JPH0716036Y2 - ターボチャージャー用冷却水配管コネクタ - Google Patents

ターボチャージャー用冷却水配管コネクタ

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JPH0716036Y2
JPH0716036Y2 JP1986115326U JP11532686U JPH0716036Y2 JP H0716036 Y2 JPH0716036 Y2 JP H0716036Y2 JP 1986115326 U JP1986115326 U JP 1986115326U JP 11532686 U JP11532686 U JP 11532686U JP H0716036 Y2 JPH0716036 Y2 JP H0716036Y2
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JP
Japan
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cooling water
water
connector
turbocharger
turbine
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Application number
JP1986115326U
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JPS6322346U (ja
Inventor
則夫 竹田
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,エンジンの水冷ターボチャージャーに関し,
特に水冷タービンの水ジャケット内に冷却水を導入する
配管コネクタの改良に関するものである。
(従来技術) 船用のターボチャージャーは安全性から水冷にすること
が要求されることが多いが,水冷にすると,冷却水の流
れによってはタービンの高温スクロール部が局部的に冷
却されるためにスクロール部に亀裂を発生する虞がある
ので高温スクロール部に冷却水が直接当らないようにす
る手段を設ける必要がある。従来技術でこの手段は水ジ
ャケット内に冷却水導入口とスクロール部との間に設け
られて冷却水がスクロール部に当るのを防止するバッフ
ルプレートから成っていた。また,他の従来技術ではタ
ービンの壁内の冷却水の導入口をスクロール部に対して
接線方向に指向するように設けて冷却水が直接スクロー
ル部に当らないようにしていた。しかし,バッフルプレ
ートを水ジャケット内に組込むことは組立上面倒であ
り,また冷却水導入口をスクロール部の接線方向に指向
することは導入口ボスの設定位置及び配管の設計上に制
約があるため設計が困難であった。
(考案の目的) 本考案の目的は,面倒な組立を必要とすることなく、ま
たタービンの壁内の配管を接続する部分を特別に変更す
ることなく冷却水がスクロール部に当ることがないよう
にしたターボチャージャー用冷却水配管コネクタを提供
することにある。
(考案の構成) 本考案のターボチャージャー用冷却水配管コネクタは,
ターボチャージャーのタービンに設けられた水ジャケッ
トに冷却水を導入する冷却水配管を接続するコネクタ本
体から成り,このコネクタ本体はタービンの壁に設けら
れたねじ孔に螺入されるねじ結合部を有するが,このね
じ結合部はタービンのスクロール部に略垂直に指向する
ようにしてねじ孔に螺入され,且つねじ結合部には水ジ
ャケットに突出しスクロール部に対して接線方向に冷却
水を指向するように水ジャケットに連通する相対する水
流出孔を有する延長部が設けられていることを特徴とし
ている。
このようにすると,組立が面倒なバッフルプレートを必
要とすることなく、またタービンの壁内の配管を接続す
る部分を特別に変更することなく、従ってコネクタは設
計上制約を受けることなくタービンに容易に取付けるこ
とができ,また冷却水はスクロール部に対して接線方向
にして水ジャケット内に導入されるのでスクロール部が
過度に冷却されることがないからスクロール部が破損す
ることがない。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると,第
1図及び第2図は本考案に係る冷却水配管コネクタ10を
有するターボチャージャー12を示し,ターボチャージャ
ー12はエンジンの排気通路に連結されたタービン14とこ
の水冷タービン14によって駆動されてエンジンのシリン
ダに空気を送給するコンプレッサ16とから成っている。
水冷タービン14はスクロール部14aの内部に水ジャケッ
ト18を有し,この水ジャケット18は本考案の冷却水配管
コネクタ10によって冷却水配管20に接続されている。
本考案の冷却水配管コネクタ10は,第2図に示すよう
に,水ジャケット18に冷却水を導入する冷却水配管20を
接続するコネクタ本体22から成り,このコネクタ本体22
はタービン14の底壁に設けられた入口ボス24のねじ孔24
aに螺入されるねじ結合部26を有する。従って,このね
じ結合部26はタービン14のスクロール部14aに略垂直に
指向するようにしてねじ孔24aに螺入される。コネクタ
本体22は,第3図に詳細に示すように,そのねじ結合部
26に設けられ水ジャケット18に突出しスクロール部14a
に対して接線方向に冷却水を指向するように水ジャケッ
ト18に連通する相対する2つの水流出孔28aを有する延
長部28が設けられている。第2図及び第3図の実施例で
はコネクタ本体22はL字形をなし,ねじ結合部26はL字
形のコネクタ本体22の垂直部分に設けられ,配管20を接
続する入口30はL字形コネクタ本体22の水平部分に設け
られている。また,延長部28はねじ結合部26の上にねじ
なしの状態で形成されている。
このように構成すると,スクロール部14aに対して接線
方向に冷却水を指向するように水ジャケットに連通する
水流出孔28aを有する延長部28が水ジャケット18内に突
出するので冷却水は常にスクロール部に対して接線方向
に導入されるためねじ結合部26はタービン14の壁のどの
位置にねじ込んでもよくその取付けが容易となる。
第4図は本考案の他の実施例を示し,この実施例ではコ
ネクタ本体22はアイボルト32とこのアイボルト32のねじ
部32aに螺合されアイボルト32の水貫通孔32bに連通する
水入口34aを有するアイジョイント34とから成ってい
る。アイボルト32のねじ部32aの下半部はねじ結合部26
を構成し,上半部は延長部28を構成する。またアイジョ
イント34の水入口34aは配管20を接続する入口30を構成
する。この実施例でも前の実施例と同様にコネクタ10の
取付けが容易であり,また冷却水はスクロール部14aに
対して接線方向に導入される。
(考案の効果) 本考案によれば,上記のように,組立の面倒なバッフル
プレートを必要とすることなく、またタービンの壁内の
配管を接続する部分を特別に変更することなく、このた
め単にコネクタをタービンの壁にスクロール部に対して
略垂直にねじ込むだけで冷却水をスクロール部に対して
接線方向にして水ジャケット内に導くように取付けるこ
とができ、従ってスクロール部が過度に冷却されること
がないからスクロール部が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る冷却水配管コネクタを備えたター
ボチャージャーの一部を断面にして示す側面図,第2図
は本考案の要部の拡大断面図,第3図は本考案に用いら
れるコネクタ本体の拡大側面図,第4図(A)(B)は
それぞれ本考案の他の実施例に用いられるコネクタ本体
の組立側面図及び分解側面図である。 10……ターボチャージャー用冷却水配管コネクタ,12…
…ターボチャージャー,14……タービン,14a……スクロ
ール部,16……コンプレッサ,18……水ジャケット,20…
…冷却水配管,22……コネクタ本体,24……入口ボス,26
……ねじ結合部,28……延長部,28a……水流出孔,30……
入口,32……アイボルト,32a……ねじ部,32b……水貫通
孔,34……アイジョイント,34a……水入口。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターボチャージャーのタービンに設けられ
    た水ジャケットに冷却水を導入する冷却水配管を接続す
    るコネクタ本体から成り、前記コネクタ本体は前記ター
    ビンの壁に設けられたねじ孔に螺入されるねじ結合部を
    有するターボチャージャー用冷却水配管コネクタにおい
    て、前記ねじ結合部は前記タービンのスクロール部に略
    垂直に指向するようにして前記ねじ孔に螺入され、且つ
    前記ねじ結合部には前記水ジャケットに突出し前記スク
    ロール部に対して接線方向に冷却水を指向するように前
    記水ジャケットに連通する相対する水流出孔を有する延
    長部が設けられていることを特徴とするターボチャージ
    ャー用冷却水配管コネクタ。
  2. 【請求項2】前記コネクタ本体はL字形をなし、前記ね
    じ結合部は前記L字形のコネクタ本体の垂直部分に設け
    られ、前記配管を接続する入口は前記L字形コネクタ本
    体の水平部分に設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のターボチャージャー用冷水配管コネク
    タ。
  3. 【請求項3】前記コネクタ本体はアイボルトと前記アイ
    ボルトのねじ部に螺合され前記アイボルトの水貫通孔に
    連通する水入口を有するアイジョイントとから成ってい
    る実用新案登録請求の範囲第2項に記載のターボチャー
    ジャー用冷却水配管コネクタ。
JP1986115326U 1986-07-29 1986-07-29 ターボチャージャー用冷却水配管コネクタ Expired - Lifetime JPH0716036Y2 (ja)

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JPS6322346U JPS6322346U (ja) 1988-02-15
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KR101252897B1 (ko) 2007-11-01 2013-04-09 현대자동차주식회사 압축천연가스 엔진의 서머스탓 냉각수 리턴라인 접속구조
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