JPH07166395A - 部分めっき方法 - Google Patents

部分めっき方法

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Publication number
JPH07166395A
JPH07166395A JP34303993A JP34303993A JPH07166395A JP H07166395 A JPH07166395 A JP H07166395A JP 34303993 A JP34303993 A JP 34303993A JP 34303993 A JP34303993 A JP 34303993A JP H07166395 A JPH07166395 A JP H07166395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
base material
noble metal
partial
partial plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34303993A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Sayama
光義 佐山
Matsunori Sawada
松範 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP34303993A priority Critical patent/JPH07166395A/ja
Publication of JPH07166395A publication Critical patent/JPH07166395A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貴金属めっき境界部付近の基材に変色が生じ
ない外観、品質の良好な部分めっき品を得ることのでき
る部分めっき方法を提供する。 【構成】 Cu又はCu合金よりなる所要形状の基材
に、貴金属を部分めっきするに於いて、その部分めっき
する所要の範囲よりも若干大きい範囲で前記基材に下地
めっきを施し、然る後その下地めっき上に前記所要の範
囲で貴金属を部分めっきする部分めっき方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気部品等に用い
られるめっき部品の部分めっき方法に係り、特に貴金属
による部分めっき方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銅、りん青銅、洋白、黄銅等の特性を利
用し、さらに多くの場合必要部分にAu等の貴金属材料
を溶接、ろう付けにて固着した部品や、Au等の貴金属
めっきを施しためっき部品は、従来より広く用いられて
いる。貴金属は高価な材料であるので、電気部品等では
省貴金属化の為に必要とする部分のみに貴金属めっきを
施すことが一般的である。貴金属めっきを施す際は、り
ん青銅等との剥離防止や接合強度の安定、さらには基材
の拡散防止、耐摩耗性等を考慮して、下地めっきを施
し、その上に貴金属めっきを施すことにより、その改
善、改良を行ってきた。ところで液面制御法等により下
地めっきの後に貴金属の部分めっきを施すと、めっきと
基材の境界部付近の基材が変色してしまうという問題が
あった。基材の変色についてその原因の解明を種々行っ
た処、貴金属めっきの端面を下地めっきの端面と重複境
界部としためっき部品の基材に変色の多いことが判っ
た。この結果をさらに追求した処、貴金属めっき中のめ
っき液及びめっき液蒸気さらにはその残留で貴金属めっ
きした中又は後の経時変化で貴金属めっき(シアン化合
物)が基材中のCuと電位及び腐食作用により表面が変
色したものであることが推測された。上記のような基材
に変色部を有した部分めっき品は、使用時変色部の進行
及び付着物や異物が信頼性を損なうこととなるものであ
り、また見た目も悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、貴金
属の部分めっきを施すに於いて、貴金属めっき境界部付
近の基材に変色が生じない外観、品質の良好な部分めっ
き品を得ることのできる部分めっき方法を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の部分めっき方法は、Cu又はCu合金よりな
る所要形状の基材に、貴金属を部分めっきするに於い
て、その部分めっきする所要の範囲よりも若干大きい範
囲で前記基材に下地めっきを施し、然る後その下地めっ
き上に前記所要の範囲で貴金属を部分めっきすることを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように本発明の部分めっき方法は、下地
めっき後貴金属めっきする際、その下地めっきよりも小
さい範囲で貴金属めっきして、下地めっきを一部露出す
ることになるので、貴金属めっき液及びめっき液蒸気に
よる基材へのダメージを受けることが無く、置換物の析
出も無いので、基材が変色することが無く、外観、品質
の良好な部分めっき品を得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の部分めっき方法の一実施例を図によ
って説明すると、図1に示すように線径 0.4mm、長さ10
mmのBeCuよりなる線状の基材1を、Ni浴中に長さ
6mmだけ浸漬し、液面制御の電解めっき法にて下地Ni
めっき2を厚さ2μm施した。然る後、この下地Niめ
っき2を長さ6mmにわたって施した基材1を、Au浴中
に長さ 4.5mmだけ浸漬し、液面制御の電解めっき法にて
図2に示すようにAuめっき3を厚さ2μm施して、下
地Niめっき2が 1.5mm露出た状態の部分めっき品4を
100個得た。他方、実施例と同一の基材1に図5に示す
ように下地Niめっき2とAuめっき3を端部から同一
の長さ6mm施して、下地Niめっき2の境界部が露出し
ない状態の部分めっき品4′を 100個得た。然してこれ
ら実施例及び従来例の部分めっき品4、4′各 100個に
ついて、基材1の変色について外観品質検査を行った
処、従来例の部分めっき品4′にあっては 100個中89個
にAuめっき3の境界部付近に変色が確認されたのに対
し、実施例の部分めっき品4にはそのようなものが皆無
であった。次に本発明の部分めっき方法の他の実施例を
図によって説明すると、図3に示すように厚さ0.18mm、
幅10mmの洋白よりなる帯状の基材5にマスクにして幅6
mm、長さ6mmの方形の下地Niめっき6を10mm間隔に噴
霧法により、厚さ1μm施した。次にこの下地Niめっ
き6を施した帯状の基材5を、図4に示す帯状の送給通
路7に通して間欠的に送り、この送給通路7に穿設され
た縦4mm、横4mmの矩形の窓8より下地Niめっき6上
にAuめっきをジェット噴射電気めっきにて厚さ2μm
のAuめっき9を施し、送給通路7を通過後長さ12mmに
切断して、下地Niめっき6が周囲に1mm露出した状態
の部分めっき品10を 100個得た。他方、実施例と同一の
帯状基材5に、図6に示すように下地Niめっき6とA
uめっき9を10mm間隔に幅4mm、長さ4mmの方形に施
し、長さ12mmに切断して下地Niめっき6の境界部が露
出しない状態の部分めっき品10′を 100個得た。然して
これら実施例及び従来例の部分めっき品10、10′各 100
個について、基材5の変色について外観品質検査を行っ
た処、従来の部分めっき品10′にあっては 100個中88個
にAuめっき8の境界部付近に変色が確認されたのに対
し、実施例の部分めっき品10にはそのようなものが皆無
であった。
【0007】
【発明の効果】以上の通り本発明の部分めっき方法によ
れば、Cu又はCu合金に下地めっきを施し、その下地
めっき上に該下地めっきの端が露出するように貴金属め
っきを施すので、Cu又はCu合金が貴金属めっき液及
びめっき液蒸気のダメージを受けることなく、従って変
色の無い外観、品質の良好な部分めっき品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部分めっき法の一実施例において線状
の基材に下地Niめっきを施した状態を示す図である。
【図2】図1の線状の基材の下地Niめっき上にAuめ
っきを施した状態を示す図である。
【図3】本発明の部分めっき法の他の実施例において帯
状の基材に下地Niめっきを施した状態を示す図であ
る。
【図4】図3の帯状の基材の下地Niめっき上にAuめ
っきを施した状態を示す図である。
【図5】従来の部分めっき法の一例において線状の基材
に下地NiめっきとAuめっきを施した状態を示す図で
ある。
【図6】従来の部分めっき法の他の側において帯状の基
材に下地NiめっきとAuめっきを施した状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 線状の基材 2 下地Niめっき 3 Auめっき 4 部分めっき品 5 帯状の基材 6 下地Niめっき 9 Auめっき 10 部分めっき品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu又はCu合金よりなる所要形状の基
    材に、貴金属を部分めっきするに於いて、その部分めっ
    きする所要の範囲よりも若干大きい範囲で前記基材に下
    地めっきを施し、然る後その下地めっき上に前記所要の
    範囲で貴金属を部分めっきすることを特徴とする部分め
    っき方法
JP34303993A 1993-12-15 1993-12-15 部分めっき方法 Pending JPH07166395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34303993A JPH07166395A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 部分めっき方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34303993A JPH07166395A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 部分めっき方法

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Publication Number Publication Date
JPH07166395A true JPH07166395A (ja) 1995-06-27

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ID=18358472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34303993A Pending JPH07166395A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 部分めっき方法

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JP (1) JPH07166395A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020085780A1 (ko) * 2018-10-24 2020-04-30 대산전자 주식회사 도금방법 및 도금체

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020085780A1 (ko) * 2018-10-24 2020-04-30 대산전자 주식회사 도금방법 및 도금체

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