JPH0872530A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH0872530A
JPH0872530A JP21096894A JP21096894A JPH0872530A JP H0872530 A JPH0872530 A JP H0872530A JP 21096894 A JP21096894 A JP 21096894A JP 21096894 A JP21096894 A JP 21096894A JP H0872530 A JPH0872530 A JP H0872530A
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JP
Japan
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air
evaporator
refrigerant
case
outlet
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JP21096894A
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English (en)
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Toshio Ohara
敏夫 大原
Keiichi Yoshii
桂一 吉井
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エバポレータとして、チューブ部、入口タン
ク部及び出口タンク部を備える熱交換ユニットを多数積
層して成るものを用いた自動車用空調装置で、特に冷媒
がエバポレータの幅方向全長にわたって一括して分配配
置されるようにしたものにおいても、エバポレータを通
過する空気に大きな温度差が生じないようにする。 【構成】 エバポレータに流入する空気の風速を、エバ
ポレータの幅方向全長にわたって大きな風速分布が生じ
ないようにする。特に蒸発器部に流入する空気の流速が
最も速い部位と最も遅い部位とでその比が2.1倍以下
となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空調装置に関
し、特に空調装置の冷却器として、チューブ部が複数積
層配置され各チューブ部に冷媒が一括して分配流入する
エバポレータを備える空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用空調装置は、車室内
へ吹出す通風路をなすケース内に、冷凍サイクルのエバ
ポレータを配置して空気の冷却を行うようにしている。
図2はこのエバポレータ100の一例を示すもので、入
口タンク部101、出口タンク部102およびこの間を
連通するチューブ部103を有する熱交換ユニット10
3が多数積層配置されてエバポレータ100が形成され
ている。
【0003】このエバポレータ100には入口パイプ1
05から冷媒が流入し、チューブ部103通過時に空気
と熱交換し空気中より気化熱を奪って蒸発したのち出口
パイプ106より冷凍サイクルの膨張弁に向けて流出す
るようになっている。図3は従来のエバポレータ100
内における冷媒流れを示したものである。この図3より
明らかな様に、従来のエバポレータ100では入口パイ
プ105側の第1ゾーン107において冷媒が各チュー
ブ部103に分配配置されたのち、第1ゾーン107の
出口タンク部102で一旦冷媒が集合する構造となって
いる。そして一旦集合した冷媒は、第2ゾーン108側
の入口タンク部より各チューブ部103に再び分配さ
れ、第2ゾーン108で熱交換を行なったのち出口パイ
プ106より流出する構造となっている。
【0004】このように、従来のエバポレータ100で
は途中で冷媒が一旦集合したのち再度分配される構造と
なっていたため、エバポレータ100放熱部位の全幅に
おいて冷媒が比較的均一に分配され、その結果エバポレ
ータ表面の温度分布もさほど大きくならない構造であっ
た。すなわち、図2および図3に示すようなエバポレー
タ100を用いた場合には、エバポレータ100に流入
する空気の風速分布に多少のばらつきがあったとして
も、エバポレータ100での冷却能力は、幅方向全長に
わたりさほど大きく変化しないものであった。
【0005】しかしながら、本発明者等が図4に示すよ
うなエバポレータ100を用いた場合、エバポレータ通
過空気の温度が、その風速に応じて大きく変動すること
が認められた。図4に示すエバポレータ100は、入口
タンク101及び出口タンク102を図中下方向に配置
している。そして、この入口タンク101及び出口タン
ク102を構成するタンク部と、両タンク部をU字状に
結ぶチューブ部103とによって熱交換ユニット104
を一体形成している。また、このユニット104を図中
左右方向に多数積層し、各ユニット104間に熱交換を
促進するコルゲートフィン109を配置している。そし
て、この熱交換ユニット104とコルゲートフィン10
9とにより、冷媒と空気との熱交換を行う蒸発器部11
0が形成される。
【0006】また、この図4に示すエバポレータ100
では、この蒸発器部110の側面に蒸発器部110へ向
かう冷媒と蒸発器部110を通過後の冷媒との間で熱交
換を行う冷媒熱交換部111を備えている。そして、こ
の図4に示す蒸発器100は、図中矢印で示す如く、入
口タンク101が蒸発器部110の幅方向全長にわたっ
て形成されており、同時に出口タンク102も幅方向全
長にわたって形成されている。従って、蒸発器部110
においては入口タンク101から入口タンク102に向
かう間に冷媒の集合、再分配はなされない。換言すれ
ば、蒸発器部110へ冷媒を流入する流入口112を通
過した冷媒は、蒸発器部110の幅方向全長にわたって
一括して分配され、各チューブ部103に流入すること
になる。そしてチューブ部103を流通後出口タンク1
02に集合した冷媒は、再度分配されることなく流出口
113より冷媒熱交換器111へ流れることになる。
【0007】図5は、この図4に示す蒸発器部110に
おける、流入空気の流速と通過空気の温度との関係を示
す実験データである。図5の横軸は、蒸発器部110に
流入する空気のうち最も風速の遅い部分を基準として、
他の部位がその最少風速よりどの程度速い風速となって
いるかを示す。また図5の縦軸は、蒸発器部110にお
ける空気の流速が最も低い部位の空気温度を基準とし
て、他の部位では空気温度がどの程度上昇しているかを
示す。
【0008】この図5より明らかなように、冷媒が全て
のチューブ部103に分配されて流れるエバポレータ1
00では、最少風速と最大風速との比が2.1倍になれ
ば、蒸発器部110の通過空気温度で10℃もの差がで
てしまう。ここで、空気温度に10℃もの差があるとい
うこは、蒸発器部110を通過した空気同士で熱交換が
生じることとなる。すなわち、蒸発器部110のうち比
較的暖かい部位を通過した暖風と、蒸発器部110のう
ち比較的冷たい部位を通過した冷風との間で熱交換が行
われ、暖かい空気が冷たい空気によって冷却される結
果、暖かい空気中の水分が凝縮して霧が発生するいわゆ
る白霧現象が生じることなる。本発明者等の検討結果に
よれば、通過空気の温度差が10℃以上ある場合にこの
白霧現象が発生する。従って、白霧現象を生じさせない
ようにするためには、蒸発器部110に流入する空気の
風速比を2.1倍未満に押さえなければならない。
【0009】ここで、何故蒸発器部110へ流入する空
気の風速によって空気の冷却温度に差が生じるかについ
ての、本発明者等の検討結果を説明する。蒸発器部11
0は低温低圧の液冷媒を蒸発させることによって、空気
中より気化熱を奪い、空気を冷却させるとともに液冷媒
をガス冷媒に相変換させるものである。ガス冷媒は液冷
媒に比べてその体積が飛躍的に増大するものであるた
め、同一の重量流量を流す場合には、液冷媒の方が流れ
やすく、ガス冷媒は流れにくいことになる。換言すれ
ば、蒸発器部110のうちガス冷媒の多い部位では、冷
媒を流すための流通抵抗が大きくなり、逆に液冷媒の多
い部分では冷媒が流れやすいことになる。
【0010】ここで、蒸発器部110は冷媒と空気との
熱交換を行うものであるため、空気が沢山流入する部位
では、液冷媒の蒸発が進み、結果としてガス冷媒の量が
増えて冷媒が流れにくいことになる。即ち、空気の多く
流れる流入空気の風速の速い部位では、チューブ部10
3内での冷媒の蒸発が進み、ガス冷媒の領域が多くなっ
て、冷媒が流れにくくなる。その結果、流入空気の風速
の速い部位では、良好な熱交換が行われず、空気が冷却
されにくくなる。逆に、空気の流入速度の低い部位で
は、チューブ部103内のうち液冷媒の領域が増え、結
果として冷媒と空気の熱交換が促進され、空気が充分冷
却されることになる。
【0011】この結果、流入空気の風速の高い部位で
は、蒸発器部110を通過した空気の温度は比較的高
く、流入空気の風速の低い部位では、蒸発器部110を
通過した空気の温度は比較的低くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記本発明
者等の実験検討結果に基づいて案出されたもので、自動
車用空調装置として、冷媒が複数積層されたチューブの
全部に一括分配されて流入し、流出口より流出するまで
の間に再度集合、分配がないようなエバポレータを用い
たものであってもエバポレータを通過した空気に大きな
温度差が生じないようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を達成する為の手段】上記目的を達成するため、
本発明では、チューブ部の積層方向全長にわたって冷媒
が一括して分配されるエバポレータを用いた自動車用空
調装置において、エバポレータに流入する空気の風速分
布を、流入空気を風速がもっとも低い部位と流速が最も
高い部位との流速の比が、2.1倍以下とするようにし
た。
【0014】このように、風速比を2.1倍以下とする
ため、本発明では送風機とエバポレータとの位置関係を
調整したり、もしくはケースに風速の均一化を図る整風
ガイドを設けたりする。
【0015】
【作用】本発明では、自動車用空調装置に用いるエバポ
レータとして、チューブ部が多数積層配置され、かつ全
てのチューブ部に入口タンクから冷媒が分配配置される
様な構造のものを採用するにもかかわらず、エバポレー
タへ流入する空気の風速分布を2.1倍以下とするよう
にしたため、チューブ部の各部位における空気と冷媒と
の熱交換が積層方向の全ての部位において良好に達成さ
れることとなる。その結果本発明では蒸発器を通過した
空気の温度に大きな差は生じない。
【0016】
【発明の効果】そのため、本発明の自動車用空調装置で
は、エバポレータを通過した空気同士で熱交換を行なっ
て、霧を発生される白霧現象が確実に防止できる。さら
に、エバポレータを通過した空気に大きな温度差が生じ
ないことから、エバポレータ通過空気を、エバポレータ
の幅方向左右側に吹き分けたとしても、車室内に吹き出
される空気に大きな温度差が生じないことになる。この
ことは、ケースの吹出口が自動車車室に於いて運転席側
と助手席側に吹き出された場合、運転席側と助手席側と
で空調フィーリングを大きく異ならせたりすることがな
いこととなり、全体としての空調性が高まるという効果
を有する。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は自動車用空調装置の概略構成図で、図中20
0は空気の通路をなすケースである。ケース200内の
上流側部分には送風機201が配置されており、この送
風機201によって車室内の空気もしくは車外の空気が
ケース200内に流入する。ケース200内にはエバポ
レータ100が配置されており、ケース200を通過す
る空気の冷却を行う。ただ、図1の例では送風機201
から送風された空気をケース200内でほぼ直角に屈曲
し、空気流れが折り曲がった状態でエバポレータ100
に流入することとなる。
【0018】図7は図1に示したケース200の斜視図
であり、202は送風機201を収納するスクロールケ
ーシングである。このスクロールケーシング202の上
方には内外気切替部203が配置され、図示しない内外
気切替ダンパにより送風機201に流入される空気を車
室内空気と車外空気との間で切り換える。また、図中2
04は空調された空気を上方から吹出す上方吹出口、2
05は下方から足元に向けて吹き出す下方吹出口であ
る。
【0019】このケース200を断面図示したものが図
8で、図8のうち206で示すのは送風機201からの
空気の流入口である。即ち、送風機201は図8に於い
て流入口206の背面に配置され、流入口206より紙
面と直角方向に流入した空気が図中右方向に屈曲してエ
バポレータ100に流入することとなる。図8に於いて
210は空気の加熱を行うヒーターコアで、エバポレー
タ100の空気流れ下流側に配置されている。211は
フィルム状のドアで、ヒーターコア210を通過する空
気とヒーターコア210を通過しない空気との混合量を
調整することで吹出空気の温度の制御を行う。また、2
12は吹出空気の方向を制御するフィルム状のドアであ
る。このフィルム状ドア212によって、ヒーターコア
210を通過した温風を上方吹出口204より車両の窓
ガラスに向けて流出させて、窓ガラスの曇り防止を計っ
たり、下方吹出口205より車室内に向けて吹出し、暖
房を行ったり、もしくはエバポレータ100を通過した
冷風を吹出口209より乗員の頭胸部に向けて吹出し冷
房を行ったりする各モードの切換えを行う。
【0020】上述の如く、図1に示すような送風機20
1とエバポレータ100とのレイアウトでは、空気流れ
がエバポレータ100の直前でほぼ直角に屈曲するもの
であるため、ケースが図6に示すような形状をしたもの
であれば、エバポレータ100に流入する空気の風速に
大きな分布が生じることとなる。即ち、エバポレータ1
00のうち流入口206の近傍の部位では空気流れが大
きく屈曲する為、あまり空気が流れず、逆に流入口20
6より遠い部位では空気流れの屈曲の程度が小さくなっ
て比較的速い流速でエバポレータ100に空気が流入す
ることになる。
【0021】従って、図6に示すようなケース200で
は、エバポレータ100に流入する空気の風速が流入孔
206に近い側と遠い側との間で大きな差が生じ、その
結果図5に示した実験結果に示すされる如く、蒸発器1
00を通過する空気の温度に大きな差が生じてしまうこ
とになる。しかしながら、本例では、図1に示すように
ケース200に整風ガイド220を一体形成して、ケー
ス200のうち流入口206より遠い部位への空気の通
路断面積を減少させている。この整風ガイド220によ
る空気通路の絞りによって、エバポレータ100に向か
う空気流れは、流入口206より遠い側の部位が絞られ
る構造となっている。その結果、図1に示すようにエバ
ポレータ100に流入する空気の風速分布が流入孔20
6に近い側と遠い側で大きな差を生じることがない。従
って、図1図示実施例では、エバポレータ100通過の
空気に大きな温度差が生じなくなり、吹出口のより図中
左右に吹出される空気の温度もさほど大きな差はない。
【0022】なお、図1図示例では、整風ガイド220
としてケース200に絞り部を形成したが、図9に示す
ように、空気流れをガイドするためのルーバ221とし
てもよい。図9の例ではこのルーバ221によってエバ
ポレータ100に流入する空気の風速を、流入口206
に近い側から流入口206より遠い側にかけてほぼ均等
になるようにしている。
【0023】なお、上述の図1及び図9の例は、いずれ
も送風機201よりエバポレータ100に向かう空気流
れが、ケース200内で屈曲する例であったため、これ
らの例では整風ガイドが必要であったが、ケース200
のレイアイウトを改善することで、エバポレータ100
に流入する空気流れに大きな風速分布がないようにすれ
ば、導風ガイド220、221は必ずしも必要ではなく
なる。
【0024】図10は送風機201より流出した空気が
ケース200内で屈曲することなくエバポレータ100
へ流入するようにした例を示す。図11も同様であり、
送風機201より送風された空気が、ケース200内で
屈曲することなくエバポレータ100に流入するように
した例である。この図10や図11に示すようなレイア
ウトとすれば、特別な整風ガイドを用いなくても、エバ
ポレータ100に流入する空気は、その幅方向全長にわ
たって大きな速度分布は生じない。即ち、図4に示すよ
うなエバポレータ100を用いたものであっても、各チ
ューブ部103に流入する空気の風速は冷媒流入口11
2及び流出口113に近い側のチューブから遠い側のチ
ューブにかけてさほど大きな差は生じない。
【0025】このように、図4示すエバポレータ100
を、図1、図9、図10、図11図示の自動車用空調装
置としてケース200内に配置した場合であっても、各
チューブ部103を流れる冷媒の流通抵抗は幅方向全長
立ってさほど大きな差は生じないことになる。そのた
め、図5図示実験結果における風速分布が2.1倍以内
に収まり蒸発器部110を通過する空気のうちもっとも
温度の低い空気ともっとも温度の高い空気との差も10
℃以下となる。特に、整風ガイド220、221やケー
スのレイアウトを工夫することで、実際には最大風速と
最少風速との比は1.6倍以内に収まっており、空気温
度の差も5℃未満となっている。
【0026】なお、図5で示す実験は、蒸発器100に
流入する空気が温度27℃で湿度が50%の状態で行っ
た実験結果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す構成図である。
【図2】従来のエバポレータを示す斜視図である。
【図3】図2図示エバポレータにおける冷媒流れを示す
説明図である。
【図4】本発明に用いるエバポレータを分解図示する斜
視図である。
【図5】図4図示エバポレータに流入する空気の風速と
温度差との関係を示す実験データである。
【図6】図4図示エバポレータを空調装置ケースに設置
した比較例を示す説明である。
【図7】図1図示ケースを示す斜視図である。
【図8】図1図示ケースの断面図である。
【図9】本発明の他の例を示す説明図である。
【図10】本発明のさらに他の例の自動車への搭載状態
を示す説明図である。
【図11】本発明のさらに他の例の自動車への搭載状態
を示す説明図である。 100 エバポレータ 101 入口タンク部 102 出口タンク部 103 チューブ部 104 熱交換ユニット 110 蒸発器部 112 冷媒流入口 113 冷媒流出口 200 ケース 201 送風機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路を成すとともに、車室内への吹
    出し口を有する空調ケースと、 このケース内に配置され、空気を前記吹出し口より車室
    内に吹出すファンと、 前記ケース内に配置され、ケース内を流通する空気の冷
    却を行うエバポレータとを備え、 前記エバポレータは、入口タンク部,出口タンク部及び
    この入口タンク部および出口タンク部を連通するチュー
    ブ部を有する熱交換ユニットを複数積層して成り、且
    つ、このユニット間に配置されユニットのチューブ部を
    流れる冷媒と前記ケース内を流れる空気との熱交換を促
    進するフィンと、前記ユニットの入口タンク部が積層し
    て形成される入口タンクに冷媒を供給する冷媒供給部
    と、前記ユニットの出口タンク部が積層してなる出口タ
    ンクから冷媒を流出する冷媒流出部とを有し、 前記エバポレータにおける冷媒流れを、前記冷媒供給部
    より前記入口タンクに流入した冷媒が、入口タンク内で
    全部のチューブ部に一括して分配され、かつ各チューブ
    部を流通した冷媒が出口タンクで一括して集合して冷媒
    流出部より外部へ流出するものとし、 さらに前記ケース内における前記エバポレータに流入す
    る風速分布を、前記エバポレータ表面部における風速の
    最も速い部分と、風速の最も遅い部分との比が2.1倍
    以下としたことを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記エバポレータの表面における風速分
    布が、風速の最も速い部位における風速と風速の最も遅
    い部位における風速との比が1.6倍以下であることを
    特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記エバポレータが前記ケース内で、ケ
    ース内を流れる空気流と直交して配置されていることを
    特徴とする請求項1もしくは2いずれか記載の自動車用
    空調装置。
  4. 【請求項4】 前記ケースが空気流れの屈曲部を有する
    ものであり、前記エバポレータは、前記ケースのうちこ
    の空気流れ屈曲部の下流側に配置され、さらに前記ケー
    スには前記エバポレータに流れる空気流れの風速分布の
    均一化を行う整風ガイドが配置されていることを特徴と
    する請求項1もしくは2いずれか記載の自動車用空調装
    置。
  5. 【請求項5】 一端が自動車車室に開口し導風路をなす
    ケースと、 このケース内に配置され、ケース内に自動車車室側へ向
    かう空気流れを生じさせるファンと、 前記ケース内に配置され、ケース内を流れる空気の冷却
    を行うエバポレータとを備え、 前記エバポレータはチューブ部と、そのチューブ部の一
    端側に配置された入口タンク部と、前記チューブ部の他
    端側に配置された出口タンク部とを有する熱交換ユニッ
    トを複数積層してなり、 更に、前記熱交換ユニットの積層方向の一面側に、前記
    入口タンク部へ冷媒を流入する冷媒流入部と前記出口パ
    イプ部より冷媒を流出する流出部とを備えるとともに、
    前期冷媒流入部より流入した冷媒を各チューブ部へ一括
    して分配し、 前記ケースは前記エバポレータに流入する空気流れを、
    前記熱交換ユニットの積層方向全長にわたり略等分布さ
    れる整風ガイドを有する事を特徴とする自動車用空調装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048035B2 (en) * 2003-01-23 2006-05-23 Delphi Technologies, Inc. Casing for a heat exchange system
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