にリアルタイムで表示させる技術（特開平０
２−４７７６６号公報）、３）それらの広告等をデ−タ
変換手段、記憶手段、表示手段から成る通信デ−タ情報
を縮小変換手段を加えてデ−タ変換を行う通信デ−タ表
示技術（特開平０２−１８１８１８号公報）、そして
４）表示内容を遠隔デ−タ送信によって文字、画像の表
示を行い、加えて音声を流す情報告知技術（特開平０５
−２１６４２０号公報）等である。

【０００４】さらに５）親局と複数の子局より構成され
る放送システムにおいて、情報提供者が情報内容を加工
して親局に送信し、親局が発する送信内容を特定の子局
が自局宛の情報であるかを判断した後に、自局の表示装
置に表示する電子広告盤技術（特開平０３−１１７１２
３号公報）、６）それら情報の送信を衛生通信によって
行う技術（特開昭６０−８５６３１号公報）がある。そ
して７）移動する車内に情報を表示するシステム（電波
新聞、１９８９年２月１４日発行の記事「液晶ディスプ
レイ採用の車内新映像サ−ビスシステム」記載）に、ま
た前７）項と同系の技術が、８）外部から送信する情報
を受信して、移動する車内の不特定多数者に不特定情報
を提供する技術（特開平０２−２２３９８５号公報）が
開示されている。

【０００５】即ち、ｂ）、ｃ）対象の最新の先行技術で
は、不特定をキ−ワ−ドに、全ての表示内容がその形態
様式を問うことなしに、通信によって遠隔地の表示装置
に表示することを可能にし、あるいは受益者が、電話ボ
ックスなどの特定場所で料金前払いによってその眼前で
広告等を受け、情報提供者が、特定表示装置に料金前払
いをすればリアルタイムで表示行為を行うことができる
ものとし、また通信情報事業者が受託した情報を圧縮し
て効率よく電送表示できる利便を提供し、更に放送シス
テムや移動車両の情報ネットワ−ク内にいる専門家が、
情報提供操作から情報表示操作を行って、不特定多数者
に不特定情報を提供できることを示す。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記した広告等方法ａ）は、広告等媒体を表示使用後に
浪費または廃棄する無駄があり、かつ同方法ｂ）におけ
る、広告等の利益を求めようとする受益者または情報提
供者が特別な専門家でなくとも、料金を前払いした時に
広告等行為を受発信できるようにした１）、２）技術と
同じ制約、すなわち彼が直接確認できる範囲でしか広告
等の利益を受けるに過ぎない。更に広域範囲に向けて広
告等の利益を受けたい場合には、一定掲示時間帯、表示
継続時間を条件として提示して、広告等を行いたい人か
ら委託を受けた特定の専門家集団が、放送局のエリア、
移動車内などに向け、特定施設を独占的に選別、利用す
る広告等に頼る他なく、その不特定者に対する広告が最
も経済効果を狙った、限定した幾つかの選別した地向け
に広告できるものでもなかった。

【０００７】換言すれば、広告等を広域に発信するエン
ドユ−ザは、例えば九州に居て東京の広告等施設に広告
する場合、専門家に委託して、その広告手段、広告仕様
の決定を委ねる事になる。そして放送用表示装置に表示
する場合には、短時間表示を通例とするので、放送条件
に沿わない中程度の広告等は行えない。また屋外掲示装
置の広告等では、数カ月または数年の独占的長期契約に
よって、権利を確保して継続的に広告するで、その間に
その場所で他の広告を短時間行いたい人に広告スペ−ス
を明けることは出来ず、また一時的に広告行為を契約者
が中止したくても途中解約するか、当事者が中止契約に
合意しなければ行えない。あるいは地方の小規模業者
が、遠隔地の中央に屋外掲示装置を利用したくても、タ
イムリ−に的確な場所へ広告行動を展開することが出来
なかった。

【０００８】一方、広告塔などの屋外掲示装置の施設者
が広告主を確保したい時、地域に固定した施設の制約か
ら広告業者に委託しなければ多数の広告主は募集でき
ず、施設の時間貸しもできない。しかも全国の広告業者
に広告主を探して貰うことは、通常行われない。さらに
観光会社の営業所、加盟旅館の関係の如き個別機関内の
報知手段にしても、地方が発信する情報を機関全域的な
報知ル−トに乗せる場合に、中央機関を介して報知する
施設となっているのが一般的で、直接、地方がそのル−
トシステムの手段に入力して、自主的に情報の発信、利
用を行いたい場合にそれが出来ないか、多くの制約がが
ある。本発明は、広告等を行いたい表示施設と離れた遠
隔地、例えば発信地が外国にあっても専門家集団に委託
しないで広告等が出来る手段を提供し、エンドユ−ザが
自分で予算管理をしながら、主体的に表示内容、掲示時
間帯、表示継続時間、掲示施設などの主要な情報提供仕
様を直接決定し、表示内容中の関係選択項目を事前に確
認した上で表示の予約を可能にすると共に、表示内容記
録を事後にも確認出来るようにし、さらに広告営業を行
う場合には広告施設所有者や運用者側にも、広く広告主
を募集して、施設利用効率を高め、広告収入が確実に徴
収可能の広告等表示の制御システム技術を提供すること
を目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明に係わる広告等表
示制御システムは、固定または移動できる、登録した複
数から成る電子制御可能の表示装置を子局とし、中央処
理装置または一ないし複数群の中央処理装置を構成する
各個それぞれと前記群を統括する中央統括装置を選択的
に組織構成する親局とし、子局へデ−タを送信する親局
を介して複数の端末装置から、作成した表示予約情報を
入力して、子局に広告または報知の表示をするようにし
た広告等施設の広告等表示制御システムであって、音声
または文字、映像を含む表示予約情報の表示デ−タ作成
を補助する表示内容作成支援ソフトと、一定基準に従い
特定する単数または複数の表示予約すべき子局の選択、
表示継続時間と掲示予約時間帯との設定、複数表示予約
の編集および料金またはコストの算定と徴収を含む表示
業務関連手続き処理をそれぞれ補助する表示内容掲示支
援ソフトとを用いて、子局向けの表示予約可能の表示予
約情報を作成して、表示予約情報を直接あるいは所定記
録媒体に記憶保持した上、記録媒体を介して任意の特定
端末装置に入力することによって特定子局に対する表示
予約を完了し、特定端末装置から親局を介して、予約し
た設定条件の下で表示予約情報の表示を特定子局に実行
させることを特徴とするものである。

【００１０】そして、本発明は、選定した特定子局の表
示予約締切期間を数次に分け、かつ一次からＮ次までの
予約締切期間毎に受けた同一掲示予約時間帯に表示する
表示予約を順次配分し、編集加工すると共に、その際に
表示予約した表示実行時間の前後に当該締切期間中に掲
示予約時間帯内に残存するアイドル時間を案分して、重
複する表示予約を調整した上で、最終締切期間終了後に
アイドル時間を表示実行時間に加えて表示予約の表示継
続時間とし、かつ表示予約状況を逐次親局に登録するこ
とによって表示内容掲示支援ソフトの表示時間情報を更
新することを特徴とするものである。

【００１１】さらに本発明は、子局が受発信手段を付設
した記憶手段を備えて、親局からの電送内容を子局に一
時記憶した後に、表示制御システムが子局における掲示
予約時間帯に電送内容の予約表示を実行し、完了すると
共に、完了した予約表示の実行記録を子局に一時記憶し
た後に親局に電送し、その後該電送記録から個別予約の
該当記録を、それぞれの予め登録済みの宛先に送信可能
にしたことを特徴とするものである。

【００１２】

【作用】本発明は、本システムが提供する二つの広告等
表示支援用ソフトにアクセスできるユ−ザ−に、ソフト
が示す手順に従って表示装置に表示可能の内容の要素を
音声、文字、画像または映像を個別にまたは複合的に選
択使用して、１つの表現内容に纏め、その表現内容をシ
ステム記録できるようにし、同様に別途掲示用ソフトを
用いて予算に応じた希望する地域、場所を選び、限定し
た狭い区域の一ヶ所または数カ所、あるいは広域で選ん
だ複数箇所の特定表示装置に、特定日または数日、数週
間に亘る選定した特定掲示時間帯に個別にまたは引き続
き継続して表示できる予約を可能にする。従って特定表
示装置のある場所へその掲示時間帯に立ち合う人は、予
約内容の実行を直接確認できる他に、その実行記録を入
手して実行の確認ができる。一方、表示装置所有者また
はシステム運用者にとって、国内外不特定者から広く広
告等を募集出来る他、予約広告等は一定基準により編集
管理してシステムが品質管理できる上に、採用する予約
方式によって利用状況を把握出来、かつ予納金制度が広
告行為を担保して、さらに集金業務も自動化出来る。

【００１３】

【実施例】以下、本発明に係わるシステム全体を図１と
図２によって説明する。図１は、本発明の子局、親局及
び端末装置のシステム全体構成を説明するもので、
（Ａ）はシステム装置構成配置図、（Ｂ）は親局１実施
例の内部システム装置配置図、（Ｃ）は端末装置を経て
子局に至る通信システム要部装置の１実施例構成図、
（Ｄ）は同装置の他の実施例構成図、（Ｅ）は同装置の
別の実施例構成図を示し、図２は、本発明のシステム処
理手順を説明するフロ−チャ−トを示す。図１に示すよ
うに、１は、それぞれがコンピュ−タ処理が可能な、複
数の端末装置３と親局２を介して通信回線によって接続
しかつ親局２による表示制御可能の、表示装置１ａない
し１ｄなどをそれぞれ有する複数の子局であり、該子局
それぞれには、付帯した受発信手段７ａに受信した表示
予約内容および親局２へ送信するために広告等が終了し
た実行記録を一時的に記憶できる記憶手段７を付設す
る。親局２は、中央処理装置２ａ単独で構成する場合
と、同図（Ｂ）に示すように専用の端末装置３を付設す
る複数の中央処理装置２ａからなる一群の中央処理装置
２Ａを構成する各個それぞれと前記群を統括する中央統
括装置２ｂを広告等表示制御システム（以下、システム
という）１０で選択的に組織する複数の親局２によって
構成する。ここに子局１、親局２および端末装置３は、
システム１０に登録して、システム１０が統一した予約
表示情報に関する管理規格の下での表示制御を受けるも
のである。

【００１４】ここに登録した子局１、親局２および端末
装置３を含むシステム１０は、子局１が通行人等、不特
定者のための屋外設置掲示盤、或いは例えば駅や、運動
スタジアム施設の構内のもの、飛行機、船、列車の中
の、電子広告盤やＴＶ映像機あるいは有線放送機器など
を構成機器とするもので、また親局２がラジオまたはＴ
Ｖの放送局で、子局１がそれらの受信機として構成し、
一般向けあるいは特定組織内の広域組織人向けに、恒久
的または特定期間、設けるものであっても良い。あるい
は特定グル−プで構成する内部システムの一つとしてシ
ステム１０を構成し、例えば多数の工場や事業所、営業
所に子局１と端末装置３を併設し、別途適宜場所に親局
２を設けて、その事業目的に沿う広告等の表示を行うも
の、また親局２を観光組合事務局にまたは専門運用業者
内に設け、各地の賛助営業所や地方事務所、加盟旅館に
子局１と端末装置３を併設、構成して、それぞれにシス
テム１０を適用する。また子局１を、建物外壁、屋上に
設置する不定形の屋外広告盤の他、電話ボックス、電柱
施設、あるいは移動機関の航空機の中などに設置する定
形掲示板に設ける。特に大型屋外掲示盤などで広告効果
が機能する場合には、子局１の表示装置１ａを、前記掲
示盤の大きさ、形状に応じて表示面を区分し、ある時は
一つのある時は各区分を複数の表示装置１ａ、１ｂの如
く取り扱っても良い。さらに親局２を、端末装置３から
中央処理装置２ａ、中央統括装置２ｂ、子局１区域側の
中央処理装置２ａ′を介して、特定子局１へのル−トを
選択的に選定する。また特定子局１が端末装置１と同じ
管轄内の中央処理装置２ａにある場合には、直接、同管
轄内の通信ル−トを選択する。

【００１５】子局１は、同図（Ｃ）ないし（Ｄ）に示す
ように、電話回線などモデムを介した通信回路網によっ
て親局２を経て端末装置３と接続し、親局２に表示内容
作成支援ソフト（以下、作成ソフトという）４と表示内
容掲示支援ソフト（以下、掲示ソフトという）５を配設
して、端末装置３からの利用を可能にしている。該端末
装置で入力、作成したものは記録媒体ｎに記憶可能にな
っている。子局１には表示装置１ａ、受発信手段７ａを
備えた記憶手段７を付設して、親局２よりの電送を受
信、記憶できると共に、表示制御が受けられるように構
成している（同図（Ｃ））。同図（Ｄ）に示す他の実施
例では、子局１側を回線網で結ぶ親局２と、端末装置３
側を回路網で結ぶ親局２とを、無線または衛星通信を介
して結ぶ通信システムによって構成する。（Ｄ）に図示
する作成ソフト４は端末装置３に配設して、同図（Ｅ）
に示す記録媒体ｎと作成ソフト４とを内蔵する端末装置
３の場合と同様に、親局２と会話しないでも子局１に表
示する一部または全部の表示内容を作成可能になってい
る。なお子局１は、別の実施例のように親局２と有線で
接続することも出来る（同図（Ｅ））。

【００１６】なお図２に示すように作成ソフト４は、表
示予約したい内容、時間、場所の表示予約情報ｍの内、
システム１０が表示制御可能の通信に乗せて、表示装置
１ａ等に表示する音、絵、文字等の表示内容を記録媒体
ｎに記録して、端末装置３の、ここに図示しないディス
プレイ（以下、ＣＲＴという）画面に表示できる、表示
デ−タ作成の補助を行うもので、作成ガイド付きのソフ
トである。また掲示ソフト５は、作成ソフト４で作成し
た前記表示デ−タを、幾らの予算によって、何処の子局
１ａに、どの程度の継続時間で何時どのような方法によ
って表示するかを、確定予約するための場所と時間に係
わる表示業務関連手続き処理Ｐを行うための、設定操作
ガイド付きソフトである。図１（Ｅ）に示す作成ソフト
４を備えた端末装置３は、親局２に経時的に増加する
音、文字、画像、映像などの表示内容デ−タ資産の内、
システム１０の一部資産を随時選別して電送購入し、該
資産情報を所有装置に取り込んで営業用に繰り返して再
生使用する記憶装置を付帯した、特殊使用の広告業者用
ないし特定組織用専用機に構成したもので、該専用機の
使用者がシステム１０運用者に支払う作成ソフト４使用
料やソフト使用中の通信費を抑制できる装置である。さ
らに掲示ソフト５は、子局１の変動に対応可能であるよ
うに、親局２に常置するが、特別組織用として、掲示情
報資産の一部または特別に要部を編集した資産全部を分
割又は一括して、システム１０が別途用に構成すること
が出来る。なお図１（Ｄ）に示す作成ソフト４は、シス
テム１０が構成、製作する基本的な前記表示内容デ−タ
を収蔵するもので、バ−ジョンアップして記憶内容が充
実したソフト商品の記憶資産を使用しても記憶容量の制
約から、表現内容作成に不十分の場合は、親局２との会
話により表示内容デ−タ作成不足分を補充し、表示内容
を完成させる。

【００１７】図３は、本発明の、広告等の表示時間を説
明するもので、（Ａ）は表示時間の予約情報取扱い要領
を示す手順図、（Ｂ）は季節要因と予約経過状況を示す
掲示時間帯構成図である。表示装置１ａに広告等の表示
を予約して実行する表示時間６には、各表示装置１ａが
位置する地域の昼、夜の時間帯に適合するように掲示時
間帯を適宜設定し、季節要因による昼夜変動に対応すさ
せるため、またその時間調整、広告対象在籍環境その他
に対応できるように、掲示予定時間帯Ｔ内に散在するア
イドル時間ｔ2 を配設する（同図（Ｂ））。操作者の表
示予約を受けると、所定範囲時間枠に設けた掲示予約時
間帯Ｔを一次から数次にかけて設ける予約期間に順次充
足していき、空き掲示時間が無くなった時点で予約を閉
め切る。仮に、空き時間が残る場合には最終予約締切の
Ｎ次締切時に集まった全予約を当該掲示予約時間帯Ｔに
過不足なく埋まるように、時にシステム１０が別個に用
意した表示内容を加えながら、各個予約の表示時間６を
案配する（同図（Ａ））。なお以上の特定した予約情報
は逐次、親局２に登録して掲示ソフト５の当該項目を更
新し、重複予約が生じないよう構成する。

【００１８】このように構成した本発明の広告等表示制
御システム１０の操作手順を主として図２ないし図４に
よって説明する。ここに図４は、本発明の表示内容掲示
支援ソフト１実施例の要部部分を説明するもので、子局
選択手順ブロック図である。図２において、特定子局１
に広告等をしたい表示予約利用者は、システム１０に登
録し、ソフト５によってシステム１０運用者に納入した
予納金の確認をして表示予約の経済的裏付けを示す。そ
の後、作成控えを作る自己の記録媒体ｎを用意し、端末
装置３から表示予約情報ｍを入力する。作成ソフト４を
用いて表示内容を決める表示デ−タを作成し、表示予約
内容が確定したら、掲示ソフト５と会話して表示業務関
連手続き処理Ｐを進める。すなわち該処理Ｐによって予
算に応じた表示場所、掲示日、掲示時間、期間等を選定
して予約する。それら予約表示内容は親局２を含むシス
テム１０が記憶し、かつシステム１０は表示効果や、掲
示時間配分、公序良俗を損なわないための所定の編集を
行った後に、表示の実行を行う。なおここに図示しない
が、システム１０側で不要文言や、不要イメ−ジなどの
リストを適宜用意し、常時または一括してに作成中の表
示内容に対して自動検索し、該当事項の訂正を求めるよ
うになる。前記システム１０が行う編集は、特定子局１
群による効果的な表示行為をする目的で、予約受付前に
もシステム運用者または子局１所有者側を加えて設ける
特定キャンペ−ンや、スト−リ広告等の企画時および広
報や公的事項の委託報知をする際にも行う。なお飛行機
や、バス等の移動機関内に設置する特定子局１への表示
デ−タの電送は、システム１０が行う予約運用によっ
て、タ−ミナル駐機中に受信した場合には移動中に受信
する表示内容より情報品質を高くできる。

【００１９】図２に示すソフトを用いて行う操作手順
を、以下でさらに詳しく説明する。まず掲示ソフト５に
よってシステム１０の登録者確認処理を兼ねる所定記録
媒体ｎを専用フォ−マット処理した後、予納金確認（第
１回確認処理、以下同様に（１）等と表示）操作をす
る。ここで予納金残高表示と、システム１０側が音声、
文字、画像、映像作成を補佐する作成ソフト４の使用
料、昼夜間の区別、季節要因、表示予定期間における各
種レベル、グレ−ド、地域における掲示時間帯などを含
む選択条件に対応した表示装置使用料などを選択的に表
示する。操作者は、複数予算案を自動作成させて作業を
続行し、適時作業中に所定予算案を端末装置３のＣＲＴ
画面に呼び出して確認する。またハ−ドコピ−して、作
業を中断しても良い。選定予算案が予納金残高より超え
る場合には、予納金積み増しのコンピュ−タ処理をしな
い限り、自動的にシステム１０への会話は終了する。

【００２０】次に、作成ソフト４を用いて表示予約情報
ｍの選定、入力を行う。作成ソフト４のガイドによっ
て、該ソフト内部またはシステム１０が収蔵する表示内
容から所要の音声、文字、画像等を呼び出し選択し、あ
るいはここに図示しない操作者が別途作成用意した画像
等を、システム１０側が別途用意する専用変換ソフトで
変換し、端末操作ＣＲＴ画面上で操作側編集を行い、表
示原稿を作成する。最終的に決定稿の表示デ−タを作
成、確認（２）し、該表示デ−タの記憶操作を行う。こ
こで記録媒体ｎに記憶させて、システム１０の会話を終
了することが出来る。ただし記録媒体ｎの機能から媒体
の記憶不能が生ずる場合には、システム１０側に記憶保
存をさせ、記憶媒体ｎには前記記憶保存の呼び出しがで
きる暗号または記号によった記憶処理を行う。

【００２１】前記表示デ−タ決定稿の予約表示を目的の
特定子局１に行うためには、掲示ソフト５を用いて、掲
示のための諸条件を決める表示業務関連手続き処理Ｐを
進める。すなわち前記特定子局１の選定の際は子局地図
を呼び出し、その地図リスト中からソフトのガイドによ
って限定区域の子局１表示を受ける。そこで操作者が、
１ヶ所または数ヶ所の特定子局１選定を行う。該特定子
局選定は例えば図４に示すように、地域選択リストから
静岡全域を選び、順次その下位リストを呼び出して最終
決定の特定子局１を選定する。すなわち地区選択リスト
から文教地区、子局選択リストからレベル２のスポ−ツ
施設、該施設リスト中のサッカ−場と野球場を１組、等
の如く選び、グレ−ドＢの構外周辺を選択する。選定最
終段階では、システム１０が表示可能の複数特定子局１
の位置を地図等で明らかにし、各特定子局１の特定番号
を示す。結局、前記操作者は、選定子局１を該特定番号
によって特定する。選定した子局１が予約出来ない場合
に備えて、１ヶ所または複数の選定予約候補を挙げる
が、例えば特定区域のサッカ−場全てと指定して、シス
テム１０が整理した特定の特徴によって纏めることので
きる特定子局１群全体を候補に数えても良い。これら操
作で、以下に記す掲示時間Ｔや表示継続時間ｔの処理手
続きの場合と同様に、操作者によって選択優先順位が付
記される。ここで、優先順位毎の特定子局１選択時の概
算を知るために、システム１０が用意したモデル条件時
に実行表示時の予算や予納金残高をＣＲＴ画面に呼び出
すことが出来る。

【００２２】次に、操作者の掲示予定期間内の前記特定
子局掲示予約時間帯Ｔにおける、いわゆる空き時間情報
を表示させ、表示予約する当該掲示予約時間帯Ｔを決定
し、表示した掲示予約時間帯Ｔ内に混在するアイドル時
間ｔ2 を参照して表示継続時間ｔを選定する。次にシス
テム１０は、優先順位毎に選定した各掲示条件に応じ、
表示料金またはコストｃを集計し、前記表示内容実行予
算案との対比を行い、確定した１つの表示予約を行うこ
とを操作者に求める。その経済的確認（３）が済むと、
システム１０は、前記表示予約が掲示する前後の掲示時
間を含め、隣接した表示予約済み表示内容記録の隣接予
約環境を、例えば同業者の表示予約の有無を示し、その
環境においての当該表示予約の再確認（４）を求め、作
成ソフト４の使用料を予納金から引き落とす。

【００２３】ここで表示予約を中止する操作者のため
に、システム１０との最後の確認（５）操作を行う際
に、当該システム会話を終了させることが出来る。図２
に図示しないが、前記取消は操作者の一方的理由による
取消であるので、掲示ソフト５の関連デ−タの消去時
に、そのソフト使用料を予納金から徴収するようにして
も良い。この時、前記記録媒体ｎには、作成ソフト４で
作った表示内容デ−タは残され、端末装置３のＣＲＴ画
面上に再表示できる。そして前記記録媒体ｎを活用し
て、すでに記憶してある表示内容を用いた前記処理Ｐを
再開する場合には、図２に示す結合子Ａ１位置から表示
予約手続きを行えるようになっている。なお利用者が負
担するコストｃは、上記したソフト使用料、広告等表示
料および通信回線使用料である。

【００２４】上記手続きにより確認、予約済みの表示予
約情報ｍは、予約記録リストによって操作者の記録媒体
ｎに記憶保存すると共に、システム１０に自動的に記憶
され、このシステム記憶の時点で特定子局１に対する全
ての表示予約は完了する。システム１０では、親局２で
設定期間内に親局２自身の端末装置３で表示予約した分
と外部から集まった表示予約が纏められ、システム１０
による自動的または半自動的チェックと編集加工処理の
後、表示予約先の各特定子局１毎に向けてバッチ処理に
よる電送処理を行う。特定子局１は、親局２からの電送
内容８をその受発信手段７ａに受けてその記憶手段７に
一時記憶し、該電送内容内の表示予約デ−タが設定する
時間に当該記憶手段７から取り出した予約表示内容の表
示を順次、その表示装置１ａに表示して実行する。実行
記録９は、操作先登録番号、表示先子局番号、所在地
域、地域種別、掲示時間、表示形態、継続時間、繰り返
し表示回数、専用期間などの一部または全部をリストに
して、特定子局１受発信手段７ａを介してバッチ処理に
よって親局２へ電送し、親局２はその電送内容８を予約
時に受けた指定に基づき、登録済宛先３ａへ送信する。
前記実行記録９は一定期間、システム１０が保存する。
以上によってシステム１０の手順処理は完了する。

【００２５】図３（Ａ）によって、広告等の表示時間６
を更に説明する。親局２において、１次予約（予約初
期）期間中に予約ａを掲示予約時間帯Ｔに受け、２次予
約、３次予約の各期間中に表示予約ｂ、ｃおよびｄが加
わって、それぞれ希望通りの時間帯位置に登録設定さ
れ、以上の登録設定が最終Ｎ次予約で締め切った場合
に、予約のｃとｄが色彩的にあるいはその意味内容から
離して表示した方が表示効果がより高いことが明かな際
は、予約ａないしｄを編集加工して、同図の最下部分に
図示した確定予約順列に組み替えた決定を行い、その表
示順位を実行する。この時、掲示予約時間帯Ｔに残存し
ていたアイドル時間ｔ2 は、例えばより初期に近い予約
期間に決定した予約ａ、ｂ、ｃの順で最も有利に配分
し、表示実行時間ｔを設定する。

【００２６】なお上記した実施例では、不特定場所にあ
る登録された端末装置３または登録された記録媒体ｎを
介してシステム１０に接続し、システム１０が予め用意
した作成ソフト４によってソフト媒体またはシステム自
身が収蔵した画像や文字等を活用して、表示内容を作成
する手順を例示した。この場合の作成中の表示内容のチ
ェックは、原則的に作成ソフト４が自動的に行う。作成
ソフト４を全く利用しないで、特別に表示内容を作成、
表示する場合は、親局２の端末装置３や、特別に許可し
た運用者の端末装置３を用いてシステム１０の管理下で
処理する。この場合には、その表示内容はシステム１０
側が主として半自動チェックを行い、その表示内容の品
質や公序良俗を保護する。

【００２７】

【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる広告
等表示制御システムは、一般人が操作可能の技術水準ま
で広告等表示に伴う技術的制約を低減することによっ
て、広告等提供者を一般大衆に広げる機会を与える、そ
の結果として個から個が自主的に選定した表示対象群へ
情報を発信する手段を提供するもので、広告等の情報発
信分野交流の利便性を広げると共に、その表示場所を誰
もが地球規模で任意に選ぶことが出来る一方で、表示装
置所有者にとっては、広く広告主が確保でき、かつ表示
資産の時分割販売等を効率的に行えう運用利便を確保で
き、さらにシステム所有者及びシステム運用者には、予
約表示方式採用によって、情報の集約的送信、管理や広
域的企画を提案できる上、常に最新通信技術の成果をシ
ステム運営に取り入れて経済性向上に反映でき、かつ既
存要因に制約されることなく自律的にシステムの保守、
改善を行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるシステム全体構成を説明するも
ので、（Ａ）はシステム装置構成配置図、（Ｂ）は親局
１実施例の内部システム装置配置図、（Ｃ）は端末装置
を経て子局に至る通信システム要部装置の１実施例構成
図、（Ｄ）は同装置の他の実施例構成図、（Ｅ）は同装
置の別の実施例構成図を示す。

【図２】本発明のシステム処理手順を説明するフロ−チ
ャ−トを示す。

【図３】本発明の広告等の表示時間を説明するもので、
（Ａ）は表示時間の予約情報取扱い要領を示す手順図、
（Ｂ）は季節要因と予約経過状況を示す掲示時間帯構成
図である。

【図４】本発明の表示内容掲示支援ソフト１実施例の要
部部分を説明するもので、子局選択手順ブロック図であ
る。

【符号の説明】

１ 子局 １ａ、１ｂ、‥ 表示装置 ２ 親局 ２ａ 中央処理装置 ２Ａ 一群の中央処理装置 ２ｂ 中央統括装置 ３ 端末装置 ３ａ 宛先 ４ 表示内容作成支援ソフト ５ 表示内容掲示支援ソフト ６ 表示時間情報 ７ 記憶手段 ８ 電送内容 ９ 実行記録 １０ 表示制御システム ｃ 料金またはコスト ｍ 表示予約情報 ｎ 所定記録媒体 Ｐ 表示業務関連手続き処理 ｔ 表示継続時間 ｔ1 表示実行時間 ｔ2 アイドル時間 Ｔ 掲示予約時間帯

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定または移動できる、登録した複数か
   ら成る電子制御可能の表示装置１ａ、１ｂ、‥を子局１
   とし、中央処理装置２ａまたは一ないし複数群の中央処
   理装置２Ａを構成する各個それぞれと前記群を統括する
   中央統括装置２ｂを選択的に組織構成する親局２とし、
   子局１へデ−タを送信する親局２を介して複数の端末装
   置３から、作成した表示予約情報ｍを入力して、子局１
   に広告または報知の表示をするようにした広告等施設の
   広告等表示制御システム１０であって、音声または文
   字、映像を含む表示予約情報ｍの表示デ−タ作成を補助
   する表示内容作成支援ソフト４と、一定基準に従い特定
   する単数または複数の表示予約すべき子局１の選択、表
   示継続時間ｔと掲示予約時間帯Ｔとの設定、複数表示予
   約の編集および料金またはコストｃの算定と徴収を含む
   表示業務関連手続き処理Ｐをそれぞれ補助する表示内容
   掲示支援ソフト５とを用いて、子局１向けの表示予約可
   能の表示予約情報ｍを作成して、表示予約情報ｍを直接
   あるいは所定記録媒体ｎに記憶保持した上、記録媒体ｎ
   を介して任意の特定端末装置３に入力することによって
   特定子局１に対する表示予約を完了し、特定端末装置３
   から親局２を介して、予約した設定条件の下で表示予約
   情報ｍの表示を特定子局１に実行させることを特徴とす
   る広告等表示制御システム。
2. 【請求項２】 選定した特定子局１の表示予約締切期間
   を数次に分け、かつ一次からＮ次までの予約締切期間毎
   に受けた同一掲示予約時間帯Ｔに表示する表示予約を順
   次配分し、編集加工すると共に、その際に表示予約した
   表示実行時間ｔ1 の前後に当該締切期間中に掲示予約時
   間帯Ｔ内に残存するアイドル時間ｔ2を案分して、重複
   する表示予約を調整した上で、最終締切期間終了後にア
   イドル時間ｔ2 を表示実行時間ｔ1 に加えて表示予約の
   表示継続時間ｔとし、かつ表示予約状況を逐次親局２に
   登録することによって表示内容掲示支援ソフト５の表示
   時間情報６を更新することを特徴とする広告等表示制御
   システム。
3. 【請求項３】 子局１が受発信手段７ａを付設した記憶
   手段７を備えて、親局２からの電送内容８を子局１に一
   時記憶した後に、表示制御システム１０が子局１におけ
   る掲示予約時間帯Ｔに電送内容８の予約表示を実行し、
   完了すると共に、完了した予約表示の実行記録９を子局
   １に一時記憶した後に親局２に電送し、その後該電送記
   録から個別予約の該当記録を、それぞれの予め登録済み
   の宛先３ａに送信可能にしたことを特徴とする広告等表
   示制御システム。