JPH0716268Y2 - スイッチ機構 - Google Patents

スイッチ機構

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JPH0716268Y2
JPH0716268Y2 JP1987126664U JP12666487U JPH0716268Y2 JP H0716268 Y2 JPH0716268 Y2 JP H0716268Y2 JP 1987126664 U JP1987126664 U JP 1987126664U JP 12666487 U JP12666487 U JP 12666487U JP H0716268 Y2 JPH0716268 Y2 JP H0716268Y2
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JP
Japan
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switch
display
housing
pressing
pressed
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好貞 岡安
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Sony Corp
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案スイッチ機構を以下の項目に従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.背景技術 a.一般的背景 b.押圧レバー及び表示板を有するスイッチ機構の一例
[第8図] D.考案が解決しようとする問題点[第8図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第7図] a.エディットセレクターの概要[第1図乃至第5図] a−1.筐体[第1図乃至第5図] a−2.レバー配置凹部[第1図乃至第5図] a−3.ジャック等[第3図、第4図] b.スイッチ機構[第1図乃至第7図] b−1.スイッチ[第1図、第2図、第4図、第5図] b−2.押圧レバー[第1図乃至第7図] b−2−a.構造 b−2−b.筐体への支持 b−2−c.動作及びスイッチ操作 b−3.表示板[第1図、第2図、第4図乃至第6図] b−3−a.構造 b−3−b.動作 b−3−c.表示 G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なスイッチ機構に関する。詳しくは、スイ
ッチ釦の押込位置と非押込位置との間の移動により接点
の切換を行ないスイッチ釦が上記2つどちらの位置に来
ているかを表示するための表示手段を設けることを要す
る上からも前からも押すことができるようになっている
スイッチ機構に関するものであり、前記表示の視認性を
良好にするとともに、そのための部材の配置スペースが
小さくて済むようにした新規なスイッチ機構を提供しよ
うとするものである。
(B.考案の概要) 本考案スイッチ機構は、スイッチ釦の押込位置と非押込
位置との間の移動により接点の切換を行なうスイッチ
と、基端部が筐体に回動自在に支持されると共にその一
部において前記スイッチ釦を操作するスイッチ操作部材
と、を備えたスイッチ機構であって、前記スイッチ操作
部材は前記筐体上面凹部から上方に臨む上から押される
上面被押圧片と上面被押圧片の前端部から下方へ向けて
延びかつ下端へ行くに従って次第に厚みを増すように形
成された前記筐体前面凹部から前方に臨む前から押され
る前面被押圧片とから成るとともに、前記上面被押圧片
の左右の縁辺部には下方へ向けて前記筐体上面凹部の側
面と対向する周壁部がそれぞれ突設され、前記スイッチ
操作部材の回動端側に位置する筐体壁に表示窓を形成
し、一端部に形成された被支持軸が前記スイッチ操作部
材の左右の周壁部の対向する内面側に形成された軸受凹
部に回動自在に挿入されることによりスイッチ操作部材
に対して回動自在に連結された表示板を前記筐体壁の内
側に配置し、スイッチ釦が押込位置にあるときと非押込
位置にあるときとで筐体壁の前記表示窓から見える表示
板の部分にそれぞれ異なった表示要素が設けられたこと
により、必要な表示を1つの表示板により機械的に行な
うことができると共に表示板の動きを略直線的な動きと
することができてその配置スペースが小さくて済み、か
つ、視認性の良い表示を行なうことができるようにした
ものである。
(C.背景技術) (a.一般的背景) スイッチ、特に、所謂メニカルスイッチにはその回路接
続状態の切換を為すスイッチ釦を備え、該スイッチ釦の
押し込み状態を見て回路の接続状態を判断するものがあ
る。
しかしながら、このようなスイッチにあってはスイッチ
釦の押し込み量が微小であるため、回路接続状態の判断
が困難である場合がある。
(b.押圧レバー及び表示板を有するスイッチ機構の一
例)[第8図] そこで、スイッチのスイッチ釦を一端部が筐体に回動自
在に支持されれた操作部材の一部で押圧し、操作部材の
回動端又は回動端付近に表示部を設けたスイッチ機構が
考えられる。
第8図はそのようなスイッチ機構であって、押圧レバー
及び表示板を有するスイッチ機構の一例aを示すもので
ある。
同図において、bは上からも前からも押すことができる
押圧レバーであり、その基端部が筐体cに固定された支
持軸dに回動自在に支持されると共に、その回動端部寄
りの位置から回動方向と略同じ方向に沿って延びる表示
板eが一体に形成されており、また、その基端部と回動
端部との間の略中央の部分がスイッチfのスイッチ釦g
と常時接触すると共に実線で示す非押圧位置と2点鎖線
で示す押圧位置との間を移動されるように設けられてい
る。
hは筐体cの表示板eと対向した部分に形成された表示
窓であり、表示板eのうち押圧レバーbが非押圧位置に
来ているときに上記表示窓hと対向する位置及び押圧レ
バーbが押圧位置に来ているときに表示窓hと対向する
位置に互いに内容が異なる表示要素i及びjが設けられ
ている。
そこで、押圧レバーbが非押圧位置に来ているときは、
スイッチfのスイッチ釦gが同図に実線で示す非押込位
置に来ていてスイッチfのスイッチング状態が所定の状
態(このときのスイッチング状態を以下、「第1のスイ
ッチング状態」と言う。)に保持されると共にこの状態
において表示板eに設けられた2つの表示要素i及びj
のうち下側のものj(以下、「第1の表示要素」と言
う。)が筐体cの表示窓hと対向して位置することにな
り、また、押圧レバーbが押圧位置へと移動されると、
スイッチfのスイッチ釦gが同図に2点鎖線で示す押込
位置へと移動されてスイッチfのスイッチング状態が前
記第1のスイッチング状態と異なるスイッチング状態
(このときのスイッチング状態を以下、「第2のスイッ
チング状態」と言う。)となると共に表示板eが略下方
へ向けて移動されるため今度はその2つの表示要素i及
びjのうち上側のものi(以下、「第2の表示要素」と
言う。)が表示窓hと対向して位置することになる。
しかして、押圧レバーbが非押圧位置に来ているときは
スイッチfが第1のスイッチング状態に保持されると共
に第1の表示要素iが表示窓hに表示され、また、押圧
レバーbが押圧位置へと移動されたときは、スイッチf
のスイッチング状態が第2のスイッチング状態に切り換
えられると共に第2の表示要素jが表示窓hに表示され
ることになる。
(D.考案が解決しようとする問題点)[第8図] このように、回動式の押圧レバーbをスイッチ操作部材
として用いたスイッチ機構においても必要な表示を機械
的に、しかも、1つの表示板のみによって行なうことが
できる。
ところが、この場合、表示板eは押圧レバーbと一体に
移動し、しかも押圧レバーbは円弧状の移動軌跡を描い
て移動するので、表示板eの移動にはその厚み方向にお
ける移動成分を含むことになる。
従って、第8図に示すように、押圧レバーbが非押圧位
置に来ている状態において表示板eが表示窓hが形成さ
れている筐体壁kと略平行に対向した状態で近接してい
る場合は、押圧レバーbが押圧位置へ向けて押圧される
と表示板eは支持軸dを回動中心として回動するので、
その向きが上記筐体壁kと平行な方向に対して稍傾いた
向きに変化することになる。
このため、押圧レバーbが押圧位置に来た状態において
は、表示板eが表示窓hから筐体cの内側へ稍離間して
しまうことになり、この離間量は押圧レバーbの回動ス
トロークが大きくなるにつれて増大することになる。
従って、このような表示手段によると、押圧レバーbが
押圧位置へと移動すると、表示板に設けられている表示
要素が筐体の内側へ引っ込んでしまうので、表示要素が
極めて見難くなるばかりでなく、見る角度によっては本
来表示すべき表示要素とは別の表示要素が視認されてし
まうということもある。また、筐体c内の表示板eの板
厚方向への移動を許容する空間、即ち、押圧レバーbが
非押圧位置に来ているときは所謂デッドスペースとなっ
てしまう空間を用意しなければならず、筐体c内の部品
配置密度を阻害することになるという問題もある。
(E.問題点を解決するための手段) そこで、本考案スイッチ機構は、上記した問題点を解決
するために、スイッチ釦の押込位置と非押込位置との間
の移動により接点の切換を行なうスイッチと、基端部が
筐体に回動自在に支持されると共にその一部において前
記スイッチ釦を操作するスイッチ操作部材と、を備えた
スイッチ機構であって、前記スイッチ操作部材は前記筐
体上面凹部から上方に臨む上から押される上面被押圧片
と上面被押圧片の前端部から下方へ向けて延びかつ下端
へ行くに従って次第に厚みを増すように形成された前記
筐体前面凹部から前方に臨む前から押される前面被押圧
片とから成るとともに、前記上面被押圧片の左右の縁辺
部には下方へ向けて前記筐体上面凹部の側面と対向する
周壁部がそれぞれ突設され、前記スイッチ操作部材の回
動端側に位置する筐体壁に表示窓を形成し、一端部に形
成された被支持軸が前記スイッチ操作部材の左右の周壁
部の対向する内面側に形成された軸受凹部に回動自在に
挿入されることによりスイッチ操作部材に対して回動自
在に連結された表示板を前記筐体壁の内側に配置し、ス
イッチ釦が押込位置にあるときと非押込位置にあるとき
とで筐体壁の前記表示窓から見える表示板の部分にそれ
ぞれ異なった表示要素が設けられたものである。
従って、本考案スイッチ機構によれば、スイッチ操作部
材はその基端部を回動中心として回動、即ち、円弧状の
移動軌跡を描いて移動することになりかつ表示板はスイ
ッチ操作部材と略一体的に移動することになるが、表示
板はスイッチ操作部材と回動自在に連結されているた
め、その移動が直線的な方向へ為されるように移動方向
を案内することができ、従って、スイッチ操作部材の動
きの如何に拘らず、表示板を筐体壁と常に平行な向き
で、即ち、該表示板に設けられた表示要素が筐体壁に形
成された表示窓から離れたりあるいは傾きを生ずること
のない向きで移動せしめることができるので、表示要素
を表示窓に対して常に見易いところに位置せしめること
ができると共に、表示板の移動に必要な空間としてその
板厚方向における移動スペースを用意しないでも済むこ
とになっている。即ち、上からも前からも押すことがで
きるタイプのレバーを備えているスイッチ機構におい
て、できるだけデッドスペースをなくして空間の有効利
用を図り、つまり、レバーに対して回動自在に連結され
る表示板をも含めた部材、部品の配置スペースが小さく
て済むようにし、最終的にはスイッチ機構のコンパクト
化の現実を可能にする。
(F.実施例)[第1図乃至第7図] 以下に、本考案スイッチ機構の詳細を添附図面に示した
実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は、本考案を、ビデオテープに
記録された内容の所謂編集を行なうとき使用するエディ
ットセレクターにおけるスイッチ機構に適用したもので
ある。
(a.エディットセレクターの概要)[第1図乃至第5
図] 1はエディットセレクターである。
(a−1.筐体)[第1図乃至第5図] 2はエディットセレクター1の筐体であり、該筐体2
は、下面が開口した略箱形を為すカバーケース3と該カ
バーケース3にその開口部を塞ぐように取着された底板
4とが結合されて成ると共に、カバーケース3の前面壁
5(第3図における左斜め下方へ向う方向を前側とし、
右斜め上方へ向う方向を後側とする。また、同図におけ
る左斜め上方へ向う方向を左側とし、右斜め下方へ向う
方向を右側とする。以下の説明において向きを示すとき
はこの方向によるものとする。)の左端寄りの略3分の
2の部分に左右方向に沿って配列されたジャック配置孔
6、6、・・・が形成され、また、カバーケース3の図
示しない後面壁にも多数のジャック配置孔が左右方向に
沿って配列形成されている。
(a−2.レバー配置凹部)[第1図乃至第5図] 7、7はカバーケース3に形成されたレバー配置凹部で
あ、これらレバー配置凹部7、7はカバーケース3の前
面壁5及び天板8の右端寄り略3分の1の部分に互いに
左右方向に稍離間して位置すると共に、それぞれ上記前
面壁5と天板8に亘って連続して前面壁5より稍引っ込
んだ壁部9、9(以下、「部分前面壁」と言う。)と天
板8より稍低い壁部11、11(以下、「部分天板」と言
う。)とが形成されることによって設けられており、そ
の前部7a、7aは前面壁5の略3分の2の高さを有し、ま
た、その上部7b、7bは上記高さと略同じ奥行を有する略
正方形状に形成されている。
従って、これらレバー配置凹部7、7は側方から見た垂
直断面形状が略L字形を為すように形成されており、そ
の上部7b、7bの深さは後述する押圧レバーの一番厚い部
分と略同じに形成され、また、その前部7a、7aの深さは
上部7b、7bの深さの略半分になっている。
そして、レバー配置凹部7、7の部分前面壁9、9の下
端寄りの位置には左右方向に沿って延びる細長い表示窓
10、10が形成されている。
また、レバー配置凹部7、7の部分天板11、11にはその
左右両端部を除く大部分を占める略矩形を為す開口部1
2、12が形成されると共に、部分天板11、11の後端から
立ち上がっている壁部に前方から見て略形を為しかつ
上記開口部12、12と連続した切欠部13、13が形成されて
いる。
更に、前記部分前面壁9、9の左右両端部に後方から所
定の間隔を置いて対向した位置には、部分前面壁9、9
と平行な向きで上下方向に沿って延びる案内片14、14、
・・・が設けられており、これら案内片14、14、・・・
は前記開口部12、12から部分前面壁9、9の下端から稍
上方へ寄った位置と対応するところまで延びている。
しかして、部分前面壁9、9の後面に沿う部分の左右両
端部に、上方から見て互いに内側を向いて開口し上下方
向に延びる案内溝15、15、・・・が形成されている。
尚、これら案内溝15、15、・・・の幅、即ち、前後方向
の間隔は後述する表示板の板厚と略等しいかあるいはそ
れより僅かに大きくされている。
(a−3.ジャック等)[第3図、第4図] 16は底板4の上面に支持された回路基板であり、その前
端部の左端寄り略3分の2の部分及び後端部から左右方
向に長いジャック支持板17、18が立上状に設けられると
共に、該ジャック支持板17、18に多数のジャック19、1
9、・・・が左右方向に配列されており、これらジャッ
ク19、19、・・・の先端部がカバーケース3に形成され
た前記ジャック配置孔6、6、・・・内及び図示しない
後面壁に形成されたジャック配置孔内に各別に位置して
いる。
尚、これらジャック19、19、・・・は複数台のビデオテ
ープレコーダ(以下、「VTR」と言う。)及び所定のモ
ニターの映像信号出力端子もしくは入力端子や、音声信
号出力端子もしくは入力端子と接続される接続コードの
プラグピンを着脱自在に接続するためのものである。
しかして、上記ジャック19、19、・・・に所定のプラグ
が接続されると、複数のVTR及びモニターの記録及び/
又は再生回路が、これらジャック19、19、・・・と回路
基板16に形成されている図示しない回路及び後述するス
イッチ等を介して互いに接続されると共に、該スイッチ
のスイッチング状態が切り換えられることによってVTR
相互及びVTRとモニターとの間の接続関係が選択的に切
り換えられるようになっている。
(b.スイッチ機構)[第1図乃至第7図] 20はスイッチ機構であり、該スイッチ機構20は2つのス
イッチ釦を備えたスイッチと該スイッチの2つのスイッ
チ釦を各別に操作するための2つの押圧レバーと該押圧
レバーに各別に連結された表示板等から成る。
(b−1.スイッチ)[第1図、第2図、第4図、第5
図] 21は左右方向に長いケース22を有するスイッチであり、
該スイッチ21は前記回路基板16の前端部のうちジャック
支持板17の右側に支持されている。
23及び24はスイッチ釦(図面では上端部のみ示してあ
る。)であり、ケース22の左右両端部に上下方向へ一定
の範囲内で移動自在なるように支持されると共に、その
上側略半分がケース22の上面から突出した状態で設けら
れており、その上端部に他の部分より稍太く形成された
頭部23a、24aが形成されている。
そして、これらスイッチ釦23及び24は第1図に示す非押
込位置と第2図に示すように該非押込位置より稍下方へ
寄った押込位置との間を移動されると共に、ケース22内
に設けられている図示しない連動手段により、そのいず
れか一方が押込位置へと移動することによって他方が非
押込位置へと移動され、かつ、押込位置及び非押込位置
に来たとき図示しないストッパー手段によってその位置
に保持されるようになっている。
また、ケース22内の所定の位置にはスイッチ釦23、24に
よって各別にスイッチング動作せしめられるスイッチン
グ要素が設けられており、一方のスイッチ釦23と対応し
たスイッチング要素によるスイッチング状態は該スイッ
チ釦23が非押込位置と押込位置との間を移動することに
より選択的に切り換えられ、また、他方のスイッチ釦24
と対応したスイッチング要素のスイッチング状態は該ス
イッチ釦24が非押込位置と押込位置との間を移動するこ
とにより選択的に切り換えられるようになっている。
尚、スイッチ釦23、24の上端は、これらスイッチ釦23、
24が非押込位置に来ている状態において、前記レバー配
置凹部7、7の上部7b、7bに形成された開口部12、12か
ら僅かに上方へ突出するようにされている。
(b−2.押圧レバー)[第1図乃至第7図] (b−2−a.構造) 25は押圧レバーである。
尚、押圧レバー25は2つあるが全く同様の構造を有して
いるのでその一方についてのみ説明する。
押圧レバー25は、上方から見てレバー配置凹部7の上部
7bより僅かに小さい略正方形の板状を為す被押圧片26と
該被押圧片26の前端部を除いた縁辺部に沿って延び下方
へ向けて突設された背の低い周壁部27と、被押圧片26の
前端部から下方へ向けて延びかつ下端へ行くに従って次
第に厚みを増すように形成された化粧片28と、周壁部27
の後面の下端部のうち左右両端部を除く部分から後方へ
向けて突出した突片29と、該突片29の後面の左右両端部
に突設されかつ軸方向が左右方向に沿って延びる略円筒
状の被支持部30、30と、被押圧片26の後側半分の部分の
左右方向における略中央部から下方へ向けて突設された
押圧突部31とが合成樹脂により一体に形成されて成る。
そして、周壁部27の左右両側部に互いに対向する内面の
前端寄りの位置に軸受凹部32、32が形成され、また、突
片29の上面には前端へ行くに従って上方へ変位する上面
を有するバネ当突部33が形成され、更に、化粧片28の前
面の下部には左右方向に延びる辷止突条34、34が上下方
向に配列形成されている。
尚、化粧片28はレバー配置凹部7の前部7aの高さの略半
分の高さを有している。
(b−2−b.筐体への支持) 35、35は前記カバーケース3の天板8の内面のうち互い
に左右方向に離間した位置から下方へ向けて突設された
支持片であり、これら支持片35、35に支持軸36の両端部
が支持されている。
そして、押圧レバー25は、その被押圧片26がレバー配置
凹部7の上部7b内にその外周囲りに僅かに余裕を有した
状態で位置すると共に突片29が上記上部7bに形成された
切欠部13を通して筐体2内に突出した状態で、その被支
持部30に前記支持軸36が回動自在に挿通されると共にそ
の押圧突部31が前記スイッチ21の2つのスイッチ釦23
(又は24)に上方から対向した状態でカバーケース3に
支持されている。
37は板バネ材料から成るレバー押え片であり、左右方向
に細長い取付部37aと該取付部37aの左右両端部から下方
斜め前方へ向けて突出した押え部37b、37bとが一体に形
成されると共に、その押え部37b、37bの先端部が押圧レ
バー25、25の突片29、29に形成されたバネ当突部33、33
に上斜め後方から弾接した状態で、取付部37aが天板8
にねじ止めされている。
従って、押圧レバー25、25はその支持軸36に支持された
位置を回動中心として略上下方向へ回動自在なる状態で
カバーケース3に支持されると共に、レバー押え片37に
よって、常時第1図における反時計回り方向への回動力
を付勢されており、そにより、押圧レバー25、25の押圧
突部31、31がスイッチ21のスイッチ釦23、23の上端面に
適度な弾発力で常時接触していることになる。
(b−2−c.動作及びスイッチ操作) しかして、押圧レバー25、25は、これらが各別に接触し
ているスイッチ釦23、24が前記被押込位置に来ていると
きは第1図に示すようにその被押圧片26が略水平な姿勢
となる位置(以下、[非押圧位置」と言う。)に保持さ
れ、また、下方へ向けて押圧されたときはスイッチ釦2
3、24を下方へ向けて押圧しながら反時計回り方向へ回
動され、スイッチ釦23、24が押込位置に到達することに
よってそれ以上反時計回り方向へ回動するのを阻止され
ると共にその位置、即ち、第2図に示すように稍前下が
りに傾いた姿勢となる位置(以下、「押圧位置」と言
う。)に保持されることになり、更に、上記押圧位置に
来ている状態から当該スイッチ釦23、24が非押込位置へ
と移動することにより非押圧位置へと戻されることにな
る。
即ち、押圧レバー25、25はこれらが各別に対応している
スイッチ釦23、24と、常時、一体的に移動することにな
る。
従って、押圧レバー25、25の一方25が押圧位置へと移動
されるとスイッチ釦23、24のうちに当該押圧された押圧
レバーと対応している一方23(又は24)が押込位置へと
移動されると共に他方24(又は23)が非押込位置へと移
動されかつ他方の押圧レバー25が非押圧位置へと戻さ
れ、これによってスイッチ21によるスイッチング状態が
切り換えられることになる。
尚、押圧レバー25、25の押圧位置への移動は、その被押
圧片26、26を押圧するかあるいは化粧片28、28の辷止片
34、34を押圧することにより行なうこともできる。
(b−3.表示板)[第1図、第2図、第4図乃至第6
図] (b−3−a.構造) 38、38はスイッチ釦23、24の現在の位置を表示するため
の表示板である。
尚、表示板38は2つあるが同一の構造を有しているので
互いに対向している前記その一方についてのみ説明す
る。
これら表示板38は、互いに対向している前記案内溝15、
15の奥面間の距離と略等しい長さを有して左右方向に長
い略長方形の板状を為す主部38aと、該主部38aの上端の
左右両端部から上方へ向けて突出した腕38b、38bと、こ
れら腕38b、38bの上端から外方へ向けて突設された小さ
な被支持軸38c、38cとが一体に形成されて成ると共に、
主部38aの前面に主部38aよりひと回り程小さい大きさの
浅い凹部38dが形成されている。
39は表示板38に形成された凹部38dと略同じ大きさを有
する表示シールであり、該表示シール39は上記凹部38d
内に貼着されると共に、その下端部寄りの部分39a(以
下、「異色部」と言う。)の色は他の部分39b(以下、
「地色部」と言う。)の色と異なる色を有している。
尚、上記異色部39aの具体的な位置については後述す
る。
そして、表示板38は、これに貼着された表示シール39が
前方を向く向きで、かつ、その左右両側部が前記案内溝
15、15に摺動自在に係合した状態で、その被支持軸38
c、38cが押圧レバー25の周壁部27に形成された前記軸受
凹部32、32に回動自在に挿入される。
従って、表示板38は前記部分前面壁9に後側から軽く接
触するように位置し、かつ、その上端部が押圧レバー25
の回動端寄りの位置に回動自在に連結されると共に、そ
の上下方向への移動を案内溝15、15によって案内される
状態でカバーケース3内に設けられている。
(b−3−b.動作) そこで、表示板38は押圧レバー25と連結されているので
押圧レバー25が略一体的に移動することになり、かつ、
押圧レバー25は支持軸36に支持された位置を回動中心と
して前後方向への移動成分を含んで略上下方向へ移動す
ることになるが、表示板38は押圧レバー25に回動自在に
連結されており、しかも、その移動方向が上下方向に沿
って延びる案内溝15、15によって案内されるようになっ
ているので、その上端部、即ち、押圧レバー25との連結
点は該押圧レバー25と一体的に移動、即ち、前後方向に
おける移動成分を含んで変位することになるが、その全
体として見た姿勢は前方に略正対した姿勢、即ち、部分
前面壁9と略平行に対向した姿勢に保持されることにな
る。
しかして、表示板38は、押圧レバー25が非押圧位置に来
ているときは第1図に示すようにその下端部が部分前面
壁9に形成された前記表示窓10から稍下方へ寄ったとこ
ろに来る第1の位置に保持され、また、押圧レバー25が
押圧位置へと移動されたときは上記第1の位置より稍下
がった第2の位置へと移動されることになる。
(b−3−c.表示) そして、表示シール39の前記異色部39aは、表示窓9の
幅と略同じ幅を有すると共に、表示板38は第2の位置に
来たとき表示窓9と対向する位置に形成されている。
しかして、押圧レバー25が非押圧位置に来ているとき、
即ち、スイッチ21のスイッチ釦23(又は24)が非押込位
置に来ているときは表示シール39の地色部39bの色が表
示窓10に表示され、また、押圧レバー25が押圧位置へと
移動されたとき、即ち、スイッチ釦23(又は24)が押込
位置に来たときは表示シール39の異色部39aの色が表示
窓10に表示されることになる。
そして、前記したように、表示板38は略垂直な方向に沿
って移動されるので、表示シール39は部分前面壁9の内
面と離間することなく、即ち、表示窓10を内側から略ぴ
ったり塞いだ状態のままで移動することになる。
従って、表示シール39の色を表示窓10に、常に、見易い
状態で現出せしめることができる。
尚、前記したように、2つの押圧レバー25、25は互いに
シーソー状に移動するので、左側の押圧レバー25が非押
圧位置に来ているときは、左側の表示窓10に左側の表示
板38に貼着されている表示シール39の地色部39bが現出
すると共に右側の表示窓10に右側の表示板38に貼着され
ている表示シール39の異色部39aが現出することにな
り、また、これとは逆に、左側の押圧レバー25が押圧位
置に来ているときは左側の表示窓10に左側の表示板38に
貼着されている表示シール39の異色部39aが現出すると
共に右側の表示窓10に右側の表示板38に貼着されている
表示シール39の地色部39bが現出することになる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案スイ
ッチ機構は、スイッチ釦の押込位置と非押込位置との間
の移動により接点の切換を行なうスイッチと、基端部が
筐体に回動自在に支持されると共にその一部において前
記スイッチ釦を操作するスイッチ操作部材と、を備えた
スイッチ機構であって、前記スイッチ操作部材は前記筐
体上面凹部から上方に臨む上から押される上面被押圧片
と上面被押圧片の前端部から下方へ向けて延びかつ下端
へ行くに従って次第に厚みを増すように形成された前記
筐体前面凹部から前方に臨む前から押される前面被押圧
片とから成るとともに、前記上面被押圧片の左右の縁辺
部には下方へ向けて前記筐体上面凹部の側面と対向する
周壁部がそれぞれ突設され、前記スイッチ操作部材の回
動端側に位置する筐体壁に表示窓を形成し、一端部に形
成された被支持軸が前記スイッチ操作部材の左右の周壁
部の対向する内面側に形成された軸受凹部に回動自在に
挿入されることによりスイッチ操作部材に対して回動自
在に連結された表示板を前記筐体壁の内側に配置し、ス
イッチ釦が押込位置にあるときと非押込位置にあるとき
とで筐体壁の前記表示窓から見える表示板の部分にそれ
ぞれ異なった表示要素が設けられたことを特徴とする。
従って、本考案によれば、スイッチ操作部材はその基端
部を回動中心として回動、即ち、円弧状の移動軌跡を描
いて移動することになりかつ表示板はスイッチ操作部材
と略一体的に移動することになるが、表示板はスイッチ
操作部材と回動自在に連結されているため、その移動が
略直線的な方向へ為されるように移動方向を案内するこ
とができる。
しかして、表示板を、スイッチ操作部材の動きに拘ら
ず、筐体壁と常に平行な向きで、即ち、該表示板に設け
られた表示要素が筐体壁に形成された表示窓から離れた
りあるいは傾きを生ずることのない向きで移動せしめる
ことができるので、表示要素を表示窓に対して常に見易
いところに位置せしめることができると共に、表示板の
移動に必要な空間としてその板厚方向における移動スペ
ースを用意しないで済むことになる。即ち、上からも前
からも押すことができるタイプのレバーを備えているス
イッチ機構において、できるだけデッドスペースをなく
して空間の有効利用を図り、つまり、レバーに対して回
動自在に連結される表示板をも含めた部材、部品の配置
スペースが小さくて済むようにし、最終的にはスイッチ
機構のコンパクト化の現実を可能にする。
尚、前記実施例においては、表示板の移動方向を案内す
るための案内手段を表示窓が設けられた筐体壁に形成し
たが、この案内手段は表示板の移動方向を案内すること
ができるものであれば、どのような位置に設けられてい
ても良く、更には、特別な案内手段を設けなくても、例
えば、上記筐体壁と近接して配置される何らかの部材を
案内手段として利用するようにしても良い。
尚、本考案スイッチ機構は、実施例に示したようなエデ
ィットセレクターのスイッチ機構に限らず、各種の機器
におけるスイッチ機構に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案スイッチ機構をエディットセ
レクターのスイッチ機構に適用した実施の一例を示すも
のであり、第1図はスイッチのスイッチ釦が非押込位置
に来ている状態のエディットセレクターを一部切り欠い
て示す拡大側面図、第2図はスイッチのスイッチ釦が押
込位置に来ている状態のエディットセレクターを一部切
り欠いて示す拡大側面図、第3図はエディットセレクタ
ーの斜視図、第4図はエディットセレクターの分解斜視
図、第5図はエディットセレクターの要部を一部切り欠
いて示す拡大平面図、第6図は押圧レバー及び表示板を
示す拡大分解斜視図、第7図は押圧レバーを斜め下方か
ら示す拡大斜視図、第8図は押圧レバー及び表示板を有
するスイッチ機構の一例を示す断面図である。 符号の説明 2……筐体、9……筐体壁、10……表示窓、20……スイ
ッチ機構、21……スイッチ、23、24……スイッチ釦、25
……スイッチ操作部材、26……上面被押圧片、27……周
壁部、28……前面被押圧片、32……軸受凹部、38……表
示板、38c……被支持軸、39a、39b……表示要素

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチ釦の押込位置と非押込位置との間
    の移動により接点の切換を行なうスイッチと、基端部が
    筐体に回動自在に支持されると共にその一部において前
    記スイッチ釦を操作するスイッチ操作部材と、を備えた
    スイッチ機構であって、 前記スイッチ操作部材は前記筐体上面凹部から上方に臨
    む上から押される上面被押圧片と上面被押圧片の前端部
    から下方へ向けて延びかつ下端へ行くに従って次第に厚
    みを増すように形成された前記筐体前面凹部から前方に
    臨む前から押される前面被押圧片とから成るとともに、
    前記上面被押圧片の左右の縁辺部には下方へ向けて前記
    筐体上面凹部の側面と対向する周壁部がそれぞれ突設さ
    れ、 前記スイッチ操作部材の回動端側に位置する筐体壁に表
    示窓を形成し、 一端部に形成された被支持軸が前記スイッチ操作部材の
    左右の周壁部の対向する内面側に形成された軸受凹部に
    回動自在に挿入されることによりスイッチ操作部材に対
    して回動自在に連結された表示板を前記筐体壁の内側に
    配置し、 スイッチ釦が押込位置にあるときと非押込位置にあると
    きとで筐体壁の前記表示窓から見える表示板の部分にそ
    れぞれ異なった表示要素が設けられた ことを特徴とするスイッチ機構。
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