JPH0716788Y2 - 排水管の清掃用具 - Google Patents

排水管の清掃用具

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JPH0716788Y2
JPH0716788Y2 JP7681092U JP7681092U JPH0716788Y2 JP H0716788 Y2 JPH0716788 Y2 JP H0716788Y2 JP 7681092 U JP7681092 U JP 7681092U JP 7681092 U JP7681092 U JP 7681092U JP H0716788 Y2 JPH0716788 Y2 JP H0716788Y2
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JP
Japan
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coil spring
cleaning tool
tip
outer tube
rear end
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JP7681092U
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JPH0634078U (ja
Inventor
渡 老伽
Original Assignee
株式会社新亀製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として水洗式の便
器、流し台、その他床下に配設された排水管、特に系路
中にエルボとかトラップ構造を採用した排水管の清掃用
具に関する。
【0002】
【従来の技術】水洗式の便器は、排水管の系路中にSト
ラップとか、Uトラップなどにより排水機能をもたせる
ようにしているので、床下にエルボを介して配設した排
水管と同様、内部に異物が詰ったりすると除去が面倒で
ある。そこで例えば図9に示すように、1〜3メートル
ほどの長尺なコイルスプリング1の先端に紡錘形の掻取
具2を設けしめると共に、上記コイルスプリング1の外
周に、管状のグリップ3と水切り輪具4を中間パイプ5
の両端に連接してなる長さが0.5メートル前後のガイ
ド管6を長手方向へ摺動自在に外嵌させた清掃用具7が
知られている。然してこの清掃用具7は、ガイド管6の
グリップ3を片手で握ってコイルスプリング1を他方の
手で前方へ押し出すことにより掻取具2を排水管の内奥
部へ挿入して異物を除去させるようにしているのであ
り、さらに他の従来例として、上記コイルスプリング1
を手廻しハンドルとか、小形モータで積極的に回転させ
たり、先端に自在継手を介在させる他、掻取具を他の器
具と着脱交換させるようにしたものが知られているので
ある。
【0003】ところで、上記コイルスプリング1の外周
へ摺動可能に嵌合させたガイド管6は、該スプリングの
一部の外周をカバーして用具7を衛生的、かつ安全に操
作し易くするためのものであるが、このガイド管の長さ
を余り長くするとコイルスプリング1の屈撓性を阻害し
て取扱いに支障を来たすことになり、また、これが短か
すぎるとコイルスプリング1の露出部が長くなって取扱
いを困難にするのはもとより不潔な露出部が多く生じて
非衛生となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した実
情に対処したもので、即ち長手方向へ摺動しうるガイド
管を前記従来例のものと同じ程度の長さとするにかかわ
らず、長尺なコイルスプリングの屈撓性を損ねることな
く、しかも該スプリングの操作時での外部露出を可及的
に少なくして、この種清掃用具の取扱いを容易、かつ安
全ならしめることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、軸受部に前後
動しうるよう軸支した原軸のカプラーに後端を挿入して
固着したインナーワイヤの先端を、コイルスプリングの
後端に固着した継手環のホルダーに固着し、然して上記
インナーワイヤとの関係でシヤンクを構成するアウター
チューブの先端を上記ホルダーの外周に遊嵌させると共
に、該アウターチューブの後端を、上記軸受部のスカー
ト内に位置せしめた原軸の鍔との間に軸方向の間隙を設
けしめた状態で該スカート内に挿入して固着し、さらに
上記シヤンクの外周に、アウターチューブとコイルスプ
リングの外周間を軸方向へ摺動しうるようにしたガイド
管を外嵌し、かつ上記コイルスプリングの先端に清掃器
具を選択的に装備させる継手具を備えしめたことを特徴
とするのである。
【0006】なお、上記ガイド管は、その全長ないし後
半部を屈撓しうるように形成しておくとよいのである。
【0007】
【作用】本考案によれば、先ずガイド管をコイルスプリ
ングの先端近くに摺動移動させておいて、該ガイド管の
外周を握りしめた状態で原軸に連結したハンドモータに
より、清掃器具を備えしめた上記コイルスプリング先端
を、上記ガイド管を徐々に後退させつつ排水管内へ回転
させ乍ら挿入することで所望の掃除が行いうるのであ
り、さらに本考案によれば、ガイド管を前記したように
コイルスプリングの先端近くに移動させた状態で上記ガ
イド管を握りしめて原軸を回転させると、先端の清掃器
具を便器などの器物外表面に強く押しつけることが可能
となって周辺の垢とりなどの掃除ができるのである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0009】図1〜図6に示す清掃用具1において、該
清掃用具1は、軸受部2に前後動しうるよう軸支させて
手元がわへ突出させた掴持部3aをハンドモータ(イ)
の駆動軸(ロ)に接続しうるようにした原軸3と、可撓
性を有するシヤンク4、およびコイルスプリング5を順
次長手方向へ連結させると共に、上記シヤンク4とコイ
ルスプリング5の外周間にわたる軸方向前後へ摺動させ
うるようにした適宜長さのガイド管6を外嵌し、かつ上
記コイルスプリング5の先端に清掃器具7を具備させる
継手具8を連結することで構成されている。
【0010】上記シヤンク4は、可撓性を有し、しかも
回転力の伝達が可能な素材、例えば螺旋体、多重ストラ
ンドワイヤなどを利用したインナーワイヤ9と、同じく
可撓性を有し、しかも復元弾性に富む素材、例えばスパ
イラルチューブ、ビニールパイプなどを利用したアウタ
ーチューブ10とから構成され(図3,4)、かつそれ
らの両者は長手方向及び回転方向の何れに対しても摺動
自在であるようにされている。然して上記インナーワイ
ヤ9の後端は、前記原軸3の先端に一体形成したカプラ
ー3b内へ挿入した後、カシメなどの手段で該カプラー
に固着されており(図3)、また先端には、コイルスプ
リング5の後端をネジ部11aに螺合して折曲端5aを
係合することにより連結させた継手環11の後端ホルダ
ー11b内に嵌合して同じくカシメなどの手段で固着さ
れている(図4)。従って原軸3、インナーワイヤ9及
びコイルスプリング5の3者は同軸上に一体連結されて
おり、前記の継手具8は、後部分8aを上記コイルスプ
リング5の先端に螺合して折曲端5bを係合することで
連結されている。
【0011】一方、上記アウターチューブ10の後端
は、前記軸受部2の先端に突設したスカート2a内へ、
原軸3に形成した鍔3cが該スカート内にて軸方向前後
へ若干長の遊動を可能とする間隙Sを設けしめた位置に
挿入されて該位置でカシメなどの手段により固着せしめ
られ(図3)、さらに先端は前記継手環11のホルダー
11bの外周に遊嵌されている(図4)。12はコイル
スプリング5の先端と、継手環11の鍔11cとの間に
介在させた座金である。
【0012】なお、前記シヤンク4の外周を構成するア
ウターチューブ10と、コイルスプリング5の外周間を
軸方向へ摺動しうるようにしたガイド管6は、全長を屈
撓させるようにする他、後半部のみを屈撓しうるように
形成してもよく、さらにこのガイド管は、軸方向長さを
図1に示すようにシヤンク4と略同じ長さにしておく
と、上記コイルスプリング5とガイド管6の長さが略同
じであるときには、このガイド管を前方へ移動させると
コイルスプリング5の外部への露出部をなくしうるので
あるが、該コイルスプリングは上記ガイド管6より長く
形成しておいても差支えないのである。
【0013】また、前記コイルスプリング5の先端に連
結した継手具8には、図1,5に示すような回転ブラシ
(ハ)、あるいは図6のようにアタッチメントを介して
刷毛(ニ)、その他図示しないが適宜の掻取具などの清
掃器具7を選択して装着しうるようになされているので
ある。
【0014】上記清掃用具1は前記した構成を有し、そ
の組立ては、先ずインナーワイヤ9の先端を、コイルス
プリング5の後端に連結した継手管11の後端ホルダー
11b内に嵌合固着し、さらに上記インナーワイヤ9の
外周に座金12とアウターチューブ10を予じめ外嵌さ
せておいて該インナーワイヤ9の後端を原軸3のカプラ
ー3b内に挿入固着せしめたのち、この原軸3を軸受部
2に通挿して掴持部3aを該軸受部の後方へ突出させ、
次いで、上記アウターチューブ10の後端を軸受部2の
スカート2a内へ、原軸3の鍔3cとの間に若干の間隙
Sを設けしめた位置に挿入して該スカートにカシメなど
の手段で固着せしめ、然る後、上記コイルスプリング5
の先端より該スプリングの外周にガイド管6を挿入して
先端に継手具8を連接固定すればよいのである。
【0015】然して上記清掃用具1は、掴持部3aをハ
ンドモータ(イ)の軸(ロ)に接続し、さらに継手具8
にブラシ(ハ)とか掻取具などの清掃器具7をとりつけ
たのち、コイルスプリング5の先端近くに移動させてお
いたガイド管6と、上記ハンドモータ(イ)の把持部を
各握りしめた状態で該ガイド管をシヤンク4上に向けて
後退させつつ上記コイルスプリングにより清掃器具7を
回転させ乍ら便器などの排水管内へ押しこませることに
より、図7のように管内清掃を行いうるのであり、然し
て上記排水管内への押しこみ挿入時に生じるコイルスプ
リング5およびシヤンク4の撓曲は、アウターチューブ
10と原軸3の鍔3cとの間に間隙Sが設けられている
ので、該アウターチューブと軸受部2が原軸3上を後退
することで許容されることによりコイルスプリングの上
記排水管内への屈曲挿入を容易ならしめうるのである。
さらにガイド管6をコイルスプリング5上に移動させて
おいた状態で、このガイド管6の外周を握りしめて左右
動させると該スプリングの先端にとりつけた刷毛(ニ)
のような清掃器具7で、図8のように便器内外の垢をブ
ラッシング操作でとり除くこともできるのである。
【0016】
【考案の効果】以上、詳述したように、本考案は原軸と
コイルスプリングの間にインナーワイヤとアウターチュ
ーブで形成したシヤンクを連結介在させて、該シヤンク
と上記コイルスプリングの外周に、これらの外周間に摺
動させうるようにしたガイド管を外嵌させるようにした
ので、清掃用具の使用時に際し、コイルスプリングの露
出部を少なくしうると共に、上記ガイド管を前後移動さ
せることにより排水管内へのコイルスプリング先端の挿
入を容易かつ衛生的に行なわせ、さらには上記ガイド管
をコイルスプリング上に移動させておくことで、先端の
清掃器具による便器の垢おとしをコイルスプリングの回
転にかかわらず安全、かつ容易に行なわせうるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の一部省切側面図。
【図2】 同使用時の一例を示す一部切欠側面図。
【図3】 図1のA−A線拡大断面図。
【図4】 同B−B線拡大断面図。
【図5】 同C−C線拡大断面図。
【図6】 他の清掃器具を示す側面図。
【図7】 便器の排管内での清掃例を示す側面図。
【図8】 便器の外部での清掃例を示す側面図。
【図9】 従来の清掃用具の後部を除いて示す側面
図。
【符号の説明】
1 清掃用具 2 軸受部 2a スカート 3 原軸 3c 鍔 4 シヤンク 5 コイルスプリング 6 ガイド管 7 清掃器具 8 継手具 9 インナーワイヤ 10 アウターチューブ 11 継手環 11b ホルダー S 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受部に前後動しうるよう軸支した原軸
    のカプラーに後端を挿入して固着したインナーワイヤの
    先端を、コイルスプリングの後端に固着した継手環のホ
    ルダーに固着し、然して上記インナーワイヤとの関係で
    シヤンクを構成するアウターチューブの先端を上記ホル
    ダーの外周に遊嵌させると共に、該アウターチューブの
    後端を、上記軸受部のスカート内に位置せしめた原軸の
    鍔との間に軸方向の間隙を設けしめた状態で該スカート
    内に挿入して固着し、さらに上記シヤンクの外周に、ア
    ウターチューブとコイルスプリングの外周間を軸方向へ
    摺動しうるようにしたガイド管を外嵌し、かつ上記コイ
    ルスプリングの先端に清掃器具を選択的に装備させる継
    手具を備えしめたことを特徴とする排水管の清掃用具。
  2. 【請求項2】 ガイド管を全長ないし後半部を屈撓しう
    るように形成した請求項1に記載の排水管の清掃用具。
JP7681092U 1992-10-08 1992-10-08 排水管の清掃用具 Expired - Lifetime JPH0716788Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7681092U JPH0716788Y2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 排水管の清掃用具

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JP7681092U JPH0716788Y2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 排水管の清掃用具

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Publication Number Publication Date
JPH0634078U JPH0634078U (ja) 1994-05-06
JPH0716788Y2 true JPH0716788Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=13616027

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7681092U Expired - Lifetime JPH0716788Y2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 排水管の清掃用具

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KR200475459Y1 (ko) * 2012-01-27 2014-12-05 김진구 배수관 청소장치
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KR102232589B1 (ko) * 2018-02-07 2021-03-26 김성영 배수관 청소장치

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JPH0634078U (ja) 1994-05-06

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