JPH07163592A - 複製用キュベット - Google Patents

複製用キュベット

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JPH07163592A
JPH07163592A JP6220497A JP22049794A JPH07163592A JP H07163592 A JPH07163592 A JP H07163592A JP 6220497 A JP6220497 A JP 6220497A JP 22049794 A JP22049794 A JP 22049794A JP H07163592 A JPH07163592 A JP H07163592A
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JP
Japan
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cuvette
replication
compound
model
seed model
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JP6220497A
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English (en)
Inventor
Benedikt Pollock
ポロック ベネディクト
Albert Schroeder
シュレーダー アルベルト
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Krupp Medizintechnik GmbH
Original Assignee
Krupp Medizintechnik GmbH
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/12Tools for fastening artificial teeth; Holders, clamps, or stands for artificial teeth
    • A61C13/16Curing flasks; Holders therefor

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種模型の周囲に注入されたシリコンコンパウ
ンドが、容易に2個の半部に切断され得るような複製用
キュベットを提供する。 【構成】 複製用キュベットを2部分20,25から成
るようにし、両部分の隣接する面がシール可能の間隙を
有するようにし、この間隙にカッタの刃を通過させ、硬
化した注型コンパウンドを円形に切断する。また、保持
個所37を除いて、種模型35の周囲に完全にコンパウ
ンドが注入されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底部に隆起部及び又は
みぞ、いわゆるスプリットを有する第1模型又は種模型
の石膏コパウンド模型又は埋込みコパウンド模型の形式
で複製を製造する複製用キュベット、それもキュベット
が2部分から成り、これら2部分の互いに隣接する面が
密封状態で突合わされており、単数又は複数の保持個所
を除いて種模型の周囲に隈なくコンパウンドを注入可能
にする保持部が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】冒頭に述べた種類の複製用キュベット
は、たとえばDE 78 00 950U1により公知
であり、次のようにするさいに用いられる。すなわち、
平らな底部上に置かれた種模型に、底部を除いて、硬化
可能のシリコン流し込みコンパウンドを流し込み、次い
で底部を取外して種模型を取出し、再びふたをかぶせた
後、予め栓で閉鎖しておいた開口から流し込みコンパウ
ンドを注入して、複製を製造する。硬化後、固体となっ
た複製を取出すことができる。この複製技術の場合、な
いしはこの種の複製用キュベットを用いる場合、底部側
の隆起部及び又は凹所が失われるという欠点が認められ
る。これらの隆起部及び又は凹所は、たとえば咬合器内
で模型を調節するさいに不可欠のものである。また、既
に提案されている措置としては、種模型の除去後、注入
時に底部側に中間板をそう入する措置が挙げられる。こ
の場合、この中間板には、スプリットに相応する切欠き
ないし隆起部を設けておく。この措置は、しかし、中間
板のところでのスプリットの相対位置が種模型のスプリ
ットと完全に等しいことが前提とされる。実際には偏差
がほとんど不可避であるため、複製にとって不都合が生
じる。
【0003】
【発明が解決しよいうとする課題】本発明の課題は、し
たがって、種模型の周囲に流し込まれたシリンコン流し
込みコンパウンドが、容易に2個の半部に分離できるい
うな複製用キュベットを提供することにあり、更に、こ
の複製用キュベットを簡単な構造に構成し、容易に使用
できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、複製用キュ
ベットの2個の部分の互いに隣接する面がシール可能な
間隙を有するようにし、この間隙に、カッターの刃を通
過させ、硬化した流し込みコンパウンドを円環状に分離
することにより解決された。この複製用キュベットは、
更に、単数又は複数の保持個所を除いて、種模型の周囲
への完全な流し込みを可能にする保持部を有している。
したがって、この複製用キュベットは2つの要求を満た
すことができる。すなわち、1つは、種模型の周囲に流
し込まれたシリコン流し込みコンパウンドの周囲を分離
して、2個の半部に分解でき、それによって種模型を取
出すことが可能である点、他は、この取出し時に底部側
のみぞ又は隆起部がシリコンの複製に雌型として残され
る点である。種模型を除去した後、キュベットは再び組
合わされ、シリコンに開けられた穴から複製用の硬化性
コンパウンドが流し込まれると、硬化後、精密に種模型
の形状を有する複製が得られる。必要な作業工程は、し
たがって、キュベットへの種模型のそう入、種模型周囲
への流し込み、硬化した流し込みコンパウンドの分離、
種模型の除去、囲いとなる流し込みコンパウンドの再組
合せ、たとえば囲い材料壁に穿孔することによる流し込
み通路の造出、硬化性の複製模型用コンパウンドの流し
込みの各工程に限定される。
【0005】複製用キュベットの別の実施例は、請求項
2以下の各項に記載されている。分離可能の2部分は、
有利には上部と下部として構成しておく。
【0006】本発明の別の構成によれば、これら2部分
は、それぞれ他方の部分に対する境界面のところにそれ
ぞれ周方向のカラーを有している。これらのカラーは、
一方では、固定手段を確実に保持し、固定し、他方では
双方の半部を確実に重ね合わせ、ないしは接触させる。
これらのカラーは、取外し可能に周囲を掴む固定用スリ
ーブを介して互いに間隔をおいて保持され、互いに固定
されるようにするのが有利である。固定用スリーブは2
部分に分割して、2個の半環状部材から成るように構成
するか、又はヒンジを介して開閉可能にして、上下部分
を互いに解離可能となるようにする。固定スリーブ又は
各半環状部材が、カラー幅に適合する幅を有する平行な
2つのみぞと、これらみぞの間に突入するリブ、それも
両カラー面間でシール作用を発揮する位置保持部の形式
のリブとを有している場合、固定スリーブの除去後、位
置保持部が周囲に当付けられ密封していた区域にカッタ
ーの刃を当て、シリコンの雌型を2部分に切断すること
ができる。場合によっては、そしてまた、シリコン流し
込みの間に、より確実な密封を達成するためには、固定
スリーブ端を閉鎖使用鉤、有利にはばね作用を有する鉤
で反復取外し可能に閉鎖可能にしておく。
【0007】位置保持部の最も簡単な形式は、底板か
ら、又は底部上に載置された中間板から、スプリット外
へ円筒形部が突出するようにする形式である。この場
合、位置保持部の区域にだけは種模型の周囲で流し込み
がなされないので(そこには、流動性に応じて薄い被覆
が形成されるだけである)、キュベット底部を取去った
後には、位置保持部は、種模型が除去された後に残され
る中空スペースへ通じる穴となる。これらの穴は、した
がって、複製材料を流し込む通路として利用できる。場
合によってその個所に形成されている薄い被膜は、簡単
に突き破ることができる。これらの位置保持部は、3個
又は4個、種膜型に対し最大可能な面積を形成するよう
に、言いかえると3角形又は4角形に配置しておく。
【0008】製造技術上の理由から、本発明の別の構成
によれば、これらの円筒形部は、底部に射出成形部材と
して取付けるか、ないしは、底部全体を円筒形部を含め
て射出成形部材として構成しておく。
【0009】複製用キュベットからのシリコン注型体の
取出しは、底部が、円筒形部を有するように構成された
底部シェルと、この底部シェル内にはめ込まれた中間板
とから成るようにし、この中間板が上縁部を取囲むカラ
ーと、円筒形部が突入する穴とを有するようにすること
で、容易に行なうことができる。中間板のこれらの穴
は、円筒形部を受容するだけの寸法よりも大きく構成し
て、それによってシリコン流し込み材料が中間板の下へ
達して、シリコン雌型の下方区域が中間板と不動に結合
するようにできる。この措置は、中間板が、周縁カラー
を有し、このカラーを介して常に、固定スリーブ閉鎖時
に上部に対し同じ位置を占めることができる点で重要で
ある。
【0010】種模型に対し、ないしは種模型の周囲にシ
リコンを流し込むさい、種模型が動くことを防止するた
めに、底板又は中間板上に磁石を保持個所として、有利
には中央に配置し、この磁石が位置保持部の上方で終る
ようにしておく。この磁石は、種模型の底面に設けられ
磁石と協働する。後者の磁石により、後に咬合器内で複
製模型を精密に調整することができる。
【0011】中間板の代りに、底板が、有利には、頭部
直径が拡大されたピン形式のいわゆる保持部材(Ret
entionen)を有するようにすることもできる。
シリコン流し込みコンパウンドの注入時に、これらピン
の周囲をコンパウンドが取囲み、この結果、硬化後に底
板とシリコン雌型との間に固定的な結合が生じる。この
場合、有利には、底部に栓で閉鎖可能の少なくとも1個
の流し込みコンパウンドの充填口を設けておく。この栓
を外せば、種模型除去後に生じる中空スペースへの通路
が得られる。場合によっては、この区域のシリコン雌型
に穴をあける必要がある。
【0012】本発明の別の構成によれば、上部内を可動
に案内可能で、しかも掴み機能を有するしゅう動部材を
有するようにするのが有利である。このしゅう動部材
は、複製される種模型上へ僅かな間隔をおいてはめ込み
可能である。これらのしゅう動部材は、“節約スライ
ダ”として原理的には公知であり、通例は、上方へ開い
ている上部を、高さ調節可能なふたのように閉じる目的
を有している。全高が比較的低い種模型の場合、したが
って、かなりの程度、シリコンを節約できる。しゅう動
部材のシールと案内とを改善するため上部は、第一の上
方区域が円筒形に、その下方の第2区域が、いくぶん円
錐形に拡大されて、構成されている。上部内面としゅう
動部材外とうの間隙には、それゆえシリコン流し込みコ
ンパウンド又はゲルコンパウンドが流入できる。しゅう
動部材は、有利には、流し込みコンパウンドの充填又は
流過、撹拌機などの通過、ガス抜きのいずれかのための
穴を有し、特に側方外とうにも穴を有している。
【0013】本発明の別の有利な構成によれば、しゅう
動部材が、原理的には同じく公知の鼻状部を有してい
る。この鼻状部は、装入された種模型の咬合片の形式に
適合せしめられている。この構成も、シリコン流し込み
コンパンドの節約に役立っている。価格や重量の点で、
すべての部分に硬質プラスチック製、熱硬化性プラスチ
ック製にするのが有利である。
【0014】本発明による複製用キュベットは、次のよ
うに利用される。すなわち、種模型をキュベット底部か
ら突出する隆起部上に載置し、自由にキュベットのスプ
リットの周囲に注入可能となるようにし、次いで、流し
込み可能な硬化性コンパウンドをキュベットに充填し、
引続き流し込み型を種模型の台座の高さで、言いかえる
と約半分ずつに、切り離して種模型を取出し、流し込み
型を再び組合せ、底部側の保持個所に穴を開けるか、突
き破るかして、種模型を除去した後の自由な中空スペー
スに石膏コンパウンド又は埋込みコンパウンドを注入
し、硬化したこれらコンパウンドを取出すのである。既
述のように、種模型の周囲に完全にコンパウンドが流し
込まれることにより、底部側の成形部も複製される。保
持個所もしくは載置個所は、複製用コンパウンドの充填
口として役立つ。場合により、そこに形成されている薄
いシリコン被膜を突き破る必要がある。種模型の周囲に
注入するコンパウンドとしては、シリコンを用いるのが
有利である。
【0015】流し込まれるコンパウンド、たとえばシリ
コン又はゲルが液相の間、種模型を不動に固定するた
め、種模型の底面側に磁石を結合させるか、埋め込むか
しておき、この磁石がキュベットの底部又は中間底部の
磁石上に載置され、解離可能に相互吸着するようにして
おく。
【0016】
【実施例】以下で本発明の複数実施例を図面につき説明
する。
【0017】図1の固定スリーブは、実質的に、底部と
して役立つ下部20から成り、この下部20には2個の
注入口21(図2参照)が設けられ、これら注入口は栓
22により反復閉鎖可能である。キュベット底部内側に
は保持部材23が配置されている。これら保持部材は、
均等に分配され、それぞれ頭が拡大されたピンから成っ
ている。更に底部内側には磁石37が固定されている。
底板には外とう面に環状の周方向みぞ24が設けられて
いる。また、底部は、図2から分かるように、楕円形状
の3角形に構成されている。上部25も、この下部に相
応する形状を有し、同じく外とう面に環状みぞ24を有
している。図3に詳細に示されている固定スリーブ26
は、ヒンジ27を有し、このヒンジを介して開閉可能で
ある。固定用スリーブ26の内側面には平行に延びる3
本のリブ28,29,30が設けられている。このうち
の上方のリブ28と下方のリブ30とは、閉鎖時には上
部25ないし下部20の、相応に形成されたみぞ24に
係合する。中間のリブ29は、前述のリブ28,30よ
り突出し、上部25と下部20との内壁と同一平面上に
終っており、切断個所のところの位置保持部兼スペーサ
として役立っている。これについては、なお後述する。
固定スリーブ26の自由端は、区域31で閉鎖され、こ
の閉鎖部は、図5に示されている、ばね作用を有する閉
鎖用鉤32から成っている。この閉鎖用鉤32は、ヒン
ジ27の対応鉤33,34に係合する。図1から分かる
ように、キュベットは破線で示した種模型35を受容す
るように構成されている。種模型35の底面には磁石3
6が配置されているので、種模型35は磁石37上へ解
離可能に載置される。
【0018】前述のキュベットにより、種模型35の複
製は次のようにして製造される。底面にスプリット56
を有する種模型が、キュベット底部の磁石37上に磁石
36を固着させるようにしてキュベット内へ装入され、
続いて上部25がかぶせられ、固定用スリーブ26を介
して下部20に固定される。その場合、リブ28,30
が相応のみぞ24に係合し、上部25と下部20との間
にはリブ29が間そうされる。固定用スリーブは、閉鎖
部を介して閉じられる。上方へ開いている上部内へ、な
いしは上部の注入口を介して、シリコンが注入され、磁
石の接触面を除いて、種模型は完全にシリコンに取囲ま
れる。続いて固定用スリーブ26が取外される。これに
より、それまでリブ29が間そうされていた切断個所が
露出せしめられる。カッターの刃によりシリコンの雌型
が上下部分に分割される。言いかえると、シリコンの雌
型が種模型のほぼ台座の高さで円形に切断される。次い
で、上部25と下部20とが、内側のシリコンの雌型と
一緒に、種模型から外され、種模型が除去される。次い
で、上部と下部25,20とは、再び組合わされ固定用
スリーブ26を介して、既述のように互いに固定され
る。少なくとも1つの栓22を除去したのち、シリコン
層は、それまで種模型35が占めていた中空スペースま
で穿孔されるか突き破られるかする。これらの栓ないし
充填口は、いわゆるスプリット56の区域外に位置して
いる。次いで、埋込みコンパウンド又は石膏コンパウン
ドを充填口を介して注入し、硬化させる。この結果、種
模型35に相応する中空スペースが、スプリットの隆起
部と凹所とを含めて、原型に忠実に複製される。
【0019】図6〜図13に示された複製用キュベット
は、底面から突出した円筒形部39を有する底部38を
有している(図7)。底部38全体は、深絞り部材とし
て製造できる。円筒形部39は、位置保持部として役立
ち、図9に示された磁石37は種模型35に対する支持
面(保持部)として役立っている。図8に示された上部
40は、環状のカラー41を有するスリーブ状のボディ
から成り、下方がカラー41で終っている。
【0020】下部20を一体構成にせず、2部分、すな
わち底部38と中間板42(図9)とから構成すること
もできる。中間板42は底部38内へはめ込み可能であ
り、その上縁に環状のカラー43を有している。この中
間板には磁石37が配置され、複数の穴44が設けられ
ている。これらの穴44は、一定の締付け作用を及ぼし
ながら円筒形部にはめ込み可能であり、そのさい縁部側
になお穴部分が残るようにされている。場合によっては
別の穴45を設けておく。この中間板42も射出成形部
材として製造できる。上部40のふたを形成するのが、
図11に示したしゅう動部材46である。しゅう動部材
46は、上部40内へはめ込み可能であり、上部内で任
意の高さに摩擦接続式に固定できる。固定される高さ
は、中間板42に載せられる種模型35の高さに応じて
決められる。しゅう動部材46は、シリコン流し込みコ
ンパウンドを充填する穴47を有し、必要とあればガス
抜き口をも有している。しゅう動部材46は、加えて、
鼻状の凹所を有している。この凹所は、たとえば図1か
ら分かる上部25の凹所に相応する。
【0021】図12及び図13は、固定用スリーブの一
変化形を示したものである。この固定用スリーブは2部
分49,50から成り、これらの部分は、直線的に終る
端部のところで、一方の端部がリング51を有し、他方
の端部がピン52を有している。これらのリングとピン
とがヒンジ連結部として互いに連結可能である。この固
定用スリーブは、内壁に2つの平行に延びるみぞを有
し、これらのみぞの幅と深さとは、上部ないし下部のカ
ラーを受容するのに適している。寸法づけは、有利に
は、固定用スリーブが締付け固定され得るよう選定し
て、閉鎖具を用いることなしに済ませ得るようにする。
双方のみぞの間には、固定用スリーブ26のリブ29に
対応する環状のリブ53が延びている。したがって、図
1及び図3に示されたキーみぞ形式が、この固定用スリ
ーブの場合には、図8の上部40と図9の中間板とに逆
に、ないしは鏡像形式で実現されている。これらのみぞ
はそれぞれ符号54,55で示されている。
【0022】このキュベットの作業形式は、先ず中間板
42を底部38にはめ込む必要がある点で異なってい
る。引続き、上部40と、底部38と、中間板42と
が、固定用スリーブ45,50を当てがわれて互いに結
合されてから、種模型35が装入される。種模型35
は、一方では磁石36,37の間の磁石接続により固定
され、更に円筒形部39上に載置される。場合によって
は、なお、しゅう動部材46が上部40内へ上からはめ
込まれ、種模型25のすぐ近くまで押し込まれる。シリ
コン流し込みコンパウンドを注入し、硬化の後、固定用
スリーブ49,50は除去される。これにより、硬化し
たシリコン雌型をリブ53により決定された平面に沿っ
て円形に切断できる。次いで、底板を取外すが、そのさ
い中間板はシリコン雌型と結合されたままである。円筒
形部39より広い幅の穴44からシリコンが相応に下方
又は後方へ流入し、硬化後には、中間板と、シリコン雌
型が結合されるのである。円筒形部39は種模型に平ら
に当て付けられていたため、石膏コンパウンド又は埋込
みコンパウンドの注入口は、そこに形成されているシリ
コンの薄い膜を先ず突き破らなければ、開かれない。種
模型35を除去することにより生じた中空スペースに注
入が行なわれ、そのさい、既述のようにスプリット56
が型取られる。充填されたコンパウンドの硬化後、キュ
ベットが開かれるか、ないしはシリコン雌型の複製が取
出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の複製用キュベットの横断面図。
【図2】図1のキュベットの底板の平面図。
【図3】固定用スリーブの斜視図。
【図4】図3のスリーブの閉鎖部を示す斜視詳細図。
【図5】固定用スリーブ閉鎖部の閉鎖鉤。
【図6】円筒形部を有する第2実施例の底板。
【図7】図6の底板の側面図。
【図8】上部の平面図。
【図9】中間板をはめ込まれた図6の底板の平面図。
【図10】中間板をはめ込まれた底板の断面図。
【図11】図8の上部へはめ込まれるはめ込み部材の平
面図。
【図12】環状の固定用スリーブ半部の平面図と部分横
断面図。
【図13】半環状の固定用スリーブの別の半部の平面図
と部分横断面図。
【符号の説明】
20 下部 21 注入口 22 栓 23 保持部材 24 みぞ 25 上部 26 固定用スリーブ 27 ヒンジ 28 上方のリブ 29 中間リブ 30 下方のリブ 33,34 対応鉤 35 種模型 36,37 磁石 39 円筒形部 40 上部 41,43 カラー 42 中間板 44 穴 46 しゅう動部材 47 穴 49,50 固定用スリーブの半部 51 リング 52 ピン 53 リブ 54,55 みぞ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に隆起部及び又はみぞ、いわゆるス
    プリット(56)を有する第1模型又は種模型の石膏コ
    ンパウンド模型又は埋込みコンパウンド模型の形式で複
    製を製造する複製用キュベットであって、キュベットが
    2部分(20,25;38,42,40)から成り、こ
    れら2部分の互いに隣接する面が密封状態で境を接して
    おり、単数又は複数の保持個所(36)を除きて種模型
    の周囲に隈なく注入し得るようにする保持部(37)が
    備えられている形式のものにおいて、互いに隣接する面
    がシール可能な間隙を有し、この間隙にカッターの刃を
    通過させ、硬化した注型コンパウンドを円環状に分離す
    ることが可能であることを特徴とする複製用キュベッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記2部分が上部(25)と下部(2
    0)とであることを特徴とする、請求項1記載の複製用
    キュベット。
  3. 【請求項3】 前記2部分(40,42)が、それぞれ
    他方の部分との境界面のところに周縁方向のカラー(4
    1,43)を有することを特徴とする、請求項1又は2
    記載の複製用キュベット。
  4. 【請求項4】 カラー(41,43)が、取外し可能に
    周囲を掴む固定用スリーブ(49,50)により互いに
    間隔をおいて相互固定されることを特徴とする、請求項
    3記載の複製用キュベット。
  5. 【請求項5】 前記固定用スリーブが2部分構成であ
    り、2個の半環状部材(49,50)から成ることを特徴
    とする、請求項4記載の複製用キュベット。
  6. 【請求項6】 固定用スリーブ(26)又は各半環状部
    材(49,50)が、カラーの幅と深さとに適合せしめ
    られた幅と深さとを有する2つの平行なみぞ(54,5
    5)と、みぞ(54,55)の間に突出するリブ(5
    3)とを有し、このリブ(53)が、カラー面の間でシ
    ール作用を有する位置保持部として役立つことを特徴と
    する、請求項4又は5記載の複製用キュベット。
  7. 【請求項7】 固定用スリーブ(26)がヒンジ(2
    7)を介して開閉旋回可能であるか、その自由端部が閉
    鎖用鉤(32,33,34)、有利にはばね作用を有す
    る閉鎖用鉤(32)を介して、反復的に解離可能に閉鎖
    可能であるかのいずれか、又はその両方であることを特
    徴とする、請求項4から6までのいずれか1項に記載の
    複製用キュベット。
  8. 【請求項8】 底板(20)、又は底部(38)上に載
    置される中間板(42)から突出する円筒形部(39)
    が位置保持部として設けられていることを特徴とする、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の複製用キュベッ
    ト。
  9. 【請求項9】 底部(38)の円筒形部(39)が射出
    成形部として設けられているか、ないしは下部(38)
    が射出成形部材であることを特徴とする、請求項1から
    8までのいずれか1項に記載の複製用キュベット。
  10. 【請求項10】 底部(38)が、円筒形部(39)を
    有するように構成された底部シェルと、そのなかへはめ
    込み可能の中間板(42)とから成り、中間板(42)
    が上縁部を取囲むカラー(43)と穴(44)とを有し
    ており、これら穴(44)内へ円筒形部(39)が突入
    することを特徴とする、請求項8又は9記載の複製用キ
    ュベット。
  11. 【請求項11】 穴(44)が、円筒形部の突入しない
    残りの部分を有しているか、又は別の穴(45)を有し
    ていることを特徴とする、請求項10記載の複製用キュ
    ベット。
  12. 【請求項12】 底板(20)又は中間板(42)上に
    は、磁石(37)が、有利には中央に配置され、円筒形部
    載置面(39)上方で終っていることを特徴とする、請
    求項1から11までのいずれか1項に記載の複製用キュ
    ベット。
  13. 【請求項13】 底板(20)から保持部材(23)が
    突出し、これら保持部材が、有利には、上方の頭部の直
    径が拡大されたピンの形式であることを特徴とする、請
    求項8又は12記載の複製用キュベット。
  14. 【請求項14】 底板(20)には、栓(22)により
    閉鎖可能の少なくとも1個の流込みコンパウンド注入口
    (21)が設けられていることを特徴とする、請求項1
    から13までのいずれか1項に記載の複製用キュベッ
    ト。
  15. 【請求項15】 上部(40)内を可動に案内可能で、
    しかも掴み作用を有するしゅう動部材(46)が備えら
    れ、複製されるべくそう入された種模型(35)の上へ
    僅かの間隔をおいてはめ込み可能であることを特徴とす
    る、請求項1から14までのいずれか1項に記載の複製
    用キュベット。
  16. 【請求項16】 上部は、第1区域が円筒形に、その下
    方の区域がいくぶん円錐形に拡大するように構成されて
    おり、この結果、上部内側面としゅう動部材との間に、
    有利には1つの、カラーに向って拡大する間隙が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項15記載の複製用キ
    ュベット。
  17. 【請求項17】 しゅう動部材(46)が、流し込みコ
    ンパウンドの注入又は流過のための穴(47)、もしく
    はガス抜き穴を有することを特徴とする、請求項15又
    は16記載の複製用キュベット。
  18. 【請求項18】 しゅう動部材(46)が鼻状部(4
    8)を有し、この鼻状部が種模型の口蓋片の形状に適合
    せしめられていることを特徴とする、請求項16又は1
    7記載の複製用キュベット。
  19. 【請求項19】 すべての部分(20〜34;38〜5
    3)が硬質プラスチック製、有利には熱硬化性プラスチ
    ック製であることを特徴とする、請求項1から18まで
    のいずれか1項に記載の複製用キュベット。
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