JPH07160609A - 情報入力端末装置及び情報処理システム - Google Patents

情報入力端末装置及び情報処理システム

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JPH07160609A
JPH07160609A JP5305147A JP30514793A JPH07160609A JP H07160609 A JPH07160609 A JP H07160609A JP 5305147 A JP5305147 A JP 5305147A JP 30514793 A JP30514793 A JP 30514793A JP H07160609 A JPH07160609 A JP H07160609A
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JP
Japan
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data
information
input terminal
host device
terminal device
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JP5305147A
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English (en)
Inventor
Hitoaki Ishino
仁朗 石野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホスト装置1aから情報入力端末装置2aへ
データをダウンロードし、このデータを用いて各種情報
を入力処理してホスト装置1aへ送信する情報処理シス
テムにおいて、ダウンロードされたデータの正確性を十
分確保した状態で、ホスト装置1aと情報入力端末装置
2a間のダウンロード回数を低減させる。 【構成】 情報入力端末装置2aは、ダウンロード直後
のデータに対して所定の演算を実行してその演算結果を
記憶保持し、ホスト装置1aからの診断要求に応動し
て、記憶保持されているデータに対して再度前記所定の
演算を実行して演算結果を得る。そして、得られた演算
結果と記憶保持されている演算結果とが一致するか否か
を照合して照合結果をホスト装置1aへ診断結果として
返信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種情報処理を実行す
るホスト装置とこのホスト装置に接続された情報入力端
末装置とからなる情報処理システム、及びこの情報処理
システムに組込まれた情報入力端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種プラント設備、上下水道処
理設備等に組込まれた各種機器の動作を監視する監視装
置等からなる情報処理システムにおいては、監視を行う
ホスト装置に対して、このホスト装置における監視業務
に対する監視員が行う各種操作情報を入力するための情
報入力端末装置が接続されている。
【0003】この情報入力端末装置においては、各種の
入力指示情報をグラフィック表示するCRT表示装置等
の表示装置と操作員の操作入力を検出する入力部として
の入力パネルとが組込まれている。そして、ホスト装置
から書込まれたデ―タに基づいて表示装置の制御及び入
力パネルから入力されたキ―コ―ド等の入力情報をホス
ト装置へ送信する。
【0004】このような情報入力端末装置は、通常、ホ
スト装置からのデ―タ送信により情報入力端末装置内の
メモリに書込まれたデ―タ(ダウンロ―ドデ―タ)に基
づいて動作する。この動作はホスト装置による制御なし
に情報入力端末装置自身が行う(ホスト装置による制御
も可能)。また、ダウンロ―ドされたデ―タは情報入力
端末装置の電源を遮断しても消去しないようバッテリで
バックアップされた記憶素子に記憶保持されている。
【0005】図4は上述した機能を有する情報処理シス
テムの概略構成図である。この情報処理システムは大き
く分けてホスト装置1と情報入力端末装置2とで構成さ
れている。
【0006】さらに、ホスト装置1はメイン処理部3と
制御データメモリ4とダウンロード処理部5と伝送処理
部6とで構成されている。また、情報入力端末装置2は
伝送処理部7とダウンロードデータメモリ8と表示装置
9と表示制御部10と入力パネル11と入力制御部12
とで構成されている。
【0007】先ず、ホスト装置1の動作を説明する。ホ
スト装置1において、このホスト装置1の電源投入等に
起因する初期化処理発生時において、メイン処理部3は
情報入力端末装置2を制御する制御デ―タを作成して制
御データメモリ4に一旦格納した後、ダウンロ―ド処理
部5に対してダウンロ―ド要求DLRを通知する。ダウン
ロ―ド処理部5は制御デ―タメモリ4より読出した制御
データに対応するダウンロ―ドデ―タDLを作成し、伝
送処理部6を介して情報入力端末装置2に対してダウン
ロ―ドを行う。
【0008】情報入力端末装置2の伝送処理部7はダウ
ンロ―ドデ―タDLに伝送エラーや文法上のエラー等が
存在するか否かを検査し、この受信検査結果がダウンロ
―ド応答AKDLとしてホスト装置1のダウンロ―ド処理
部5に通知される。ダウンロ―ドが正常に終了すると、
ダウンロ―ドされたデ―タは情報入力端末装置2のダウ
ンロードデータメモリ8に記憶保持される。
【0009】また、情報入力端末装置2が電源投入等に
起因して初期化された場合においても、この情報入力端
末装置2からホスト装置1へ初期化信号INが送信され
る。ホスト装置1はこの情報入力端末装置2からの初期
化信号INを受信した場合においても、上述した手順で
データを情報入力端末装置2へダウンロードする。
【0010】次に、情報入力端末装置2の動作を説明す
る。表示制御部10はダウンロ―ドメモリ8のデ―タを
読込み、入力指示情報としての表示デ―タDD を表示装
置9へ送る。表示装置9は表示デ―タDD をグラフィッ
ク表示する。入力パネル11は操作者の入力操作を検出
するとキ―入力デ―タKD を入力制御部12に通知す
る。入力制御部12はキ―コ―ドKC を作成し、伝送処
理部7を介してホスト装置1に送信する。
【0011】ホスト装置1のメイン処理部3は、キ―コ
―ドKC を受領すると所定の情報処理を実行する。ま
た、入力制御部12は通知されたキ―入力デ―タKD
表示切換えを指示するものであれば表示切換指令CHを
表示制御部10に通知し、以後前述した処理を繰返す。
【0012】このように、情報処理システムを構成する
情報入力端末装置2はダウンロ―ドされたデ―タに基づ
き、ホスト装置1の制御なしに動作する。また、ダウン
ロードされたデ―タの検査は、伝送処理部7においてダ
ウンロ―ド時に実行する。
【0013】ダウンロ―ドされてダウンロ―ドデ―タメ
モリ8に記憶保持されているデータは情報入力端末装置
2が正常に動作するために常に正確に保持たれている必
要がある。現在時点において、ダウンロ―ドされたデ―
タが正しく維持されているか否かを確認する手段がない
ため、ホスト装置1または情報入力端末装置2の電源投
入等の初期化される毎に、毎回、データの正確性を確保
するためにダウンロ―ドを実行する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の情報処理システムにおいては、情報入力端末装置2に
よるデ―タに対する検査はダウンロ―ド時のみに行って
いたが、それ以後、ダウンロ―ドデ―タメモリ8に記憶
保持されているデータが正確か否かを確認する手段がな
い。
【0015】このため、ホスト装置1又は情報入力端末
装置2における初期化時に常にダウンロ―ドを実行して
いた。情報入力端末装置2のダウンロ―ドデ―タメモリ
8に記憶されているデータはホスト装置1の初期化時に
も破壊されることはなく、また、情報入力端末装置2が
初期化されても破壊されない場合がある。
【0016】しかし、情報入力端末装置2はダウンロ―
ドされたデ―タさえ正確ならば正常動作するため、上記
各ダウンロ―ドには行う必要のないダウンロ―ドも含ま
れる。通常、ダウンロ―ド実行中は情報入力端末装置2
における操作は行うことができない。また、ダウンロ―
ドには多くの時間を要する。特に、プラント設備の監視
作業を円滑に行うために、必要のないダウンロ―ドは極
力避ける必要がある。
【0017】また、運用中に情報入力端末装置2のダウ
ンロ―ドデ―タメモリ8のデータが壊れた場合には、ホ
スト装置1からこの情報入力端末装置2へ再度ダウンロ
―ドを行う必要があるが、データが破壊されたことを任
意の時点で操作者が確認する手法がないため、データ復
旧のためのダウンロ―ドを実施できず、結果的に情報入
力端末装置2が正常に動作しない事態になる懸念があ
る。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、装置内部に自己診断機能を組込むことによ
り、操作者がホスト装置を介してダウンロードしたデー
タの正常/異常を随時確認でき、不必要なダウンロード
を省略でき、装置の実稼率を向上できるとともに装置の
信頼性を向上できる情報入力端末装置を提供することを
目的とする。
【0019】また、ダウンロードしたデータの識別情報
を記憶保持することによって、ホスト装置から情報入力
端末装置に対して既に一度ダウンロードしているデータ
を誤って再度ダウンロードすることがなく、ホスト装置
及び情報入力端末装置に対して余分な処理負担がかかる
ことを防止できる情報処理システムを提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、ホスト装置からダウンロードされたデータ
を記憶保持し、この記憶保持されたデータに従って表示
装置に入力指示情報を表示し、この入力指示情報に従っ
て入力部から操作入力された入力情報を前記ホスト装置
へ送信する情報入力端末装置において、ダウンロード直
後のデータに対して所定の演算を実行してその演算結果
を記憶保持する手段と、ホスト装置からの診断要求に応
動して、記憶保持されているデータに対して再度前記所
定の演算を実行して演算結果を得る手段と、この得られ
た演算結果と記憶保持されている演算結果とが一致する
か否かを照合して照合結果を前記ホスト装置へ診断結果
として返信する手段とを備えたものである。
【0021】また、別の発明においては、入力情報に対
して各種情報処理を行うホスト装置と、このホスト装置
からダウンロードされたデータを記憶保持し、この記憶
保持されたデータに従って表示装置に入力指示情報を表
示し、この入力指示情報に従って入力部から操作入力さ
れた入力情報をホスト装置へ送信する情報入力端末装置
とからなる情報処理システムにおいて、情報入力端末装
置に対して、ダウンロードされたデータの識別情報を記
憶保持する手段と、ホスト装置からの識別情報送信要求
に応動して記憶保持している識別情報をホスト装置へ返
信する手段とを付加している。
【0022】さらに、ホスト装置に対して、情報入力端
末装置に対するデータを指定したダウンロード要求に応
動して情報入力端末装置に対して識別情報送信要求を送
出する手段と、情報入力端末装置から受領した識別情報
とダウンロード要求が指定したデータの識別情報とが一
致するか否かを照合する手段と、不一致のときのみデー
タを情報入力端末装置にダウンロードする手段とを付加
している。
【0023】
【作用】このように構成された情報入力端末装置におい
ては、ホスト装置からこの情報入力端末装置に対してデ
ータがダウンロードされると、ダウンロードされた時点
で、このデータに対して所定の演算が実行された記憶保
持される。
【0024】そして、操作者が必要と思った時点にホス
ト装置から診断要求を情報入力端末装置へ送信させる
と、情報入力端末装置側において記憶保持されてている
データに対して同一の演算処理が再度実施される。そし
て、前回の演算結果と今回の演算結果との照合結果がホ
スト装置へ返信される。
【0025】したがって、ホスト装置としては、両者が
一致している場合は、記憶保持されているデータは正常
であると判断でき、不一致の場合は異常であると判断で
きる。
【0026】また、別の発明の情報処理シスステムにお
いては、情報入力端末装置はダウンロードされたデータ
のバージョン番号等の該当データを特定する識別情報を
別途記憶保持している。そして、ホスト装置側で、例え
ば操作者の指示にてデータを情報入力端末装置へダウン
ロードする要求が発生すると、先ず、情報入力端末装置
へ識別情報送信要求を送信する。情報入力端末装置から
識別情報を受信すると、今回ダウンロードしようとする
データの識別情報が受信した識別情報と異なっていた場
合のみ該当データをダウンロードする。したがって、情
報入力端末装置に対して同一のデータを重複してダウン
ロードすることが未然に防止される。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の情報処理システムに組込まれた情報
入力端末装置の概略構成を示すブロック図であり、図2
は同じく情報処理システムに組込まれたホスト装置の概
略構成を示すブロック図である。図4に示す従来の情報
処理システムと同一部分には同一符号が付してある。し
たがって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0028】図1,図2において、情報処理システムは
ホスト装置1aと情報入力端末装置2aとで構成されて
いる。情報入力端末装置2aは、図1に示すように、図
4に示す従来の情報入力端末装置2における伝送処理部
7とダウンロードデータメモリ8と表示装置9と表示制
御部10と入力パネル11と入力制御部12とに加え
て、データ診断部22と識別番号メモリ23と演算結果
メモリ21とが設けられている。
【0029】一方、ホスト装置1aは、図2に示すよう
に、図4に示す従来のホスト装置1におけるメイン処理
部3と制御データメモリ4とダウンロード処理部5と伝
送処理部6とに加えて、識別番号管理部24と診断管理
部25と識別番号メモリ26とが設けられている。
【0030】先ず、図1を用いて情報入力端末装置2a
の動作を説明する。ホスト装置1aから送信されたダウ
ンロ―ドデ―タDLを伝送処理部7で受信する。伝送処
理部7は、ダウンロ―ドデ―タDLに伝送エラーや文法
上のエラー等が存在するか否かを検査し、この受信検査
結果をダウンロ―ド応答AKDLとしてホスト装置1aの
ダウンロ―ド処理部5へ通知する。ダウンロ―ドが正常
に終了するとダウンロ―ドされたデ―タを情報入力端末
装置2のダウンロードデータメモリ8に記憶保持する。
【0031】この時、デ―タ診断部22は、ダウンロー
ドデータメモリ8に保存されたダウンロ―ドデ―タDL
を読出して、このデータに対して、後でこのデ―タが変
化していないことが識別できるような所定の演算を実行
する。そして、演算結果を演算結果メモリ21に書込
む。
【0032】表示制御部10は、ダウンロ―ドデータメ
モリ8のデ―タを読込み、入力指示情報としての表示デ
―タDD を表示装置9へ送る。表示装置9は表示デ―タ
Dをグラフィック表示する。入力パネル11は操作者
の入力操作を検出するとキ―入力デ―タKD を入力制御
部12に通知する。入力制御部12はキ―コ―ドKC
作成し、伝送処理部7を介してホスト装置1aへ送信す
る。
【0033】ホスト装置1aのメイン処理部3は、キ―
コ―ドKC を受領すると所定の情報処理を実行する。ま
た、入力制御部12は通知されたキ―入力デ―タKD
表示切換えを指示するもであれば表示切換指令CHを表
示制御部10に通知し、以後前述した処理を繰り返す。
【0034】また、情報入力端末装置2aが電源投入等
に起因して初期化された場合、伝送処理部7を介してメ
イン装置1aへ初期化信号INが送信される。また、ホ
スト装置1aからダウンロード処理と同時にダウンロ―
ドされたデ―タのバージョン等を特定するための識別番
号IDを伝送処理部7で受信すると、このデーの識別番
号IDを識別番号メモリ23に記憶保持する。
【0035】そして、ホスト装置1aから識別番号送信
要求IDR を伝送処理部7で受信すると、識別番号メモ
リ23に記憶保持されている識別番号IDを識別番号応
答IDA として、伝送処理部7を介してホスト装置1a
へ返信する。
【0036】さらに、ホスト装置1aから診断要求MR
を伝送処理部7で受信すると、デ―タ診断部22はダウ
ンロ―ドデ―タメモリ8に記憶保持しているデータを読
出して、ダウンロード時に実行した同一の所定演算を実
行し、この演算結果と演算結果メモリ24に記憶保持さ
れている先の演算結果とを比較する。値が一致している
場合は先にダウンロ―ドされたデ―タは正常に記憶保持
されていると判断する。また、一致しない場合は先にダ
ウンロ―ドされたデ―タは正しく記憶保持されていない
と判断する。そして、この診断結果MA が伝送処理部7
を介してホスト装置1aへ送信する。
【0037】次に、図2を用いてホスト装置1aの動作
を説明する。ホスト装置1aにおいて、このホスト装置
1aの電源投入等に起因する初期化処理発生時におい
て、メイン処理部3は情報入力端末装置2aを制御する
制御デ―タを作成して制御データメモリ4に一旦格納す
る。同時にダウンロードすべきデータの識別番号IDを
識別番号メモリ26へ書込む。その後、メイン処理部3
は、識別番号管理部24に対してダウンロ―ド要求DLR
を通知する。
【0038】ホスト装置1aからのダウンロ―ド要求D
LRを受領した識別番号管理部24は、伝送処理部6を介
して情報入力端末装置2aに対して識別番号送信要求I
Rを送信する。識別番号管理部24は情報入力端末装
置2aから送信された前述した識別番号応答IDA を伝
送処理部6を介して受信すると、この識別番号応答ID
A に含まれる識別番号IDと識別番号メモリ26に記憶
されている識別番号IDとを比較する。
【0039】両者が不一致の場合は、今回ダウンロード
しようとするデータはまだ情報入力端末装置2aにダウ
ンロードされていないので、識別番号管理部24はダウ
ンロード管理部5に対してダウンロ―ド要求DLRを送出
する。そして、識別番号管理部24は識別番号メモリ2
6に記憶されている今回ダウンロードしようとするデー
タの識別番号IDを伝送処理部6を介して情報入力端末
装置2aへ送信する。情報入力端末装置2aは受信した
識別番号IDで自己の識別番号メモリ23に記憶されて
いる識別番号IDを更新する。
【0040】一方、両者が一致した場合は、今回ダウン
ロードしようとするデータと同一データが既に情報入力
端末装置2aのダウンロードデータメモリ8に記憶保持
されていると判断して、識別番号管理部24はダウンロ
―ド要求DLRを出力しない。
【0041】ダウンロ―ド要求DLRを受領したダウンロ
―ド処理部5は制御デ―タメモリ4より読出した制御デ
ータに対応するダウンロ―ドデ―タDLを作成し、伝送
処理部6を介して情報入力端末装置2に対してダウンロ
―ドを行う。
【0042】情報入力端末装置2の伝送処理部7はダウ
ンロ―ドデ―タDLに伝送エラーや文法上のエラー等が
存在するか否かを検査し、この受信検査結果をダウンロ
―ド応答AKDLとしてホスト装置1のダウンロ―ド処理
部5へ通知する。ダウンロ―ドが正常に終了するとダウ
ンロ―ドされたデ―タは情報入力端末装置2のダウンロ
ードデータメモリ8に記憶保持される。
【0043】なお、ダウンロ―ド処理部5は通知された
ダウンロ―ド応答AKDLにより異常を認識すると、再び
同一データに対するダウンロ―ドを行う等の所定の異常
対応処理を行う。
【0044】これ以降、情報入力端末装置2aはこのデ
―タにより動作を行う。ホスト装置1aのメイン処理部
3は情報入力端末装置2aからキ―コ―ドKC を伝送処
理部6を介して受領するとこのキ―コ―ドKC が指示す
る所定の情報処理を行う。
【0045】図3は上述した構成の情報処理システムの
概略動作を示す流れ図である。例えば、ホスト装置1a
が電源投入等に応動して初期化された場合を考える。図
3の流れ図において、メイン処理部3から識別番号管理
部24に対してダウンロ―ド要求DLRが送出される(P
1)。識別番号管理部24において、情報入力端末装置
2aからの識別番号IDを受取り(P2)、識別番号メ
モリ26の識別番号IDと同一であることが確認され
る。この場合は、ホスト装置1aの制御データメモリ4
に設定したデータと情報入力端末装置2aのダウンロー
ドデータメモリ8のデータに等しいので、ダウンロ―ド
は実行しなくて流れ図を終了させる。
【0046】また、情報入力端末装置2aの表示装置9
に表示する入力指示情報の仕様が変更されたとき、ホス
ト装置1aのメイン処理部3は制御デ―タ及び識別番号
IDを作成し、識別番号管理部24に対してダウンロ―
ド要求DLRを通知する(P1)。識別番号IDを前回の
ダウンロ―ド時の識別番号IDと異なる値に設定してお
けば、P3において、両者が不一致となり、今回の識別
番号IDが情報入力端末装置2aの識別番号メモリ23
へ書込まれ(P4)、今回のデータに対してダウンロー
ドが実施される(P5)。
【0047】ダウンロード結果が正常であれぱ(P
6)、今回の流れ図を終了し、異常であれば、再度同一
データに対するダウンロード再実行等の所定の異常対応
処理を実行する(P7)。
【0048】また、図3の流れ図には記載していない
が、診断処理部25は情報入力端末装置2aに対して、
定期的にダウンロ―ドされたデ―タに対する診断要求M
R を送信する。この診断要求MR を受信した情報入力端
末装置2aはダウンロードデータメモリ8のデ―タに対
する診断を行い、診断結果MA を返信する。ホスト装置
1aは診断応答MA がダウンロ―ドされたデ―タの異常
を示す時は、再度ダウンロ―ドを実行することになる。
【0049】また、情報入力端末装置2aが電源投入等
に起因して初期化されたときには、初期化信号INがホ
スト装置1aの診断処理部25に通知される。診断処理
部25はダウンロ―ド要求DLRを識別番号管理部24に
通知し、識別番号IDの確認が行われた後、必要があれ
ばダウンロ―ドが行われ、情報入力端末装置2aの誤動
作を防止することができる。
【0050】このように構成され情報処理システムの情
報入力端末装置においては、ダウンロードされたデータ
の識別番号IDを記憶保持し、ホスト装置1aからの送
信要求に応じて、ホスト装置1aへ通知を行うことによ
り、現在記憶保持しているデータとホスト装置1aのデ
―タとが一致しているか否か、また、現在記憶保持して
いるデ―タが破壊されているか否かを自己診断し、その
結果をホスト装置1aへ通知する機能を有している。
【0051】したがって、ホスト装置1aは、自己が必
要な場合には、任意の時に情報入力端末装置2aのデー
タの正常/異常状態を把握でき、情報処理システムの信
頼性を大幅に向上できる。
【0052】また、ダウンロード要求が発生した場合に
は、ダウンロードする前に、既に情報入力端末装置2a
にダウンロードされているデータの識別番号と今回ダウ
ンロードするデータの識別番号が不一致の場合にのみ実
際にダウンロードを実行している。また、電源投入等に
起因する初期処理時において、情報入力端末装置2aに
タウンロードされているデータを自己診断させて、正常
な場合はダウンロードを省略している。したがって、不
必要なダウンロードを実行することが未然に防止され、
情報入力端末装置2aの稼働率を向上できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報入力端
末装置おいては、装置内部に自己診断機能を組込んでい
る。したがって、操作者がホスト装置を介してダウンロ
ードしたデータの正常/異常を随時確認でき、不必要な
ダウンロードを省略でき、装置の実稼率を向上できると
ともに装置の信頼性を向上できる。
【0054】また、他の発明の情報処理システムにおい
ては、ダウンロードしたデータの識別情報を情報入力端
末装置内に記憶保持している。したがって、ホスト装置
から情報入力端末装置に対して既に一度ダウンロードし
ているデータを誤って再度ダウンロードすることがな
く、ホスト装置及び情報入力端末装置に対して余分な処
理負担が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる情報入力端末装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】 本発明の一実施例に係わる情報処理システム
の概略構成を示すブロック図
【図3】 同実施例情報処理システムの動作を示す流れ
【図4】 従来の情報処理システムの概略構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1a…ホスト装置、2a…情報入力端末装置、3…メイ
ン処理部、4…制御データメモリ、5…ダウンロ―ド処
理部、6,7…伝送処理部、8…ダウンロ―ドデ―タメ
モリ、9…表示装置、10…表示制御部、11…入力パ
ネル、12…入力制御部、21…演算結果メモリ、22
…データ診断部、23,26…識別番号メモリ、24…
識別番号管理部、25…診断処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からダウンロードされたデー
    タを記憶保持し、この記憶保持されたデータに従って表
    示装置に入力指示情報を表示し、この入力指示情報に従
    って入力部から操作入力された入力情報を前記ホスト装
    置へ送信する情報入力端末装置において、 前記ダウンロード直後のデータに対して所定の演算を実
    行してその演算結果を記憶保持する手段と、 前記ホスト装置からの診断要求に応動して、前記記憶保
    持されているデータに対して再度前記所定の演算を実行
    して演算結果を得る手段と、 この得られた演算結果と前記記憶保持されている演算結
    果とが一致するか否かを照合して照合結果を前記ホスト
    装置へ診断結果として返信する手段とを備えた情報入力
    端末装置。
  2. 【請求項2】 入力情報に対して各種情報処理を行うホ
    スト装置と、このホスト装置からダウンロードされたデ
    ータを記憶保持し、この記憶保持されたデータに従って
    表示装置に入力指示情報を表示し、この入力指示情報に
    従って入力部から操作入力された入力情報を前記ホスト
    装置へ送信する情報入力端末装置とからなる情報処理シ
    ステムにおいて、 前記情報入力端末装置は、前記ダウンロードされたデー
    タの識別情報を記憶保持する手段と、前記ホスト装置か
    らの識別情報送信要求に応動して前記記憶保持している
    識別情報を前記ホスト装置へ返信する手段とを有し、 前記ホスト装置は、前記情報入力端末装置に対するデー
    タを指定したダウンロード要求に応動して前記情報入力
    端末装置に対して識別情報送信要求を送出する手段と、
    前記情報入力端末装置から受領した識別情報と前記ダウ
    ンロード要求が指定したデータの識別情報とが一致する
    か否かを照合する手段と、不一致のときのみ前記データ
    を前記情報入力端末装置にダウンロードする手段とを有
    することを特徴とする情報処理システム。
JP5305147A 1993-12-06 1993-12-06 情報入力端末装置及び情報処理システム Pending JPH07160609A (ja)

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JP5305147A JPH07160609A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報入力端末装置及び情報処理システム

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