JPH07159209A - 電磁流量計用測定管 - Google Patents

電磁流量計用測定管

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JPH07159209A
JPH07159209A JP33989793A JP33989793A JPH07159209A JP H07159209 A JPH07159209 A JP H07159209A JP 33989793 A JP33989793 A JP 33989793A JP 33989793 A JP33989793 A JP 33989793A JP H07159209 A JPH07159209 A JP H07159209A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
pipe
tapered
welding
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP33989793A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nemoto
敦之 根本
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管接続用フランジをその両側から管本体の
拡径部にビーム溶接によって接合する。 【構成】 測定管1の拡径部1B,1Cと配管接続用フ
ランジ2,3とは外側が小径、内側が大径となるテーパ
面20によって嵌合しており、その傾きの延長線22が
他方のフランジの外側を通るため、内側溶接部13bの
ビーム溶接が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性流体の流量を測定
する電磁流量計用測定管、特に配管接続用のフランジを
一体的に備えた電磁流量計用測定管に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導原理を利用して測定管内を流れ
る導電性流体の流量を測定する電磁流量計(実公平2−
28411号公報等)は、流体中で発生した信号である
起電力を、その流れ方向と直交する方向に設けた電極に
よって取り出すようにしている。図2は配管接続用フラ
ンジを一体的に備えたこの種の電磁流量計の従来例を示
す断面図である。同図において、フランジ型測定管1
は、配管接続用フランジ2,3の規格、定格サイズが多
いので、管本体1Aの両端外周面に拡径部1B,1Cを
設け、ライニング材4を内張りした後、各拡径部1B,
1Cの外周に配管接続用フランジ2,3を配設してい
た。管本体1Aはステンレス鋼等の非磁性体からなる両
端開放のパイプからなり、両端外周面にリングをそれぞ
れ嵌合し溶接5することにより拡径部1B,1Cが形成
されている。配管接続用フランジ2,3は、拡径部1
B,1Cを介して管本体1Aに配設されるもので、拡径
部1B,1Cの外周に螺合されビス6によってそれぞれ
固定されていた。ライニング材4は、液体中で発生した
信号である起電力と測定管1との短絡を防止するために
施されるもので、材質としては耐熱性、耐食性、絶縁性
に優れたものが要求されるため、通常フッ素樹脂等の絶
縁材料が使用され、遠心法等によって測定管1の内壁面
および両端面中心部に施されている。
【0003】なお、7A,7Bは測定管1の外周面に沿
って対設され被測定流体8の流れ方向と直角に磁界を形
成する一対の鞍型励磁コイル、9は前記磁界と直交する
よう測定管1の中央部に貫通して同軸に取り付けられ内
端が管路内に臨む一対の電極(一方のみ示す)、10は
励磁コイル7A,7Bの外周を覆うコア、11は測定管
1の外周を覆うカバー、12はボルト取付孔である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した通
り従来のこの種のフランジ型測定管1においては、配管
接続用フランジ2,3の規格、定格サイズが多いので、
管本体1Aに拡径部1B,1Cを溶接してライニング材
4を内張りした後、所望の大きさの配管接続用フランジ
2,3を拡径部1B,1Cの外周に螺合によって取り付
けていた。しかしながら、このような測定管1にあって
は、配管接続用フランジ2,3の軸線方向の位置決めが
難しいため、配管接続用フランジ2,3のボルト取付穴
12と配管側フランジのボルト穴との位置合わせを行な
うとフランジ面とライニング面との隙間が製品毎に異な
り、配管とのシール性が悪いという問題があった。ま
た、螺合のため配管接合面に若干のガタが生じるばかり
か、配管接続用フランジ2,3のボルト取付穴12を配
管側フランジのボルト穴と一致させるための位置決め部
品、さらには各口径毎にねじサイズが異なるので、検査
時に多種類のねじゲージが必要になるという問題があっ
た。
【0005】そこで、このような問題を解決する方法と
して、図3に示すように配管接続用フランジ2を拡径部
1Bにアーク溶接、高エネルギービーム溶接(電子ビー
ム溶接,レーザービーム溶接)等によって接合固定する
方法も考えられる。しかしながら、高エネルギビーム溶
接の場合、溶接部13a,13bに対して垂直に溶接す
るため、外側の溶接部13aについては問題ないが、内
側の溶接部13bを溶接する際、他方の配管接続用フラ
ンジ3が既に拡径部1Cに溶接されていると、両フラン
ジ2,3間に溶接装置を挿入することができず、そのた
め外側の溶接部13aのみを溶接せざるを得ない。その
場合、一方向から溶接して所定の溶け込み深さを得るよ
うにすると、ライニング材4への熱的影響が大きく、ま
た大出力が必要であった。また、アーク溶接(Tig,
Mag,Mig等の場合、強度上必要な溶け込み深さを
得ようとすると、溶接時間が長くなり、溶接熱によって
ライニング材4が変形したり溶けたりするため、溶接す
ることができないという問題があった。
【0006】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、配管接続用フランジをその両側から管本体の拡径
部にビーム溶接によって接合し得るようにした電磁流量
計用測定管を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、両端に拡径部を有する管本体の内周面および
前記拡径部の外端面内方にライニングを施し、前記拡径
部外周に配管接続用フランジを連接した電磁流量計用測
定管において、前記拡径部と配管接続用フランジをテー
パ面で嵌合接続し、このテーパ面の傾きを一方の延長線
が他方のフランジの外側となるように形成すると共に、
このテーパ面の両側から拡径部と配管接続用フランジを
ビーム溶接により接合したものである。
【0008】
【作用】本発明において、拡径部と配管接続用フランジ
とは外側が小径、内側が大径となるテーパ面によって嵌
合しており、その傾きの延長線が他方のフランジの外側
を通るため、内側溶接部のビーム溶接が可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る電磁流量計用測定
管の断面図である。なお、図中図2および図3と同一構
成部品のものに対しては同一符号をもって示し、その説
明を省略する。本実施例は拡径部1B,1Cの外周面を
外側が小径、内側が大径となるテーパ面20に形成し、
配管接続用フランジ2,3の孔を外側が小径、内側が大
径となるテーパ孔21とし、このテーパ孔21を各拡径
部1B,1Cのテーパ面20に嵌合し、その接合面を配
管接続用フランジ2,3の両側からビーム溶接によって
接合するように構成したものである。この場合、テーパ
面20は、その延長線の一方22が他方のフランジの外
側を通るよう十分大きな傾斜角度θをもって形成されて
いる。傾斜角度θは次式によって求めることができる。
【0010】
【数1】
【0011】但しD1 はフランジ外径、D2 はフランジ
内径、Lはフランジ間の距離、tはフランジの肉厚であ
る。
【0012】かくしてこのような構成からなる電磁流量
計用測定管にあっては、テーパ面20の延長線の一方2
2が他方のフランジの外側を通るので、一方の配管接続
用フランジ2が既に接合固定されていても,他方の配管
接続用フランジ3を接合する際、一方の配管接続用フラ
ンジ2が邪魔にならず、配管接続用フランジ3の内側の
溶接部13bをビーム溶接によってその垂直方向から溶
接することができる。したがって、外側および内側の溶
接部13a,13bを個々に溶接でき、十分な接合強度
を得ることができる。また、両面からの溶接は溶け込み
深さを大きくする必要がなく、出力の小さい溶接機を使
用することができ、ライニング材4に対する熱的影響を
軽減することができる。さらに、図2に示した従来の螺
合により配管接続用フランジ2,3を拡径部1B,1C
に取り付ける場合に比べて、フランジの位置決めが容易
で位置決め部品を必要とせず、また煩雑なねじ切り加
工、ねじ検査等も不要で、安価に製作することができ
る。さらにまた、螺合によらなければ多種のフランジに
対応でき、測定管は1種類でよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電磁流
量計用測定管によれば、管本体の拡径部外周面をテーパ
面に形成し、このテーパ面に配管接続用フランジを嵌合
してなり、テーパ面はその延長線が他方のフランジの外
側を通るように形成され、フランジの両側からビーム溶
接するように構成したので、ライニング材が変形したり
溶融したりすることなく溶接によるフランジの取り付け
が可能で、従来の螺合によるフランジを取り付けた構造
に比べて安価に製作でき、また測定管が一種類で各種サ
イズのフランジに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁流量計用測定管の一実施例を
示す断面図である。
【図2】従来の電磁流量計用測定管の断面図である。
【図3】溶接による問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 測定管 1A 管本体 1B 拡径部 1C 拡径部 2 配管接続用フランジ 3 配管接続用フランジ 4 ライニング材 7A 励磁コイル 7B 励磁コイル 9 電極 13a 溶接部 13b 溶接部 20 テーパ面 21 テーパ孔 22 延長線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に拡径部を有する管本体の内周面お
    よび前記拡径部の外端面内方にライニングを施し、前記
    拡径部外周に配管接続用フランジを連接した電磁流量計
    用測定管において、 前記拡径部と配管接続用フランジをテーパ面で嵌合接続
    し、このテーパ面の傾きを一方の延長線が他方のフラン
    ジの外側となるように形成すると共に、このテーパ面の
    両側から拡径部と配管接続用フランジをビーム溶接によ
    り接合したことを特徴とする電磁流量計用測定管。
JP33989793A 1993-12-07 1993-12-07 電磁流量計用測定管 Pending JPH07159209A (ja)

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JP33989793A JPH07159209A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 電磁流量計用測定管

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JPH07159209A true JPH07159209A (ja) 1995-06-23

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