JPH0716570U - ブレーキ装置付きモータ - Google Patents

ブレーキ装置付きモータ

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JPH0716570U
JPH0716570U JP4551393U JP4551393U JPH0716570U JP H0716570 U JPH0716570 U JP H0716570U JP 4551393 U JP4551393 U JP 4551393U JP 4551393 U JP4551393 U JP 4551393U JP H0716570 U JPH0716570 U JP H0716570U
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JP
Japan
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brake
brake device
meshing portion
motor
tooth
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Pending
Application number
JP4551393U
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English (en)
Inventor
豊 唐沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、特に、歯先の変形や摩耗等を回避
すると共に、急制動による歯欠けを防止するようにした
ブレーキ装置付きモータを提供することを目的とする。 【構成】 本考案によるブレーキ装置付きモータは、回
転軸(1)に固定されたブレーキロータ(8)の第1噛
合部(8a)とハウジング(3)に固定されたブレーキ
板(10)の第2噛合部(10a)とを適宜に噛み合わ
せて前記回転軸(1)の回転を停止させるブレーキ装置
(6)を備えたブレーキ装置付きモータにおいて、前記
第1噛合部(8a)の各歯形及び前記第2噛合部(10
a)の各歯形を台形状にしたことにより、歯先の変形や
摩耗等を回避すると共に、急制動による歯欠けを防止す
ることができる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレーキ装置付きモータに関し、特に、歯先の変形や摩耗等を回避 すると共に、急制動による歯欠けを防止するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般的に利用されていたこの種のブレーキ装置付きモータとしては、 図2で示す構成が採用されている。
【0003】 図2において、符号1で示すものは回転軸であり、この回転軸1にはロータ2 が固定されている。このロータ2の周囲にはハウジング3に固定されたステータ 4が配設され、このステータ4には磁界を発生させるステータ巻線5が巻回され ている。前記ハウジング3の前部には、回転軸1の回転を適宜に停止させるブレ ーキ装置6が配設され、このブレーキ装置6は、ロータ2の前端面にボルト7を 介して固定されたブレーキロータ8と、ハウジング3の前端壁3aに固定された ピン9に対して軸線方向に摺動自在に係合されたブレーキ板10と、このブレー キ板10をブレーキロータ8に向けて付勢するバネ11と、ハウジング3に固定 されると共に、ブレーキ板10を磁気結合して前記ブレーキロータ8に対する噛 合を解除するブレーキ用電磁部12とを主として備えている。
【0004】 前記ブレーキロータ8に環状に配設された第1噛合部8aと、前記ブレーキ板 10に環状に配設された第2噛合部10aは、かさ歯車を構成すると共に、歯同 士を対向させるように配設されている。また、前記第1噛合部8a及び第2噛合 部10aの各歯形は、図3に示すように、三角形状をなすと共に、第1噛合部8 aの各山部8aAと第2噛合部10aの各谷部10aB、並びに第1噛合部8a の各谷部8aBと第2噛合部10aの各山部10aAとが噛み合うような形状に なっている。なお、前記ハウジング3の後部には、回転軸1の回転速度を検出す るための周知のレゾルバ13が格納されている。
【0005】 次に、従来のブレーキ装置付きモータは上述のように構成され、その動作につ いて説明する。 先ず、電源を入れてステータ4を励磁させることにより、ロータ2を介して回 転軸1を回転させる。なお、回転軸1をフリー回転させるために、ブレーキ用電 磁部12は予じめ励磁されており、その磁力により、ブレーキ板10は、ブレー キ用電磁部12に磁気結合され、ブレーキロータ8に対して噛合していない。そ して、回転軸1を停止させる必要が生じた場合、ブレーキ用電磁部12への通電 を止めて、電磁部12を非励磁状態にする。その結果、バネ11の付勢力により 、ブレーキ板10の第2噛合部10aとブレーキロータ8の第1噛合部8aとが 噛合し、回転軸1の回転を強制的に停止させることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来のブレーキ装置付きモータは、以上のように構成されていたため、次のよ うな課題が存在していた。 すなわち、第1及び第2噛合部8a及び10aの各歯形は、三角形状をなして いるので、第1噛合部8aを第2噛合部10aとが噛合する際、回転軸1と一緒 に回転している第1噛合部8aの歯先8aCが、第2噛合部10aの歯先10a Cに対して回転方向に衝突する。その結果、歯先8aC及び10aCに摩耗や変 形等が発生すると共に、急制動やブレーキ装置6の繰り返しの使用によって、歯 欠けが発生してしまうといった問題点があった。
【0007】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、歯先の 変形や摩耗等を回避すると共に、急制動による歯欠けを防止するようにしたブレ ーキ装置付きモータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によるブレーキ装置付きモータは、回転軸に固定されたロータと、ハウ ジングに固定されたステータとの協働により回転軸を回転させると共に、前記回 転軸に固定されたブレーキロータの第1噛合部と前記ハウジングに固定されたブ レーキ板の第2噛合部とを適宜に噛み合わせて前記回転軸の回転を停止させるブ レーキ装置を備えたブレーキ装置付きモータにおいて、 前記第1噛合部の各歯形及び前記第2噛合部の各歯形を台形状にした構成であ る。
【0009】
【作用】
本考案によるブレーキ装置付きモータにおいては、ブレーキロータとブレーキ 板との噛合を解除した状態で、ステータを励磁して回転軸を回転させる。そして 、回転軸を停止させる必要性が生じた場合、ブレーキ装置を作動させてブレーキ 板をブレーキロータに向けて移動させる結果、各歯形が台形状に形成されたブレ ーキロータの第2噛合部とブレーキ板の第2噛合部との噛合によって、回転軸の 回転を強制的に停止させることができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面と共に本考案によるブレーキ装置付きモータの好適な実施例につい て詳細に説明する。なお、ここでの説明において、従来例の説明で利用した図2 を再度援用して説明すると共に、従来例と同一又は同等部分については同一符号 を付す。
【0011】 図2において、回転軸1に固定されたロータ2の周囲には、ハウジング3に固 定されたステータ4が配設され、このステータ4には磁界を発生させるステータ 巻線5が巻回されている。前記ハウジング3の前部には、回転軸1の回転を適宜 に停止させるブレーキ装置6が配設され、このブレーキ装置6は、ロータ2の前 端面に固定されたブレーキロータ8と、ハウジング3に固定されたピン9を介し て軸線方向に摺動自在なブレーキ板10と、このブレーキ板10をブレーキロー タ8に向けて付勢するバネ11と、ブレーキ板10を磁気結合して前記ブレーキ ロータ8に対する噛合を解除するブレーキ用電磁部12とを主として備えている 。
【0012】 前記ブレーキロータ8に環状に配設された第1噛合部8aと、前記ブレーキ板 10に環状に配設された第2噛合部10aは、かさ歯車を構成すると共に、歯同 士を対向させるように配設されている。また、前記第1噛合部8a及び第2噛合 部10aの各歯形は、図1に示すように、台形状に形成されている。従って、台 形状の第1噛合部8aの各山部8aAと台形状の第2噛合部10aの各谷部10 aB並びに、台形状の第1噛合部8aの各谷部8aBと台形状の第2噛合部10 aの各山部10aAとが噛み合うような形状になっている。
【0013】 次に、本考案のブレーキ装置付きモータは上述のように構成され、その動作に ついて説明する。 先ず、電源を入れてステータ4を励磁させることにより、ロータ2を介して回 転軸1を回転させる。なお、回転軸1をフリー回転させるために、ブレーキ用電 磁部12は予じめ励磁されており、その磁力により、ブレーキ板10は、ブレー キ用電磁部12に磁気結合され、ブレーキロータ8に対して噛合していない。そ して、回転軸1を停止させる必要が生じた場合、ブレーキ用電磁部12への通電 を止めて、電磁部12を非励磁状態にする。その結果、バネ11の付勢力により 、ブレーキ板10がブレーキロータ8に向けて移動し、回転軸1と一緒に回転し ているブレーキロータ8の歯先8aCとばね付勢されたブレーキ板10の歯先1 0aCとが衝突しながら、回転軸1の勢いを弱めつつ、最終的に第1噛合部8と 第2噛合部10aとが適切に噛合して、回転軸1の回転を強制的に停止させるこ とができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によるブレーキ装置付きモータは、以上のように構成されているため、 次のような効果を得ることができる。 すなわち、回転軸に固定されたブレーキロータの第1噛合部の各歯形及び前記 ハウジングに固定されたブレーキ板の第2噛合部の各歯形を台形状にしたことに より、第1及び第2噛合部の歯先の強度を高めることができる結果、噛合部の歯 先同士の衝突に際して、歯先の変形や摩耗等及び急制動による歯欠けを適切に防 止することができると共に、モータの寿命や性能を大幅に向上させることがでる といった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブレーキ装置付きモータの要部である
ブレーキ装置を示す要部拡大断面図である。
【図2】一般的なブレーキ装置付きモータを示す断面図
である。
【図3】従来のブレーキ装置の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 2 ロータ 3 ハウジング 4 ステータ 6 ブレーキ装置 8 ブレーキロータ 8a 第1噛合部 10 ブレーキ板 10a 第2噛合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)に固定されたロータ(2)
    と、ハウジング(3)に固定されたステータ(4)との
    協働により回転軸(1)を回転させると共に、前記回転
    軸(1)に固定されたブレーキロータ(8)の第1噛合
    部(8a)と前記ハウジング(3)に固定されたブレー
    キ板(10)の第2噛合部(10a)とを適宜に噛み合
    わせて前記回転軸(1)の回転を停止させるブレーキ装
    置(6)を備えたブレーキ装置付きモータにおいて、 前記第1噛合部(8a)の各歯形及び前記第2噛合部
    (10a)の各歯形を台形状にしたことを特徴とするブ
    レーキ装置付きモータ。
JP4551393U 1993-08-20 1993-08-20 ブレーキ装置付きモータ Pending JPH0716570U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4551393U JPH0716570U (ja) 1993-08-20 1993-08-20 ブレーキ装置付きモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4551393U JPH0716570U (ja) 1993-08-20 1993-08-20 ブレーキ装置付きモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716570U true JPH0716570U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12721503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4551393U Pending JPH0716570U (ja) 1993-08-20 1993-08-20 ブレーキ装置付きモータ

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JP (1) JPH0716570U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469982Y1 (ko) * 2012-04-18 2013-11-19 주식회사 포세 풀림 방지를 위한 리프팅용 모터

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