JPH0716824B2 - 電気加工液 - Google Patents

電気加工液

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JPH0716824B2
JPH0716824B2 JP7693786A JP7693786A JPH0716824B2 JP H0716824 B2 JPH0716824 B2 JP H0716824B2 JP 7693786 A JP7693786 A JP 7693786A JP 7693786 A JP7693786 A JP 7693786A JP H0716824 B2 JPH0716824 B2 JP H0716824B2
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compound
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electromachining
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信之 高橋
茂男 森
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DKS CO. LTD.
Sodick Co Ltd
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DKS CO. LTD.
Sodick Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、電気と被工作物との間に断続的な放電を行な
わせて放電加工を行う際、電極と被加工物との間に介在
させるための電気加工液に関する。
(従来の技術) 放電加工は作業用電極と導電性被工作物との間の絶縁性
媒体内で断続的に火花放電させることにより、対象物に
形彫を施したり、孔を穿ったり、又は対象物を切断した
りする技術である。そしてこの技術は、対象物の硬度に
影響されないこと、表面粗さ±0.2μm又はそれ以下の
鏡面仕上に近い加工精度を期待できること等の特徴を買
われて、今日各種の金属加工に広く利用されている。
従来では、上の絶縁性媒体として主として鉱油(ケロシ
ン)が使用されてきた。しかしこの鉱油には引火性があ
るため、無人的に連続加工を行なう場合には火災発生の
危険がある。そこで近来に至り純水の使用が試みられる
ようになった。しかしながら、水は加工速度が早い反
面、電極を消耗させるという欠点がある。そこで最近で
は、水中に種々の分子量制御物質を添加することが検討
され、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリアルキルエーテルな
どのグリコール類若しくはそれらの誘導体又は高級アル
コール等の非イオン性物質、ポリアクリル酸、アクリル
アミド、グアーガム又はアルギン酸ナトリウム等のアニ
オン性物質或はキトサン、ポリアクリルアミド又はメタ
アクリル酸エステル等のカチオン性物質の添加が提案さ
れている(例えば特公昭59−4253号公報参照)。
しかしこのようにしても、電極消耗比は精々3%程度ま
でしか低下しない(上記公報2図参照)。しかるに形彫
り加工や孔明け加工において、充分な加工精度を得るた
めには、電極消耗率が精々1%未満であることが絶対条
件となるため、公知の水性加工液は、実用性の点でいづ
れも不満である。
(発明の目的) 本発明は、電極消耗率が画期的に低く、長時間に亘り連
続使用しても、該率を精々1%又はそれ未満に保つこと
ができる水性電気加工液を提供するのを目的とする。
(目的達成のための手段) 本発明者は、多数の新規及び公知の非イオン性高分子物
質について精力的な研究を行なった結果、分子中に、少
なくとも4個の置換又は非置換オキシエチレン基を含む
水溶性脂肪族エーテル化合物が、水性電気加工液の成分
として極めて好適であることを見出した。即ち、本発明
は、電気加工液の必須成分として、一般式 で示されるアルアルコキシ置換オキシエチレン誘導体を
含有することを特徴とする。
ここに化合物(I)における置換基R1の例としては、例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、第二級ブチル基等が例示
される。そして本置換基R1はベンゼン核又はナフタレン
核の任意の位置に結合する。実際に使用される化合物
(I)は、単一の基をベンゼン核又はナフタレン核の同
一の位置に含む単一化合物であっても或は同種の別位置
に又は異種基を同一位置又は別異値に含む別種の化合物
との混合物であってもよい。また置換基R2は、水素、メ
チル基及びエチル基から選択されるが、本置換基R2につ
いても、化合物(I)は、使用上単一の化合物であって
も又は複数種類の化合物の混合物であることができる。
更に一般式、 で示されるオリゴ又はポリ置換オキシエチレン基(nが
1である場合を除く)の重合数nは、100(平均数)以
下の範囲内であるのが好適である。nが100を越えると
水溶液の粘度が上昇する結果、作業が困難となる。因
に、化合物(I)の具体例としては、例えば; 等の化合物を挙げることができる。
なお、本発明においては、以上化合物(I)に属する各
化合物を、必要に応じ単独で又は組合せて使用すること
ができる。
本発明加工液を調製するには、予め水をイオン交換樹脂
で処理してその比抵抗が104Ω・cm以上となる如く処理
した後、これに化合物(I)の適量を添加し、攪拌、溶
解させる。好ましい濃度は0.5〜85%であるが、この際
要すれば少量の防錆剤を添加してもよい。なお、以上の
調製操作に際し、イオン交換樹脂処理を最後に行なうこ
ともできる。
(実施例) 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
が直接発明思想の内包・外延を限るものでないことは当
然である。
実施例1 [加工液の調製] 前掲化合物(1)に属する化合物を水に溶解後、イオン
交換樹脂を通して2×105Ω・cmの比抵抗値を示すよう
に調製して試験用加工液とした。
[使用化合物] 下表−1として示す。
[実験条件] 下表−2に示す。
[結果] 第1図乃至第3図の曲線Aが示す通り、表−1の化合物
群中、化合物(I)に属するA−1〜A−4の各化合物
を用いた加工液は、加工速度、電極消耗率及び耐久性の
いづれにおいても、対照化合物C−1及びC−2に比し
卓越した成績を示している事実が窺知される。
実施例2 表−1の化合物を、予めイオン交換樹脂を用いて脱塩さ
れた純水に溶かした水溶液を加工液とし、以下の条件に
てワイヤカット加工を実施した。
使用機種:ソディック社製 330−W 加工電極:ワイヤFKH φ0.2mm 被加工物:SKD−11 20mm厚 加工条件:ワイヤ送り速度 5m/分 加工液抵抗値 3×104Ω・cm 電圧 35V 電流 10A 結果は第4図に示される。図示の如く、表−1の化合物
群中、化合物(I)に属するA−1〜A−4の各化合物
を用いた加工液は、対照化合物C−1又はC−2を用い
た対照液に比し卓越した加工速度を示すことが分る。
(効果) 以上説明した如く、本発明に係る電気加工液は、電極消
耗率のみならず、加工速度及び耐久性において公知の水
性加工液に優越するので、金属加工技術の発展に大きく
寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、形彫加工について本発明加工液と
公知加工液を加工速度及び電極消耗率について対比した
グラフ、第4図は、ワイヤカット加工について本発明加
工液と公知加工液を加工速度について対比したグラフで
ある。なお、図中A(−○−)で示される曲線は本願化
合物使用の場合を、またC(−●−)で示される曲線は
対照化合物使用の場合を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 茂男 京都府京都市西京区桂千代原町35番地の1 号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I)で示される水溶性化合物 を必須の成分として含有することを特徴とする電気加工
    液。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項の化合物を0.5〜85
    %含む水溶液である特許請求の範囲第1項記載の電気加
    工液。
JP7693786A 1986-04-02 1986-04-02 電気加工液 Expired - Fee Related JPH0716824B2 (ja)

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JP2545273B2 (ja) * 1988-09-08 1996-10-16 日本石油株式会社 放電加工油組成物
JPH05112794A (ja) * 1991-10-23 1993-05-07 Sodick Co Ltd 不燃性放電加工液

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