JPH07167086A - 固気混合気用の遠心圧縮機 - Google Patents

固気混合気用の遠心圧縮機

Info

Publication number
JPH07167086A
JPH07167086A JP31198593A JP31198593A JPH07167086A JP H07167086 A JPH07167086 A JP H07167086A JP 31198593 A JP31198593 A JP 31198593A JP 31198593 A JP31198593 A JP 31198593A JP H07167086 A JPH07167086 A JP H07167086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
solid
gas
centrifugal compressor
buffer gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31198593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Kajiki
一俊 梶木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP31198593A priority Critical patent/JPH07167086A/ja
Publication of JPH07167086A publication Critical patent/JPH07167086A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファガスの吹込量を増大させずに、遠心
圧縮機のケーシングとインペラの主板および側板の間に
形成される空間への固気混合気の侵入を防ぐ。 【構成】 遠心圧縮機1のインペラ3の主板3bと側板
3cの相反する側の側面に、インペラ3の回転中心を中
心とする渦巻フィン7,8を設ければ、インペラ3の回
転に伴って回転する渦巻フィン7,8の働きでインペラ
3の外方向きの気流が生じ、空間4,5内に侵入しよう
とする固気混合気Gp の流れる向きが変更されるので、
バッファガス供給孔9,10から供給するバッファガス
Gb の吹込量を増大させるまでもなく、これら空間4,
5内に固気混合気Gp が侵入するのを防止することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固気混合気を圧縮する
のに用いられる遠心圧縮機の改善に係り、特に、気体に
粉体が混入されてなる固気混合気中の粉体がインペラの
主板とケーシングの内側および側板とケーシングの内側
の間に形成される空間に侵入するのを効果的に防止する
ようにした固気混合気用の遠心圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】化学プロセスの中には、気体に粉体が混
入されてなる固気混合気を遠心圧縮機で圧縮する場合が
ある。このような固気混合気用の遠心圧縮機の典型例
は、例えば特開昭55−49581号公報に開示されて
いる。以下、これを、その主要部断面図の図3を参照し
ながら説明すると、この遠心圧縮機1は、その1側に固
気混合気Gp を流入させる流入配管が接続される吸込口
2aを備え、かつ渦巻形流路2bを有するケーシング2
に、吸込口2a側の側板3cと、反吸込口2a側の主板
3bと、これらの間の、湾曲かつ捻じれた複数枚の羽根
部材3aとからなるインペラ3が内設されている。この
インペラ3は、ケーシング2の反吸込口2a側に設けら
れている駆動軸6で回転されるように構成されている。
【0003】前記ケーシング2の内側と主板3bおよび
側板3cの間のそれぞれには空間4,5が形成されてお
り、またケーシング2には主板3bと側板3cの外周と
の間に所定の隙間を有し、先端をインペラ3の外周側に
向けた先鋭な複数状の突出縁を有するラビリンス7,8
が内設されている。さらに、ケーシング2にはバッファ
ガス供給管(図示省略)が接続され、このバッファガス
供給管から供給される高圧のバッファガスGb を空間
4,5内に吹込むバッファガス流入孔9,10が設けら
れている。なお、このようにバッファガス流入孔9,1
0から空間4,5内に高圧のバッファガスGb を吹込む
のは、遠心圧縮機1に係る後述する不具合を解消するた
めである。
【0004】つまり、インペラ3の回転で圧縮されて渦
巻形流路2bに流入する固気混合気Gp の一部がインペ
ラ3の外周とラビリンス7,8との間の隙間を通って空
間4,5内に侵入し、侵入した固気混合気Gp 中の介在
物である粉体がインペラ3の主板3bや側板3cの側面
に付着する。
【0005】さすれば、インペラ3の重心にアンバラン
スが生じるので、回転に際してインペラ3が振動し、遠
心圧縮機1の運転継続が不可能になるだけでなく、場合
によっては遠心圧縮機1自体が破損する恐れが生じる。
そこで、バッファガス供給管を通して空間4,5内に高
圧のバッファガスGb を吹込んで、吹込んだバッファガ
スGb を渦巻形流路2b側に流すことにより、これら空
間4,5内への固気混合気の侵入を妨げることにより、
インペラ3の主板3b,側板3cへの粉体の付着を防止
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、バッファ
ガス供給管から空間内に高圧のバッファガスを供給すれ
ば、空間内への粉体の侵入防止に効果がある。しかしな
がら、バッファガスがインペラとラビリンスパッキンと
の間の隙間から渦巻形流路内に侵入するので、バッファ
ガスの侵入量が多くなると、取扱われる固気混合気の性
状が変化して化学プロセスに悪影響を及ぼすため、バッ
ファガスを無制限に供給することができない。ところ
が、一旦、固気混合気が空間内に侵入すると、空間内か
ら粉体を確実に除去できなくなるので、それなりに多量
のバッファガスを供給しなければならず、化学プロセス
への悪影響に加えて、バッファガスの供給コストに係る
遠心圧縮機の運転コストが嵩むという解決すべき課題が
あった。
【0007】従って、本発明の目的とするところは、バ
ッファガスの供給量を増大させるまでもなく、空間への
粉体の侵入を防ぐことを可能ならしめる固気混合気用の
遠心圧縮機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、渦巻形流路側
向きの気流を発生させる固気混合気侵入防止手段をイン
ペラに設ければバッファガスの吹込量を増大させること
なく、渦巻形流路側向きの気流によって、空間内への固
気混合気の侵入を防止し得ると考えてなしたものであっ
て、従って、本発明に係る固気混合気用の遠心圧縮機1
が採用した主たる手段の特徴とするところは、固気混合
気を吸込む吸込口2aを有するケーシング2に、主板3
bと側板3cとの間に羽根部材3aを有するインペラ3
が内設され、前記吸込口2aから吸込んだ固気混合気を
圧縮する遠心圧縮機において、前記インペラ3の主板3
bと側板3cとの相反する側の側面に、回転により該イ
ンペラ3の外方向きに気流を生じさせる該インペラ3の
回転中心を中心とする渦巻フィン7,8を設けたところ
にある。
【0009】
【作用】本発明に係る固気混合気用の遠心圧縮機1によ
れば、遠心圧縮機1のインペラ3の主板3bと側板3c
との相反する側の側面に、回転により該インペラ3の外
方向きに気流を生じさせる該インペラ3の回転中心を中
心とする渦巻フィン7,8を設けたので、インペラ3の
回転に伴って回転するこれら渦巻フィン7,8の働きに
よりインペラ3の外方向きの気流が生じる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る固気混合気用の
遠心圧縮機を、その主要部断面図の図1と、インペラを
主板側から見た図の図2aと、インペラを側板側から見
た図の図2bとを参照しながら、従来と同一のもの並び
に同一機能を有するものを同一符号を以て説明する。但
し、本実施例に係る固気混合気用の遠心圧縮機の主要構
成は、従来と同一であって、その相違するところは、粉
体の侵入防止手段の相違にあるから、主としてその相違
する点についてだけの説明に止める。
【0011】遠心圧縮機1のケーシング2には、図1に
示すように、その内側とインペラ3の主板3bおよび側
板3cの間に形成される空間4,5に連通するバッファ
ガス流入孔9,10が設けられており、これらバッファ
ガス流入孔9,10のそれぞれにはバッファガス供給管
(図示省略)の一端側が接続されている。そして、前記
インペラ3の主板3bと側板3cとの相反する側の側面
には、図2aと図2bとに示すように、回転によりこの
インペラ3の外方向きに気流を生じさせるこのインペラ
3の回転中心を中心とする渦巻き方向が逆の渦巻フィン
7,8がそれぞれ設けられている。
【0012】これら渦巻フィン7,8は、インペラ3の
主板3bと側板3cとの相反する側の側面のそれぞれに
渦巻溝を刻設し、これら渦巻溝のそれぞれにフィンを嵌
着すると共に、インペラ3に固着したものである。ま
た、これら渦巻フィン7,8の材質としては、固気混合
気に含まれる粉体が例えばポリエチレンである場合は、
SUS304やSUS316を用いることができる。
【0013】ところで、これら渦巻フィン7,8の材質
は、取扱う固気混合気Gp によって腐食せず、かつ取扱
う固気混合気Gp に悪影響を及ぼさない材質であれば良
いものであるから、特に渦巻フィン7,8の材質には限
定されず、また、渦巻フィン7,8のピッチは、固気混
合気Gp のシール機能とフィンの取付けの容易さとを勘
案して設定されており、例えば、5〜10mmに設定す
るのが好ましい。
【0014】なお、以上では主板3bと側板3cとの相
反する側の側面に刻設した渦巻溝にフィンを嵌着して固
着した例を述べたが、例えば、主板3bと側板3cとの
相反する側の側面のそれぞれに機械加工で渦巻フィン
7,8を削成しても良く、また渦巻き成形したフィンを
渦巻溝に嵌着した中抜き円板部材を主板3bと側板3c
との相反する側の側面に固着しても良く、さらに渦巻フ
ィン7,8を削成した中抜き円板部材を主板3bと側板
3cとの相反する側の側面に固着しても良いものである
から、渦巻フィン7,8の成形手段には何ら限定される
ものではない。
【0015】以下、上記構成になる遠心圧縮機1の作用
態様を説明すれば、駆動軸6によりインペラ3が回転さ
れると、固気混合気Gp が吸込口2aから吸込まれ、吸
込まれた固気混合気Gp は、回転されているインペラ3
により圧縮されてケーシング2の渦巻形流路2bに流入
する。そして、圧縮された固気混合気Gp の一部は、イ
ンペラ3の外周部とケーシング2の内側との間の隙間S
を通って、空間4,5内に侵入しようとする。ところ
が、侵入しようとする固気混合気Gp は、インペラ3の
回転に伴って回転する渦巻フィン7,8により、その流
れの向きが渦巻形流路2b側方向に変換されるため、固
気混合気Gp が空間4,5内に侵入することがない。
【0016】このように、渦巻フィン7,8の働きによ
って、空間4,5内に侵入しようとする固気混合気Gp
の流れの向きが渦巻形流路2b側方向に変換されるの
で、従来のように、空間4,5内への固気混合気Gp の
侵入防止のためにバッファガス流入孔9,10から多量
のバッファガスGb を供給するまでもなく、容易に空間
4,5内への固気混合気Gp の侵入を防止し得るので、
遠心圧縮器1の安定運転の継続が可能になると共に、化
学プロセスに悪影響を及ぼすバッファガスGb の使用量
の削減に伴う遠心圧縮機1の運転に係るコストの削減も
可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る固気
混合気用の遠心圧縮機によれば、インペラの主板と側板
との相反する側の側面に設けた渦巻フィンの働きにより
インペラの外方向きの気流が生じる。そのため、従来の
ように、高圧のバッファガスの供給量を増大させるまで
もなく、ケーシングと主板および側板との間に形成され
る空間への固気混合気の侵入を防止できるので、化学プ
ロセスへの悪影響の解消と、遠心圧縮機の運転コストの
削減とに対して多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】以下、本発明の実施例に係る遠心圧縮機の主要
部断面図である。
【図2】図2aはインペラを主板側から見た図であり、
また図2bはインペラを側板側から見た図である。
【図3】従来の典型的な遠心圧縮機の主要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1…遠心圧縮機 2…ケーシング、2a…吸込口、2b…渦巻形流路 3…インペラ、3a…羽根部材、3b…主板、3c…側
板 4,5…空間 6…駆動軸 7,8…渦巻フィン 9,10…バッファガス流入孔 Gb …バッファガス Gp …固気混合気 S…隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固気混合気を吸込む吸込口2aを有する
    ケーシング2に、主板3bと側板3cとの間に羽根部材
    3aを有するインペラ3が内設され、前記吸込口2aか
    ら吸込んだ固気混合気を圧縮する固気混合気用の遠心圧
    縮機1において、前記インペラ3の主板3bと側板3c
    との相反する側の側面に、回転により該インペラ3の外
    方向きに気流を生じさせる該インペラ3の回転中心を中
    心とする渦巻フィン7,8を設けたことを特徴とする固
    気混合気用の遠心圧縮機。
JP31198593A 1993-12-13 1993-12-13 固気混合気用の遠心圧縮機 Withdrawn JPH07167086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31198593A JPH07167086A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 固気混合気用の遠心圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31198593A JPH07167086A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 固気混合気用の遠心圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07167086A true JPH07167086A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18023817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31198593A Withdrawn JPH07167086A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 固気混合気用の遠心圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07167086A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077642A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kobe Steel Ltd 遠心圧縮機インペラ背面の異物付着防止構造
JP2014521016A (ja) * 2011-07-21 2014-08-25 ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ 多段遠心ターボ機械
WO2015005343A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 株式会社Ihi ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
EP2868928A1 (en) * 2013-10-31 2015-05-06 Sulzer Pumpen Ag A centrifugal pump and a method of pumping a medium
US10393141B2 (en) * 2016-07-18 2019-08-27 Orient Service Co., Ltd. Gas injection blower

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077642A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kobe Steel Ltd 遠心圧縮機インペラ背面の異物付着防止構造
JP2014521016A (ja) * 2011-07-21 2014-08-25 ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ 多段遠心ターボ機械
US9568007B2 (en) 2011-07-21 2017-02-14 Nuovo Pignone Spa Multistage centrifugal turbomachine
WO2015005343A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 株式会社Ihi ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
JP2015017535A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 株式会社Ihi ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
EP2868928A1 (en) * 2013-10-31 2015-05-06 Sulzer Pumpen Ag A centrifugal pump and a method of pumping a medium
US10393141B2 (en) * 2016-07-18 2019-08-27 Orient Service Co., Ltd. Gas injection blower

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5813758A (en) Concentric ring fluidizing mixer
JP4724610B2 (ja) ガス分離装置、その前壁及び分離ロータ
JPH1054388A (ja) 遠心送風機
JPH07167086A (ja) 固気混合気用の遠心圧縮機
JP2000087898A (ja) 軸流送風機
JP2024023864A (ja) 送風機
JPH0882299A (ja) 多翼送風機
JP2756118B2 (ja) 一軸多段遠心圧縮機
JP4904643B2 (ja) 遠心送風機
JPH10311294A (ja) 遠心送風機
JPH09222097A (ja) 遠心送風機
JP3782585B2 (ja) 送風機
JP2813212B2 (ja) 回転機械の回転軸支持機構
JP3076684B2 (ja) 送風機
JPH0783198A (ja) 軸流フアン
JPH01167500A (ja) 送風機
US762470A (en) Centrifugal fan.
US20030223865A1 (en) Casing for a heat-dissipating fan
JPH0454078B2 (ja)
JPH04265491A (ja) 斜流羽根車
JPS6053200B2 (ja) 遠心ファン
JPS5896197A (ja) 遠心圧縮機の空気取入口
JPS61247892A (ja) 遠心圧縮機の振動防止構造
JPH1018999A (ja) ドレンポンプ
JPH01184084A (ja) 分級装置の漏れ込み防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306