JPH0716026A - 移植機 - Google Patents
移植機Info
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- JPH0716026A JPH0716026A JP16124893A JP16124893A JPH0716026A JP H0716026 A JPH0716026 A JP H0716026A JP 16124893 A JP16124893 A JP 16124893A JP 16124893 A JP16124893 A JP 16124893A JP H0716026 A JPH0716026 A JP H0716026A
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- JP
- Japan
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- tip
- guide
- tree
- buckets
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- Shovels (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮や引っ張り等の荷重によって樹木の根を
傷つけることなく、樹木を地中から掬い取って移植する
ことができる。 【構成】 クローラ12により走行する機体10に昇降
機構20を設け、昇降機構20により昇降するブーム2
2の先端に、平行な位置関係にある平行な支持バー4
2、42を有する支持フレーム40を設け、各支持バー
42、42上に設けた駆動装置62・・・により、各支
持バー42、42と平行な仮想軸線を中心に回動する回
動部材を設け、この回動部材に一体的に設けられ、回動
部材の回動に伴って開閉するバケット66、66を設け
られている。このバケット66、66の先端は内側に円
弧上に湾曲している。
傷つけることなく、樹木を地中から掬い取って移植する
ことができる。 【構成】 クローラ12により走行する機体10に昇降
機構20を設け、昇降機構20により昇降するブーム2
2の先端に、平行な位置関係にある平行な支持バー4
2、42を有する支持フレーム40を設け、各支持バー
42、42上に設けた駆動装置62・・・により、各支
持バー42、42と平行な仮想軸線を中心に回動する回
動部材を設け、この回動部材に一体的に設けられ、回動
部材の回動に伴って開閉するバケット66、66を設け
られている。このバケット66、66の先端は内側に円
弧上に湾曲している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木を移植するための
移植機に関する。
移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】樹木を移植する作業では、樹木を掘り上
げる作業、掘り上げられた樹木を所定の場所まで移動さ
せる作業、移動した樹木を植えつける作業がある。樹木
を掘り上げる作業は、樹木の根元部の周囲に溝を掘って
根切りを行って根をムシロ巻きし、その樹木を引き上げ
る作業である。また、樹木を植えつける作業は、掘り下
げられた植えつけ穴の所定の位置に、その樹木を降ろす
作業である。これらの作業は、樹木が大型になると重量
物になるため人手では対応しきれず、動力機を利用して
行われている。
げる作業、掘り上げられた樹木を所定の場所まで移動さ
せる作業、移動した樹木を植えつける作業がある。樹木
を掘り上げる作業は、樹木の根元部の周囲に溝を掘って
根切りを行って根をムシロ巻きし、その樹木を引き上げ
る作業である。また、樹木を植えつける作業は、掘り下
げられた植えつけ穴の所定の位置に、その樹木を降ろす
作業である。これらの作業は、樹木が大型になると重量
物になるため人手では対応しきれず、動力機を利用して
行われている。
【0003】この種の装置では、例えば、図7に示すよ
うな樹木の移植装置にかかる技術(特開昭57−129
34号公報)が開示されている。2はフレームであり、
ブルドーザ等の自走式主導機に左右対象に取り付けられ
ている。この各フレーム2の下端突起部2aには、掘削
爪3が回動可能に軸着されている。4はシリンダ装置で
あり、フレーム2上に延設された支持柱5の上部に回動
可能に支持されている。6は第1のリンクであり、一端
がシリンダ装置4のロッド4aの先端に、他端が前記掘
削爪3の中途部にそれぞれ軸着されている。また、7は
第2のリンクであり、一端がシリンダ装置4のロッド4
aの先端に、他端がフレーム2の下端突起部2aにそれ
ぞれ軸着されている。
うな樹木の移植装置にかかる技術(特開昭57−129
34号公報)が開示されている。2はフレームであり、
ブルドーザ等の自走式主導機に左右対象に取り付けられ
ている。この各フレーム2の下端突起部2aには、掘削
爪3が回動可能に軸着されている。4はシリンダ装置で
あり、フレーム2上に延設された支持柱5の上部に回動
可能に支持されている。6は第1のリンクであり、一端
がシリンダ装置4のロッド4aの先端に、他端が前記掘
削爪3の中途部にそれぞれ軸着されている。また、7は
第2のリンクであり、一端がシリンダ装置4のロッド4
aの先端に、他端がフレーム2の下端突起部2aにそれ
ぞれ軸着されている。
【0004】この装置のリンク機構によれば、図7の左
に示すようにシリンダ装置4のロッド4aが収縮したと
きには、掘削爪3は下方に垂下がった状態である。すな
わち、掘削爪3は開いた位置にある。そして、シリンダ
装置4のロッド4aが延出されることによって掘削爪3
は、図7の右に示すように略水平の閉塞位置まで内側に
回動する。この装置によって樹木を堀り上げるときは、
先ず、一対の掘削爪3、3を樹木Tの根元部のまわりの
掘削した溝部へ進入させる。次いで一対の掘削爪3、3
を内側へ向けて回動させる。これによって、樹木Tを掬
い取るように堀り上げることができる。
に示すようにシリンダ装置4のロッド4aが収縮したと
きには、掘削爪3は下方に垂下がった状態である。すな
わち、掘削爪3は開いた位置にある。そして、シリンダ
装置4のロッド4aが延出されることによって掘削爪3
は、図7の右に示すように略水平の閉塞位置まで内側に
回動する。この装置によって樹木を堀り上げるときは、
先ず、一対の掘削爪3、3を樹木Tの根元部のまわりの
掘削した溝部へ進入させる。次いで一対の掘削爪3、3
を内側へ向けて回動させる。これによって、樹木Tを掬
い取るように堀り上げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹木の移植装置では、リンク機構によって掘削刃3
を閉塞するように作動させるから、掘削刃3は下方に伸
びる根を切断するよう作動するのと同時に、樹木Tの根
元部を挟圧するように作動してしまう。このため、樹木
Tの根は圧縮荷重を受け、潰れるなどして傷つけられ
る。また、その圧縮荷重によって根元部に付着している
土砂がこぼれ落ち、根が傷ついてしまう。さらに、上記
の掘削刃3の閉塞動作では、その駆動力が、樹木Tの根
を切断しかつ根元部を挟圧する一方、樹木Tを持ち上げ
るように作用する。このため、樹木Tの根を引っ張る等
して傷つけてしまうという課題があった。
来の樹木の移植装置では、リンク機構によって掘削刃3
を閉塞するように作動させるから、掘削刃3は下方に伸
びる根を切断するよう作動するのと同時に、樹木Tの根
元部を挟圧するように作動してしまう。このため、樹木
Tの根は圧縮荷重を受け、潰れるなどして傷つけられ
る。また、その圧縮荷重によって根元部に付着している
土砂がこぼれ落ち、根が傷ついてしまう。さらに、上記
の掘削刃3の閉塞動作では、その駆動力が、樹木Tの根
を切断しかつ根元部を挟圧する一方、樹木Tを持ち上げ
るように作用する。このため、樹木Tの根を引っ張る等
して傷つけてしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、圧縮や引っ張り
等の荷重によって樹木の根を傷つけることなく、樹木を
地中から掬い取って移植することができる樹木の移植装
置を提供することにある。
等の荷重によって樹木の根を傷つけることなく、樹木を
地中から掬い取って移植することができる樹木の移植装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は次の構成を備える。すなわち、クローラ等によ
り走行する機体に昇降機構を設け、該昇降機構により昇
降するアームの先端に堀り上げ装置を取付た移植機にお
いて、前記堀り上げ装置が、前記アームの先端に、平行
な位置関係にある平行な支持バーを有する支持フレーム
を設け、 前記各支持バー上に設けた駆動装置により、
各支持バーと平行な仮想軸線を中心に回動する回動部材
を設け、該回動部材に一体的に設けられ、回動部材の回
動に伴って開閉するバケットを設け、該バケットの先端
を内側に円弧上に湾曲させたことを特徴とする。なお、
前記堀り上げ装置を、前記アームの先端に、平行な位置
関係にある平行な支持バーを有する支持フレームを設
け、前記各支持バーに、内側面に円弧面状のガイド面を
有するガイドを設ける一方、該各ガイドの内側ガイド面
に沿って摺動する側面弧状の回動部材を設けるととも
に、該回動部材の内側面にラックを設け、該ラックに歯
合するピニオンを配置し、該ピニオンを駆動モータで駆
動してラックをガイドの内側ガイド面に沿って摺動可能
とし、回動部材の先端に一対のバケットを設けるように
しても良い。前記ガイドの円弧面状のガイド面に沿って
摺動する回動部材を摺動可能に支持する一方、一対のバ
ケットを開閉の外面と前記支持フレームに起立する起立
柱とに軸止めしたアクチュエータを設け、各バケットを
開閉可能としても良い。
本発明は次の構成を備える。すなわち、クローラ等によ
り走行する機体に昇降機構を設け、該昇降機構により昇
降するアームの先端に堀り上げ装置を取付た移植機にお
いて、前記堀り上げ装置が、前記アームの先端に、平行
な位置関係にある平行な支持バーを有する支持フレーム
を設け、 前記各支持バー上に設けた駆動装置により、
各支持バーと平行な仮想軸線を中心に回動する回動部材
を設け、該回動部材に一体的に設けられ、回動部材の回
動に伴って開閉するバケットを設け、該バケットの先端
を内側に円弧上に湾曲させたことを特徴とする。なお、
前記堀り上げ装置を、前記アームの先端に、平行な位置
関係にある平行な支持バーを有する支持フレームを設
け、前記各支持バーに、内側面に円弧面状のガイド面を
有するガイドを設ける一方、該各ガイドの内側ガイド面
に沿って摺動する側面弧状の回動部材を設けるととも
に、該回動部材の内側面にラックを設け、該ラックに歯
合するピニオンを配置し、該ピニオンを駆動モータで駆
動してラックをガイドの内側ガイド面に沿って摺動可能
とし、回動部材の先端に一対のバケットを設けるように
しても良い。前記ガイドの円弧面状のガイド面に沿って
摺動する回動部材を摺動可能に支持する一方、一対のバ
ケットを開閉の外面と前記支持フレームに起立する起立
柱とに軸止めしたアクチュエータを設け、各バケットを
開閉可能としても良い。
【0008】
【作用】次に、作用について説明する。1対のバケット
を開閉動機構により開き、上下動機構によって下動させ
る。続いてバケットを閉じることにより樹木の根元を土
と共に抱持し、バケットを上下動機構により上動させる
と樹木の根をムシロ巻きすることなく移植が可能とな
る。移植場所までは走行体で運搬することができ安全で
能率的な移植作業が可能となる。
を開閉動機構により開き、上下動機構によって下動させ
る。続いてバケットを閉じることにより樹木の根元を土
と共に抱持し、バケットを上下動機構により上動させる
と樹木の根をムシロ巻きすることなく移植が可能とな
る。移植場所までは走行体で運搬することができ安全で
能率的な移植作業が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面ととも詳細に説明する。図1は本発明に係る移植機の
概略的側面図である。図2はバケットの取り付け状態を
示す正面図である。まず構成について説明する。10は
機体であり、クローラ12・・・により走行可能であ
る。機体10はクローラ12に対して平面内で 360度回
動可能であり、オペレータが搭乗する運転席等が設けら
れている。
面ととも詳細に説明する。図1は本発明に係る移植機の
概略的側面図である。図2はバケットの取り付け状態を
示す正面図である。まず構成について説明する。10は
機体であり、クローラ12・・・により走行可能であ
る。機体10はクローラ12に対して平面内で 360度回
動可能であり、オペレータが搭乗する運転席等が設けら
れている。
【0010】20は昇降機構であり、ブーム22と油圧
アクチュエータ24とからなっている。ブーム22は機
体10の先端側に軸26を介して垂直面内で回動可能に
軸着されている。油圧アクチュエータ24も機体10に
軸27を介して軸着されている。一方、油圧アクチュエ
ータ24のロッド24aの先端はブーム22の先端部に
やはり軸28を介して軸着されている。従って油圧アク
チュエータ24が駆動されるとブーム22の先端は軸2
6を中心に上下動(回動)する。
アクチュエータ24とからなっている。ブーム22は機
体10の先端側に軸26を介して垂直面内で回動可能に
軸着されている。油圧アクチュエータ24も機体10に
軸27を介して軸着されている。一方、油圧アクチュエ
ータ24のロッド24aの先端はブーム22の先端部に
やはり軸28を介して軸着されている。従って油圧アク
チュエータ24が駆動されるとブーム22の先端は軸2
6を中心に上下動(回動)する。
【0011】前記ブーム22の先端には、垂直アーム3
2の上部が軸29を介して軸着されている。この垂直ア
ーム32の下端は垂下し、下端に支持フレーム40が固
定されている。前記ブーム22の先端部の上面には、姿
勢制御アクチュエータ30が固定されている。そして、
姿勢アクチュエータ30のロッド30aの先端は、垂直
アーム32の頂部に軸31を介して軸着されている。こ
のため、姿勢制御アクチュエータ30のロッド30aを
伸縮することにより、垂直アーム32を垂直状態を保持
することができる。
2の上部が軸29を介して軸着されている。この垂直ア
ーム32の下端は垂下し、下端に支持フレーム40が固
定されている。前記ブーム22の先端部の上面には、姿
勢制御アクチュエータ30が固定されている。そして、
姿勢アクチュエータ30のロッド30aの先端は、垂直
アーム32の頂部に軸31を介して軸着されている。こ
のため、姿勢制御アクチュエータ30のロッド30aを
伸縮することにより、垂直アーム32を垂直状態を保持
することができる。
【0012】前記支持フレーム40は、平行する支持バ
ー42、42と、この支持バー42、42の後端は連結
バー44により連結されている。この連結バー44の中
途部に垂直アーム32の下端が垂直に固定されている。
また、支持バー42の中途部には、それぞれ起立柱4
6、46が起立している。そして、起立柱46、46の
頂部と垂直アーム32とに補強材47、47の両端がそ
れぞれ固定され補強されている。
ー42、42と、この支持バー42、42の後端は連結
バー44により連結されている。この連結バー44の中
途部に垂直アーム32の下端が垂直に固定されている。
また、支持バー42の中途部には、それぞれ起立柱4
6、46が起立している。そして、起立柱46、46の
頂部と垂直アーム32とに補強材47、47の両端がそ
れぞれ固定され補強されている。
【0013】各支持バー42、42の前端と後端にはガ
イド機構50が設けられている。このガイド機構50に
ついて、さらに図3および図4を参照しつつ説明する。
垂直の半月状の基板52の周縁内側に円弧状のレール5
4が固定されている。このレール54の内側面に沿っ
て、ベアリング56を介して、円弧状の回動部材58が
配置されている。回動部材58の内側面にはラック58
aが形成されている。回動部材58の中央位置に、ピニ
オンギヤ60が噛み合っている。このピニオンギヤ60
は、基板52の反対側に固定されたモータ62の駆動軸
62aに連結されている。
イド機構50が設けられている。このガイド機構50に
ついて、さらに図3および図4を参照しつつ説明する。
垂直の半月状の基板52の周縁内側に円弧状のレール5
4が固定されている。このレール54の内側面に沿っ
て、ベアリング56を介して、円弧状の回動部材58が
配置されている。回動部材58の内側面にはラック58
aが形成されている。回動部材58の中央位置に、ピニ
オンギヤ60が噛み合っている。このピニオンギヤ60
は、基板52の反対側に固定されたモータ62の駆動軸
62aに連結されている。
【0014】このため、モータ62を駆動すると、駆動
軸62aを介してピニオンギヤ60が回転し、ピニオン
ギヤ60に噛み合う回動部材58をレール54に沿って
円弧運動させることができる。
軸62aを介してピニオンギヤ60が回転し、ピニオン
ギヤ60に噛み合う回動部材58をレール54に沿って
円弧運動させることができる。
【0015】前記各回動部材58の下端側の先端にはそ
れぞれ連結片64が固定されている。これら連結片64
の先端には、バケット66が固定されている。すなわ
ち、2つの連結片64で1つのバケット66を支持して
いる。図2はバケット66、66が閉じた状態を示して
いる。
れぞれ連結片64が固定されている。これら連結片64
の先端には、バケット66が固定されている。すなわ
ち、2つの連結片64で1つのバケット66を支持して
いる。図2はバケット66、66が閉じた状態を示して
いる。
【0016】前記起立柱46、46の頂部外側面には、
バケット66の開閉を補助するための油圧アクチュエー
タ68の上端が軸69を介して軸着されている。また、
油圧アクチュエータ68のロッド68aの先端は、バケ
ット66の上部外壁面から突出する連結アーム67の先
端に連結されている。連結アーム67の先端は2つに分
岐し、この分岐部にロッド68a先端が軸70を介して
軸着されている。
バケット66の開閉を補助するための油圧アクチュエー
タ68の上端が軸69を介して軸着されている。また、
油圧アクチュエータ68のロッド68aの先端は、バケ
ット66の上部外壁面から突出する連結アーム67の先
端に連結されている。連結アーム67の先端は2つに分
岐し、この分岐部にロッド68a先端が軸70を介して
軸着されている。
【0017】次に、上述するように構成された移植機の
使用方法について説明する。あらかじめ移植しようとす
る樹木の根元の周辺を掘削して根を切断する。オペレー
タは運転席において、クローラ12・・・を駆動させて
機体10を樹木へ接近させる。そして、モータ62・・
・および油圧アクチュエータ68、68を駆動させてバ
ケット66、66を開く。
使用方法について説明する。あらかじめ移植しようとす
る樹木の根元の周辺を掘削して根を切断する。オペレー
タは運転席において、クローラ12・・・を駆動させて
機体10を樹木へ接近させる。そして、モータ62・・
・および油圧アクチュエータ68、68を駆動させてバ
ケット66、66を開く。
【0018】続いて、油圧アクチュエータ24を駆動さ
せてブーム22を下動させるとともに、姿勢制御アクチ
ュエータ30が伸縮して垂直アーム32を垂直状態を保
持する。すなわち、支持フレーム40を水平状態に保持
する。バケット66、66を予め樹木の根元の周囲に掘
削した穴へ入れる。次に、モータ62・・・および油圧
アクチュエータ68、68を駆動させてバケット66、
66の先端が弧状の軌跡を描いて閉じる。このため、樹
木の根元部を挟圧するようなことなく、バケット66、
66を閉じることとなり、バケット66、66は土と共
に樹木の根元を抱持する。
せてブーム22を下動させるとともに、姿勢制御アクチ
ュエータ30が伸縮して垂直アーム32を垂直状態を保
持する。すなわち、支持フレーム40を水平状態に保持
する。バケット66、66を予め樹木の根元の周囲に掘
削した穴へ入れる。次に、モータ62・・・および油圧
アクチュエータ68、68を駆動させてバケット66、
66の先端が弧状の軌跡を描いて閉じる。このため、樹
木の根元部を挟圧するようなことなく、バケット66、
66を閉じることとなり、バケット66、66は土と共
に樹木の根元を抱持する。
【0019】そのまま油圧アクチュエータ24、30を
駆動してブーム22を上動させて樹木を地中から抜き上
げることができる。その樹木を移植する場所が近くであ
れば機体10を回転させて移植場所へ移す。もし移植場
所が離れている時は機体10をクローラ12・・・を駆
動して樹木をその移植場所まで運搬する。その際、油圧
アクチュエータ24および油圧アクチュエータ30を駆
動して垂直アーム32(支持フレーム40)を軸29を
中心に矢印A(図1)の方向へ回動させ、樹木を連結バ
ー44および垂直アーム32に当接してバケット66、
66内で安定する。
駆動してブーム22を上動させて樹木を地中から抜き上
げることができる。その樹木を移植する場所が近くであ
れば機体10を回転させて移植場所へ移す。もし移植場
所が離れている時は機体10をクローラ12・・・を駆
動して樹木をその移植場所まで運搬する。その際、油圧
アクチュエータ24および油圧アクチュエータ30を駆
動して垂直アーム32(支持フレーム40)を軸29を
中心に矢印A(図1)の方向へ回動させ、樹木を連結バ
ー44および垂直アーム32に当接してバケット66、
66内で安定する。
【0020】移植場所へ到着したら、あらかじめ掘削さ
れ水や肥料等が投入されている移植用の穴の中へブーム
22を下動させることにより樹木を入れる。そして、バ
ケット66、66を開くと、バケット66、66は弧状
に開くため、移植用の穴に投入されている水や肥料等を
回りに押し広げることがなくスムーズに行うことができ
る。その後、樹木を移植場所の穴内に土を埋め戻し移植
が完了する。
れ水や肥料等が投入されている移植用の穴の中へブーム
22を下動させることにより樹木を入れる。そして、バ
ケット66、66を開くと、バケット66、66は弧状
に開くため、移植用の穴に投入されている水や肥料等を
回りに押し広げることがなくスムーズに行うことができ
る。その後、樹木を移植場所の穴内に土を埋め戻し移植
が完了する。
【0021】上記実施例において、バケット66、66
の開閉をモータ62・・・および油圧アクチュエータ6
8、68により行ったが、いずれか一方のみにより開閉
するようにしても良い。なお、上記実施例では、レール
54(回動部材58)の中心を仮想軸線とすると、この
仮想軸線を中心にバケット66、66が開閉することと
なる。
の開閉をモータ62・・・および油圧アクチュエータ6
8、68により行ったが、いずれか一方のみにより開閉
するようにしても良い。なお、上記実施例では、レール
54(回動部材58)の中心を仮想軸線とすると、この
仮想軸線を中心にバケット66、66が開閉することと
なる。
【0022】図5は他のガイド機構の実施例を示す。こ
の実施例では、回動部材58の内側にラックが形成され
ておらず、2本のガイドピン74、74を基板52に固
定するとともに回動部材58の内側面に当接するように
設けている。このため、回動部材58がガイドピン7
4、74に支持されつつレール54に沿って移動する。
そして、この実施例では、油圧アクチュエータ68、6
8によりバケット66、66の開閉を行うこととなる。
の実施例では、回動部材58の内側にラックが形成され
ておらず、2本のガイドピン74、74を基板52に固
定するとともに回動部材58の内側面に当接するように
設けている。このため、回動部材58がガイドピン7
4、74に支持されつつレール54に沿って移動する。
そして、この実施例では、油圧アクチュエータ68、6
8によりバケット66、66の開閉を行うこととなる。
【0023】図6は他の実施例を示す。この実施例で
は、ガイド機構50の構造が異なる。すなわち、支持バ
ー42上に駆動モータ62を固定して設けるとともに、
駆動モータ62の出力を減速機78を介し、この減速機
78の出力軸78aに回動部材80が設けられている。
この回動部材80には支持板82を介してバケット66
が連結されている。この実施例では、減速機78の出力
軸78aの軸線を中心としてバケット66が開閉するこ
ととなる。以上、本発明の好適な実施例について種々述
べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるのでは
なく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し
得るのはもちろんである。
は、ガイド機構50の構造が異なる。すなわち、支持バ
ー42上に駆動モータ62を固定して設けるとともに、
駆動モータ62の出力を減速機78を介し、この減速機
78の出力軸78aに回動部材80が設けられている。
この回動部材80には支持板82を介してバケット66
が連結されている。この実施例では、減速機78の出力
軸78aの軸線を中心としてバケット66が開閉するこ
ととなる。以上、本発明の好適な実施例について種々述
べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるのでは
なく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し
得るのはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る移植機を用いると、樹木の
移植に際し、根元のムシロ巻きを行なう必要がない。ま
た、1台の移植機で樹木の抜き上げから運搬、埋め戻し
までを一人のオペレータで行うことができるので作業能
率も良い。
移植に際し、根元のムシロ巻きを行なう必要がない。ま
た、1台の移植機で樹木の抜き上げから運搬、埋め戻し
までを一人のオペレータで行うことができるので作業能
率も良い。
【0025】さらにはバケットの先端が円弧状の軌跡を
描いて動くため、樹木の根元部を抱持する際に樹木の根
元部を挟圧することがなく、またバケットを開く際にも
スムーズに行うことができる。また、バケットを開く際
に円弧状に開くとともにバケットの先端が内側に円弧状
に湾曲しているため、あらかじめ移植用の穴に投入され
ている水や肥料等を回りに押し広げることがなくスムー
ズに行うことができる等の著効を奏する。
描いて動くため、樹木の根元部を抱持する際に樹木の根
元部を挟圧することがなく、またバケットを開く際にも
スムーズに行うことができる。また、バケットを開く際
に円弧状に開くとともにバケットの先端が内側に円弧状
に湾曲しているため、あらかじめ移植用の穴に投入され
ている水や肥料等を回りに押し広げることがなくスムー
ズに行うことができる等の著効を奏する。
【図1】本発明に係る移植機の概略的側面図である。
【図2】本発明に係る移植機のバケットを支持する支持
フレームの正面図である。
フレームの正面図である。
【図3】レールと回動部材との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図4】レールと回動部材との部分断面説明図である。
【図5】レールと回動部材との他の実施例を示す説明図
である。
である。
【図6】他の実施例を示す説明図である。
【図7】従来の移植機の動きを示す説明図である。
10 機体 12 クローラ 20 昇降機構 22 アーム 24 油圧アクチュエータ 29 軸 30 油圧アクチュエータ 32 垂直アーム 40 支持フレーム 54 レール 58 回動部材 66 バケット
Claims (3)
- 【請求項1】 クローラ等により走行する機体に昇降機
構を設け、該昇降機構により昇降するアームの先端に堀
り上げ装置を取付た移植機において、 前記堀り上げ装置が、 前記アームの先端に、平行な位置関係にある支持バーを
有する支持フレームを設け、 前記各支持バー上に設けた駆動装置により、各支持バー
と平行な仮想軸線を中心に回動する回動部材を設け、 該回動部材に一体的に設けられ、回動部材の回動に伴っ
て開閉するバケットを設け、 該バケットの先端を内側に円弧上に湾曲させたことを特
徴とする移植機。 - 【請求項2】 前記堀り上げ装置は、 前記アームの先端に、平行な位置関係にある平行な支持
バーを有する支持フレームを設け、 前記各支持バーに、内側面に円弧面状のガイド面を有す
るガイドを設ける一方、 該各ガイドの内側ガイド面に沿って摺動する側面弧状の
回動部材を設けるとともに、該回動部材の内側面にラッ
クを設け、 該ラックに歯合するピニオンを配置し、該ピニオンを駆
動モータで駆動してラックをガイドの内側ガイド面に沿
って摺動可能とし、 前記回動部材の先端に一対のバケットを設けたことを特
徴とする請求項1記載の移植機。 - 【請求項3】 ガイドの円弧面状のガイド面に沿って摺
動する回動部材を摺動可能に支持する一方、 一対のバケットを開閉の外面と前記支持フレームに起立
する起立柱とに軸止めしたアクチュエータを設け、各バ
ケットを開閉可能としたことを特徴とする請求項2記載
の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124893A JPH0716026A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124893A JPH0716026A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716026A true JPH0716026A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15731476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16124893A Pending JPH0716026A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716026A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110036865A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-23 | 安徽省大地园林股份有限公司 | 一种防止珍贵树木移栽根部损伤的捆扎打包装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03210130A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-13 | Futaba Kogyo Kk | 樹木の移植装置 |
JPH0518534A (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-26 | Hitachi Ltd | 火炎分光診断装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16124893A patent/JPH0716026A/ja active Pending
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