JPH07164010A - 完全連続圧延における固定スタンドクロスフォージ圧接法 - Google Patents

完全連続圧延における固定スタンドクロスフォージ圧接法

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JPH07164010A
JPH07164010A JP31041493A JP31041493A JPH07164010A JP H07164010 A JPH07164010 A JP H07164010A JP 31041493 A JP31041493 A JP 31041493A JP 31041493 A JP31041493 A JP 31041493A JP H07164010 A JPH07164010 A JP H07164010A
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JP31041493A
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Susumu Mizunuma
晋 水沼
Tadatsugu Yoshida
忠継 吉田
Tsuyoshi Higo
剛志 比護
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 完全連続圧延を行うため、圧延中のシートバ
ーの先行材の後端部と後行材の先端部とに大きな圧着力
を生ぜしめて両者を接合する。 【構成】 パスラインに対して直角方向に動く垂直ブロ
ックと水平方向に動く水平ブロックを組合せた構造体を
パスラインの上下に固定配置し、この構造体によって先
行材後端部に後行材の先端部を押し付けて、両者を接合
する。 【効果】 短時間に接合することができると共に、シー
トバーの全幅方向の接合が容易に行われ、圧延時に破断
が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、完全連続熱間圧延を行
う際に、パスライン上に固定して設置された接合機を用
いて、粗圧延工程と仕上圧延工程の間で被圧延材(シー
トバー、棒材など)をオンラインで接合する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、薄板の熱間タンデム圧延で
は、製鋼工程から送られてきたスラブを粗圧延してシー
トバーとし、このシートバーを多スタンドの熱間仕上圧
延機で圧延してコイルに捲き取ることにより所定の寸法
の薄板コイルにしている。
【0003】しかし、仕上圧延において、シートバーが
有限長さであることによりシートバー先端の噛み込みお
よびシートバー後端の尻抜け時の非定常圧延が避けられ
ない。このため、板の絞り込みなどの通板不良発生防止
などの観点から、シートバーの先後端の通板時に通板速
度を遅くする方法がとられており、生産性が阻害される
要因となっている。
【0004】その対策として、有限長さのシートバーを
粗圧延機と仕上圧延機の間で接合して、いわゆるエンド
レス圧延を行うことが検討されている。すなわち、図6
の点線5で囲まれた部分でシートバーを接合することが
課題である。
【0005】ここで、1,1′は仕上圧延用ロール、2
は被圧延材であるシートバーの先行材、2−1は先行材
の後端部、3は後行材、3−1は後行材の先端部、4は
テーブルローラー、5は接合位置である。
【0006】特開昭57−109574号には、粗圧延
機、コイルボックス、保熱装置、捲き戻し装置、移動式
接合機(スイングローラー式テーブル)、仕上圧延機か
らなるプロセスが開示されている。この方法では、接合
は溶接により行われる。したがって、先行材の後端部と
後行材の先端部の全面を接合するためには時間がかか
り、移動式接合機の走行距離が長くなる。
【0007】固定式溶接機の例として、特開昭61−1
58285号および特開昭61−242768号に通電
加熱とアップセットを用いるプロセスが示されている。
この方法では固定式溶接機を用いるのでスイングローラ
ー式テーブルは不要である。しかし、ルーパーなどのシ
ートバーの貯蔵装置が必要であり、シートバーが塑性変
形をしない最小の曲げ曲率半径が25m程度のオーダー
となることが多いことを考慮すると、ルーパーなどの設
備の大型化が避けられず高コストになる欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来技術
では、シートバーの溶接に長い時間を要するので、設備
コストが高くなる問題があった。この問題を解決するた
めに、短時間で接合できる技術を開発することが必要で
ある。
【0009】短時間で接合する手段としては、すでに被
圧延材が900〜1300℃程度の高温であることを考
えれば圧力をかけて固相接合するのが最も効率的であ
る。先行材の後端部の端面と後行材の先端部の両端面を
圧接するためには、図7の矢印で示したように両面が圧
着する方向に力を加えなければならない。このための方
法として、常識的に鍛接法とピンチローラー法の2つが
知られている。図8は鍛接法である。ここで、6はシー
トバーの先後端を鍛造するためのパンチであり、太い矢
印の方向に力が加わるが、この作用によりシートバーの
先後端部は点線の矢印の方向に押し付けられて圧着され
る。この方法によれば比較的短時間で接合することが可
能であるが、図8(b)に、接合後のシートバーの幅方
向形状を示したが、接合部8は幅が広がっており、種々
の圧延トラブルの原因となる。一方、ピンチローラー法
は図9に示したように、ローラー9による摩擦力によっ
て、シートバーの先後端部に点線の矢印方向に圧着力を
作用させる方法である。しかし、この方法では圧着力が
弱いので、シートバーの先後端部を融点近くの高温に上
げなければならない。ロール本数を増やせば圧着力を増
やすことができるが、シートバー表面の表面疵も同時に
増やすことになり、製品の商品価値を失う原因となる。
【0010】したがって、本発明の目的はシートバーを
圧着により接合する際に、このような欠点のない新しい
接合方法、特に、走行スタンドを用いないで接合する方
法の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】シートバーの圧着力の大
きい圧接法であって、しかも、固定スタンドで圧着可能
な方法であって、その要旨とするところは、先行材は仕
上圧延機に噛み込んで圧延中であり、後行材は先行材に
近接して、先行材とほぼ同速度で走行中である2本のシ
ートバーの先行材の後端部と後行材の先端部を走行中に
接合する方法であって、支持体に垂直方向に移動可能に
支持され、軸線が垂直方向である垂直ブロックと前記支
持体に垂直方向および水平方向に移動可能に支持され、
前記垂直ブロックと傾斜面を介して移動可能に接してお
り、しかも垂直ブロックの動きにつれて垂直方向のみで
なくパスラインの水平方向前方に移動可能な、軸線が水
平方向である水平ブロックとからなる前方移動ユニット
を少くとも1つを有する上部構造体と、この上部構造体
とパスラインを含む水平面に対してほぼ対称な前記ブロ
ックの配置を有する下部構造体とがパスラインをはさん
で離隔して対向配置された接合機を、パスライン上に固
定して設置し、走行中の2本のシートバーの先行材の後
端部と後行材の先端部が前記接合機体の出口に到達する
とほぼ同時に、この接合機の垂直ブロックを垂直移動さ
せることにより、上部および下部の前方移動ユニットの
水平ブロックで後行材の先端部を上下からはさむと同時
に後行材を先行材に押し付けて、先行材の後端面と後行
材の先端面を圧着させることを特徴とするシートバーの
オンライン接合方法であり、更に前記接合機の出口から
仕上圧延機入側の間のパスラインの上下に複数のガイド
ローラーを配置して先行材の後端部と後行材の先端部を
圧着させることを特徴とするものであり、また、接合機
に近接した前記ガイドローラーを先行材の走行方向に逆
らう向きに駆動して先行材後端面と後行材先端面を圧着
させることであり、また、先行材後端部と後行材先端部
が前記接合機の上下の水平ブロックの出側を通り過ぎる
直前に前記接合機の垂直ブロックを移動させ、前方移動
ユニットによるシートバーの圧着を開始して、先行材後
端部の内の小部分も水平ブロックの先端部ではさんで圧
着することを特徴とするものである。
【0012】更に、本発明は、先行材は仕上圧延機に噛
み込んで圧延中であり、後行材は先行材に近接して先行
材とほぼ同速度で走行中である2本のシートバーの先行
材の後端部と後行材の先端部を走行中に接合する方法で
あって、支持体に垂直方向に移動可能に支持され、軸線
が垂直方向である垂直ブロック前記支持体に垂直方向お
よび水平方向に移動可能に支持され、前記垂直ブロック
傾斜面を介して移動可能に接しており、垂直ブロックの
垂直方向の移動によりパスラインの前方に水平移動す
る、軸線が水平方向である水平ブロックとからなる前方
移動ユニットを少くとも1つ有する上部構造体と、パス
ラインをはさんで対向して配置した水平移動可能に支持
ブロックを支持する昇降可能な下部支持体とから構成さ
れた接合機を、パスライン上に固定配置し、前記走行中
の2本のシートバーの先行材の後端部と後行材の先端部
が、前記接合機の出口に到達した時、前記接合機の垂直
ブロックを移動させると共に、下部支持体を上昇させて
水平ブロックと支持ブロックにより後行材を上下よりは
さむと同時に、後行材を先行材に押し付け、先行材の後
端面と後行材の先端面を圧着させることを特徴とする完
全連続圧延における固定スタンドクロスフォージ圧接法
であり、また、前記接合機の出口から仕上圧延機入側の
間のパスラインの上下に複数のガイドローラーを配置し
て先行材の後端部と後行材の先端部を圧着させるもので
あり、また前記接合機に近接したガイドローラーを先行
材の走行方向に逆らう向きに駆動して先行材の後端面と
後行材の先端面を圧着させるものであり、更に、先行材
後端部が前記接合機の水平ブロックおよび支持ブロック
の出側を通過する直前に前記接合機の垂直ブロックを移
動させ、下部支持体を上昇させ、後行材先端と先行材後
端の一部を前記水平ブロックと前記支持ブロックを上下
よりはさんで後行材の先端面と先行材の後端面を圧着さ
せるものである。
【0013】原理図である図1および図2に基づいて本
方法を説明する。図1は圧着直前の接合機10とシート
バーの位置関係を示している。先行材2は仕上圧延機に
噛み込んで圧延中であり、後行材3は先行材に近接し
て、先行材とほぼ同速度で走行中である2本のシートバ
ーの先行材の後端部2−1と後行材の先端部3−1を走
行中に接合する支持体18に垂直方向のみに移動可能に
支持され、軸線12が垂直方向である垂直ブロック13
と、前記支持体に垂直方向および水平方向に移動可能に
支持され、前記垂直ブロックと傾斜面14を介して互い
に移動可能に接しており、しかも垂直ブロックの動きに
つれて垂直方向のみでなく水平方向前方に移動可能な、
軸線15が水平方向である水平ブロック16の2つのブ
ロックからなる前方移動ユニット17の1つ以上からな
る上部構造体18と、この上部構造体とパスラインを含
む水平面に対して前記ブロックとほぼ対称に垂直ブロッ
ク13′と水平ブロック16′が配置された下部構造体
18′を、前記上部構造体と前記下部構造体の間に少く
ともシートバーが走行する空隙をもって離隔して配置し
た接合機10を、パスライン上に固定して設置する。走
行中の2本のシートバーの先行材の後端部と後行材の先
端部の接合予定位置19がこの接合機の出口部分20に
到達するとほぼ同時に、この構造体中の垂直ブロック1
3,13′を移動(下降、上昇)させることにより、上
部および下部構造体の前方移動ユニットの水平ブロック
16,16′が下降または上昇して後行材の先端部を上
下からはさむと同時に後行材を先行材に押し付ける力を
生じせしめ、後行材の先端面を先行材の後端面に圧着さ
せることができる。更に、この接合用構造体の出口から
仕上圧延機入側の間のパスライン方向の上下に複数のガ
イドローラー21,21′などを配置して先行材を上下
から拘束すれば先行材の座屈を抑えることにより、先行
材の後端面と後行材の先端面を容易に圧着させるもので
ある。このシートバーのオンライン接合方法を固定スタ
ンドクロスフォージ圧接法あるいは固定スタンドクロス
フォージアプセット法とよぶことにする。
【0014】なお、上記方法では座屈防止用のガイドロ
ールを用いているが、たとえば、仕上圧延機入側から1
m程度以内の至近距離で接合が終了する場合にはこれは
なくてもよい。
【0015】図2は、上記の方法により圧着中の接合機
とシートバーなどの位置関係を示している。接合機10
の垂直ブロック13,13′は油圧装置など(図示せ
ず)によりV1 の速度で圧し下げられる。この動きにつ
れ、水平ブロック16および16′は図中に示した太い
矢印の向きに速度V2 で移動する。この時、 V2 =V1 cot θ の関係がある。
【0016】また、垂直ブロックと水平ブロックとが接
する傾斜面14,14′の摩擦係数が0の場合にはV1
方向の力をF,V2 方向の力をPとすると、 P=Ftan θ の関係がある。したがって傾斜面は摺動面として潤滑を
施す、あるいは軸受などを利用することにより摩擦係数
を下げることが好ましい。
【0017】水平ブロックがシートバーと接する面2
2,22′は、この面に働く摩擦力でシートバーを圧接
するので面粗度は粗い方がよいが、あまり粗くすると製
品表面の品質を低下させる可能性がある。
【0018】本方法により圧着されるシートバーの先後
端部の断面のスケールは、スケールブレーカにより圧着
直前に落としておくのが望ましい。これには、従来技術
であるガスを吹き付ける方法やショットピーニング方式
など各種の方法を適用できる。これにより接合する端面
が清浄化され圧着しやすくなる。圧着後水平ブロックを
元の位置に戻すためには、油圧方式、機械的方式などの
各種従来技術を適用できる。
【0019】更に、先行材後端部と後行材先端部の軸心
を正確に合わせる技術を種々検討した結果、図3に示し
たように、先行材後端部2−1と後行材先端部3−1が
接合機10の上下に配設された水平ブロックの出側2
3,23′を通り過ぎる直前に、前方移動ユニットによ
るシートバーの圧着を開始することにより、先行材後端
部の小部分も水平ブロックではさむことにより、圧着時
に先行材と後行材の軸心を確実に一致させることができ
ることが明らかになった。
【0020】以上のように、接合機10による圧着力で
シートバーを接合する技術が確立された。この方法では
この圧着力が仕上圧延機の第1スタンドの圧延挙動に影
響をおよぼし、この結果仕上圧延機出側の板厚精度にわ
ずかではあるが影響をおよぼす場合がある。この影響を
軽減するためには、接合機に近接したガイドローラーを
先行材の走行方向に逆らう向きに駆動させて圧着力の影
響を軽減させることが有効である。
【0021】更に、接合機の下部は上部とほぼ同じ構造
であるが、下部構造を簡単にする方法としては、図4に
示したように、前述の接合機の下部構造体24を、上部
構造体18からの圧し下げ力を支える支持ブロック25
と、この支持ブロックを水平方向へ移動可能に支持し、
かつ昇降可能な下部支持体からなる構造に変えてもよ
い。上部構造体による圧し下げ圧力を図2の場合の2倍
にすることでほぼ同じ効果が得られる。この場合支持ブ
ロック25を水平方向に移動可能にするには、ローラー
26、あるいは摺動面で支持することが可能である。こ
の接合機では、シートバーは上部構造体の水平ブロック
と下部支持体の支持ブロックで挾まれ圧着される。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下に示す条件で図1,図2の接合機で圧
延機から5m手前の位置で連続熱間圧延テストを行っ
た。
【0023】〈シートバー〉 材質:低炭素Alキルド鋼 速度:60mpm (仕上圧延機の入側で) 温度:1000℃(仕上圧延機の入側で) 寸法:板厚50mm、板幅1100mm 端面寸法:シアーによる切断面形状を図5(a)に示し
た。図中のtは板厚である。端面の概略寸法は x1 =25mm y1 =10mm x2 =10mm y2 =26mm である。
【0024】〈圧延条件〉 仕上スタンド数:6 第1スタンドの圧下率:50% 仕上厚さ:3.2mm 座屈防止ガイドロール数:5対 〈接合機〉 上部および下部圧縮力(F):476トン 傾斜角(θ):30° 接合時間:1秒 水平ブロックの水平方向長さ:1.5m 水平ブロックの垂直方向高さ:0.8m 〈スケール除去〉 接合直前に高圧酸素を吹き付けることにより、スケール
を除去した。
【0025】上部圧力がそのまま、シートバーの端面に
働くと仮定すれば、端面の圧縮応力は5kg/mm2 とな
る。
【0026】図5(b)は圧着後の形状を模式的に示し
たものであるが、幅方向にもほぼ同形状を保っており、
全断面の90%以上が接着していた。また、引き続き仕
上圧延を行ったが、圧延時破断は生じなかった。
【0027】シートバーを圧着している時の、第1スタ
ンドのロール回転数は若干変動したが仕上板厚の変動は
接合部前後の0.3mの部分を除き、板厚の0.3%以
内であり、非常に良好であった。
【0028】(実施例2)接合機については実施例1と
同条件であるが、図3の方法により、水平ブロックによ
る圧着時期を実施例1より速くして、水平ブロックによ
り先行材の後端部の小部分もはさむことにより、先行材
と後行材の軸心をより正確に合わせて、テストを行っ
た。この結果、実施例1と同じく、全断面の90%以上
が接着しており、しかも、圧延時の破断も生じなかっ
た。
【0029】(実施例3)接合機については、実施例1
と同条件であるが、図1の接合機に近接した2対のガイ
ドローラーに対して、以下のような条件で圧下力をかけ
て先行材をはさみ、しかも、先行材の進行を妨げる向き
に回転させることにより、圧着力が仕上第1スタンドの
圧延状況に及ぼす影響を軽減させるテストを行った。
【0030】〈ガイドローラーの圧下条件〉 ロール径:500mm ロール回転数:先行材の進行を妨げる向きに1mpm ロール圧下力:100トン
【0031】圧着状況については、実施例1とほぼ同様
の結果が得られたが、寸法精度に関しては、接合部前後
の0.3mを除き、板厚の0.2%以内の板厚変動範囲
におさまり、非常に良好であった。
【0032】(実施例4)図8で示したように、上部構
造体と、これからの圧し下げ力を支える支持ブロックを
ローラーによって水平方向へ移動可能に支持した下部支
持体からなる接合機を使用してテストを行った。テスト
条件は、上部構造体については、圧縮力が952トンで
ある以外は実施例1と同じである。下部支持体の条件は
以下の通りである。
【0033】〈下部支持体〉 支持ブロック寸法:1.5m×0.3m ローラー:直径50mm×20個 この場合も、実施例1と同様の非常に良好な結果が得ら
れた。
【0034】(実施例5)実施例1における接合機を圧
延機直前に設置し、接合終了位置を圧延機直前の0.2
m位置とした。この場合はガイドロールを使用しなかっ
たが接合状況は実施例と同様であり、良好な接合状態で
あった。
【0035】
【発明の効果】本方式によれば、上記のように、固定ス
タンドで、非常に短時間で接合が完了するので、既存の
実機設備の大改造を要しない。また、全幅方向の接合が
容易に行われるので、圧延時の破断トラブルが生じない
など多くの有用な効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図(圧着時の接合機構を示す)で
ある。
【図2】本発明の原理図(接合機の機構)である。
【図3】先行材と後行材のセンタリングを向上させる方
法を説明する図である。
【図4】接合機の構造を簡単にする方法を説明する図で
ある。
【図5】(a)は実施例で用いたシートバーの先後端形
状、(b)はシートバーの接合後の形状である。
【図6】圧延ライン上の接合位置を示す図である。
【図7】シートバーの圧着力の方向を示す図である。
【図8】(a)は鍛造による接合機構、(b)は鍛造に
より接合された後のシートバーの幅方向形状を示す図で
ある。
【図9】ピンチロールによる圧着機構を示す図である。
【符号の説明】
1 仕上圧延機第1スタンド 2 シートバー(先行材) 2−1 先行材後端部 3 シートバー(後行材) 3−1 後行材先端部 4 テーブルローラー 5 接合位置 6 鍛造用パンチ 7 鍛造時のクランプ用パンチ 8 鍛造による接合部の幅方向形状 9 ピンチロール 10 接合機 11 パスラインセンター 12 垂直ブロックの軸線 13,13′ 垂直ブロック 14,14′ 垂直ブロックと水平ブロックの間の傾斜
面 15 水平ブロックの軸線 16,16′ 水平ブロック 17 前方移動ユニット 18 上部構造体 18′ 下部構造体 19 先行材後端部と後行材先端部の接合部 20 接合機の出口部分 21,21′ 先行材のガイドローラー 22,22′ 水平ブロックがシートバーと接する面 23,23′ 水平ブロックの出側 24 下部支持体 25 下部構造体の支持ブロック 26 下部構造体の支持ブロック移動用ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行材は仕上圧延機に噛み込んで圧延中
    であり、後行材は先行材に近接して、先行材とほぼ同速
    度で走行中である2本のシートバーの先行材の後端部と
    後行材の先端部を走行中に接合する方法であって、支持
    体に垂直方向に移動可能に支持され、軸線が垂直方向で
    ある垂直ブロックと、前記支持体に垂直方向および水平
    方向に移動可能に支持され、前記垂直ブロックと傾斜面
    を介して移動可能に接しており、しかも垂直ブロックの
    動きにつれて垂直方向および水平方向前方(材料の進行
    方向)に移動可能な、軸線が水平方向である水平ブロッ
    クとからなる前方移動ユニットを少くとも1つを有する
    上部構造体と、この上部構造体とパスラインを含む水平
    面に対してほぼ対称な前記ブロックの配置を有する下部
    構造体とがパスラインをはさんで離隔して対向配置され
    た接合機を、パスライン上に固定して設置し、走行中の
    2本のシートバーの先行材の後端部と後行材の先端部が
    前記接合機体の出口に到達するとほぼ同時に、この接合
    機の垂直ブロックを垂直移動させることにより、上部お
    よび下部の前方移動ユニットの水平ブロックで後行材の
    先端部を上下からはさむと同時に後行材を先行材に押し
    付けて、先行材の後端面と後行材の先端面を圧着させる
    ことを特徴とするシートバーのオンライン接合方法。
  2. 【請求項2】 前記接合機の出口から仕上圧延機入側の
    間のパスラインの上下に複数のガイドローラーを配置し
    て先行材の後端面と後行材の先端面を圧着させることを
    特徴とする請求項1記載のシートバーのオンライン接合
    方法。
  3. 【請求項3】 接合機に近接した前記ガイドローラーを
    先行材の走行方向に逆らう向きに駆動して先行材の後端
    面と後行材の先端面を圧着させることを特徴とする請求
    項2記載のシートバーのオンライン接合方法。
  4. 【請求項4】 先行材後端部と後行材先端部が前記接合
    機の上下の水平ブロックの出側を通り過ぎる直前に前記
    接合機の垂直ブロックを移動させ、前方移動ユニットに
    よるシートバーの圧着を開始して、先行材後端部の内の
    小部分も水平ブロックの先端部ではさんで圧着すること
    を特徴とする、請求項1または2に記載のシートバーの
    オンライン接合方法。
  5. 【請求項5】 先行材は仕上圧延機に噛み込んで圧延中
    であり、後行材は先行材に近接して先行材とほぼ同速度
    で走行中である2本のシートバーの先行材の後端部と後
    行材の先端部を走行中に接合する方法であって、支持体
    に垂直方向に移動可能に支持され、軸線が垂直方向であ
    る垂直ブロックと、前記支持体に垂直方向および水平方
    向に移動可能に支持され、前記垂直ブロック傾斜面を介
    して移動可能に接しており、垂直ブロックの垂直方向の
    移動によりパスラインの前方に水平移動する、軸線が水
    平方向である水平ブロックとからなる前方移動ユニット
    を少くとも1つ有する上部構造体と、パスラインをはさ
    んで対向して配置した水平移動可能な支持ブロックを支
    持する昇降可能な下部支持体とから構成された接合機
    を、パスライン上に固定配置し、前記走行中の2本のシ
    ートバーの先行材の後端部と後行材の先端部が、前記接
    合機の出口に到達した時、前記接合機の垂直ブロックを
    移動させると共に、下部支持体を上昇させて水平ブロッ
    クと支持ブロックにより後行材を上下よりはさむと同時
    に、後行材を先行材に押し付け、先行材の後端面と後行
    材の先端面を圧着させることを特徴とするシートバーの
    オンライン接合方法。
  6. 【請求項6】 前記接合機の出口から仕上圧延機入側の
    間のパスラインの上下に複数のガイドローラーを配置し
    て先行材の後端面と後行材の先端面を圧着させることを
    特徴とする請求項5記載のオンライン接合方法。
  7. 【請求項7】 前記接合機に近接したガイドローラーを
    先行材の走行方向に逆らう向きに駆動して先行材の後端
    面と後行材の先端面を圧着させることを特徴とする請求
    項6に記載のシートバーのオンライン接合方法。
  8. 【請求項8】 先行材後端部が前記接合機の水平ブロッ
    クおよび支持ブロックの出側を通過する直前に前記接合
    機の垂直ブロックを移動させ、下部支持体を上昇させ、
    後行材先端と先行材後端の一部を前記水平ブロックと前
    記支持ブロックを上下よりはさんで後行材の先端面と先
    行材の後端面を圧着させることを特徴とする請求項5な
    いし7のいずれか1項に記載のシートバーのオンライン
    接合方法。
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