JPH07160697A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH07160697A
JPH07160697A JP5339379A JP33937993A JPH07160697A JP H07160697 A JPH07160697 A JP H07160697A JP 5339379 A JP5339379 A JP 5339379A JP 33937993 A JP33937993 A JP 33937993A JP H07160697 A JPH07160697 A JP H07160697A
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JP5339379A
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Masaharu Meki
正治 目木
Masanori Sasaki
政則 佐々木
Takahiro Okawa
貴広 大川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、文書ファイルと学習ファイルを関
連付ける機能を備えて、かな漢字変換効率を向上させる
文書処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 ワードプロセッサー1では、文書ファイル5
に格納される文書ファイルが同種の文書グループ毎に分
けられ、その同種文書グループ毎に辞書指定情報と変換
学習情報を格納する日本語入力環境ファイル4が付加さ
れて格納され、文書ファイルの編集処理が開始される
と、日本語入力装置6によって該当する同種文書グルー
プに付加される日本語入力環境ファイルが参照されて、
その指定辞書と変換学習情報がメモリに展開されて使用
可能状態に設定され、キー入力される読み文字列に対す
る漢字変換候補が出力される。また、日本語入力環境フ
ァイル4に格納される指定辞書情報と変換学習情報は、
辞書指定及びかな漢字変換処理が行われる度に、随時更
新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサー、
パーソナルコンピュータ等の情報処理機器において使用
する文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワードプロセッサー、パーソナル
コンピュータ等の情報処理機器において使用する文書処
理装置においては、辞書機能を備えており、この辞書機
能を実現するために格納される辞書引き用のソフトウエ
アとしては、「英和辞書」、「和英辞書」等の訳語辞書
や「国語辞典」、「人名辞典」、「科学技術用語事典」
等の同一言語の解説及び知識データベース的なものまで
様々である。
【0003】このような文書処理装置の日本語入力にお
いては、例えば、技術論文を作成する際には、科学技術
用語事典を選択し、宛名書きに際しては、人名辞典を選
択するといった、作成文書の種類に応じて辞書機能を選
択して有効利用することができる。
【0004】また、文書作成中にユーザー独自の辞書デ
ータを登録可能とする「ユーザー辞書」を備える場合も
ある。このユーザー辞書に登録される読みと漢字の関係
は、文書作成に際して同一の読みが入力されると、優先
的に変換候補として表示されるようになっている。
【0005】また、従来の文書処理装置に内蔵されるか
な漢字変換システムにおけるかな漢字変換の学習プロセ
スには、以下に述べるような機能がある。
【0006】変換学習ファイルを内蔵し、ユーザーが
文書作成時に、かな漢字変換操作を行う度に、学習ファ
イルにその変換情報を随時追加格納する機能。
【0007】学習ファイルの内容は、入力されたかな
について変換が行われた時に、その変換文字が学習ファ
イルに登録されている場合は、その読み方の変換文字の
アクセスカウンタをアップカウントしていき、登録され
ていなければ、その変換文字を学習ファイルに新たに登
録する機能。
【0008】学習ファイルは、文書が入力される度に
変換頻度を学習していき、変換操作を少なくする機能。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の文書処理装置の辞書機能にあっては、作成文
書の種類に応じて利用する辞書を選択するようになって
いるが、その選択された辞書は、文書作成処理を行う際
に文書データを展開するメモリに展開されるようになっ
ていたため、例えば、技術論文と宛名書きを共に行う時
には、メモリを無駄になるのを承知で2種の専用辞書を
展開しておくか、あるいは、文書編集が変わる度に、い
ちいち専用辞書に切り換える操作を行うという手間のか
かる操作が必要となり、辞書機能を利用する際には、メ
モリの有効利用と操作性を損なうという問題点があっ
た。
【0010】また、ユーザー辞書に登録される読みと漢
字の組合せは、ある文書ファイルに対して有効であった
としても、異なる文書ファイルに対しては、無効である
場合がある。例えば、“わたなべ”と読みが入力された
場合、“渡辺”と変換する場合や、“渡部”と変換する
場合や、また、“渡邊”と変換する場合があり、変換内
容は、一定ではない。このような事態を避けるために
は、ユーザー辞書に対して同一の読みに対して複数の漢
字の組合せを登録して、変換の際にはいちいち切り換え
る操作を行わなければならない。
【0011】また、上記学習ファイルの登録内容は、文
書ファイルの種類とは無関係であるため、ある文書を編
集中に学習された結果は、その文書に対しては有効であ
るが、その次に編集対象となる異なる文書に対しては無
効である。
【0012】さらに、ある文書に対して複数の人が編集
を加える場合等、その全ての人に対して、専用辞書、ユ
ーザー辞書の指定やかな漢字変換の学習結果といった日
本語入力環境を、統一させて最適な情報を整える機能が
なく、辞書機能の利用環境が充分でないという問題点も
ある。
【0013】また、種類の異なる文書を多く作成してい
くと、学習ファイルに格納される変換内容がランダムな
ものになり、学習効果が上がらなくなるという欠点もあ
った。
【0014】本発明の目的は、文書ファイルと学習ファ
イルを関連付ける機能を備えて、かな漢字変換効率を向
上させる文書処理装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
辞書を複数格納する辞書記憶手段と、複数の文書ファイ
ルを格納する文書記憶手段と、この文書記憶手段に格納
される文書ファイル毎に、選択辞書情報とかな漢字変換
時に更新される学習情報とを環境情報として格納する環
境情報記憶手段と、前記文書記憶手段に格納する文書フ
ァイルが指定されると、この指定文書ファイルに対応す
る環境情報を前記環境情報記憶手段から検索し、当該文
書ファイルの処理に必要な選択辞書を前記辞書記憶手段
から取り出して当該文書処理に利用するとともに、学習
情報に基づいて入力文字列の変換処理を実行する制御手
段と、を具備したことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明は、文書ファイルを格
納する文書記憶手段と、入力された文字列に対応するか
な漢字変換時の学習情報を記憶する学習情報記憶手段
と、文書処理に際して前記文書記憶手段に記憶された既
存の文書ファイルが指定されると、この指定文書ファイ
ルに含まれる漢字の種類、出現頻度等を検索し、その検
索に基づいて前記学習情報記憶手段に記憶される学習情
報を更新するとともに、この更新した学習情報に基づい
て入力文字列の変換処理を実行する制御手段と、を具備
したことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、文書ファイル毎
に、かな漢字変換学習情報及び使用する辞書情報を関連
付けて記憶更新して、各文書ファイルに対してかな漢字
変換学習結果を有効に利用することができる最適な日本
語入力環境を提供することができ、ワードプロセッサー
等の文書処理装置におけるかな漢字変換効率及び文書編
集処理効率を確実に向上させることができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、常に編集文
書とかな漢字変換の学習内容の対応関係を最適に設定す
ることができ、既存文書ファイルの編集処理について入
力される読み文字列のかな漢字変換処理効率を確実に向
上させることができ、ワードプロセッサー等の文書処理
装置におけるかな漢字変換効率及び文書編集処理効率を
確実に向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して実施例を説明
する。
【0020】図1〜図5は、請求項1記載の発明の文書
処理装置を適用したワードプロセッサーの一実施例を示
す図でる。
【0021】まず、構成を説明する。
【0022】図1は、ワードプロセッサー1の要部ブロ
ック構成図である。この図において、ワードプロセッサ
ー1は、キー入力部2、辞書ファイル(1)〜(3)
…、かな漢字変換学習ファイル3、日本語入力環境ファ
イル4、文書ファイル5、日本語入力装置6及び文書処
理装置7により構成される。
【0023】キー入力部2は、カナキー、数値キー及び
各種ファンクションキー等が配置され、オペレータによ
りキー入力される文書データ及び各種キー入力指示を日
本語入力装置5に出力する。
【0024】辞書ファイル(1)〜(3)…は、それぞ
れ異なる分野別あるいは用途別に専用辞書を格納し、例
えば、「英和辞書」、「和英辞書」等の訳語辞書、「国
語辞典」、「人名辞典」、「科学技術用語事典」等や
「ユーザー辞書」の辞書データを格納する。
【0025】かな漢字変換学習ファイル3は、キー入力
部2から入力される読みに対応する漢字情報が確定され
ると、その読みと漢字情報の対応関係を示す学習情報を
随時学習記憶する所定のメモリ領域を形成する。
【0026】日本語入力環境ファイル4は、図2に示す
ように、辞書指定状態情報領域4aとかな漢字変換学習
情報領域4bを形成する。その辞書指定状態情報領域4
aには、文書ファイルの編集処理に際して指定される辞
書ファイル(1)〜(3)…、すなわち、指定される各
種専門辞書、ユーザー辞書等の辞書名を指定された数だ
け辞書指定状態情報として記憶し、かな漢字変換学習情
報領域4bには、文書ファイルの編集処理に際して、キ
ー入力部2から入力される読み文字列と漢字情報の対応
関係を示す学習情報を随時学習記憶する。
【0027】この日本語入力環境ファイル4に格納され
る日本語入力環境ファイルは、文書ファイル5は、文書
処理装置7において編集される文書データをファイル単
位で格納する所定のメモリ領域を形成する。
【0028】日本語入力装置6は、文書処理装置7によ
り文書編集処理が行われる際に、キー入力部2から入力
される読み文字列に対応する漢字情報を辞書ファイル
(1)〜(3)…から検索し、かな漢字変換学習ファイ
ル3に格納される学習情報に従ってソートし、また、そ
の読み文字列に対する漢字情報が確定されると、その確
定された読みと漢字情報の対応関係によって、かな漢字
変換学習ファイル3に格納する学習情報と日本語入力環
境ファイル4内のかな漢字変換学習情報領域4bに格納
する学習情報を更新する。また、日本語入力装置6は、
確定されたかな漢字まじり文字列を文書処理装置7に出
力する。また、日本語入力装置6は、文書編集処理に際
して指定される辞書を辞書ファイル(1)〜(3)…か
ら読み出して展開するメモリを内蔵する。
【0029】文書処理装置7は、キー入力部2から入力
指定される編集対象の文書ファイルを文書ファイル5か
ら読み出し、その文書データを内蔵メモリに展開して編
集処理を行うとともに、日本語入力装置6から入力され
る文字列に編集処理を加えた後、文書ファイル5に登録
する。
【0030】次に、動作を説明する。
【0031】上記キー入力部2から編集対象となる文書
ファイルが指定されると、文書処理装置7により指定文
書ファイルが文書ファイル5から読み出されて内蔵メモ
リに展開される。次いで、キー入力部2から読み文字列
が入力されると、上記日本語入力装置6によってかな漢
字変換・環境情報更新処理が実行される。
【0032】この日本語入力装置6によって実行される
かな漢字変換・環境情報更新処理について図3に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0033】図3において、まず、文書処理装置7に展
開される文書データに付加されている日本語入力環境フ
ァイルを読み込む(ステップS1)。
【0034】すなわち、本実施例では、文書ファイル5
に格納される文書ファイルには、例えば、図4に示すよ
うな技術文書ファイルグループや、図5に示すような住
所録ファイルグループ毎に、同種の文書ファイルを集め
たグループ毎に分けられ、それぞれの文書ファイルグル
ープには、1つずつ上記図2に示した日本語入力環境フ
ァイル4が付加されており、文書ファイルが指定されて
文書編集が開始されると、日本語入力装置5によって、
その該当する文書ファイルグループから日本語入力環境
ファイルが読み出される。
【0035】次いで、その日本語入力環境ファイル内の
辞書指定状態情報領域4aに、辞書指定状態情報が設定
されているか否かを判断し(ステップS2)、辞書指定
状態情報が設定されていない場合は、ユーザーに辞書指
定を行わせて、新たに辞書指定状態情報を設定させ(ス
テップS3)、辞書指定状態情報が設定されている場合
は、辞書環境の初期化を行って、専門辞書が指定されて
いない状態にする(ステップS4)。
【0036】次いで、辞書指定状態情報により指定され
ている辞書ファイルを辞書ファイル(1)〜(3)…か
ら読み出して日本語入力装置6内のメモリに展開し(ス
テップS5)、その指定辞書を使用可能状態とする。す
なわち、日本語入力環境ファイル4の辞書指定状態情報
領域4aに格納されている辞書指定状態情報により、上
記図4及び図5に示すように、科学技術用語辞書とユー
ザー辞書1あるいは人名辞書とユーザー辞書2が指定さ
れている場合は、その科学技術用語辞書とユーザー辞書
1あるいは人名辞書とユーザー辞書2を辞書ファイル
(1)〜(3)…から読み出して日本語入力装置6内の
メモリに展開して使用可能状態とする。
【0037】さらに、上記ステップS1で読み込んだ日
本語入力環境ファイル4内のかな漢字変換学習情報領域
4bに格納されているかな漢字変換学習情報によりかな
漢字変換学習ファイル3に格納されるかな漢字変換学習
ファイルを更新する(ステップS6)。すなわち、技術
文書が指定されて編集処理が行われている場合は、図4
に示すように、“しんせつ”を“新設”とする変換学習
情報が設定されていて、この変換学習情報によりかな漢
字変換学習ファイルが更新され、“しんせつ”と入力さ
れたら“新設”を最優先に漢字変換候補として出力する
状態とする。
【0038】また、住所録文書が指定されて編集処理が
行われている場合は、図5に示すように、“しんせつ”
を“親切”とする変換学習情報が設定されていて、この
変換学習情報によりかな漢字変換学習ファイルが更新さ
れ、“しんせつ”と入力されたら“親切”を最優先に漢
字変換候補として出力する状態とする。
【0039】次いで、キー入力部2からキー入力される
読み文字列によりかな漢字変換処理を行い(ステップS
7)、メモリに展開した指定辞書の辞書データから読み
文字列に対応する漢字情報の候補を表示装置(図示せ
ず)に表示し、その表示した漢字情報候補の中から確定
されると、その変換結果により漢字変換学習ファイル3
に格納されるかな漢字変換学習ファイルと日本語入力環
境ファイル4内のかな漢字変換学習情報領域4bに格納
されているかな漢字変換学習情報を更新する(ステップ
S8)。
【0040】次いで、文書処理装置7における文書編集
処理が終了したか否かを判断し(ステップS9)、終了
していない場合は、ステップS7に戻ってキー入力部2
によりキー入力される読み文字列のかな漢字変換処理
と、そのかな漢字変換結果によるかな漢字変換学習ファ
イルとかな漢字変換学習情報の更新を文書編集処理が終
了するまで繰り返し実行して本処理を終了する。
【0041】以上のように、本実施例のワードプロセッ
サー1では、文書ファイルが同種の文書グループ毎に分
けられ、その同種文書グループ毎に辞書指定情報と変換
学習情報を格納する日本語入力環境ファイル4が付加さ
れて格納され、文書ファイルの編集処理が開始される
と、日本語入力装置6によって該当する同種文書グルー
プに付加される日本語入力環境ファイルが参照されて、
その指定辞書と変換学習情報がメモリに展開されて使用
可能状態に設定され、キー入力される読み文字列に対す
る漢字変換候補が出力される。また、日本語入力環境フ
ァイル4に格納される指定辞書情報と変換学習情報は、
辞書指定及びかな漢字変換処理が行われる度に、随時更
新される。
【0042】したがって、従来のように、単に、入力さ
れる読み文字列に対して確定される漢字情報の対応関係
を、かな漢字変換学習情報として記憶更新する場合に比
べて、本実施例では、文書ファイルの同種グループ毎
に、かな漢字変換学習情報及び使用する辞書情報を関連
付けて記憶更新するようにしたため、各文書ファイルに
対してかな漢字変換学習結果を有効に利用することがで
きる最適な日本語入力環境を提供することができ、ワー
ドプロセッサー等の文書処理装置におけるかな漢字変換
効率及び文書編集処理効率を確実に向上させることがで
きる。
【0043】次に、請求項2記載の発明の文書処理装置
を適用したワードプロセッサーの一実施例を図6〜図1
0に示す。
【0044】まず、構成を説明する。
【0045】図6は、ワードプロセッサー21の要部ブ
ロック構成図である。この図において、ワードプロセッ
サー21は、入力装置22、CPU23、文書メモリ2
4、プログラムRAM25、辞書メモリ26、変換ファ
イルメモリ27、学習ファイルメモリ28、表示メモリ
29、ドライバ30及び表示部31により構成される。
【0046】入力装置22は、カナキー、数値キー及び
各種ファンクションキー等が配置されたキーボードやマ
ウス等により構成され、オペレータによりキー入力され
る文書データ及び各種キー入力指示等をCPU23に出
力する。
【0047】CPU(Central Processing Unit)23
は、プログラムRAM25内に格納されているキー入力
制御プログラム、文書編集処理プログラム、かな漢字変
換学習ファイル作成処理プログラム等に従ってワードプ
ロセッサー21内の各部を制御し、入力装置22からキ
ー入力される読み文字列に対応する辞書データの辞書メ
モリ25からの読み出し処理、読み出された辞書データ
や編集された文書データの表示部28への表示処理及び
入力装置22から入力される文書データの編集処理、こ
の編集処理に際して後述する文書データのかな漢字変換
学習ファイル作成処理等を実行する。
【0048】また、CPU23は、編集処理に際して指
定される文書ファイルデータを展開するデータ展開用メ
モリを内蔵する。
【0049】文書メモリ24は、ユーザーによって作成
された文書ファイルデータを格納する。プログラムRA
M25は、上記CPU23により実行されるキー入力制
御プログラムや文書編集処理プログラム等を格納する。
【0050】辞書メモリ26は、辞書データを格納し、
変換ファイルメモリ27は、学習ファイルメモリ28に
格納されるかな漢字変換学習ファイルによって指示され
る文書中の読み文字列と漢字情報との対応出現頻度をカ
ウントするアクセスカウント値に応じた読み文字列と漢
字候補の優先順位を設定する変換ファイルを格納し、学
習ファイルメモリ28は、文書中における読み文字列と
漢字情報との対応関係と、その文書中の出現頻度をカウ
ントするアクセスカウントを示すかな漢字変換学習情報
を記憶するかな漢字変換学習ファイルを格納する。
【0051】表示メモリ29は、CPU23から出力さ
れる辞書データや文書データ等の表示用データをドット
パターンで一時的に格納するメモリ領域を形成し、文書
メモリ24に保存された文書ファイルデータをイメージ
データに変換して記憶する。この表示メモリ29に記憶
される表示用データは、所定タイミングでドライバ30
により取り出される。
【0052】ドライバ30は、表示メモリ29に記憶さ
れる表示用データに基づいて表示部31を駆動し、辞書
データや文書データを表示させる。表示部31は、CR
T(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等により構成さ
れ、ドライバ30から入力される辞書データや編集中の
文書データ等を表示する。
【0053】次に、動作を説明する。
【0054】上記CPU23は、入力装置22から編集
対象となる文書ファイルデータが指定されると、その指
定文書ファイルデータが文書メモリ24から読み出され
て内蔵するデータ展開用メモリに展開される。次いで、
かな漢字変換学習ファイル作成処理が実行される。
【0055】このCPU23によって実行されるかな漢
字変換学習ファイル作成処理について図7に示すフロー
チャートに基づいて説明する。
【0056】図7において、まず、データ展開用メモリ
に展開した文書ファイルデータから一文字づつ文字デー
タを読み込み(ステップS11)、その読み込んだ文字
データが漢字か否かを判別する(ステップS12)。そ
の文字データが漢字でない場合は、ステップS18に進
み、その文字データが漢字の場合は、学習ファイルメモ
リ28に格納されるかな漢字変換学習ファイルを参照し
て、その漢字がどの読み文字列を変換したものかを検索
する(ステップS13)。
【0057】ここで、読み込んだ文書に「具」という漢
字がある場合を仮定して以下の説明を進める。
【0058】その「具」という文字列データがかな漢字
変換学習ファイルに登録されているか否かを判別し(ス
テップS14)、該当する文字列データが登録されいる
場合は、ステップS17に進み、該当する「具」という
字列データが登録されいない場合は、ステップS15に
進み、「具」という文字が何という読みであるかを、辞
書メモリ26に格納されている辞書データから検索する
(ステップS15)。次いで、「具」という文字が
「ぐ」とすう読みであることが判明すると、その検索し
た読みの文字列データと漢字情報の対応関係、すなわ
ち、「ぐ」の項に新たに「具」という文字を、かな漢字
変換学習ファイルに追加登録する(ステップS16)。
【0059】次いで、その「ぐ」とすう“かな”の項目
の「具」の項のアクセスカウントを“+1”増加させ
(ステップS17)、すなわち、学習ファイルメモリ2
8に格納されるかな漢字変換学習ファイルの対応するア
クセスカウントを“+1”増加させる。次いで、データ
展開用メモリに展開した文書ファイルデータの文字列が
終了するまで上記ステップS11〜ステップS17まで
の処理を繰り返し実行する。
【0060】以上のように、読み込んだ文書ファイルデ
ータについて全ての漢字が検索されてかな漢字変換学習
ファイルが作成された後、ワードプロセッサー21にお
いて文書編集処理が行われる際に、仮に、その作成され
たかな漢字変換学習ファイルの「ぐ」の項目の「具」の
項が最もアクセスカウントが多ければ、「ぐ」という読
み文字列のキー入力に対して最優先に「具」というかな
漢字変換が行われることになる。
【0061】次に、上記図7のかな漢字変換学習ファイ
ル作成処理により作成されて、学習ファイルメモリ28
に格納されるかな漢字変換学習ファイルに基づく変換フ
ァイルメモリ27の変更過程について、図8〜図10に
示す概念図を参照して説明する。
【0062】図8は、上記かな漢字変換学習ファイルが
作成される前(初期状態)に、変換ファイルメモリ27
に格納される変換ファイルの一例を示すものであり、読
み「あ」について辞書順に漢字候補を記憶する様子(図
中数字で示す順番で漢字候補が出力されることを示す)
を示している。この変換ファイルが初期状態のままで、
「あ」がキー入力されてかな漢字変換が行われた場合
は、辞書順で“1”の位置に格納されている「亜」が最
初に漢字候補として出力される。
【0063】図9は、文書メモリ24に格納されている
既存文書に対して、上記かな漢字変換学習ファイルが作
成される様子を示しており、この図では、文書中に
「安」という漢字があり、この「安」という漢字に対し
て学習処理が行われると、同図に示すように、かな漢字
変換学習ファイルの「あ」という項目の「安」の項のア
クセスカウント値が“+4”加算される。
【0064】この学習結果に基づいて上記図8に示した
変換ファイルの記憶内容が更新されると、図10に示す
ように、読み「あ」の変換ファイルの辞書順の“1”の
欄に「安」が格納され、“2”以降の欄には、図8に示
した辞書順に漢字候補が順次シフトして格納される。
【0065】このかな漢字変換学習ファイルに基づいて
更新された変換ファイルを利用して文書編集処理が行わ
れ、「あ」がキー入力されてかな漢字変換が行われる
と、「安」が最初に漢字候補として出力される。
【0066】以上のように、本実施例のワードプロセッ
サー21では、文書メモリ24に格納3理ている既存文
書の編集処理が行われる際には、まず、その既存文書に
含まれる漢字が検索され、その検索漢字と対応する読み
文字列及び出現頻度(アクセスカウント値)によって、
かな漢字変換学習ファイルが作成され、このかな漢字変
換学習ファイルの内容に基づいて漢字候補を辞書順に格
納する変換ファイルの内容が変更される。
【0067】したがって、この変換ファイルを利用して
編集対象の文書について入力される読み文字列のかな漢
字変換処理を行うことによって、かな漢字変換効率を確
実に向上させることができ、常に編集文書とかな漢字変
換の学習内容の対応関係を最適に設定することができ、
ワードプロセッサー等の文書処理装置におけるかな漢字
変換効率及び文書編集処理効率を確実に向上させること
ができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、文書ファ
イル毎に、かな漢字変換学習情報及び使用する辞書情報
を関連付けて記憶更新して、各文書ファイルに対してか
な漢字変換学習結果を有効に利用することができる最適
な日本語入力環境を提供することができ、ワードプロセ
ッサー等の文書処理装置におけるかな漢字変換効率及び
文書編集処理効率を確実に向上させることができる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、常に編集文
書とかな漢字変換の学習内容の対応関係を最適に設定す
ることができ、既存文書ファイルの編集処理について入
力される読み文字列のかな漢字変換処理効率を確実に向
上させることができ、ワードプロセッサー等の文書処理
装置におけるかな漢字変換効率及び文書編集処理効率を
確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の文書処理装置を適用した
ワードプロセッサーの要部ブロック構成図。
【図2】図1の日本語入力環境ファイルに格納されるデ
ータ構成を示す図。
【図3】図1の日本語入力装置により実行されるかな漢
字変換・環境情報更新処理のフローチャート。
【図4】図1の文書ファイルに格納される技術文書ファ
イルグループに付加される日本語入力環境ファイルの関
係を示す図。
【図5】図1の文書ファイルに格納される住所録文書フ
ァイルグループに付加される日本語入力環境ファイルの
関係を示す図。
【図6】請求項2記載の発明の文書処理装置を適用した
ワードプロセッサーの要部ブロック構成図。
【図7】図6のCPUにより実行されるかな漢字変換学
習ファイル作成処理のフローチャート。
【図8】かな漢字変換学習ファイルが作成される前(初
期状態)に、変換ファイルメモリに格納される変換ファ
イルの一例を示す図。
【図9】文書メモリに格納されている既存文書に対し
て、かな漢字変換学習ファイルが作成される様子を示す
図。
【図10】図9の学習結果に基づいて図8に示した変換
ファイルの記憶内容が更新される様子を示す図。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサー 2 キー入力部 3 かな漢字変換学習ファイル 4 日本語入力環境ファイル 5 文書ファイル 6 日本語入力装置 7 文書処理装置 21 ワードプロセッサー 22 入力装置 23 CPU 24 文書メモリ 25 プログラムRAM 26 辞書メモリ 27 変換ファイルメモリ 28 学習ファイルメモリ 29 表示メモリ 30 ドライバ 31 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】辞書を複数格納する辞書記憶手段と、 複数の文書ファイルを格納する文書記憶手段と、 この文書記憶手段に格納される文書ファイル毎に、選択
    辞書情報とかな漢字変換時に更新される学習情報とを環
    境情報として格納する環境情報記憶手段と、 前記文書記憶手段に格納する文書ファイルが指定される
    と、この指定文書ファイルに対応する環境情報を前記環
    境情報記憶手段から検索し、当該文書ファイルの処理に
    必要な選択辞書を前記辞書記憶手段から取り出して当該
    文書処理に利用するとともに、学習情報に基づいて入力
    文字列の変換処理を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】文書ファイルを格納する文書記憶手段と、 入力された文字列に対応するかな漢字変換時の学習情報
    を記憶する学習情報記憶手段と、 文書処理に際して前記文書記憶手段に記憶された既存の
    文書ファイルが指定されると、この指定文書ファイルに
    含まれる漢字の種類、出現頻度等を検索し、その検索に
    基づいて前記学習情報記憶手段に記憶される学習情報を
    更新するとともに、この更新した学習情報に基づいて入
    力文字列の変換処理を実行する制御手段と、 を具備したことを特徴とする文書処理装置。
JP5339379A 1993-12-02 1993-12-02 文書処理装置 Pending JPH07160697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007272739A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp 文字入力変換装置、文字入力変換方法、プログラム

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JP2007272739A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nec Corp 文字入力変換装置、文字入力変換方法、プログラム

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