JPH0716396A - 浴室等乾燥機の運転制御方法 - Google Patents

浴室等乾燥機の運転制御方法

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JPH0716396A
JPH0716396A JP5162919A JP16291993A JPH0716396A JP H0716396 A JPH0716396 A JP H0716396A JP 5162919 A JP5162919 A JP 5162919A JP 16291993 A JP16291993 A JP 16291993A JP H0716396 A JPH0716396 A JP H0716396A
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JP
Japan
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duct
opening
bathroom
outlet
closing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5162919A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiyama
浩幸 杉山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】除湿運転の開始直後と、除霜運転終了後の除湿
運転切換え直後の、冷凍サイクルの安定を待って、正規
の除湿運転をなすことにより、除湿効率の向上を図れる
浴室等乾燥機の運転制御方法を提供する。 【構成】浴室1に、吸込口16と吹出口17を有し、冷
凍サイクル機器を収容する乾燥機本体7を設け、吹出口
に隣設するダクト用口26と吹出口とを交互に開閉する
開閉ダンパ27を備え、ダクト用口に脱衣所4に延出し
て開口する分岐ダクト8を接続し、このダクトの中途部
に排気ダクト14を接続し、このダクトの接続部に、そ
れぞれのダクトを交互に開閉する切換えダンパ12を設
け、除湿運転開始とともに、所定時間は、開閉ダンパと
切換えダンパは排気ダクトを開放し、高湿度空気を外部
へ排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室と、浴室に吊した
衣類等と、脱衣所の除湿乾燥が可能な浴室等乾燥機の運
転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】言う迄もなく、浴室は常に高湿度状態に
あり、たとえ浴槽の湯を抜き、かつ浴室の窓を開放して
通風をよくしても、容易には乾燥しないものである。し
たがって、浴室壁を構成するタイルの目地の部分に、カ
ビが生成し易く、早急に繁殖する。このカビの除去に、
非常に手間が掛かることは、周知である。
【0003】そこで、浴室の早期乾燥を図るとともに、
浴室に衣類等を吊して乾燥させることも可能であって、
さらに、浴室に隣設する脱衣所も、適宜除湿乾燥が可能
な、浴室等乾燥機の利用が推奨される。
【0004】乾燥機本体は、浴室の天井に設けられ、浴
室に開口する吸込口および吹出口を有する。本体内に
は、冷凍サイクル機器が収容されていて、特に冷却器
と、凝縮器とは、互いに対向して配置される。
【0005】吸込口から乾燥機本体内に吸込まれる浴室
内の高湿空気は、冷却器に導かれて蒸発潜熱を奪われ、
除湿乾燥し、かつ低温化する。その直後、凝縮器に導か
れて凝縮熱を吸収し、元の室温に戻り乾燥した空気とな
って、吹出口から浴室内へ吹出される。
【0006】なお、上記乾燥機本体には、別途、分岐ダ
クトが接続されていて、浴室隣の脱衣所に延出される。
この脱衣所の天井には吹出口が開口していて、ここに上
記分岐ダクトが接続される。
【0007】乾燥機本体と、分岐ダクトとの接続部に
は、開閉手段である開閉ダンパが設けられていて、乾燥
した空気を吹出口である浴室と、分岐ダクトである脱衣
所に、交互に切換えて導くようにしたものもある。
【0008】いずれにしても、除湿運転スイッチをオン
すると、乾燥機本体内の冷凍サイクル機器が運転を開始
するとともに、ここに配置される送風機が送風開始をな
し、浴室もしくは脱衣所に送風をなしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、運転開始時
は、浴室内が極めて高湿度状態にあり、冷凍サイクル自
体安定しないところから、開始直後において、早急な湿
度低下は難しい。そのため、高湿度の空気が吹出され
る。特に、分岐ダクトを脱衣所に切換えている場合に
は、脱衣所に高湿状態の空気を吹出すことになり、かえ
って早期の湿度低下の阻害をなしていた。
【0010】また、使用条件によっては、冷却器に着霜
が生じることがある。そのままでは、熱交換効率が低下
するので、冷凍サイクルを逆に切換え、圧縮機から吐出
されるホットガスを、直接冷却器に導く。ここで放熱さ
せて、霜を溶融する、いわゆる除霜運転をなす。
【0011】このような除霜運転の終了直後において
も、直ちに、通常の除湿運転に切換えられるのが普通で
ある。その結果、運転開始時は、たとえば浴室内が極め
て高湿度状態にあり、冷凍サイクル自体安定せず、開始
直後においても早急な湿度低下が望まれない。高湿度の
空気が吹出され、特に、分岐ダクトを脱衣所に切換えて
いる場合には、脱衣所に高湿状態の空気を吹出すことに
なり、完全な除湿乾燥運転を阻害する。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みなされた者であ
り、その目的とするところは、除湿運転の開始直後と、
除霜運転終了後の除湿切換え直後の、冷凍サイクル不安
定時期は、高湿度の吹出空気を外部へ排気し、サイクル
安定にともなって完全な除湿運転に切換えることによ
り、除湿効率の向上を図った浴室等乾燥機の運転制御方
法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の第1の発明の浴室等乾燥機の運転制御方法は、浴室に
開口する吸込口および吹出口を有するとともに冷凍サイ
クル機器を収容する乾燥機本体を浴室の天井に設け、上
記吹出口に隣接してダクト用口を開口し、このダクト用
口と上記吹出口とを交互に開閉する開閉手段を備え、こ
のダクト用口に浴室隣の脱衣所に延出して開口する分岐
ダクトを接続し、この分岐ダクトの中途部に屋外に延出
する排気ダクトを接続し、この排気ダクトの分岐ダクト
接続部にそれぞれのダクトを交互に開閉する切換え手段
を設け、除湿運転開始とともに、所定時間は、上記開閉
手段は吹出口を閉成して分岐ダクトを開放し、切換え手
段は脱衣所吹出口を閉成して排気ダクトを開放し、所定
時間経過後に、各手段とも逆の開閉に切換える。
【0014】第2の発明の浴室等乾燥機の運転制御方法
は、第1の発明と同一構成の浴室等乾燥機において、除
湿運転を開始したあと、所定湿度以下を検知するまで、
上記開閉手段は吹出口を閉成して分岐ダクトを開放し、
切換え手段は脱衣所吹出口を閉成して排気ダクトを開放
し、所定湿度以下を検知した後に、各手段とも逆の開閉
に切換える。
【0015】第3の発明の浴室等乾燥機の運転制御方法
は、第1の発明と同一構成の浴室等乾燥機において、冷
凍サイクル機器に対する除霜運転終了後、所定時間、開
閉手段は吹出口を閉成して分岐ダクトを開放し、切換え
手段は脱衣所吹出口を閉成して排気ダクトを開放し、所
定時間経過後に、各手段とも逆の開閉に切換える。
【0016】
【作用】第1の発明は、除湿運転開始とともに、所定時
間は高湿度空気を外部へ排出する。所定時間が経過すれ
ば、ある程度湿度が下ってサイクル的に安定した状態と
なり、ここではじめて、本来の浴室等の除湿乾燥をな
す。
【0017】第2の発明は、除湿運転を開始したあと、
所定湿度以下を検知するまで、高湿度空気を外部へ排出
する。所定湿度以下となれば、サイクル的に安定した状
態となり、ここではじめて、本来の浴室等の除湿乾燥を
なす。
【0018】第3の発明は、冷凍サイクル機器に対する
除霜運転終了後、所定時間は高湿度空気を外部へ排出す
る。所定時間が経過すれば、ある程度湿度が下がりサイ
クル的に安定した状態となり、ここではじめて、本来の
浴室等の除湿乾燥をなす。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0020】図1に示すように、1は浴室であって、こ
の内部には、浴槽2が配置されるとともに、ここでは図
示しない給湯・給水栓やシャワーが設けられる、通常の
浴室構成である。
【0021】この側壁一部には、ドア3を介して脱衣所
4が隣設される。脱衣所4の側壁には、リモートコント
ロール(以下、リモコンと称する)5が取付けられ、後
述する除湿運転のスイッチ類が設けられるとともに、マ
イクロコンピュータからなる制御回路を収容する。
【0022】上記浴室1の天井1aには、図示しない屋
根から複数の吊下げボルト6…を介して吊持される乾燥
機本体7が設けられている。この乾燥機本体7の一側面
には、分岐ダクト8が接続され、これに隣接して電気部
品箱9が取付けられ、さらにドレンパイプ10が接続さ
れる。
【0023】上記分岐ダクト8は、上記脱衣所4の天井
4aに延出され、ここに設けられる脱衣所吹出口11に
接続される。ダクト8の中途部には、内部に切換え手段
を構成する切換えダンパ12が収容された分岐ボックス
13が設けられる。
【0024】さらに、分岐ボックス13には排気ダクト
14が接続され、屋外に延出する。したがって、上記切
換えダンパ12は、脱衣所吹出口11と、排気ダクト1
4とを交互に開閉して、分岐ダクト8に導かれた空気
を、脱衣所4もしくは外部へ導くようになっている。
【0025】なお、上記切換えダンパ12は、たとえば
電磁ソレノイドやバネなどからなる図示しない駆動機構
に連結されている。電磁ソレノイドは上記電気部品箱9
内の電気部品および上記制御回路に電気的に接続され
て、駆動制御がなされる。
【0026】図2に、乾燥機本体7の外観を示す。
【0027】この乾燥機本体7の下面は、化粧パネル1
5が設けられ、そのまま上記浴室天井1aから浴室1内
に露出する。化粧パネル15の一側部にはグリルを備え
た吸込口16が開口され、他側部にはグリルを備えた吹
出口17が開口される。
【0028】乾燥機本体7の一側面に、上記分岐ダクト
8が接続される接続口体8aが突設され、ここに隣接し
て先に説明した電気部品箱9が取付けられ、かつ上記ド
レンホース10が接続される接続口体10aが突設され
る。
【0029】図3に、乾燥機本体7内の内部構成を概略
的に示す。
【0030】この内部には、冷凍サイクル機器を構成す
る、冷却器18と、凝縮器19が、狭小の間隙を存し相
対向して配置される。上記冷却器18の下部には、ドレ
ン水を集溜するドレンパン20が設けられ、上記ドレン
ホース10に連通される。
【0031】また、上記凝縮器19と離間した位置に送
風機21が配置される。この送風機21は、ファンモー
タ22に連結されるファン23と、このファンを収容
し、軸方向に導入口24aが開口され、周方向に吹出開
口部24bを備えたケーシング24からなる。
【0032】上記ファンモータ22は、上記制御回路に
電気的に接続され、ここから運転制御信号を受けるよう
になっている。
【0033】上記導入口16は、凝縮器19に対向して
開口され、吹出開口部24bは、上記吹出口17に接続
される。なお上記吸込口16は、冷却器18と、本体7
側壁との間に設けられる。
【0034】ケーシング24内の吹出開口部24b近傍
には、湿度センサ25が設けられていて、吹出側空気の
湿度を検知して、その検知信号を上記制御回路に送るよ
うになっている。
【0035】図5に、送風機21のケーシング24構造
を示す。吹出口17と90°直交する面にダクト用口2
6が開口される。このダクト用口26に、上記分岐ダク
ト8が接続される。さらに、吹出口17とダクト用口2
6とは、開閉手段である開閉ダンパ27によって交互に
開閉されるようになっている。
【0036】上記開閉ダンパ27は、たとえば電磁ソレ
ノイドやバネなどからなる図示しない駆動機構に連結さ
れている。電磁ソレノイドは上記電気部品箱9内の電気
部品および上記制御回路に電気的に接続され、駆動制御
がなされる。
【0037】すなわち、開閉ダンパ27の位置に応じ
て、吹出口17を開放したときは、ダクト用口26が閉
成され、吹出口17を閉成したときは、ダクト用口26
が開放する。
【0038】図4に、冷凍サイクル機器の概略構成を示
す。
【0039】28は圧縮機であって、この吐出部に接続
される冷媒管Pに、T字状の分岐部29が設けられる。
一方のポートは、上記凝縮器19に冷媒管Pを介して接
続される。凝縮器19から、ドライヤ30とキャピラリ
ーチューブ31およびY型ジョイント32を介して上記
冷却器18に接続される。冷却器18の導出部は、上記
圧縮機28の吸込部に接続される。
【0040】なお、Y型ジョイント32と冷却器18を
接続する冷媒管Pと、冷却器18と圧縮機28とを接続
する冷媒管Pは、冷凍サイクル運転にともなって低温冷
媒が導かれ、そのままでは表面に空気中の水分が凝縮し
て結露が生じるため、断熱材で覆って結露の発生を防止
している。
【0041】上記分岐部29の残りのポートには分岐管
Paが接続されていて、この中途部には二方弁33が設
けられ、上記Y型ジョイント32の残りのポートに接続
される。
【0042】このような構成であり、除湿乾燥運転時
は、図に実線矢印に示すように冷媒が導かれる。
【0043】すなわち、圧縮機28−凝縮器19−ドラ
イヤ30−キャピラリーチューブ31−Y型ジョイント
32−冷却器18−圧縮機28の順である。このとき、
ここでは図示しない上記送風機21が駆動され、図に大
矢印で示すように、除湿乾燥用空気である上記浴室1内
空気が導かれる。
【0044】はじめ冷却器18を導通して蒸発潜熱を奪
われ、冷却されるとともに除湿される。ついで、凝縮器
19を導通して凝縮熱を吸収し、元の室温に温度上昇し
て、乾燥化した状態で吹出される。
【0045】運転条件によっては、冷却器18に着霜す
ることがある。このときは、除霜運転に切換える。
【0046】上記二方弁33が切換えられ、冷媒を図中
破線矢印に示す方向、すなわち圧縮機28−二方弁33
−Y型ジョイント32−冷却器18−圧縮機28の順に
導く。このとき、上記送風機21は停止しており、送風
作用はなされない。
【0047】圧縮機28から吐出されるホットガスは、
直接冷却器18に導かれ、ここで放熱する。付着してい
た霜は徐々に溶融し、除霜作用がなされる。
【0048】再び図1ないし図4に示すように、浴室1
の除湿乾燥と、浴室1に吊持した衣類等の乾燥にあたっ
ては、開閉ダンパ27は吹出口17を開放してダンパ用
口26を閉成し、冷凍サイクル運転と送風運転をなす。
【0049】浴室1内の高湿度空気は、吸込口16から
乾燥機本体7内に導かれて、冷却器18と凝縮器19を
順次通過し、熱交換するとともに除湿乾燥して、吹出口
17から浴室1内へ吹出される。したがって、浴室1お
よび浴室1に吊持した衣類等の除湿乾燥がなされる。
【0050】脱衣所4の除湿乾燥をなすには、リモコン
5のスイッチを脱衣所4側に切換える。開閉ダンパ27
は、吹出口17を閉成してダンパ用口26を開放する。
凝縮器19から出た乾燥空気は分岐ダクト8に導かれ、
脱衣所吹出口11から吹出される。
【0051】後述する条件では、以下に述べるような運
転制御がなされる。
【0052】ちなみに、リモコン5のスイッチが脱衣所
4側に切換えられ、開閉ダンパ27が吹出口17を閉成
してダンパ用口26を開放し、脱衣所4の除湿乾燥を行
う場合について説明する。
【0053】図6に示すように、リモコン5の除湿運転
スイッチをオンしたときは、送風機21のファンモータ
23へ直ちに運転開始信号が送られて、送風作用が開始
する。このときは、圧縮機28には駆動信号が送られ
ず、停止状態を継続する一方、圧力バランスのため切換
えダンパ12の駆動機構にも駆動信号が送られず、排気
ダクト8が開放される状態にある。
【0054】したがって、単に送風作用のみなされて、
浴室1内の高湿度空気は冷却器18と凝縮器19とに熱
交換することなく通過し、ダンパ用口26と分岐ダクト
8および排気ダクト14を介して外部に排出される。
【0055】A時間(分)の間は、浴室1内の高湿度空
気を外部へ排気することだけに費やされ、この時間が経
過した後、制御回路のタイマが働いて圧縮機28に駆動
信号が送られ、冷凍サイクル運転が開始される。
【0056】したがって、浴室1内の高湿度空気は冷却
器18と凝縮器19により除湿乾燥化して導出される。
そして、ダンパ用口26と分岐ダクト8および排気ダク
ト14を介して外部に排出される。
【0057】このときはまだ冷凍サイクル立上りの時間
であって、浴室1内の湿度はさほど低下せず、比較的高
い湿度の空気が吹出し状態にあるから、これを外部に排
気する。
【0058】上記圧縮機28の運転が開始されてからB
時間(分)経過したところで、サイクル的に安定するこ
とが確認されており、制御回路のタイマが作動して、切
換えダンパ12の駆動機構に駆動信号が送られる。切換
えダンパ12は排気ダクト14を閉成し、脱衣所吹出口
11を開放する。
【0059】すなわち、圧縮機28の運転が開始されて
からB時間(分)、遅延時間を確保することにより、サ
イクル的に安定し、かつ除湿作用が安定した状態になっ
て、効率のよい除湿乾燥がなされる。
【0060】なお上記実施例においては、除湿運転の開
始にあたって、スイッチ・オンから所定時間(C時間)
は排気をなし、しかる後、切換えダンパ12を切換える
ようにしたが、これに限定されるものではなく、このダ
ンパの切換えタイミングを、吹出口17近傍に設けた湿
度センサ25からの検知信号にもとづいて取るようにし
てもよい。
【0061】すなわち、湿度センサ25は、除湿運転開
始直後は高湿度を検知するが、冷凍サイクルの安定にと
もなって湿度低下を検知する。完全に冷凍サイクルが安
定したと断定できる湿度を制御回路に記憶させておき、
検知湿度と比較する。
【0062】検知湿度が設定湿度以下になったとき、上
記ダンパ12を切換えるようにすれば、結果として同一
の作用効果を得られることとなる。
【0063】なお、上記実施例においては、圧力バラン
スのため、除湿運転スイッチオンからA時間(分)の間
は圧縮機28の運転を停止したが、この制御は省略する
ことが可能である。
【0064】さらに、上記実施例では脱衣所4の除湿乾
燥を行う場合について説明したが、リモコン5による設
定が浴室1の乾燥であれば、切換えダンパ12の切換え
と同時に吹出口17を開放するよう開閉ダンパ27を切
換え制御する。
【0065】また、先に説明したように、除霜運転をな
す場合がある。
【0066】このときは、同図の右側部分に示すような
運転制御をなす。除霜運転に切換えられると、直ちに送
風機21のファンモータ22に停止信号が送られて、こ
の送風作用が停止する。
【0067】切換えダンパ12にも切換え信号が送られ
て、排気ダクト14の開放に変わる。開閉ダンパ27は
ダクト用口26を開放し、分岐ダクト8を介して乾燥機
本体7と排気ダクト14とを連通する。
【0068】先に図4で説明したように、二方弁33が
切換って、冷却器18にホットガスが導かれ、付着する
霜を溶融する。このとき送風作用がないから、乾燥機本
体7内は温度低下せず、除霜作用を妨げない。
【0069】乾燥機本体7内は、霜の溶融にともなって
湿度が上昇するが、各ダクト8,14を介して外部と連
通するところから、高湿度空気は自然的に外部に排気さ
れ、浴室1内の湿度上昇に繋がらない。
【0070】除霜開始からD時間(分)経過したところ
で、除霜作用が完了したこととなり、ファンモータ22
に駆動信号が送られて、送風作用が再開される。送風作
用がなされても、除霜による乾燥機本体7内の高湿度空
気は、全て排気ダクト14から外部へ排出されることに
は変わりがない。
【0071】なお、送風再開以前に圧縮機28の運転を
一旦停止して、冷却器18の余熱をもって除霜を継続す
る。そして、送風再開から所定時間(分)経過後、圧縮
機28の運転が再開されるとともに、二方弁33が切換
って、通常の除湿乾燥作用がなされる。
【0072】送風機21の運転再開時からE時間(分)
経過後に、切換えダンパ12への切換信号が出て、排気
ダクト14が閉成し、かつ任意の除湿乾燥設定状態にダ
ンパが切換えられる。
【0073】なお説明すれば、圧縮機28の運転再開か
ら所定時間経過してはじめて、切換えダンパ12が切換
わる。この遅延時間を確保することにより、サイクル的
に安定し、かつ除湿作用が安定して、効率のよい除湿乾
燥がなされる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、除
湿運転開始とともに、所定時間、排気ダクトを開放して
浴室空気を外部へ排気し、所定時間経過後に、設定した
除湿運転に切換えるようにしたから、第2の発明は、除
湿運転を開始したあと、所定湿度以下を検知するまで、
排気ダクトを開放して浴室空気を外部へ排気し、所定湿
度以下を検知した後に、設定した除湿運転に切換えるよ
うにしたから、第3の発明は、冷凍サイクル機器に対す
る除霜運転終了後、所定時間、排気ダクトを開放して浴
室空気を外部へ排気し、所定時間経過後に、設定した除
湿運転に切換えるようにしたから、サイクル的に安定し
た状態で除湿運転をなすこととなり、除湿乾燥効率の向
上を図ることができ、信頼性の向上を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、浴室および脱衣所
と、浴室等乾燥機の斜視図。
【図2】同実施例の、乾燥機本体の斜視図。
【図3】同実施例の、乾燥機本体の概略縦断面図。
【図4】同実施例の、冷凍サイクル機器の構成図。
【図5】同実施例の、送風機の斜視図。
【図6】同実施例の、運転制御のタイミングチャート
図。
【符号の説明】
1…浴室、16…吸込口、17…吹出口、18…冷却
器、19…凝縮器、7…乾燥機本体、26…ダクト用
口、27…開閉手段(開閉ダンパ)、4…脱衣所、8…
分岐ダクト、14…排気ダクト、12…切換え手段(切
換えダンパ)、25…湿度センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室の天井に設けられ、浴室に開口する吸
    込口および吹出口を有するとともに冷凍サイクル機器を
    収容する乾燥機本体と、 この乾燥機本体の上記吹出口に隣接して開口されるダク
    ト用口と、 このダクト用口と上記吹出口とを交互に開閉する開閉手
    段と、 このダクト用口に接続され、浴室に隣設される脱衣所に
    延出して開口される分岐ダクトと、 この分岐ダクトの中途部に接続され、屋外に延出する排
    気ダクトと、 この排気ダクトの分岐ダクト接続部に設けられ、それぞ
    れのダクトを交互に開閉する切換え手段を具備し、 除湿運転開始とともに、所定時間は、上記開閉手段は吹
    出口を閉成して分岐ダクトを開放し、切換え手段は脱衣
    所吹出口を閉成して排気ダクトを開放し、所定時間経過
    後に、各手段とも逆の開閉に切換えることを特徴とする
    浴室等乾燥機の運転制御方法。
  2. 【請求項2】浴室の天井に設けられ、浴室に開口する吸
    込口および吹出口を有するとともに冷凍サイクル機器を
    収容する乾燥機本体と、 この乾燥機本体の上記吹出口に隣接して開口されるダク
    ト用口と、 このダクト用口と上記吹出口とを交互に開閉する開閉手
    段と、 このダクト用口に接続され、浴室に隣設される脱衣所に
    延出して開口される分岐ダクトと、 この分岐ダクトの中途部に接続され、屋外に延出する排
    気ダクトと、 この排気ダクトの分岐ダクト接続部に設けられ、それぞ
    れのダクトを交互に開閉する切換え手段を具備し、 除湿運転を開始したあと、所定湿度以下を検知するま
    で、上記開閉手段は吹出口を閉成して接続ダクトを開放
    し、切換え手段は脱衣所吹出口を閉成して排気ダクトを
    開放し、所定湿度以下を検知した後に、各手段とも逆の
    開閉に切換えることを特徴とする浴室等乾燥機の運転制
    御方法。
  3. 【請求項3】浴室の天井に設けられ、浴室に開口する吸
    込口および吹出口を有するとともに冷凍サイクル機器を
    収容する乾燥機本体と、 この乾燥機本体の上記吹出口に隣接して開口されるダク
    ト用口と、 このダクト用口と上記吹出口とを交互に開閉する開閉手
    段と、 このダクト用口に接続され、浴室に隣設される脱衣所に
    延出して開口される分岐ダクトと、 この分岐ダクトの中途部に接続され、屋外に延出する排
    気ダクトと、 この排気ダクトの分岐ダクト接続部に設けられ、それぞ
    れのダクトを交互に開閉する切換え手段を具備し、 上記冷凍サイクル機器に対する除霜運転終了後、所定時
    間、開閉手段は吹出口を閉成して接続ダクトを開放し、
    切換え手段は脱衣所吹出口を閉成して排気ダクトを開放
    し、所定時間経過後に、各手段とも逆の開閉に切換える
    ことを特徴とする浴室等乾燥機の運転制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100695471B1 (ko) * 2005-10-07 2007-03-16 한양대학교 산학협력단 수술도구 위치 설정용 다자유도 로봇
KR100695468B1 (ko) * 2005-10-07 2007-03-16 한양대학교 산학협력단 수술도구 위치 설정용 다자유도 로봇

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