JPH07164865A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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Publication number
JPH07164865A
JPH07164865A JP31157593A JP31157593A JPH07164865A JP H07164865 A JPH07164865 A JP H07164865A JP 31157593 A JP31157593 A JP 31157593A JP 31157593 A JP31157593 A JP 31157593A JP H07164865 A JPH07164865 A JP H07164865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchanger
fins
shutter
sectional area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31157593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Terao
公良 寺尾
Katsuya Kusano
勝也 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP31157593A priority Critical patent/JPH07164865A/ja
Publication of JPH07164865A publication Critical patent/JPH07164865A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調装置の熱交換器の冷却フィンに溜まる水
滴を小風量時においても効果的に吹き飛ばせるようにす
る。 【構成】 熱交換器4としてそのフィン間を空気が奥行
き、上下のいずれの方向にも自由に流れるタイプで、撥
水処理をしたものを用い、大風量時にはフロントシャッ
ター5,リアシャッター6を破線51,61で示す位置
に格納して、空気が流れる実質通路断面積を大とし、小
風量時には熱交換器4をフロントシャッター5,リアシ
ャッター6により実線で示すように覆って空気の流れを
直角方向に変えて、フィンを流れる空気の実質通路断面
積を小とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に用いて特に有
用な空調装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】熱交換器のフィン部にたまる凝縮水の滞留
を防ぐ方法としては特開昭54−159759などに開
示されるように熱交換器の表面に撥水処理を施すことが
考案されている。接触角180度近い撥水処理が実現で
きれば、撥水処理のみでフィンに付着している水滴を無
くすことができるが、実際にはそれほどの撥水処理は実
現されていないので、フィンには滴状水滴が付着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者らはこ
の水滴を風で吹き飛ばすことを検討したが、吹き飛ばす
には例えば2m/secという一定風速以上の風を必要
とする。熱交換器を通過する風は必要とする冷却能力を
出すためにコントロールされ、大能力を必要としない
「弱」の時には風速が小さくなっており、水滴を吹き飛
ばすのに必要な風速が得られないという問題がある。
【0004】本発明は、小風量時である「弱」のときに
も充分な風速を得て、水滴を風できれいに吹き飛ばすこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決するために、熱交換器としてそのフィン間を空気が奥
行き、下のいずれの方向にも自由に流れるタイプで、撥
水処理をしたものを用い、大風量時には空気の実質通路
断面積を大とし、小風量時にはフィンを流れる空気の実
質通路断面積を小とするシャッター手段を設けたもので
ある。
【0006】
【作用】風速が遅くなる小風量時にはフィンを流れる空
気の実質通路断面積が小となり、フィンの間を流れる空
気の流速が大きくなるので、撥水処理されたフィンから
水滴がきれいに吹き飛ばされる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例である。図1にお
いてクーリングユニットケース2はおもに樹脂の成型で
作られ、上流のブースタケース1と下流のヒータユニッ
トケース3と接続され、通風路をなす。その中に空気を
冷却するための熱交換器4が配設される。
【0008】熱交換器4は上下幅が奥行き幅よりも大き
く、図1において左から右へ、すなわち熱交換器4の奥
行き方向へ、空気を流したときの実質通路断面積S1
熱交換器4の上から下への方向に空気を流したときの実
質通路断面積S2 が、およそS1 =2S2 か、または
1 >2S2 となっている。また熱交換器4はフィン間
を空気が奥行き、上下のいずれの方向にも自由に流れる
タイプ(例えばフィンを垂直方向に配置したプレートフ
ィン型熱交換器)であり、空気側通路表面を撥水処理が
されている。
【0009】シャッター手段をなすフロントシャッター
5は図6に斜視図と断面図で示すような構成の金属のプ
レスまたは樹脂の成型によって作られ、図1の下端を支
点としてクーリングユニットケース2に支えられ、他端
はリンクに接続されてサーボモータによって移動し、図
6に斜視図と断面図で示したように組み合わされた数枚
の板により伸縮可能に構成されている。フロントシャッ
ター5の非動作時には、図1中の破線51で示すように
縮めてクーリングユニットケース2沿いに格納され、動
作時には熱交換器4の前面に、上部に熱交換器4の奥行
き幅Aとほぼ等しい空気通路を残して下部を塞ぐように
伸びて熱交換器4の前面に密着する位置へ移動し、熱交
換器4の下部へ流入する空気を制限する。
【0010】シャッター手段をなすリアシャッター6は
フロントシャッター5と同様の材質や構造を持つシャッ
ターで、熱交換器4の下流に設置され図1における上端
部でクーリングユニットケース2に支持され、下端はリ
ンクに接続されサーボモータで移動する。リアシャッタ
ー6の非動作時には図1中の破線61で示すようにクー
リングユニットケース2に沿って縮めた状態で格納さ
れ、動作時には熱交換器4の後面に、下部に熱交換器4
の奥行き幅Aとほぼ等しい空気通路を残して上部を塞ぐ
ように伸びて熱交換器4の後面に密着し、熱交換器4の
下流上部から流出する空気の流れを制限する。
【0011】前後のシャッター5,6は連動して動作
し、熱交換器4内部の空気の流れ方向を直角方向に変化
させることにより、熱交換器4内部を流れる空気の流速
を上げる。熱交換器4のフィン表面に付着する水滴を風
で吹き飛ばすために、フィン表面には撥水処理が施され
ている。このとき熱交換器4を通過する風によって水滴
が吹き飛ばされるには、一定以上の風速が必要となる。
(例えば接触角160度の撥水処理では2m/sec以
上)図5に示すように、空調装置の風量と熱交換器4を
通過する風速とは一次の関係が成立する。空調装置の負
荷が高いとき、すなわち大風量のとき、例えば300m
3 /h以上の風量で動作しているときは、熱交換器4の
フィン間風速が2m/s以上となるので、水滴を風で飛
ばすことができる。
【0012】ところが、負荷が低いとき、すなわち小風
量のとき、例えば150〜300m 3 /hの風量で動作
しているときには、大風量時の流れ方向と同じままでは
熱交換器4のフィン間風速が2m/s以上にならないた
めに水滴を風で吹き飛ばすことができなくなる。そこ
で、本システムの熱交換器4前後のシャッター5、6を
閉じて熱交換器4内の空気流れを直角方向に変更し、通
風路断面積を小さくすることで、風速を増加させること
により風による水滴排除効果を高める。
【0013】このとき、本実施例では熱交換器4内の空
気流れの主流方向を図2(1)のように奥行き方向であ
る左から右の水平方向から、図2(2)のように上から
下への直角方向へ変更していることになる。この直角方
向への流れ方向の変化の向きは、上下逆方向でも左右方
向でもよいが、熱交換器4の配置や縦横幅の比によって
変更する必要がある。
【0014】流れを直角方向にしたときは、上から下へ
流す方が、重力に逆らって下から上へ流す場合や、左か
ら右へ流す場合よりも、水滴排除効果が高くなるので望
ましい。第2実施例は図3に示すようにシャッター5,
6のかわりに1枚の板で成形した金属または樹脂のフロ
ントダンパ50とリアダンパ60でシャッター手段を構
成したもので、構造がシンプルなのが特徴である。第2
実施例では、大風量時は図3中の破線501,502で
示す位置にフロントダンパ50とリアダンパ60を収容
して運転され、小風量時には実線で示す位置にフロント
ダンパ50とリアダンパ60とを熱交換器4の空気出入
口に密着させて運転される。
【0015】第3実施例は図4に示すように、シャッタ
ー5,6やダンパ50,60のかわりに、樹脂または金
属の薄膜を利用したフィルムダンパ500,600をシ
ャッター手段として用いた例であり、図4には小風量時
の状態を示してある。大風量時にはフィルムダンパ巻き
取りシャフト7にフィルムダンパ500,600を各々
巻き取った状態で運転される。この実施例はレイアウト
の自由度が高く、フィルムダンパ500,600格納時
に省スペースとなる。
【0016】また、前記制御は、空調器の通常運転時に
動作させ、熱交換器4のフィン間風速を上げることで水
滴を吹き飛ばすようにしているが、駐車時にブロワを一
時的に作動させて熱換器4に付着している水滴を吹き飛
ばすシステムとしてもよく、効果的な水滴排除が達成さ
れる。
【0017】
【発明の効果】小風量のときでも、フィンから水滴がき
れいに吹き飛ばされるので、冷却効率が高くなり、空気
をより低い温度に冷やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図。
【図2】第1実施例の作動説明図であり、(1)は大風
量時の空気の流れを、(2)は小風量時の空気の流れを
各々示す。
【図3】第2実施例の縦断面図。
【図4】第3実施例の縦断面図。
【図5】空調装置の風量と熱交換器4を通過する風速と
の関係を示すグラフ。
【図6】シャッター構造の一例を示す断面図および斜視
図。
【符号の説明】
1 ブースタケース, 2 クーリングユニットケース, 3 ヒータユニットケース, 4 熱交換器, 5 フロントシャッター, 6 リアシャッター, 7 フィルムダンパ巻取りシャフト, 50 フロントダンパ, 51 フロントシャッター(格納位置), 60 リアダンパ, 61 リアシャッター(格納位置), 500 フロントフィルムダンパ, 501 フロントダンパ(格納位置), 600 リアフィルムダンパ, 601 リアダンパ(格納位置),
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 39/02 J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風路内に熱交換器を配設して前記通風路
    内の空気を冷却する空調装置において、前記熱交換器と
    してそのフィン間を空気が奥行き、上下のいずれの方向
    にも自由に流れるタイプで、撥水処理をしたものを用
    い、大風量時には空気が流れる実質通路断面積を大と
    し、小風量時には前記フィンを流れる空気の実質通路断
    面積を小とするシャッター手段を設けることを特徴とす
    る空調装置。
JP31157593A 1993-12-13 1993-12-13 空調装置 Withdrawn JPH07164865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31157593A JPH07164865A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31157593A JPH07164865A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07164865A true JPH07164865A (ja) 1995-06-27

Family

ID=18018887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31157593A Withdrawn JPH07164865A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 空調装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07164865A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2759795A3 (de) * 2013-01-29 2014-12-31 GEA Küba GmbH Wärmetauschereinrichtung
JP2018112359A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 株式会社デンソー 磁気熱量効果型ヒートポンプシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2759795A3 (de) * 2013-01-29 2014-12-31 GEA Küba GmbH Wärmetauschereinrichtung
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Effective date: 20010306