JP2005231406A - 車両用空調ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】空調風を均一に分布させると共に、冷却を行うエバポレータ内の冷媒の分流を均一に且つ冷媒通路抵抗の増大を防止して冷却性能を向上させる。
【解決手段】ユニットケース2の一側面2aに導入口2cが設けられ、ユニットケース2内に導入口2cからユニットケース2の他側面2bに向かって導入口2cから通じる導入路8がユニットケース2内に形成され、導入路8に沿ってエバポレータ4、5が配設された空調ユニット1に、導入口2cから他側面2bに向かって導入路8の通路断面積が小さくなるように複数のエバポレータ4、5を段違いに配設し、且つこれらエバポレータ4、5に1つの膨張弁10で減圧された冷媒を分配・供給する。
【選択図】図1
【解決手段】ユニットケース2の一側面2aに導入口2cが設けられ、ユニットケース2内に導入口2cからユニットケース2の他側面2bに向かって導入口2cから通じる導入路8がユニットケース2内に形成され、導入路8に沿ってエバポレータ4、5が配設された空調ユニット1に、導入口2cから他側面2bに向かって導入路8の通路断面積が小さくなるように複数のエバポレータ4、5を段違いに配設し、且つこれらエバポレータ4、5に1つの膨張弁10で減圧された冷媒を分配・供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車内の空調を行う車両用空調ユニットに関する。
図5は、特許文献1に開示された従来の自動車用の車両用空調ユニット100を示す。この車両用空調ユニット100は、ケース110側方に送風機(ブロア)120をオフセットした構造となっている。
送風機120は、その駆動によって車外の空気や車室内の空気をケース110内に導入する。エバポレータ130は送風機120からの空気の送風路内に配置されており、内部に冷媒が供給されることにより送風機120からの空気を冷却する。エバポレータ130によって冷却された空気は、吹出口140からベントダクトやデフダクト等に供給されて、車室内の空調を行ったり、フロントガラスの曇止めを行う。
この車両用空調ユニットでは、ケース110におけるエバポレータ130との対応部分に送風路の断面積を小さくするガイド部150を形成するものであり、ガイド部150によってエバポレータ130に流入する空気の流速の差を2倍前後の範囲内に制御して空気の風速を均一にしている。
特開平8−72530号公報
しかしながら、図5に示す車両用空調ユニットでは、エバポレータ130が大型化して幅方向の寸法が大きくなった場合には、エバポレータ130内に供給される冷媒の分流が不均一となると共に、エバポレータ130内の冷媒通路抵抗が大きくなる。これにより、車両用空調ユニット100の性能が低下する問題を有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、エバポレータ内の冷媒の分流を均一にすると共に冷媒通路抵抗の増大を防止し、これにより、冷却性能を向上させることが可能な車両用空調ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の車両用空調ユニットは、ユニットケースの一側面に導入口が設けられ、該ユニットケース内に該導入口からユニットケースの他側面に向かって該導入口から通じる導入路がユニットケース内に形成され、導入路に沿ってエバポレータが配設された空調ユニットであって、前記導入口から他側面に向かって導入路の通路断面積が小さくなるように複数のエバポレータが段違いに配設され、且つこれらエバポレータには1つの膨張弁で減圧された冷媒が分配・供給されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ケース内の導入路に沿って複数のエバポレータを段違いに配置しているため、エバポレータを通過する空気の流速を均一に分布させることができる。
また、エバポレータが複数設けられるため、エバポレータを大型とする必要がないうえに、それぞれのエバポレータに対しては、同一の膨張弁から冷媒が供給されるため、供給される冷媒が個々のエバポレータ内で均一に分流されると共に冷媒通路抵抗が大きくなることがないため、冷媒が円滑に流動することができる。このため、車両用空調ユニット全体としての冷却性能を向上させることができる。
図1〜図4は、本発明の一実施形態を示し、図1は車両用空調ユニット1の平面図、図2はその斜視図、図3は膨張弁との接続を示す斜視図、図4はエバポレータ内の冷媒の移動を示す斜視図である。
車両用空調ユニット1は、ユニットケース2の一側面2a側に送風機3が配置されると共に、2つのエバポレータ4、5が配置されている。送風機3は、車外の空気または車内の空気を一側面2aに形成された導入口2cを通じてユニットケース2内に導入するものであり、導入された空気はエバポレータ4、5の方向に供給される。この供給を行うため、ユニットケース2には、送風機3、および導入口2cと連通する導入路8が形成されている。
2つのエバポレータ4、5は、送風路9内に導入路8に沿って配置されている。そして、これらエバポレータ4、5は、導入口2cからユニットケース2の他側面2bに向かって導入路8の通路断面積が小さくなるように複数のエバポレータ4、5が段違いに、且つ並列に配設されている。
このように配置することにより、送風機3からの空気は、それぞれのエバポレータ4、5に均等に分配される。すなわち、流路断面積が一定になるようにエバポレータを配設した場合には、導入された空気の多くが下流側のエバポレータ4を通過し、上流側のエバポレータ5は通過しないが、導入された空気が導入路8を進むにしたがって流路断面積が小さくなるようにエバポレータ4、5が段違いに配設されていることにより、導入路8下流側の通路抵抗が大きくなり、上流側のエバポレータ5を空気が通過するようになる。これにより、空気をエバポレータ4、5に均等に分配することができるものである。
それぞれのエバポレータ4、5は、内部に冷媒が供給されることにより、冷媒と空気との熱交換を行って空気を冷却する。冷却された空気は、送風路9を通じて各吹出口6を通じて車室内に送風される。なお、図1において、符号7は、エバポレータ4、5の下流側に配置されたヒータコアであり、エバポレータ4、5を通過した空気を加熱する。図示を省略するが、ユニットケース2内には、ヒータコア7を通過した空気とヒータコア7を通過しない空気とを混合する混合流路が形成されており、これにより、吹出口6から吹き出す空気の温度制御を行うことが可能となっている。
図2は、エバポレータ4、5によって冷却された空気の吹き出し方向を示し、ユニットケース2には吹出口6a、6b、6c、6dが開口されている。吹出口6aは、ユニットケース2における車室側に開口しており、ベントダクト(図示省略)に接続されることにより、車室内に空調風を供給する。吹出口6bは、ユニットケース2の上面に開口しており、デフロスタダクト(図示省略)に接続されることにより、フロントガラスの曇止めのための空調風を供給する。吹出口6c、6dは、ユニットケース2の左右両側に開口しており、フットダクト(図示省略)に接続されることにより車床上に空調風を供給する。
この実施形態における2つのエバポレータ4、5は、同一の膨張弁10に接続されることにより、膨張弁10からの冷媒が供給される。この膨張弁10との接続を図1及び図3により説明する。
膨張弁10は、図1に示すように、ユニットケース2の外側に設けられており、ユニットケース2に設けられた配管ブロック11と連結される。配管ブロック11は、それぞれのエバポレータ4、5に冷媒を分流供給するための配管12、13を備えている。
配管12は、下流側のエバポレータ4に冷媒を供給するものであり、エバポレータ4への冷媒の供給管路12aと、エバポレータ4からの冷媒の戻り管路12bとを備えている。配管13は、上流側のエバポレータ5に冷媒を供給するものであり、エバポレータ5への冷媒の供給管路13aと、エバポレータ5からの冷媒の戻り管路13bとを備えている。
図4は、エバポレータ4内における冷媒の流動経路を示し、エバポレータ5も同様となっている。エバポレータ4には、入口から冷媒が流入し、熱交換用のチューブを通過するときに空気と熱交換し、空気から気化熱を奪って蒸発した後、出口から配管ブロック11を介して膨張弁10に流出する。エバポレータ4は、複数のゾーン4a、4b、4c、4d、4eとこれらゾーン4a、4b、4c、4d、4eを連通する複数のチューブとを備えている。エバポレータ4の入口から第1ゾーン4aに流入した冷媒は、第1ゾーン4aから背面右側の各チューブ内を下降して第2ゾーン4bに移動し、第2ゾーン4bから背面左側の各チューブ内を上昇する。そして、背面左側の各チューブ内を上昇した冷媒は、第3ゾーン4cを通じて、正面左側の各チューブ内を下降し、第4ゾーン4dに移動する。そしてさらに、第4ゾーン4dに移動した冷媒は、正面右側の各チューブ内を上昇して第5ゾーン4eへ移動し、第5ゾーン4eからエバポレータ4の出口を通じて配管ブロック11に戻される。
このような実施形態では、2つのエバポレータ4、5をユニットケース2内に段違いに配置しているため、ユニットケース2内の空気を均等に分配することができる。このため、エバポレータ4、5によって冷却された空気を均一に分布させることが可能となっている。このようにエバポレータ4、5を段違い状に配置することにより空気を均一に分布させることができることから、空気を均一に分布させるためにユニットケース2にガイド部を形成する必要がなくなる。このため、ユニットケース2への設計変更がなくなり、ユニットケース2の設計及び製造が容易となる。
また、2つのエバポレータ4、5によって冷却を行うため、個々のエバポレータ4、5を大型とする必要がない。これに加えて、それぞれのエバポレータ4、5に対しては、同一の膨張弁10から冷媒が供給され、供給される冷媒が個々のエバポレータ4、5の内部で均一に分流される。しかも、各エバポレータ4、5内では、熱交換のための冷媒通路が長くならないため、冷媒通路抵抗が大きくなることがない。これらにより、冷媒がエバポレータ4、5内を円滑に流動することができ、車両用空調ユニット1全体としての冷却性能を向上させることができる。
さらに、エバポレータ4、5を小型としても所定の性能を保持できるため、エバポレータ4、5の大量生産が容易となり、コスト低減が可能となる。
なお、この実施形態では、エバポレータをユニットケース2内に2つ配置しているが、3つ以上であっても同様に作用することができる。
1…車両用空調ユニット
2…ユニットケース
2a…一側面
2b…他側面
2c…導入口
4…エバポレータ
8…導入路
10…膨張弁
2…ユニットケース
2a…一側面
2b…他側面
2c…導入口
4…エバポレータ
8…導入路
10…膨張弁
Claims (1)
- ユニットケース(2)の一側面(2a)に導入口(2c)が設けられ、該ユニットケース(2)内に該導入口(2c)からユニットケース(2)の他側面(2b)に向かって該導入口(2c)から通じる導入路(8)がユニットケース(2)内に形成され、導入路(8)に沿ってエバポレータ(4、5)が配設された車両用空調ユニット(1)であって、
前記導入口(2c)から他側面(2b)に向かって導入路(8)の通路断面積が小さくなるように複数のエバポレータ(4、5)が段違いに配設され、且つこれらエバポレータ(4、5)には1つの膨張弁(10)で減圧された冷媒が分配・供給されることを特徴とする車両用空調ユニット(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004039927A JP2005231406A (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 車両用空調ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004039927A JP2005231406A (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 車両用空調ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005231406A true JP2005231406A (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=35014808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004039927A Pending JP2005231406A (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 車両用空調ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005231406A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010131918A3 (ko) * | 2009-05-14 | 2011-03-03 | 한라공조주식회사 | 다중 증발 시스템 |
KR101465979B1 (ko) | 2008-07-11 | 2014-11-27 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량용 공조시스템 |
JP2017194235A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | エバポレータ |
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2004
- 2004-02-17 JP JP2004039927A patent/JP2005231406A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010131918A3 (ko) * | 2009-05-14 | 2011-03-03 | 한라공조주식회사 | 다중 증발 시스템 |
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