JPH0735556Y2 - 根切り装置類における回転羽根 - Google Patents
根切り装置類における回転羽根Info
- Publication number
- JPH0735556Y2 JPH0735556Y2 JP4988693U JP4988693U JPH0735556Y2 JP H0735556 Y2 JPH0735556 Y2 JP H0735556Y2 JP 4988693 U JP4988693 U JP 4988693U JP 4988693 U JP4988693 U JP 4988693U JP H0735556 Y2 JPH0735556 Y2 JP H0735556Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- sand
- earth
- root
- root cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は樹木の幹のようにほぼ直
立した植設物を中心としてその周囲に実質的な環状に溝
を掘削するために、植設物の周囲の土砂を掘り取る根切
り装置類における回転羽根に関するものである。
立した植設物を中心としてその周囲に実質的な環状に溝
を掘削するために、植設物の周囲の土砂を掘り取る根切
り装置類における回転羽根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移植のために樹木を掘り起こし、根巻き
をする技術は特開昭58−152423号によって公知
である。根巻きのために樹木を掘り起こす根切り作業に
は従来パワーショベルその他の土木機械を用いていた
が、作業性改善のため本出願人はさきに樹木等の根切り
掘り取り装置を開発し、その成果の一部について出願を
した。
をする技術は特開昭58−152423号によって公知
である。根巻きのために樹木を掘り起こす根切り作業に
は従来パワーショベルその他の土木機械を用いていた
が、作業性改善のため本出願人はさきに樹木等の根切り
掘り取り装置を開発し、その成果の一部について出願を
した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前述した樹木
等の根切り掘り取り装置において、土砂の掘削性能を改
良することを課題としたものである。即ち前記根切り掘
り取り装置では連続らせん形の回転羽根で土砂を掘削す
るが、その場合回転羽根の外周縁が土砂との接触で破損
し易いとか、土質によっては掘削自体が困難になるとい
う問題があった。本考案はこのような問題を解決するも
のである。
等の根切り掘り取り装置において、土砂の掘削性能を改
良することを課題としたものである。即ち前記根切り掘
り取り装置では連続らせん形の回転羽根で土砂を掘削す
るが、その場合回転羽根の外周縁が土砂との接触で破損
し易いとか、土質によっては掘削自体が困難になるとい
う問題があった。本考案はこのような問題を解決するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、樹木等の根切り掘り取り装置に設けられ、上
下方向の軸周りに回転可能な回転軸11に、前記土砂を
掘り取るための羽根12をらせん状に取り付け、その羽
根12のらせん状の周縁から半径方向外方へ突出する小
突起13を所定間隔で多数設けるという手段を講じたも
のである。
本考案は、樹木等の根切り掘り取り装置に設けられ、上
下方向の軸周りに回転可能な回転軸11に、前記土砂を
掘り取るための羽根12をらせん状に取り付け、その羽
根12のらせん状の周縁から半径方向外方へ突出する小
突起13を所定間隔で多数設けるという手段を講じたも
のである。
【0005】
【実施例】図1、図2は本考案に係る樹木等の根切り掘
り取り装置の全体を示したものである。この装置は台車
構造を有し、植設物Pを中心に位置させて囲む開閉可能
な環状の回転支持部14を台車本体10の一端に設け、
その支持部14の両脇と台車本体10の他端部に夫々車
輪15、15、16、16、を一対ずつ設けている。植
設物Pに接近する内方車輪15、15は台車内方の荷重
を支えながら回転し、台車外方に位置する外方車輪1
6、16は荷重を支えると同時に、本案装置が植設物P
の周囲を移動できるように向きを変える。図示の台車本
体10は動力により押し乍ら掘削を行なう方式である
が、これを人力駆動方式としても良いのは勿論である。
り取り装置の全体を示したものである。この装置は台車
構造を有し、植設物Pを中心に位置させて囲む開閉可能
な環状の回転支持部14を台車本体10の一端に設け、
その支持部14の両脇と台車本体10の他端部に夫々車
輪15、15、16、16、を一対ずつ設けている。植
設物Pに接近する内方車輪15、15は台車内方の荷重
を支えながら回転し、台車外方に位置する外方車輪1
6、16は荷重を支えると同時に、本案装置が植設物P
の周囲を移動できるように向きを変える。図示の台車本
体10は動力により押し乍ら掘削を行なう方式である
が、これを人力駆動方式としても良いのは勿論である。
【0006】台車本体10の中央部に土砂を掘削する手
段Qとしての回転羽根が設置してあり、該掘削手段Qは
内燃エンジンからなる駆動源17から減速機構18を経
て、取りだされた駆動力をギヤ19で受けて回転する上
下方向の回転軸11を有し、土砂を掘り取るためのらせ
ん状の羽根12をその回転軸11に設けたもので、らせ
ん状の羽根12の周囲の移動方向後半部を囲むほぼ半円
筒形の排出カバー20を有する。
段Qとしての回転羽根が設置してあり、該掘削手段Qは
内燃エンジンからなる駆動源17から減速機構18を経
て、取りだされた駆動力をギヤ19で受けて回転する上
下方向の回転軸11を有し、土砂を掘り取るためのらせ
ん状の羽根12をその回転軸11に設けたもので、らせ
ん状の羽根12の周囲の移動方向後半部を囲むほぼ半円
筒形の排出カバー20を有する。
【0007】例示の羽根12は、先端21から上端部2
2まで連続したらせん状を有し、かつ回転軸11から一
定の外径(回転半径)を有する。故にこの羽根12を、
図3において上方から見て右回転させると土砂を掘削
し、かつ上方へ搬送して排出カバー20の上部側面に設
けてある排出口23より排出することができる。12′
はその排出羽根、24はその開閉扉を示す。
2まで連続したらせん状を有し、かつ回転軸11から一
定の外径(回転半径)を有する。故にこの羽根12を、
図3において上方から見て右回転させると土砂を掘削
し、かつ上方へ搬送して排出カバー20の上部側面に設
けてある排出口23より排出することができる。12′
はその排出羽根、24はその開閉扉を示す。
【0008】このような掘削手段Qの羽根12のらせん
状の周縁にそこから外方へ突出する小突起13が所定間
隔で多数設けてある。小突起13はらせん状羽根12の
周縁を目の粗い鋸歯状とすることにより土砂への喰い込
み力を高めるもので、例示の場合1周当り十数個の割合
で設けてある。この小突起13の設け方としては鋼片を
羽根周縁に定間隔で溶接その他の固着手段により植設す
るのが一般的である。しかし他の方法例えば羽根12の
素材の縁に沿って予め一定の間隔で凹凸を形成してお
き、その素材を回転軸11に溶接等するようにしても良
い。突起13は羽根12よりも高い耐磨耗性を有する方
が良いが、羽根12と同材質で形成した突起13部分の
みに焼きを入れる方法などでも形成し得る。いずれにせ
よ多数の小突起13の形状、ピッチ(密度)、材質など
は適宜変更することができる。
状の周縁にそこから外方へ突出する小突起13が所定間
隔で多数設けてある。小突起13はらせん状羽根12の
周縁を目の粗い鋸歯状とすることにより土砂への喰い込
み力を高めるもので、例示の場合1周当り十数個の割合
で設けてある。この小突起13の設け方としては鋼片を
羽根周縁に定間隔で溶接その他の固着手段により植設す
るのが一般的である。しかし他の方法例えば羽根12の
素材の縁に沿って予め一定の間隔で凹凸を形成してお
き、その素材を回転軸11に溶接等するようにしても良
い。突起13は羽根12よりも高い耐磨耗性を有する方
が良いが、羽根12と同材質で形成した突起13部分の
みに焼きを入れる方法などでも形成し得る。いずれにせ
よ多数の小突起13の形状、ピッチ(密度)、材質など
は適宜変更することができる。
【0009】なお、例示の回転羽根はカバー上端部に設
けたギャボックス25を通る横軸Yを中心として本案装
置による掘削時に移動方向後方へスイングする(図3矢
印)ようにハウジング26に取り付けてあり、ハウジン
グ26は台車本体10上に平行に設置されているガイド
機構27により掘削半径方向へ移動可能である。28は
ガイド機構27の操作軸、29は装置の操向用のハンド
ルであり、台車本体10の外方端部に設けられている。
けたギャボックス25を通る横軸Yを中心として本案装
置による掘削時に移動方向後方へスイングする(図3矢
印)ようにハウジング26に取り付けてあり、ハウジン
グ26は台車本体10上に平行に設置されているガイド
機構27により掘削半径方向へ移動可能である。28は
ガイド機構27の操作軸、29は装置の操向用のハンド
ルであり、台車本体10の外方端部に設けられている。
【0010】このような装置により、植木用の樹木その
他の植設物を掘り起すために根切りをする場合、土砂を
掘り込む掘削手段Qは左右の溝壁S1、S2と前方の溝
壁S3及び後方のカバー20が土砂排出路を構成するの
で、掘削した土砂を上へ運び溝外へ排出することができ
る。掘削中、回転する羽根12は周縁が図4に示すよう
にらせんのピッチ間隔で土砂に喰い込む。このとき羽根
周縁に設けられた多数の小突起13は前方の溝壁S3に
対して一定の高さの箇所を掘削し、そこに小凹部S′が
形成されるので溝壁S3はくしの歯のような凹凸状とな
り、羽根12の周縁の持ち上げ力により途中から折れて
くずされることとなる。削られた土砂はらせん状羽根1
2により、上へ運ばれ排出口23から排出される。この
ようにらせん状の羽根12は小突起13により前壁S3
に小凹部S′を形成して切りくずしやすくするので抵抗
が少なく、円滑な掘削作用が得られる。
他の植設物を掘り起すために根切りをする場合、土砂を
掘り込む掘削手段Qは左右の溝壁S1、S2と前方の溝
壁S3及び後方のカバー20が土砂排出路を構成するの
で、掘削した土砂を上へ運び溝外へ排出することができ
る。掘削中、回転する羽根12は周縁が図4に示すよう
にらせんのピッチ間隔で土砂に喰い込む。このとき羽根
周縁に設けられた多数の小突起13は前方の溝壁S3に
対して一定の高さの箇所を掘削し、そこに小凹部S′が
形成されるので溝壁S3はくしの歯のような凹凸状とな
り、羽根12の周縁の持ち上げ力により途中から折れて
くずされることとなる。削られた土砂はらせん状羽根1
2により、上へ運ばれ排出口23から排出される。この
ようにらせん状の羽根12は小突起13により前壁S3
に小凹部S′を形成して切りくずしやすくするので抵抗
が少なく、円滑な掘削作用が得られる。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから回転するらせん状の羽根12により土
砂を掘削する作用が円滑化し、そのために必要な動力が
小突起13を有しない羽根による掘削に必要な動力より
も少なくて済み、装置の小型、軽量化に寄与すると同時
に作業性を向上させ、しかもらせん状の羽根12の磨損
率も著しく減少させることができるという効果を奏す
る。
るものであるから回転するらせん状の羽根12により土
砂を掘削する作用が円滑化し、そのために必要な動力が
小突起13を有しない羽根による掘削に必要な動力より
も少なくて済み、装置の小型、軽量化に寄与すると同時
に作業性を向上させ、しかもらせん状の羽根12の磨損
率も著しく減少させることができるという効果を奏す
る。
【図1】本考案に係る樹木等の根切り装置類の実施例に
関する平面図。
関する平面図。
【図2】同上装置による作動状況を示す断面説明図。
【図3】本考案に係る回転羽根の実施例を示す斜視図。
【図4】同上回転羽根による作用の説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 樹木の幹のようにほぼ直立した植設物を
中心としてその周囲に実質的に環状に溝を掘削するため
に、植設物の周囲の土砂を掘り取る根切り装置類におい
て、上下方向の軸周りに回転可能な回転軸11に、前記
土砂を掘り取るための羽根12をらせん状に取り付け、
その羽根12のらせん状の周縁から半径方向外方へ突出
する小突起13を所定間隔で多数設けたことを特徴とす
る根切り装置類における回転羽根。 - 【請求項2】 羽根12は回転軸11の一端部から他端
部にかけて連続したらせん形に設けてあり、平面円形に
あらわれるその羽根12の周縁に小突起13が一定の間
隔で多数設けてある請求項第1項記載の根切り装置類に
おける回転羽根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4988693U JPH0735556Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 根切り装置類における回転羽根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4988693U JPH0735556Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 根切り装置類における回転羽根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713128U JPH0713128U (ja) | 1995-03-07 |
JPH0735556Y2 true JPH0735556Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=12843523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4988693U Expired - Lifetime JPH0735556Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 根切り装置類における回転羽根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735556Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP4988693U patent/JPH0735556Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713128U (ja) | 1995-03-07 |
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