JPH071604Y2 - 自己支持形光ケーブル - Google Patents
自己支持形光ケーブルInfo
- Publication number
- JPH071604Y2 JPH071604Y2 JP7509288U JP7509288U JPH071604Y2 JP H071604 Y2 JPH071604 Y2 JP H071604Y2 JP 7509288 U JP7509288 U JP 7509288U JP 7509288 U JP7509288 U JP 7509288U JP H071604 Y2 JPH071604 Y2 JP H071604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical cable
- self
- hollow portion
- grooved spacer
- supporting optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、架空配線において既設光ケーブルをそのまま
利用して光回線の増設・変更を容易に可能とした自己支
持形光ケーブルに関し、とくに溝付スペーサの溝内に光
フアイバ心線を収納した光ケーブルと吊線を一体化した
自己支持形光ケーブルの改良に関するものである。
利用して光回線の増設・変更を容易に可能とした自己支
持形光ケーブルに関し、とくに溝付スペーサの溝内に光
フアイバ心線を収納した光ケーブルと吊線を一体化した
自己支持形光ケーブルの改良に関するものである。
従来、この種のスペーサ形の自己支持形光ケーブルを架
空配線する際、光フアイバ心線数がさらに必要になつた
場合、新たに光ケーブルを併架するか、或いはより多心
の光ケーブルに張替えることにより対応している。
空配線する際、光フアイバ心線数がさらに必要になつた
場合、新たに光ケーブルを併架するか、或いはより多心
の光ケーブルに張替えることにより対応している。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来のスペーサ形の自己支持形光ケーブルを架空配線す
る場合、さらに光フアイバ心線数を必要とするときに
は、新たに光ケーブルを併架するか、より多心の光ケー
ブルに張替えるなどによらねばならず、材料費、工事費
などに費用がかかること、また工事完了までの時間も多
く必要とするなど多くの問題がある。
る場合、さらに光フアイバ心線数を必要とするときに
は、新たに光ケーブルを併架するか、より多心の光ケー
ブルに張替えるなどによらねばならず、材料費、工事費
などに費用がかかること、また工事完了までの時間も多
く必要とするなど多くの問題がある。
本考案は従来の問題を解決し、既設の自己支持形光ケー
ブルを利用して少ない時間、人手、機材で光フアイバ心
線を増設する工事合理化に有効なスペーサ形の自己支持
形光ケーブルを提供することを目的とするものである。
ブルを利用して少ない時間、人手、機材で光フアイバ心
線を増設する工事合理化に有効なスペーサ形の自己支持
形光ケーブルを提供することを目的とするものである。
本考案は上記の目的を達成するため、溝付スペーサの溝
内に所要本数の光フアイバ心線を収納した光ケーブルを
吊線と一体化した自己支持形光ケーブルにおいて、溝付
スペーサ内に、溝付スペーサの長手方向に貫通する中空
部と抗張力体を備えた構造を有することを特徴としてい
る。
内に所要本数の光フアイバ心線を収納した光ケーブルを
吊線と一体化した自己支持形光ケーブルにおいて、溝付
スペーサ内に、溝付スペーサの長手方向に貫通する中空
部と抗張力体を備えた構造を有することを特徴としてい
る。
とくに、溝付スペーサ内に、たとえば中央部に一本の中
空部と、中空部の周囲に複数本の抗張力体を配置した構
造、或いは中央部に一本の抗張力体と、抗張力体の周囲
に複数の中空部を配置した構造が有効である。
空部と、中空部の周囲に複数本の抗張力体を配置した構
造、或いは中央部に一本の抗張力体と、抗張力体の周囲
に複数の中空部を配置した構造が有効である。
また、溝内スペーサの中央部に一本の中空部を、かつ中
空部の外周に円筒状の抗張力体を配した構造も一態様と
して効果的である。
空部の外周に円筒状の抗張力体を配した構造も一態様と
して効果的である。
本考案の抗張力体を併設した中空部を有する構造の溝付
スペーサを吊線と一体化した自己支持形光ケーブルにお
いては、新たに光フアイバ心線の増設を必要とする場
合、溝付スペーサの中空部を利用して、空気圧により単
心または多心の光フアイバ心線を光ケーブル長手方向の
相手端末まで挿通し、光フアイバ心線を既設光ケーブル
内に増設することができる。
スペーサを吊線と一体化した自己支持形光ケーブルにお
いては、新たに光フアイバ心線の増設を必要とする場
合、溝付スペーサの中空部を利用して、空気圧により単
心または多心の光フアイバ心線を光ケーブル長手方向の
相手端末まで挿通し、光フアイバ心線を既設光ケーブル
内に増設することができる。
また本考案に係る溝付スペーサ内に設けた中空部は、ガ
ス保守用としても利用できる利点がある。
ス保守用としても利用できる利点がある。
なお自己支持形構成としては、バインド形、8字形、巻
付形、プレハンガ形などがあるが、本考案に係る溝付ス
ペーサ内に設けた中空部を利用して、空気圧で光フアイ
バ心線を挿入する場合には、ケーブル本体が捻回されて
いる8字形、巻付形より、光ケーブルに捻回を施す必要
のないプレハンガ形、バインド形構成のものを採用する
ことにより光フアイバ心線の通線がより容易となる利点
がある。以下図面にもとづき実施例について説明する。
付形、プレハンガ形などがあるが、本考案に係る溝付ス
ペーサ内に設けた中空部を利用して、空気圧で光フアイ
バ心線を挿入する場合には、ケーブル本体が捻回されて
いる8字形、巻付形より、光ケーブルに捻回を施す必要
のないプレハンガ形、バインド形構成のものを採用する
ことにより光フアイバ心線の通線がより容易となる利点
がある。以下図面にもとづき実施例について説明する。
第1図は本考案の自己支持形光ケーブルに適用する溝付
スペーサの第一の実施例の断面を示す図である。光フア
イバ心線41を溝内に収納した溝付スペーサ1の中空部に
中空部2を備え、中空部2の外周部に4本の抗張力体3
を配した構造である。中空部2内に増設用の光フアイバ
心線42を挿通する。
スペーサの第一の実施例の断面を示す図である。光フア
イバ心線41を溝内に収納した溝付スペーサ1の中空部に
中空部2を備え、中空部2の外周部に4本の抗張力体3
を配した構造である。中空部2内に増設用の光フアイバ
心線42を挿通する。
第2図は本考案の自己支持形光ケーブルに適用する溝付
スペーサの第二の実施例の断面構造を示す図である。光
フアイバ心線241を溝内に収納した溝付スペーサ21の中
央部に抗張力体23を備え、抗張力体23の外周部に4個の
中空部22を配した構造である。中空部22内に増設用の光
フアイバ心線242を挿通する。
スペーサの第二の実施例の断面構造を示す図である。光
フアイバ心線241を溝内に収納した溝付スペーサ21の中
央部に抗張力体23を備え、抗張力体23の外周部に4個の
中空部22を配した構造である。中空部22内に増設用の光
フアイバ心線242を挿通する。
第3図は本考案の自己支持形光ケーブルに適用する溝付
スペーサの第三の実施例の断面構造を示す図である。光
フアイバ心線341を溝内に収納した溝付スペーサ31の中
央部に中空部32を備え、中空部32の外周に沿つて円筒状
の抗張力体33を配した構造である。中空部32内に増設用
の光フアイバ心線342を挿通する。
スペーサの第三の実施例の断面構造を示す図である。光
フアイバ心線341を溝内に収納した溝付スペーサ31の中
央部に中空部32を備え、中空部32の外周に沿つて円筒状
の抗張力体33を配した構造である。中空部32内に増設用
の光フアイバ心線342を挿通する。
第1図および第2図に示した溝付スペーサの第一および
第二の実施例は、たとえば次の方法で製作する。プラス
チツク成形機を用いて溝付スペーサ1および21をそれぞ
れ形成する。そのとき、溝付スペーサ1,21内に所望の径
の単数の中空部2、複数の中空部22をそれぞれ設け、か
つ溝付スペーサ1,21内の適当な位置、例えば第一の実施
例では中空部2の外周部に、また第二の実施例では中央
部にそれぞれ抗張力体3,抗張力体23を配置する。上記の
ような中空部、抗張力体の配置構成の溝付スペーサはプ
ラスチツク成形機を用いることにより容易に製造でき
る。溝付スペーサ1および溝付スペーサ21の溝内には、
製造時にそれぞれ光フアイバ心線41およびフアイバ心線
241を配置収納し、中空部2および中空部22には増設用
の光フアイバ心線42および242を挿通収納する。
第二の実施例は、たとえば次の方法で製作する。プラス
チツク成形機を用いて溝付スペーサ1および21をそれぞ
れ形成する。そのとき、溝付スペーサ1,21内に所望の径
の単数の中空部2、複数の中空部22をそれぞれ設け、か
つ溝付スペーサ1,21内の適当な位置、例えば第一の実施
例では中空部2の外周部に、また第二の実施例では中央
部にそれぞれ抗張力体3,抗張力体23を配置する。上記の
ような中空部、抗張力体の配置構成の溝付スペーサはプ
ラスチツク成形機を用いることにより容易に製造でき
る。溝付スペーサ1および溝付スペーサ21の溝内には、
製造時にそれぞれ光フアイバ心線41およびフアイバ心線
241を配置収納し、中空部2および中空部22には増設用
の光フアイバ心線42および242を挿通収納する。
第3図に示した溝付スペーサの第三の実施例は、たとえ
ば次の方法で製作する。プラスチツク成形機を用いて溝
付スペーサ31を製作する。そのとき、溝付スペーサ31内
の中央部に所望の径の中空部32を設け、かつ中空部32の
外周上に、たとえば従来の既存の円筒形の抗張力体33を
配置する。本実施例の中空部、抗張力体の配置構成の溝
付スペーサはプラスチツク成形機を用いて容易に製造で
きる。溝内には、製造時に光フアイバ心線341を配置収
納し、中空部32には増設用の光フアイバ心線342を挿通
収納する。
ば次の方法で製作する。プラスチツク成形機を用いて溝
付スペーサ31を製作する。そのとき、溝付スペーサ31内
の中央部に所望の径の中空部32を設け、かつ中空部32の
外周上に、たとえば従来の既存の円筒形の抗張力体33を
配置する。本実施例の中空部、抗張力体の配置構成の溝
付スペーサはプラスチツク成形機を用いて容易に製造で
きる。溝内には、製造時に光フアイバ心線341を配置収
納し、中空部32には増設用の光フアイバ心線342を挿通
収納する。
本考案において、溝付スペーサの材質は、たとえばポリ
エチレンなどのプラスチツクを適用し、また抗張力体
は、たとえば鋼、FRPなどの金属または非金属を適用す
る。
エチレンなどのプラスチツクを適用し、また抗張力体
は、たとえば鋼、FRPなどの金属または非金属を適用す
る。
上記の構成を備えたそれぞれの溝付スペーサの外周にテ
ープにより押え巻を施し、さらに押え巻の外周にポリエ
チレン、ビニル、アルミラミネートポリエチレンなどの
外被を施し光ケーブルを形成する。この光ケーブルと吊
線とを、たとえばバインド線を用いて一体化し、自己支
持形光ケーブルを構成する。
ープにより押え巻を施し、さらに押え巻の外周にポリエ
チレン、ビニル、アルミラミネートポリエチレンなどの
外被を施し光ケーブルを形成する。この光ケーブルと吊
線とを、たとえばバインド線を用いて一体化し、自己支
持形光ケーブルを構成する。
以上説明したように、本考案の自己支持形光ケーブル
は、吊線と一体化される、溝内に光フアイバ心線を収納
する溝付スペーサ内に、長手方向に貫通する中空部と抗
張力体を備えた構造を有することから、本考案による自
己支持形光ケーブルを採用することにより、新たに光フ
アイバ心線の増設が必要となつた場合、溝付スペーサ内
に配置した中空部に、空気圧で増設用の光フアイバ心線
を挿通することにより、増設に要する時間、人手、機材
などの軽減が図られ、増設工事の合理化、経済化に有効
である。
は、吊線と一体化される、溝内に光フアイバ心線を収納
する溝付スペーサ内に、長手方向に貫通する中空部と抗
張力体を備えた構造を有することから、本考案による自
己支持形光ケーブルを採用することにより、新たに光フ
アイバ心線の増設が必要となつた場合、溝付スペーサ内
に配置した中空部に、空気圧で増設用の光フアイバ心線
を挿通することにより、増設に要する時間、人手、機材
などの軽減が図られ、増設工事の合理化、経済化に有効
である。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は、それぞれ本考案の自己支持形光ケ
ーブルに適用する光フアイバ心線を収納した溝付スペー
サの実施例1乃至実施例3の断面図である。 1,,21,31…溝付スペーサ、2,22,32…中空部、3,23,33…
抗張力体、41,42,241,242,341,342…光フアイバ心
線
ーブルに適用する光フアイバ心線を収納した溝付スペー
サの実施例1乃至実施例3の断面図である。 1,,21,31…溝付スペーサ、2,22,32…中空部、3,23,33…
抗張力体、41,42,241,242,341,342…光フアイバ心
線
Claims (4)
- 【請求項1】溝付スペーサの溝内に所要本数の光ファイ
バ心線を収納した光ケーブルを吊線と一体化した自己支
持形光ケーブルにおいて、 前記溝付スペーサ内に、前記溝付スペーサの長手方向に
貫通する中空部と抗張力体を備えてなる ことを特徴とする自己支持形光ケーブル。 - 【請求項2】前記中空部は一本、前記抗張力体は複数本
からなることを特徴とする請求項1記載の自己支持形光
ケーブル。 - 【請求項3】前記中空部は複数本、前記抗張力体は1本
からなることを特徴とする請求項1記載の自己支持形光
ケーブル。 - 【請求項4】前記中空部は前記溝付スペーサの中央部に
位置し、前記中空部の外周に円筒形の抗張力体を配置し
てなることを特徴とする請求項1記載の自己支持形光ケ
ーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7509288U JPH071604Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 自己支持形光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7509288U JPH071604Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 自己支持形光ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177720U JPH01177720U (ja) | 1989-12-19 |
JPH071604Y2 true JPH071604Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31300172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7509288U Expired - Lifetime JPH071604Y2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 自己支持形光ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071604Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-06 JP JP7509288U patent/JPH071604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177720U (ja) | 1989-12-19 |
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