JPH0716329U - 車両用組電線 - Google Patents

車両用組電線

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JPH0716329U
JPH0716329U JP7021993U JP7021993U JPH0716329U JP H0716329 U JPH0716329 U JP H0716329U JP 7021993 U JP7021993 U JP 7021993U JP 7021993 U JP7021993 U JP 7021993U JP H0716329 U JPH0716329 U JP H0716329U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配設の作業能率が向上し、クリップや電線保
護具により、車両用組電線に対する外力の影響が防止さ
れる車両用組電線を提供する。 【構成】 少なくとも一本の光ファイバ2と、2本以上
の銅線3と、これら光ファイバ2と銅線3との長さ方向
両端に設けられ、これらを一体化するコネクタ6と、光
ファイバ2および銅線3の長さ方向に1以上設けられ、
光ファイバ2および銅線3を一体化し、かつ前記車両の
ボディ等に固定可能なクリップ7と、光ファイバ2およ
び銅線3の屈曲部または湾曲部に被せられた電線保護具
8とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、信号とエネルギとを伝送する多重伝送システムの車両用組電線に係 り、特に、自動車等の車両に搭載される車両用組電線に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来、自動車等の車両内部において、制御系等を形成する装置間に信号とエネ ルギを伝送する手段としては、制御用の信号を伝送する光ファイバケーブルと、 電力を供給する導電性導電線とをそれぞれ接続すべき装置間に配設して接続する 。前記光ファイバケーブルと電線とは、互いに独立であって、それぞれ適切な経 路に配設されている。
【0003】 しかしながら、前記のような信号と電力を伝送する場合、特に光ファイバは強 度的に弱く、布設後に外力や振動を受けて、その伝送特性の大幅な低下や、最悪 の場合は、断線に至ることも多く、その性能が十分に活かされない面があった。 特に、光ファイバは、抗張力や振動に対して弱いため、前記損傷および断線が懸 念される。 また、光ファイバケーブルと電線とは、互いに独立しているので、配設時に互 いに絡まったり、車両内の構造が複雑な場所を通す際には配設経路が複雑となっ て、収まりが悪い等の不都合が生じ、配設の作業能率の低下の原因となっていた 。その上、車両の振動で光ファイバケーブルが共振すれば、光ファイバケーブル の特に装置との接続部分の強度を保持する為にファイバの径を大きくしたりして 接続強度を確保する必要があるほか、ファイバ内の伝送光の信号の減衰のため、 伝送光の受信側における読み取り時のエラーの原因となっていた。光ファイバケ ーブルの径が大きくなれば、重量が増大するので、前述の配設の作業能率が一層 低下するとともに、コストも大幅に増加する。
【0004】 本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、配設の作業能率が向上し、ク リップや電線保護具により、車両用組電線に対する外力の影響が防止される車両 用組電線を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、少なくとも光ファイバと、該光ファイバの両側部に長さ方向に沿 って配置されて光ファイバと一体化されている導体と、光ファイバおよび導体の 両端に取り付けられたコネクタと、光ファイバおよび導体の長さ方向に1以上設 けられ、光ファイバおよび導体を一体化し、かつ前記車両のボディ等に固定可能 なクリップとを備えてなることを特徴とする車両用組電線、ならびに請求項1記 載の車両用組電線であって、車両用組電線の長さ方向の少なくとも一部分に、電 線保護具が被せられていることを特徴とする車両用組電線を前記課題の解決手段 とした。
【0006】
【作用】
請求項1記載の車両用組電線によれば、全ての光ファイバおよび導体が一体化 されているので、配設時には、各ケーブルが分散することなく、一度に全ての光 ファイバおよび導体が同時に配設され、しかも、同じハーネスに接続すべき光フ ァイバおよび導体の組みがコネクタを介して一体的に接続される。また、車両用 組電線の任意の位置をクリップで固定することにより、クリップが車両用組電線 に作用する外力を支持し、配設作業能率の向上をもたらすとともに、車両用組電 線の振動を防止する。加えて、光ファイバの両サイドに導体を設けているので、 組電線布設(配設)時および配設後の外力から光ファイバを保護するともに、そ の特性の劣化を防止する。
【0007】 請求項2記載の車両用組電線によれば、電線保護具に覆われた部分の車両用組 電線が、特に衝撃力等の外力に対して保護されるとともに、電線保護具の形状に 沿って変形して、しかも、その形状が保持される。
【0008】
【実施例】 以下本考案の一実施例を、図1および図2を参照して説明する。 図中符号1は本実施例の車両用組電線、2は光ファイバ、3は銅線(導体)で ある。 前記車両用組電線1は、2本の光ファイバ2と、2本の銅線3とを、光ファイ バ2を内側、銅線3をその外側にして、計4本を互いに長さ方向に平行に配設す するとともに、塩化ビニル等の絶縁体5により一体化されている。
【0009】 図2は、前記車両用組電線1を乗用車等の車両内に設置する場合の一例を示す 図である。 図中、符号6はコネクタ、7はクリップ、8は電線保護具である。 本考案の車両用組電線1は、2本の光ファイバ2と、2本の銅線3とを、一体 化するとともに、これら光ファイバ2,2と銅線3,3とが接続されたコネクタ 6と、光ファイバ2,2と銅線3,3とを一体化絶縁被覆し、かつ、車両のボデ ィに固定するためのクリップ7と、車両用組電線1の屈曲部または湾曲部に被せ られた電線保護具8とで構成されている。 コネクタ6は、直方体状であって、車両用組電線1の両端に固定されている。 各コネクタ6には、車両用組電線1を構成する各ケーブルの先端が内挿されてい る。また、各コネクタ6には、車両用組電線1を接続すべき電装品に設けられた 他のコネクタ6と接続時に互いを固定するロック片Rおよび該ロック片Rと係合 可能な形状に形成された係合部Kとが側部から突設されている。 車両用組電線1の両端に位置するコネクタ6の内の一方には、銅線3を他の電 装品に設けられたコネクタに接続するための雄端子Jcが突設されている。前記 コネクタ6の他方には、前記雄端子Jcが挿入可能な開口部W1が設けられ、該 開口部W1の内方に前記雄端子Jcと嵌合可能な雌端子Jhが内蔵されている。 各コネクタ6は、前述した開口部W1と同一の面に光ファイバ2接続用の開口部 W2が開口され、該開口部W2に光ファイバ2がコネクタ6の外面と略面一に位置 されている。 ロック片Rは、コネクタ6を車両用組電線1を接続すべき電装品のコネクタに 嵌合した際に、相手側のコネクタの係止部に係止されるようになっている。また 、係合部Kは、コネクタ6を他のコネクタと嵌合した際に、相手側のコネクタに 設けられたロック片Rが挿入されてこれを係止するようになっている。 コネクタ6は、他のコネクタと接続すると同時に、端子Jh,Jcを介して双 方の銅線3の接続が行なわれるとともに、光ファイバ2同志も接続されるように なっている。なお、車両用組電線1のコネクタ6との接続部分は、銅線3に対し て光ファイバ2を僅かに長くとってあるので、銅線3が車両用組電線1に作用す る張力を負担して光ファイバ2のテンションメンバの役割を果たし、光ファイバ 2に引っ張り荷重がかからないようになっている。
【0010】 クリップ7は、車両用組電線1の長さ方向適切な位置に複数設けられ、光ファ イバ2,2と銅線3,3の計4本を同一平面上に結束した状態で保持するととも に、背面側に設けられたフック9で車両のボディ等に設けられた穴に固定される ことにより、車両用組電線1を所定の位置に支持する。図2においては、クリッ プ7の設置数は2箇所であるが、それ以上の多数であってもよく、その組電線1 の長さおよびボディへの固定条件により、適宜選定され得る。 電線保護具8は、グロメット,ゴムチューブ,アルミチューブ,プラスチック 等で形成された柔軟性を有する円筒状の部材であって、内部に貫通された車両用 組電線1を保護するようになっている。電線保護具8は、車両用組電線1の、特 に屈曲部や、車両内の装置の作動部に近接する部分等の振動を受けやすい場所に 配置され、車両用組電線1の損傷等を防止する。また、電線保護具8は、自動車 のドア等の開閉部分等に設ける場合には、内部に配線した車両用組電線1をドア の開閉による無理な変形を与えることなく、常に安定状態に保持することができ る。 なお、電線保護具8は、適切な曲率半径で湾曲しているので、光ファイバ2内 を伝送する光の減衰や伝送光の受信側における読み取り時のエラーを防止するこ とができる。また、電線保護具8は、柔軟性が小さくて済む場合には、テープ巻 き等であってもよい。加えて、電線保護具8は、アルミチューブ等の塑性変形可 能な材質のものであれば、組電線1配設時に自在に曲げ加工した上布設し、配設 の後は、強固に組電線1の一部を保護することが可能である。
【0011】 以下、本実施例の作用および効果を説明する。 前記車両用組電線1は、光ファイバ2,2と銅線3,3の計4本が結束されて 一体化されているので、配設経路が複雑な場合の配設作業が簡単となり、しかも 、任意の位置でクリップ7で固定することができるので、配設の作業能率が大幅 に向上する。また、車両用組電線1は、コネクタ6近傍において銅線3が光ファ イバ2のテンションメンバとして作用することにより、光ファイバ2に引っ張り 荷重およびねじれ等が作用しないから、引っ張り強度の大幅な向上が可能となっ て、光ファイバ2の引っ張り強度に関わらず、振動が大きい場所にも配設するこ とが可能となる。したがって、車両用組電線1は、光ファイバ2の径を小さくす ることが可能となり、コストの低減や、軽量化が可能となる。また、組電線1配 設時の光ファイバ2への外力も銅線3が保護するので、その伝送特性の低下の要 因を防止することができる。
【0012】 一方、車両用組電線1は、多数のクリップ7および電線保護具8で所定の配設 位置に安定に支持されているので、振動に対する共振を防止して光ファイバ2内 の伝送光の減衰を防止することができる。その上、車両用組電線1は、湾曲時の 曲率半径が小さいと光ファイバ2の伝送光の減衰等が大きくなることが懸念され るので、配設時に湾曲部分の曲率半径が一定以下にならないように注意を払う必 要があるが、湾曲部は電線保護具8の作用で光ファイバ2内の伝送光が減衰しな い曲率半径で保持されるから、配設が簡単で配設作業の精度や効率が向上する。 さらに、車両用組電線1は、光ファイバ2および銅線3の先端に、これら光ファ イバ2,2と銅線3,3の一体型のコネクタが取り付けられているから、このコ ネクタを嵌合するだけで他のハーネスと接続することができ、接続作業も簡単で ある。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の車両用組電線によれば、導体が曲げに対 する耐力を発揮し、しかも光ファイバのテンションメンバとして引っ張り応力お よびねじり応力を負担するので、光ファイバを曲げや引っ張りに対して保護する 。また、光ファイバの両サイドに導体が配設されている状態で一体化されている ので、配設時の引き回し作業等によって光ファイバを傷めることがなく、配設の 作業能率が向上する。また、先端に設けたコネクタにより、他のハーネスやユニ ットへの接続作業が省力化でき、配設の作業能率の一層の向上が可能である。さ らに、車両用組電線は、クリップによる固定部分が、過大な外力や振動の作用を 防止し、光ファイバの損傷や伝送光の減衰等を防止することができ、また、軽量 化によるコストダウンも可能となるといった優れた効果を奏する。
【0014】 請求項1記載の車両用組電線であって、電線保護具に覆われた部分では、車両 用組電線に加わった衝撃力から特に光ファイバが保護されるとともに、電線保護 具を成型することにより車両用組電線の湾曲を所定の曲率半径で保持することが 容易で、車両用組電線の配設の作業能率を一層向上することができるといった優 れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用組電線の配設例を示す全体図である。
【図2】図1の車両用組電線を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用組電線 2 光ファイバ 3 導体(銅線) 6 コネクタ 7 クリップ 8 電線保護具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車等の車両内に配設される車両用組
    電線であって、少なくとも光ファイバと、該光ファイバ
    の両側部に長さ方向に沿って配置されて光ファイバと一
    体化されている導体と、光ファイバおよび導体の両端に
    取り付けられたコネクタと、光ファイバおよび導体の長
    さ方向に1以上設けられ、光ファイバおよび導体を一体
    化し、かつ前記車両のボディ等に固定可能なクリップと
    を備えてなることを特徴とする車両用組電線。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用組電線であって、
    車両用組電線の長さ方向の少なくとも一部分に、電線保
    護具が被せられていることを特徴とする車両用組電線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010244800A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 複合ハーネス及びその製造方法

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