JPH07165816A - 耐熱性樹脂 - Google Patents
耐熱性樹脂Info
- Publication number
- JPH07165816A JPH07165816A JP31337593A JP31337593A JPH07165816A JP H07165816 A JPH07165816 A JP H07165816A JP 31337593 A JP31337593 A JP 31337593A JP 31337593 A JP31337593 A JP 31337593A JP H07165816 A JPH07165816 A JP H07165816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- resin
- cyclohexylglutarimide
- methyl methacrylate
- group
- Prior art date
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- Pending
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性、耐候性などに優れるものの耐熱性の
劣るメタクリル系樹脂の耐熱性を改良し、高温に晒され
る成形部品などへの適用を可能とする。 【構成】 メタクリル系樹脂をシクロヘキシルアミンに
よってイミド化し、N−シクロヘキシルグルタルイミド
基構造単位を20モル%以上含み、かつ、N−シクロヘ
キシルグルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%
以上100モル%以下であり、熱変形温度が150℃以
上であるN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹脂
を得る。
劣るメタクリル系樹脂の耐熱性を改良し、高温に晒され
る成形部品などへの適用を可能とする。 【構成】 メタクリル系樹脂をシクロヘキシルアミンに
よってイミド化し、N−シクロヘキシルグルタルイミド
基構造単位を20モル%以上含み、かつ、N−シクロヘ
キシルグルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%
以上100モル%以下であり、熱変形温度が150℃以
上であるN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹脂
を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタクリルイミド基含
有耐熱性樹脂に関する。さらに詳しくは、透明性、耐熱
性および耐水性に優れた新規なN−シクロヘキシルグル
タルイミド基含有耐熱性樹脂に関する。
有耐熱性樹脂に関する。さらに詳しくは、透明性、耐熱
性および耐水性に優れた新規なN−シクロヘキシルグル
タルイミド基含有耐熱性樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】メタクリル酸メチル重
合体、すなわち、メタクリル酸メチルなどのメタクリル
酸エステルを用いて構成される重合体(以下、メタクリ
ル系樹脂という)は、透明性、耐候性に優れる反面、耐
熱性が不十分であるため家電あるいは自動車の分野の高
温に晒される用途への利用が制限されるなどの問題があ
り、耐熱性の向上が強く望まれている。
合体、すなわち、メタクリル酸メチルなどのメタクリル
酸エステルを用いて構成される重合体(以下、メタクリ
ル系樹脂という)は、透明性、耐候性に優れる反面、耐
熱性が不十分であるため家電あるいは自動車の分野の高
温に晒される用途への利用が制限されるなどの問題があ
り、耐熱性の向上が強く望まれている。
【0003】そこで、メタクリル系樹脂の耐熱性を向上
させる方法として、例えば、スチレンとメタクリル酸メ
チルを共重合させる方法(特開昭43−26187号公
報)、マレイミドとメタクリル酸メチルを共重合させる
方法(特開昭61−141715号公報)、メタクリル
酸メチル重合体を溶融下にアンモニアまたは第一級アミ
ンと混合してイミド化反応させる方法(特開昭60−2
10606号公報)およびメタクリル酸メチルとN−メ
チルメタクリルアミドの共重合体を高沸点溶媒中でイミ
ド化させる方法(特開昭63−191815号公報)な
どが提案されている。
させる方法として、例えば、スチレンとメタクリル酸メ
チルを共重合させる方法(特開昭43−26187号公
報)、マレイミドとメタクリル酸メチルを共重合させる
方法(特開昭61−141715号公報)、メタクリル
酸メチル重合体を溶融下にアンモニアまたは第一級アミ
ンと混合してイミド化反応させる方法(特開昭60−2
10606号公報)およびメタクリル酸メチルとN−メ
チルメタクリルアミドの共重合体を高沸点溶媒中でイミ
ド化させる方法(特開昭63−191815号公報)な
どが提案されている。
【0004】これらの方法の中では、グルタルイミド樹
脂を合成する方法が耐熱性向上に最も有効であるとされ
ている。しかしながら、このグルタルイミド樹脂を合成
する方法においても、前記の高温に晒される用途への利
用には、耐熱性の面においてなお問題がある。
脂を合成する方法が耐熱性向上に最も有効であるとされ
ている。しかしながら、このグルタルイミド樹脂を合成
する方法においても、前記の高温に晒される用途への利
用には、耐熱性の面においてなお問題がある。
【0005】また、メタクリル系樹脂とシクロヘキシル
アミンとの反応で、N−シクロヘキシルグルタルイミド
樹脂を合成することも知られており、例えば、特開昭6
2−41204号公報、特開平2−142802号公報
などに開示されている。しかし、これら開示された技術
により得られるN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂
の熱変形温度は137〜148℃であり、未だ耐熱性が
不十分である。
アミンとの反応で、N−シクロヘキシルグルタルイミド
樹脂を合成することも知られており、例えば、特開昭6
2−41204号公報、特開平2−142802号公報
などに開示されている。しかし、これら開示された技術
により得られるN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂
の熱変形温度は137〜148℃であり、未だ耐熱性が
不十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性に優
れた、言い換えれば、熱変形温度が150℃以上である
N−シクロヘキシルグルタルイミド基含有耐熱性樹脂を
提供することを課題とする。
れた、言い換えれば、熱変形温度が150℃以上である
N−シクロヘキシルグルタルイミド基含有耐熱性樹脂を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メタクリ
ル系樹脂とシクロヘキシルアミンとを特定の条件で反応
させることによって得られるN−シクロヘキシルグルタ
ルイミド樹脂について詳細に検討した結果、前記一般式
(I)で表わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド
基構造単位および前記一般式(II)で表わされるN−シ
クロヘキシル(メタ)アクリルアミド基構造単位を本願
に特定した含有率で含み、かつ、本願に特定した熱変形
温度を有するN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂
は、透明性、耐熱性および耐水性に優れており、前記の
家電あるいは自動車の分野の高温に晒される用途にも十
分供し得ることを見い出し、本発明に到達した。
ル系樹脂とシクロヘキシルアミンとを特定の条件で反応
させることによって得られるN−シクロヘキシルグルタ
ルイミド樹脂について詳細に検討した結果、前記一般式
(I)で表わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド
基構造単位および前記一般式(II)で表わされるN−シ
クロヘキシル(メタ)アクリルアミド基構造単位を本願
に特定した含有率で含み、かつ、本願に特定した熱変形
温度を有するN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂
は、透明性、耐熱性および耐水性に優れており、前記の
家電あるいは自動車の分野の高温に晒される用途にも十
分供し得ることを見い出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、前記一般式(I)で
表わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単
位を20モル%以上含み、かつ、前記一般式(I)で表
わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単位
と前記一般式(II)で表わされるN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%
以上100モル%以下であり、そして、熱変形温度が1
50℃以上であることを特徴とするN−シクロヘキシル
グルタルイミド基含有耐熱性樹脂に関する。
表わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単
位を20モル%以上含み、かつ、前記一般式(I)で表
わされるN−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単位
と前記一般式(II)で表わされるN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%
以上100モル%以下であり、そして、熱変形温度が1
50℃以上であることを特徴とするN−シクロヘキシル
グルタルイミド基含有耐熱性樹脂に関する。
【0009】以下に、本発明を詳しく説明する。本発明
のN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂(以下、単に
「樹脂」という)は、前記一般式(I)で表わされるN
−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単位および前記
一般式(II)で表わされるN−シクロヘキシル(メタ)
アクリルアミド基構造単位を含み、N−シクロヘキシル
グルタルイミド基構造単位の含有率が20モル%以上、
好ましくは25モル%以上、かつ、N−シクロヘキシル
グルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%以上
100モル%以下、好ましくは35モル%以上100モ
ル%以下であることを特徴とするN−シクロヘキシルグ
ルタルイミド基含有樹脂である。
のN−シクロヘキシルグルタルイミド樹脂(以下、単に
「樹脂」という)は、前記一般式(I)で表わされるN
−シクロヘキシルグルタルイミド基構造単位および前記
一般式(II)で表わされるN−シクロヘキシル(メタ)
アクリルアミド基構造単位を含み、N−シクロヘキシル
グルタルイミド基構造単位の含有率が20モル%以上、
好ましくは25モル%以上、かつ、N−シクロヘキシル
グルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド基構造単位との和が30モル%以上
100モル%以下、好ましくは35モル%以上100モ
ル%以下であることを特徴とするN−シクロヘキシルグ
ルタルイミド基含有樹脂である。
【0010】さらに、本発明の樹脂は、一般式(III)
【0011】
【化3】
【0012】(但し、式中、R4 およびR5 は、水素ま
たはメチル基を表わす。)で表わされる酸無水物構造単
位ならびに、(メタ)アクリル酸構造単位および(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位を含んでもよい。
たはメチル基を表わす。)で表わされる酸無水物構造単
位ならびに、(メタ)アクリル酸構造単位および(メ
タ)アクリル酸エステル構造単位を含んでもよい。
【0013】N−シクロヘキシルグルタルイミド基構造
単位およびN−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド
基構造単位を前記の割合で含有する本発明の樹脂は、後
述する方法で測定された熱変形温度が150℃以上の耐
熱性に優れた樹脂である。
単位およびN−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド
基構造単位を前記の割合で含有する本発明の樹脂は、後
述する方法で測定された熱変形温度が150℃以上の耐
熱性に優れた樹脂である。
【0014】N−シクロヘキシルグルタルイミド基構造
単位の含有率が20モル%未満、かつ、N−シクロヘキ
シルグルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位の合計含有率が30
モル%未満の場合は、樹脂の耐熱性が低い。また、理由
は明らかではないが、前記一般式(II)中のシクロヘキ
シルアミド基が環化してイミド化される際、シクロ環の
立体障害のためか全てがイミド化されることはなく、N
−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド基構造単位の
一部は必ずそのまま残存する。N−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド基構造単位は少ないほど好ましく、
この割合が多くなると成形加工性が低下する。なお、重
合体中のイミド基およびアミド基の含有量は、元素分析
法では正確に求めることができず、本発明においては、
1H−NMR法によって求めた。また、酸基および酸無
水物基の含有量は滴定法によって求めた。
単位の含有率が20モル%未満、かつ、N−シクロヘキ
シルグルタルイミド基構造単位とN−シクロヘキシル
(メタ)アクリルアミド基構造単位の合計含有率が30
モル%未満の場合は、樹脂の耐熱性が低い。また、理由
は明らかではないが、前記一般式(II)中のシクロヘキ
シルアミド基が環化してイミド化される際、シクロ環の
立体障害のためか全てがイミド化されることはなく、N
−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド基構造単位の
一部は必ずそのまま残存する。N−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド基構造単位は少ないほど好ましく、
この割合が多くなると成形加工性が低下する。なお、重
合体中のイミド基およびアミド基の含有量は、元素分析
法では正確に求めることができず、本発明においては、
1H−NMR法によって求めた。また、酸基および酸無
水物基の含有量は滴定法によって求めた。
【0015】本発明の樹脂の製造に使用されるメタクリ
ル系樹脂としては、例えば、メタクリル酸メチル単独重
合体およびメタクリル酸メチルと他のメタクリル酸エス
テル、アクリル酸エステル、スチレン、α−メチルスチ
レンなどとの共重合体などが挙げられる。メタクリル酸
メチル以外のメタクリル酸エステルとしては、例えば、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタク
リル酸tert−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸ベンジルおよびメタクリル酸ラウリル
などが挙げられる。そして、アクリル酸エステルとして
は、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
sec−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジルおよびアクリ
ル酸ラウリルなどが挙げられる。これらメタクリル酸メ
チルとの共重合体を構成する単量体は、単独使用でもよ
く、また、2種以上併用することもできる。なお、本発
明において使用されるメタクリル系樹脂としては、メタ
クリル酸メチル単独重合体およびメタクリル酸メチルと
アクリル酸メチルとの共重合体、メタクリル酸メチルと
スチレンとの共重合体が特に好ましい。共重合体のメタ
クリル酸メチルの含有量は、特に限定されないが、80
モル%以上であるものが好ましい。
ル系樹脂としては、例えば、メタクリル酸メチル単独重
合体およびメタクリル酸メチルと他のメタクリル酸エス
テル、アクリル酸エステル、スチレン、α−メチルスチ
レンなどとの共重合体などが挙げられる。メタクリル酸
メチル以外のメタクリル酸エステルとしては、例えば、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタク
リル酸tert−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸ベンジルおよびメタクリル酸ラウリル
などが挙げられる。そして、アクリル酸エステルとして
は、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
sec−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジルおよびアクリ
ル酸ラウリルなどが挙げられる。これらメタクリル酸メ
チルとの共重合体を構成する単量体は、単独使用でもよ
く、また、2種以上併用することもできる。なお、本発
明において使用されるメタクリル系樹脂としては、メタ
クリル酸メチル単独重合体およびメタクリル酸メチルと
アクリル酸メチルとの共重合体、メタクリル酸メチルと
スチレンとの共重合体が特に好ましい。共重合体のメタ
クリル酸メチルの含有量は、特に限定されないが、80
モル%以上であるものが好ましい。
【0016】本発明の樹脂の製造法は、特に限定されな
いが、メタクリル系樹脂とイミド化物質であるシクロヘ
キシルアミンとを不活性ガス雰囲気下に、150〜36
0℃、好ましくは180〜310℃の温度範囲におい
て、シクロヘキシルアミンとメタクリル系樹脂のエステ
ル基とのモル比が0.5〜1.5、好ましくは0.6〜
1.2の比において反応させる方法が有用である。この
際、圧力および溶媒は必ずしも必要でないが、圧力は上
記反応温度でのシクロヘキシルアミンの蒸気圧以上の圧
力が好ましい。また、溶媒は、メタクリル系樹脂を溶解
して均一状態でのイミド化反応を進行させるために、例
えば、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン
などの芳香族炭化水素類を使用しても何ら問題はない。
また、反応に際しては、反応系内を不活性ガスで十分置
換した後、不活性ガスによって反応系内を上記圧力に維
持するのであるが、この不活性ガスとしては、窒素、ヘ
リウム、アルゴンなどを使用することができる。
いが、メタクリル系樹脂とイミド化物質であるシクロヘ
キシルアミンとを不活性ガス雰囲気下に、150〜36
0℃、好ましくは180〜310℃の温度範囲におい
て、シクロヘキシルアミンとメタクリル系樹脂のエステ
ル基とのモル比が0.5〜1.5、好ましくは0.6〜
1.2の比において反応させる方法が有用である。この
際、圧力および溶媒は必ずしも必要でないが、圧力は上
記反応温度でのシクロヘキシルアミンの蒸気圧以上の圧
力が好ましい。また、溶媒は、メタクリル系樹脂を溶解
して均一状態でのイミド化反応を進行させるために、例
えば、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン
などの芳香族炭化水素類を使用しても何ら問題はない。
また、反応に際しては、反応系内を不活性ガスで十分置
換した後、不活性ガスによって反応系内を上記圧力に維
持するのであるが、この不活性ガスとしては、窒素、ヘ
リウム、アルゴンなどを使用することができる。
【0017】反応温度が150℃未満では、イミド化反
応がほとんど進行せず、また反応温度が360℃を越え
ると、原料であるメタクリル系樹脂の分解反応を併発し
易くなり、低分子量のアミドの副生に起因する着色の原
因となるため好ましくない。さらに、シクロヘキシルア
ミンとメタクリル系樹脂のエステル基とのモル比が0.
5未満では、未反応のエステル基が大量に残存し、樹脂
の耐熱性が劣り、1.5を越えると、シクロヘキシルア
ミド基が大量に残存し、成形加工性が悪くなるためいず
れも好ましくない。また、反応時間は特に制限されない
が、生産性の面からは短時間である方が好ましく、10
分から6時間程度の範囲が望ましい。
応がほとんど進行せず、また反応温度が360℃を越え
ると、原料であるメタクリル系樹脂の分解反応を併発し
易くなり、低分子量のアミドの副生に起因する着色の原
因となるため好ましくない。さらに、シクロヘキシルア
ミンとメタクリル系樹脂のエステル基とのモル比が0.
5未満では、未反応のエステル基が大量に残存し、樹脂
の耐熱性が劣り、1.5を越えると、シクロヘキシルア
ミド基が大量に残存し、成形加工性が悪くなるためいず
れも好ましくない。また、反応時間は特に制限されない
が、生産性の面からは短時間である方が好ましく、10
分から6時間程度の範囲が望ましい。
【0018】本発明で使用されるイミド化物質は、前述
したように、基本的にはシクロヘキシルアミンである
が、他の物質、例えば、メチルアミン、エチルアミン、
プロピルアミンなどの脂肪族第1級アミンおよびアニリ
ン、p−トルイジンなどの芳香族アミンの一種または二
種以上を併用しても何ら問題はない。
したように、基本的にはシクロヘキシルアミンである
が、他の物質、例えば、メチルアミン、エチルアミン、
プロピルアミンなどの脂肪族第1級アミンおよびアニリ
ン、p−トルイジンなどの芳香族アミンの一種または二
種以上を併用しても何ら問題はない。
【0019】本発明の樹脂の製造法で用いられる反応装
置は、本発明の目的を阻害しないものであれば特に限定
されるものではなく、例えば、プラグフロータイプ反応
装置、スクリュー押出タイプ反応装置、塔状反応装置、
管型反応装置、ダクト状反応装置、槽型反応装置などが
用いられる。特に、イミド化を均一に行い、かつ、均一
なN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹脂を得る
ためには、供給口および取り出し口を設けてなる攪拌装
置を備えた槽型反応装置で反応器内全体に混合機能をも
つものが好ましい。
置は、本発明の目的を阻害しないものであれば特に限定
されるものではなく、例えば、プラグフロータイプ反応
装置、スクリュー押出タイプ反応装置、塔状反応装置、
管型反応装置、ダクト状反応装置、槽型反応装置などが
用いられる。特に、イミド化を均一に行い、かつ、均一
なN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹脂を得る
ためには、供給口および取り出し口を設けてなる攪拌装
置を備えた槽型反応装置で反応器内全体に混合機能をも
つものが好ましい。
【0020】ところで、本発明の樹脂の製造法において
は、メタクリル系樹脂とイミド化物質との反応に際し
て、最後に、メタクリル系樹脂とイミド化物質との反応
生成物から揮発性物質の大部分を分離除去する。揮発性
物質の除去は、一般のベント押出機、デボラタイザーな
どを使用して行うか、あるいは、他の方法、例えば、反
応生成物を溶媒で希釈し、多量の非可溶性溶媒中で沈
殿、濾過させて乾燥する方法などを用いて行うことがで
きる。
は、メタクリル系樹脂とイミド化物質との反応に際し
て、最後に、メタクリル系樹脂とイミド化物質との反応
生成物から揮発性物質の大部分を分離除去する。揮発性
物質の除去は、一般のベント押出機、デボラタイザーな
どを使用して行うか、あるいは、他の方法、例えば、反
応生成物を溶媒で希釈し、多量の非可溶性溶媒中で沈
殿、濾過させて乾燥する方法などを用いて行うことがで
きる。
【0021】また、本発明においては、以上のようにし
て得られるN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹
脂には、必要に応じて酸化安定剤、可塑剤、滑剤、紫外
線吸収剤などを添加することができる。
て得られるN−シクロヘキシルグルタルイミド基含有樹
脂には、必要に応じて酸化安定剤、可塑剤、滑剤、紫外
線吸収剤などを添加することができる。
【0022】
【実施例】以下に、実施例および比較例によって、本発
明をさらに詳しく説明するが、これらは本発明を何ら限
定するものではない。なお、以下の実施例および比較例
において各特性は、下記の方法によって求めた。
明をさらに詳しく説明するが、これらは本発明を何ら限
定するものではない。なお、以下の実施例および比較例
において各特性は、下記の方法によって求めた。
【0023】(1)メタクリル酸メチル重合体の数平均
分子量 GPCを用い、市販の標準分子量のポリメチルメタクリ
レートを基準物質として作成した検量線から求めた。
分子量 GPCを用い、市販の標準分子量のポリメチルメタクリ
レートを基準物質として作成した検量線から求めた。
【0024】(2)赤外線吸収スペクトル フーリエ変換方式赤外分光光度計(パーキンエルマー社
製1750型)を用い、KBr法で測定した。
製1750型)を用い、KBr法で測定した。
【0025】(3)熱変形温度 ASTM D648(荷重18.6kg/cm2 )に基
づいて測定した。
づいて測定した。
【0026】(4)樹脂中のイミド化率およびアミド化
率1 H−NMR(日本電子製GSX−400型)により測
定した。
率1 H−NMR(日本電子製GSX−400型)により測
定した。
【0027】(5)ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(島津製作所製DSC−50型)を用
い、昇温速度20℃/分の条件で測定した。
い、昇温速度20℃/分の条件で測定した。
【0028】(6)動的弾性率(E’)と損失弾性率
(E”) 動的粘弾性測定装置(レオメトリックス社製1750
型)を用い、10Hz、昇温速度3℃/分の条件で測定
した。
(E”) 動的粘弾性測定装置(レオメトリックス社製1750
型)を用い、10Hz、昇温速度3℃/分の条件で測定
した。
【0029】実施例1 メタクリル酸メチル重合体(数平均分子量50000)
100gおよびシクロヘキシルアミン119.0g
(1.2モル)を添加し、窒素ガスで十分に置換した
後、窒素ガスによって内圧を20kg/cm2 (ゲージ
圧)に調整した。次いで、十分に攪拌しながら、230
℃に昇温後、4時間反応を継続した。反応終了後、生成
重合体をクロロホルムに溶解した後、n−ヘキサン中に
投入して沈殿させ、濾過回収後、減圧下、100℃で一
昼夜乾燥し、N−シクロヘキシルグルタルイミド基含有
重合体を得た。得られた重合体の赤外吸収スペクトルを
測定したところ、シクロヘキシルアミド基に基づく吸収
が確認され、1 H−NMRによってイミド化率およびア
ミド化率を測定したところ、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基構造単位(以下、単に「イミド単位」とい
う)は63モル%、N−シクロヘキシル(メタ)アクリ
ルアミド基構造単位(以下、単に「アミド単位」とい
う)は29モル%、(メタ)アクリル酸構造単位(以
下、「メタクリル酸単位」という)は7モル%、メタク
リル酸メチル構造単位(以下、「メタクリル酸メチル単
位」という)は1モル%であった。また、この重合体の
物性を評価したところ、以下の通りであった。 Tg :186℃ 熱変形温度 :168℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:188℃
100gおよびシクロヘキシルアミン119.0g
(1.2モル)を添加し、窒素ガスで十分に置換した
後、窒素ガスによって内圧を20kg/cm2 (ゲージ
圧)に調整した。次いで、十分に攪拌しながら、230
℃に昇温後、4時間反応を継続した。反応終了後、生成
重合体をクロロホルムに溶解した後、n−ヘキサン中に
投入して沈殿させ、濾過回収後、減圧下、100℃で一
昼夜乾燥し、N−シクロヘキシルグルタルイミド基含有
重合体を得た。得られた重合体の赤外吸収スペクトルを
測定したところ、シクロヘキシルアミド基に基づく吸収
が確認され、1 H−NMRによってイミド化率およびア
ミド化率を測定したところ、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基構造単位(以下、単に「イミド単位」とい
う)は63モル%、N−シクロヘキシル(メタ)アクリ
ルアミド基構造単位(以下、単に「アミド単位」とい
う)は29モル%、(メタ)アクリル酸構造単位(以
下、「メタクリル酸単位」という)は7モル%、メタク
リル酸メチル構造単位(以下、「メタクリル酸メチル単
位」という)は1モル%であった。また、この重合体の
物性を評価したところ、以下の通りであった。 Tg :186℃ 熱変形温度 :168℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:188℃
【0030】実施例2 シクロヘキシルアミンの添加量を119.0g(1.2
モル)に変えて79.4g(0.8モル)とした以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は66モル%、アミド単位は15モル%、メタク
リル酸単位は11モル%、メタクリル酸メチル単位は8
モル%であった。また、この重合体の物性を評価したと
ころ、以下の通りであった。 Tg :192℃ 熱変形温度 :175℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:193℃
モル)に変えて79.4g(0.8モル)とした以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は66モル%、アミド単位は15モル%、メタク
リル酸単位は11モル%、メタクリル酸メチル単位は8
モル%であった。また、この重合体の物性を評価したと
ころ、以下の通りであった。 Tg :192℃ 熱変形温度 :175℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:193℃
【0031】実施例3 耐圧容器中に、重合体およびシクロヘキシルアミンの他
に、トルエン140gを加えた以外は、実施例1と同様
にして、N−シクロヘキシルグルタルイミド基を含有す
る重合体を得た。この重合体のイミド単位は64モル
%、アミド単位は29モル%、メタクリル酸単位は4モ
ル%、メタクリル酸メチル単位は3モル%であった。ま
た、この重合体の物性を評価したところ、以下の通りで
あった。 Tg :184℃ 熱変形温度 :165℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:187℃
に、トルエン140gを加えた以外は、実施例1と同様
にして、N−シクロヘキシルグルタルイミド基を含有す
る重合体を得た。この重合体のイミド単位は64モル
%、アミド単位は29モル%、メタクリル酸単位は4モ
ル%、メタクリル酸メチル単位は3モル%であった。ま
た、この重合体の物性を評価したところ、以下の通りで
あった。 Tg :184℃ 熱変形温度 :165℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:187℃
【0032】実施例4 メタクリル酸メチル重合体とシクロヘキシルアミンとの
イミド化反応生成物の減圧下での乾燥条件を100℃一
昼夜に変えて190℃一昼夜とした以外は、実施例1と
同様にして、N−シクロヘキシルグルタルイミド基を含
有する重合体を得た。この重合体のイミド単位は65モ
ル%、アミド単位は30モル%、メタクリル酸単位は2
モル%、メタクリル酸メチル単位は1モル%であり、さ
らに、この重合体には、メタクリル酸無水物構造単位が
2モル%含まれていた。また、この重合体の物性を評価
したところ、以下の通りであった。 Tg :188℃ 熱変形温度 :170℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:190℃
イミド化反応生成物の減圧下での乾燥条件を100℃一
昼夜に変えて190℃一昼夜とした以外は、実施例1と
同様にして、N−シクロヘキシルグルタルイミド基を含
有する重合体を得た。この重合体のイミド単位は65モ
ル%、アミド単位は30モル%、メタクリル酸単位は2
モル%、メタクリル酸メチル単位は1モル%であり、さ
らに、この重合体には、メタクリル酸無水物構造単位が
2モル%含まれていた。また、この重合体の物性を評価
したところ、以下の通りであった。 Tg :188℃ 熱変形温度 :170℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:190℃
【0033】比較例1 シクロヘキシルアミンの添加量を119.0g(1.2
モル)に変えて39.7g(0.4モル)とした以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は41モル%、メタクリル酸単位は8モル%、メ
タクリル酸メチル単位は51モル%であった。また、こ
の重合体の物性を評価したところ、以下の通りであっ
た。 Tg :153℃ 熱変形温度 :138℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:154℃
モル)に変えて39.7g(0.4モル)とした以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は41モル%、メタクリル酸単位は8モル%、メ
タクリル酸メチル単位は51モル%であった。また、こ
の重合体の物性を評価したところ、以下の通りであっ
た。 Tg :153℃ 熱変形温度 :138℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:154℃
【0034】比較例2 反応温度を230℃に変えて145℃としたこと、およ
び、反応時間を4時間に変えて8時間としたこと以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は2モル%、アミド単位は20モル%と低いもの
であった。また、この重合体の物性を評価したところ、
以下の通りであった。 Tg :122℃ 熱変形温度 :110℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:123℃
び、反応時間を4時間に変えて8時間としたこと以外
は、実施例1と同様にして、N−シクロヘキシルグルタ
ルイミド基を含有する重合体を得た。この重合体のイミ
ド単位は2モル%、アミド単位は20モル%と低いもの
であった。また、この重合体の物性を評価したところ、
以下の通りであった。 Tg :122℃ 熱変形温度 :110℃ 損失弾性率(E”)分散ピーク:123℃
【0035】
【発明の効果】メタクリル系樹脂の優れた透明性、耐候
性などを維持しつつ、イミド化によりその耐熱性を向上
させることにより、これまで利用が制限されていた家
電、自動車などの高温に晒される成形部品への適用が可
能となった。
性などを維持しつつ、イミド化によりその耐熱性を向上
させることにより、これまで利用が制限されていた家
電、自動車などの高温に晒される成形部品への適用が可
能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (但し、式中、R1 およびR2 は、水素またはメチル基
を表わす。)の構造単位を20モル%以上含み、かつ、
一般式(I)の構造単位と、一般式(II) 【化2】 (但し、式中、R3 は、水素またはメチル基を表わ
す。)の構造単位との和が30モル%以上100モル%
以下であり、そして、熱変形温度が150℃以上である
ことを特徴とする耐熱性樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337593A JPH07165816A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 耐熱性樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337593A JPH07165816A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 耐熱性樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165816A true JPH07165816A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18040515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31337593A Pending JPH07165816A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 耐熱性樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165816A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069434A (ja) * | 2014-09-27 | 2016-05-09 | 株式会社日本触媒 | イミド構造含有(メタ)アクリル系樹脂 |
JP2017039850A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 三菱レイヨン株式会社 | 共重合体、共重合体の製造方法、樹脂組成物、成形体及び車両 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31337593A patent/JPH07165816A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069434A (ja) * | 2014-09-27 | 2016-05-09 | 株式会社日本触媒 | イミド構造含有(メタ)アクリル系樹脂 |
JP2017039850A (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 三菱レイヨン株式会社 | 共重合体、共重合体の製造方法、樹脂組成物、成形体及び車両 |
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