JPH07159804A - 表示用基板およびその実装構造 - Google Patents

表示用基板およびその実装構造

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JPH07159804A
JPH07159804A JP5306672A JP30667293A JPH07159804A JP H07159804 A JPH07159804 A JP H07159804A JP 5306672 A JP5306672 A JP 5306672A JP 30667293 A JP30667293 A JP 30667293A JP H07159804 A JPH07159804 A JP H07159804A
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素二 塩田
裕一 ▲吉▼田
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセス変動の影響を受けず高歩留で作製で
き、良好な表示品位を得ることができる表示用基板およ
びその実装構造を提供する。 【構成】 基板面に、この基板面の周縁部から内部の表
示領域へ信号を伝え又は電源を印加するための配線46
a,46bを有する。配線46a,46bのパターン
は、上記基板面に接して設けられたTa膜29と、この
Ta膜29上に設けられたITO膜30とからなる2層
膜で形成されている。配線46a,46bのパターンの
少なくとも一部の領域で、Ta膜29とITO膜30と
の間にTi膜40が設けられている。配線46aの基板
周辺側の端部に、駆動用IC24の出力側電極28aが
接続される一方、配線46bの表示領域側の端部に駆動
用IC24の入力側電極28bが接続されている。配線
46bの基板周辺側の端部にフレキシブル配線板33の
出力端子35が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表示用基板およびその
実装構造に関する。より詳しくは、液晶表示装置、EL
(エレクトロ・ルミネセンス)表示装置等の表示パネルの
一部を構成する表示用基板と、その実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の一般的な実装方式(駆動
用IC実装方式)で実装されたマトリクス型液晶表示装
置を示している。液晶表示パネル201は、表示用基板
としての下側基板221と上側基板222との間に、図
示しない液晶を封入して構成されている。下側基板22
1には、画素が形成されている表示領域203から周縁
部に向かって延びる多数の配線206,207が設けら
れており、これらの各配線206,207の基板周辺側
端部が電極端子となっている(なお、簡単のため、この
明細書の全体を通して、電極端子は配線に含まれるもの
とする。)。図6に示すように、例えば下側基板221
の配線206は、厚さ3000Å程度のTa膜209
と、その上に設けられた厚さ800Å程度のITO(錫
添加酸化インジウム)膜210との2層構造からなって
いる(例えば特開昭63−195687号公報)。図5
に示すように、実装状態では、下側基板221の配線2
06,207に、それぞれ駆動用IC224,225を
搭載したフレキシブル配線板204,205が接続され
る。詳しくは、図6に示すように、例えばフレキシブル
配線板204は、ポリイミド樹脂からなる基材面217
に、SnやAuなどをメッキしたCu材からなる出力端
子208を有している。下側基板221の配線206の
端部と、フレキシブル配線板206の出力端子208と
が、導電性を有する接続材211を介して接続される。
動作時には、駆動用IC224が出力した表示信号は、
フレキシブル配線板204の出力端子208、接続材2
11、下側基板221の配線206を介して表示領域に
供給される。
【0003】また、図3は、COG(チップ・オン・グ
ラス)方式によって実装されたマトリクス型液晶表示装
置を示している。液晶表示パネル101は、表示用基板
としての下側基板121と上側基板122との間に、図
示しない液晶を封入して構成されている。下側基板12
1には、画素が形成されている表示領域123から周縁
部に向かって延びる多数の配線が設けられており、これ
らの各配線126a,126bの端部が電極端子となっ
ている。配線126a,127aのさらに基板周辺側
に、上記配線126a,127aと離間した状態で、基
板周辺に向かって延びる配線126b,127bが設け
られている。図4に示すように、例えば下側基板121
の配線126a,配線126bは、いずれも厚さ300
0Å程度のTa膜129と、その上に設けられた厚さ8
00Å程度のITO膜130との2層構造からなってい
る。図3に示すように、実装状態では、下側基板121
の配線126a,127aと配線126b,127bと
の間に、それぞれ駆動用IC124,125が搭載さ
れ、また、配線126b,127bにフレキシブル配線
板133,134が接続される。詳しくは、図4に示す
ように、例えば駆動用IC124は、出力側バンプ電極
128a,入力側バンプ電極128bを有している。こ
れらの出力側バンプ電極128a,入力側バンプ電極1
28bが、導電性を有する接続材131,131を介し
て、それぞれ下側基板121の配線126aの基板周辺
側端部,配線126bの表示領域側端部と接続される。
また、例えばフレキシブル配線板133は、ポリイミド
樹脂からなる基材面137に、SnやAuなどをメッキ
したCu材からなる出力端子135を有している。この
出力端子135が、導電性を有する接続材136を介し
て、下側基板121の配線126bの基板周辺側端部と
接続される。動作時には、電源や入力信号がフレキシブ
ル配線板133の出力端子135,接続材136,配線
126b,接続材131,入力側バンプ電極128bを
介して、駆動用IC124に入力される。そして、駆動
用IC124が出力した表示信号が、出力側バンプ電極
128a,接続材131,配線126aを介して、表示
領域に供給される。
【0004】上記いずれの液晶表示装置も、表示用基板
の配線206,207(図5,図6),配線126a,
126b,127a,127b(図3,図4)をTa膜
とITO膜との2層構造としているので、Ta膜上のI
TO膜の存在によって、基板完成後にTa膜の表面が酸
化されるのを防止することができる。なお、Ta膜の面
抵抗は約3Ω/□、ITO膜の面抵抗は約50Ω/□で
あることから、基板の周辺側から表示領域への電源や信
号の供給は、主に下層であるTa膜を通して行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の如く表示用基板の配線206,207(図5,図
6),配線126a,126b,127a,127b
(図3,図4)をTa膜とITO膜との2層構造とした
場合、ITO膜形成時に、下層であるTa膜の表面が酸
化される。また、ITO膜をパターン加工する工程で、
リワーク作業を行う場合に、ITO膜用のエッチャント
(塩化第2鉄溶液)によって、Ta膜が侵されて変質す
る。このため、ITO膜とTa膜との間の界面抵抗が大
きくばらつき、歩留が低下するという問題がある。実験
によれば、このような基板作製プロセス中の変動要因に
よって、ITO膜とTa膜との間の界面抵抗はおよそ2
×104〜107Ω・μm2の範囲でばらつくことが判明し
ている。このようにTa膜の表面が酸化され変質して、
ITO膜との界面抵抗が高くなった場合、駆動用ICか
ら表示領域に至るまでの抵抗が増大して、表示信号が歪
み、この結果、表示状態が悪化することになる。この影
響は、表示の高精細化に伴って配線206,207(図
5,図6),配線126a,126b,127a,12
7b(図3,図4)の面積が縮小されると、深刻なもの
となる。例えば、図4に示したCOG実装方式の場合に
は、配線126aの面積は、一般的な実装方式(駆動用
IC実装方式)のものに比して遥かに小さい。このた
め、抵抗の増大分が大きく、表示状態への影響も大きく
なる。また、配線126bの面積は、上記配線126a
に比して大きいものの、電源を供給すべきラインでの抵
抗増大は、増大分が小さいものであっても致命的なもの
となり、駆動用ICの動作状態を著しく悪化させる。
【0006】そこで、この発明の目的は、プロセス変動
の影響を受けず高歩留で作製でき、良好な表示品位を得
ることができる表示用基板およびその実装構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の表示用基板は、平面型表示装置の
一部を構成するための表示用基板であって、基板面に、
この基板面の周縁部から内部の表示領域へ信号を伝える
ための配線を有する表示用基板において、上記配線のパ
ターンは、上記基板面に接して設けられたタンタル膜
と、このタンタル膜上に設けられた錫添加酸化インジウ
ム膜とからなる2層膜で形成され、上記配線のパターン
の少なくとも一部の領域で、上記タンタル膜と錫添加酸
化インジウム膜との間にチタン膜が設けられていること
を特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の表示用基板の実装
構造は、請求項1に記載の表示用基板を備え、上記配線
のうち上記周縁部に存する部分に、上記信号を発生する
駆動用ICを搭載したフレキシブル配線板の出力端子が
接続されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の表示用基板の実装
構造は、請求項1に記載の表示用基板を備え、上記配線
は、上記表示領域から上記周縁部に延びるパターンを持
ち、上記チタン膜が設けられた領域を有する第1の配線
と、上記第1の配線よりも基板周辺側で基板周辺に向か
って延びるパターンを持ち、上記チタン膜が設けられた
領域を有する第2の配線とを含み、上記第1の配線の基
板周辺側の端部に、上記信号を発生する駆動用ICの出
力側電極が接続される一方、上記第2の配線の上記表示
領域側の端部に上記駆動用ICの入力側電極が接続さ
れ、上記第2の配線の上記基板周辺側の端部に、上記駆
動用ICに入力信号を供給するフレキシブル配線板の出
力端子が接続されていることを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の表示用基板の実装
構造は、請求項3に記載の表示用基板の実装構造におい
て、上記第1の配線の上記錫添加酸化インジウム膜と上
記駆動用ICの上記出力側電極、および、上記第2の配
線の上記錫添加酸化インジウム膜と上記駆動用ICの上
記入力側電極が、異方性導電膜を介して接続されている
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の表示用基板は、請
求項1に記載の表示用基板において、上記配線は、上記
表示領域から上記周縁部に延びるパターンを持ち、上記
チタン膜が設けられた領域を有する第1の配線と、上記
第1の配線よりも基板周辺側で基板周辺に向かって延び
るパターンを持ち、上記チタン膜が設けられた領域を有
する第2の配線とを含み、少なくとも上記第1の配線の
基板周辺側の端部、および、上記第2の配線の上記表示
領域側の端部で、上記錫添加酸化インジウム膜上にモリ
ブデン膜が設けられていることを特徴としている。
【0012】また、請求項6に記載の表示用基板の実装
構造は、請求項5に記載の表示用基板を備え、上記第1
の配線の基板周辺側の端部の上記モリブデン膜に、上記
信号を発生する駆動用ICの出力側電極が接続される一
方、上記第2の配線の上記表示領域側の端部の上記モリ
ブデン膜に上記駆動用ICの入力側電極が接続され、上
記第2の配線の上記基板周辺側の端部に、上記駆動用I
Cに入力信号を供給するフレキシブル配線板の出力端子
が接続されていることを特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の表示用基板の実装
構造は、請求項6に記載の表示用基板の実装構造におい
て、上記第1の配線の基板周辺側の端部の上記モリブデ
ン膜と上記駆動用ICの出力側電極、および、上記第2
の配線の上記表示領域側の端部の上記モリブデン膜と上
記駆動用ICの入力側電極が、導電粒子として銀または
銀とパラジウムとからなる合金を含むペースト材を介し
て接続されていることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の表示用基板では、配線を形成するた
めTa(タンタル)膜上にTi(チタン)膜を形成する
時、直接ITO(錫添加酸化インジウム)膜を形成する
場合と異なり、Ta膜表面を酸化させることが無い。ま
た、Ti膜上にITO膜を形成する時、Ti膜表面が酸化
される度合いは、Ta膜表面が酸化される場合に比して
はるかに軽度である。さらに、Ti膜はITO膜用のエ
ッチャント(塩化第2鉄溶液)によって侵されることが
無い。したがって、Ta膜とTi膜との間の界面抵抗、お
よび、Ti膜とITO膜との間の界面抵抗は、従来に比
してプロセス変動の影響を受けにくく、低く安定したも
のとなる。したがって、この表示用基板は高歩留で作製
されるとともに、実装後に良好な表示品位が得られる。
また、今後の表示の高精細化への対応も可能となる。
【0015】請求項2の表示用基板の実装構造では、表
示用基板の配線のパターンの少なくとも一部の領域で、
Ta膜とITOとの間にチタン膜が設けられているの
で、Ta膜とTi膜との間の界面抵抗、および、Ti膜と
ITO膜との間の界面抵抗が低くなる結果、フレキシブ
ル配線板の出力端子から表示領域に至るまでの配線に関
する抵抗(端部での抵抗を含む)が、従来に比して低く
安定な状態にある。したがって、良好な表示品位が得ら
れる。
【0016】請求項3の表示用基板の実装構造では、表
示用基板の第1,第2配線の各パターンの少なくとも一
部の領域にTi膜が設けられているので、フレキシブル
配線板の出力端子から駆動用ICの入力側電極に至るま
での第1の配線に関する抵抗(端部での抵抗を含む)、
および、駆動用ICの出力側電極から表示領域に至るま
での第2の配線に関する抵抗(端部での抵抗を含む)
が、従来に比して低く安定な状態にある。したがって、
良好な表示品位が得られる。
【0017】請求項4の表示用基板の実装構造では、上
記第1の配線のITO膜と上記駆動用ICの出力側電
極、および、上記第2の配線のITO膜と上記駆動用I
Cの入力側電極が、異方性導電膜を介して接続されてい
るので、この異方性導電膜によって駆動用IC(チッ
プ)の下面が保護される。したがって、別途駆動用IC
封止用の樹脂を塗布すること無く、高い信頼性が得られ
る。
【0018】請求項5の表示用基板では、少なくとも第
1の配線の基板周辺側の端部、および、第2の配線の上
記表示領域側の端部で、上記ITO膜上にモリブデン膜
が設けられているので、駆動用ICの出力側電極,入力
側電極(一般にAuからなる)との接続抵抗がさらに低
減される。また、請求項1の表示用基板と同様に、高歩
留で作製されるとともに、実装後に良好な表示品位が得
られる。また、今後の表示の高精細化への対応も可能と
なる。
【0019】請求項6の表示用基板の実装構造では、上
記モリブデン膜によって、第1の配線の基板周辺側の端
部,第2の配線の表示領域側端部と、駆動用ICの出力
側電極,入力側電極との接続抵抗がさらに低減される。
したがって、フレキシブル配線板の出力端子から駆動用
ICの入力側電極に至るまでの第1の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)、および、駆動用ICの出力側
電極から表示領域に至るまでの第2の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)が、さらに低減される。したが
って、良好な表示品位が得られ、また、接続の信頼性が
高くなる。
【0020】請求項7の表示用基板の実装構造では、導
電粒子として銀または銀とパラジウムとからなる合金を
含むペースト材によって、第1の配線の基板周辺側の端
部,第2の配線の表示領域側端部と、駆動用ICの出力
側電極,入力側電極との接続抵抗がさらに低減される。
したがって、フレキシブル配線板の出力端子から駆動用
ICの入力側電極に至るまでの第1の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)、および、駆動用ICの出力側
電極から表示領域に至るまでの第2の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)が、さらに低減される。したが
って、良好な表示品位が得られ、また、接続の信頼性が
高くなる。
【0021】
【実施例】図1は、この発明の第1実施例の液晶表示装
置の要部断面を示している。この液晶表示装置はCOG
方式にて実装されており、液晶表示パネル1と、駆動用
IC24と、フレキシブル配線板33を備えている。
【0022】液晶表示パネル1は、表示用基板としての
下側基板21と図示しない上側基板との間に、液晶を封
入して構成されている。下側基板21には、画素が形成
されている表示領域(図において左側)から周縁部に向
かって延びる多数の第1の配線46aが設けられてお
り、これらの各配線46aの端部が電極端子となってい
る。第1の配線46aのさらに基板周辺側に、第1の配
線46aと離間した状態で、基板周辺に向かって延びる
第2の配線46bが設けられている。これらの配線46
a,46bのパターンは、下側基板21に接して設けら
れた厚さ3000Å程度のTa膜29と、このTa膜29
上に設けられた厚さ800Å程度のITO膜30とから
なる2層膜で形成されている。そして、上記配線のパタ
ーンの少なくとも一部の領域で、Ta膜29とITO膜
30との間に厚さ3000Å程度のTi膜40が設けら
れている。この例では、Ti膜40は、配線46a,4
6bの端部(電極端子)を除く領域に設けられている。
なお、Ta膜の面抵抗は約3Ω/□、ITO膜の面抵抗
は約50Ω/□、Ti膜の面抵抗は約3Ω/□である。
絶縁膜42は下側基板21のうち配線46a,46bの
端部(電極端子)を除く略全域を覆っている。
【0023】この表示用基板21を作製する工程では、
Ta膜29上にTi膜40を形成する時、直接ITO(錫
添加酸化インジウム)膜30を形成する場合と異なり、
Ta膜29の表面を酸化させることが無い。また、Ti膜
40上にITO膜30を形成する時、Ti膜40の表面
が酸化される度合いは、Ta膜29の表面が酸化される
場合に比して遥かに軽度である。さらに、Ti膜40は
ITO膜30用のエッチャント(塩化第2鉄溶液)によ
って侵されることが無い。したがって、Ta膜29とTi
膜40との間の界面抵抗、および、Ti膜40とITO
膜30との間の界面抵抗は、従来に比してプロセス変動
の影響を受けにくく、低く安定したものとなる。したが
って、この表示用基板1は高歩留で作製することができ
る。また、今後の表示の高精細化への対応も可能とな
る。なお、配線46a,46bの端部にTi40膜を設
けていないのは、絶縁膜42をエッチングした時点で、
ITO膜を通してTi40が侵されるからである。
【0024】駆動用IC24は、出力側バンプ電極28
a,入力側バンプ電極28bを有している。これらのバ
ンプ電極28a,28bは金メッキにより形成されてい
る。フレキシブル配線板33は、ポリイミド樹脂からな
る基材面37に、SnやAuなどをメッキしたCu材か
らなる出力端子35を有している。
【0025】図示の実装状態では、下側基板21の配線
46aと46bとの間に駆動用IC24が搭載され、ま
た、配線46bにフレキシブル配線板33が接続されて
いる。すなわち、駆動用IC24の出力側バンプ電極2
8a,入力側バンプ電極28bが、異方性導電膜41を
介して、それぞれ下側基板21の配線46aの基板周辺
側端部(電極端子),配線46bの表示領域側端部と接
続されている。また、フレキシブル配線板33の出力端
子35が、異方性導電膜36を介して、下側基板21の
配線46bの基板周辺側端部と接続されている。なお、
異方性導電膜41,36の接続は加熱および加圧によっ
て行われる。
【0026】動作時には、電源や入力信号がフレキシブ
ル配線板33の出力端子35,接続材36,配線46
b,接続材41,入力側バンプ電極28bを介して、駆
動用IC24に供給される。そして、駆動用IC24が
出力した表示信号が、出力側バンプ電極28a,接続材
41,配線46aを介して、表示領域に供給される。
【0027】ここで、配線46a,46bの各パターン
の少なくとも一部の領域にTi膜40が設けられている
ので、フレキシブル配線板33の出力端子35から駆動
用IC24の入力側電極28bに至るまでの配線46a
に関する抵抗(端部での抵抗を含む)、および、駆動用
IC24の出力側電極28aから表示領域に至るまでの
配線46bに関する抵抗(端部での抵抗を含む)が、従
来に比して低く安定な状態にある。したがって、良好な
表示品位を得ることができる。また、下側基板21と駆
動用IC24とが異方性導電膜41を介して接続されて
いるので、この異方性導電膜41によって駆動用IC
(チップ)24の下面が保護される。したがって、別途
駆動用IC24封止用の樹脂を塗布すること無く、高い
信頼性を得ることができる。
【0028】さて、測定用の特別なパターンでの実験に
よれば、上述の表示用基板21の配線46a,46bで
は、プロセスの変動がある場合でも、Ta膜29とTi膜
40との間の界面抵抗が5×102〜8×102Ω・μm2
となり、Ti膜40とITO膜30の間の界面抵抗が5
×102〜2×103Ω・μm2となった。よって、Ta膜
29からTi膜40を介してITO膜30に至るまでの
抵抗は、両者を加えた103〜2.8×103Ω・μm2
見積もることができた。したがって、Ti膜40を設け
ない場合(従来)の2×104〜107Ω・μm2に比し
て、遥かに低減することができた。また、プロセス変動
によるばらつきも大幅に低減することができた。
【0029】実際に、配線46bに関する抵抗(端部で
の抵抗を含む)は、Ti膜40の面積が約104μm2のと
き3〜4Ωとなり、Ti膜を設けない場合の5〜29Ω
に比して、抵抗の値およびばらつきを大幅に低減するこ
とができた。
【0030】図2は、この発明の第2実施例の液晶表示
装置の要部断面を示している。この液晶表示装置は、第
1実施例と同様にCOG方式にて実装されており、液晶
表示パネル1′と、駆動用IC24と、フレキシブル配
線板33を備えている。なお、簡単のため、同一構成要
素には同一符号を付している。駆動用IC24とフレキ
シブル配線板33は、第1実施例のものと同じであるた
め、説明を省略する。
【0031】液晶表示パネル1′は、表示用基板として
の下側基板21と図示しない上側基板との間に、液晶を
封入して構成されている。下側基板21には、画素が形
成されている表示領域(図において左側)から周縁部に
向かって延びる多数の第1の配線66aが設けられてお
り、これらの各配線66aの端部が電極端子となってい
る。第1の配線66aのさらに基板周辺側に、第1の配
線66aと離間した状態で、基板周辺に向かって延びる
第2の配線66bが設けられている。これらの配線66
a,66bのパターンは、下側基板21に接して設けら
れたTa膜29と、このTa膜29上に設けられたITO
膜30とからなる2層膜で形成されている。そして、上
記配線のパターンの少なくとも一部の領域で、Ta膜2
9とITO膜30との間にチタン膜40が設けられてい
る。第1の配線66aの基板周辺側の端部、および、第
2の配線66bの表示領域側の端部には、Mo膜60が
設けられている。なお、Mo膜の面抵抗は約0.5Ω/
□である。絶縁膜42は下側基板21のうち配線66
a,66bの端部を除く略全域を覆っている。
【0032】上記下側基板21を作製する工程では、第
1実施例のものと同様に、Ta膜29とTi膜40との間
の界面抵抗、および、Ti膜40とITO膜30との間
の界面抵抗は、従来に比してプロセス変動の影響を受け
にくく、低く安定したものとなる。したがって、この表
示用基板1′は高歩留で作製することができる。また、
今後の表示の高精細化への対応も可能となる。なお、第
1の配線66aの基板周辺側の端部、および、第2の配
線66bの表示領域側の端部にのみMo膜60を設けて
いるのは、Mo膜が水分に弱く、絶縁膜42の段差に生
じる隙間を通して水分に侵されるからである。
【0033】図示の実装状態では、下側基板21の配線
66aと66bとの間に駆動用IC24が搭載され、ま
た、配線66bにフレキシブル配線板33が接続されて
いる。すなわち、駆動用IC24の出力側バンプ電極2
8a,入力側バンプ電極28bが、導電粒子としてAg
とPdとからなる合金を含むAg・Pdペースト61,6
1を介して、それぞれ下側基板21の配線66aの基板
周辺側端部(電極端子),配線66bの表示領域側端部
と接続されている。また、フレキシブル配線板33の出
力端子35が、異方性導電膜36を介して、下側基板2
1の配線66bの基板周辺側端部と接続されている。ま
た、駆動用IC24と下側基板21との隙間に、封止用
樹脂62が充填されている。なお、Ag・Pdペースト材
61による接続は、転写方式にて駆動用IC24の出力
側バンプ電極28a,入力バンプ電極28bにAg・Pdペ
ースト材61を適量供給し、位置合わせ搭載後、加熱し
てAg・Pdペースト材61を硬化させることにより行わ
れる。また、異方性導電膜36の接続は加熱および加圧
によって行われる。
【0034】動作時には、電源や入力信号がフレキシブ
ル配線板33の出力端子35,接続材36,配線46
b,接続材41,入力側バンプ電極28bを介して、駆
動用IC24に供給される。そして、駆動用IC24が
出力した表示信号が、出力側バンプ電極28a,接続材
41,配線46aを介して、表示領域に供給される。
【0035】ここで、第1実施例と同様に、配線66
a,66bの各パターンの少なくとも一部の領域にTi
膜40が設けられているので、フレキシブル配線板33
の出力端子35から駆動用IC24の入力側電極28b
に至るまでの配線66aに関する抵抗(端部での抵抗を
含む)、および、駆動用IC24の出力側電極28aか
ら表示領域に至るまでの配線66bに関する抵抗(端部
での抵抗を含む)が、従来に比して低く安定な状態にあ
る。したがって、良好な表示品位を得ることができる。
また、上記Mo膜60およびAg・Pdペースト61に
よって、配線66aの基板周辺側の端部,配線66bの
表示領域側端部と、駆動用IC24の出力側電極28
a,入力側電極28bとの接続抵抗をさらに低減でき
る。したがって、フレキシブル配線板33の出力端子3
5から駆動用IC24の入力側電極28bに至るまでの
配線66aに関する抵抗(端部での抵抗を含む)、およ
び、駆動用IC24の出力側電極28aから表示領域に
至るまでの配線66bに関する抵抗(端部での抵抗を含
む)を、さらに低減できる。したがって、さらに良好な
表示品位が得ることができ、また、接続の信頼性を高め
ることができる。
【0036】実際に、配線66bに関する抵抗(端部で
の抵抗を含む)は、Ti膜40の面積が約4×104μm2
のとき1.5〜2.5Ωとなり、Ti膜を設けない場合
の2〜10Ωに比して、抵抗の値およびばらつきを大幅
に低減することができた。
【0037】なお、この実施例で、配線内部または配線
上に新たに設けたTi膜,Mo膜は、液晶表示パネルの表
示領域を形成するために通常用いられている膜であり、
この発明の実施のために特別に形成するものではない。
したがって、この発明の実施によってコストアップが生
じることはない。
【0038】また、この実施例では、プロセス面の制限
から配線パターンの一部の領域にのみTi膜40を形成
しているが、プロセス面の制限が無い場合には配線パタ
ーンの全域にわたってTi膜40を形成するのが望まし
い。
【0039】また、この実施例では、COG方式によっ
て実装された液晶表示装置について説明したが、当然な
がら、この発明の適用範囲はこれに限られるものではな
い。この発明は一般的な実装方式(駆動用IC実装方
式)の液晶表示装置にも適用することができる。この場
合も、フレキシブル配線板の出力端子から表示領域に至
るまでの配線抵抗を従来に比して低く安定な状態にで
き、良好な表示品位を得ることができる。また、この発
明は、EL表示装置など他のタイプの平面型表示装置に
広く適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の表
示用基板では、配線を形成するためTa(タンタル)膜
上にTi(チタン)膜を形成する時、直接ITO(錫添
加酸化インジウム)膜を形成する場合と異なり、Ta膜
表面を酸化させることが無い。また、Ti膜上にITO
膜を形成する時、Ti膜表面が酸化される度合いは、Ta
膜表面が酸化される場合に比してはるかに軽度である。
さらに、Ti膜はITO膜用のエッチャント(塩化第2
鉄溶液)によって侵されることが無い。したがって、T
a膜とTi膜との間の界面抵抗、および、Ti膜とITO
膜との間の界面抵抗は、従来に比してプロセス変動の影
響を受けにくく、低く安定化することができる。したが
って、高歩留で作製できるとともに、実装後に良好な表
示品位を得ることができる。また、今後の表示の高精細
化への対応も可能となる。
【0041】請求項2の表示用基板の実装構造では、表
示用基板の配線のパターンの少なくとも一部の領域で、
Ta膜とITOとの間にチタン膜が設けられているの
で、Ta膜とTi膜との間の界面抵抗、および、Ti膜と
ITO膜との間の界面抵抗を低くできる。したがって、
フレキシブル配線板の出力端子から表示領域に至るまで
の配線に関する抵抗(端部での抵抗を含む)を、従来に
比して低く安定化できる。したがって、良好な表示品位
を得ることができる。
【0042】請求項3の表示用基板の実装構造では、表
示用基板の第1,第2配線の各パターンの少なくとも一
部の領域にTi膜が設けられているので、フレキシブル
配線板の出力端子から駆動用ICの入力側電極に至るま
での第1の配線に関する抵抗(端部での抵抗を含む)、
および、駆動用ICの出力側電極から表示領域に至るま
での第2の配線に関する抵抗(端部での抵抗を含む)
を、従来に比して低く安定化できる。したがって、良好
な表示品位を得ることができる。
【0043】請求項4の表示用基板の実装構造では、上
記第1の配線のITO膜と上記駆動用ICの出力側電
極、および、上記第2の配線のITO膜と上記駆動用I
Cの入力側電極が、異方性導電膜を介して接続されてい
るので、この異方性導電膜によって駆動用IC(チッ
プ)の下面を保護できる。したがって、別途駆動用IC
封止用の樹脂を塗布すること無く、高い信頼性を得るこ
とができる。
【0044】請求項5の表示用基板では、少なくとも第
1の配線の基板周辺側の端部、および、第2の配線の上
記表示領域側の端部で、上記ITO膜上にモリブデン膜
が設けられているので、駆動用ICの出力側電極,入力
側電極(一般にAuからなる)との接続抵抗をさらに低
減できる。また、請求項1の表示用基板と同様に、高歩
留で作製でき、実装後に良好な表示品位を得ることがで
きる。また、今後の表示の高精細化への対応も可能とな
る。
【0045】請求項6の表示用基板の実装構造では、上
記モリブデン膜によって、第1の配線の基板周辺側の端
部,第2の配線の表示領域側端部と、駆動用ICの出力
側電極,入力側電極との接続抵抗をさらに低減できる。
したがって、フレキシブル配線板の出力端子から駆動用
ICの入力側電極に至るまでの第1の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)、および、駆動用ICの出力側
電極から表示領域に至るまでの第2の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)を、さらに低減できる。したが
って、良好な表示品位を得ることができ、また、接続の
信頼性を高めることができる。
【0046】請求項7の表示用基板の実装構造では、導
電粒子として銀または銀とパラジウムとからなる合金を
含むペースト材によって、第1の配線の基板周辺側の端
部,第2の配線の表示領域側端部と、駆動用ICの出力
側電極,入力側電極との接続抵抗をさらに低減できる。
したがって、フレキシブル配線板の出力端子から駆動用
ICの入力側電極に至るまでの第1の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)、および、駆動用ICの出力側
電極から表示領域に至るまでの第2の配線に関する抵抗
(端部での抵抗を含む)を、さらに低減できる。したが
って、良好な表示品位を得ることができ、また、接続の
信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の液晶表示装置の要部
断面を示す図である。
【図2】 この発明の第2実施例の液晶表示装置の要部
断面を示す図である。
【図3】 COG方式により実装された液晶表示装置の
全体を示す図である。
【図4】 図3の液晶表示装置の周縁部の断面を示す図
である。
【図5】 一般的な実装方式により実装された液晶表示
装置の全体を示す図である。
【図6】 図5の液晶表示装置の周縁部の断面を示す図
である。
【符号の説明】
1,1′ 液晶表示パネル 21 下側基板 24 駆動用IC 46a,66a 第1の配線 46b,66b 第2の配線 28a 出力側電極 28b 入力側電極 29 Ta膜 30 ITO膜 33 フレキシブル配線板 35 出力端子 36,41 異方性導電膜 37 フレキシブル配線板の基材 40 Ti膜 42 絶縁膜 60 Mo膜 61 Ag・Pdペースト材 62 封止用樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田草 康伸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面型表示装置の一部を構成するための
    表示用基板であって、基板面に、この基板面の周縁部か
    ら内部の表示領域へ信号を伝えるための配線を有する表
    示用基板において、 上記配線のパターンは、上記基板面に接して設けられた
    タンタル膜と、このタンタル膜上に設けられた錫添加酸
    化インジウム膜とからなる2層膜で形成され、 上記配線のパターンの少なくとも一部の領域で、上記タ
    ンタル膜と錫添加酸化インジウム膜との間にチタン膜が
    設けられていることを特徴とする表示用基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示用基板を備え、 上記配線のうち上記周縁部に存する部分に、上記信号を
    発生する駆動用ICを搭載したフレキシブル配線板の出
    力端子が接続されていることを特徴とする表示用基板の
    実装構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示用基板を備え、 上記配線は、上記表示領域から上記周縁部に延びるパタ
    ーンを持ち、上記チタン膜が設けられた領域を有する第
    1の配線と、上記第1の配線よりも基板周辺側で基板周
    辺に向かって延びるパターンを持ち、上記チタン膜が設
    けられた領域を有する第2の配線とを含み、 上記第1の配線の基板周辺側の端部に、上記信号を発生
    する駆動用ICの出力側電極が接続される一方、上記第
    2の配線の上記表示領域側の端部に上記駆動用ICの入
    力側電極が接続され、 上記第2の配線の上記基板周辺側の端部に、上記駆動用
    ICに入力信号を供給するフレキシブル配線板の出力端
    子が接続されていることを特徴とする表示用基板の実装
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の表示用基板の実装構造
    において、 上記第1の配線の上記錫添加酸化インジウム膜と上記駆
    動用ICの上記出力側電極、および、上記第2の配線の
    上記錫添加酸化インジウム膜と上記駆動用ICの上記入
    力側電極が、異方性導電膜を介して接続されていること
    を特徴とする表示用基板の実装構造。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の表示用基板において、 上記配線は、上記表示領域から上記周縁部に延びるパタ
    ーンを持ち、上記チタン膜が設けられた領域を有する第
    1の配線と、上記第1の配線よりも基板周辺側で基板周
    辺に向かって延びるパターンを持ち、上記チタン膜が設
    けられた領域を有する第2の配線とを含み、 少なくとも上記第1の配線の基板周辺側の端部、およ
    び、上記第2の配線の上記表示領域側の端部で、上記錫
    添加酸化インジウム膜上にモリブデン膜が設けられてい
    ることを特徴とする表示用基板。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の表示用基板を備え、 上記第1の配線の基板周辺側の端部の上記モリブデン膜
    に、上記信号を発生する駆動用ICの出力側電極が接続
    される一方、上記第2の配線の上記表示領域側の端部の
    上記モリブデン膜に上記駆動用ICの入力側電極が接続
    され、 上記第2の配線の上記基板周辺側の端部に、上記駆動用
    ICに入力信号を供給するフレキシブル配線板の出力端
    子が接続されていることを特徴とする表示用基板の実装
    構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の表示用基板の実装構造
    において、 上記第1の配線の基板周辺側の端部の上記モリブデン膜
    と上記駆動用ICの出力側電極、および、上記第2の配
    線の上記表示領域側の端部の上記モリブデン膜と上記駆
    動用ICの入力側電極が、導電粒子として銀または銀と
    パラジウムとからなる合金を含むペースト材を介して接
    続されていることを特徴とする表示用基板の実装構造。
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