JPH07163229A - コンバイン等の刈取伝動装置 - Google Patents

コンバイン等の刈取伝動装置

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JPH07163229A
JPH07163229A JP31142193A JP31142193A JPH07163229A JP H07163229 A JPH07163229 A JP H07163229A JP 31142193 A JP31142193 A JP 31142193A JP 31142193 A JP31142193 A JP 31142193A JP H07163229 A JPH07163229 A JP H07163229A
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Yasushi Fujita
靖 藤田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車速に対してシンクロ変速を行つて刈取装置へ
伝動するベルトによる無段変速装置を、伝動ケースに一
体的に構成することにより構成の簡素化と機能的な不具
合を防止する。 【構成】走行用ミッションケース1の入力部2と油圧無
段変速装置3との間を刈取装置4を伝動しうる伝動ケー
ス5で連結し、この伝動ケース5には、これら油圧無段
変速装置3の出力軸6とミッションケース1の入力軸7
との間を伝動する伝動軸8を有すると共に、この伝動軸
8からギヤ伝動される無段変速ベルト9を張設する駆動
プーリ軸10と従動プーリ軸11とを軸支してなるコン
バイン等の刈取伝動装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバイン等の刈取
伝動装置に関し、走行用ミッションケースの入力部近傍
から伝動ケースにより、刈取装置へ動力を伝動するもの
等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】コン
バイン等において、刈取装置への動力供給を無段変速ベ
ルトにより伝動するものでは、従来、この伝動関係の駆
動プーリ側は、走行用ミッションケースに配置し、従動
プーリ側は走行フレームの適宜位置に配置しているもの
が一般的であった。しかし、このように駆動プーリ側と
従動プーリ側を各別の位置に配置した場合は、駆動プー
リと従動プーリとの間に巻掛け張設される無段変速ベル
トのベルトラインのずれや、プーリの倒れや、軸間距離
の狂い等によって精度が悪くなり不具合を生じるので、
これらの不具合を修正するために組立時等に面倒な調整
が必要になると共に、構成部品も余分に必要となる。
【0003】従ってこの発明は、刈取装置への伝動を車
速に対してシンクロ変速するベルトによる無段変速装置
を伝動ケース5に一体的に構成することにより、構成の
簡素化と機能的な不具合を防止するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、走行用ミッ
ションケース1の入力部2と油圧無段変速装置3との間
を刈取装置4を伝動しうる伝動ケース5で連結し、この
伝動ケース5には、これら油圧無段変速装置3の出力軸
6とミッションケース1の入力軸7との間を伝動する伝
動軸8を有すると共に、この伝動軸8からギヤ伝動され
る無段変速ベルト9の駆動プーリ軸10と従動プーリ軸
11とを軸支してなるコンバイン等の刈取伝動装置の構
成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】エンジン側から油圧無段変速
装置3が駆動され、この油圧無段変速装置3の出力軸6
から伝動ケース5の伝動軸8を経て走行用ミッションケ
ース1の入力軸7へ動力が伝達される。この伝動途中の
該伝動軸8から中間ギヤを経て該伝動ケース5に軸支し
た駆動プーリ軸10へ伝動し、この駆動プーリ軸10へ
軸承された割プーリ(駆動側)から、同じく該伝動ケー
ス5に軸支した従動プーリ軸11へ軸承された割プーリ
(従動側)へ巻き掛け張設した無段変速ベルト9を調節
制御して、この調節により変速された該従動プーリ軸1
1から刈取装置4へ向けて、この刈取装置4の回転数を
車速に同調させるシンクロ変速伝動を行う。
【0006】このような伝動形態において、ミッション
ケース1の入力部2と油圧無段変速装置3との間に連結
された単一の伝動ケース5に、無段変速ベルト9による
シンクロ変速装置を構成することによって、該無段変速
ベルト9のベルトラインも適正となり、各プーリの倒れ
もなく、軸間距離の狂いもなく、必要な精度を保持して
所定の変速性能を発揮できると共に、組立時の調整もあ
まり必要とせず、構成部品も簡素化でき、メンテナンス
やコストの点でも有利である。
【0007】
【実施例】エンジンEからの動力を油圧無段変速装置3
(以下HST装置という)へ伝達し、このHST装置3
を、伝動軸8を軸支した左右割型形態の伝動ケース5の
入力部5a側面へ取り付けると共に、この伝動ケース5
の出力部5b側面を、左右割型形態の走行用ミッション
ケース1の上部に位置する入力部2に取り付ける。
【0008】該伝動ケース5には、側面視伝動軸8の右
方向下側に駆動プーリ軸10と、この駆動プーリ軸10
の上側に従動プーリ軸11を各々軸支し、駆動プーリ軸
10に軸止した刈取駆動ギヤ12と伝動軸8に軸止した
刈取伝動ギヤ13との間を複数箇の中間ギヤ14により
噛合連動させる。該駆動プーリ軸10と従動プーリ軸1
1の一側端部は、各々割プーリ軸部10B、11Bと
し、刈取装置4を車速に対してシンクロ変速駆動させる
無段変速ベルト9を張設する駆動側割プーリ15と従動
側割プーリ16とを設ける。
【0009】駆動側割プーリ15は外側プーリ15aを
軸固定とし、内側プーリ15bを、軸に対して回動する
プーリ摺動カム17の変速アーム17aと無段変速ベル
ト9を制御するベルト制御モータ18の駆動アーム18
aとの連結により左右摺動可能に構成すると共に、従動
側割プーリ16は内側プーリ16bを軸固定とし、外側
プーリ16aを、軸端に軸止した刈取出力プーリ19と
の間に装填したプーリ摺動ばね20の張力により駆動側
割プーリ15の作動に対応連動させて左右摺動可能なる
よう構成する。
【0010】該刈取出力プーリ19と、前記ミッション
ケース1の上端部に固定の刈取受台21に支架される刈
取後フレーム22に軸支した刈取入力プーリ23とをベ
ルト24によって伝動し、この刈取入力プーリ23の駆
動により、刈刃装置、穀稈引起装置、掻込装置、搬送装
置等を有して刈取穀稈を脱穀装置へ搬送しながら脱穀さ
せる刈取装置4を伝動する。
【0011】前記HST装置3の出力軸6と伝動ケース
5の伝動軸8入力部8aとを連結すると共に、この伝動
軸8出力部8bと該ミッションケース1の第1軸として
の入力軸7とを連結する。この入力軸7には、普通速
(L)側と増速(H)側の二段に車速を切り替える普通
速ギヤ25と増速ギヤ26を各々左右側に遊転軸承する
と共に、この普通速・増速ギヤ25・26を各々油圧等
の作用により軸回転させる増速クラッチ27をその中間
位置に配設する。該普通速ギヤ25と増速ギヤ26とに
各々噛み合い常時回転する普通速カウンタギヤ28と増
速カウンタギヤ29を配設すると共に、その中間に中間
カウンタギヤ30を位置させ、これらの各ギヤ28、2
9、30を各々軸止する第2軸としてのカウンタ軸31
を設ける。
【0012】該中間カウンタギヤ30と噛み合う作業速
としての二連の低速伝動ギヤ32、及び普通速カウンタ
ギヤ28と噛み合う走行速としての高速伝動ギヤ33を
各々遊転軸承する第3軸としての変速伝動軸34を設
け、この低速伝動ギヤ32と高速伝動ギヤ33との間
に、この両ギヤ32、33に各々切り替え接続して軸回
転させる変速伝動クラッチ35を配置し、この変速伝動
クラッチ35の左右摺動により、走行速位置と中立位置
と作業速位置とに変速可能なる副変速を構成すると共
に、該変速伝動軸34の一側に変速伝動ギヤ36を軸止
して設ける。
【0013】該変速伝動ギヤ36と噛み合う二連の操向
センタギヤ37を、第4A軸としての操向クラッチ軸3
8に軸止すると共に、この操向センタギヤ37の左右側
面に接して左右の操向ギヤ39を各々遊転軸承し、更に
この操向ギヤ39の左右側面に接して、側面間の爪の噛
み合いによりバネ力と油圧等の加圧により入り作用をさ
せる左右の操向クラッチ40と、この操向クラッチ40
の切りによって制動力を作用させる左右の操向ブレーキ
41とを各々連接軸止して設ける。
【0014】該二連の低速伝動ギヤ32の片方の小径ギ
ヤ32bと噛み合う緩旋回ギヤ42と、該二連の操向セ
ンタギヤ37の片方の小径ギヤ37bと噛み合うスピン
旋回ギヤ43とを、第4B軸としての旋回切替軸44の
左右側に各々遊転軸承すると共に、この緩旋回ギヤ42
とスピン旋回ギヤ43との間において、この両ギヤ4
2、43を切り替えて各々軸回転させる、外周にギヤを
設けた旋回切替ギヤ45を左右摺動により接続可能に配
設する。
【0015】該旋回切替ギヤ45の外周ギヤと噛み合う
旋回センタギヤ46を、第5軸としての旋回クラッチ軸
47に軸止すると共に、旋回センタギヤ46の左右側面
に接して、該左右の操向ギヤ39と各々噛み合いする左
右の二連の操向伝動ギヤ48を遊転軸承して配設し、こ
の左右の操向伝動ギヤ48の左右側面に接して該ギヤ4
8を各々油圧等の作用により軸回転させる左右の旋回ク
ラッチ49を連接軸止して設ける。
【0016】該左右の二連の操向伝動ギヤ48の片方の
各小径ギヤ48bと各々噛み合いする左右の駆動ギヤ5
0を、前記ミッションケース1の左右両側に設けられる
第6軸としての左右の駆動軸51の一端部に各々軸止す
ると共に、その他端部に左右の駆動ギヤ小52を各々軸
止して設ける。該左右の駆動ギヤ小52と各々噛み合う
左右の走行ギヤ53を、第7軸としての左右のスプロケ
ット軸54の一端部に各々軸止すると共に、その他端部
に左右のクローラ走行装置55を駆動させる左右の走行
スプロケット56を各々軸止して設ける。
【0017】該旋回切替ギヤ45をピボット旋回・緩旋
回・スピン旋回の何れかの旋回位置へ手動スライドさせ
て切り替える旋回切替レバ−に設けられていて、これら
の旋回位置の検出信号により制御装置66からの出力を
各旋回状態に適応させて切り替える旋回切替スイッチ5
7と、前記増速クラッチ27を増速側と普通速側とに切
り替える増速スイッチ58と、副変速としての、走行速
⇔中立⇔作業速を切り替える副変速切替スイッチ59
と、左右の舵取操向と旋回を制御するパワステレバ−の
傾倒位置を検出するパワステポジションセンサ60と、
該ミッションケース1の外壁に前記変速伝動軸34の一
端部と係合して車速を検出する車速センサ61とを各々
配置して設ける。
【0018】該パワステレバーの左右側への傾倒操作に
よって、該左右の操向クラッチ40の入り切りを切り替
える左右の操向クラッチ切替弁62と、該左右の旋回ク
ラッチ49の入り切りと接続力を調圧する左右の旋回ク
ラッチ減圧弁63と、該左右の操向ブレーキ41の入り
切りと制動力を調節する左右の操向ブレーキ減圧弁64
とを各旋回モードに応じて各々作用させる油圧回路と、
該増速クラッチ27を該増速スイッチ58の操作によっ
て切り替える増速クラッチ切替弁65を作用させる油圧
回路とを、図6に示す如く構成する。
【0019】図5に示す如く、CPUを中央に配置して
演算制御を行う制御装置66の入力側に、該パワステポ
ジションセンサ60、左右の旋回クラッチ減圧弁63の
圧力を検出するクラッチ圧力センサ67、左右の操向ブ
レーキ減圧弁64の圧力を検出するブレーキ圧力センサ
68、車速センサ61、副変速切替スイッチ59、増速
スイッチ58、旋回切替スイッチ57を各々接続すると
共に、出力側へは、該左右の操向クラッチ切替弁62、
左右の旋回クラッチ減圧弁63、左右の操向ブレーキ減
圧弁64、増速クラッチ切替弁65、及び前記無段変速
ベルト9を制御するベルト制御モータ18を各々接続し
て構成する。
【0020】次に、以上の構成による作用について説明
する。エンジンEからHST装置3に動力が伝達され、
このHST装置3の出力軸6から伝動ケース5の伝動軸
8へ伝動し、この伝動軸8に軸回転する刈取伝動ギヤ1
3から複数箇の中間ギヤ14を介して駆動プーリ軸10
に軸回転する刈取駆動ギヤ12へ連動する。
【0021】この刈取駆動ギヤ12の駆動により駆動プ
ーリ軸10の割プーリ軸部10Bに軸回転する駆動側割
プーリ15は、制御装置66の演算により、車速センサ
61によつて検出される車速の検出値が高速になれば、
固定の外側プーリ15aに対して内側プーリ15bを、
ベルト制御モータ18によるプーリ摺動カム17の回動
により右に摺動させてプーリ幅を狭めることにより無段
変速ベルト9のベルトピッチ円が大径に変更される。こ
のベルトピッチ円の変更により、従動プーリ軸11の割
プーリ軸部11Bに軸回転する従動側割プーリ16は、
固定の内側プーリ16bに対して外側プーリ16aを、
駆動側割プーリ15の変更されたベルトピッチ円に対応
して、無段変速ベルト9の押圧力によりプーリ摺動ばね
20の圧力に抗して右に摺動されてプーリ幅が広がるこ
とにより従動側割プーリ16のベルトピッチ円が小径に
変更される。これらの両割プーリ15,16の相互のベ
ルトピッチ円の変更により、従動プーリ軸11に軸回転
する刈取出力プーリ19により駆動される刈取装置4の
回転数を高速にするよう、車速に対してシンクロ変速さ
せることができる。
【0022】なお、車速の検出値が低速になれば、上記
とは逆の作用によりベルトピッチ円を駆動側割プーリ1
5を小径に、従動側割プーリ16を大径に変更して刈取
装置4の回転数を低速にさせる。このように、エンジン
Eから刈取装置4への伝動を、該HST装置3とミッシ
ョンケース1との間に配置した一体的な伝動ケース5に
よつて行うので、従来の如く、駆動側と従動側とが別体
に配置されていることにより発生する無段変速ベルト9
のベルトラインのずれや、プーリの倒れや、軸間距離の
狂い等を防止して所定の変速性能を発揮することができ
る。また、刈取出力プーリ19を従動側割プーリ16の
作動部分に兼用することにより、狭いスペースを有効利
用できると共に、構成を簡素化することができる。
【0023】また、該HST装置3の出力軸6から前記
伝動軸8を介してミッションケース1の入力軸7へ動力
が伝達され、この入力軸7の増速クラッチ27の入りに
よって普通速(L)側の普通速ギヤ25、及び切りによ
って増速(H)側の増速ギヤ26から、カウンタ調速用
のカウンタ軸31に軸回転する普通速カウンタギヤ28
と増速カウンタギヤ29へ各々連動させる。
【0024】この連動により該普通速カウンタギヤ28
と、同じくカウンタ軸31に軸回転する中間カウンタギ
ヤ30とを、副変速としての変速伝動軸34に遊転する
高速伝動ギヤ33と低速伝動ギヤ32とへ各々連動して
常時回転させる。この連動により軸回転する変速伝動ク
ラッチ35を左右側へ移動させて高速伝動ギヤ33へ接
続した場合は走行速として、又低速伝動ギヤ32へ接続
した場合は作業速として、変速伝動軸34に軸回転する
変速伝動ギヤ36から、操向変速する操向クラッチ軸3
8に軸回転する操向センタギヤ37へ連動する。
【0025】この操向センタギヤ37の左右側で各々遊
転する左右の操向ギヤ39を、この操向ギヤ39の左右
側で各々軸回転する左右の操向クラッチ40の切・入に
よって断・続させると共に、断のときは操向ブレーキ4
1により制動力を加圧させ、これによりピボット旋回を
行うことができる。(図7参照) 該左右の操向ギヤ39から旋回クラッチ軸47に遊転す
る左右の操向伝動ギヤ48へ連動し、この左右の操向伝
動ギヤ48から、更に左右の駆動軸51に軸回転する左
右の駆動ギヤ50へ連動すると共に、同じくこの駆動軸
51に軸回転する左右の駆動ギヤ小52から、左右のス
プロケット軸54に軸回転する左右の走行ギヤ53へ連
動し、同じくこの左右のスプロケット軸54に軸回転す
る走行スプロケット56によって左右のクローラ走行装
置55を駆動させる。
【0026】前記低速伝動ギヤ32の小径ギヤ32bか
ら、旋回モード切替用の旋回切替軸44の左側に遊転す
る緩旋回用の緩旋回ギヤ42へ連動させると共に、該操
向センタギヤ37の小径ギヤ37bから、同じく旋回切
替軸44の右側に遊転するスピン旋回用のスピン旋回ギ
ヤ43へ連動させる。該両ギヤ42、43の中間に位置
する旋回切替ギヤ45の左右側への移動により、緩旋回
ギヤ42、又はスピン旋回ギヤ43へ各別に接続させる
ことにより、常時回転するこの両ギヤ42、43によっ
て旋回切替ギヤ45が各別に連動され、その外周ギヤに
よって旋回センタギヤ46が連動される。
【0027】この旋回センタギヤ46の連動により、例
えば、該左の操向ギヤ39が操向クラッチ40によって
切りとなり左の操向伝動ギヤ48の回転が停止している
ときに、左の旋回クラッチ49を入りとすることによ
り、該旋回切替ギヤ45を緩旋回側に接続させていると
きは左の操向伝動ギヤ48の回転を右よりも遅くする緩
旋回を行う。また、左の操向伝動ギヤ48の回転停止に
より、左の操向ブレーキ41の制動後左の旋回クラッチ
49を入りとすることにより、旋回切替ギヤ45をスピ
ン旋回側に接続させているときは、左の操向伝動ギヤ4
8を右と逆に回転させてスピン旋回を行うことができ
る。(図7参照) また、ピボット旋回、緩旋回、スピン旋回等の各旋回モ
ードにより軟弱な土壌面において旋回を行う場合に、前
記クローラ走行装置55がスリップして土壌面に潜り込
み走行抵抗が増大することにより、前記HST装置3の
油圧が最悪条件ではリリーフ圧まで上昇し旋回不能の状
態となりかねない。
【0028】従って、このようにHST装置3の油圧
が、前記制御装置66に接続されたHST圧力センサ6
9による検出によつて予め設定された一定値より上昇し
たときは、前記車速センサ61によつて検出された車速
を、制御装置66に接続された車速制御モータ70によ
って減速させるようHST装置3を制御する。このHS
T装置3の減速制御により旋回負荷を低減し、適正な旋
回状態を保持させることができる。なお、この制御は旋
回時のみでなく、普通走行時においても適応できること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取及び走行伝動装置関係を示す側面図。
【図2】刈取及び走行伝動機構を示す正面図。
【図3】伝動ケースの伝動機構を示す詳細正面図。
【図4】伝動ケースの伝動機構を示す詳細側面図。
【図5】自動制御関係の電気回路を示すブロック図。
【図6】自動制御関係の油圧回路を示すブロック図。
【図7】各旋回モードにおける油圧作用弁の作用図。
【符号の説明】
1 ミッションケース 2 入力部 3 油圧無段変速装置 4 刈取装置 5 伝動ケース 6 出力軸 7 入力軸 8 伝動軸 9 無段変速ベルト 10 駆動プーリ軸 11 従動プーリ軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用ミッションケース1の入力部2と
    油圧無段変速装置3との間を刈取装置4を伝動しうる伝
    動ケース5で連結し、この伝動ケース5には、これら油
    圧無段変速装置3の出力軸6とミッションケース1の入
    力軸7との間を伝動する伝動軸8を有すると共に、この
    伝動軸8からギヤ伝動される無段変速ベルト9の駆動プ
    ーリ軸10と従動プーリ軸11とを軸支してなるコンバ
    イン等の刈取伝動装置。
JP31142193A 1993-12-13 1993-12-13 コンバインの刈取伝動装置 Expired - Lifetime JP3552256B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100399706B1 (ko) * 2000-12-27 2003-09-26 가부시끼 가이샤 구보다 작업기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100399706B1 (ko) * 2000-12-27 2003-09-26 가부시끼 가이샤 구보다 작업기

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