JPH07165869A - 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 - Google Patents
常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物Info
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Abstract
泡性改良方法 【構成】 2液型の常温硬化型ポリウレタンエラスト
マーにおいて、主剤中にシリコーンオイルを添加し、該
ポリウレタンエラストマー組成物の総量に対し0.00
2〜0.03重量%のシリコーンオイルを含有すること
を特徴とする常温硬化型ポリウレタンエラストマーの消
泡性改良方法。 【効果】 消泡性が良好で、貯蔵安定性も良好であ
り、長期間の保管においても消泡効果が安定し、塗膜表
面上にブリードやハジキ現象を起こさず綺麗で平滑な表
面が得られる。
Description
温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物及び常温硬化
型ポリウレタンエラストマーの消泡性改良方法に関し、
詳しくは2液タイプの塗膜防水材、塗り床材、陸上競技
場やテニスコート等の弾性舗装材、注型材料、下塗り材
等に適した、消泡性を改良した常温硬化型ポリウレタン
エラストマー組成物及び常温硬化型ポリウレタンエラス
トマーの消泡性改良方法に関する。
る上に、耐久性、耐摩耗性、耐候性、高弾性、接着性に
富んでいること等の特徴から、ますますその需要が増大
している。常温硬化型ポリウレタンエラストマーは、一
般にトリレンジイソシアネート(以下TDIと略称す
る。)と2官能及び/又は3官能のポリエーテルポリオ
ールとの反応によって得られる分子末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマーを主剤とし、他方活
性水素化合物からなる硬化剤(充填剤、触媒、可塑剤、
顔料、耐候安定剤、消泡剤、溶剤等を配合する。)を施
工時に混合して使用するいわゆる2液タイプのポリウレ
タンエラストマーが主流をしめている。硬化剤中の活性
水素化合物としては、ポリアミンとして3,3’−ジク
ロル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下、M
OCAと略称する。)及び/又は鉱酸の存在下でアニリ
ンと2−クロルアニリンとをホルムアルデヒドと縮合さ
せることにより得られた芳香族ポリアミン(以下、CA
−800と略称する。)、並びにポリオールとしてポリ
エーテルポリオール、多価アルコール等が使用される。
また、ポリアミンは常温で固体であるため、一般的には
ポリオールに溶解させて使用する方法がとられている。
塗膜防水材、舗装材等の用途には硬化物は柔軟で伸びの
ある性能が要求されることから、通常芳香族ポリアミン
とポリエーテルポリオールが使用される。イソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマーと活性水素化合物、
特にポリエーテルポリオールとの反応におけるウレタン
化触媒としては、一般に有機鉛化合物が使用され、この
有機鉛化合物の添加量により、施工条件(季節別)に合
うように、硬化時間が調整される。
2液タイプのウレタンエラストマーにおいて、例えば防
水材、床材、舗装材等を施工する場合、現場で主剤及び
硬化剤の2成分を混合し常温下で反応させることによ
り、ゴム弾性のある塗膜が形成される。2成分の混合は
撹拌機を用いて均一に混合し、混合物を所定の膜厚にな
るように塗布し塗膜を形成するが、混合時に巻き込んだ
泡は自然に抜けるのが好ましい。しかし混合時の泡はそ
のままの状態ではなかなか抜けきれない事から、消泡剤
を添加するのが一般的であり、通常は硬化剤側に添加さ
れる。硬化剤に添加される場合の標準量はポリウレタン
エラストマー組成物の総量に対し0.03〜0.1重量
%の消泡剤が必要である。消泡剤の添加により内部の泡
も抜けて、更に膜表面上にも泡がなく綺麗で平滑な表面
が得られる。
てのポリアミン、PPG、可塑剤、触媒、耐候安定剤、
顔料等が配合され、更に充填剤としての炭酸カルシウ
ム、タルク、タルク等の粉末が添加されることから、硬
化剤側に消泡剤を添加すると、消泡剤がこの充填剤等の
粉末に吸着されて消泡効果が減少されることから、多目
の消泡剤を添加する必要があった。防水材、床材、舗装
材等を施工する場合、一回の塗布で仕上げるケースは少
なく、一般的には2〜3回の塗り重ねにより仕上げる
が、硬化剤に消泡効果の強いシリコーン系消泡剤の添加
量を多くすると消泡効果は良くなるが、反面硬化後に塗
膜表面にシリコーンがブリードを起こす原因となる。ま
た塗布後に例えば塗膜表面上に空気中に浮遊するゴミや
埃が落ちるとハジキ現象を起こし表面がクレーターとな
る問題があり、更に硬化剤を長期間に亘って保管すると
徐々に消泡効果が落ちる等の問題点があり改良が望まれ
ていた。
題点を解決する目的で、主剤中にシリコーンオイルの消
泡剤を少量添加することで消泡効果が大きく、貯蔵安定
性も良好であり、長期間の保管に亘っても消泡効果が安
定し、かつブリードを起こさず、例え塗膜後の表面上に
ゴミや埃が落ちてもハジキ現象を起こさず、綺麗で平滑
な表面が得られる方法について鋭意検討した結果、主剤
中にシリコーンオイルを添加し、該ポリウレタンエラス
トマー組成物の総量に対し0.002〜0.03重量%
のシリコーンオイルを含有させることにより、所期の目
的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
レポリマーを主成分とする主剤、及び(2)ポリアミン
として3,3’−ジクロル−4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン及び/又は鉱酸の存在下でアニリンと2−ク
ロルアニリンとをホルムアルデヒドと縮合させることに
より得られた芳香族ポリアミンを、ポリオールとして活
性水素1個当たりの平均分子量75〜10000の2価
もしくは3価のポリエーテルポリオールを用い、両者の
当量比がポリアミン/ポリオール=10/90〜90/
10であるものを主成分とする硬化剤、から成るポリウ
レタン組成物において、主剤中にシリコーンオイルを添
加し、該ポリウレタンエラストマー組成物の総量に対し
0.002〜0.03重量%のシリコーンオイルを含有
せしめて成ることを特徴とする消泡性が改良された常温
硬化型ポリウレタンエラストマー組成物。 2.シリコーンオイルがジメチルポリシロキサンである
1.記載の常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成
物。 3.(1)末端にイソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーを主成分とする主剤、及び(2)ポリアミン
として3,3’−ジクロル−4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン及び/又は鉱酸の存在下でアニリンと2−ク
ロルアニリンとをホルムアルデヒドと縮合させることに
より得られた芳香族ポリアミンを、ポリオールとして活
性水素1個当たりの平均分子量75〜10000の2価
もしくは3価のポリエーテルポリオールを用い、両者の
当量比がポリアミン/ポリオール=10/90〜90/
10であるものを主成分とする硬化剤、からポリウレタ
ンエラストマーを製造する方法において、主剤中にシリ
コーンオイルを添加し、該ポリウレタンエラストマー組
成物の総量に対し0.002〜0.03重量%のシリコ
ーンオイルを含有せしめることを特徴とする常温硬化型
ポリウレタンエラストマーの消泡性改良方法。 4.シリコーンオイルがジメチルポリシロキサンである
3.記載の常温硬化型ポリウレタンエラストマーの消泡
性改良方法。
基を有するウレタンプレポリマー用の原料有機ポリイソ
シアネートとしては、公知の芳香族、脂肪族、脂環族ポ
リイソシアネートが用いられるが、とりわけ、2,4−
トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート及びその混合物(以下、TDIと略称す
る。)、特に2,4−異性体/2,6−異性体が重量比
80/20のもの(以下、TDI−80と略称する。)
及び65/35のもの(以下、TDI−65と略称す
る。 )が好ましい。
リオール、ポリエステルポリオール、ポリブタジエンポ
リオール、ひまし油、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コールが使用できるが、水、プロピレングリコールなど
にプロピレンオキサイド又はプロピレンオキサイド及び
エチレンオキサイドを付加したポリオキシアルキレング
リコール、グリセリン、トリメチロールプロパンなどに
プロピレンオキサイド又はプロピレンオキサイド及びエ
チレンオキサイドを付加したポリオキシアルキレントリ
オールが特に好ましい。このほか、低分子のグリコール
が使用できる。低分子グリコールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレング
リコールが使用できる。これらポリオールは単独又は2
種以上混合して使用されるがポリオールの平均分子量は
75〜10000が好ましい。ウレタンプレポリマーは
有機ポリイソシアネートとポリオールとを常法に従っ
て、窒素気流中80〜100℃で数時間加熱する方法に
より製造することができる。
てMOCA及び/又はCA−800並びに、ポリエーテ
ルポリオールを主成分とし、他に触媒として有機鉛化合
物及び必要により充填剤、可塑剤、顔料、耐候安定剤、
溶剤等を含有してなる。架橋剤としては、MOCA及び
/又はCA−800を分子量400〜8,000の各種
ポリエーテルポリオールで溶解した液状アミンが用いら
れる。ポリエーテルポリオールとしては、特にポリオキ
シアルキレンジオール、ポリオキシアルキレントリオー
ルが好ましい。
いられるが、特に有機金属化合物が適当で、中でも有機
鉛化合物、例えば鉛オクトエート、鉛ナフテネート等の
ような有機酸の鉛塩が好適に用いられる。その使用量は
硬化剤の総量に対し0.1〜5重量%が好ましい。
ク、クレー、カーボンブラック、無水ケイ酸(ホワイト
カーボン)、ゼオライト、二酸化チタンが好ましい。こ
れらの充填剤は単独又は混合して使用することができ
る。その使用量は硬化剤の総量に対し2〜50重量%が
好ましい。本発明に用いる他の助剤としてはすべての公
知の可塑剤、顔料、耐候安定剤、又は必要に応じて溶剤
等を用いることができる。
チル(DOP)、フタル酸ジブチル(DBP)、アジピ
ン酸ジオクチル(DOA)、リン酸トリクレジル(TC
P)、塩素化パラフィン、U−レックス(脂環族重合体
変性天然樹脂エステル、東京樹脂工業社製)等がある。
顔料の例としては酸化クロム、ベンガラ等の無機顔料、
フタロシアニン顔料、アゾ顔料等の有機顔料が挙げられ
る。耐候安定剤の例としては、商品名ノクラック300
及びノクラックNS−6(大内新興化学社製)、商品名
イルガノックス1010及び1076(チバガイギー社
製)、商品名ヨシノックスBHT、BB及びGSY−9
30(吉富製薬社製)などの位置障害型フェノール類、
チヌビンP、327及び328(チバガイギー社製)等
のベンゾトリアゾール類、トミソーブ800(吉富製薬
社製)などのベンゾフェノン類、サノールLS−770
及び744(三共社製)、チヌビン144(チバガイギ
ー社製)などの位置障害型アミン類等がある。溶剤の例
としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘ
キサン、シクロヘキサン、商品名アイソパーH、M(エ
クソン社製)等の脂肪族炭化水素、酢酸エチル等のエス
テル類、メチルエチルケトン等のケトン類が挙げられ
る。
ては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、メチルビニルポリシロキサン等があるが、特
にジメチルポリシロキサンが好ましい。ジメチルポリシ
ロキサンとしては、重合度により異なるが、粘度100
〜1000センチストークスのものが好ましい。ジメチ
ルポリシロキサンは、主剤中に添加し、その含有量はポ
リウレタンエラストマー組成物の総量に対し0.002
〜0.03重量%が好ましい。0.03重量%以上にな
るとシリコーンがブリードし、ハジキ現象を起こす事か
ら好ましくない。
ストマー組成物の施工方法としては、塗膜防水材、弾性
舗装材、床材、下塗り材等の通常の施工方法によること
ができる。この際プレポリマー中のNCO基と活性水素
との当量が0.9〜1.4、特に好ましくは1.05〜
1.10となるように各成分の配合量を決定する。
いてはカッターで切断し断面の気泡の有無を目視で観察
し、表面については表面の気泡の有無を目視で観察し
た。貯蔵安定性の評価方法は、製造より1年経過後の主
剤又は硬化剤を用いて硬化試験を行い、硬化後の膜内部
及び表面上の気泡の有無を観察した。塗布後の表面ブリ
ードの評価方法は、塗布後より室温で1週間養生してか
ら表面にシリコーンがブリードしているかを目視の観察
と指触で判定した。表面仕上がりの評価方法は、塗布後
翌日に表面にゴミを落として表面のハジキ現象の有無及
びハジキによるクレーターの有無を目視で観察した。
る。例中の部は重量部を表わす。まず、主剤として用い
るウレタンプレポリマーの製造を行った。 ウレタンプレポリマー(A)の製造 平均分子量2000のポリオキシプロピレンジオール4
00部、平均分子量4000のポリオキシプロピレント
リオール400部、TDI−80 124部を均一に混
合したのち、窒素気流中で80℃で2時間、ついで10
0℃2時間反応させた。NCO基含有量3.1重量%、
粘度 10,000cps/25℃のウレタンプレポリ
マー(A)を得た。 ウレタンプレポリマー(B)の製造 平均分子量400のポリオキシプロピレンジオール14
0部、平均分子量2000のポリオキシプロピレンジオ
ール90.0部、平均分子量3000のポリオキシプロ
ピレントリオール480部、DOA60部、TDI−8
0 240部を均一に混合したのち、窒素気流中で80
℃で2時間、ついで100℃2時間反応させた。NCO
基含有量6.0重量%、粘度 8,000cps/25
℃のウレタンプレポリマー(B)を得た。
ロピレンジオール7.4部、平均分子量5000のポリ
オキシプロピレントリオール7.4部、DOP20.5
部、炭酸カルシウム50.0部、触媒オクチル酸鉛(p
b含有量25%)1.2部、ノクラック300(大内新
興化学社製)1.0部、トーナー5.0部を加え、ディ
ゾルバーで均一に混練して、塗膜防水材用の硬化剤
(A)を得た。この硬化剤(A)とウレタンプレポリマ
ー(A)にジメチルポリシロキサン商品名L−45(粘
度1000センチストークス:日本ユニカー社製)を
0.02重量%添加したものとを重量比1/1の割合で
3枚羽根の撹拌機を用いて均一に混合した後、コンクリ
ート下地に混合物を流して、次に金コテを用いて厚さが
2mm厚になるよう均一に塗布し防水材層とした。防水層
膜をカッターで切断し、内部断面及び表面について目視
で観察したが、いずれも気泡は認められず綺麗で平滑な
仕上がり状態であった。また、塗布後の表面はブリード
やハジキ現象も見られず良好であった。また、貯蔵安定
性も良好であった。
他は同様に行った。防水層膜をカッターで切断し、内部
断面及び表面について目視で観察したが、いずれも気泡
は認められず綺麗で平滑な仕上がり状態であった。ま
た、塗布後の表面はブリードやハジキ現象も見られず良
好であった。また、貯蔵安定性も良好であった。
プロピレンジオール24.0部、DOP17.8部、炭
酸カルシウム37.2部、触媒オクチル酸鉛(pb含有
量25%)0.5部、イルガノックス1035(チバガ
イギー社製)0.5部、トーナー5.0部を加え、ディ
ゾルバーで均一に混練して、床材用の硬化剤(B)を得
た。この硬化剤(B)と主剤ウレタンプレポリマー
(B)にジメチルポリシロキサンの商品名L−45(粘
度1000センチストークス:日本ユニカー社製)を
0.005重量%添加したものとを重量比1/1の割合
で3枚羽根の撹拌機を用いて均一に混合した後、コンク
リート下地に混合物を流して、次に金コテを用いて厚さ
が2mm厚になるよう均一に塗布し床とした。防水層膜を
カッターで切断し、内部断面及び表面について目視で観
察したが、いずれも気泡は認められず綺麗で平滑な仕上
がり状態であった。また、塗布後の表面はブリードやハ
ジキ現象も見られず良好であった。また、貯蔵安定性も
良好であった。
量%添加し、他は同様に行った。硬化後の防水層膜をカ
ッターで切断し、内部断面及び表面について目視で観察
したが、内部と表面上に小さい気泡が見られ、仕上がり
状態が悪かった。また、貯蔵安定性試験では、硬化物の
内部及び表面のいずれにも気泡が多く見られ、仕上がり
状態が悪かった。
量%添加し、他は同様に行った。硬化後の防水層膜をカ
ッターで切断し、内部断面及び表面について目視で観察
したが、内部と表面上に小さい気泡が見られ、仕上がり
状態が悪かった。また、貯蔵安定性試験では、硬化物の
内部及び表面のいずれにも気泡が多く見られ、仕上がり
状態が悪かった。
重量%添加し、他は同様に行った。硬化後の防水層膜を
カッターで切断し、内部断面及び表面について目視で観
察したが、内部と表面上に小さい気泡が見られ、仕上が
り状態が悪かった。また、貯蔵安定性試験では、硬化物
の内部及び表面のいずれにも気泡が多く見られ、仕上が
り状態が悪かった。
0.1重量%と増し、他は同様に行った。硬化後の防水
層膜をカッターで切断し、内部断面及び表面について目
視で観察したが、内部及び表面上にも気泡が見られず綺
麗で平滑な仕上がり状態であった。しかしながら一層目
の表面上にシリコーンのブリードが見られ、更に表面全
体にハジキによるクレーターが発生し、仕上がり状態が
悪かった。貯蔵安定性は良好であった。以上の結果をま
とめて表1〜2に示す。
安定性も良好であり、長期間の保管においても消泡効果
が安定し、塗膜表面上にブリードやハジキ現象を起こさ
ず綺麗で平滑な表面が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】(1)末端にイソシアネート基を有するウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤、及び(2)ポ
リアミンとして3,3’−ジクロル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン及び/又は鉱酸の存在下でアニリン
と2−クロルアニリンとをホルムアルデヒドと縮合させ
ることにより得られた芳香族ポリアミンを、ポリオール
として活性水素1個当たりの平均分子量75〜1000
0の2価もしくは3価のポリエーテルポリオールを用
い、両者の当量比がポリアミン/ポリオール=10/9
0〜90/10であるものを主成分とする硬化剤、から
成るポリウレタン組成物において、主剤中にシリコーン
オイルを添加し、該ポリウレタンエラストマー組成物の
総量に対し0.002〜0.03重量%のシリコーンオ
イルを含有せしめて成ることを特徴とする消泡性が改良
された常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物。 - 【請求項2】シリコーンオイルがジメチルポリシロキサ
ンである請求項1記載の常温硬化型ポリウレタンエラス
トマー組成物。 - 【請求項3】(1)末端にイソシアネート基を有するウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤、及び(2)ポ
リアミンとして3,3’−ジクロル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン及び/又は鉱酸の存在下でアニリン
と2−クロルアニリンとをホルムアルデヒドと縮合させ
ることにより得られた芳香族ポリアミンを、ポリオール
として活性水素1個当たりの平均分子量75〜1000
0の2価もしくは3価のポリエーテルポリオールを用
い、両者の当量比がポリアミン/ポリオール=10/9
0〜90/10であるものを主成分とする硬化剤、から
ポリウレタンエラストマーを製造する方法において、主
剤中にシリコーンオイルを添加し、該ポリウレタンエラ
ストマー組成物の総量に対し0.002〜0.03重量
%のシリコーンオイルを含有せしめることを特徴とする
常温硬化型ポリウレタンエラストマーの消泡性改良方
法。 - 【請求項4】シリコーンオイルがジメチルポリシロキサ
ンである請求項3記載の常温硬化型ポリウレタンエラス
トマーの消泡性改良方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31699893A JP3256357B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31699893A JP3256357B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165869A true JPH07165869A (ja) | 1995-06-27 |
JP3256357B2 JP3256357B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18083281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31699893A Expired - Lifetime JP3256357B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 常温硬化型ポリウレタンエラストマー組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3256357B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000044871A (ja) * | 1998-07-28 | 2000-02-15 | Hodogaya Chem Co Ltd | ポリウレタンウレアノンスリップ材用組成物及びその塗工方法 |
JP2010095996A (ja) * | 2009-11-16 | 2010-04-30 | Hodogaya Chem Co Ltd | ポリウレタンウレアノンスリップ材用組成物 |
JP2018044431A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 中国塗料株式会社 | スラブ式軌道の補修材料、硬化体、スラブ式軌道の補修方法、スラブ式軌道および樹脂組成物 |
US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31699893A patent/JP3256357B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2000044871A (ja) * | 1998-07-28 | 2000-02-15 | Hodogaya Chem Co Ltd | ポリウレタンウレアノンスリップ材用組成物及びその塗工方法 |
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JP2018044431A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 中国塗料株式会社 | スラブ式軌道の補修材料、硬化体、スラブ式軌道の補修方法、スラブ式軌道および樹脂組成物 |
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---|---|
JP3256357B2 (ja) | 2002-02-12 |
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