JPH07166116A - インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器 - Google Patents

インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器

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JPH07166116A
JPH07166116A JP24619294A JP24619294A JPH07166116A JP H07166116 A JPH07166116 A JP H07166116A JP 24619294 A JP24619294 A JP 24619294A JP 24619294 A JP24619294 A JP 24619294A JP H07166116 A JPH07166116 A JP H07166116A
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聡 永嶋
Shinichi Tochihara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字物の耐水性が十分であり、且つ高温環境
下での保存性に優れたインクを提供する。 【構成】 色材とこれを溶解又は分散する液媒体を含む
インクにおいて、一般式(I)で表される化合物と、1
級乃至3級アミン、これらの誘導体及びこれらの複合物
から選択される少なくとも1つの化合物とを併有するこ
とを特徴とするインクである。 【外1】 (式中R1 水素原子、ニトロ基もしくはアミノ基を表
し、R2 はカルボキシル基、スルホン基、リン酸基ある
いはこれらの塩を表す)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク、これを用いた
インクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
に関し、更に詳しくは、一般にオフィス等で使用されて
いる酸性紙、中性紙等のいわゆる普通紙に対する印字記
録物の耐水性に優れ、且つ高画質の記録が行うことが出
来、高温環境下での保存安定性に優れたインク、これを
用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用い
た機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から筆記具(万年筆、サインペン、
水性ボールペン等)用インク及びインクジェット用イン
クについては、実に様々な組成のものが報告されてい
る。中でも近年はオフィスで一般に使用されているコピ
ー用紙、レポート用紙、ノート、便箋等の普通紙に対し
ての印字記録物の耐水性の要望が高まっており、インク
の組成及び物性等の多様な面から詳細な研究開発が為さ
れている。
【0003】例えば、特開平2−296878号公報、
特開平2−255876号公報及び特開昭57−577
60号公報などに耐水性を向上させる方法が示されてい
る。
【0004】しかしながら、これらの技術では、印字記
録物の耐水性が不十分だったり、印字記録物の品位が低
下したり、印字記録物の乾燥性が悪かったり、またはイ
ンクの安定性、耐目詰り性が悪かったりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、一般のオフィス等で使用されている酸性紙、中性紙
等の、いわゆる普通紙に対し印字記録を行った場合に、
印字記録物の画像品位に悪影響を与えることなく、印字
記録物が十分な耐水性を有し、且つ高温環境下での保存
に対しても何ら問題がなく、更に目詰まりに対しても問
題のない高品位な印字を可能にすることの出来るイン
ク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるイ
ンクを用いた機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の本
発明によって達成される。
【0007】即ち本発明は、色材とこれを溶解又は分散
する液媒体を含むインクにおいて、一般式(I)で表さ
れる化合物と、1級乃至3級アミン、これらの誘導体及
びこれらの複合物から選択される少なくとも1つの化合
物とを併有することを特徴とするインクである。
【0008】
【外3】 (式中、R1 は水素原子、ニトロ基もしくはアミノ基を
表し、R2 はカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基
あるいはこれらの塩を表す)。
【0009】前記1級乃至3級アミン、その誘導体もし
くはその複合物が、下記一般式(II)で表される化合
物である上記に記載のインクである。
【0010】
【外4】 (式中、R3 は炭素数1〜48のアルキル基又は水素原
子を表し、R4 は(CH2a −X1 又は水素原子を表
し、aは1〜4の整数とする。R5 は(CH2b
2 又はR6 −Y又は水素原子を表し、bは1〜4の整
数とする。R6 は炭素数1〜48のアルキル基又は水素
原子とする。Zは(NR7121c (NHCn
2nd を表し、1(エル)及びnは2〜4の整数、c
+dは0〜50の整数とする。Yは(NR8m2m
e (NHCp2pf を表し、m及びpは2〜4の整
数、e+fは0〜50の整数とする。R7 は(CH2
g −X3 を表し、gは1〜4の整数とする。R8 は(C
2h −X4 を表し、hは1〜4の整数とする。X
1 、X2 、X3 及びX4 は、夫々カルボキシル基、カル
ボキシル基の塩、スルホン酸基、スルホン酸基の塩又は
水素原子から選ばれる。又、R4 及びR5 が夫々水素原
子である時、c及びeが共に0になることはなく、又X
1 、X2 、X3 及びX4 が全て水素原子になることもな
い)。
【0011】本発明は、インク滴を記録信号に応じて記
録ヘッドのオリフィスから吐出させて被記録材に記録を
行うインクジェット記録方法において、インクとして上
記に記載のインクを使用することを特徴とするインクジ
ェット記録方法である。
【0012】本発明は、インクを収容したインク収容
部、インクをインク滴として吐出するためのヘッド部を
備えた記録ユニットにおいて、インクが上記に記載のイ
ンクであることを特徴とする記録ユニットである。
【0013】本発明は、インクを収容したインク収容部
を備えたインクカートリッジにおいて、インクが上記に
記載のインクであることを特徴とするインクカートリッ
ジである。
【0014】本発明は、インクを収容したインク収容
部、インクをインク滴として吐出するためのヘッド部を
有する記録ユニットを備えたインクジェット記録装置に
おいて、インクが上記に記載のインクであることを特徴
とするインクジェット記録装置である。
【0015】本発明はインク滴を吐出させるための記録
ユニット、インクを収容したインク収容部を有するイン
クカートリッジ及びインクカートリッジから記録ユニッ
トにインクを供給するためのインク供給部を備えたイン
クジェット記録装置において、インクが上記に記載のイ
ンクであることを特徴とするインクジェット記録装置で
ある。
【0016】
【作用】本発明者は、水性インクによる印字物の耐水性
の向上及び印字品位の向上を実現するため、種々のイン
ク組成について鋭意検討した結果、上記記載の構成を採
用することにより、印字物の耐水性を向上させ、且つ通
常のインクを用いて普通紙に印字した場合に生じる不定
形なヒゲ状の滲みを抑え、印字物、たとえば文字などを
適度に滲ませ、その上濃度を低下させることなく、高温
環境下での保存性に優れ、耐目詰まり性にも良好なこと
を知見し、更にかかるインクをインクジェット記録に使
用した場合にもインクジェット記録システムの信頼性を
損なうことがないことを知見して本発明を完成させた。
【0017】次に好ましい実施態様を挙げて本発明を詳
細に説明する。
【0018】本発明で使用される一般式(I)で表わさ
れる化合物としては、ニトロベンゼンスルホン酸、ニト
ロ安息香酸、アミノベンゼンスルホン酸、アミノ安息香
酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸もしくはこれらの塩
が挙げられる。
【0019】又、好ましいものは、一般式(I)のR1
がニトロ基、アミノ基のものであり、とりわけニトロ基
が好ましい。
【0020】一方、印字物の耐水性を考慮するならば、
一般式(I)のR2 が塩を形成しているものがよく、特
に良好なものは、塩成分が、揮発性のもの(例えば、ア
ンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、Nエチルジエタノールアミン)が良い。しかしなが
らこれらは、例えば使用する染料により、量及び種類が
異なるため、一概には言えない。
【0021】次に本発明で使用される1級乃至3級アミ
ン、これらの誘導体もしくはこれらの複合物としては、
一般式(II)、(i)、(ii)が挙げられる。 (i) NH2 (Cm2mNH)q H mは1〜4の整数、qは1〜6の整数を表わす。 (ii) Ck2k+1NH(Cs2sNH)u H kは1〜48の整数、sは1〜4の整数、uは0〜5の
整数を表わす。
【0022】これらの化合物の中でとりわけ好ましいも
のを以下に具体的に示す。 (化合物1) NH224 NH2 (化合物2) NH2 (C24 NH)2 H (化合物3) NH2 (C24 NH)3 H (化合物4) NH2 (C24 NH)4 H (化合物5) NH2 CH2 COOH (化合物6) NH224 NHCH2 SO3 H (化合物7) NH2 (C24 NH)2 CH2 COO
H (化合物8) NH2 (C24 NH)3 CH2 COO
H (化合物9) C49 NHC24 NH2 (化合物10) C613NH2 (化合物11) C817NH(C24 NH)2 (化合物12) C817NHC36 NH2 (化合物13) C1225NHC36 NH
【0023】
【外5】 (化合物20) C1531(NHC242 NHC
2 COONa (化合物21) C1531NHC24 COOLi (化合物22) C37 (NHC242 NHCH
2 COONa (化合物23) C1225NHC24 COONa (化合物24) C1225(NHC24 )NHCH2
COOLi (化合物25) C1225(NHC24 )NHC2
4 SO3 Li (化合物26) C1531(NHC24 )NHCH2
SO3 Na (化合物27) C2041(NHC24 )NHCH2
SO3 NH4 (化合物28) C1531(NHC242 NHC2
4 COONH (化合物29) C2551(NHC243 NHC
2 SO3 Li (化合物30) C1531(NHC24 )NHCH2
SO3 H・N(CH2 CH33 (化合物31) C1021(NHC243 NHC2
4 COOH・NH(CH2 CH32 (化合物32) C1225(NHC242 NHCH
2 COONH4 (化合物33) C511(NHC242 NHCH
2 COONa (化合物34) C715(NHC24224
COONa (化合物35) C1225(NHC244 NHCH
2 COONa
【0024】
【外6】 (化合物38) C1225NHC36 NHCH2 CO
ONH4 (化合物39) C1225NHC36 NHCH2 CO
ONa (化合物40) C817N(CH3 )C24 N(C
3 )C24 NHC24 COONa (化合物41) C1225NHC36 N(CH3 )C
24 COOLi
【0025】
【外7】 又この中でとりわけ良好なのは(化合物14)−(化合
物43)で示される一般式(II)の化合物である。
【0026】本発明に使用される上記した様な化合物の
インク中での含有量としては、用途、目的、色材種、イ
ンク組成に存在するところが大きいが、好ましくは、
0.01〜20重量%の範囲、更に好ましくは0.1〜
10.0重量%の範囲である。
【0027】本発明のインクに使用される色材として
は、特に限定されることなく、各種の染料及び顔料等の
色材が使用される。
【0028】この中で、インク化の容易性、及びインク
の安定性を考えると、例えば、酸性染料、塩基性染料及
び直接染料が使用し易く、特に有効な色材は直接性のあ
る染料である。又、直接性を持つ染料がスルホン酸を有
すると特に好ましい。又、直接性を持つ染料が、2価の
有機連結基を除いた部分で窒素原子を有するものも好ま
しい。
【0029】これらの中で、特に好ましくは、色材が少
なくともアミノ基又は窒素原子と共に5又は6員環を形
成する環状基を有する染料である。
【0030】以上の色材について、具体的には、例え
ば、CIダイレクトブラック168、ダイレクトブラッ
ク154、ダイレクトイエロー142、ダイレクトイエ
ロー86、ダイレクトレッド227、ダイレクトブルー
199及び、下記の遊離酸の形で一般式(III)及び
(IV)の色材も考えられるが、これらに限定されるも
のではない。 Pc(SO3 H)t (SO2 −NR1 −L−NR2 −X
−NR3 −G)q (III) (式中、Pcは含金フタロシアニン核、R1 、R2 及び
3 は各々独立に、H、アルキル基、置換アルキル基、
アニケニル基、置換アニケル基、アラルキル基又は置換
アラルキル基を表す。Lは2価の有機連結基を表す。X
は、カルボニル基又は下記(2)〜(4)式で示される
基を表す。
【0031】
【外8】
【0032】各Zは夫々独立に、NR45 、SR6
はOR6 を表し、各YはH、C1、Z、SR7 又はOR
7 を表し、各Eは夫々独立に、C1又はCNを表す。R
4 、R5 、R6 及びR7 は各々独立に、H、アルキル
基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、ア
ラルキル基又は置換アラルキル基を表し、R4 及びR5
は窒素原子と共に5又は6員環を形成する。Gは1又は
2個のCOSH又はCOOHで置換された無色有機残基
を表し、t+qは3〜4の整数とする)。
【0033】一般式(III)で表される化合物として
は、例えば、以下の様なものが挙げられる。
【0034】
【外9】 Ar1 N=NJX(NR8 LNR9 X)n JN=NAr2 (IV) (式中、Jは下記式を表す。
【0035】
【外10】 Ar1 及びAr2 は、各々独立に、アリール基又は置換
アリール基であって、Ar1 とAr2 の少なくとも1つ
が独立にCOOHとCOSHから選ばれる置換基を1個
以上有する。R8 及びR9 は独立に、H、アルキル基、
置換アルキル基、アルケニル基又は置換アルケニル基を
表し、Lは2価の有機連結基を表し、nは0又は1を表
す。Xは夫々独立に、カルボニル基、又は下記(2)〜
(4)式で示される基を表す。
【0036】
【外11】
【0037】Zは夫々独立に、NR1011 、SR12
又はOR12 を表し、Yは、H、C1、Z、SR13 又は
OR13 を表し、EはC1又はCNを表す。R10 、R11
、R12 及びR13 は夫々独立に、H、アルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アニ
ール基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキ
ル基を表し、R10 又はR11 は窒素原子と共に5又は6
員環を形成する。
【0038】又、一般式(IV)で表される化合物は、
少なくともSO3 Hと同数のCOOH又はCOSHから
選ばれた基を有する)。
【0039】一般式(IV)で示される化合物として、
具体的には、例えば、以下の様なものが挙げられる。
【0040】
【外12】
【0041】
【外13】
【0042】上記の様な色材の使用量については特に制
限されないが、一般的にはインクの全重量に対して0.
1〜15重量%の範囲が好適で、より好適には0.1〜
10重量%である。
【0043】又、本発明のインクは、pH調整剤を添加
する場合、特に印字記録性を良好にするのならば、イン
クのpHをインクの最大粘度ピークよりアルカリ性側
(9以上)に調整するのが好ましい。
【0044】又、pH調整剤には、各種塩基性成分又は
酸性性成分が用いられるが、特に良好なのは、アンモニ
ア、アミン等の揮発性のある塩基性成分である。酸性成
分を用いる場合には、硫酸、酢酸及び塩酸等が用いられ
る。
【0045】尚、本発明のインクは、上記成分の他に必
要に応じて水溶性有機溶剤、界面活性剤、防錆剤、防腐
剤、防カビ剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、
キレート化剤、水溶性ポリマー等の種々の添加剤を含有
してもよい。
【0046】本発明で使用される液媒体は、水と水溶性
有機溶剤との混合物であることが好ましい。具体的な水
溶性有機溶剤の例としては、例えば、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン等
のケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエ
チレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原
子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレ
ングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエ
チレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、
トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;N
−メチル−2−ピロリドン、1,3,−ジメチル−2−
イミダゾリジノン、トリエタノールアミン、スルホラ
ン、ジメチルサルフォオキサイド、2−ピロリドン、ε
−カプロラクタム等の環状アミド化合物及びスクシンイ
ミド等のイミド化合物等が挙げられる。
【0047】上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
インクの全重量に対して重量%で1%〜40%が好まし
く、より好ましくは3%〜30%の範囲である。
【0048】又、インク中の水の含有量は、30〜95
重量%の範囲で使用される。30重量%より少ないと色
材の溶解性等が悪くなり、インクの粘度も高くなる為好
ましくない。一方、95重量%より多いと蒸発成分が多
すぎて、十分な固着特性を満足することが出来ない。
【0049】本発明のインクは、熱エネルギーによるイ
ンクの発泡現象によりインクを吐出させるタイプのイン
クジェット記録方法に適用する場合に特に好適であり、
吐出が極めて安定となり、サテライトドットの発生等が
生じないという特徴がある。但しこの場合には、熱的な
物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)を調
整する場合もある。
【0050】更に、本発明のインクは普通紙等に記録し
た場合の印字記録物のインクの耐水性の問題を解決する
と同時に、インクジェット用ヘッドに対するマッチング
を良好にする面から、インク自体の物性として25℃に
おける表面張力が30〜68dyne/cm、粘度が1
5cP以下、好ましくは10cP以下、より好ましくは
5cP以下に調整されることが望ましい。
【0051】従って、上記物性にインクを調整し、普通
紙における問題を解決する為には、本発明のインク中に
含有される水分量としては50重量%以上98重量%以
下、好ましくは60重量%以上95重量%以下とされる
のか好適である。
【0052】本発明のインクは、熱エネルギーの作用に
より液滴を吐出させて記録を行なうインクジェット記録
方法にとりわけ好適に用いられるが、一般の筆記用具と
しても使用出来る。
【0053】本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な方法及び装置としては、記録ヘッドの室内のインク
に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネル
ギーにより液滴を発生させる方法及び装置が挙げられ
る。
【0054】その装置の主要部であるヘッド構成例を図
1、図2及び図3に示す。ヘッド13はインクを通す溝
14を有するガラス、セラミック又はプラスチック板等
と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッ
ドが示されているが、これに限定されるものではない)
とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン
等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−
1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層1
8、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性の良い基板20と
によりなっている。
【0055】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。
【0056】今、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、被記録材
25に向かって飛翔する。
【0057】図3には図1に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同
様な発熱ヘッド28を密着して製作されている。尚、図
1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、
図2は図1のA−B線での切断面である。
【0058】図4に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の1例を示す。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となり、カン
チレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによ
る記録領域に隣接した位置に配設され、又、本例の場
合、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持され
る。62はキャップであり、ブレード61に隣接するホ
ームポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂
直な方向に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを
行なう構成を備える。更に63はブレード61に隣接し
て設けられるインク吸収体であり、ブレード61と同
様、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持され
る。上記ブレード61、キャップ62、吸収体63によ
って吐出回復部64が構成され、ブレード61及び吸収
体63によってインク吐出口面の水分、塵埃等の除去が
行なわれる。
【0059】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行なう記録ヘッドであり、66は記録ヘッ
ド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行なう為のキ
ャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と慴動
可能に係合し、キャリッジ66の一部のモータ68によ
って駆動されるベルト69と接続(不図示)している。
これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動
が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその
隣接した領域の移動が可能となる。
【0060】51は被記録材を挿入する為の給紙部、5
2は不図示のモータにより駆動される紙送りローラであ
る。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向
する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するにつれ
て排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0061】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行なう場合、キャップ62は記録ヘ
ッドの移動経路中に突出する様に移動する。
【0062】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
【0063】上述の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で
記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行なわれる。
【0064】図5は、ヘッドインク供給部材、例えばチ
ューブを介して供給されるインクを収容したインクカー
トリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用イ
ンクを収容したインク収容部、例えば、インク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク
袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44
は廃インクを受容する吸収体である。インク収容部とし
ては、インクとの接液面がポリオレフィン、特にポリエ
チレンで形成せれているものが本発明にとって好まし
い。本発明で使用されるインクジェット記録装置として
は、上記の如きヘッドとインクカートリッジとが別体と
なったものに限らず、図6に示す如きそれらが一体にな
ったものにも好適に用いられる。
【0065】図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中にはインクを収容したインク収容部、例え
ば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタン、セルロース又
はポリビニルアセタールを用いることが本発明にとって
好ましい。72は記録ユニット内部を大気に連通させる
為の大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッド65に代えて用いられるものであっ
て、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0066】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明する。以下、「部」は全て重量基準であ
る。
【0067】実施例1〜8 下記に示す各成分を混合し、十分撹拌して溶解後、ポア
サイズ0.45μmのフロロポアフィルター(商品名、
住友電工(株)製)にて加圧濾過し、本発明の実施例の
インクを夫々調製した。又、夫々の化合物の塩成分でp
Hを約9.5に調整した。
【0068】(実施例1) ・C.Iダイレクトブラック168 2部 ・チオジグリコール 10部 ・化合物31 2.5部 ・ニトロベンゼンスルホン酸アンモニウム塩 2部 ・水 83.5部
【0069】(実施例2) ・C.Iダイレクトブラック168 2.5部 ・2ピロリドン 10部 ・化合物34 4部 ・ニトロ安息香酸ナトリウム塩 1.5部 ・水 82部
【0070】(実施例3) ・C.Iダイレクトブラック168 2部 ・チオジグリコール 10部 ・イソプロピルアルコール 4部 ・化合物14 4部 ・ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 2部 ・水 78部
【0071】(実施例4) ・C.Iダイレクトレッド227 2部 ・ジエチレングリコール 5部 ・チオジグリコール 5部 ・化合物33 4.5部 ・ニトロベンゼンスルホン酸Na塩 2部 ・水 81.5部
【0072】(実施例5) ・C.Iダイレクトブラック168 2部 ・C.Iフードブラック1 1部 ・チオジグリコール 10部 ・エタノール 4部 ・化合物28 4部 ・ニトロベンゼンスルホン酸モノエタノールアミン塩 1.5部 ・水 77.5部
【0073】(実施例6) ・C.Iダイレクトブルー199 2部 ・ジプロピレングリコール 10部 ・化合物13の酢酸塩 5部 ・ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 2部 ・水 81部
【0074】(実施例7) ・C.Iダイレクトイエロー86 2部 ・ジエチレングリコール 10部 ・化合物7 5部 ・安息香酸トリエタノールアミン塩 2.5部 ・水 80.5部
【0075】(実施例8) ・C.Iフードブラック1 3部 ・2ピロリドン 5部 ・チオジグリコール 5部 ・化合物4 4部 ・アミノ安息香酸 1.0部 ・水 82部
【0076】(比較例1〜4)実施例1−4の組成にお
いて、夫々から一般式(I)、(II)で示される化合
物を除き、不足分を水で補ったものを比較例1〜4のイ
ンクとした。
【0077】(比較例5)実施例5の組成において、ニ
トロベンゼンスルホン酸モノエタノールアミン塩を除
き、不足分を水で補ったものを比較例5のインクとし
た。
【0078】(比較例6)実施例6から、ベンゼンスル
ホン酸ナトリウム塩を除き、不足分を水で補ったものを
比較例6のインクとした。
【0079】(比較例7)実施例7から、安息香酸トリ
エタノールアミン塩を除き不足分を水で補ったものを比
較例7のインクとした。
【0080】(比較例8)実施例8から、アミノ安息香
酸を除き不足分を水で補ったものを比較例8のインクと
した。
【0081】次に、上記で得られた実施例1〜実施例8
と比較例1〜比較例8のインクを用い、インクジェット
記録装置として発熱素子をインクの吐出エネルギー源と
して利用したオンデマンド型インクジェットプリンター
を使用して印字試験を行ない、(1)耐水性、(2)周
波数応答性、(3)印字品位の評価及び(4)保存安定
性(5)印字濃度のバラツキの評価を下記の基準に従っ
て夫々行なった。又、得られた結果を表1〜表2に示
す。
【0082】尚、上記のインクジェット記録装置の印字
条件としては、駆動電圧26V、発熱抵抗体の抵抗値1
50Ω、周波数4KHzで行なった。
【0083】〔評価方法及び評価基準〕 (1)耐水性 プリンターに所定のインクを充填して、(A)市販の酸
性紙及び(B)市販の中性紙に英数文字及びベタ部を印
字した後、プリントを停止し、1時間以上放置後、印字
濃度をマクベスRD915(商品名:マクベス社製)に
て測定を行なう。その後、印字物と水を満たした容器に
3分間浸漬した後、放置、乾燥して再度印字濃度を測定
し、印字濃度の残存率を求め、耐水性の評価とした。 ○:印字濃度の残存率が80%以上。 △:印字濃度の残存率が66%以上〜79%以下。 ×:印字濃度の残存率が65%以下。
【0084】(2)周波数応答性 得られた印字物の印字状態、即ちカスレや白抜け状態及
びスプラッシュやヨレ等の着弾点不良状態を肉眼で観察
し、評価した。 ○:周波数に対するインクの追従状態は、ほぼ良好であ
り、キャラクタ印字ではカスレや白抜け、着弾点不良が
見られないが、ベタ印字において僅かにカスレが見られ
る。 △:キャラクタ印字ではカスレや白抜けは見られない
が、一部に着弾点不良が見られる。又、ベタ印字ではカ
スレ、白抜けがベタ印字全体の1/3程度見られる。 ×:ベタ印字ではカスレ、白抜けが多く、又、キャラク
タ印字においてもカスレや着弾点不良が多数見られる。
【0085】(3)印字品位の評価 プリンターで(A)市販の酸性紙及び(B)市販の中性
紙に英数文字を印字し、1時間以上放置した後、顕微鏡
及び目視で文字のシャープさや文字より発生するヒゲ状
の滲みの度合いを評価した。 ◎:文字がシャープでヒゲ状の滲みがない。 ○:文字がシャープであるが、ヒゲ状の滲みが少し発
生。 △:文字にシャープさがない。又は、ヒゲ状の滲みが多
い。 ×:文字にシャープさがなく、ヒゲ状の滲みも多い。
【0086】(4)保存安定性 インクをビン容器に密閉して入れ、6ヶ月、70℃の環
境に放置後、そのインクをろ紙で濾過して、凝集物の有
無を目視で評価した。 ○:凝集物が無い。 △:凝集物がわずかに見られる。 ×:凝集物が多くある。
【0087】(5)印字濃度のバラツキ 市販の酸性紙にベタ部を印字した後、1時間以上放置
後、印事物中の20点をマクベスRD915(商品名:
マクベス社製)にて印字濃度を測定し、濃度のバラツキ
を判定した。 ○:印字濃度のバラツキが0.10以内であった。 ×:印字濃度のバラツキが0.10以上であった。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【発明の効果】以上の様に本発明のインクによれば、一
般オフィス等で使用されている酸性紙及び中性紙等の、
いわゆる普通紙に対し、印字記録物の印字品位等に悪影
響を与えることなく、印字記録物の耐水性を向上するこ
とが出来る。
【0091】更に、本発明のインクによれば、インクの
高温環境下での保存後も良好であり、インクジェット記
録システムとして何ら問題のない信頼性の高い記録を行
なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面図
である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
61 ワイピング部材 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材とこれを溶解又は分散する液媒体を
    含むインクにおいて、一般式(I)で表される化合物
    と、1級乃至3級アミン、これらの誘導体及びこれらの
    複合物から選択される少なくとも1つの化合物とを併有
    することを特徴とするインク。 【外1】 (式中、R1 は水素原子、ニトロ基もしくはアミノ基を
    表し、R2 はカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基
    あるいはこれらの塩を表す)。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、R1 がニトロ基
    もしくはアミノ基である請求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、R2 がカルボキ
    シル基もしくはスルホン酸基の塩である請求項1に記載
    のインク。
  4. 【請求項4】 一般式(I)において、R2 がカルボキ
    シル基もしくはスルホン酸基の揮発性のある含窒素化合
    物の塩である請求項1に記載のインク。
  5. 【請求項5】 前記1級乃至3級アミン、その誘導体も
    しくはその複合物が、アルキル基、カルボキシル基、カ
    ルボキシル基の塩、スルホン酸基、スルホン基の塩の少
    なくとも1つの基を有する請求項1に記載のインク。
  6. 【請求項6】 前記1級乃至3級アミン、その誘導体も
    しくはその複合物が、下記一般式(II)で表される化
    合物である請求項1に記載のインク。 【外2】 (式中、R3 は炭素数1〜48のアルキル基又は水素原
    子を表し、R4 は(CH2a −X1 又は水素原子を表
    し、aは1〜4の整数とする。R5 は(CH2b
    2 又はR6 −Y又は水素原子を表し、bは1〜4の整
    数とする。R6 は炭素数1〜48のアルキル基又は水素
    原子を表す。Zは(NR7121c (NHCn
    2nd を表し、1(エル)及びnは2〜4の整数、c
    +dは0〜50の整数とする。Yは(NR8m2m
    e (NHCp2pf を表し、m及びpは2〜4の整
    数、e+fは0〜50の整数とする。R7 は(CH2
    g −X3 を表し、gは1〜4の整数とする。R8 は(C
    2h −X4 を表し、hは1〜4の整数とする。X
    1 、X2 、X3 及びX4 は、夫々、カルボキシル基、カ
    ルボキシル基の塩、スルホン酸基、スルホン酸基の塩又
    は水素原子からなる群から選ばれる。又、R4 及びR5
    が夫々水素原子である時、c及びeが共に0になること
    はなく、又、X1 、X2 、X3 及びX4 が全て水素原子
    になることもない)。
  7. 【請求項7】 一般式(II)の化合物のX1 、X2
    3 及びX4 が夫々カルボキシル基の塩、スルホン酸基
    の塩又は水素原子からなる郡から選ばれる請求項1に記
    載のインク。
  8. 【請求項8】 一般式(II)の化合物のX1 、X2
    3 及びX4 が夫々カルボキシル基もしくはスルホン酸
    基の揮発性のある含窒素化合物の塩である請求項6記載
    のインク。
  9. 【請求項9】 一般式(II)の化合物のR3 及びR6
    が夫々炭素数1〜32のアルキル基、c+d及びe+f
    が夫々0〜16の整数、a、b、g及びhが夫々1〜2
    の整数である請求項6に記載のインク。
  10. 【請求項10】 色材が直接性のある染料である請求項
    1記載のインク。
  11. 【請求項11】 色材がスルホン酸基を有する染料であ
    る請求項1に記載のインク。
  12. 【請求項12】 色材が2価の有機連結基を除いた部分
    で窒素原子を有する染料である請求項1に記載のイン
    ク。
  13. 【請求項13】 インクのpHが9以上に調整してなる
    請求項1に記載のインク。
  14. 【請求項14】 インク滴を記録信号に応じて記録ヘッ
    ドのオリフィスから吐出させて被記録材に記録を行うイ
    ンクジェット記録方法において、インクとして請求項1
    に記載のインクを使用することを特徴とするインクジェ
    ット記録方法。
  15. 【請求項15】 インクに熱エネルギーを作用させるこ
    とによってインクを液滴として吐出させる請求項14に
    記載のインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 インクを収容したインク収容部、イン
    クをインク滴として吐出するためのヘッド部を備えた記
    録ユニットにおいて、インクが請求項1に記載のインク
    であることを特徴とする記録ユニット。
  17. 【請求項17】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させることによってインクを液滴として吐出させる
    ヘッドを有する請求項16に記載の記録ユニット。
  18. 【請求項18】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジにおいて、インクが請求項1に記
    載のインクであることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  19. 【請求項19】 インクを収容したインク収容部、イン
    クをインク滴として吐出するためのヘッド部を有する記
    録ユニットを備えたインクジェット記録装置において、
    インクが請求項1に記載のインクであることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させることによってインクを液滴として吐出させる
    ヘッドを有する請求項19に記載のインクジェット記録
    装置。
  21. 【請求項21】 インク滴を吐出させるための記録ユニ
    ット、インクを収容したインク収容部を有するインクカ
    ートリッジ及びインクカートリッジから記録ユニットに
    インクを供給するためのインク供給部を備えたインクジ
    ェット記録装置において、インクが請求項1に記載のイ
    ンクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  22. 【請求項22】 記録ユニットが、インクに熱エネルギ
    ーを作用させることによってインクを液滴として吐出さ
    せるヘッドを有する請求項21に記載のインクジェット
    記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6015455A (en) * 1996-08-21 2000-01-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording ink and ink jet recording method
US6048390A (en) * 1996-07-17 2000-04-11 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording ink and ink jet recording method
JP2009507992A (ja) * 2005-09-12 2009-02-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェットインクおよびインクセット

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