JPH07167198A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH07167198A
JPH07167198A JP31547593A JP31547593A JPH07167198A JP H07167198 A JPH07167198 A JP H07167198A JP 31547593 A JP31547593 A JP 31547593A JP 31547593 A JP31547593 A JP 31547593A JP H07167198 A JPH07167198 A JP H07167198A
Authority
JP
Japan
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liquid chamber
cylinder
vibration
intermediate cylinder
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP31547593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sonoda
雅明 園田
Isao Togawa
功 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液室を有するブッシュ型の防振装置において
部品点数及び組立工数の低減を図る。 【構成】 中間筒16の軸方向中間部の下側に凹部18
を形成し、上側に浅溝20を形成する。浅溝20の底部
に矩形孔22を形成してダイヤフラム34で閉塞し、ダ
イヤフラム34と外筒14との間を副液室40とする。
中間筒16と内筒12との間に本体ゴム30を掛け渡
す。中間筒16の側方に透孔26を形成し、本体ゴム3
0には、透孔26に開口する凹部36を形成して凹部3
6を主液室38とする。主液室38と副液室40とを中
間筒16及び本体ゴム30で区画するため、主液室と副
液室と区画するための専用の隔壁部材が必要なく、従来
の防振装置のよりも部品点数及び組立工数が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防振装置に係り、特に、
内筒、外筒及び中間筒を有し、内部に複数の液室を設け
たブッシュ型の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブッシュ型の液体封入式の防振装置で
は、中間筒と内筒との間に弾性体を掛け渡し、中間筒の
一部に開口部を設け、その開口部に対応して内筒側に凹
む凹部を設け、これら中間筒、弾性体、内筒が一体化し
たブロックを外筒内に挿入し、凹部を外筒で閉塞して液
室としている。従来のこの種の防振装置では、凹部の内
部に液室を区画する隔壁部材が配設されており、隔壁部
材は液室を凹部の深さ方向(径方向)に区画し、内筒側
に主液室、外筒側に副液室を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の防振装置では、主液室と副液室とを区画する隔
壁部材が不可欠であるため、部品点数、シール部位が多
く、組み立て工数も多いためコスト高となっている。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、部品点数及び
組立工数の低減を図ることのできる防振装置を提供する
ことが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の防振装置は、振
動発生部及び振動受け部の一方に連結される外筒と、振
動発生部及び振動受け部の他方に連結される内筒と、前
記外筒と前記内筒との間に配設される中間筒と、前記内
筒及び前記中間筒の間に配設され振動発生時に変形する
弾性体と、前記中間筒に形成される第1の透孔と、前記
弾性体を隔壁の一部とすると共に前記第1の透孔に対応
して開口し、振動発生時に拡縮する主液室と、前記中間
筒に形成される第2の透孔と、前記中間筒に固着され前
記第2の透孔を閉塞すると共に前記外筒との間に副液室
を形成するダイヤフラムと、前記弾性体に形成され前記
ダイヤフラムを変形可能とさせる切欠部と、前記中間筒
に設けられ、前記外筒との間で主液室と副液室とを連結
する制限通路を形成する溝部と、を備えたことを特徴と
している。
【0006】
【作用】本発明の防振装置に振動発生部からの振動が入
力すると、主液室が振動によって拡縮し、主液室と副液
室とを連通する制限通路内で液体が共振して減衰力が発
生し、振動が吸収される。
【0007】本発明の防振装置では、中間筒及び弾性体
によって主液室と副液室とが区画されるため、従来の防
振装置のように主液室と副液室とを区画するための隔壁
部材が必要無く、従来の防振装置よりも部品点数が低減
されると共に組み立て工程数も低減することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図5にしたがっ
て説明する。
【0009】図1に示すように、防振装置10は内筒1
2と外筒14とを有し、内筒12及び外筒14の一方は
振動発生部である自動車のエンジン等へ、他方は振動受
部である車体等へ連結される。なお、この防振装置10
では、外筒14が車体へ固定されたブラケツト(図示せ
ず)の筒状部へ挿入され支持される。
【0010】図1及び図2に示すように、外筒14は薄
肉の円筒形状を呈しており、外筒14の内側には中間筒
16が配設されている。
【0011】図3(A)、(B)に示すように、本実施
例の中間筒16は、金属パイプ、鋼板等からなるプレス
成型品であるが、アルミ合金等のダイキャストであって
も良い。
【0012】中間筒16には、平底部18Aを有する軸
方向から見た形状が略半月状とされた凹部18が軸方向
中間部の下側に形成されており、上側に軸方向寸法が凹
部18の軸方向寸法よりも幅広とされ、かつ周方向に沿
って延びる浅溝20が形成されている。この浅溝20の
底部には、第2の透孔としての一対の矩形孔22が長手
方向両側に設けられている。
【0013】図1及び図3(A)に示すように、中間筒
16の一方の側(矢印A方向側)には、周方向に沿って
延びる細溝24が軸方向中間部に形成されており、この
細溝24は長手方向一端部が凹部18の一端部に連結さ
れ、他端部が浅溝20に連結している。
【0014】図3(A)、(B)に示すように、中間筒
16には、細溝24の反対側に第1の透孔としての略H
字状の透孔26が形成されており、平底部18Aの矩形
孔側には切欠28が形成されている。
【0015】図1及び図4に示すように、内筒12は、
中間筒16の内側に平行軸状に配置され、浅溝20側へ
所定寸法偏って位置している。
【0016】内筒12と中間筒16との間には、弾性体
としての本体ゴム30が掛け渡されており、この本体ゴ
ム30は中間筒16及び内筒12に加硫接着されてい
る。
【0017】内筒12の上側の本体ゴム30には、軸方
向に貫通する切欠としてのすぐり部32が形成されてい
る。
【0018】本体ゴム30の一部は、細溝24を除く外
周面に薄肉状に固着されると共に、矩形孔22を薄肉状
に覆っている。この矩形孔22を覆う本体ゴム30はダ
イヤフラム34とされている。また、矩形孔22を覆う
本体ゴム30の一部は、矩形孔22の間に配置する中間
筒16の橋渡し部16Aの内面側を厚肉状に覆い、内筒
12の過大な変位時に当接するリバウンドストッパーの
役目を有している。
【0019】また、凹部18の内部には、細溝24の底
部の延長線上に外面が連続する軸直断面が略半月形状と
された本体ゴム30の他の一部が固着されている。
【0020】本体ゴム30には、透孔26に開口する凹
部36が内筒12の下側に形成されている。
【0021】ここで、凹部36は外筒14に囲まれて主
液室38を構成しており、中間筒16の浅溝20及びダ
イヤフラム34と外筒14との間は副液室40とされて
おり、中間筒16の凹部18の本体ゴム30は外筒14
との間で制限通路42を形成している。
【0022】図1に示すように、制限通路42は長手方
向一端が副液室40へ、他端が主液室38へ連通してい
る。
【0023】なお、外筒14の組み付け前の内径は、中
間筒16の外径よりも所定寸法大きくされており、中間
筒16が容易に挿入出来るようになっている。
【0024】次に本実施例の組付順序及び作用を説明す
る。本実施例の防振装置10の組付時に際しては、先
ず、液体の中で、内筒12、中間筒16及び本体ゴム3
0が一体化されたブロックを外筒14内の所定位置に挿
入する。これによって、主液室38、副液室40及び制
限通路42内へ液体が充填される。
【0025】この状態で外筒14を所定の径まで縮径加
工し、外筒14の両端部をかしめ加工する。これによっ
て、防振装置10の内部が密閉される。
【0026】このようにして組付の終了した防振装置1
0を、その後図示されない自動車の車体に取り付けられ
るブラケット(図示せず)の筒状部内へ挿入し、内筒1
2を図示されないエンジンに連結棒、ボルト等で連結す
る。
【0027】内筒12にエンジンの荷重が作用すると、
本体ゴム30が変形して内筒12は凹部18側へ移動し
て外筒14の軸芯とほぼ一致する。
【0028】エンジンの振動が防振装置10に入力する
と、本体ゴム30が変形して主液室38が拡縮する。こ
れによって、液体が制限通路42を介して主液室38と
副液室40との間で行き来し、減衰力が発生することに
より振動が吸収される。
【0029】本実施例の防振装置10では、主液室38
と副液室40とを中間筒16を用いて区画するため、従
来の防振装置のように主液室と副液室とを専用の隔壁部
材を別途用いて区画する必要がなく、従来の防振装置よ
りも部品点数が減少すると共に製造工程数が減少し、こ
れらに伴って組み立ても容易になりコスト低減が図られ
る。さらに、隔壁部材が無いためシール部位が減少し、
信頼性が増す。
【0030】また、ゴム部材が全て中間筒に同時に加硫
成型されているため、加硫工程が1回で済み、生産性が
良い。
【0031】なお、前記実施例では、防振装置10をエ
ンジンマウント用に適用した例を示したが本発明はこれ
に限らず、防振装置10は車両のキャブマウント、ボデ
ィマウント等の各種マウント及び一般産業用機械に用い
てもよいのは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防振装置は
上記の構成としたので、部品点数及び組立工数が低減で
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防振装置の軸線に沿っ
た縦断面図(図4の1−1線断面図)である。
【図2】防振装置の斜視図である。
【図3】(A)は中間筒の斜視図であり、(B)は
(A)に示す中間筒の矢印B矢視図である。
【図4】図1に示す防振装置の4−4線断面図である。
【図5】図4に示す防振装置の5−5線断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 12 内筒 14 外筒 16 中間筒 22 矩形孔(第2の透孔) 24 細溝(溝部) 26 透孔(第1の透孔) 30 本体ゴム(弾性体) 32 すぐり部(切欠部) 34 ダイヤフラム 38 主液室 40 副液室 42 制限通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受け部の一方に連結
    される外筒と、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結される内筒と、 前記外筒と前記内筒との間に配設される中間筒と、 前記内筒及び前記中間筒の間に配設され振動発生時に変
    形する弾性体と、 前記中間筒に形成される第1の透孔と、 前記弾性体を隔壁の一部とすると共に前記第1の透孔に
    対応して開口し、振動発生時に拡縮する主液室と、 前記中間筒に形成される第2の透孔と、 前記中間筒に固着され前記第2の透孔を閉塞すると共に
    前記外筒との間に副液室を形成するダイヤフラムと、 前記弾性体に形成され前記ダイヤフラムを変形可能とさ
    せる切欠部と、 前記中間筒に設けられ、前記外筒との間で主液室と副液
    室とを連結する制限通路を形成する溝部と、 を備えたことを特徴とする防振装置。
JP31547593A 1993-12-15 1993-12-15 防振装置 Pending JPH07167198A (ja)

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JP31547593A JPH07167198A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 防振装置

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JPH07167198A true JPH07167198A (ja) 1995-07-04

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JP (1) JPH07167198A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2739424A1 (fr) * 1995-09-29 1997-04-04 Tokai Rubber Ind Ltd Support elastique cylindrique rempli de fluide comprenant un manchon intermediaire en resine synthetique comportant des butees formees d'un seul tenant avec le manchon
EP0840034A3 (en) * 1996-10-29 2000-01-05 Tokai Rubber Industries, Ltd. Fluid-filled cylindrical vibration damping device having different resonance frequencies of fluid
KR101303146B1 (ko) * 2012-08-10 2013-09-09 주식회사 파브코 하이드로 부시 및 그 제조방법
US9964173B2 (en) 2015-12-16 2018-05-08 Yamashita Rubber Co., Ltd. Antivibration device

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