JPH0884537A - 掘り取り機における根の切断装置 - Google Patents

掘り取り機における根の切断装置

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JPH0884537A
JPH0884537A JP25002794A JP25002794A JPH0884537A JP H0884537 A JPH0884537 A JP H0884537A JP 25002794 A JP25002794 A JP 25002794A JP 25002794 A JP25002794 A JP 25002794A JP H0884537 A JPH0884537 A JP H0884537A
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JP
Japan
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cutting blade
attached
trunk
root
cutting
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Application number
JP25002794A
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English (en)
Inventor
Masao Yamashita
征男 山下
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YAMASHITA KANAGATA KK
Original Assignee
YAMASHITA KANAGATA KK
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹木を掘り取る機械において、その樹木の特
に地表面近くの根を切断する。 【構成】 掘り取り機を樹木の幹に取り付ける繋止手段
Aと、土砂を掘り取る回転羽根を有する掘削手段Bとの
間に、ほぼ周方向に配置して幹の周囲の根を切断するた
めの切断刃11を有し、該切断刃11を土砂に打ち込む
ために、掘り取り機の本体10に装着した作動機構12
に切断刃11を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木の幹に取り付ける
繋止手段を一端に有し、土砂を掘り取る回転羽根を有す
る掘削手段を繋止手段から所定半径離れた箇所に装着
し、掘削手段Bを幹の周囲に移動させて環状に溝を形成
するための移動手段を具備した掘り取り機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば樹木を移植するにはその根を掘り
起こして根巻きを実施する必要があるが、その作業のた
めに従来はパワーショベルのような土木機械が使用され
てきた。しかし、パワーショベルなどで根を掘り取るこ
とは効率が良くない上、数尺間隔で栽培されている樹木
の間で前記作業を行なうため隣接の樹木を損傷させたり
することが多いという問題があった。
【0003】そこで出願人は、樹木などの周囲にほぼ円
形環状の溝を掘削する根切り掘り取り装置を開発し、そ
の成果の一部は既に出願した(特開平6−153714
号)。その根切り掘り取り装置は例えばらせん形のもの
からなる回転羽根により地面に穴を掘ると同時に、その
回転羽根を水平に移動させることにより溝を形成するこ
とができる。しかし樹木の種類と土質及びそれらの相互
の関り合いによって根の張り方には大きな相違があり、
特に地表面近くの根は土で押えられていないために浮い
て切れにくく、切れてもちぎれたり裂けたようになって
根を傷めるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは回転羽根に
よる土砂の掘削が常に円滑に行なえるようにするため
に、掘削部分の樹木の特に地表面近くの根を回転羽根に
よるのとは別に切断することができるようにすることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、樹木の掘り取り機について、繋止手段Aと
掘削手段Bとの間に、ほぼ周方向に配置して幹の周囲の
根を切断するための切断刃11を有し、該切断刃11を
土砂に打ち込むために、掘り取り機の本体10に装着し
た作動機構12に切断刃11を取り付けるという手段を
講じたものである。
【0006】
【実施例】図1〜図3に本発明に係る樹木の掘り取り機
を示す。本機は樹木の幹Pの周囲を1周して溝を掘削す
るもので、幹Pに取り付けるための繋止手段Aと、土砂
を掘り取るための掘削手段Bと、その移動のための移動
手段Cとを本体10に具備している。
【0007】繋止手段Aは本体10の正面側の端部に位
置しており、幹Pが収まるほぼコ字型の枠部13を有す
る。枠部13は正面の開口端部から幹Pを出入りさせる
もので、掘削作動中に幹から外れるのを防ぐために可動
枠14をその一端部で軸支している。14aはそのため
の支軸、14bは開閉端であり、閉じたときには脱け止
め14cを施す。
【0008】本発明による切断刃11は、幹Pから掘削
手段Bまでの間に設ければ良いが、実施例では繋止手段
Aの可動枠14に設けている。切断刃11は幹Pを中心
とした一定半径の円を想定し(図4参照)、その周方向
に配置されるようにする。例示の切断刃11は上記円周
と同程度の円弧形に形成した板状の部材であり、少なく
とも下辺に刃11aを有する。
【0009】切断刃11は左右2本のガイド杆15によ
って可動枠14のガイド部16に上下動可能に取り付け
られている。即ち可動枠14の上部に立てた、油圧シリ
ンダ装置からなる作動機構12の作動端部17であるピ
ストンの先端に切断刃11が取り付けられている。故に
切断刃11は作動機構12によって押し下げられること
によって根を切断し、移動手段Cにより本体10が幹の
周囲を移動する間これを繰り返すことで全周の根を切断
する。
【0010】作動機構12は切断刃11を土中に打ち込
み、簡単には切れない根を断ち切る必要性を考慮し、ま
た小型で、信頼性があるという条件を考慮すると油圧シ
リンダ装置が適している。また品種が豊富で要求性能を
満たす製品を得やすい点も好都合である。油圧シリンダ
装置以外ということになると、それと同等の強力な作動
力を得るために何らかの倍力機構などが必要になり、複
雑化のおそれがある。
【0011】このような根の切断装置を設けた繋止手段
Aの下部には、前記移動手段Cの前輪21が設けてあ
る。前輪21、21は、本体10の前部に前後動可能に
設けた前輪支持架を兼ねた枠部13に車輪受け22を介
して方向変換可能に軸支してあり、枠部13は前後方向
のスライドレール23により本体前端から出入り可能に
設けてある。枠部13の後部にはめねじを先端部に設け
たねじ部材24が取り付けてあり、そこに本体側に設け
た操作杆25のおねじ部26を螺合させ、本体10と前
輪21の間隔即ち掘削機構Bにより掘削する溝の半径を
調節可能である。19は操作ハンドル、また20は幹P
を囲み、前輪21を載せる台枠を示す。
【0012】左右一対の車輪受け22は夫々縦軸28の
周りに回転可能に取り付けてあり、各車輪受け22はタ
イロッド29により連結され、一方の縦軸28の上端に
はウォームホイール32が取り付けてある。該ホイール
32は、伸縮可能に本体10に設けられた操向杆33の
先端に取り付けてあるウォームギヤ34と螺合し、操向
杆33の他端の減速ギヤを有するハンドル35の操作に
よって前輪21の操向を行なうことができる。18は操
向杆33の中途に設けた伸縮部であって、スプライン嵌
合又はキー契合によって回転を伝える部分である。
【0013】左右各一対の後輪31、31は本体後部左
右の縦軸36の周りに回動に向きを変えられ、かつ動力
駆動されており、そのために駆動軸38が左右の後輪側
縦軸36の上端を噛合手段39により結合している。3
8aは両輪の差動装置を示す。噛合手段39は駆動軸3
8側に取り付けた傘歯車39aと縦軸36側に取り付け
た傘歯車39bとからなる。走行のための動力源とし
て、内燃機関よりなる駆動装置41が本体10に搭載し
てあり、その駆動装置41から取り出した動力を第1伝
達手段42により駆動軸38へ伝えている。
【0014】第1伝達手段42の具体的構成は任意で良
いが、例示のものは第1減速機43の後方に第2減速機
としてトランスミッション44を有し、それらをチェン
スプロケット等により連繋している。なお、40はミッ
ション出力軸44aと駆動軸38とを結ぶ伝達装置を示
す。また縦軸36の下端には傘歯車等のギヤからなる噛
合手段が設けてあり、縦軸36の回転を後輪31に伝え
ている。
【0015】前述の掘削手段Bは上下方向の回転羽根軸
45にらせん状に取り付けた連続状の回転羽根46を有
し、その外周に羽根覆い47を設けたものである。羽根
覆い47の進行方向正面は開口しており、その反対側は
閉塞していて、上部閉塞部の側面に排出口48を開閉可
能に設けた構成を有する。49は土砂の排出羽根であ
り、回転羽根46の上端に放射状に設けてある。羽根覆
い47は前記の開口が正面を向いた状態で地上へ退避し
た横向きの位置と縦向きの位置との間を移動可能に上端
部で本体10に軸支されており、そのための中心軸51
は羽根覆い47の上端面に設けたギヤボックス52を貫
通する。
【0016】例示の装置の場合、羽根覆い47の左右に
吊下された前後の保持板53、54により、ギヤボック
ス52の両側を軸51周りに回転可能に保持しており、
軸51上の枢軸55に設けた昇降用のギヤ56と、操作
軸57に取り付けた操作ギヤ58とを螺合させ、操作軸
57を操作するハンドル59の回転により、掘削手段全
体の姿勢を横向きと縦向きの両位置の間で人力により変
換する構成である。
【0017】回転羽根46を駆動する動力には前述の駆
動装置41から第2の伝達手段61を経て取り出された
動力が利用される。即ち第2の伝達手段61の末端は、
軸51と同軸上に設けた回転軸62に結合しており、こ
の回転軸62に設けた第1ギヤ63が回転羽根軸45の
上端に設けた第2ギヤ64と噛合し、回転羽根46を駆
動する構成である。各図中、65は駆動装置41から第
1減速機43へ動力を伝達する手段を示す。
【0018】本発明に係る掘り取り機では、本体先端の
前輪21、21間に樹木の幹Pを位置させるために移動
させる場合に後輪31、31の動力で自走することがで
きる。目的の幹Pに本体先端部がセットされたあとは、
掘削すべき溝Tの半径上に掘削機構を位置させ、かつ後
輪31、31の向きを溝の円周方向へ変え、所定半径の
溝Tに合わせる。その後本発明に係る根の切断装置を作
動させ、切断刃11を土中に打ち込んで根を断ち切るよ
うにする。切断刃11による切断線は掘削手段Bによる
溝Tの内側の線とほぼ同じかそれよりやや内側が良い。
【0019】掘削手段Bは初め横向きの退避位置にあ
り、回転羽根46を回転させながら同機構を回動させ縦
位置にし、羽根覆い47の開口47aが地表に向く状態
で、掘削機構を地表から地中へ向けて進行方向へ回動さ
せると(図5)、回転している回転羽根46によって土
砂を掘り下げ、移動機構Cにより移動させることによっ
てドーナツ状の溝Tを形成することができる。
【0020】
【発明の作用】掘り取り機を使用した掘削作業の過程に
おいて、前述のように作動機構12を作動させて切断刃
11を土中に打ち込むことにより、その部分に張ってい
る根Rを断ち切ることができ(図5)、移動手段Cを作
動させてこの作業を繰り返し行なうことにより、幹Pの
下の根巻きされる部分をその周辺の根張り部分から分断
することとなる(図4)。
【0021】この分断作業により特に地表面近くの根が
奇麗に処理され、深い所の根はそののちに実施する掘削
手段B及び移動手段Cにより切断される。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、樹木から張り出している、特に地表
面近くの根を容易かつ確実に断ち切ることができ、掘削
手段Bの回転羽根により樹木を掘り取る場合に、回転羽
根により切断しにくい地表面近くの根をちぎったり、裂
いたりすることがなく、常に円滑に根切り、掘り取り作
業を実施することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る掘り取り機における根の切断装置
の実施例を示す側面図。
【図2】同上装置の平面図。
【図3】同じく正面図。
【図4】同上装置による根切り作業を示す平面説明図。
【図5】同じく側面説明図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木の幹に取り付ける繋止手段Aを一端
    に有し、土砂を掘り取る回転羽根を有する掘削手段Bを
    繋止手段Aから所定半径離れた箇所に装着し、掘削手段
    Bを幹の周囲に移動させて環状に溝を形成するための移
    動手段Cを具備した掘り取り機において、前記繋止手段
    Aと掘削手段Bとの間に、ほぼ周方向に配置して幹の周
    囲の根を切断するための切断刃11を有し、該切断刃1
    1を土砂に打ち込むために、掘り取り機の本体10に装
    着した作動機構12に切断刃11を取り付けたことを特
    徴とする掘り取り機における根の切断装置。
  2. 【請求項2】 繋止手段Aは幹が収まるほぼコ字型の枠
    部13を有し、その開口端部に可動枠14を開閉可能に
    軸支し、切断刃11とその作動機構12を前記枠部13
    に取り付けた構成を有する請求項第1項記載の掘り取り
    機における根の切断装置。
  3. 【請求項3】 切断刃11は、ガイド杆15によって可
    動枠14に上下動可能に取り付けてあり、かつ可動枠1
    4に装着してある作動機構12の作動端部17を切断刃
    11の上部に接続した構成を有する請求項第2項記載の
    掘り取り機における根の切断装置。
  4. 【請求項4】 作動機構12が油圧シリンダ装置であ
    り、そのピストンの先端を作動端部17としてそこに切
    断刃11を取り付けた構成を有する請求項第3項記載の
    掘り取り機における根の切断装置。
JP25002794A 1994-09-19 1994-09-19 掘り取り機における根の切断装置 Pending JPH0884537A (ja)

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JP25002794A JPH0884537A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 掘り取り機における根の切断装置

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JP25002794A JPH0884537A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 掘り取り機における根の切断装置

Publications (1)

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JPH0884537A true JPH0884537A (ja) 1996-04-02

Family

ID=17201754

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JP25002794A Pending JPH0884537A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 掘り取り機における根の切断装置

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JP (1) JPH0884537A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108739226A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 昆明学院 一种小型快速智能化挖树机

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