JPH07162687A - 画像処理方法 - Google Patents
画像処理方法Info
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- JPH07162687A JPH07162687A JP5310693A JP31069393A JPH07162687A JP H07162687 A JPH07162687 A JP H07162687A JP 5310693 A JP5310693 A JP 5310693A JP 31069393 A JP31069393 A JP 31069393A JP H07162687 A JPH07162687 A JP H07162687A
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Abstract
してエッジ強調を制御することにより、領域境界部の目
ざわりな突起を除去する。 【構成】 文字/絵柄の判定結果6と、無彩色/有彩色
の判定結果7が、制御信号発生回路10に入力される。
制御信号発生回路10では、CMY信号について、注目
画素が絵柄領域であり、該画素の近傍が黒文字領域であ
れば、発生回路からの信号nを0として、エッジ強調1
1を禁止する。また、K信号について、注目画素が黒文
字領域であり、該画素の近傍が絵柄領域であれば、発生
回路からの信号mを0として、エッジ強調11を禁止す
る。
Description
調処理を行う画像処理方法に関する。
においては、像域分離処理を利用して領域毎に処理を切
り替えることがしばしば行われている。この切り替える
処理としては、例えばフィルタリング、色消し、UC
R、γ補正などがある。処理の切り替えはディジタル信
号上に「人工的な飛び」を作るが、この飛びの部分にエ
ッジ強調処理(MTF補正)を施した場合、非常に目ざ
わりな突起が生じる。この様子を色消し処理を例にして
説明する。なお、黒文字の輪郭部における色残りを除去
する処理については、例えば特開平2−294880号
公報の図22およびそれに関連した説明(620ペー
ジ)を参照されたい。
字領域とその他を分離し、その結果に基づいて黒文字領
域に対しては強制的にCMY信号を0として、黒トナー
のみで文字を再生出力する。このときの黒文字領域と
は、黒文字のエッジ部と仮定する。図8は、黒文字領域
を説明する図で、21は黒文字、22は文字背景の一部
を含む黒文字領域を示す。
タ駆動信号)は、あるレベルの信号になることもある。
図9は、UCR、色消し後のCMY信号、K信号を示
し、文字の断面αについて、黒文字領域のK信号レベル
31と、その他の領域のCMY信号レベル32をそれぞ
れ示したものである。
境界で人工的な段差を生じることから、その後にエッジ
強調を施した場合、図10に示すように文字周辺に突起
41、42が生じて、この結果、著しく画質が劣化す
る。また、このような目ざわりな突起は、エリア加工、
すなわちエリア内外で処理の切り替えなどによって人工
的に生じる段差からも発生する。
リア領域情報を利用してエッジ強調を制御することによ
り、領域境界部の目ざわりな突起を除去する画像処理方
法を提供することにある。
に、請求項1記載の発明では、ディジタル画像に対して
領域分離を行い、領域情報に基づいて、処理を切り替え
る画像処理方法において、該分離された領域の境界にお
けるエッジ強調度を制御することを特徴としている。
画素が絵柄領域であり、かつ該注目画素の近傍が黒文字
領域であるとき、該注目画素のエッジ強調度を禁止また
は所定の度合いで制御することを特徴としている。
画素が黒文字領域であり、かつ該注目画素の近傍が絵柄
領域であるとき、該注目画素のエッジ強調度を禁止また
は所定の度合いで制御することを特徴としている。
は、局所情報に基づき文字と絵柄を分離する像域分離ま
たは指定された領域の内外を編集するエリア加工である
ことを特徴としている。
換後、Log変換され、インク量に相当する濃度信号に
変換される。文字/絵柄判定部では、濃度信号Gを入力
して、注目画素が文字領域か絵柄領域かを判定する。無
彩色/有彩色判定部では、濃度信号R,G,Bを入力
し、注目画素が無彩色画素か有彩色画素かを判定する。
文字/絵柄の判定結果と、無彩色/有彩色の判定結果
が、制御信号発生回路に入力され、制御信号発生回路で
は、CMY信号について、注目画素が絵柄領域であり、
該画素の近傍が黒文字領域であれば、発生回路からの信
号を0として、エッジ強調を禁止する。また、K信号に
ついても、注目画素が黒文字領域であり、該画素の近傍
が絵柄領域であれば、発生回路からの信号を0として、
エッジ強調を禁止する。これにより、境界部の突起の発
生を抑制することができる。
的に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明の実施例1の構成を示す。
図1において、カラースキャナ1は、CCDなどの光電
変換素子を有し、図示しない原稿を読み取り、赤、緑、
青の3色の色分解信号を出力し、該色分解信号をA/D
変換したr,g,bのディジタル信号(8ビット)を出
力する。Log変換回路2は、信号の特性を反射率空間
から濃度空間へ変換するようなテーブルを備えている。
出力信号RGBは、各色のインク量に相当する。
ィルタの濁り成分、さらにインクの濁り成分を除去す
る。一般に、色補正はマスキング方式、メモリマップ方
式(補間方式ともいう)などによって行われるが、本実
施例では前者のマスキング方式を用いて説明する。
って行う。 C=k11×R+k12×G+k13×B+k14 M=k21×R+k22×G+k23×B+k24 Y=k31×R+k32×G+k33×B+k34 ...式(1) ここで、k11〜k34は定数であり、実験に基づいて
決定する。なお、従来から忠実な色再現を保証するよう
な色補正係数設定方法が幾つか提案されていて、例え
ば、最小自乗法(田島著、デジタルカラー製版における
色再現処理、電子通信学会論文誌’85/4 VOL
J68−D no.4を参照)を用いて係数を設定す
る。
後のC’,M’,Y’(プリンタ打ち出し信号)を算出
する。本実施例のUCR回路は、黒文字再生用信号(K
1,C1’,M1’,Y1’)を算出するUCR回路4
と、それ以外の領域(絵柄、色文字)再生用信号(K
2,C2’,M2’,Y2’)を算出するUCR回路5
が設けられている。
スキング後のC,M,Yからmin(C,M,Y)を算
出し、これを黒としてK1信号を生成するとともに、C
1’=M1’=Y1’=0を生成し、色消しする。
M,Y)を入力とするテーブル変換によって、K2を算
出する。図2は、min(C,M,Y)をK2に変換す
るテーブルを示す。このテーブルの形は求める画質によ
り変わるが、本実施例のテーブルは、黒の開始点が原点
ではなく、原点からずれている点に特徴がある。これに
より、ハイライト部に墨を入れることなく、彩度が保持
されるという効果が得られる。そして、C2’,M
2’,Y2’を次式に従って生成する。
文字領域(これを“1”で表す)か絵柄領域(これを
“0”で表す)かを判定する回路である。なお、このよ
うな判定回路としては、例えば、「文字/絵柄(網点、
写真)混在画像の像域分離方式」( 電子情報通信学会
論文誌 Vol.J75−DI1 No.1 pp39
−47 1992年1月)に記載された分離処理を用い
る。
信号を入力とし、注目画素が無彩色画素(“1”)か有
彩色画素(“0”)かを判定する回路である。この実施
例では、注目画素R,G,B信号のそれぞれの差の最
大、つまり、max[|R−B|,|G−B|,|B−
R|]が所定の閾値以下であるとき、無彩色画素
(“1”)、そうでなければ有彩色画素(“0”)と判
定する。
らの結果が文字であり、無彩色/有彩色判定回路7から
の結果が無彩色であれば、黒文字領域(“1”)を表す
信号選択回路9に出力し、そうでなければその他の領域
(“0”)を表す信号選択回路9に出力する。
(1/0)によって、注目画素が黒文字領域(“1”)
信号であれば、黒文字再生用信号(K1,C1’,M
1’,Y1’)を選択して、後段のエッジ強調回路に出
力し、そうでなければ(“0”)領域(絵柄、色文字)
再生用信号(K2,C2’,M2’,Y2’)を選択し
て、後段のエッジ強調回路に出力する。なお、上記説明
では注目画素毎に処理を切り替えているが、ブロック単
位で処理を切り替えるようにしてもよい(この場合には
像域分離もブロック単位で判定する)。
強調制御信号nと、K用エッジ強調制御信号mを発生す
る。すなわち、制御信号発生回路10は、文字/絵柄判
定回路6からの判定結果と無彩色/有彩色判定回路7か
らの判定結果をそれぞれ3ライン利用して、注目画素が
図3に示すような条件にあるか否かを判定する。つま
り、注目画素(○)が絵柄領域で、かつ3×3の最近傍
に一つでも黒文字領域があるとき、CMY用エッジ強調
制御信号nを“0”とし、そうでなければ“1”とす
る。この条件は、前述したようにCMY信号の突起が図
10の箇所で発生していることを利用している。
あるか否かを判定し、注目画素(●)が黒文字領域で、
かつ3×3の最近傍に一つでも絵柄領域があるとき、K
用エッジ強調制御信号mを“0”とし、そうでなければ
“1”とする。この条件は、前述したようにk信号の突
起が図10の箇所で発生していることを利用している。
に突起を発生しないようにエッジ強調を制御する。図5
は、適応エッジ強調回路を示す。cmy信号について
は、注目画素が絵柄領域であり、近傍が黒文字領域であ
れば、制御信号発生回路10からのCMY用エッジ強調
制御信号nが“0”となる。このため、適応エッジ強調
回路のラプラシアン出力は0となり、エッジ強調がオフ
となり、エッジ強調されない原信号が加算器を介して出
力される。
字領域であり、近傍が絵柄領域であれば、制御信号発生
回路10からのK用エッジ強調制御信号mが“0”とな
るので、適応エッジ強調回路のラプラシアン出力は0、
従ってエッジ強調がオフとなる。上記した適応エッジ強
調回路は、カラー複写機に実装可能なハードウェア量で
実現することができる。
強調を適当に弱く、例えば制御信号nを(1/2)にす
るように実施例を変更することも可能である。
にするため本実施例では1ドット当たり256階調が出
力(つまり1画素当たり8ビット入力)可能なカラープ
リンタを仮定する。これ以下の階調度のカラープリンタ
の場合は、多値ディザ処理や多値の誤差拡散処理によっ
て階調処理する。
す。この実施例2は、タブレットなどで領域を指定し、
領域内(あるいは外)を加工する際のエッジ強調を制御
する実施例である。ここでは、例えば、図7(a)に示
す原稿をエリア加工することにより、(b)に示す画像
を出力する場合を例にして説明する。エリア加工につい
て説明すると、原稿の任意の領域をエリアといい、この
エリアを指定することをエリア指定という。そして、指
定したエリアの内側または外側の画像を加工することを
エリア編集といい、エリアを指定し、編集することをエ
リア加工という。
対角となる2点A,Bをペンで指定し、その外側の画像
を消去するというメニューを選択したときの画像の出力
例を示している。
3と、領域情報回路14と、加工用信号発生回路15が
設けられている。他の構成要素は実施例1と同様であ
る。加工用信号発生回路15は、加工に応じた信号を発
生する回路である。ここではY0=M0=C0=0とな
る(トナーなし)。
トマップで領域情報を管理していて、この場合、領域内
を1、領域外を0とする。この情報に基づいて、領域外
ならば選択回路9は加工用信号発生回路15からの信号
(Y=M=C=0)を選択し、領域内ならば、UCR回
路4からの信号を選択する。
ッジ切り替わり部分を検出する。例えば、注目画素領域
が領域内であれば、最近傍に一つでも領域外画素がある
こと、あるいは注目画素領域が領域外であれば、最近傍
に一つでも領域内画素がある、という条件の場合に、エ
ッジ強調を禁止するように制御信号“0”を出力し、そ
れ以外は“1”を出力する。
記載の発明によれば、領域の境界におけるエッジ強調度
を制御しているので、境界部分の目ざわりな突起の発生
が抑制され、画質が向上する。
またはエリア加工時における処理切り替えによって生じ
る境界部の目ざわりな突起の発生が抑制され、画質が向
上する。
ルを示す。
(b)は、エリア加工後の出力画像を示す。
す。
信号を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 ディジタル画像に対して領域分離を行
い、領域情報に基づいて処理を切り替える画像処理方法
において、該分離された領域の境界におけるエッジ強調
度を制御することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記領域の注目画素が絵柄領域であり、
かつ該注目画素の近傍が黒文字領域であるとき、該注目
画素のエッジ強調度を禁止または所定の度合いで制御す
ることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記領域の注目画素が黒文字領域であ
り、かつ該注目画素の近傍が絵柄領域であるとき、該注
目画素のエッジ強調度を禁止または所定の度合いで制御
することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 前記領域の分離は、局所情報に基づき文
字と絵柄を分離する像域分離または指定された領域の内
外を編集するエリア加工であることを特徴とする請求項
1記載の画像処理方法。前記分離境界は、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31069393A JP3782120B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31069393A JP3782120B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162687A true JPH07162687A (ja) | 1995-06-23 |
JP3782120B2 JP3782120B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=18008332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31069393A Expired - Lifetime JP3782120B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3782120B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1309173A2 (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image data processing device processing plurality of series of data items simultaneously in parallel |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31069393A patent/JP3782120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1309173A2 (en) * | 2001-10-31 | 2003-05-07 | Ricoh Company, Ltd. | Image data processing device processing plurality of series of data items simultaneously in parallel |
US7286717B2 (en) | 2001-10-31 | 2007-10-23 | Ricoh Company, Ltd. | Image data processing device processing a plurality of series of data items simultaneously in parallel |
EP1309173A3 (en) * | 2001-10-31 | 2010-08-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image data processing device processing plurality of series of data items simultaneously in parallel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3782120B2 (ja) | 2006-06-07 |
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