JPH07161122A - デュアルカートリッジ係合アセンブリを備えたカートリッジ取り扱いシステム - Google Patents

デュアルカートリッジ係合アセンブリを備えたカートリッジ取り扱いシステム

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JPH07161122A
JPH07161122A JP6237271A JP23727194A JPH07161122A JP H07161122 A JPH07161122 A JP H07161122A JP 6237271 A JP6237271 A JP 6237271A JP 23727194 A JP23727194 A JP 23727194A JP H07161122 A JPH07161122 A JP H07161122A
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ジョン・ディー・ラッグ
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    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/225Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the disks are transferred from a fixed magazine to a fixed playing unit using a moving carriage
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements

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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交互に2つ以上のカートリッシ゛を取り扱うことが可
能なカートリッシ゛係合アセンフ゛リを提供すること 【構成】 第1のカートリッシ゛14に係合してその第1のカートリッシ゛
を第1の長手方向のカートリッシ゛変位経路AAに沿って変位させ
る第1のカートリッシ゛係合装置40を備えたテ゛ュアルカートリッシ゛係合アセ
ンフ゛リ18である。このアセンフ゛リ18は、第2のカートリッシ゛14と係合
してその第2のカートリッシ゛を前記第1のカートリッシ゛変位経路AAと
平行な第2の長手方向のカートリッシ゛変位経路BBに沿って変位
させる第2のカートリッシ゛係合装置50を備え、また、機械的エネ
ルキ゛ーを供給して第1,第2のカートリッシ゛係合装置40,50の長手
方向の変位を生成し、第1,第2のカートリッシ゛変位経路AA,BB
と平行な中央の長手軸CCを中心として第1,第2のカートリッシ゛
係合装置40,50のフリッフ゜変位を生成する単体可逆駆動手段
180を備える。このアセンフ゛リ18は更に、単体可逆駆動手段1
80から第1,第2のカートリッシ゛係合装置40,50へと機械的エネルキ゛
ーを伝達する受動的に切り換え可能な連結手段76を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、光ディスクカー
トリッジまたはテープカートリッジを取り扱いおよび格
納を行うためのシステムに関し、特に、デュアルカート
リッジ係合アセンブリにおいて2つの光ディスクカート
リッジまたはテープカートリッジを交互に取り扱うこと
のできるカートリッジ取り扱いシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、レーザベースの読出装置
によって読み出し可能なデータ記憶媒体である。一般
に、「コンパクトディスク」(CD)等の光ディスク
が、音楽および音響画像作品の記憶に用いられている。
更に、従来の磁気記憶媒体に比べた光ディスクの膨大な
記憶容量のため、光ディスクの利用はコンピュータ産業
で次第に一般的になってきている。記憶容量を増大させ
るために、こうした光ディスクは、そのディスクの両面
にデータを記憶させることができる。
【0003】ディスクの格納および取り扱いのため、光
ディスクを平行六面体形状のカートリッジ中に取り付け
ることができる。また、コンピュータ産業でデータ記憶
に使用されているものに、デジタルオーディオテープ
(DAT)カートリッジおよび8mmテープカートリッジ
等の平行六面体形状のテープカートリッジがある。
【0004】多数のディスクカートリッジまたはテープ
カートリッジを備えた大規模データベースの場合、それ
らのカートリッジを取り扱うシステムを設けることが必
要になる。一般的なカートリッジ係合アセンブリだけで
なく、カートリッジ取り扱いシステムの様々な特徴およ
び構成部分が、1991年3月5日付けのMethlie等による「O
PTICAL DISK HANDLING APPARATUS WITH FLIP LATCH」と
題する米国特許第4,998,232号と、1991年5月7日付けのW
anger等による「OPTICAL DISK CARTRIDGE HNDLING APPA
RATUS WITH PASSIVE CARTRIDGE ENGAGEMNT ASSEMBLY」
と題する米国特許第5,014,255号と、1991年4月23日付け
のWanger等による「CARTRIDGE HANDLINGSYSTEM」と題す
る米国特許第5,010,536号と、1991年8月27日付けのWang
er等による「CARTRIDGE HANDLING SYSTEM」と題する米
国特許第5,043,962号と、1991年10月29日付けのChristi
e等による「OPTICAL DISK INSERTION APPARATUS」と題
する米国特許第5,062,093号と、1992年3月31日付けのWa
nger等による「LATERAL DISPLACEMENT CONTROL ASSEMBL
Y FOR AN OPTICAL DISK HANDLING SYSTEM」と題する米
国特許第5,101,387号と、1993年2月2日付けのWanger等
による「LATERAL DISPLACEMENT CONTROL ASSEMBLY FOR
AN OPTICAL DISK HANDLING SYSTEM」と題する米国特許
第5,184,336号と、1993年2月18日に提出のLuffel等によ
る「LINEAR DISPLACEMENT AND SUPPORT APPARATUS FOR
USE IN A CARTRIDGE HANDLING SYSTEM」と題する同時係
属米国特許出願第08/020,160号とに開示されている。な
お、上記の引用をもってそれら開示内容を本明細書に包
含させたものとし、その詳細な説明は省略する。
【0005】一般に、カートリッジ取り扱いシステム
は、対応する格納場所にカートリッジを格納するための
カートリッジ格納システムを含んでいる。こうしたシス
テムは、所望のカートリッジをそれに対応する格納場所
から取り出し、そのカートリッジをディスクドライブま
たはテープドライブまで移送し、そのドライブ内にその
カートリッジを挿入する、といった機能を果たすことの
できるカートリッジ係合アセンブリを含むこともでき
る。カートリッジ係合アセンブリは、ドライブからカー
トリッジを除去し、そのカートリッジをその格納場所に
位置合わせして移動させて、そのカートリッジをその格
納場所に戻すことも可能なものである。カートリッジ係
合アセンブリは、ドライブへの挿入または再挿入を行う
前にカートリッジをフリップさせて(flip:裏返しにし
て)、そのドライブにより読み出しまたは書き込みが行
われる面を反転させることが必要になる可能性もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カートリッジ係合アセ
ンブリの信頼性および効率を高めるためには、一般に、
所定の作業を達成するのに必要な変位量を最小限にする
ことが望ましい。従って、交互に2つ以上のカートリッ
ジを取り扱うことが可能なカートリッジ係合アセンブ
リ、即ち、受動的に第1のカートリッジを保持すると共
に能動的に第2のカートリッジに係合することができる
カートリッジ係合アセンブリを提供することが望まし
い。
【0007】製造コストおよび保守コストを低減させ、
カートリッジ係合アセンブリの信頼性を高めるために、
一般にこうしたアセンブリにおける部品の数を最小限に
することも望ましい。特に、2つのカートリッジを交互
に取り扱うことのできるカートリッジ係合アセンブリが
単一の駆動装置から操作可能であることが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のカート
リッジと係合してその第1のカートリッジを第1の長手
方向のカートリッジ変位経路に沿って変位させる第1の
カートリッジ係合手段を備えたデュアルカートリッジ係
合アセンブリから構成可能なものである。このデュアル
カートリッジ係合アセンブリは、第2のカートリッジと
係合してその第2のカートリッジを前記第1のカートリ
ッジ変位経路と平行な第2の長手方向のカートリッジ変
位経路に沿って変位させる第2のカートリッジ係合手段
を備えることも可能なものである。このアセンブリは、
機械的エネルギーを供給して、第1および第2のカート
リッジ係合手段の長手方向の変位を生成し、第1のカー
トリッジ変位経路と平行な中央の長手軸を中心として第
1および第2のカートリッジ係合手段のフリップ変位を
生成する、単体可逆駆動手段を備えることもできる。こ
のアセンブリは更に、単体可逆駆動手段から第1および
第2のカートリッジ係合手段へと機械的エネルギーを伝
達する受動的に切り換え可能な連結手段を備えることが
できる。
【0009】本発明は、カートリッジと係合してそのカ
ートリッジを第1の長手方向のカートリッジ変位経路に
沿って変位させる第1のカートリッジ係合手段を備えた
デュアルカートリッジ係合アセンブリから構成すること
ができる。このアセンブリは、カートリッジに係合して
そのカートリッジを第2の長手方向のカートリッジ変位
経路に沿って変位させる、前記第1のカートリッジ係合
手段と実質的に同一の第2のカートリッジ係合手段を備
えることもできる。このアセンブリは、前記第1のカー
トリッジ係合手段と前記第2のカートリッジ係合手段と
に交互に係合するトグル手段を備えることもできる。こ
のアセンブリは、前記トグル手段と、前記第1のカート
リッジ係合手段と、前記第2のカートリッジ係合手段と
を取り付けるための第1のベース手段を備えることもで
きる。このアセンブリは、トグル手段を案内して前記第
1のカートリッジ係合手段および前記第2のカートリッ
ジ係合手段の一方と係合させるプッシュバー手段を備え
ることもできる。このアセンブリは更に、前記プッシュ
バー手段を取り付けるための第2のベース手段と、前記
第1のベース手段を変位させるためのシャフト手段とを
備えることもできる。前記シャフト手段は、前記第1お
よび第2の長手方向のカートリッジ変位経路と平行な中
央の長手軸を規定する。このアセンブリは更に、前記シ
ャフト手段に可逆性トルクを与えてそのシャフト手段を
回転可能に駆動する駆動手段を備えることができる。
【0010】本発明のデュアルカートリッジ係合アセン
ブリは、前記トグル手段が前記第1のカートリッジ係合
手段にしっかりと係合し、そのトグル手段が前記第2の
カートリッジ係合手段から解放されている、第1の係合
動作状態を含むことができる。このアセンブリは更に、
前記トグル手段が前記第2のカートリッジ係合手段にし
っかりと係合し、そのトグル手段が前記第1のカートリ
ッジ係合手段から解放されている、第2の係合動作状態
を含むことができる。このアセンブリは更に、前記第1
のベース手段が前記第2のベース手段と当接係合した状
態にあり、本デュアルカートリッジ係合アセンブリが前
記第1の係合動作状態または前記第2の係合動作状態に
ある、ホーム動作モードを含むことができる。このアセ
ンブリは更に、前記第1のベース手段が前記中央の長手
軸に沿って変位され、本デュアルカートリッジ係合アセ
ンブリが前記第1の係合動作状態または前記第2の係合
動作状態にある、カートリッジ変位動作モードを含むこ
とができる。このアセンブリはまた、前記トグル手段が
前記第2の係合動作状態から解放されて前記第1の係合
動作状態に移行する第1の切換動作モードと、前記トグ
ル手段が前記第1の係合動作状態から解放されて前記第
2の係合動作状態に移行する第2の切換動作モードとを
含むことができる。このアセンブリは更に、前記第1の
カートリッジ係合手段と、前記第2のカートリッジ係合
手段と、前記第1のベース手段と、前記第2のベース手
段と、前記トグル手段と、前記プッシュバー手段とが前
記中央の長手軸のまわりでフリップする、フリップ動作
モードを含むことができる。このアセンブリは更に、前
記フリップ動作モード時に前記第2のベース手段が保持
される当接面を提供する固定された第3のベース手段を
備えることができる。このアセンブリは更に、このアセ
ンブリが前記フリップ動作モードに入る前に前記第1の
ベース手段に係合するパーク(駐機)手段を備えること
ができる。
【0011】本発明はまた、親ネジ(leadscrew)の可逆
動作を介して第1のカートリッジ係合装置と第2のカー
トリッジ係合装置とを線形変位させる方法であって、
(a)第1の回転方向への前記親ネジの回転を介して第
1の線形方向に前記第1のカートリッジ係合装置を長手
方向に変位させ、(b)第2の回転方向への前記親ネジ
の回転を介して第2の線形方向に前記第1のカートリッ
ジ係合装置を長手方向に変位させ、(c)前記第1のカ
ートリッジ係合装置との線形駆動関係から前記親ネジを
受動的に解放して、その親ネジを、前記第2の回転方向
へのその親ネジの回転を介して前記第2のカートリッジ
係合装置との線形駆動関係へと係合させ、(d)前記第
1の回転方向への前記親ネジの回転を介して前記第1の
線形方向に前記第2のカートリッジ係合装置を長手方向
に変位させ、(e)前記第2の回転方向への前記親ネジ
の回転を介して前記第2の線形方向に前記第2のカート
リッジ係合装置を長手方向に変位させ、(f)前記第2
のカートリッジ係合装置との線形駆動関係から前記親ネ
ジを受動的に解放して、その親ネジを、前記第2の回転
方向へのその親ネジの回転を介して前記第1のカートリ
ッジ係合装置との線形駆動関係へと係合させる、という
各ステップを有する方法を含むものである。
【0012】更に、本発明は、親ネジの可逆動作を介し
て第1のカートリッジ係合装置と第2のカートリッジ係
合装置とを回転変位させる方法であって、(a)第1の
回転方向への親ネジの回転を介して第1のベースアセン
ブリおよび第2のベースアセンブリを長手方向に変位さ
せることにより前記第1のベースアセンブリに受動的に
係合させ、(b)前記第1の回転方向への親ネジの回転
を介して前記第1のベースアセンブリと前記第2のベー
スアセンブリと前記第1のカートリッジ係合装置と前記
第2のカートリッジ係合装置とを回転変位させ、(c)
第2の回転方向への親ネジの回転を介して前記第1のベ
ースアセンブリと前記第2のベースアセンブリとを長手
方向に変位させることにより前記第1のベースアセンブ
リを受動的に解放させる、という各ステップを有する方
法を含むものである。
【0013】
【実施例】
一般的なカートリッジ取り扱いシステム 図1は、複数のカートリッジ(例えば符号14)を複数の
対応する格納場所に格納するためのカートリッジ格納シ
ステム12を備えたカートリッジ取り扱いシステム10を示
すものである。 このカートリッジ取り扱いシステム10
はまた、後に詳述するデュアルカートリッジ係合アセン
ブリ18を備えることもできる。一般に、カートリッジ係
合アセンブリ18は、カートリッジ(例えば符号14)をそ
の対応する格納場所から取り出し、そのカートリッジ14
をドライブ16まで移送し、そのカートリッジ14をドライ
ブ16中に挿入し、および、カートリッジ14をドライブ16
から取り外し、そのカートリッジ14をその格納場所に戻
す、といった機能を果たすことができるものである。カ
ートリッジ係合アセンブリ18は、ドライブ16への挿入前
にカートリッジ14をフリップして、ドライブ16により読
み出しまたは書き込みが行われる面を反転させることも
できる。
【0014】更に、カートリッジ取り扱いシステム10
は、カートリッジ係合アセンブリ18とそれにより係合さ
れたカートリッジ14とを線形に水平方向に変位させる水
平変位アセンブリ20を備えることもできる。カートリッ
ジ取り扱いシステム10は更に、カートリッジ係合アセン
ブリ18とそれにより係合されたカートリッジ14とを線形
に垂直方向に変位させる垂直変位アセンブリ22を備える
こともできる。
【0015】一般的なデュアルカートリッジ係合アセン
ブリ 図2および3に示すように、ハウジング24内に取り付け
ることが可能なデュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、カートリッジ(例えば図1の符号14)に係合して、
そのカートリッジを第1の長手方向のカートリッジ変位
経路AAに沿って変位させる、第1のカートリッジ係合手
段40を備えることができる。デュアルカートリッジ係合
アセンブリ18は、カートリッジ(例えば図1の符号14)
に係合して、そのカートリッジを第2の長手方向のカー
トリッジ変位経路BBに沿って変位させる、前記第1のカ
ートリッジ係合手段40と実質的に同一のものとすること
が可能な第2のカートリッジ係合手段50を備えることも
できる。この第2のカートリッジ係合手段50は、前記第
1のカートリッジ係合手段40の真向かいに隔置するのが
望ましい。
【0016】デュアルカートリッジ係合アセンブリ18は
更に、シャフト手段190に可逆トルクを与えてそのシャ
フト手段190を回転可能に駆動する単体可逆駆動手段180
を備えることもできる。
【0017】図4および図5に示すように、デュアルカ
ートリッジ係合アセンブリ18は、単体可逆駆動手段180
から第1および第2のカートリッジ係合手段40,50へと
機械的エネルギーを伝達する受動切換可能な連結手段76
を備えることもできる。
【0018】連結手段76は、第1のカートリッジ係合手
段40および第2のカートリッジ係合手段50に交互に係合
して保持するトグル手段80を備えることができる。
【0019】連結手段76は、トグル手段80を回動可能に
取り付け、第1のカートリッジ係合手段40および第2の
カートリッジ係合手段50を摺動可能に取り付ける、変位
可能な第1のベース手段100を備えることもできる。第
1のベース手段100は、ネジ付きシャフト手段190とネジ
係合可能なネジ付きボア106を備えることができる。シ
ャフト手段190の回転により、第1のベース手段100が中
央の長手軸CCに沿って線形変位することになる。
【0020】連結手段76は更に、トグル手段80を案内し
て第1のカートリッジ係合手段40と第2のカートリッジ
係合手段50とに交互に係合させるプッシュバー手段130
を備えることもできる。連結手段76は、プッシュバー手
段130を取り付けるための変位可能な第2のベース手段1
50を備えることもできる。その第2のベース手段150
は、シャフト手段190を摺動的に受容する実質的に平滑
なボアを備えることができる。
【0021】更に、デュアルカートリッジ係合アセンブ
リ18は、フリップ動作モード中に第2のベース手段150
が保持される当接面を提供する固定された第3のベース
手段210を備えることもでき、これについては以下に詳
述することとする。図6に示すように、このアセンブリ
18は更に、フリップ動作モード時にカートリッジ(例え
ば図1の14)をフリップする前に第1のベース手段100
に係合する駐機手段230を備えることもできる。
【0022】一般的な動作 図8および図9に示すように、デュアルカートリッジ係
合アセンブリ18は、変位可能な第1のベース手段100
が、変位可能な第2のベース手段150と当接して係合す
るホーム動作モードを含むことができる。このホーム動
作モードでは、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、図8の第1の係合動作状態、または、図9の第2の
係合動作状態になる。図8に示す第1の係合動作状態で
は、トグル手段80が、第1のカートリッジ係合手段40に
係合し、第2のカートリッジ係合手段50から解放され
る。図9に示す第2の係合動作状態では、トグル手段80
は、第2のカートリッジ係合手段50に係合し、第1のカ
ートリッジ係合手段40から解放される。
【0023】デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、そのデュアルカートリッジ係合アセンブリ18が第1
の係合動作状態(図示せず)または第2の係合動作状態
(図10参照)になることができるカートリッジ変位動
作モードを含むこともできる。図10に示すように、第
2のカートリッジ係合手段50により係合されたカートリ
ッジ14は、第2の長手方向のカートリッジ変位経路BBに
沿って変位することができる。
【0024】図11に示すように、デュアルカートリッ
ジ係合アセンブリ18は、トグル手段80が第2の係合動作
状態から解放されて第1の係合動作状態へと移行する第
1の切換動作モードを含むこともできる。
【0025】図12に示すように、デュアルカートリッ
ジ係合アセンブリ18は、トグル手段80が第1の係合動作
状態から解放されて第2の係合動作状態へと移行する第
2の切換動作モードを含むこともできる。
【0026】ホーム動作モード(図8および図9)、カ
ートリッジ変位動作モード(図10)、第1の切換動作
モード(図11)、または第2の切換動作モード(図1
2)において、第1のベース手段100は、ネジ付きシャ
フト手段190の回転を介して、中央の長手軸CCに沿って
線形に変位することができる。
【0027】図13に示すように、デュアルカートリッ
ジ係合アセンブリ18はフリップ動作モードを含むことも
できる。第1の係合動作状態におけるフリップ動作モー
ドでは、カートリッジ係合アセンブリ18と第1のカート
リッジ係合手段40(明瞭化のため除去)により保持され
たカートリッジ(例えば図1の14)とが中央の長手軸C
Cまわりでフリップされて、ドライブ(例えば図1の1
6)により読み出しが行われるカートリッジの面が反転
される。このモードでは、第2のカートリッジ係合手段
50(明瞭化のため除去)、第1のベース手段100、第2
のベース手段150、トグル手段80(明瞭化のため除
去)、およびプッシュバー手段130(明瞭化のため除
去)もまた、中央の長手軸CCのまわりで同時にフリップ
される。第2のカートリッジ係合手段50は、第1の係合
動作状態におけるフリップ動作モード時にカートリッジ
を受動的に保持することができる。
【0028】第2の係合動作状態におけるフリップ動作
モードでは、カートリッジ係合アセンブリ18と第2のカ
ートリッジ係合手段50により保持されたカートリッジ
(例えば図1の14)とが同様にフリップされて、ドライ
ブ(例えば図1の16)により読み出しが行われるカート
リッジの面が反転される。このモードでは、第1のカー
トリッジ係合手段40、第1のベース手段100、第2のベ
ース手段150、トグル手段80、およびプッシュバー手段1
30もまた、中央の長手軸CCまわりで同時にフリップされ
る。第1のカートリッジ係合手段40は、第2の係合動作
状態におけるフリップ動作モード時にカートリッジを受
動的に保持することができる。
【0029】ハウジング 図2および図3に示すように、デュアルカートリッジ係
合アセンブリ18は、ポリカーボネートから形成可能なハ
ウジング24中に取り付けることができる。
【0030】ハウジング24は、第1のカートリッジ係合
手段40を受容するようになっている第1の内部キャビテ
ィ26と、第2のカートリッジ係合手段50を受容するよう
になっている第2の内部キャビティ28とを備えることが
できる。第1の内部キャビティ26は、ほぼ平坦な表面30
を備えることができ、カートリッジ係合手段に関して以
下で詳述するように、その表面30に対して第1のカート
リッジ係合手段40のサム(親指)部材36が摺動または転
動接触する。第2の内部キャビティ28は、第1の内部キ
ャビティ26とほぼ同一であることが望ましく、ほぼ平坦
な表面(図示せず)を備えることができ、以下で詳述す
るように、その表面に対して第2のカートリッジ係合手
段50のサム部材52が摺動または転動接触する。
【0031】カートリッジ係合手段 図2および図3に示すように、デュアルカートリッジ係
合アセンブリ18は、第1のカートリッジ係合手段40およ
び第2のカートリッジ係合手段50を備えることができ
る。第2のカートリッジ係合手段50は、第1のカートリ
ッジ係合手段40に対して間隔をあけ、平行に、鏡像をな
すように配置することが望ましい。好適実施例では、第
1のカートリッジ係合手段40および第2のカートリッジ
係合手段50は、実質的に同一のものであり、従って、以
下で詳述するように、第1および第2のカートリッジ係
合手段40,50の個々の部品もまた実質的に同一のもので
あることが望ましい。
【0032】図2に示すように、第1のカートリッジ係
合手段40は、サム部材42と、第1のラッチ部材44と、第
2のラッチ部材46とを備えることができる。第1および
第2のラッチ部材44,46は、サム部材42上に取り付ける
ことができる。ラッチ部材44,46は、カートリッジ(例
えば図1の14)を把持することができ、サム部材42は、
カートリッジ(例えば図1の14)に当接係合し、そのカ
ートリッジを第1の長手方向のカートリッジ変位経路AA
に沿って案内することができるようになっている。サム
およびラッチ部材42,44,46の典型的な機能については米
国特許第5,014,255号に詳述されている。尚、上記引用
をもってその内容を本明細書中に包含させたものとし、
その詳細な説明は省略する。
【0033】第2のカートリッジ係合手段50は、上記ラ
ッチ部材44,46と実質的に同一にすることが可能な第1
および第2のラッチ部材(図示せず)を備えることがで
きる。第2のカートリッジ係合手段50はまた、図7のサ
ム部材52を備えることができ、これについて以下に詳述
する。第1のカートリッジ係合手段40のサム部材42(図
4)は、以下に述べるサム部材52と実質的に同一のもの
であることが望ましい。
【0034】ここで図7を参照する。サム部材52は、ポ
リカーボネート等の高強度材料から形成することが望ま
しく、後端部54、第1の側部56、第2の側部58、および
底面60を備えることができる。第2のカートリッジ係合
手段のサム部材52はまた、サム部材の後端部54に配置さ
れたプレート部材62を備えることができ、このプレート
部材62は、鉄等の磁気吸引性材料から形成するのが望ま
しい。プレート部材62は、第2のベース手段130に関し
て以下で詳述するように、第2のベース手段130上に配
置されたサム取付手段160と磁気的に係合可能であるこ
とが望ましい。
【0035】サム部材52は更に、そのサム部材の第1の
側部56に位置決めされた第1のボア66と、そのサム部材
の第2の側部58に位置決めされた第2のボア68とを備え
ることができる。第1のカートリッジ係合手段のサム部
材42(図4)も、第2のカートリッジ係合手段のサム部
材52(図7)の第1および第2のボア66,68とそれぞれ
真向かいに配置された第1および第2のボア(例えば図
8ないし図12の48)を備えることが望ましい。トグル
手段80に関して更に詳述するように、トグル手段80は、
第2のカートリッジ係合手段のサム部材52(図7)にお
ける第1のボア66と、第1のカートリッジ係合手段のサ
ム部材42(図4)における第1のボア(例えば図8ない
し図12の48)とに交互に係合することができる。代替
案としては、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18に
修正を施して、トグル手段80が、第2のカートリッジ係
合手段のサム部材52(図7)における第2のボア68と、
第1のカートリッジ係合手段のサム部材42(図4)にお
ける第2のボア(図示せず)とに係合するようにするこ
ともできる。
【0036】図7に示すように、サム部材52は更に、サ
ム部材の底面60に配置された隆起トラック部64を備える
ことができ、この隆起トラック部64は、第1のベース手
段100における第2のチャネル部114と摺動係合可能なも
のである。
【0037】サム部材52は更に、サム部材52の底面60と
ハウジングの内部キャビティの表面(例えば図2の30)
との接触を容易にする面係合手段70を備えることもでき
る。好適実施例では、面係合手段70は、サム部材の底面
60がハウジングの内部キャビティの平坦な表面(例えば
図2の30)に沿って変位することにより生じ得る摩擦を
最小限に抑えるようにローラ等で構成することができ
る。
【0038】トグル手段 図4および図5に示すように、トグル手段は、ポリカー
ボネート等の高強度材料から形成することが望ましいト
グル部材82を備えることができる。
【0039】トグル部材82は、第1の端部84および第2
の端部86を備えることができる。トグル部材の第1の端
部84は、ほぼV字形とし、ほぼU字形の第1のスロット
部88とほぼU字形の第2のスロット部90とを備えること
ができる。各スロット部88,90は、プッシュバー手段130
に関して更に詳細に後述するように、プッシュバー手段
130を受容することができるものである。トグル部材82
は好適には、第1のベース手段100に配置されたトグル
取付手段122上に、そのトグル部材の第1の端部84にお
いて取り付けられる。トグル部材82およびトグル取付手
段122は好適には、当業界で周知の方法で互いにキー止
めされる(keyed)。トグル部材82は、トグル取付手段122
上に配置されて第1のベース手段100に回転可能にしっ
かりと据え付けられ、トグル手段の回転軸DDのまわりで
回転可能となる。
【0040】トグル部材82の第2の端部86は、第1の突
起部材92および第2の突起部材94を備えることができ
る。第1の突起部材92は、ほぼV字形とすることが可能
であり、第1のカートリッジ係合手段のサム部材42に配
置されたボア(例えば図8ないし図12の48)と係合す
ることができる。第2の突起部材94は、やはり、ほぼV
字形とすることが可能であり、第2のカートリッジ係合
手段のサム部材52に配置されたボア(例えば図8ないし
図12の48)と係合することができる。トグル部材82の
第2の端部86は、弧状のトグル部材回転経路FF(図5)
に沿って変位することができる。
【0041】図5に示すように、トグル取付手段122
は、中央の長手軸CCと平行な、第1のベース手段100上
に配置された固定トグル基準軸「ee」を備えている。ト
グル部材82自体は、トグル部材軸EEを備え、更に、固定
トグル基準軸「ee」との位置合わせ状態に逆らってトグ
ル部材軸EEを偏向させるトグル部材偏向手段96を備える
ことができる。好適実施例では、トグル部材偏向手段96
は、トグル部材82上に配置された磁石98と、その磁石98
の真下でその磁石10と位置合わせして第1のベース手段
100上に配置された磁石120とを備えている。磁石98は、
トグル部材軸EEと位置合わせして配置され、磁石120
は、固定トグル基準軸「ee」と位置合わせして配置され
ている。磁石98,120は、同極性を有するものであること
が望ましく、これにより互いに反発が生じ、固定トグル
基準軸「ee」との位置合わせ状態に逆らってトグル部材
軸EEが偏向されることになる。
【0042】代替実施例では、トグル部材偏向手段96
は、一端でトグル部材に、他端で第1のベース手段100
にしっかりと接続することが可能な細長いバネ(図示せ
ず)等を備えることができる。このバネは、その自然長
がトグル部材92よりも短いものとすることができ、これ
により、固定基準軸「ee」との位置合わせ状態に逆らっ
てトグル部材軸EEが偏向されるようになる。
【0043】変位可能な第1のベース手段 図4および5に示すように、変位可能な第1のベース手
段100は、ナイロン等の軽量材料から形成することが望
ましく、第1の端部102および第2の端部104を備えるこ
とができる。第1のベース手段100は、第1の端部102か
ら第2の端部104へと延び、回転可能に、ネジ付きシャ
フト手段190とネジ係合可能なネジ付きボア106を備える
こともできる。
【0044】第1のベース手段100は、第1のカートリ
ッジ係合手段40を取り付けるための第1の取付手段108
と、第2のカートリッジ係合手段50を取り付けるための
第2の取付手段110とを備えることもできる。第1の取
付手段108は、第1の凹状チャネル部112を備えることが
可能であり、第2の取付手段110は、第2の凹状チャネ
ル部114を備えることができる。各チャネル部112,114
は、第1のベース手段の第1の端部102から第1のベー
ス手段の第2の端部104へと延びるのが望ましい。第2
のチャネル部114は、第1のチャネル部112と直径方向で
対向するのが望ましい。
【0045】第1のカートリッジ係合手段のサム部材42
は、図4に示すように第1のチャネル部112内で第1の
ベース手段100に取り付けることができ、また第2のカ
ートリッジ係合手段のサム部材52(図7)は、第1のカ
ートリッジ係合手段のサム部材42に対して真向かいで鏡
像をなすように第2のチャネル部114内に取り付けるこ
とができる。即ち、第1のカートリッジ係合手段のサム
部材42は、第1のベース手段100における第1のチャネ
ル部112と摺動係合することができる。第1のチャネル
部材112内でのサム部材42の摺動係合により、中央の長
手軸CCと平行な第1の長手方向のカートリッジ変位経路
AA(図3)が規定される。第2のカートリッジ係合手段
のサム部材52(図7)は、第1のベース手段100におけ
る第2のチャネル部114と摺動係合することができる。
第2のチャネル部材114内でのサム部材52(図7)のス
ライド係合により、中央の長手軸CCと平行な第2の長手
方向のカートリッジ変位経路BB(図3)が規定される。
【0046】図5を参照して、第1のベース手段100の
第2のチャネル部114について、第1のチャネル部112が
それと実質的に同一のものであることが望ましいという
了解のもとに、更に詳述することとする。第2のチャネ
ル部114は、第1の内側延伸部116と、第2の内側延伸部
118とを備えることができる。第2のカートリッジ係合
手段のサム部材52(図7)における隆起トラック部64
は、第2のチャネル部114内に摺動自在に取付可能なも
のである。第1および第2の内側延伸部116,118は、第
2のカートリッジ係合手段40が任意の配向状態(例え
ば、逆さま、横向き等)にある際に隆起トラック部64を
第2のチャネル部114内に維持するようになっている。
同様に、第1のカートリッジ係合手段のサム部材42は、
第1のカートリッジ係合手段40が任意の配向状態にある
際に第1のチャネル部112内に維持される。
【0047】また、第1のベース手段100は、駐機手段2
30に配置されたレバー装置232に解放可能に係合するこ
とができるレバー係合手段124(図6)を備えることも
可能であり、これについては駐機手段230に関して更に
詳細に後述することとする。
【0048】プッシュバー手段 図4および図5に示すように、プッシュバー手段130
は、ポリカーボネート等の高強度材料から形成すること
が望ましいプッシュバー部材132を備えることができ
る。
【0049】プッシュバー部材132は、第1の端部134お
よび第2の端部136を備えることができる。プッシュバ
ー部材132は、変位可能な第2のベース手段150上に配置
されたプッシュバー取付手段144にそのプッシュバー部
材132の第1の端部134を取り付けることにより、第2の
ベース手段150に対する取り付けを行うことができる。
プッシュバー部材132およびプッシュバー取付手段144
は、好適には、当業界で周知の方法で互いに「キー止
め」される。プッシュバー部材132は、プッシュバー取
付手段144上に位置決めされて、第2のベース手段150に
対してしっかりと回転可能に取り付けられる。プッシュ
バー部材132は、プッシュバー回転軸GGのまわりで回転
できる。プッシュバー部材132がその第1の端部134で回
転可能に取り付けられると、そのプッシュバー部材132
の第2の端部136が、弧状のプッシュバー回転経路HHに
沿って変位可能となる。
【0050】プッシュバー取付手段144は、中央の長手
軸CCと平行なプッシュバー固定基準軸「ii」を有してい
る。プッシュバー部材132自体は、プッシュバー軸IIを
有しており、更に、プッシュバー固定基準軸「ii」との
位置合わせを維持する方向にプッシュバー軸IIを偏向さ
せるプッシュバー偏向手段138を備えることもできる。
このプッシュバー偏向手段138は好適には、プッシュバ
ー部材132に配設された磁石140と、その磁石140のすぐ
下方で第2のベース手段に配設された磁石172とから構
成される。磁石140は、プッシュバー軸IIと位置合わせ
して配設され、磁石172は、プッシュバー固定基準軸「i
i」と位置合わせして配設される。磁石140,172は好適に
は逆極性を有するのが望ましく、これにより、それら磁
石140,172が互いに吸引し合って、プッシュバー軸II
が、プッシュバー固定基準軸「ii」との位置合わせ状態
を維持する方向に向かって偏向される。代替案として
は、プッシュバー偏向手段138は、プッシュバー固定基
準軸「ii」との位置合わせ状態を維持する方向に向かっ
てプッシュバー軸IIを偏向させるバネ(図示せず)等か
ら構成することもできる。
【0051】プッシュバー部材の第2の端部136は、ほ
ぼ円筒形の突起部142を備えることができ、この突起部1
42は、トグル部材82の第1および第2のスロット部88,9
0と交互に当接係合可能なものである。動作時には、プ
ッシュバー部材の第2の端部136は、突起部142がトグル
部材の第1または第2のスロット部88,90に係合するま
で、プッシュバー回転経路HHに沿って変位することがで
きる。この変位によって、プッシュバー軸IIが移動して
プッシュバー固定基準軸「ii」との位置合わせ状態から
外れることになる。プッシュバー部材132が、トグル部
材の第1または第2のスロット部88,90から解放される
と、プッシュバー偏向手段138がプッシュバー軸IIを逆
方向に付勢して、そのプッシュバー軸IIがプッシュバー
固定基準軸「ii」に位置合わせされることになる。
【0052】変位可能な第2のベース手段 図4および図5に示すように、変位可能な第2のベース
手段150は、ポリカーボネート等の高強度材料から形成
することが望ましく、第1の端部152と第2の端部154と
を備えることができる。第2のベース手段150はまた、
第1の端部152から第2の端部154へと延びるほぼ平滑な
ボア156を備えることもでき、このボア156は、ネジ付き
シャフト手段190とネジ係合可能なものである。
【0053】第2のベース手段150は、第1の案内部材1
58および第2の案内部材160を備えることも可能であ
り、その第2の案内部材160は、第1の案内部材158に対
向して配置される。第1および第2の案内部材158,160
は、ハウジング(図2の24)内に配置されたスロット
(図示せず)に摺動係合して、第2のベース手段150が
中央の長手軸CCのまわりで回転するのを阻止する。
【0054】第2のベース手段150は更に、第1および
第2のカートリッジ係合手段40,50のサム部材42,52に解
放可能に係合するためのサム取付手段162を備えること
もできる。サム取付手段162は好適には複数の、好適に
は2つの磁石部164,166(図5)を備える。第2のカー
トリッジ係合手段のサム部材52(図7)の磁気吸引性プ
レート部材62は、磁石部164により係合可能なものであ
る。第1のカートリッジ係合手段のサム部材42に配設さ
れた磁気吸引性プレート部(図示せず)もまた、磁石部
166により係合可能なものである。第2のベース手段
は、フリップ動作モードに関して更に詳述するように、
シャフト手段190にトルクを加えることにより軸CCに沿
って長手方向に変位する。
【0055】駆動手段およびシャフト手段 図5に示すように、駆動手段180は、例えばBuehler Mod
el 13.43等のモータ182を備えることができる。駆動プ
ーリ184は、モータ182に連結されている。
【0056】ネジ付きシャフト190は、中央の長手軸CC
を規定するものであり、第1の端部192および第2の端
部194を備えることができる。このネジ付きシャフト190
は、例えば、長さが300mm、直径が12.7mm、およびネジ
のピッチが38mmといった、親ネジから構成することがで
きる。従動プーリ196は、シャフト手段190の第1の端部
192に取り付けることができる。
【0057】本発明の実施例の1つでは、シャフト手段
190の従動プーリ196および駆動手段180の駆動プーリ184
は、3:1のギヤ比を有している。従動プーリ196およ
び駆動プーリ184は、駆動ベルト198等により連結され
る。ギヤ等の任意の適当な機械部品を利用して駆動モー
タ182をシャフト手段190に接続することが可能である、
ということが理解されよう。シャフト手段190を回転変
位させるためにモータ182により加えられるトルク量
は、適当な制御指令をモータ182に送ることが可能なコ
ンピュータシステム(図示せず)により調整することが
できる。
【0058】固定された第3のベース手段 図4および図5に示すように、固定された第3のベース
手段210は、第2のベース手段150が所定の間隔をあけて
保持される当接面を提供する。この第3のベース手段
は、ほぼ平坦な部材212から構成することができ、この
部材212は、それをハウジング24(図2)に取り付ける
ための取付手段214,216,218,220を備えることができ
る。この第3のベース手段210は更に、シャフト手段190
を摺動受容するほぼ平滑なボア222を備えることができ
る。
【0059】駐機手段 図6、図13、および図14を参照する。駐機手段230
は、第3のベース手段210にしっかりと取り付けられた
レバー取付手段244に回転可能に取り付けられたレバー
装置232を備えることができる。このレバー装置232は、
第1のベース手段100に取り付けられたレバー係合手段1
24と解放可能に係合することができる。レバー係合手段
124は、シェルフ等の延長部126を備えることができる。
レバー装置232は、第1の端部234および第2の端部236
を備えることができる。レバー装置の第1の端部234
は、レバー係合手段124の延長部126に係合可能なフック
付き部分38を備えることができる。
【0060】レバー装置の第2の端部236は、レバー装
置232とレバー係合手段124との係合を維持するためのレ
バー偏向手段(図示せず)を備えることができる。レバ
ー偏向手段は、磁石、バネ等から構成することができ
る。
【0061】図13および14に示すように、駐機手段
230は更に、レバー装置232を案内して、レバー係合手段
124に係合させたり、レバー係合手段124から解放したり
するためのレバー案内手段250を備えることもできる。
レバー案内手段250は、ハウジング(図2の24)に取り
付けることが可能な傾斜部材252と、レバー装置の第2
の端部236に配置された、傾斜部材252に係合するための
傾斜係合手段254と、レバー装置の第2の端部236に配置
された、傾斜係合手段254を取り付けるための取付手段2
56とを備えることができる。
【0062】図13および図14に示すように、傾斜部
材252は、角度のついた表面260とほぼ平坦な表面262と
から構成することができる。傾斜係合手段254は、取付
手段256にしっかりと回転可能に取り付けることが可能
なローラ部材264等から構成するのが望ましい。取付手
段256は、レバー装置232と一体となるように取り付け
て、取付手段256およびそれに取り付けられた傾斜係合
手段254の変位により、レバー装置232の変位が生じるよ
うにするのが望ましい。即ち、図13に示すように傾斜
係合手段254が傾斜部材の角度のついた表面上に位置し
た際に、レバー装置232がレバー係合手段124に係合す
る。また、図14に示すように傾斜係合手段254が傾斜
部材の平坦な表面260上に位置した際に、レバー装置が
レバー係合手段124から解放される。
【0063】また、駐機手段230は、第3のベース手段2
10を第2のベース150から隔置された状態に保つための
ベース偏向手段174を備えることもできる。ベース偏向
手段174は、図5に示すように、第2のベース手段150に
配置された複数の、好適には2つの磁石部168,170を備
えるものである。更に詳細に後述するホーム動作モード
と、カートリッジ変位動作モードと、第1および第2の
切換動作モードの場合、磁石部168,170は、ハウジング
手段24(図2および図3)に配設された磁気吸引性プレ
ート部(図示せず)にそれぞれ取り付けられる。そのプ
レート部は、第2のベース手段150が第3のベース手段2
10に対して例えば約4mmだけ隔置された状態に維持され
るようにハウジング手段24に配置される。これら動作モ
ードにおいて、レバー装置232は、図14に示すように
レバー係合手段124から解放される。
【0064】更に詳細に後述するフリップ動作モードの
場合には、磁石部168,170は、シャフト手段190の回転を
介してハウジング手段24のプレート部(図示せず)から
解放可能に外される。シャフト手段190を引き続き回転
させると、第2のベース手段150が第3のベース手段210
に対して付勢される。第2のベース手段150は、フリッ
プ動作モード全体にわたり第3のベース手段210との接
触状態を維持する。この動作モードの場合、レバー装置
232は、図13に示すようにレバー係合手段124と係合し
ている。
【0065】代替実施例では、ベース偏向手段174は、
それぞれが約4mmの自然長を有すると共に、第2のベー
ス手段150に隣接した第3のベース手段210に取り付けら
れた、複数のバネ(図示せず)から構成することもでき
る。フリップ動作モードでは、そのバネは完全に圧縮さ
れ、第3のベース手段210は第2のベース手段150にすぐ
隣接している。ホーム動作と、カートリッジ変位動作モ
ードと、第1および第2の切換動作モードでは、バネ
は、その自然長まで伸び、第3のベース手段210は、第
2のベース手段150から約4mmだけ隔置された位置につ
く。
【0066】第1の係合動作状態 図8に示すように、デュアルカートリッジ係合アセンブ
リ18は第1の係合動作状態を有することができる。第1
の係合動作状態では、トグル手段80のトグル部材82が第
1のカートリッジ係合手段40のサム部材42と係合して、
第2のカートリッジ係合手段50のサム部材52から解放さ
れる。即ち、この動作状態では、トグル部材82の第1の
突起部材92は、第1のカートリッジ係合手段のサム部材
42におけるボア48を完全に通っている。トグル部材82の
第2の突起部材94は、第2のカートリッジ係合手段のサ
ム部材52から隔置された位置につく。
【0067】第1の係合動作状態では、第1のカートリ
ッジ係合手段40は、カートリッジ変位動作モードに関し
て更に詳細に後述するように、第1の長手方向のカート
リッジ変位経路AAに沿って変位することができる。
【0068】第2の係合動作状態 図9に示すように、デュアルカートリッジ係合アセンブ
リ18は第2の係合動作状態を有することができる。第2
の係合動作状態では、トグル手段80のトグル部材82が第
2のカートリッジ係合手段50のサム部材52と係合して、
第1のカートリッジ係合手段40のサム部材42から解放さ
れる。即ち、この動作状態では、トグル部材82の第2の
突起部材94は、第2のカートリッジ係合手段のサム部材
52におけるボア66を完全に通っている。トグル部材82の
第1の突起部材92は、第1のカートリッジ係合手段40の
サム部材42から隔置された位置につく。
【0069】第2の係合動作状態では、第2のカートリ
ッジ係合手段50は、カートリッジ変位動作モードに関し
て更に詳細に後述するように、第2の長手方向のカート
リッジ変位経路BBに沿って変位することができる。
【0070】ホーム動作モード ホーム動作モードでは、デュアルカートリッジ係合アセ
ンブリ18は、第1の係合動作状態(図8)、または、第
2の係合動作状態(図9)になることができる。
【0071】図8および9に示すように、ホーム動作モ
ードでは、第1のベース手段100は、第2のベース手段1
50と当接係合する。更に、第2のベース手段150に取り
付けられたプッシュバー132は、第1のベース手段100に
取り付けられたトグル部材82と当接係合する。即ち、ホ
ーム動作モードで第1の係合動作状態(図8)にある場
合には、プッシュバー132の突起部142がトグル部材82の
第2のスロット部90と当接係合する。また、ホーム動作
モードで第2の係合動作状態(図9)にある場合には、
プッシュバー132の突起部142がトグル部材82の第1のス
ロット部88と当接係合する。
【0072】この動作モードでは、第1のカートリッジ
係合手段40のサム部材42と、第2のカートリッジ係合手
段50のサム部材52との両者が、第2のベース手段150に
取り付けられたサム取付手段162に解放可能に取り付け
られる。
【0073】デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、ホーム動作モードから、カートリッジ変位動作モー
ド(図10)またはフリップ動作モード(図13および
図14)へと直接移行することができる。
【0074】カートリッジ変位動作モード 図10は、カートリッジ変位動作モードにおけるデュア
ルカートリッジ係合アセンブリ18を示している。この動
作モードでは、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、第1の係合動作状態または第2の係合動作状態にな
ることができる。図10は、第2の係合動作状態、即
ち、トグル部材82が第2のカートリッジ係合手段50のサ
ム部材52にしっかり係合している動作状態におけるデュ
アルカートリッジ係合アセンブリ18を示している。
【0075】図10に示すカートリッジ変位動作モード
においては、第2のカートリッジ係合手段50およびそれ
に係合するカートリッジ(例えば図1の14)は、第2の
長手方向のカートリッジ変位経路BBに沿って変位するこ
とができる。即ち、第1のベース手段100およびそれに
取り付けられたトグル部材82は、回転方向R1またはR2
のシャフト手段190の回転により、シャフト手段190に沿
ってそれぞれ方向D1またはD2に線形に変位することがで
きる。トグル部材82は、図10に示すように、第2のカ
ートリッジ係合手段50としっかり係合しているので、第
2のカートリッジ係合手段50もまた、回転方向R1または
R2におけるシャフト手段190の回転により、それぞれ方
向D1またはD2に線形変位する。
【0076】第1のベース手段100とトグル部材82と第
2のカートリッジ係合手段50とがD1方向へ移動する際に
は、カートリッジ係合アセンブリ18は、カートリッジ
(例えば、図1の14)をその対応する格納場所から取り
出し、またはカートリッジをその対応する格納場所に移
送し、またはドライブ(例えば、図1の16)からカート
リッジを取り出し、またはカートリッジをドライブへ移
送することができる。また、第1のベース手段100とト
グル部材82と第2のカートリッジ係合手段50とがD2方向
へ移動する際には、カートリッジ係合アセンブリ18は、
更に詳細に後述する第2の切換動作モードへと移行す
る。
【0077】第1の切換動作モード 図11には、第1の切換動作モードが示されている。カ
ートリッジ係合アセンブリ18は、第2の係合動作状態に
おけるカートリッジ変位動作モードから直接第1の切換
動作モードに入る。
【0078】第1の切換動作モードでは、第1のベース
手段100とトグル部材82と第2のカートリッジ係合手段5
0とが、回転方向R2へのシャフト手段190の回転により、
D2方向へ移動する。トグル手段80のトグル部材82は、ト
グル部材82とプッシュバー部材132との相互作用によ
り、第2の係合動作状態から解放されて第1の係合動作
状態へと移行する。従って、第1の切換動作モードで
は、トグル部材82は、第2の係合動作状態から第1の係
合動作状態へと「切り換えられる」。
【0079】第2の切換動作モード 図12には、第2の切換動作モードが示されている。カ
ートリッジ係合アセンブリ18は、第1の係合動作状態に
おけるカートリッジ変位動作モードから直接第2の切換
動作モードに入る。
【0080】第2の切換動作モードでは、第1のベース
手段100とトグル部材82と第2のカートリッジ係合手段5
0とが、回転方向R2へのシャフト手段190の回転により、
D2方向へ移動する。トグル手段80のトグル部材82は、ト
グル部材82とプッシュバー部材132との相互作用によ
り、第1の係合動作状態から解放されて第2の係合動作
状態へと移行する。従って、第2の切換動作モードで
は、トグル部材82は、第1の係合動作状態から第2の係
合動作状態へと「切り換えられる」。
【0081】フリップ動作モード 図13には、フリップ動作モードが示されている。カー
トリッジ係合アセンブリ18は、ホーム動作モードから直
接フリップ動作モードに入る。カートリッジ係合アセン
ブリがホーム動作モードにある場合、駆動手段180によ
りシャフト手段190にトルクが加えられ、これにより、
駐機手段230が第1のベース手段100に有効に係合する。
即ち、シャフト手段190にトルクが加えられると、駐機
手段230の傾斜係合手段254が傾斜部材の平面262から傾
斜部材の角度付き表面260へと変位して、レバー装置232
のフック付き部分238が、第1のベース手段100に配設さ
れたレバー係合手段124に係合する。シャフト手段190に
トルクを加え続けることにより、第1のベース手段100
が第2のベース手段150に力を加え、その結果、第2の
ベース手段150が第3のベース手段210に対して付勢され
て当接係合する。最終的に、適切なトルクがシャフト手
段190に加えられて、カートリッジ係合アセンブリ18が
中央の長手軸CCのまわりで180゜回転変位し、即ち「フ
リップ」する。
【0082】フリップ動作モード時には、カートリッジ
係合アセンブリ18は、第1の係合動作状態または第2の
係合動作状態で係合を行うことができる。第1の係合動
作状態でのフリップ動作モード時には、第1のカートリ
ッジ係合手段40とその第1のカートリッジ係合手段40に
より保持されたカートリッジ(例えば図1の14)とが、
中央の長手軸CCのまわりでフリップされて、ドライブ
(例えば図1の16)により読み出しが行われるカートリ
ッジの面が反転される。このモードでは、第2のカート
リッジ係合手段50と、第1のベース手段100と、第2の
ベース手段150と、トグル手段80と、プッシュバー手段1
30も、中央の長手軸CCのまわりで同時にフリップされ
る。第2のカートリッジ係合手段50は、第1の係合動作
状態でのフリップ動作モード時にカートリッジを受動的
に保持することができる。
【0083】また、第2の係合動作状態でのフリップ動
作モード時には、第2のカートリッジ係合手段50とその
第2のカートリッジ係合手段50により保持されたカート
リッジ(例えば図1の14)とが同様にフリップされて、
ドライブ(例えば図1の16)により読み出しが行われる
カートリッジの面が反転される。このモードでは、第1
のカートリッジ係合手段40と、第1のベース手段100
と、第2のベース手段150と、トグル手段80と、プッシ
ュバー手段130も、中央の長手軸CCのまわりで同時にフ
リップされる。第1のカートリッジ係合手段40は、第2
の係合動作状態でのフリップ動作モード時にカートリッ
ジを受動的に保持することができる。
【0084】カートリッジ係合アセンブリ18は、フリッ
プ動作モードにおいて上述のフリップシーケンスを完了
した後にホーム動作モードに戻る。更に、第1と第2の
カートリッジ係合手段40,50は、フリップ動作モードに
おいて位置が切り替わる。例えば、第1のカートリッジ
係合手段40がフリップ動作モードの前に第2のカートリ
ッジ係合手段50の上側に位置していた場合には、フリッ
プ動作モードの後には、その第1のカートリッジ係合手
段40は第2のカートリッジ係合手段50の下側に位置する
ことになる。ホーム動作モードにおけるこれらの新しい
位置において、第1および第2のカートリッジ係合手段
40,50は、カートリッジ変位動作モードに移行するか、
あるいは、フリップ動作モードに戻ることができる。
【0085】典型的な動作シーケンス 次に、第1および第2のカートリッジ係合手段40,50と
係合した第1および第2のカートリッジ(例えば図1の
14)が、カートリッジ格納場所から取り出されてディス
クドライブ(例えば図1の16)に挿入される典型的な動
作シーケンスについて解説する。その第2のカートリッ
ジは、ディスクドライブに挿入される前にフリップされ
る。
【0086】この動作シーケンスにおいて、デュアルカ
ートリッジ係合アセンブリ18は、図8に示すように、当
初は第1の係合動作状態でホーム動作モードにある。デ
ュアルカートリッジ係合アセンブリ18は、上記米国特許
出願第08/020,160号に解説のように、第1のカートリッ
ジ係合手段40が、対応するカートリッジ格納場所に納め
られた第1のカートリッジ(例えば図1の14)に位置合
わせされるまで、水平方向と垂直方向との両方または一
方に変位される。回転方向R1へのシャフト手段190の回
転を介して、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、第1の係合動作状態におけるカートリッジ変位動作
モードへと移行する(図示はしないが、例えば図10を
参照のこと)。このモードでは、トグル手段80が、第1
のカートリッジ係合手段40と係合する。第1のカートリ
ッジ係合手段40は、第1のカートリッジ(例えば図1の
14)に達するまでカートリッジ変位経路AAに沿ってD1
向に移動する。上記米国特許第5,014,255号に記載のよ
うに、第1のカートリッジ係合手段40は、第1のカート
リッジ(例えば図1の14)を把持してその格納場所から
取り出す。シャフト手段190が回転方向R2に回転するこ
とにより、第1のカートリッジ係合手段40と、それによ
り係合された第1のカートリッジとが、カートリッジ変
位経路AAに沿ってD2方向に戻って移動する。
【0087】図12に示すように、第1のカートリッジ
係合手段40は、ホーム動作モードにおいて占める位置か
ら「d」の距離につくと(即ち、第1のカートリッジ係
合手段40が第2のカートリッジ係合手段50との位置合わ
せ状態から距離「d」だけ外れると)、デュアルカート
リッジ係合アセンブリ18は第2の切換動作モードに入
る。この動作モードでは、トグル手段80は、第1のカー
トリッジ係合手段40から解放されて、第2のカートリッ
ジ係合手段50と受動的に有効に係合する。シャフト手段
190が回転方向R2に回転を続けると、それと同時に第1
のカートリッジ係合手段40がカートリッジ変位経路AAに
沿ってD2方向に移動し、この移動は、デュアルカートリ
ッジ係合アセンブリ18が図9に示すような第2の係合動
作状態におけるホーム動作モードに入るまで続行され
る。
【0088】次いで、デュアルカートリッジ係合アセン
ブリ18は、上記米国特許出願第08/020,160号に解説のよ
うに、第2のカートリッジ係合手段50が、対応するカー
トリッジ格納場所に納められた第2のカートリッジ(例
えば図1の14)と位置合わせされるまで、水平方向と垂
直方向との両方または一方に変位される。回転方向R1
のシャフト手段190の回転を介して、デュアルカートリ
ッジ係合アセンブリ18は、図10に示すような第2の係
合動作状態におけるカートリッジ変位動作モードへと移
行する。このモードでは、トグル手段80が、第2のカー
トリッジ係合手段50と係合する。第2のカートリッジ係
合手段50は、カートリッジ(例えば図1の14)に達する
まで、カートリッジ変位経路BBに沿ってD1方向に移動す
る。上記米国特許第5,014,255号に記載のようにして、
第2のカートリッジ係合手段50は、カートリッジ(例え
ば図1の14)を把持してその格納場所から取り出す。シ
ャフト手段190が回転方向R2に回転することにより、第
2のカートリッジ係合手段50とそれにより係合されたカ
ートリッジとがカートリッジ変位経路BBに沿ってD2方向
に戻る。
【0089】図11に示すように、第2のカートリッジ
係合手段50は、ホーム動作モードにおいて占める位置か
ら「d」の距離につくと(即ち、第2のカートリッジ係
合手段50が第1のカートリッジ係合手段40との位置合わ
せ状態から距離「d」だけ外れると)、デュアルカート
リッジ係合アセンブリ18は、第1の切換動作モードに入
る。この動作モードでは、トグル手段80は、第2のカー
トリッジ係合手段50から解放されて、第1のカートリッ
ジ係合手段40と受動的に有効に係合する。シャフト手段
190が回転方向R2に回転を続けると、それと同時に、第
2のカートリッジ係合手段50がカートリッジ変位経路BB
に沿ってD2方向に移動し、この移動は、デュアルカート
リッジ係合アセンブリ18が、図8に示すような第1の係
合動作状態におけるホーム動作モードに入るまで続行さ
れる。動作シーケンスのこの時点で、第1および第2の
カートリッジ係合手段40,50は、第1および第2のカー
トリッジ(例えば図1の14)をそれぞれ保持している。
【0090】次いで、デュアルカートリッジ係合アセン
ブリ18は、上記米国特許出願第08/020,160号に解説のよ
うに、第1のカートリッジ係合手段40がドライブ(例え
ば図1の16)に位置合わせされるまで水平方向と垂直方
向との両方または一方に変位される。トグル手段80が第
1のカートリッジ係合手段40に有効に係合すると、シャ
フト手段190が回転方向R1に回転して、第1のカートリ
ッジ係合手段40とそれにより保持された第1のカートリ
ッジ(例えば図1の14)とがカートリッジ変位経路AAに
沿ってD1方向に変位される(図示しないが、例えば図1
0を参照のこと)。動作シーケンスのこの時点で、デュ
アルカートリッジ係合アセンブリ18は、第1の係合動作
状態におけるカートリッジ変位動作モードにある。第1
のカートリッジ係合手段40とそれにより保持された第1
のカートリッジとがドライブ(例えば図1の16)に達し
た際に、シャフト手段190の回転が停止する。次いで、
上記米国特許第5,014,255号に記載のようにして、第1
のカートリッジがドライブに挿入される。シャフト手段
190が回転方向R2に回転すると、第1のカートリッジ係
合手段40は、カートリッジ変位経路AAに沿ってD2方向に
戻る。
【0091】図12に示し、上述したように、第1のカ
ートリッジ係合手段40は、ホーム動作モードにおいて占
める位置から「d」の距離につくと、デュアルカートリ
ッジ係合アセンブリ18は第2の切換動作モードに入る。
この動作モードでは、トグル手段80は、第1のカートリ
ッジ係合手段40から解放されて、第2のカートリッジを
保持している第2のカートリッジ係合手段50と受動的に
有効に係合する。シャフト手段190が回転方向R2に回転
を続けると、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18
は、図9に示すような第2の係合動作状態におけるホー
ム動作モードに入る。
【0092】ここに解説の動作シーケンスでは、第2の
カートリッジは、ドライブへの挿入前にフリップされ
る。デュアルカートリッジ係合アセンブリ18が図13に
示すフリップ動作モードに入る場合、そのアセンブリ18
は、当初はホーム動作モードでなければならない。シャ
フト手段190が回転方向R2に回転を続けると、第1のベ
ース手段100は引き続きD2方向に変位することになる。
ホーム動作モードで第2のベース手段150に当接係合し
ている第1のベース手段100が、第2のベース手段150を
押圧し、これにより、第2のベース手段150がD2方向に
線形変位することになる。第2のベース手段150は第3
のベース手段210と当接係合し、その一方、駐機手段230
のレバー装置232が第1のベース手段100に係合する。即
ち、ホーム動作モードでは、傾斜係合手段254が傾斜部
材252の平坦面262上に配置され、第2のベース手段150
が第3のベース手段210から例えば4mmだけ隔置される。
上述のように、第1のベース手段100および第2のベー
ス手段150の変位により、傾斜係合手段254が、傾斜部材
の平坦面262からその傾斜部材の角度付き表面260へと変
位する。レバー装置232に一体的に取り付けられた傾斜
係合手段254の変位により、レバー装置232が線形変位し
て、レバー装置のフック付き部分が第1のベース手段10
0の延長部126に係合する。従って、フリップ動作モード
では、第1のベース手段100は、第2のベース手段150に
当接係合し、第2のベース手段150は、第3のベース手
段210と当接係合し、駐機手段230のレバー装置232は、
第1のベース手段100と解放可能にしっかりと係合す
る。
【0093】シャフト手段190が回転方向R2に回転変位
を続けると、デュアルカートリッジ係合アセンブリ18が
中央の長手軸CCまわりで回転方向R2にフリップされる。
デュアルカートリッジ係合アセンブリ18がその以前の位
置から180゜だけ回転変位された際に、回転方向R2にお
けるシャフト手段190の回転が停止する。デュアルカー
トリッジ係合アセンブリ18のフリップと同時に、そのア
センブリ18は、第2のカートリッジ係合手段50がドライ
ブ(例えば図1の16)と位置合わせされるまで、水平方
向と垂直方向との両方または一方に変位される。
【0094】次いで、デュアルカートリッジ係合アセン
ブリ18は、図9に示すような第2のカートリッジ係合動
作状態におけるホーム動作モードに戻る。即ち、シャフ
ト手段190が回転方向R1に回転して、傾斜係合手段254が
傾斜部材の角度つき表面260からその傾斜部材の平坦面2
62へと変位する。レバー装置232に一体的に取り付けら
れた傾斜係合手段254の変位と、第1のベース手段100と
の係合に逆らってレバー装置232を偏向させるレバー偏
向手段(図示せず)により供給される力とにより、レバ
ー装置232の線形変位が生じて、レバー装置のフック付
き部分238が第1のベース手段100の延長部126から解放
されることになる。シャフト手段190が回転方向R1に回
転を続けると、第1のベース手段100が中央の長手軸CC
に沿ってD1方向に線形変位する。第1のベース手段100
がD1方向に変位すると、ベース偏向手段174によって力
が加えられて、固定された第3のベース手段210から例
えば4mmだけ隔置されるまで第2のベース手段150がD1
向に変位されることになる。デュアルカートリッジ係合
アセンブリ18は、この時点で、図9に示すような第2の
係合動作状態におけるホーム動作モードにあり、この場
合には、第1のベース手段100が第2のベース手段150と
当接係合し、その第2のベース手段150は、固定された
第3のベース手段210から例えば4mmだけ隔置され、トグ
ル手段80は第2のカートリッジ係合手段50と有効に係合
している。
【0095】図10に示すように、シャフト手段190が
回転方向R1に回転を続けると、第2のカートリッジ係合
手段50により保持されたカートリッジ(例えば図1の1
4)がドライブに挿入されるまで、その第2のカートリ
ッジ係合手段50がカートリッジ変位経路BBに沿ってD1
向に変位される。次いで、シャフト手段190が回転方向R
2に回転して、第2のカートリッジ係合手段50をカート
リッジ変位経路BBに沿ってD2方向に変位させる。この変
位は、その第2のカートリッジ係合手段50がホーム動作
モードにおいて占める位置から「d」の距離につく(即
ち、第2のカートリッジ係合手段50が第1のカートリッ
ジ係合手段40との位置合わせ状態から距離「d」だけ外
れる)まで行われる。その位置で、デュアルカートリッ
ジ係合アセンブリ18は第1の切換動作モードに入る。こ
の動作モードでは、トグル手段80が、第2のカートリッ
ジ係合手段50から解放されて、受動的に有効に第1のカ
ートリッジ係合手段40に係合する。シャフト手段190が
回転方向R2に回転を続けると、それと同時に第2のカー
トリッジ係合手段50がカートリッジ変位経路BBに沿って
D2方向に移動する。この移動は、デュアルカートリッジ
係合アセンブリ18が図8に示すような第1の係合動作状
態におけるホーム動作モードに入るまで続行される。
【0096】上記シーケンスは単なる例示であり、デュ
アルカートリッジ係合アセンブリ18は、本書に記載のア
センブリ18の機能と一致するあらゆる動作シーケンスを
実施することが可能である、ということが理解されよ
う。本発明の重要な特徴は、デュアルカートリッジ係合
アセンブリ18が同時に幾つかの動作を行うことができ
る、例えば、垂直方向または水平方向に変位すると同時
にフリップすることができる、という点にある。
【0097】他の実施例 本発明の例証となる現時点での望ましい実施例について
詳述してきたが、本発明の概念は、上記以外にも様々に
実施し、利用することが可能であり、特許請求の範囲に
おける各請求項は、従来技術により制限される場合を除
き、それら変形例をを包含するよう構成することを意図
したものである、ということが理解されよう。
【0098】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0099】1.デュアルカートリッジ係合アセンブリ
であって、このアセンブリが、 a)第1のカートリッジに係合して、その第1のカート
リッジを第1の長手方向のカートリッジ変位経路に沿っ
て変位させる、第1のカートリッジ係合手段と、 b)第2のカートリッジに係合して、その第2のカート
リッジを前記第1の長手方向のカートリッジ変位経路と
平行な第2の長手方向のカートリッジ変位経路に沿って
変位させる、第2のカートリッジ係合手段と、 c)機械的エネルギーを供給して、前記第1および第2
のカートリッジ係合手段の前記長手方向の変位を生じさ
せ、前記第1および第2の長手方向のカートリッジ変位
経路と平行な中央の長手軸のまわりで前記第1および第
2のカートリッジ係合手段のフリップ変位を生じさせ
る、単体可逆駆動手段と、 d)前記単体可逆駆動手段から前記第1および第2のカ
ートリッジ係合手段へと機械的エネルギーを伝達する、
受動切換可能な連結手段とを備えることを特徴とする、
デュアルカートリッジ係合アセンブリ。
【0100】2.前記連結手段が、 a)前記第1のカートリッジ係合手段と前記第2のカー
トリッジ係合手段とに交互に係合するトグル手段と、 b)前記トグル手段と、前記第1のカートリッジ係合手
段と、前記第2のカートリッジ係合手段とを取り付ける
ための第1のベース手段と、 c)前記トグル手段を案内して前記第1のカートリッジ
係合手段および前記第2のカートリッジ係合手段の一方
と係合させるためのプッシュバー手段と、 d)前記プッシュバー手段を取り付けるための第2のベ
ース手段と、 e)前記駆動手段に駆動接続されて前記第1のベース手
段および前記第2のベース手段を変位させる、前記中央
の長手軸を規定するシャフト手段とを備える、前項1記
載のデュアルカートリッジ係合アセンブリ。
【0101】3.a)前記トグル手段が前記第1のカー
トリッジ係合手段としっかり係合し、 前記トグル手段が前記第2のカートリッジ係合手段から
解放される、第1の係合動作状態と、 b)前記トグル手段が前記第2のカートリッジ係合手段
としっかり係合し、前記トグル手段が前記第1のカート
リッジ係合手段から解放される、第2の係合動作状態
と、 c)前記第1のベース手段が前記第2のベース手段と当
接係合し、前記デュアルカートリッジ係合アセンブリが
前記第1の係合動作状態および前記第2の係合動作状態
の一方にある、ホーム動作モードと、 d)前記デュアルカートリッジ係合アセンブリが前記第
1の係合動作状態および前記第2の係合動作状態の一方
にある、カートリッジ変位動作モードと、 e)前記トグル手段が前記第2の係合動作状態から解放
されて前記第1の係合動作状態へと移行する第1の切換
動作モードと、 f)前記トグル手段が前記第1の係合動作状態から解放
されて前記第2の係合動作状態へと移行する第2の切換
動作モードとを備えており、 g)前記カートリッジ変位動作モードと前記第1の切換
動作モードと前記第2の切換動作モードとのそれぞれに
おいて前記第1のベース手段が前記中央の長手軸に沿っ
て線形に変位可能である、前項2記載のデュアルカート
リッジ係合アセンブリ。
【0102】4.前記第1のカートリッジ係合手段と前
記第2のカートリッジ係合手段と前記第1のベース手段
と前記第2のベース手段と前記トグル手段と前記プッシ
ュバー手段とが前記中央の長手軸のまわりでフリップす
るフリップ動作モードと、前記フリップ動作モード時に
前記第2のベース手段が保持される当接面を提供する固
定された第3のベース手段と、このデュアルカートリッ
ジ係合アセンブリが前記フリップ動作モードに入る前に
前記第1のベース手段に係合する駐機手段とを更に備え
る、前項3記載のデュアルカートリッジ係合アセンブ
リ。
【0103】5.前記トグル手段が、 a)前記第1のベース手段に回転可能に取り付けられた
トグル部材であって、 i)前記プッシュバー手段にそれぞれ係合可能な第1の
スロット部と第2のスロット部とを備えたほぼV字形の
第1の端部と、ii)前記第1のカートリッジ係合手段に
係合可能な第1の突起部材と前記第2のカートリッジ係
合手段に係合可能な第2の突起部材とを備えた第2の端
部とを備えた、前記トグル部材と、 b)前記中央の長手軸と平行な、前記第1のベース手段
に配置されたトグル基準軸と、 c)前記中央の長手軸と平行な、前記トグル部材に配置
されたトグル部材軸と、 d)前記トグル基準軸に対して斜めに前記トグル部材軸
を位置合わせするトグル部材偏向手段とを備えている、
前項2記載のデュアルカートリッジ係合アセンブリ。
【0104】6.前記第1のベース手段が、 a)第1の端部と、第2の端部と、前記第1のベース手
段を通って前記第1の端部から前記第2の端部へと延び
るネジ付きのボアと、 b)前記第1のカートリッジ係合手段を摺動可能に取り
付ける第1の取付手段と、 c)前記第2のカートリッジ係合手段を摺動可能に取り
付ける第2の取付手段と、 d)前記トグル手段を回転可能に取り付けるトグル取付
手段とを備えている、前項2記載のデュアルカートリッ
ジ係合アセンブリ。
【0105】7.前記第2のベース手段が、 a)第1の端部と、第2の端部と、前記第2のベース手
段を通って前記第1の端部から前記第2の端部へと延び
るボアと、 b)前記プッシュバー手段を回転可能に取り付けるプッ
シュバー取付手段と、 c)前記第1のカートリッジ係合手段と前記第2のカー
トリッジ係合手段との少なくとも一方を前記第2のベー
ス手段に解放可能に取り付けるサム取付手段とを備えて
いる、前項2記載のデュアルカートリッジ係合アセンブ
リ。
【0106】8.デュアルカートリッジ係合アセンブリ
であって、このアセンブリが、 a)カートリッジに係合してそのカートリッジを第1の
長手方向のカートリッジ変位経路に沿って変位させる第
1のカートリッジ係合手段と、 b)カートリッジに係合してそのカートリッジを第2の
長手方向のカートリッジ変位経路に沿って変位させる、
前記第1のカートリッジ係合手段と実質的に同一の第2
のカートリッジ係合手段と、 c)前記第1のカートリッジ係合手段と前記第2のカー
トリッジ係合手段とに交互に係合するトグル手段と、 d)前記トグル手段と、前記第1のカートリッジ係合手
段と、前記第2のカートリッジ係合手段とを取り付ける
ための第1のベース手段と、 e)前記トグル手段を案内して前記第1のカートリッジ
係合手段と前記第2のカートリッジ係合手段との一方に
係合させるプッシュバー手段と、 f)前記プッシュバー手段を取り付けるための第2のベ
ース手段と、 g)前記第1および第2の長手方向のカートリッジ変位
経路と平行な中央の長手軸を規定する、前記第1のベー
ス手段を変位させるシャフト手段と、 h)前記シャフト手段に可逆性トルクを供給して前記シ
ャフト手段を回転可能に駆動する駆動手段と、 i)前記トグル手段が前記第1のカートリッジ係合手段
としっかり係合し、前記トグル手段が前記第2のカート
リッジ係合手段から解放される、第1の係合動作状態
と、 j)前記トグル手段が前記第2のカートリッジ係合手段
としっかり係合し、前記トグル手段が前記第1のカート
リッジ係合手段から解放される、第2の係合動作状態
と、 k)前記第1のベース手段が前記第2のベース手段と当
接係合し、このデュアルカートリッジ係合アセンブリが
前記第1の係合動作状態と前記第2の係合動作状態との
一方にある、ホーム動作モードと、 l)前記第1のベース手段が前記中央の長手軸に沿って
変位し、このデュアルカートリッジ係合アセンブリが前
記第1の係合動作状態と前記第2の係合動作状態との一
方にある、カートリッジ変位動作モードと、 m)前記トグル手段が前記第2の係合動作状態から解放
されて前記第1の係合動作状態へと移行する第1の切換
動作モードと、 n)前記トグル手段が前記第1の係合動作状態から解放
されて前記第2の係合動作状態へと移行する第2の切換
動作モードと、 o)前記第1のカートリッジ係合手段と前記第2のカー
トリッジ係合手段と前記第1のベース手段と前記第2の
ベース手段と前記トグル手段と前記プッシュバー手段と
が前記中央の長手軸のまわりでフリップするフリップ動
作モードと、 p)そのフリップ動作モード時に前記第2のベース手段
が保持される当接面を提供する固定された第3のベース
手段と、 q)このデュアルカートリッジ係合アセンブリが前記フ
リップ動作モードに入る前に前記第1のベース手段に係
合する駐機手段とを備えることを特徴とする、デュアル
カートリッジ係合アセンブリ。
【0107】9.ネジ付きシャフトの可逆動作を介して
第1のカートリッジ係合装置と第2のカートリッジ係合
装置とを線形変位させる方法であって、この方法が、 a)前記ネジ付きシャフトの第1の回転方向への回転を
介して第1の線形方向に前記第1のカートリッジ係合装
置を長手方向に変位させ、 b)前記ネジ付きシャフトの第2の回転方向への回転を
介して第2の線形方向に前記第1のカートリッジ係合装
置を長手方向に変位させ、 c)前記ネジ付きシャフトを、前記第1のカートリッジ
係合装置との線形駆動関係から受動的に解放して、その
ネジ付きシャフトの前記第2の回転方向への回転を介し
て前記第2のカートリッジ係合装置との線形駆動関係へ
と移行させ、 d)前記ネジ付きシャフトの前記第1の回転方向への回
転を介して前記第1の線形方向に前記第2のカートリッ
ジ係合装置を長手方向に変位させ、 e)前記ネジ付きシャフトの前記第2の回転方向への回
転を介して前記第2の線形方向に前記第2のカートリッ
ジ係合装置を長手方向に変位させ、 f)前記ネジ付きシャフトを、前記第2のカートリッジ
係合装置との線形駆動関係から受動的に解放して、その
ネジ付きシャフトの前記第2の回転方向への回転を介し
て前記第1のカートリッジ係合装置との線形駆動へと移
行させるというステップを含むことを特徴とする、前記
の線形変位方法。
【0108】10.ネジ付きシャフトの可逆動作を介し
て第1のカートリッジ係合装置および第2のカートリッ
ジ係合装置を回転変位させる方法であって、この方法
が、 a)前記ネジ付きシャフトの第2の回転方向への回転を
介して第1のベースアセンブリおよび第2のベースアセ
ンブリを長手方向に変位させることにより前記第1のベ
ースアセンブリに受動的に係合し、 b)前記ネジ付きシャフトの前記第2の回転方向への回
転を介して前記第1のベースアセンブリと前記第2のベ
ースアセンブリと前記第1のカートリッジ係合装置と前
記第2のカートリッジ係合装置とを回転変位させ、 c)前記ネジ付きシャフトの第1の回転方向への回転を
介して前記第1のベースアセンブリおよび前記第2のベ
ースアセンブリを長手方向に変位させることにより前記
第1のベースアセンブリを受動的に解放する、というス
テップを含むことを特徴とする、前記の回転変位方法。
【0109】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、交
互に2つ以上のカートリッジを取り扱うことが可能なカ
ートリッジ係合アセンブリを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデュアルカートリッジ係合アセンブリ
を用いたカートリッジ取り扱いシステムの正面、左側、
および上部を概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明のデュアルカートリッジ係合アセンブリ
の背面、左側、および上部を示す斜視図である。
【図3】図2のデュアルカートリッジ係合アセンブリの
左側面図である。
【図4】図2および図3のデュアルカートリッジ係合ア
センブリを、そのハウジングを除去した状態で、正面、
左側、底面を示す斜視図である。
【図5】図4のデュアルカートリッジ係合アセンブリの
分解斜視図である。
【図6】明瞭化のために各部品を除去した状態で図4お
よび図5のデュアルカートリッジ係合アセンブリの背
面、右側、および底面を示す斜視図である。
【図7】本発明のデュアルカートリッジ係合アセンブリ
のサム部材を詳細に示す斜視図である。
【図8】ホーム動作モードで第1の係合動作状態にある
デュアルカートリッジ係合アセンブリを示す左側面図で
ある。
【図9】ホーム動作モードで第2の係合動作状態にある
デュアルカートリッジ係合アセンブリを示す左側面図で
ある。
【図10】カートリッジ変位動作モードにあるデュアル
カートリッジ係合アセンブリを示す左側面図である。
【図11】第1の切換動作モードにあるデュアルカート
リッジ係合アセンブリを示す左側面図である。
【図12】第2の切換動作モードにあるデュアルカート
リッジ係合アセンブリを示す左側面図である。
【図13】フリップ動作モードにあるデュアルカートリ
ッジ係合アセンブリを明瞭化のために各部品を除去して
示す斜視図である。
【図14】フリップ動作モード以外の動作モードにある
図13のデュアルカートリッジ係合アセンブリを示す斜
視図である。
【符号の説明】
14 カートリッジ 18 デュアルカートリッジ係合アセンブリ 40 第1のカートリッジ係合手段 50 第2のカートリッジ係合手段 76 連結手段 80 トグル手段 100 第1のベース手段 150 第2のベース手段 180 単体可逆駆動手段 190 ネジ付きシャフト手段 AA カートリッジ変位経路 BB 第2の長手方向のカートリッジ変位経路 CC 中央の長手軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デュアルカートリッジ係合アセンブリであ
    って、 a)第1のカートリッジに係合して、その第1のカート
    リッジを第1の長手方向のカートリッジ変位経路に沿っ
    て変位させる、第1のカートリッジ係合手段と、 b)第2のカートリッジに係合して、その第2のカート
    リッジを前記第1の長手方向のカートリッジ変位経路と
    平行な第2の長手方向のカートリッジ変位経路に沿って
    変位させる、第2のカートリッジ係合手段と、 c)機械的エネルギーを供給して、前記第1および第2
    のカートリッジ係合手段の前記長手方向の変位を生じさ
    せ、前記第1および第2の長手方向のカートリッジ変位
    経路と平行な中央の長手軸のまわりで前記第1および第
    2のカートリッジ係合手段のフリップ変位を生じさせ
    る、単体可逆駆動手段と、 d)前記単体可逆駆動手段から前記第1および第2のカ
    ートリッジ係合手段へと機械的エネルギーを伝達する、
    受動切換可能な連結手段とを備えることを特徴とする、
    デュアルカートリッジ係合アセンブリ。
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