JPH109777A - 多管式熱交換器および空調装置 - Google Patents
多管式熱交換器および空調装置Info
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- JPH109777A JPH109777A JP18403996A JP18403996A JPH109777A JP H109777 A JPH109777 A JP H109777A JP 18403996 A JP18403996 A JP 18403996A JP 18403996 A JP18403996 A JP 18403996A JP H109777 A JPH109777 A JP H109777A
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- circuit
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/053—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
- F28D1/05316—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
- F28D1/05341—Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators with multiple rows of conduits or with multi-channel conduits combined with a particular flow pattern, e.g. multi-row multi-stage radiators
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つの熱交換器に複数の熱交換器と同等の機
能をもたせ、熱交換器配設用スペースを縮小して空調装
置全体を大幅に小型化する。 【解決手段】 対向配置された一対のタンクと、両タン
ク間に延設され両タンクに連通する複数の細管とを有す
る多管式熱交換器において、該熱交換器内における熱交
換媒体の回路を少なくとも２つの独立した回路に区切
り、各回路に互いに異なる熱交換媒体を流通可能に構成
したことを特徴とする多管式熱交換器、およびそれを用
いた空調装置。
能をもたせ、熱交換器配設用スペースを縮小して空調装
置全体を大幅に小型化する。 【解決手段】 対向配置された一対のタンクと、両タン
ク間に延設され両タンクに連通する複数の細管とを有す
る多管式熱交換器において、該熱交換器内における熱交
換媒体の回路を少なくとも２つの独立した回路に区切
り、各回路に互いに異なる熱交換媒体を流通可能に構成
したことを特徴とする多管式熱交換器、およびそれを用
いた空調装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多管式熱交換器お
よびそれを用いた空調装置に関し、とくに車両用に用い
て好適な多管式熱交換器および空調装置に関する。
よびそれを用いた空調装置に関し、とくに車両用に用い
て好適な多管式熱交換器および空調装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空調装置、とくに車両用空調装置
においては、通常通風ダクト内に、冷媒を流通させる冷
却器としての熱交換器（たとえば蒸発器）と、熱媒を流
通させる加熱器としての熱交換器（たとえばヒータコ
ア）とが、それぞれ配置されている。そして、要求され
る空調モード（冷房モード、暖房モード、エアミックス
モード等）に応じて、各熱交換器を通過させる空気の流
れを制御するようにしている。
においては、通常通風ダクト内に、冷媒を流通させる冷
却器としての熱交換器（たとえば蒸発器）と、熱媒を流
通させる加熱器としての熱交換器（たとえばヒータコ
ア）とが、それぞれ配置されている。そして、要求され
る空調モード（冷房モード、暖房モード、エアミックス
モード等）に応じて、各熱交換器を通過させる空気の流
れを制御するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年車両用空調装置の
分野においては、エアバッグや各種電子機器の車両への
搭載等に伴い、益々小型化が要求されつつある。
分野においては、エアバッグや各種電子機器の車両への
搭載等に伴い、益々小型化が要求されつつある。
【０００４】ところが、前述のような従来の空調装置の
構造では、異なる熱交換媒体を流通させる熱交換器をそ
れぞれ配置する必要があるため、該熱交換器の占めるス
ペースが大きく、そのスペースの縮小にも限界があるた
め、空調装置全体を大幅に小型化するのは困難である。
構造では、異なる熱交換媒体を流通させる熱交換器をそ
れぞれ配置する必要があるため、該熱交換器の占めるス
ペースが大きく、そのスペースの縮小にも限界があるた
め、空調装置全体を大幅に小型化するのは困難である。
【０００５】本発明の課題は、このような現状に鑑み、
少なくとも２種の熱交換媒体を流通させる必要がある熱
交換器を備えた空調装置において、とくに熱交換器の回
路構造を改良することにより空調装置全体の大幅な小型
化が可能な、多管式熱交換器およびそれを用いた空調装
置を提供することにある。
少なくとも２種の熱交換媒体を流通させる必要がある熱
交換器を備えた空調装置において、とくに熱交換器の回
路構造を改良することにより空調装置全体の大幅な小型
化が可能な、多管式熱交換器およびそれを用いた空調装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の多管式熱交換器は、対向配置された一対の
タンクと、両タンク間に延設され両タンクに連通する複
数の細管とを有する多管式熱交換器において、該熱交換
器内における熱交換媒体の回路を少なくとも２つの独立
した回路に区切り、各回路に互いに異なる熱交換媒体を
流通可能に構成したことを特徴とするものからなる。
に、本発明の多管式熱交換器は、対向配置された一対の
タンクと、両タンク間に延設され両タンクに連通する複
数の細管とを有する多管式熱交換器において、該熱交換
器内における熱交換媒体の回路を少なくとも２つの独立
した回路に区切り、各回路に互いに異なる熱交換媒体を
流通可能に構成したことを特徴とするものからなる。
【０００７】上記少なくとも２つの独立した回路は、熱
交換器の空気通過方向に対して、前後や左右、あるいは
上下に配置することができる。
交換器の空気通過方向に対して、前後や左右、あるいは
上下に配置することができる。
【０００８】そして、上記少なくとも２つの独立した回
路のうち、一方の回路にはたとえば冷媒が流通され、他
方の回路にはたとえば熱媒が流通される。
路のうち、一方の回路にはたとえば冷媒が流通され、他
方の回路にはたとえば熱媒が流通される。
【０００９】本発明に係る空調装置は、上記のような多
管式熱交換器を通風ダクト内に備え、該熱交換器本体に
おける空気流を制御可能なダンパ手段を、前記少なくと
も２つの独立した回路間や、多管式熱交換器の空気流出
側に設けたものからなる。
管式熱交換器を通風ダクト内に備え、該熱交換器本体に
おける空気流を制御可能なダンパ手段を、前記少なくと
も２つの独立した回路間や、多管式熱交換器の空気流出
側に設けたものからなる。
【００１０】このような多管式熱交換器および空調装置
においては、一つの多管式熱交換器内に少なくも２つの
独立した熱交換媒体の回路が形成され、各回路に互いに
異なる熱交換媒体、たとえば冷媒と熱媒が流通されるの
で、一つの熱交換器でありながら、同時に冷暖房の両機
能を有するものとすることができる。そして、空気流
を、ダンパ手段の制御によって、冷媒が流通される回路
を通過させることにより冷房モードとされ、熱媒が流通
される回路を通過させることにより暖房モードとされ、
両回路を通過させることによりエアミックスモードとさ
れる。
においては、一つの多管式熱交換器内に少なくも２つの
独立した熱交換媒体の回路が形成され、各回路に互いに
異なる熱交換媒体、たとえば冷媒と熱媒が流通されるの
で、一つの熱交換器でありながら、同時に冷暖房の両機
能を有するものとすることができる。そして、空気流
を、ダンパ手段の制御によって、冷媒が流通される回路
を通過させることにより冷房モードとされ、熱媒が流通
される回路を通過させることにより暖房モードとされ、
両回路を通過させることによりエアミックスモードとさ
れる。
【００１１】このように一つの熱交換器でありながら、
所望の空調モードを全て実現できる。そして、設置すべ
き熱交換器が実質的に一つになるので、熱交換器の占有
スペースが大幅に縮小され、通風ダクト、ひいては空調
装置全体が大幅に小型化される。
所望の空調モードを全て実現できる。そして、設置すべ
き熱交換器が実質的に一つになるので、熱交換器の占有
スペースが大幅に縮小され、通風ダクト、ひいては空調
装置全体が大幅に小型化される。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図１ないし図４は、
本発明の第１実施態様に係る多管式熱交換器およびそれ
を用いた空調装置を示している。図１において、１は多
管式熱交換器全体を示しており、該熱交換器１は、互い
に対向配置され、上下に一対配置されたタンク２、３
と、両タンク２、３間に延設され両タンク２、３に連通
する多数の細管４とを有している。この多管式熱交換器
１内における熱交換媒体用回路が、２つの独立した回路
５、６に区切られ、各回路５、６には、互いに異なる熱
交換媒体、本実施態様では冷媒７と熱媒（たとえば温
水）８とが流通される。
形態を、図面を参照して説明する。図１ないし図４は、
本発明の第１実施態様に係る多管式熱交換器およびそれ
を用いた空調装置を示している。図１において、１は多
管式熱交換器全体を示しており、該熱交換器１は、互い
に対向配置され、上下に一対配置されたタンク２、３
と、両タンク２、３間に延設され両タンク２、３に連通
する多数の細管４とを有している。この多管式熱交換器
１内における熱交換媒体用回路が、２つの独立した回路
５、６に区切られ、各回路５、６には、互いに異なる熱
交換媒体、本実施態様では冷媒７と熱媒（たとえば温
水）８とが流通される。
【００１３】すなわち、上部タンク２が、仕切り９によ
って、通過空気流１０の方向に対して前後にタンク室２
ａ、２ｂに区画され、下部タンク３が、仕切り１１によ
って、前後にタンク室３ａ、３ｂに区画されている。
って、通過空気流１０の方向に対して前後にタンク室２
ａ、２ｂに区画され、下部タンク３が、仕切り１１によ
って、前後にタンク室３ａ、３ｂに区画されている。
【００１４】本実施態様では、タンク室２ａ内には、該
タンク室２ａを左右に区画する仕切り壁１２と、前後に
区画する仕切り壁１３が設けられており、仕切り壁１３
の片側半分には区画した室同士を連通させる連通孔１４
が設けられている。また、タンク室３ａ内には、該タン
ク室３ａを前後に区画する仕切り壁１５が設けられてい
る。
タンク室２ａを左右に区画する仕切り壁１２と、前後に
区画する仕切り壁１３が設けられており、仕切り壁１３
の片側半分には区画した室同士を連通させる連通孔１４
が設けられている。また、タンク室３ａ内には、該タン
ク室３ａを前後に区画する仕切り壁１５が設けられてい
る。
【００１５】同様に、タンク室２ｂ内には、該タンク室
２ｂを左右に区画する仕切壁１６と、前後に区画する仕
切壁１７が設けられており、仕切壁１７の片側半分には
区画した室同士を連通させる連通孔１８が設けられてい
る。また、タンク室３ｂ内には、該タンク室３ｂを前後
に区画する仕切壁１９が設けられている。
２ｂを左右に区画する仕切壁１６と、前後に区画する仕
切壁１７が設けられており、仕切壁１７の片側半分には
区画した室同士を連通させる連通孔１８が設けられてい
る。また、タンク室３ｂ内には、該タンク室３ｂを前後
に区画する仕切壁１９が設けられている。
【００１６】このように区画された多管式熱交換器１に
おいては、入口パイプ２０から流入された冷媒７は、室
３１から細管４を通して室３２へ送られ、室３２から細
管４を通して室３３へ送られる。そこから連通孔１４を
通して室３４へ送られ、室３４から細管４を通して室３
５へ送られる。室３５から細管４を通して室３６へ送ら
れた後、出口パイプ２１を通して流出される。
おいては、入口パイプ２０から流入された冷媒７は、室
３１から細管４を通して室３２へ送られ、室３２から細
管４を通して室３３へ送られる。そこから連通孔１４を
通して室３４へ送られ、室３４から細管４を通して室３
５へ送られる。室３５から細管４を通して室３６へ送ら
れた後、出口パイプ２１を通して流出される。
【００１７】入口パイプ２２から流入された熱媒８は、
室３７から細管４を通して室３８へ送られ、室３８から
細管４を通して室３９へ送られる。そこから連通孔１８
を通して室４０へ送られ、室４０から細管４を通して室
４１へ送られる。室４１から細管４を通して室４２へ送
られた後、出口パイプ２３を通して流出される。
室３７から細管４を通して室３８へ送られ、室３８から
細管４を通して室３９へ送られる。そこから連通孔１８
を通して室４０へ送られ、室４０から細管４を通して室
４１へ送られる。室４１から細管４を通して室４２へ送
られた後、出口パイプ２３を通して流出される。
【００１８】すなわち、多管式熱交換器１内において、
冷媒７の回路５および熱媒８の回路６は、図２に示すよ
うに形成される。冷媒７の回路５と熱媒８の回路６とは
互いに独立の回路となっており、該独立した回路５、６
に、互いに異なる熱交換媒体７、８が流通されるように
なっている。
冷媒７の回路５および熱媒８の回路６は、図２に示すよ
うに形成される。冷媒７の回路５と熱媒８の回路６とは
互いに独立の回路となっており、該独立した回路５、６
に、互いに異なる熱交換媒体７、８が流通されるように
なっている。
【００１９】なお、図１において、２４、２５は側板、
２６は、細管４を長手方向中央部で支える支持板を、そ
れぞれ示している。
２６は、細管４を長手方向中央部で支える支持板を、そ
れぞれ示している。
【００２０】このように構成された多管式熱交換器１
が、図３および図４に示すように、通風ダクト５１内
に、たとえば冷媒流通回路５が通過空気流１０に対して
上流側に、熱媒流通回路６が下流側に位置するように
（つまり、通過空気流１０に対して前後に直列に位置す
るように）配置される。
が、図３および図４に示すように、通風ダクト５１内
に、たとえば冷媒流通回路５が通過空気流１０に対して
上流側に、熱媒流通回路６が下流側に位置するように
（つまり、通過空気流１０に対して前後に直列に位置す
るように）配置される。
【００２１】そして本実施態様では、前後の回路５、６
間に、より詳しくは前後の回路５、６の細管４群間のス
ペースに、熱交換器本体内における空気流を制御可能な
ダンパ手段としてスライド式ダンパ５２が設けられてい
る。
間に、より詳しくは前後の回路５、６の細管４群間のス
ペースに、熱交換器本体内における空気流を制御可能な
ダンパ手段としてスライド式ダンパ５２が設けられてい
る。
【００２２】このように構成された空調装置５３におい
ては、各空調モードは次のように制御される。図３に示
すように、スライド式ダンパ５２を全開とし、冷媒７の
みを回路５に流通させ、熱媒８の流通を停止すると、冷
房モードとなる。冷媒７の流量を、図示を省略した流量
調整手段（たとえば、電磁弁、流量調整弁等）によって
調整することにより、冷房温度が調整される。
ては、各空調モードは次のように制御される。図３に示
すように、スライド式ダンパ５２を全開とし、冷媒７の
みを回路５に流通させ、熱媒８の流通を停止すると、冷
房モードとなる。冷媒７の流量を、図示を省略した流量
調整手段（たとえば、電磁弁、流量調整弁等）によって
調整することにより、冷房温度が調整される。
【００２３】同様にスライド式ダンパ５２を全開にした
状態で、熱媒８のみを回路６に流通させ、冷媒７の流通
を停止すると、暖房モードとなる。熱媒８の流量を、図
示を省略した流量調整手段によって調整することによ
り、暖房温度が調整される。
状態で、熱媒８のみを回路６に流通させ、冷媒７の流通
を停止すると、暖房モードとなる。熱媒８の流量を、図
示を省略した流量調整手段によって調整することによ
り、暖房温度が調整される。
【００２４】冷媒７、熱媒８の両方を流通させると、エ
アミックスや除湿冷房、除湿暖房のモードとなり、冷媒
７や熱媒８の流量を調整するこにより空気温度が調整さ
れる。
アミックスや除湿冷房、除湿暖房のモードとなり、冷媒
７や熱媒８の流量を調整するこにより空気温度が調整さ
れる。
【００２５】また、図４に示すように、スライド式ダン
パ５２の開度を調整すれば、回路５の前面の全面から流
入した空気の流れを、回路５内で変更して（絞って）、
流量を調整した状態で回路６を通過させることができ
る。つまり、熱交換用空気量を、自由にコントロールで
きる。このタンパ開度調整状態にあっても、前述した冷
房、暖房、エアミックス等の全ての調整モードに制御で
きる。
パ５２の開度を調整すれば、回路５の前面の全面から流
入した空気の流れを、回路５内で変更して（絞って）、
流量を調整した状態で回路６を通過させることができ
る。つまり、熱交換用空気量を、自由にコントロールで
きる。このタンパ開度調整状態にあっても、前述した冷
房、暖房、エアミックス等の全ての調整モードに制御で
きる。
【００２６】このような多管式熱交換器１および空調装
置５３においては、一つの多管式熱交換器１でありなが
ら、従来の複数の熱交換器を設けた場合と同等の空調制
御が可能である。一つの熱交換器の配設でよいから、熱
交換器配設用スペースが縮小でき、通風ダクト５１のと
くに長さが大幅に短縮され、空調装置５３全体の大幅な
小型化が可能となる。
置５３においては、一つの多管式熱交換器１でありなが
ら、従来の複数の熱交換器を設けた場合と同等の空調制
御が可能である。一つの熱交換器の配設でよいから、熱
交換器配設用スペースが縮小でき、通風ダクト５１のと
くに長さが大幅に短縮され、空調装置５３全体の大幅な
小型化が可能となる。
【００２７】図５ないし図９は、本発明の第２実施態様
に係る多管式熱交換器および空調装置を示している。本
実施態様においては、少なくとも２つに区切られる熱交
換媒体用回路が、熱交換器の通過空気流の方向に対して
並列に形成される。並列の配置は、左右、上下のいずれ
であってもよい。
に係る多管式熱交換器および空調装置を示している。本
実施態様においては、少なくとも２つに区切られる熱交
換媒体用回路が、熱交換器の通過空気流の方向に対して
並列に形成される。並列の配置は、左右、上下のいずれ
であってもよい。
【００２８】図５に示すように、多管式熱交換器６１
は、対向配置された一対のタンク６２、６３と、その間
に延設された多数の細管６４、側板６５、６６、細管６
４用の支持板６７を有している。タンク６２、６３は、
それぞれ、仕切り６８、６９によって左右に区画され、
互いに独立した熱交換媒体用回路７０、７１が形成され
ている。仕切り６８によって区画されたタンク室６２
ａ、６２ｂのうち、タンク室６２ａは、仕切壁７２によ
ってさらに室８１、８２に区画され、タンク室６２ｂは
仕切壁７３によってさらに室８３、８４に区画されてい
る。
は、対向配置された一対のタンク６２、６３と、その間
に延設された多数の細管６４、側板６５、６６、細管６
４用の支持板６７を有している。タンク６２、６３は、
それぞれ、仕切り６８、６９によって左右に区画され、
互いに独立した熱交換媒体用回路７０、７１が形成され
ている。仕切り６８によって区画されたタンク室６２
ａ、６２ｂのうち、タンク室６２ａは、仕切壁７２によ
ってさらに室８１、８２に区画され、タンク室６２ｂは
仕切壁７３によってさらに室８３、８４に区画されてい
る。
【００２９】入口パイプ７４から流入された冷媒７５
は、室８１から細管６４を通して室８５に送られ、室８
５から細管６４を通して室８２に送られた後、出口パイ
プ７６から流出される。入口パイプ７７から流入された
熱媒７８は、室８３から細管６４を通して室８６に送ら
れ、室８６から細管６４を通して室８４に送られた後、
出口パイプ７９から流出される。したがって、図６に示
すような、互いに独立した冷媒用回路７０および熱媒用
回路７１が形成される。
は、室８１から細管６４を通して室８５に送られ、室８
５から細管６４を通して室８２に送られた後、出口パイ
プ７６から流出される。入口パイプ７７から流入された
熱媒７８は、室８３から細管６４を通して室８６に送ら
れ、室８６から細管６４を通して室８４に送られた後、
出口パイプ７９から流出される。したがって、図６に示
すような、互いに独立した冷媒用回路７０および熱媒用
回路７１が形成される。
【００３０】このように構成された多管式熱交換器６１
が、図７ないし図９に示すように、通風ダクト９１内
に、回路７０、７１が通過空気流９２に対して左右に、
あるいは上下に並列に位置するように配置される。そし
て本実施態様では、多管式熱交換器６１の空気流出側
に、スライド式ダンパ９３が設けられることにより、目
標とする空調装置９４に構成されている。なお、スライ
ド式ダンパ９３は、各回路７０、７１を出口側において
開閉する回動式のダンパとすることも可能である。
が、図７ないし図９に示すように、通風ダクト９１内
に、回路７０、７１が通過空気流９２に対して左右に、
あるいは上下に並列に位置するように配置される。そし
て本実施態様では、多管式熱交換器６１の空気流出側
に、スライド式ダンパ９３が設けられることにより、目
標とする空調装置９４に構成されている。なお、スライ
ド式ダンパ９３は、各回路７０、７１を出口側において
開閉する回動式のダンパとすることも可能である。
【００３１】このように構成された空調装置９４におい
ては、各空調モードは次のように制御される。図７に示
すように、ダンパ９３の位置を回路７１の出口側を閉じ
る位置に調整すると、通過空気流９２は回路７０部分を
直進して通過し、冷房モードとなる。
ては、各空調モードは次のように制御される。図７に示
すように、ダンパ９３の位置を回路７１の出口側を閉じ
る位置に調整すると、通過空気流９２は回路７０部分を
直進して通過し、冷房モードとなる。
【００３２】図８に示すように、ダンパ９３の位置を回
路７０の出口側を閉じる位置に調整すると、通過空気流
９２は、熱交換器本体内で風向を変向され、回路７０部
分を通過した後回路７１部分を通過し、該回路７１部分
から流出する。このとき、回路７１に熱媒を流通させ、
回路７０への冷媒の流通を停止すると、暖房モードとな
る。両回路７０、７１の各々熱交換媒体を流通させる
と、除湿冷房や除湿暖房モードとでき、各熱交換媒体の
流量を制御することにより、温度調整できる。
路７０の出口側を閉じる位置に調整すると、通過空気流
９２は、熱交換器本体内で風向を変向され、回路７０部
分を通過した後回路７１部分を通過し、該回路７１部分
から流出する。このとき、回路７１に熱媒を流通させ、
回路７０への冷媒の流通を停止すると、暖房モードとな
る。両回路７０、７１の各々熱交換媒体を流通させる
と、除湿冷房や除湿暖房モードとでき、各熱交換媒体の
流量を制御することにより、温度調整できる。
【００３３】また、図９に示すように、ダンパ９３を回
路７０と回路７１の中間に位置させると、通過空気流９
２は熱交換器本体内で分流して、両回路７０、７１部分
のそれぞれから流出する。したがって、エアミックスモ
ードとできる。
路７０と回路７１の中間に位置させると、通過空気流９
２は熱交換器本体内で分流して、両回路７０、７１部分
のそれぞれから流出する。したがって、エアミックスモ
ードとできる。
【００３４】この図９に示したモードにおいて、とくに
回路７０を上部側に、回路７１を下部側に配置すると、
通風ダクト９１内の上部側に回路７０で冷却された空気
を、通風ダクト９１内の下部側には回路７１で加熱され
た空気を流すことが可能となる。したがって、このよう
に上下に温度差をもたせた空気流に対応して、車室内へ
の吹出口を配設しておくことにより、いわゆるバイレベ
ルの空調状態、たとえば「頭寒足熱」の空調状態を容易
に作り出すことができる。
回路７０を上部側に、回路７１を下部側に配置すると、
通風ダクト９１内の上部側に回路７０で冷却された空気
を、通風ダクト９１内の下部側には回路７１で加熱され
た空気を流すことが可能となる。したがって、このよう
に上下に温度差をもたせた空気流に対応して、車室内へ
の吹出口を配設しておくことにより、いわゆるバイレベ
ルの空調状態、たとえば「頭寒足熱」の空調状態を容易
に作り出すことができる。
【００３５】なお、上記各実施態様においては、多管式
熱交換器を２つの独立回路に区切る場合のみについて説
明したが、本発明においては、３つ以上の回路に区切る
ことも可能である。
熱交換器を２つの独立回路に区切る場合のみについて説
明したが、本発明においては、３つ以上の回路に区切る
ことも可能である。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多管式熱
交換器および空調装置によれば、一つの多管式熱交換器
内に少なくとも２つの互いに独立した熱交換媒体用回路
を形成するようにしたので、一つの多管式熱交換器であ
りながら複数の熱交換器を配設したと同等の機能を発揮
させることが可能となり、熱交換器配設用のスペースを
大幅に縮小して、空調装置全体を大幅に小型化すること
ができる。
交換器および空調装置によれば、一つの多管式熱交換器
内に少なくとも２つの互いに独立した熱交換媒体用回路
を形成するようにしたので、一つの多管式熱交換器であ
りながら複数の熱交換器を配設したと同等の機能を発揮
させることが可能となり、熱交換器配設用のスペースを
大幅に縮小して、空調装置全体を大幅に小型化すること
ができる。
【図１】本発明の第１実施態様に係る多管式熱交換器の
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の熱交換器の熱交換媒体用回路の概略構成
図である。
図である。
【図３】図１の熱交換器を用いた空調装置の概略構成図
である。
である。
【図４】図３とは異なる空調モードを示す空調装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図５】本発明の第２実施態様に係る多管式熱交換器の
斜視図である。
斜視図である。
【図６】図５の熱交換器の熱交換媒体用回路の概略構成
図である。
図である。
【図７】図５の熱交換器を用いた空調装置の概略構成図
である。
である。
【図８】図７とは異なる空調モードを示す空調装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図９】図７、図８とは異なる空調モードを示す空調装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
１、６１ 多管式熱交換器 ２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂ、６２ａ、６２ｂ タンク室 ２、３、６２、６３ タンク ４、６４ 細管 ５、６、７０、７１ 熱交換媒体用回路 ７、７５ 冷媒 ８、７８ 熱媒 ９、１１、６８、６９ 仕切り １０、９２ 通過空気流 １２、１３、１５、１６、１７、１９、７２、７３ 仕
切壁 １４、１８ 連通孔 ２０、２２、７４、７７ 入口パイプ ２１、２３、７６、７９ 出口パイプ ２４、２５、６５、６６ 側板 ２６、６７ 支持板 ３１、３２、３３、３４、３５、３６、３７、３８、３
９、４０、４１、４２、８１、８２、８３、８４、８
５、８６ 室 ５１ ９１ 通風ダクト ５２、９３ スライド式ダンパ ５３、９４ 空調装置
切壁 １４、１８ 連通孔 ２０、２２、７４、７７ 入口パイプ ２１、２３、７６、７９ 出口パイプ ２４、２５、６５、６６ 側板 ２６、６７ 支持板 ３１、３２、３３、３４、３５、３６、３７、３８、３
９、４０、４１、４２、８１、８２、８３、８４、８
５、８６ 室 ５１ ９１ 通風ダクト ５２、９３ スライド式ダンパ ５３、９４ 空調装置
Claims (8)
- 【請求項１】 対向配置された一対のタンクと、両タン
ク間に延設され両タンクに連通する複数の細管とを有す
る多管式熱交換器において、該熱交換器内における熱交
換媒体の回路を少なくとも２つの独立した回路に区切
り、各回路に互いに異なる熱交換媒体を流通可能に構成
したことを特徴とする多管式熱交換器。 - 【請求項２】 前記少なくとも２つの独立した回路が、
熱交換器の空気の通過方向に対して前後に配置されてい
る、請求項１の多管式熱交換器。 - 【請求項３】 前記少なくとも２つの独立した回路が、
熱交換器の空気の通過方向に対して左右に配置されてい
る、請求項１の多管式熱交換器。 - 【請求項４】 前記少なくとも２つの独立した回路が、
熱交換器の空気の通過方向に対して上下に配置されてい
る、請求項１の多管式熱交換器。 - 【請求項５】 前記少なくとも２つの独立した回路の一
方に冷媒が流通され、他方に熱媒が流通される、請求項
１ないし４のいずれかに記載の多管式熱交換器。 - 【請求項６】 通風ダクト内に、請求項１ないし５のい
ずれかに記載の多管式熱交換器と、該熱交換器本体内に
おける空気流を制御可能なダンパ手段とを有することを
特徴とする空調装置。 - 【請求項７】 前記ダンパ手段が、前記少なくとも２つ
の独立した回路間に設けられたスライド式ダンパからな
る、請求項６の空調装置。 - 【請求項８】 前記ダンパ手段が、多管式熱交換器の空
気流出側の設けられたダンパからなる、請求項６の空調
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18403996A JPH109777A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 多管式熱交換器および空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18403996A JPH109777A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 多管式熱交換器および空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109777A true JPH109777A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16146298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18403996A Pending JPH109777A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 多管式熱交換器および空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH109777A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2284375A1 (es) * | 2006-02-15 | 2007-11-01 | Corporacion Capricornio Technologies, S.L. | Intercambiador de calor y climatizador que comprende dicho intercambiador. |
| JP2008537088A (ja) * | 2005-04-01 | 2008-09-11 | フィウィヘックス・ベスローテン・フェンノートシャップ | 熱交換器およびその適用 |
| JP2012145311A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| WO2014143307A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Rodney Koch | Single exchanger hvac unit and power machines using the same |
| EP2930455A1 (de) * | 2014-04-10 | 2015-10-14 | MAHLE International GmbH | Wärmeübertrager |
| JP2016511724A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-04-21 | フイジョウ キムリー テクノロジー シーオー．、エルティーディー．シェンジェン ブランチ | 電子タバコケース |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP18403996A patent/JPH109777A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008537088A (ja) * | 2005-04-01 | 2008-09-11 | フィウィヘックス・ベスローテン・フェンノートシャップ | 熱交換器およびその適用 |
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| CN104520122A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-04-15 | 克拉克设备公司 | 单交换器hvac单元和使用单交换器hvac单元的动力机器 |
| EP2930455A1 (de) * | 2014-04-10 | 2015-10-14 | MAHLE International GmbH | Wärmeübertrager |
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