JPH07167498A - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JPH07167498A
JPH07167498A JP31483093A JP31483093A JPH07167498A JP H07167498 A JPH07167498 A JP H07167498A JP 31483093 A JP31483093 A JP 31483093A JP 31483093 A JP31483093 A JP 31483093A JP H07167498 A JPH07167498 A JP H07167498A
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Yoichi Sugibayashi
陽一 杉林
Takashi Yamamoto
敬司 山本
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Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
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Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱管管内の沸かした湯を、常に速やかに貯
湯タンクに流すことを可能にする電気温水器を提供す
る。 【構成】 沸かした湯を貯める貯湯タンク1と、内部に
備える電気ヒータ52で沸かした湯が所定温度になると
開状態になって湯を流すワックス弁51を、上部の流出
口50Aに具備する加熱管50と、貯湯タンク1下部と
加熱管50下部とを連結する下部管3と、加熱管50の
流出口50Aと貯湯タンク1上部とを連結する上部管2
とを備える電気温水器において、貯湯タンク1上部に取
り付けられ、貯湯タンク1上部が所定圧力になると開状
態になって、この圧力を貯湯タンク1の外部に逃がす圧
力逃し弁30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気ヒータで沸かし
た湯を貯湯タンク内に貯める電気温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気温水器には、外部加熱方式のものが
ある。外部加熱方式の電気温水器は、貯湯タンクとは別
に設けた加熱管で湯を沸かす。このような、電気温水器
の一例を図3に示す。この電気温水器は、沸かした湯を
貯える貯湯タンク1と、湯を沸かす加熱管50と、貯湯
タンク1の上部と、加熱管50の上部に在る流出口50
Aとを連結する上部管2と、貯湯タンク1の下部と加熱
管50の下部とを連結する下部管3とを備える。
【0003】また、加熱管50の流出口50Aには、温
度流量制御弁としてワックス弁51を設け、下部には、
湯を沸かす電気ヒータ52を設ける。
【0004】加熱管50のワックス弁51は、図4
(a)に示すように、先端に伸縮部51Aを持ち、内部
のワックス(図示を省略)の状態変化(固体、液体)で
伸縮部51Aを伸縮させる温度検出部51Bと、スプリ
ング51Cにより付勢されて全閉状態にある弁部51D
とを備える。そして、温度検出部51Bが検出した湯温
が所定温度になると、ワックスが溶けて、固体状態から
液体状態になり、図4(b)に示すように、スプリング
51Cの付勢力に対して伸縮部51Aが延び、弁部51
Dが全開状態になる。
【0005】このような電気温水器では、ワックス弁5
1が全閉状態になっているときに、電気ヒータ52が加
熱管50内の水を沸かす。湯温が所定温度に達すると、
ワックス弁51がこの湯温を検出して全開状態になる。
これにより、加熱管50内の湯は、自然対流により貯湯
タンク1に移動する。つまり、加熱管50の湯は、矢印
A(図3)に示すように、対流力により上部管2を通り
貯湯タンク1の上部に流れ込む。貯湯タンク1は、この
湯を上部に貯える。同時に、貯湯タンク1の下部の水
は、矢印B(図3)に示すように、下部管3を通り加熱
管50内に流れ込む。これにより、加熱管50内の湯温
が下がり、ワックス弁51が全閉状態になり、再び先の
動作を繰り返す。
【0006】このように、貯湯タンク1内には、所定温
度の高温水101の層と、低温水102の層とが成形さ
れ、利用者は、高温水101を使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワックス弁
のような温度流量制御弁を用いた外部加熱方式の電気温
水器には、次のような問題点があることが判明した。つ
まり、電気ヒータ52に電力を供給して、湯を沸かす
と、電気ヒータ52の周囲から気泡が発生する。この気
泡は、ワックス弁51が開状態になると、沸かした湯と
共に上部管2を流れて、貯湯タンク1の上部に集まる。
【0008】電気温水器は、自然対流の対流力で湯を貯
湯タンク1の上部に送る。ところが、貯湯タンク1の上
部に気泡がたまると、加熱管50からの湯が貯湯タンク
1に流れる際に、この気泡が圧縮され、この圧縮で湯の
対流力が弱くなる。このために、沸いた湯が迅速に貯湯
タンク1に流れない。
【0009】この発明の目的は、このような欠点を除
き、加熱管内の沸かした湯を、常に速やかに貯湯タンク
に流すことを可能にする電気温水器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、この発明は、沸かした湯を貯める貯湯タンクと、内
部に備える電気ヒータで沸かした湯が所定温度になると
開状態になって湯を流す温度流量制御弁を、上部の流出
口に具備する加熱管と、貯湯タンク下部と加熱管下部と
を連結する下部管と、加熱管の流出口と貯湯タンク上部
とを連結する上部管とを備える電気温水器において、貯
湯タンク上部に取り付けられ、貯湯タンク上部が所定圧
力になると開状態になって、この圧力を貯湯タンクの外
部に逃がす逃し弁を有する。
【0011】
【作用】加熱管の電気ヒータに通電すると、湯が沸くと
共に、気泡が加熱管内に発生する。温度流量制御弁は、
検出した湯温が所定温度なると開状態になる。加熱管内
の沸かした湯は、上部管を通り、貯湯タンクの上部に流
れ込む。同時に、発生した気泡が湯と共に貯湯タンクに
流れ込み、貯湯タンク上部に集まる。
【0012】気泡が貯湯タンク上部に集まった場合、湯
が自然対流で貯湯タンクに流れ込むとき、集まった気泡
が圧縮され、気泡の圧力が高くなる。この圧力が所定圧
力になると、逃し弁が開状態になり、気泡が貯湯タンク
外部に排出される。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0014】図1は、この発明の一実施例を示す概略図
である。この実施例の電気温水器は、貯湯タンク1、上
部管2、下部管3、加熱管50、制御手段20および逃
し弁としての圧力逃し弁30を備える。この電気温水器
の貯湯タンク1、上部管2、下部管3、加熱管50は、
図3の電気温水器と同じものなので、説明を省略する。
【0015】圧力逃し弁30は、貯湯タンク1の上部に
設けられている。この圧力逃し弁30の一例を図2に示
す。
【0016】この圧力逃し弁は、貯湯タンク1に直接、
取り付けられる本体部31を備える。本体部31は、中
空の円筒形をした弁収納部32を内部に備える。この中
空は、一方が閉じられると共に他方が開かれた形状をし
ている。本体部31は、丸孔31Aを一方の中心に備
え、他方の開口付近に、仕切り部31Bを備える。仕切
り部31Bには、丸孔31Aと同じ径の丸孔31Cが設
けられ、丸孔31Cの周辺には、複数の貫通孔31Dが
設けられている。また、本体部31は、中空の円筒形を
したバネ収納部33を一方の側に備え、側部に開口部3
1Eを備える。
【0017】弁収納部32には、丸孔31Aの長手方向
つまり方向Cおよびその逆方向に移動可能に、弁部34
が設けられている。この移動に際して、弁部34の軸部
34Aおよび軸部34Bが丸孔31Aおよび丸孔31C
をそれぞれ移動する。弁部34の弁部分34Cは、仕切
り部31Bに設けられた、複数の貫通孔31Dをふさぐ
か、または空ける。
【0018】弁部分34Cは、バネ部35で方向Cと逆
向きに付勢されている。そして、貯湯タンク1内の圧力
が所定圧力以上になると、弁部分34Cは、バネ部35
の付勢力に抗して方向Cに動き、内部の圧力を矢印Dの
ような経路で、つまり本体部31の開口から貫通孔31
Dを通り、弁収納部32内部から開口部31Eへと逃が
す。この所定圧力は、貯湯タンク1または加熱管50に
水を供給する水圧よりは、高く設定されている。これに
より、水圧で圧力逃し弁30が誤動作することはない。
【0019】制御手段20は、電気ヒータ52に供給す
る電力を出力する電源部21と、電源部21からの電力
を電気ヒータ52へ供給する制御部22とを備える。制
御部22には、加熱管50の電気ヒータ52に電気を供
給するための電線52Aが接続され、さらに、電力の供
給時間などが自動または手動で設定される。制御部22
は、電力供給に際して、この設定時間の間だけ電気ヒー
タ52へ電力を供給する。
【0020】次に、この実施例の動作を説明する。
【0021】電気温水器に対する通電開始時刻になる
と、制御部22は、電気ヒータ52へ電力の供給を開始
する。この後、加熱管50内の湯が所定温度になると、
この温度をワックス弁51自身が感知して、ワックス弁
51の弁部51Dが開状態になり、貯湯タンク1が沸い
た湯を上部に貯える。電気温水器は、この一連の動作を
繰り返して、貯湯タンク1内に高温水101の層を形成
する。
【0022】この高温水101の形成に際して、電気ヒ
ータ52で湯を沸かすときに、電気ヒータ52の周囲か
ら気泡が発生することがある。ワックス弁51の弁部5
1Dが開状態になると、発生した気泡は、沸かした湯と
同じように、上部管2を通り、貯湯タンク1の上部に集
まる。ワックス弁51が開状態になり、加熱管50内の
湯が自然対流で貯湯タンク1に移動しようとする。この
とき、圧力が気泡に加わり、気泡を圧縮する。そして、
圧力が所定圧力になると、圧力逃し弁30の弁部分34
Cが開状態になり、貯湯タンク1の上部に集まった気泡
を外部に逃がす。
【0023】これにより、集まった気泡を貯湯タンク1
の外部に逃がすことができる。この結果、沸かした湯を
自然対流で貯湯タンク1に流すとき、対流力が弱まるこ
とが防止できる。
【0024】なお、この実施例では、圧力逃し弁30を
用いたが、特にこれに限定されない。例えば、一般的に
用いられている自動空気抜き弁を、圧力逃し弁30の代
わりに用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によ
り、湯を沸かすときに発生する気泡が貯湯タンクに集ま
っても、逃し弁が気泡を外部に排出するので、沸かした
湯の対流力を弱めることを防止できる。これにより、加
熱管内の沸かした湯を、常に速やかに貯湯タンクに流す
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】圧力逃し弁の一例を示す断面図である。
【図3】従来の電気温水器を示す図である。
【図4】ワックス弁の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 貯湯タンク 2 上部管 3 下部管 30 圧力逃し弁 50 加熱管 50A 流出口 51 ワックス弁 52 電気ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸かした湯を貯める貯湯タンクと、内部
    に備える電気ヒータで沸かした湯が所定温度になると開
    状態になって湯を流す温度流量制御弁を、上部の流出口
    に具備する加熱管と、前記貯湯タンク下部と前記加熱管
    下部とを連結する下部管と、前記加熱管の流出口と前記
    貯湯タンク上部とを連結する上部管とを備える電気温水
    器において、 前記貯湯タンク上部に取り付けられ、前記貯湯タンク上
    部が所定圧力になると開状態になって、この圧力を貯湯
    タンクの外部に逃がす逃し弁を有することを特徴とする
    電気温水器。
  2. 【請求項2】前記温度流量制御弁は、ワックス弁である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気温水器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102778021A (zh) * 2012-08-09 2012-11-14 武汉华顿科技有限公司 即热沸腾式开水器装置
CN103884087A (zh) * 2012-12-19 2014-06-25 武汉和盛隆科技有限公司孝感分公司 一种即热式恒温节能开水机
JP2016012520A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 アイシン精機株式会社 燃料電池システム

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CN103884087A (zh) * 2012-12-19 2014-06-25 武汉和盛隆科技有限公司孝感分公司 一种即热式恒温节能开水机
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