JP2017065337A - バンパー装置 - Google Patents

バンパー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017065337A
JP2017065337A JP2015190857A JP2015190857A JP2017065337A JP 2017065337 A JP2017065337 A JP 2017065337A JP 2015190857 A JP2015190857 A JP 2015190857A JP 2015190857 A JP2015190857 A JP 2015190857A JP 2017065337 A JP2017065337 A JP 2017065337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
bumper reinforcement
wall portion
vehicle
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015190857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6570950B2 (ja
Inventor
孝信 金子
Takanobu Kaneko
孝信 金子
雅利 立山
Masatoshi Tateyama
雅利 立山
徹 小池
Toru Koike
徹 小池
北 恭一
Kyoichi Kita
恭一 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Keikinzoku Co Ltd
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Keikinzoku Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Keikinzoku Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2015190857A priority Critical patent/JP6570950B2/ja
Publication of JP2017065337A publication Critical patent/JP2017065337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6570950B2 publication Critical patent/JP6570950B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ラジエータの冷却性能が低下することを抑制できるバンパー装置を提供する。
【解決手段】 バンパー装置10は、車両1の車室の前方にて車幅方向に延びる中空状のバンパーリインフォースメント20と、車両1の電気部品に接続されるワイヤーハーネスを支持する支持部材30とを備える。バンパーリインフォースメント20は、車幅方向に延びる複数の壁部から構成され、バンパーリインフォースメント20の壁部であって、その前側部を構成する壁部は、車幅方向に延びる凹溝231を有する。支持部材30は、前記ワイヤーハーネスを支持する支持部32を備え、支持部32が前記バンパーリインフォースメント20の凹溝231内又は凹溝231の前方に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のバンパー装置に関する。
従来、下記特許文献1に記載されているように、車両のインストゥルメントパネルに沿って車幅方向に延設されたリインフォースメントは知られている。このリインフォースメントは、ワイヤーハーネスを支持する複数の支持部材を備えている。
また、車両の前端部(車室の前方)にて、車幅方向に延設され、車両走行中において車両の前端に物体が衝突したとき、衝撃を吸収するバンパー装置は知られている。一般に、バンパー装置は、バンパーリインフォースメントと、ワイヤーハーネスを支持する複数の支持部材を備えている。
例えば、図9に示すバンパー装置のバンパーリインフォースメントは、プレス成形品である。このバンパーリインフォースメントは、車幅方向に延びていて車室側に開放された溝部を有する。前記溝部の両側壁部における車室側の端部からそれぞれ上方及び下方へ延びるフランジ部が形成されている。このフランジ部にワイヤーハーネスを支持する支持部材が取り付けられている。具体的には、フランジ部に貫通孔を形成しておき、その貫通孔に支持部材のクリップ部を挿入して嵌合させることにより、支持部材がフランジ部に固定される。
また、図10に示すバンパー装置のバンパーリインフォースメントは、押出成形品である。このバンパーリインフォースメントの長手方向に垂直な断面は矩形を呈する。このバンパーリインフォースメントの上側の壁部にワイヤーハーネスの支持部材が取り付けられている。具体的には、上側の壁部に貫通孔を形成しておき、その貫通孔に支持部材のクリップ部を挿入して嵌合させることにより、支持部材が前記上側の壁部に固定される。
また、図11に示すバンパー装置のバンパーリインフォースメントは、ロール成形品である。このバンパーリインフォースメントは、車幅方向にそれぞれ延びていて、且つ上下方向に離間した2つの筒状部を有する。両筒状部の長手方向に垂直な断面は矩形を呈する。この上側の筒状部を構成する壁部のうちの上側の壁部にワイヤーハーネスの支持部材が取り付けられている。具体的には、上側の壁部に貫通孔を形成しておき、その貫通孔に支持部材のクリップ部を挿入して嵌合させることにより、支持部材が前記上側の壁部に固定される。
特開2001−165355号公報
図9に示す例においては、溝部を形成する際の押さえ代(マージン)が必要である。この押さえ代がフランジ部である。ワイヤーハーネスの支持部材を固定するための貫通孔は、プレス工程において形成可能である。つまり、前記貫通孔を別工程で形成する必要がない。したがって、バンパーリインフォースメントの製造コストが比較的安い。しかし、このフランジ部によって、バンパーリインフォースメントの後方に配置されたラジエータへの空気の流れが阻害され、ラジエータの冷却性能が低下する虞がある。
また、図10及び図11に示す例においては、ワイヤーハーネスの支持部材を固定するための貫通孔を、押出工程及びロール成形工程において形成することが出来ない。つまり、前記貫通孔を別工程で形成する必要がある。したがって、バンパーリインフォースメントの製造コストが比較的高い。また、バンパーリインフォースメントの上側に配置されたワイヤーハーネスによって、バンパーリインフォースメントの後方に配置されたラジエータへの空気の流れが阻害され、ラジエータの冷却性能が低下する虞がある。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ラジエータの冷却性能が低下することを抑制できるバンパー装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両(1)の車室の前方にて車幅方向に延びる中空状のバンパーリインフォースメント(20)と、前記車両の電気部品に接続されるワイヤーハーネスを支持する支持部材(30)とを備えたバンパー装置(10)であって、前記バンパーリインフォースメントは、車幅方向に延びる複数の壁部(21,22,23,24)から構成され、前記バンパーリインフォースメントの壁部であって、前記バンパーリインフォースメントの前側部を構成する壁部(23)は、車幅方向に延びる溝部(231)を有し、前記支持部材は、前記ワイヤーハーネスを支持する支持部(32)を備え、前記支持部が前記バンパーリインフォースメントの溝部内又は前記溝部の前方に配置されている、バンパー装置としたことにある。
この場合、前記支持部材は、前記溝部が形成されている壁部のうちの前記溝部を除く部分に形成された貫通孔(TH1)に嵌合する嵌合部(311)を有する基部(31)を備え、前記支持部が前記基部の端部に形成されているとよい。
本発明に係るバンパー装置においては、ワイヤーハーネスが溝部内又は溝部の前方にて支持される。したがって、図10及び図11の例とは異なり、バンパー装置の後方に配置されたラジエータへの空気の流れを、ワイヤーハーネスが阻害しない。したがって、本発明に係るバンパー装置が適用された車両においては、上記従来のバンパー装置が適用された車両のようにラジエータの冷却性能が低下してしまう虞がない。
また、図9乃至図11に示す従来のバンパー装置のように、バンパーリインフォースメントの前面に溝部が形成されていない場合において、ワイヤーハーネスを前壁部の前面に沿うように配線すると、車両の衝突時において、衝突物とバンパーリインフォースメントとの間にワイヤーハーネスが挟み込まれる。この場合、衝撃荷重がバンパーリインフォースメントに直接的に作用せず、バンパーリインフォースメントの変形に影響が及ぶ。すなわち、バンパーリインフォースメントの衝撃吸収性能が低下する。これに対し、本発明に係るバンパー装置においては、支持部材の支持部が溝部内又は溝部の前方に位置している。支持部が溝部内に位置している場合には、ワイヤーハーネスを溝部内にて支持できる。また、支持部が溝部の前方に位置していたとしても、衝突時には支持部材が変形して、ワイヤーハーネスが溝部内に入り込む。よって、ワイヤーハーネスが、衝突時に衝突物とバンパーリインフォースメントとの間に挟みこまれない。そのため、衝撃荷重がバンパーリインフォースメントに直接的に作用する。したがって、バンパーリインフォースメントの本来の衝撃吸収性能が発揮される。
本発明に係るバンパー装置が適用された車両の平面図である。 図1のバンパー装置の斜視図である。 図1のバンパー装置の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。 図1のバンパーリインフォースメントの左端部を斜め前方から見た斜視図である。 図1のバンパーリインフォースメントの左端部を斜め後方から見た斜視図である。 図1のバンパー装置の支持部材の斜視図である。 本発明の変形例に係るバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。 本発明の他の変形例に係るバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。 本発明のさらに他の変形例に係るバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。 従来のバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。 従来の他の例に係るバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。 従来のさらに他の例に係るバンパー装置、及びワイヤーハーネスの中間部の斜視図である。
本発明の一実施形態に係るバンパー装置10について説明する。まず、バンパー装置10が適用された車両1の概略について説明する。車両1は、図1に示すように、一対のサイドメンバSL,SR、及びバンパー装置10を有する。サイドメンバSL,SRは、車幅方向に間隔をおいて配置され、車両前後方向にそれぞれ延設されている。
サイドメンバSL,SRは、車両の左右の端部にそれぞれ配置されている。サイドメンバSL,SRは、車両前後方向に延びる筒状に形成された本体部をそれぞれ有する。本体部の前端面には、クラッシュボックス(図示略)が溶接されている。このクラッシュボックスの前面には、複数の貫通孔が形成されている。また、このクラッシュボックスの前面には、前記各貫通孔に対応するナットが溶接されている。これらのナットの中心軸と前記各貫通孔の中心軸は一致している。つまり、貫通孔に挿入されたボルトの先端を前記ナットに締結可能に構成されている。上記のように構成されたクラッシュボックスの前面にバンパー装置10が組み付けられる。
バンパー装置10は、図2に示すように、バンパーリインフォースメント20と、ワイヤーハーネスを支持する複数の支持部材30とを備える。
バンパーリインフォースメント20は、帯状の金属板を熱間プレス加工することにより、一体的に形成される。バンパーリインフォースメント20は、車幅方向に延設されている。平面視において、バンパーリインフォースメント20における車幅方向中央部は弓状に湾曲している(図1参照)。すなわち、バンパーリインフォースメント20の車幅方向内側部分よりも車幅方向外側部分が少し後方に位置している。バンパーリインフォースメント20の曲率は、車両の前端部のデザイン(バンパーカバーの形状)に応じて決定されている。バンパーリインフォースメント20は、図3に示すように、上壁部21、下壁部22、前壁部23、上側後壁部24、下側後壁部25を有する。上壁部21は、車幅方向に延設されている。上壁部21は、水平面(サイドメンバSL,SRの軸線を含む面)に対して少し傾斜した板状に形成されている。上壁部21の後端側(車室側の端部)が前端側よりも少し上方に位置している。平面視において、上壁部21は、上記のように弓状に湾曲している。下壁部22は、上壁部21の下方に位置しており、上壁部21に対向している。下壁部22は、水平面(サイドメンバSL,SRの軸線を含む面)に対して少し傾斜した板状に形成されている。下壁部22の後端側(車室側の端部)が前端側よりも少し下方に位置している。平面視において、下壁部22は、上記のように弓状に湾曲している。
前壁部23の車両高さ方向における上端側及び下端側の各部は、水平面に対して垂直な板状に形成されている。また、前壁部23の車両高さ方向中央部には、車幅方向に延びる凹溝231(溝部)が形成されている。平面視において、前壁部23は、上記のように弓状に湾曲している。前壁部23の上端部は、後方へ湾曲形成され、上壁部21の前端に接続されている。また、前壁部23の下端部は、後方へ湾曲形成され、下壁部22の前端に接続されている。言い換えれば、上壁部21は、前壁部23の上端部から車両1の車室へ向かって斜め上方へ延設され、下壁部22は、前壁部23の下端部から前記車室へ向かって斜め下方へ延設されている。
前壁部23における、凹溝231よりも上方に位置する部分には、車幅方向に間隔をおいて、複数の貫通孔TH1が形成されている。後述するように、貫通孔TH1には、支持部材30が取り付けられる。また、前壁部23の左右の端部には、複数の貫通孔TH2がそれぞれ形成されている(図4A参照)。後述するように、貫通孔TH2には、バンパーリインフォースメント20をクラッシュボックスに固定するためのボルト及び工具が挿入される。
再び図3の説明に戻る。上側後壁部24は、上壁部21の後端から下方かつ後方へ斜めに延びる板状に形成されている。上側後壁部24は、上壁部21に対して略垂直である。下側後壁部25は、下壁部22の後端から上方かつ後方へ斜めに延びる板状に形成されている。下側後壁部25は、下壁部22に対して略垂直である。上側後壁部24の左右の端部には、フランジ部F24がそれぞれ形成されている(図4B参照)。フランジ部F24は、上側後壁部24の左右の端部における下端から下方へそれぞれ延びる板状に形成されている。下側後壁部25の左右の端部には、フランジ部F25がそれぞれ形成されている。フランジ部F25は、下側後壁部25の左右の端部における上端から上方へそれぞれ延びる板状に形成されている。
フランジ部F24及びフランジ部F25には、複数の貫通孔TH3がそれぞれ形成されている。貫通孔TH3は、貫通孔TH2の後方にそれぞれ位置している。つまり、貫通孔TH3の中心軸と貫通孔TH2の中心軸線とが一致している。貫通孔TH3の孔径は、貫通孔TH2の孔径よりも小さい。
バンパーリインフォースメント20の前端における車両高さ方向の寸法h20fは、「101mm」である。また、バンパーリインフォースメント20の後端における車両高さ方向の寸法h20rは、「119mm」である。また、バンパーリインフォースメント20の車両前後方向の寸法d20は、「53mm」である。また、凹溝231の車両高さ方向の寸法h231は、「43mm」である。凹溝231の深さd231は、「37.5mm」である。また、上壁部21、下壁部22、前壁部23、上側後壁部24及び下側後壁部25の肉厚tは「1.6mm」である。また、水平面に対する上壁部21の角度θは、「11°」である。また、水平面に対する下壁部22の角度θは、「11°」である。なお、角度θと角度θが同一であることが好ましいが、角度θと角度θとが多少異なってもよい。また、上側後壁部24における、上壁部21に垂直な方向の寸法h24は、「8mm」である。下側後壁部25における、下壁部22に垂直な方向の寸法h25は、「8mm」である。なお、寸法h20fと寸法h24,h25との比を「100:6.5」〜「100:9.5」に設定するとよい。
支持部材30は、図5に示すように、基部31及び支持部32を有する。基部31及び支持部32は一体的に形成されている。基部31は、車両高さ方向に延びる板状に形成されている。基部31は突起部311を有する。突起部311は、基部31の上端部における後面から後方(貫通孔TH1の軸線方向)へ突出している。突起部311は、矢尻型(又は錨型)に形成されたクリップ(弾性係止片)である。また、支持部32は、基部31の下端部に接続されている。支持部32は、車幅方向(前壁部23の接線方向)に延びる板状に形成されている。
支持部材30の突起部311が、バンパーリインフォースメント20の前方から、バンパーリインフォースメント20の前壁部23の貫通孔TH1に挿入される。これにより、突起部311が貫通孔TH1に嵌合し、支持部材30がバンパーリインフォースメント20に固定される。この状態において、支持部32は凹溝231内(厳密には、凹溝231の前方)に位置している。すなわち、支持部材30がバンパーリインフォースメント20に固定された状態で支持部32が凹溝231内に位置するように、突起部311と支持部32との距離(基部31における車両高さ方向の長さ)が設定されている。
バンパーリインフォースメント20は、次のようにして、クラッシュボックスの前面に取り付けられる。まず、バンパーリインフォースメント20をサイドメンバSL,SRの前方に配置する。つぎに、貫通孔TH3の位置と、クラッシュボックスに形成された貫通孔の位置とが一致するように、バンパーリインフォースメント20の位置を微調整する。つぎに、貫通孔TH2の前方からボルト及び工具を挿入する。そして、ボルトの先端を貫通孔TH3に挿入して、クラッシュボックスに設けられたナットに締結する。このようにして、バンパーリインフォースメント20が、クラッシボックスの前面に、ボルト及びナットによって締結される。
バンパー装置10がクラッシュボックスを介してサイドメンバSL,SRに取り付けられた状態で、支持部32の後面に車両の電気部品(例えば、センサ)に接続されるワイヤーハーネスがテープ、結束バンドなどを用いて固定される。ワイヤーハーネスは、凹溝231内に位置している。
本実施形態に係るバンパー装置10においては、支持部材30を固定するために用いる貫通孔TH1を、熱間プレス工程において形成できる。すなわち、貫通孔TH1を形成するための工程を別途設ける必要がない。
また、バンパー装置10においては、ワイヤーハーネスが凹溝231内にて支持される。したがって、図10及び図11の例とは異なり、バンパー装置10の後方に配置されたラジエータへの空気の流れを、ワイヤーハーネスが阻害しない。
また、上側後壁部24及び下側後壁部25がバンパーリインフォースメント20の内側へ曲げられているので、バンパー装置10の後方に配置されたラジエータへの空気の流れを、上側後壁部24及び下側後壁部25(図9に示す例のフランジ部に相当する部分)が阻害しない。したがって、バンパー装置10が適用された車両1においては、上記従来のバンパー装置が適用された車両のようにラジエータの冷却性能が低下してしまう虞がない。
また、本実施形態においては、支持部材30の支持部32が凹溝231内に位置している。したがって、ワイヤーハーネスを凹溝231内にて支持できる。よって、衝突時にワイヤーハーネスが衝突物とバンパーリインフォースメント20との間に挟みこまれない。そのため、衝撃荷重がバンパーリインフォースメント20の前壁部23の前面(凹溝231から見て上方及び下方にそれぞれ位置する部分)に直接的に作用する。したがって、バンパーリインフォースメント20の本来の衝撃吸収性能が発揮される。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態のバンパーリインフォースメント20は、熱間プレス加工法を用いて形成されている。しかし、図6及び図7に示すように、バンパーリインフォースメント20は、押出成形法、ロール成形法などを用いて形成されていてもよい。ただし、この場合、上記実施形態と同様に、バンパーリインフォースメント20の前面に凹溝231を形成しておき、その凹溝231内にワイヤーハーネスが配置されるように構成する。また、図8に示すように、通常のプレス加工法を用いてバンパーリインフォースメント20を形成してもよい。この場合も、バンパーリインフォースメント20の前面に凹溝231を形成する。ただし、この場合、ラジエータの冷却性能の低下を防ぐため、バンパーリインフォースメント20の車両高さ方向の寸法を出来るだけ小さくする。この場合、バンパーリインフォースメント20の強度低下を防ぐため、バンパーリインフォースメント20の後部に補強板を溶接するとよい。
1・・・車両、10・・・バンパー装置、20・・・バンパーリインフォースメント、21・・・上壁部、22・・・下壁部、23・・・前壁部、24・・・上側後壁部、25・・・下側後壁部、30・・・支持部材、31・・・基部、311・・・突起部、32・・・支持部、231・・・凹溝、SL,SR・・・サイドメンバ、TH1・・・貫通孔

Claims (2)

  1. 車両の車室の前方にて車幅方向に延びる中空状のバンパーリインフォースメントと、
    前記車両の電気部品に接続されるワイヤーハーネスを支持する支持部材とを備えたバンパー装置であって、
    前記バンパーリインフォースメントは、車幅方向に延びる複数の壁部から構成され、
    前記バンパーリインフォースメントの壁部であって、前記バンパーリインフォースメントの前側部を構成する壁部は、車幅方向に延びる溝部を有し、
    前記支持部材は、前記ワイヤーハーネスを支持する支持部を備え、前記支持部が前記バンパーリインフォースメントの前記溝部内又は前記溝部の前方に配置されている、バンパー装置。
  2. 請求項1に記載のバンパー装置において、
    前記支持部材は、前記溝部が形成されている壁部のうちの前記溝部を除く部分に形成された貫通孔に嵌合する基部を有し、
    前記支持部が前記基部の端部に設けられている、バンパー装置。




JP2015190857A 2015-09-29 2015-09-29 バンパー装置 Active JP6570950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190857A JP6570950B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 バンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190857A JP6570950B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 バンパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017065337A true JP2017065337A (ja) 2017-04-06
JP6570950B2 JP6570950B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=58491312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015190857A Active JP6570950B2 (ja) 2015-09-29 2015-09-29 バンパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6570950B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10823209B2 (en) 2018-10-05 2020-11-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Clamp assemblies and grille assemblies with wire harness clamp attachment structures

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580918U (ja) * 1992-03-30 1993-11-02 ダイハツ工業株式会社 自動車用バンパにおけるワイヤハーネス配線構造
US5668351A (en) * 1996-02-09 1997-09-16 General Motors Corporation Conduit housing for vehicle engine compartment having a flexible lip that extends into airflow sealing engagement with the radiation
JP2001258138A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd クランプの車体固定構造
JP2003267160A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの車体取付構造
JP2003267167A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Nippon Yusoki Co Ltd バンパ
JP2004180487A (ja) * 2002-09-30 2004-06-24 Fujikura Ltd ハーネスの固定構造
JP2004276694A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Fujikura Ltd 衝撃緩衝装置
JP2004276693A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Fujikura Ltd 衝撃緩衝装置
JP2009262765A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 車両のアンダランプロテクタ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580918U (ja) * 1992-03-30 1993-11-02 ダイハツ工業株式会社 自動車用バンパにおけるワイヤハーネス配線構造
US5668351A (en) * 1996-02-09 1997-09-16 General Motors Corporation Conduit housing for vehicle engine compartment having a flexible lip that extends into airflow sealing engagement with the radiation
JP2001258138A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd クランプの車体固定構造
JP2003267167A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Nippon Yusoki Co Ltd バンパ
JP2003267160A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの車体取付構造
JP2004180487A (ja) * 2002-09-30 2004-06-24 Fujikura Ltd ハーネスの固定構造
JP2004276694A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Fujikura Ltd 衝撃緩衝装置
JP2004276693A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Fujikura Ltd 衝撃緩衝装置
JP2009262765A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 車両のアンダランプロテクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10823209B2 (en) 2018-10-05 2020-11-03 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Clamp assemblies and grille assemblies with wire harness clamp attachment structures

Also Published As

Publication number Publication date
JP6570950B2 (ja) 2019-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459984B2 (ja) 車体フロア構造
JP2019006129A (ja) 衝撃吸収装置及びバンパーリインフォースメント
JP6278030B2 (ja) 車両前部構造
US9132861B2 (en) Vehicle body reinforcing structure
US8662566B1 (en) Multi extension front bumper beam
JP2012081837A (ja) 車両用バンパー
WO2016035501A1 (ja) 車両用バンパービーム
JP6412528B2 (ja) 車両用バンパーリインフォースメント
JP6679449B2 (ja) 牽引フックの取り付け構造
JP5949532B2 (ja) リヤバンパリインフォースメント構造及び車両後部構造
US9272637B2 (en) Structure for reinforcing seat mounting portion of vehicle body
EP2572941A1 (en) Crush box and vehicle bumper apparatus including the same
JP2019099043A (ja) 車体構造
JP2014088145A (ja) アシストグリップの取付構造
JP6570950B2 (ja) バンパー装置
JP4222911B2 (ja) フロント・アンダーラン・プロテクタ
JP4781343B2 (ja) 車両のフロント構造
JP2015193282A (ja) 車両用バンパー装置の補強部材
JP6536512B2 (ja) 車両後部構造
JP2014151868A (ja) 車両前部構造
KR101453830B1 (ko) 차량용 범퍼빔 유닛
JP6517603B2 (ja) 衝撃吸収部材
JP6750428B2 (ja) 車両用乗降グリップ取付構造
JP2016117361A (ja) 車両前部構造
JP2008110679A (ja) 自動車のバンパーリィンフォースメント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6570950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150