JPH07165138A - 搭載装置 - Google Patents

搭載装置

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JPH07165138A
JPH07165138A JP5310777A JP31077793A JPH07165138A JP H07165138 A JPH07165138 A JP H07165138A JP 5310777 A JP5310777 A JP 5310777A JP 31077793 A JP31077793 A JP 31077793A JP H07165138 A JPH07165138 A JP H07165138A
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JP
Japan
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bolt
rod
hole
chassis
detection
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JP5310777A
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English (en)
Inventor
Sueta Igata
末多 井形
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の組立てラインにおけるボディとシャ
ーシの位置決め搭載等のように、一つの部材の上に他の
部材を位置決めして載せる作業を全て機械化して自動的
に行えるようにすること。 【構成】 第1の部材に備える棒状体を別の第2の部材
に開けた孔に差し込み、第1の部材を第2の部材の上に
位置決めして載せるに際して、孔の位置を検出手段によ
って先行して検出し、この検出した位置を基準として第
1の部材の棒状体を孔に合わせた位置に設定することに
よって、孔への棒状体の差し込みと同時に第2の部材へ
の第1の部材の位置決め搭載を可能とする。孔の位置検
出には、たとえばこの孔に入り込む検知ロッドを備えて
おき、孔に入り込んだときの検知ロッドの位置を基準に
して棒状体の位置の設定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車の製造
ラインにおいて、エンジン等を積載したシャーシにボデ
ィを位置決めして載せるための搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立てラインでは、シャーシに
エンジンやトランスミッション等の機関系統及びサスペ
ンション等を装備したものに対し、ボディを被せてシャ
ーシに固定する作業が行われる。
【0003】このボディとシャーシとの間の連結固定の
作業は、シャーシの側部にボルトを通す孔を開けた固定
座を複数設け、ボディにはこれらの固定座の孔に挿し通
すボルトを吊り下げておき、ボディを被せるときにこの
ボルトを孔に通してナットで締め上げるという要領で行
われる。
【0004】この場合、組立てを容易にするためと、シ
ャーシ側及びボディ側の寸法誤差の吸収のため、固定座
のボルト用の孔はボルトの外径に比べて大きくすること
は当然である。そして、ラインでは、間欠的又は連続的
に走行する搬送ライン上のシャーシに対してクレーンに
よってボディをシャーシに合わせて操作し、通常は4人
のオペレータが手作業でボルトを固定座の孔に差し込む
作業を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シャーシにボディを被
せるとき、エンジンや排気管及びその他の部材が前後左
右に突き出る外郭なので、一般にはボディを真っ直ぐに
降ろしてシャーシに被せる作業は不可能とされている。
実際には、エンジン等の部材の形状に合わせてボディを
斜めに倒した姿勢でシャーシの上に被せていき、これに
従ってオペレータがボルトを固定座の孔に挿し込む作業
を強いられている。
【0006】このような手作業では、ボルトを無理やり
固定座の孔に差し込むようなことも多く、作業負担が大
きいほか安全性の面での問題もある。また、4人のオペ
レータによる同時作業なので、各人の熟練度やコンビネ
ーションに影響を受けやすく、ライン速度にも上限があ
って効率向上への展開には困難性がある。
【0007】このような自動車の組立てラインだけでな
く、各種の製造ラインにおいても、二つの部材や装置を
ボルトとこれを通す孔との間の連接処理が手作業で行わ
れることが多く、同様の問題を生じている。
【0008】本発明において解決すべき課題は、たとえ
ば自動車の組立てラインにおけるボディとシャーシの位
置決め搭載等のように、一つの部材の上に他の部材を位
置決めして載せる作業を全て機械化して自動的に行える
ようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の部材に
備える棒状体を別の第2の部材に開けた孔に差し込み、
前記第1の部材を第2の部材の上に位置決めして載せる
搭載装置であって、前記孔の位置を検出する検出手段
と、該検出手段によって検出された前記孔の位置に対応
して前記棒状体の位置を設定する手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。また、孔に下方から入り込む検知ロッ
ドと、棒状体をクランプして孔への差し込み方向にガイ
ドするクランプユニットとを備え、検知ロッドによる孔
の位置検知信号に基づきクランプユニットにより棒状体
をガイドする制御系を備えた構成としてもよい。
【0010】検知ロッド及びクランプユニットのそれぞ
れに、孔への検知ロッド及び棒状体の倣い動作を可能と
する倣いユニットを備えることができる。
【0011】更に、第1の部材を自動車のボディとする
と共に棒状体をボディの下端に吊り下げた複数のボルト
とし、第2の部材をシャーシとすると共に孔をこのシャ
ーシに開けられたボルトが差し込まれるボルト孔とする
ことができる。
【0012】
【作用】第1の部材に設けた孔を検出手段によって先行
して検出し、その後この検出位置に基づいて棒状体を孔
の中に差し込める位置に位置設定手段によって設定すれ
ば、孔の位置を基準にして棒状体の位置を合わせること
ができ、第2の部材を第1の部材側に下降させていけば
棒状体が孔に差し込まれながらこれらの第2の部材が第
1の部材の上に搭載される。
【0013】検知ロッドを備えた場合では、この検知ロ
ッドを孔の下方から差し込むことによって検知ロッドの
位置が機械的に拘束されるのでその位置が検出可能であ
り、これを基準にしてクランプユニットによって棒状体
を孔に向けて機械的にガイドするようにすれば、第1の
部材に第2の部材を載せるときに位置決めされながら搭
載作業が行える。
【0014】この検知ロッド及びクランプユニットのそ
れぞれに倣いユニットを設けた場合では、孔への検知ロ
ッド及び棒状体の差し込みの際に倣い動作が可能とな
り、孔に対して検知ロッド及び棒状体の芯が少しずれて
いても差し込みが速やかに行われる。
【0015】更に、自動車のボディに吊り下げたボルト
及びシャーシのボルト孔に適用する場合でも、ボルト孔
の位置を先に検出してこれに合わせてボルトの位置を設
定することで、同様な作業が可能となる。
【0016】
【実施例】本発明を自動車の組立てラインにおけるシャ
ーシへのボディ搭載に適用した例を実施例として説明す
る。
【0017】図1はシャーシとボディとを示す斜視図で
ある。
【0018】図において、ボディ50の左右の両端の下
端には合計8本のボルト51が或る程度自由に動けるよ
うに吊り下げられた状態にセットされている。ボディ5
0を載せるシャーシ52には各ボルト51に対応する位
置に連結座52aを設け、これらの固定座52aにはボ
ルト51の径よりも少し大きなボルト孔52bを開けて
いる。ボディ50はシャーシ52の上に被せながら各ボ
ルト51をボルト孔52bに通して搭載され、これまで
の作業を図2に示す搭載設備において行ない、その後ナ
ット(図示せず)を固定座52aの下でボルト51に結
合することによって、ボディ50をシャーシ51に連結
固定する。
【0019】図2において、搭載設備のラインには、ボ
ディ50を支持する4本のサポートポスト60を備え、
天井走行クレーン(図示せず)によってボディ50を搬
入してこれらのサポートポスト60に載せる。
【0020】サポートポスト60は、ラインを挟んで配
置した2列のベースフレーム61の上を走行する台車6
2の上に搭載され、ライン方向に配置した2本のサポー
トポスト60の間隔を変更することができる。また、サ
ポートポスト60は、コラム60aとこれに対して油圧
駆動等によって昇降可能な逆L字状のシフタ60bを備
えると共に、このシフタ60bに連接されて水平方向に
ストローク動作可能なハンガー60cを備えたものであ
る。
【0021】このようなサポートポスト60によって、
ボディ50の長さや幅に対応してハンガー60cの位置
を設定できると共に、コラム60aの昇降量に応じて各
ハンガー60cのレベルを変更することにより、これら
の上に載せたボディ50を傾けた姿勢に設定できる。ま
た、同様にコラム60aの下降動作によってボディ50
をシャーシ51の上に搭載する作業も可能となる。
【0022】シャーシ52はパレット台車70によって
間欠的にラインに供給されて所定の位置に停止する。そ
して、この停止しているシャーシ52に対してハンガー
60cによって保持されているボディ50を被せること
によって組立てを行なう。
【0023】ベースフレーム60の内側に沿う位置には
4台ずつの搭載ハンドリング装置1を設置する。これら
の搭載ハンドリング装置1は、シャーシ51の仕様に応
じて変わる固定座52aのボルト孔52bの位置に対応
させて配備されるもので、全て同じ機構を持つ。
【0024】図3は搭載ハンドリング装置1をラインの
下流側から見た正面図、図4は図3の右側面図、図5は
平面図、図6は図3のA−A線矢視図である。
【0025】搭載ハンドリング装置1は、図2に示すよ
うに、ラインを挟んで配置した2列の共通のベース2の
レール2a上を走行可能であり、そのポスト1aの下端
にはモータ1bを駆動源として備えると共にラック・ピ
ニオン機構1a−1によってベース2側に連接されてい
る。
【0026】ポスト1aにはラインの中央側に延ばした
2本のアーム1c,1dを備え、下段のアーム1cの先
端にはシャーシ52のボルト孔52bを検知して搭載ハ
ンドリング装置1を位置決めするための検知・位置決め
ユニット3を設ける。
【0027】この検知・位置決めユニット3は、水平面
内で移動するシフトフレーム4,このシフトフレーム4
の先端に設けられて鉛直方向に移動する昇降フレーム5
及びシフトフレーム4の上端に配置したボルトガイドフ
レーム6を備えたものである。
【0028】シフトフレーム4は、アーム1cに設けた
レール1c−1上をリニアモータ4bの駆動によって図
3において左右に水平方向に移動する第1ベース4a,
この第1ベース4a上に連接され図面と直交する方向に
リニアモータ4d駆動によって移動する第2ベース4c
を備えたものである。これにより、リニアモータ4b,
4dの作動によって、シフトフレーム4はX−Y平面内
での動きが可能である。
【0029】昇降フレーム5は、シフトフレーム4の先
端面に設けたレール4e上をシリンダ5aの駆動によっ
て昇降可能であり、上端にはシャーシ52のボルト孔5
2bの中に入り込む検知ロッド7を備える。
【0030】検知ロッド7はその軸線を鉛直姿勢として
保持されたもので、ボルト孔5bへの差し込みの自由度
を持たせるために、昇降フレーム5に対してX−Y方向
への倣いを可能とする倣いユニット8を介して連接す
る。この倣いユニット8は、凹状断面を持つマウントブ
ロック8aに、図3に示すように左右方向に支軸8bを
組み込み、この支軸8bにスプリング8cを介して可動
ブロック8dを連接したものである。そして、図7の拡
大平面図に示すように、可動ブロック8dにはマウント
ブロック8aの支軸8bと軸線が直交する姿勢の2本の
保持軸8eを設け、これらの保持軸8eに摺動自在とし
たブラケット8fの両端にスプリング8gを介装する。
【0031】このような機構を持つ倣いユニット8で
は、図7においてブラケット8fはX−Yの二次元的な
動きが可能であり、その先端に設けた検知ロッド7をボ
ルト孔52に差し込むときに芯が少しずれていても検知
ロッド7がボルト孔52に倣い動作してこれに差し込む
ことができる。
【0032】ボルトガイドフレーム6は、シフトフレー
ム4の上端に設けたレール4e上をリニアモータ6bの
駆動によって図3において左右に水平方向に移動する第
1ベース6a,この第1ベース6a上に連接され図面と
直交する方向にリニアモータ6d駆動によって移動する
第2ベース6cを備えたものである。これにより、シフ
トフレーム4と同様にボルトガイドフレーム6はX−Y
平面内での動きが可能である。
【0033】ボルトガイドフレーム6の先端には、シリ
ンダ6eによって上下動作する昇降ブロック6fを設け
る。そして、この昇降ブロック6fには、ボルト孔52
bにボルト51を差し込むときの案内となる2枚刃のガ
イド爪9を設ける。このガイド爪9はそれぞれの基端に
リンク機構を介して連接したシリンダ9aによって開閉
動作する。また、2枚のガイド爪9は、これらの対向面
に半円形状の切欠9bを持ち、これらによって形成され
る円形の開口をボルト51が通ることになる。そして、
切欠9bの周りには、図8に示すように上側が広くなる
テーパ面9cを設け、このテーパ面9cを利用してボル
ト51をガイドする。
【0034】一方、上段のアーム1dには、ボディ50
に吊り下がっているボルト51を拘束してこれをシャー
シ52のボルト孔52bにガイドするボルトクランプユ
ニット10を設ける。
【0035】このボルトクランプユニット10は、検知
・位置決めユニット3と同様に、水平面内で移動するシ
フトフレーム11及びこのシフトフレーム11の先端に
設けられて鉛直方向に移動する昇降フレーム12を備
え、昇降フレーム12にクランプユニット13を設けた
ものである。
【0036】シフトフレーム11は、アーム1dに設け
たレール1d−1上をリニアモータ11bの駆動によっ
て図3において左右に水平方向に移動する第1ベース1
1a,この第1ベース11a上に連接され図面と直交す
る方向にリニアモータ11d駆動によって移動する第2
ベース11cを備えたものであり、シフトフレーム4は
X−Y平面内での動きが可能である。
【0037】昇降フレーム12はシフトフレーム11の
先端面に設けたレール11e上をシリンダ12aの駆動
によって昇降可能であり、下端には図7で示したものと
同様の機構の倣いユニット12bを介してクランプユニ
ット13を連接している。
【0038】クランプユニット13は、2枚刃のクラン
プ爪13aをシリンダ13bによって開閉動作可能とし
たもので、ボディ50に吊り下がっているボルト51の
周りを拘束してその軸線をほぼ鉛直姿勢に保持可能とし
たものである。また、クランプユニット13の下端部に
は、たとえば光学式のセンサ13cを組み込み、これに
よってボディ50の下端のレベルを検出可能としてお
く。
【0039】このような搭載ハンドリング装置1では、
検知ロッド7によってシャーシ52のボルト孔52aの
位置を検知し、この検知ロッド7の位置を基準にしてク
ランプユニット13の位置を決めるように検知・位置決
めユニット3及びボルトガイドユニット10の動作の全
てをコントローラ(図示せず)によって制御する。
【0040】このボルト孔52aの位置を基準とする制
御のため、検知ロッド7がパレット台車70上のシャー
シ50のボルト孔52bに入り込んだ時点の位置をデー
タとして、各部が動作すべき位置信号をコントローラが
出力する。この検知ロッド7の最終的な基準位置の検出
は、図7で示した倣いユニット8に組み込んだ2個の差
動トランス14a,14bを利用して行なう。
【0041】一方の差動トランス14aは、マウントブ
ロック8aに固定され、その軸線を可動ブロック8dの
移動方向と平行にして先端をこの可動ブロック8dの一
部に突き当てて配置されている。これによって、差動ト
ランス14aは可動ブロック8dの変位量を検出するこ
とができ、図3においては左右方向の位置が検知され
る。
【0042】また、他方の差動トランス14bは、可動
ブロック8dに固定され、その軸線をブラケット8fの
移動方向と平行にしてその先端をこのブラケット8fの
一部に突き当てたものである。この差動トランス14b
は、図7においてブラケット8fの上下方向の変位量を
検出し、図3においては図面と直交する方向の位置が検
知される。
【0043】このような差動トランス14a,14bを
備えたことによって、倣いユニット8に連接された検知
ロッド7のX−Y方向の位置が検出され、ボルト孔52
bに入り込んでいるときの検知ロッド7の位置を正確に
知ることができる。
【0044】検知ロッド7の平面位置を決めるものは、
搭載ハンドリング装置1のベース2上での位置及び検知
・位置決めユニット3のシフトフレーム4の繰り出し量
である。したがって、パレット台車70上のシャーシ5
2のボルト孔52bに対して検知ロッド7の位置を大方
合わせたとき、搭載ハンドリンス装置1及びシフトフレ
ーム4の位置を検出してこれをコントローラに入力す
る。この位置検出の方法としては、モータ1bやシリン
ダ4bの作動状況の信号等を利用すればよい。
【0045】このような検知ロッド7の初期の位置の検
出の後に、実際にこの検知ロッド7がボルト孔52bに
入り込んだときの倣いユニット8による検知ロッド7の
位置を作動トランス14a,14bによって検出してコ
ントローラに入力する。そして、この後には、検知ロッ
ド7の位置を基準として、ボルトガイドフレーム6のシ
リンダ6bによる繰り出し量及びボルトクランプユニッ
ト10のシリンダ11bによるクランプユニット13の
繰り出し量を設定する。
【0046】ここで、図2に示した搭載設備では、台車
パレット70によって搬入されたシャーシ52に対し
て、その仕様に対応するように予め搭載ハンドリング装
置1の必要台数とその位置を決めて配置する。そして、
クレーンからハンガー60cに移載されたボディ50
は、サポートポスト60,コラム60a,60b及びハ
ンガー60cのそれぞれの動作によって、シャーシ52
に位置を対応させて待機させる。その後、ハンガー60
cのレベルの調整により、ボディ50を少し傾けた姿勢
として、たとえばボディ50の前端側を先に降ろし次第
に後部側を下げていく要領でボルト51をボルト孔52
bの中に差し込んでいく。
【0047】図9〜図14は一つのボルト孔52bにボ
ルト51を差し込むときの搭載ハンドリング装置1の作
動を順に示すものである。
【0048】図9は待機位置の状態であって、固定位置
にあるシャーシ52のボルト孔52bを目標としてボデ
ィ50のボルト51がその上方に位置している。搭載ハ
ンドリング装置1の検知・位置決めユニット3及びボル
トクランプユニット10はいずれもポスト1a側に退避
している。そしてこの待機位置にある検知ロッド7と、
シャーシ52のボルト孔52bの位置関係は予めコント
ローラに入力しておくものとし、これに基づいて検知・
位置決めユニット3の繰り出し量を決める。
【0049】図10は検知・位置決めユニット3のシフ
トフレーム4を繰り出して検知ロッド7をボルト孔52
bの真下に位置させた状態である。このとき、ボルトガ
イドフレーム6も動作してそのガイド爪6の切欠9bの
中心がボルト孔52bの中心に一致するように設定され
る。
【0050】この後、図11のように昇降フレーム5が
上昇して検知ロッド7がボルト孔52bに差し込まれ、
固定座52aから突き出た部分の検知ロッド7はガイド
フレーム6の昇降ブロック6fの下降とシリンダ9aの
動作によってガイド爪9が挟み込む。この検知ロッド7
のボルト孔52bへの差し込みの際には、これらの検知
ロッド7及びボルト孔52bの芯が少しずれていても、
倣いユニット8の倣い機能によって図8に示すように検
知ロッド7をボルト孔52bに速やかに差し込むことが
できる。そして、この倣いユニット8に設けた作動トラ
ンス14a,14bによる検知ロッド7の位置検出が行
われ、その信号がコントローラに入力される。
【0051】この信号に基づいてボルトクランプユニッ
ト10のシフトフレーム11の位置設定がシリンダ11
b,11dによって行われ、図11中の一点鎖線で示す
ようにクランプユニット13を繰り出す。そして、クラ
ンプユニット13はシリンダ12aの作動による昇降フ
レーム12の下降により、クランプ爪13aがボルト5
1をクランプする。
【0052】次いで、図12に示すように昇降フレーム
5の下降によって検知ロッド7がボルト孔52bから引
き抜かれ、固定座52aの上には図8に示すテーパ面9
cを持つガイド爪9だけが残される。そして、ボルトク
ランプユニット10が下降していき、これによってボル
ト51がボルト孔52bの中に差し込まれる。このと
き、ボルト51の下端はガイド爪9のテーパ面9cに沿
う動きが倣いユニット12bによって可能であり、ボル
ト孔52bへの速やかな差し込みが行われる。
【0053】この後、図13に示すように、ボルトガイ
ドフレーム6のガイド爪9を開いてボルト51から離脱
可能とし、シフトフレーム4を図9の元の位置まで戻し
て待機させる。
【0054】最後に、図14に示すようにクランプユニ
ット13のクランプ爪13aによるボルト51の拘束を
解き、シフトフレーム11を図9の元の位置へ戻して待
機させる。
【0055】このように搭載ハンドリング装置1の検知
ロッド7によってシャーシ52のボルト孔52bの位置
を知り、これに合わせてボルトクランプユニット10に
よってボディ50のボルト51をクランプしてこれをボ
ルト孔52bに確実にガイドして差し込むことができ
る。このため、ボディ50をシャーシ52に連結すると
き、人手による作業は全く不要となり、全てを自動化す
ることによって、安全で効率の良い組立て作業が可能と
なる。
【0056】なお、以上の実施例では、自動車のボディ
とシャーシの連結作業について説明したが、これ以外に
も或る部材の孔に他の部材の棒状材等を差し込むような
組立てラインにも本発明が適用できることは無論であ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明により以下の効果を奏する。
【0058】1)たとえば自動車のボディとシャーシの
組立て搭載ラインに適用することで、従来ではシャーシ
のボルト孔へのボディのボルトの差し込みを手作業で行
っていたのに対し、作業の全てを機械化して自動化で
き、安全作業の確保と作業効率の大幅な向上が可能とな
る。
【0059】2)検知ロッドの差し込みによる孔又はボ
ルト孔の機械的な検出や、この検出後の棒状体又はボル
トの差し込みの際、倣い機構を適用することによって、
孔と棒状体又はボルト孔とボルトとの間の多少の芯のず
れを吸収した組立てが行える。このため、特に自動車の
組立てでは、ボディに設けるボルトの位置誤差が大きい
が、これによる障害を生じることなく速やかな搭載作業
が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のボディとそのシャーシの連結を示すた
めの斜視図である。
【図2】シャーシへのボディ搭載設備の概要を示す図で
ある。
【図3】搭載ハンドリング装置をライン方向に見た正面
図である。
【図4】搭載ハンドリング装置をラインの中央側から見
た側面図である。
【図5】図3の搭載ハンドリング装置の平面図である。
【図6】図3のA−A線矢視による図である。
【図7】検知・位置決めユニットに設ける倣いユニット
の詳細を示す平面図である。
【図8】シャーシのボルト孔に検知ロッドが差し込まれ
ボディのボルトがクランプユニットによってクランプさ
れている状態を示す拡大図である。
【図9】ボルトの差し込み前であって搭載ハンドリング
が待機位置にあるときの正面図である。
【図10】検知・位置決めユニットの前進によって検知
ロッドをシャーシのボルト孔の真下に位置させたときの
正面図である。
【図11】検知・位置決めユニットの検知ロッドがシャ
ーシのボルト孔に差し込まれクランプユニットがボルト
のクランプに向かおうとしているときの正面図である。
【図12】検知ロッドがボルト孔から抜かれクランプユ
ニットよってクランプされたボルトがボルト孔に差し込
まれていくときの正面図である。
【図13】検知・位置決めユニットがその待機位置に戻
ったときの正面図である。
【図14】ボルトクランプユニットがその待機位置に戻
ったときの正面図である。
【符号の説明】
1 搭載ハンドリング装置 2 ベース 3 検知・位置決めユニット 4 シフトフレーム 5 昇降フレーム 6 ボルトガイドフレーム 7 検知ロッド 8 倣いユニット 9 ガイド爪 10 ボルトクランプユニット 11 シフトフレーム 12 昇降フレーム 13 クランプユニット 14a 差動トランス 14b 差動トランス 50 ボディ 51 ボルト 52 シャーシ 52a 固定座 52b ボルト孔 60 サポートポスト 61 ベースフレーム 62 台車 70 パレット台車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材に備える棒状体を別の第2の
    部材に開けた孔に差し込み、前記第1の部材を第2の部
    材の上に位置決めして載せる搭載装置であって、前記孔
    の位置を検出する検出手段と、該検出手段によって検出
    された前記孔の位置に対応して前記棒状体の位置を設定
    する手段とを備えてなる搭載装置。
  2. 【請求項2】 第1の部材に備える棒状体を別の第2の
    部材に開けた孔に差し込み、前記第1の部材を第2の部
    材の上に位置決めして載せる搭載装置であって、前記孔
    に下方から入り込む検知ロッドと、前記棒状体をクラン
    プして前記孔への差し込み方向にガイドするクランプユ
    ニットとを備え、前記検知ロッドによる前記孔の位置検
    知信号に基づき前記クランプユニットにより前記棒状体
    をガイドする制御系を備えてなる搭載装置。
  3. 【請求項3】 前記検知ロッド及びクランプユニットの
    それぞれに、前記孔への前記検知ロッド及び棒状体の倣
    い動作を可能とする倣いユニットを備えてなる請求項2
    に記載の搭載装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材を自動車のボディとする
    と共に前記棒状体を前記ボディの下端に吊り下げた複数
    のボルトとし、前記第2の部材をシャーシとすると共に
    前記孔を該シャーシに開けられ前記ボルトが差し込まれ
    るボルト孔としてなる請求項1または2記載の搭載装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009239A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Hino Motors, Ltd. アクスル・モジュール取付け方法および装置

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WO2006009239A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Hino Motors, Ltd. アクスル・モジュール取付け方法および装置

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