JP2004180487A - ハーネスの固定構造 - Google Patents
ハーネスの固定構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004180487A JP2004180487A JP2003081998A JP2003081998A JP2004180487A JP 2004180487 A JP2004180487 A JP 2004180487A JP 2003081998 A JP2003081998 A JP 2003081998A JP 2003081998 A JP2003081998 A JP 2003081998A JP 2004180487 A JP2004180487 A JP 2004180487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- harness
- shock absorbing
- fixing structure
- cover
- absorbing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【課題】固定のための部品点数を削減する。
【解決手段】バンパー1は、バンパーフェイス2と、アブソーバ3と、リインフォースメント4とから構成され、アブソーバ3には溝から構成されるハーネス取付部3bが形成されている。フラットハーネス5は、両端部間の所定範囲がハーネス取付部3bに嵌め込まれている。フラットハーネス5が嵌め込まれたアブソーバ3をバンパーフェイス2に取り付け、このバンパーフェイス2をリインフォースメント4に取り付けることにより、フラットハーネス5は別途固定のための部品等を介さずにバンパー1に取り付けられて固定される。
【選択図】 図1
【解決手段】バンパー1は、バンパーフェイス2と、アブソーバ3と、リインフォースメント4とから構成され、アブソーバ3には溝から構成されるハーネス取付部3bが形成されている。フラットハーネス5は、両端部間の所定範囲がハーネス取付部3bに嵌め込まれている。フラットハーネス5が嵌め込まれたアブソーバ3をバンパーフェイス2に取り付け、このバンパーフェイス2をリインフォースメント4に取り付けることにより、フラットハーネス5は別途固定のための部品等を介さずにバンパー1に取り付けられて固定される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等に搭載される電装部品(補機)間を接続するハーネスのバンパーなどの衝撃緩衝装置への固定構造に関し、特に固定のための部品点数を削減することができるハーネスの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等の電装部品(補機)間を接続するものとして、ワイヤハーネスが主として用いられている。ワイヤハーネスは、各補機間を接続する電線をハーネス状に束ねたものであり、通常、ハーネスを構成する各電線の端末には、圧着端子が取り付けられ、これらの圧着端子は、各補機に備えられたコネクタ等に接続されるコネクタに内蔵されている。また、ワイヤハーネスの他に、複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設されたケーブルから構成され、これにより、複数の導体を整然と配列させることができるフラットハーネスも多く用いられている。
【0003】
これらのハーネスを自動車等に配索する場合、クリップなどを有する取付部材に一旦ハーネスを取り付けて、それからフレーム等の被取付部材に取付部材を介して固定している(例えば、特許文献1、2及び3参照。)。このような固定方式は、自動車の衝撃緩衝装置としてのバンパーにハーネスを固定する際にも採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−274357号公報(第3−4頁、第1−5図)
【特許文献2】
特開平5−76121号公報(第3−4頁、第1−2図)
【特許文献3】
特開平10−136541号公報(第3−5頁、第1−3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような固定方式では、取付部材が別途必要となると共に、取付部材及び被取付部材の両者にハーネスの固定のための機構(例えば、クリップ及びこのクリップと嵌合する穴など)を形成する必要があるため、部品点数及び部品加工工数が増え、コストアップになることがある。また、ハーネスを一旦取付部材に取り付けてから被取付部材に固定しなければならないため、固定作業が煩雑化するおそれがある。更に、ハーネスをバンパーなどの衝撃緩衝装置に固定する際には、ハーネスの衝撃や外傷に対する強度を向上させることができる固定方式も考慮した方が良い。
【0006】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、固定のための部品点数を削減することができると共に、衝撃耐性や耐外傷性を向上させることができるハーネスの固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1のハーネスの固定構造は、カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、前記衝撃緩衝部材は、前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で形成された溝から構成されるハーネス取付部を備え、前記ハーネスは、前記衝撃緩衝部材のハーネス取付部に嵌め込まれた状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されていることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る第2のハーネスの固定構造は、カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、前記衝撃緩衝部材は、前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で前記ハーネスを一体的に内含し、所定位置から前記ハーネスを露出する構造からなり、前記ハーネスは、前記衝撃緩衝部材に内含された状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に形成されたハーネス取付部に嵌め込まれた状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途固定のための取付部材を必要とせず、衝撃や外傷に対する強度を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。また、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に一体的に内含された状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途取付部材を不要とし、衝撃耐性や耐外傷性を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。
【0010】
なお、この発明の第1のハーネスの固定構造では、ハーネス取付部は、衝撃緩衝部材のカバー部への装着側の端部、又は装着側と反対側の端部に形成されていることが好ましく、例えば反対側の端部に形成されている場合、支持部材には、ハーネス取付部のカバー部への装着方向と反対方向の開口部と対応する位置に、衝撃緩衝部材と同材質からなり開口部を塞ぐ状態で衝撃緩衝部材と当接するハーネス保護部材が取り付けられていることが好ましい。
【0011】
また、ハーネス取付部には、ハーネスを嵌め込んだ後にハーネス取付部の開口部に、衝撃緩衝部材と同材質からなり開口部を塞ぐ蓋部が嵌め込まれていることが好ましい。
【0012】
例えば、この発明のハーネスの固定構造では、カバー部は自動車のバンパーフェイスであり、衝撃緩衝部材はバンパーフェイスに装着されるアブソーバであり、支持部材はバンパーフェイス及びアブソーバが取り付けられるリインフォースメントであることなどが考えられる。
【0013】
なお、この場合、アブソーバは、発泡ポリプロピレンからなるものであることが好ましい。
【0014】
また、ハーネスは、導体が絶縁被覆により覆われた複数の電線を束ねてテープで結束した構造からなるワイヤハーネス、又は複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設された構造からなるフラットハーネスであることが好ましい。
【0015】
なお、ハーネスの絶縁被覆としてノンハロゲン材が用いられていると良い。環境保護政策に対応するためである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るハーネスの固定構造が実現された衝撃緩衝装置を示す分解斜視図である。
図1に示すように、衝撃緩衝装置としてのバンパー1は、カバー部としてのバンパーフェイス2と、このバンパーフェイス2に装着される衝撃緩衝部材としてのアブソーバ3と、これらバンパーフェイス2及びアブソーバ3が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材としてのリインフォースメント4とから構成されている。例えば、バンパーフェイス2は樹脂成型部材からなり、アブソーバ3はウレタンや発泡ポリプロピレンからなり、リインフォースメント4はフレームなどと同じような金属部材からなる。
【0017】
アブソーバ3のリインフォースメント4方向の端部3aには、バンパーフェイス2への装着方向と直交する方向に沿って直線状に形成された溝から構成されるハーネス取付部3bが備えられ、このハーネス取付部3bにハーネスとしてのフラットハーネス5の両端部間の所定範囲が、幅方向が装着方向と同一方向となる状態で嵌め込まれている。フラットハーネス5は、例えば複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設されたケーブルから構成される。このフラットハーネス5の両端部には、補機(図示せず)と接続されるコネクタ6a,6bが接続されている。フラットハーネス5のハーネス取付部3bに嵌め込まれた部分以外の部分は、アブソーバ3のバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向の端部3c,3dからそれぞれ外部に露出している。なお、フラットハーネス5は、ハーネス取付部3bの形状によっては幅方向が装着方向と直交するような状態で嵌め込まれていても良い。
【0018】
ここで、フラットハーネス5を構成するフラットケーブル7は、図2に示すような構造からなる。即ち、フラットケーブル7は、例えばCu又はAlからなる導体の単線や撚り線等の線材からなる導体8a,8b,8c,8d,8eを、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)及びポリオレフィン(PO)等の絶縁樹脂からなる絶縁被覆9で覆い、各絶縁被覆9間がそれぞれ互いに絶縁被覆9と同じく絶縁樹脂からなるブリッジ部9aで結合されたフラットケーブル構造からなる。なお、フラットケーブル7は、平角導体からなる導体8がラミネート又は押出しによって平面的に形成された絶縁被覆9により覆われた構造からなるフレキシブルフラットケーブルでも良い。
【0019】
このフラットハーネス5は、以下のような構造でバンパー1に固定されている。即ち、図3に示すように、先ずアブソーバ3のハーネス取付部3bに、フラットハーネス5を嵌め込みアブソーバ3に取り付ける。次に、フラットハーネス5が取り付けられたアブソーバ3を、バンパーフェイス2に形成されたアブソーバ装着リブ2a,2bに嵌め込んでバンパーフェイス2に装着する。そして、アブソーバ3が装着されたバンパーフェイス2を、アブソーバ3のハーネス取付部3bの端部3a側の開口部3eがリインフォースメント4の前端部4aと当接するように、図示しないリインフォースメント4の取付部に取り付けて固定する。これにより、フラットハーネス5は、バンパー1に取り付けられて固定される。なお、この例のリインフォースメント4には、バンパーフェイス2がリインフォースメント4に取り付けられた際に、リインフォースメント4の前端部4aのハーネス取付部3bの開口部3eが当接する位置に凹部4bが形成されており、この凹部4bには、ハーネス取付部3bの開口部3eを塞ぐ状態でアブソーバ3と当接する、アブソーバ3と同材質のウレタンフォームや発泡ポリプロピレンからなるハーネス保護部材4cが嵌め込まれている。
【0020】
このフラットハーネス5の固定構造によれば、フラットハーネス5がアブソーバ3に取り付けられた状態でバンパーフェイス2を介してリインフォースメント4に取り付けられバンパー1に固定されているため、別途固定のための部品等が不要となると共に、アブソーバ3及びハーネス保護部材4cにより保護されているため、バンパー1にある程度の衝撃が与えられた場合でもフラットケーブル7の各導体8a〜8eを保護することが可能となる。このため、ハーネスを保護する外装部材(例えば、コルゲートチューブなど)が不要となる。なお、フラットケーブル7の絶縁被覆5は、通常のフラットケーブルよりも肉厚が厚く、比較的硬いノンハロゲン材を用いて形成されている。このため、フラットケーブル7自体も衝撃耐性や耐外傷性が高くなるように構成されている。
【0021】
図4は、この発明の他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。なお、以降において既に説明した部分と重複する説明は割愛する。
図4に示すように、この例では、フラットハーネス5がアブソーバ3に両端部間の所定範囲が内含され一体的に固定された状態でバンパー1に取り付けられ固定されている点が先の例と相違している。この場合、アブソーバ3を製造する際に、フラットハーネス5を内蔵するようにして製造し、アブソーバ3をバンパーフェイス2に取り付けた後にバンパーフェイス2をリインフォースメント4に取り付ければ良い。このフラットハーネス5の固定構造によれば、フラットハーネス5がアブソーバ3に一体的に内含された状態でバンパーフェイス2を介してリインフォースメント4に取り付けられバンパー1に固定されているため、上記例と同様に、別途固定のための部品等が不要となると共に、アブソーバ3により保護されているため、バンパー1にある程度の衝撃が与えられた場合でもフラットケーブル7の各導体8a〜8eを保護することが可能となる。
【0022】
図5及び図6は、この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
図5に示すように、この例では、アブソーバ3のハーネス取付部3bがバンパーフェイス2側の端部3fに形成され、フラットハーネス5がその幅方向がバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向となる状態でハーネス取付部3bに嵌め込まれてバンパー1に固定されている点と、アブソーバ装着リブ2a,2bが装着方向に沿って直線状に形成されている点が先の例と相違している。また、図6に示すように、この例では、アブソーバ3のハーネス取付部3bがバンパーフェイス2と反対側の端部3aに形成された凹部4bに連通する状態で形成され、フラットハーネス5がその幅方向がバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向となる状態でハーネス取付部3bに嵌め込まれたうえで、凹部4bにハーネス保護部材4cが嵌め込まれてバンパー1に固定されている点が先の例と相違している。これらのフラットハーネス5の固定構造によれば、上記例と同様に、別途固定のための部品等が不要となる。
【0023】
なお、ハーネスとしてフラットハーネス5を用いてハーネスの固定構造を説明したが、導体が絶縁被覆により覆われた複数の電線を束ねたいわゆるワイヤハーネスにもこの固定構造を適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に形成されたハーネス取付部に嵌め込まれた状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途固定のための取付部材を必要とせず、衝撃や外傷に対する強度を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。また、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に一体的に内含された状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途取付部材を不要とし、衝撃耐性や耐外傷性を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るハーネスの固定構造が実現された衝撃緩衝装置を示す分解斜視図である。
【図2】フラットケーブルを説明するための一部断面斜視図である。
【図3】同ハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図5】この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図6】この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【符号の説明】1…バンパー、2…バンパーフェイス、3…アブソーバ、4…リインフォースメント、5…フラットハーネス、6…コネクタ、7…フラットケーブル、8…導体、9…絶縁被覆。
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等に搭載される電装部品(補機)間を接続するハーネスのバンパーなどの衝撃緩衝装置への固定構造に関し、特に固定のための部品点数を削減することができるハーネスの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等の電装部品(補機)間を接続するものとして、ワイヤハーネスが主として用いられている。ワイヤハーネスは、各補機間を接続する電線をハーネス状に束ねたものであり、通常、ハーネスを構成する各電線の端末には、圧着端子が取り付けられ、これらの圧着端子は、各補機に備えられたコネクタ等に接続されるコネクタに内蔵されている。また、ワイヤハーネスの他に、複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設されたケーブルから構成され、これにより、複数の導体を整然と配列させることができるフラットハーネスも多く用いられている。
【0003】
これらのハーネスを自動車等に配索する場合、クリップなどを有する取付部材に一旦ハーネスを取り付けて、それからフレーム等の被取付部材に取付部材を介して固定している(例えば、特許文献1、2及び3参照。)。このような固定方式は、自動車の衝撃緩衝装置としてのバンパーにハーネスを固定する際にも採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−274357号公報(第3−4頁、第1−5図)
【特許文献2】
特開平5−76121号公報(第3−4頁、第1−2図)
【特許文献3】
特開平10−136541号公報(第3−5頁、第1−3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような固定方式では、取付部材が別途必要となると共に、取付部材及び被取付部材の両者にハーネスの固定のための機構(例えば、クリップ及びこのクリップと嵌合する穴など)を形成する必要があるため、部品点数及び部品加工工数が増え、コストアップになることがある。また、ハーネスを一旦取付部材に取り付けてから被取付部材に固定しなければならないため、固定作業が煩雑化するおそれがある。更に、ハーネスをバンパーなどの衝撃緩衝装置に固定する際には、ハーネスの衝撃や外傷に対する強度を向上させることができる固定方式も考慮した方が良い。
【0006】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、固定のための部品点数を削減することができると共に、衝撃耐性や耐外傷性を向上させることができるハーネスの固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1のハーネスの固定構造は、カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、前記衝撃緩衝部材は、前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で形成された溝から構成されるハーネス取付部を備え、前記ハーネスは、前記衝撃緩衝部材のハーネス取付部に嵌め込まれた状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されていることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る第2のハーネスの固定構造は、カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、前記衝撃緩衝部材は、前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で前記ハーネスを一体的に内含し、所定位置から前記ハーネスを露出する構造からなり、前記ハーネスは、前記衝撃緩衝部材に内含された状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されていることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に形成されたハーネス取付部に嵌め込まれた状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途固定のための取付部材を必要とせず、衝撃や外傷に対する強度を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。また、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に一体的に内含された状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途取付部材を不要とし、衝撃耐性や耐外傷性を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。
【0010】
なお、この発明の第1のハーネスの固定構造では、ハーネス取付部は、衝撃緩衝部材のカバー部への装着側の端部、又は装着側と反対側の端部に形成されていることが好ましく、例えば反対側の端部に形成されている場合、支持部材には、ハーネス取付部のカバー部への装着方向と反対方向の開口部と対応する位置に、衝撃緩衝部材と同材質からなり開口部を塞ぐ状態で衝撃緩衝部材と当接するハーネス保護部材が取り付けられていることが好ましい。
【0011】
また、ハーネス取付部には、ハーネスを嵌め込んだ後にハーネス取付部の開口部に、衝撃緩衝部材と同材質からなり開口部を塞ぐ蓋部が嵌め込まれていることが好ましい。
【0012】
例えば、この発明のハーネスの固定構造では、カバー部は自動車のバンパーフェイスであり、衝撃緩衝部材はバンパーフェイスに装着されるアブソーバであり、支持部材はバンパーフェイス及びアブソーバが取り付けられるリインフォースメントであることなどが考えられる。
【0013】
なお、この場合、アブソーバは、発泡ポリプロピレンからなるものであることが好ましい。
【0014】
また、ハーネスは、導体が絶縁被覆により覆われた複数の電線を束ねてテープで結束した構造からなるワイヤハーネス、又は複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設された構造からなるフラットハーネスであることが好ましい。
【0015】
なお、ハーネスの絶縁被覆としてノンハロゲン材が用いられていると良い。環境保護政策に対応するためである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るハーネスの固定構造が実現された衝撃緩衝装置を示す分解斜視図である。
図1に示すように、衝撃緩衝装置としてのバンパー1は、カバー部としてのバンパーフェイス2と、このバンパーフェイス2に装着される衝撃緩衝部材としてのアブソーバ3と、これらバンパーフェイス2及びアブソーバ3が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材としてのリインフォースメント4とから構成されている。例えば、バンパーフェイス2は樹脂成型部材からなり、アブソーバ3はウレタンや発泡ポリプロピレンからなり、リインフォースメント4はフレームなどと同じような金属部材からなる。
【0017】
アブソーバ3のリインフォースメント4方向の端部3aには、バンパーフェイス2への装着方向と直交する方向に沿って直線状に形成された溝から構成されるハーネス取付部3bが備えられ、このハーネス取付部3bにハーネスとしてのフラットハーネス5の両端部間の所定範囲が、幅方向が装着方向と同一方向となる状態で嵌め込まれている。フラットハーネス5は、例えば複数の導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設されたケーブルから構成される。このフラットハーネス5の両端部には、補機(図示せず)と接続されるコネクタ6a,6bが接続されている。フラットハーネス5のハーネス取付部3bに嵌め込まれた部分以外の部分は、アブソーバ3のバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向の端部3c,3dからそれぞれ外部に露出している。なお、フラットハーネス5は、ハーネス取付部3bの形状によっては幅方向が装着方向と直交するような状態で嵌め込まれていても良い。
【0018】
ここで、フラットハーネス5を構成するフラットケーブル7は、図2に示すような構造からなる。即ち、フラットケーブル7は、例えばCu又はAlからなる導体の単線や撚り線等の線材からなる導体8a,8b,8c,8d,8eを、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)及びポリオレフィン(PO)等の絶縁樹脂からなる絶縁被覆9で覆い、各絶縁被覆9間がそれぞれ互いに絶縁被覆9と同じく絶縁樹脂からなるブリッジ部9aで結合されたフラットケーブル構造からなる。なお、フラットケーブル7は、平角導体からなる導体8がラミネート又は押出しによって平面的に形成された絶縁被覆9により覆われた構造からなるフレキシブルフラットケーブルでも良い。
【0019】
このフラットハーネス5は、以下のような構造でバンパー1に固定されている。即ち、図3に示すように、先ずアブソーバ3のハーネス取付部3bに、フラットハーネス5を嵌め込みアブソーバ3に取り付ける。次に、フラットハーネス5が取り付けられたアブソーバ3を、バンパーフェイス2に形成されたアブソーバ装着リブ2a,2bに嵌め込んでバンパーフェイス2に装着する。そして、アブソーバ3が装着されたバンパーフェイス2を、アブソーバ3のハーネス取付部3bの端部3a側の開口部3eがリインフォースメント4の前端部4aと当接するように、図示しないリインフォースメント4の取付部に取り付けて固定する。これにより、フラットハーネス5は、バンパー1に取り付けられて固定される。なお、この例のリインフォースメント4には、バンパーフェイス2がリインフォースメント4に取り付けられた際に、リインフォースメント4の前端部4aのハーネス取付部3bの開口部3eが当接する位置に凹部4bが形成されており、この凹部4bには、ハーネス取付部3bの開口部3eを塞ぐ状態でアブソーバ3と当接する、アブソーバ3と同材質のウレタンフォームや発泡ポリプロピレンからなるハーネス保護部材4cが嵌め込まれている。
【0020】
このフラットハーネス5の固定構造によれば、フラットハーネス5がアブソーバ3に取り付けられた状態でバンパーフェイス2を介してリインフォースメント4に取り付けられバンパー1に固定されているため、別途固定のための部品等が不要となると共に、アブソーバ3及びハーネス保護部材4cにより保護されているため、バンパー1にある程度の衝撃が与えられた場合でもフラットケーブル7の各導体8a〜8eを保護することが可能となる。このため、ハーネスを保護する外装部材(例えば、コルゲートチューブなど)が不要となる。なお、フラットケーブル7の絶縁被覆5は、通常のフラットケーブルよりも肉厚が厚く、比較的硬いノンハロゲン材を用いて形成されている。このため、フラットケーブル7自体も衝撃耐性や耐外傷性が高くなるように構成されている。
【0021】
図4は、この発明の他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。なお、以降において既に説明した部分と重複する説明は割愛する。
図4に示すように、この例では、フラットハーネス5がアブソーバ3に両端部間の所定範囲が内含され一体的に固定された状態でバンパー1に取り付けられ固定されている点が先の例と相違している。この場合、アブソーバ3を製造する際に、フラットハーネス5を内蔵するようにして製造し、アブソーバ3をバンパーフェイス2に取り付けた後にバンパーフェイス2をリインフォースメント4に取り付ければ良い。このフラットハーネス5の固定構造によれば、フラットハーネス5がアブソーバ3に一体的に内含された状態でバンパーフェイス2を介してリインフォースメント4に取り付けられバンパー1に固定されているため、上記例と同様に、別途固定のための部品等が不要となると共に、アブソーバ3により保護されているため、バンパー1にある程度の衝撃が与えられた場合でもフラットケーブル7の各導体8a〜8eを保護することが可能となる。
【0022】
図5及び図6は、この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
図5に示すように、この例では、アブソーバ3のハーネス取付部3bがバンパーフェイス2側の端部3fに形成され、フラットハーネス5がその幅方向がバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向となる状態でハーネス取付部3bに嵌め込まれてバンパー1に固定されている点と、アブソーバ装着リブ2a,2bが装着方向に沿って直線状に形成されている点が先の例と相違している。また、図6に示すように、この例では、アブソーバ3のハーネス取付部3bがバンパーフェイス2と反対側の端部3aに形成された凹部4bに連通する状態で形成され、フラットハーネス5がその幅方向がバンパーフェイス2への装着方向と直交する方向となる状態でハーネス取付部3bに嵌め込まれたうえで、凹部4bにハーネス保護部材4cが嵌め込まれてバンパー1に固定されている点が先の例と相違している。これらのフラットハーネス5の固定構造によれば、上記例と同様に、別途固定のための部品等が不要となる。
【0023】
なお、ハーネスとしてフラットハーネス5を用いてハーネスの固定構造を説明したが、導体が絶縁被覆により覆われた複数の電線を束ねたいわゆるワイヤハーネスにもこの固定構造を適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に形成されたハーネス取付部に嵌め込まれた状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途固定のための取付部材を必要とせず、衝撃や外傷に対する強度を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができる。また、この発明によれば、ハーネスが、衝撃緩衝装置の衝撃緩衝部材に一体的に内含された状態でカバー部に装着され支持部材に取り付けられて固定されているため、別途取付部材を不要とし、衝撃耐性や耐外傷性を高めた状態で衝撃緩衝装置に固定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るハーネスの固定構造が実現された衝撃緩衝装置を示す分解斜視図である。
【図2】フラットケーブルを説明するための一部断面斜視図である。
【図3】同ハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図5】この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【図6】この発明の更に他の実施形態に係るハーネスの固定構造を説明するための衝撃緩衝装置の一部断面図である。
【符号の説明】1…バンパー、2…バンパーフェイス、3…アブソーバ、4…リインフォースメント、5…フラットハーネス、6…コネクタ、7…フラットケーブル、8…導体、9…絶縁被覆。
Claims (10)
- カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、
前記衝撃緩衝部材は、
前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で形成された溝から構成されるハーネス取付部を備え、
前記ハーネスは、
前記衝撃緩衝部材のハーネス取付部に嵌め込まれた状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されている
ことを特徴とするハーネスの固定構造。 - 前記ハーネス取付部は、前記衝撃緩衝部材の前記カバー部への装着側の端部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のハーネスの固定構造。
- 前記ハーネス取付部は、前記衝撃緩衝部材の前記カバー部への装着側と反対側の端部に形成されており、
前記支持部材には、前記ハーネス取付部の前記カバー部への装着方向と反対方向の開口部と対応する位置に、前記衝撃緩衝部材と同材質からなり前記開口部を塞ぐ状態で前記衝撃緩衝部材と当接するハーネス保護部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のハーネスの固定構造。 - 前記ハーネス取付部には、前記ハーネスを嵌め込んだ後に前記ハーネス取付部の開口部に、前記衝撃緩衝部材と同材質からなり前記開口部を塞ぐ蓋部が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のハーネスの固定構造。
- カバー部と、このカバー部に装着される衝撃緩衝部材と、前記カバー部及び衝撃緩衝部材が取り付けられると共にこれらを支持する支持部材とから構成される衝撃緩衝装置へのハーネスの固定構造であって、
前記衝撃緩衝部材は、
前記カバー部への装着方向と直交する方向に沿って所定形状で前記ハーネスを一体的に内含し、所定位置から前記ハーネスを露出する構造からなり、
前記ハーネスは、
前記衝撃緩衝部材に内含された状態で前記衝撃緩衝装置に取り付けられ固定されている
ことを特徴とするハーネスの固定構造。 - 前記カバー部は自動車のバンパーフェイスであり、前記衝撃緩衝部材は前記バンパーフェイスに装着されるアブソーバであり、前記支持部材は前記バンパーフェイス及びアブソーバが取り付けられるリインフォースメントであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のハーネスの固定構造。
- 前記アブソーバは、発泡ポリプロピレンからなるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のハーネスの固定構造。
- 前記ハーネスは、導体が絶縁被覆により覆われた複数の電線を束ねてテープで結束した構造からなるワイヤハーネスであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のハーネスの固定構造。
- 前記ハーネスは、導体が絶縁被覆により覆われて平面状に並設された構造からなるフラットハーネスであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のハーネスの固定構造。
- 前記絶縁被覆は、ノンハロゲン材からなるものであることを特徴とする請求項8又は9記載のハーネスの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003081998A JP2004180487A (ja) | 2002-09-30 | 2003-03-25 | ハーネスの固定構造 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002287405 | 2002-09-30 | ||
JP2003081998A JP2004180487A (ja) | 2002-09-30 | 2003-03-25 | ハーネスの固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004180487A true JP2004180487A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32715589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003081998A Pending JP2004180487A (ja) | 2002-09-30 | 2003-03-25 | ハーネスの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004180487A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038631A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Calsonic Kansei Corporation | Dispositif de module de harnais |
JP2017065337A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | アイシン精機株式会社 | バンパー装置 |
-
2003
- 2003-03-25 JP JP2003081998A patent/JP2004180487A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008038631A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Calsonic Kansei Corporation | Dispositif de module de harnais |
US8278553B2 (en) | 2006-09-25 | 2012-10-02 | Calsonic Kansei Corporation | Harness module device |
JP2017065337A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | アイシン精機株式会社 | バンパー装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8624114B2 (en) | Wiring harness | |
US9742166B2 (en) | Wire harness | |
US20070187144A1 (en) | Wire harness fixing structure | |
CN110549961A (zh) | 车辆电路体以及制造车辆电路体的方法 | |
JP6076318B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
US20190176723A1 (en) | Circuit body routing structure and vehicle circuit body | |
JP6914905B2 (ja) | ボンダーキャップの収容構造、電気接続箱、及びワイヤハーネス | |
JP2019097223A (ja) | ワイヤーハーネス支持部材、支持部材付ワイヤーハーネス及び支持部材付ワイヤーハーネスの支持構造 | |
US9776580B2 (en) | Wire harness | |
US9821733B2 (en) | Wire harness | |
JP3728347B2 (ja) | ワイヤーハーネスの車体パネル取付構造 | |
JP2004180487A (ja) | ハーネスの固定構造 | |
JP3166574B2 (ja) | 自動車用ワイヤハーネス | |
JP4053905B2 (ja) | フラットハーネスの固定構造及び衝撃緩衝装置 | |
US11780387B2 (en) | Clamp and clamp-equipped wire harness | |
JP2001352636A (ja) | シールド配線構造及びシールド配線方法 | |
JP2003054330A (ja) | ワイヤハーネス組付け型車両部品 | |
US10723290B2 (en) | Circuit body-routing structure | |
JP3457127B2 (ja) | 配線組立体 | |
JP4153337B2 (ja) | 衝撃緩衝装置 | |
JP2004180486A (ja) | フラットハーネスの固定構造 | |
JP2004276694A (ja) | 衝撃緩衝装置 | |
JP2007049784A (ja) | 自動車用ワイヤハーネスの配索構造 | |
WO2022168553A1 (ja) | 電気接続箱 | |
US10843643B2 (en) | Insertion coupling structure, electrical connection box, and wire harness |