JP3369375B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP3369375B2
JP3369375B2 JP28083495A JP28083495A JP3369375B2 JP 3369375 B2 JP3369375 B2 JP 3369375B2 JP 28083495 A JP28083495 A JP 28083495A JP 28083495 A JP28083495 A JP 28083495A JP 3369375 B2 JP3369375 B2 JP 3369375B2
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敦之 根本
博義 宮下
章允 新井
真吾 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、被測定流体の流
量を電磁誘導の法則に基づいて検出する電磁流量計に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】図1は電磁流量計の測定原理を示す構成
図であり、図において、1は測定管、2は測定管1内を
流れる被測定流体、3は測定管1の外周に設けられたコ
ア、4はそのコア3に巻回された励磁コイル、5は測定
管1の一部に対向し且つ磁界と交差する位置に設けられ
た測定電極、6はその測定電極5によって検出された起
電力からノイズ等を取り除き、被測定流体2の流量に応
じた信号に変換する変換器である。 【0003】また、図6は従来の電磁流量計のプレート
を測定管の外周に溶接する場合を示す断面図であり、図
において、7a,7bは測定管1の外周にコア3,励磁
コイル4および測定電極5(図示せず)を挟むように互
いに対向して設けられたプレートであり、これらプレー
ト7a,7bは測定管1の外周に溶接されている。8は
フランジである。 【0004】次に動作について説明する。まず、電磁流
量計の測定原理から説明する。図1に示すように、磁界
内を被測定流体2が移動すると、ファラデーの電磁誘導
の法則によって起電力が発生する。磁界が測定管1に直
角で、流れている被測定流体2の導電率が低過ぎなけれ
ば、内面に設けられた一対の測定電極5間から電圧が測
定できる。この電圧は磁界の強さと被測定流体2の平均
流速と測定電極5間距離に比例する。この原理によって
被測定流体2の流速および流量が測定できる。さらに、
変換器6ではその測定電極5によって検出された起電力
からノイズ等を取り除き、被測定流体2の流量に応じた
信号に変換する。 【0005】図6はそれらコア3,励磁コイル4および
測定電極5をフランジタイプ(測定管両端部に設けたフ
ランジと他の管路のフランジとを直接接続するタイプ)
の測定管1の外周に支持するためのプレート7a,7b
を示したものであり、内径が測定管1の外径よりも大き
い2枚のプレート7a,7bを測定管1に通し、それら
2枚のプレート7a,7bで、コア3,励磁コイル4お
よび測定電極5を挟むように支持し、プレート7a,7
bの内径側を測定管1に溶接することによって電磁流量
計の位置決めを行う。さらに、コア3,励磁コイル4,
測定電極5およびプレート7a,7bの周囲をケースで
覆い、それらプレート7a,7bとケースを溶接により
結合することによって電磁流量計の組み付けを完了す
る。 【0006】従来の2枚のプレートで電磁流量計を取り
付けその周囲をケースで覆う構成は、ケースが一定の大
きさでもプレートの大きさを変えるだけで、さまざまな
口径の測定管にケースを組み付けることができることか
ら在庫管理上優れ、また、2枚のプレートとケースを溶
接により結合する構成はケースを、前記フランジタイプ
の場合と、ウエハタイプ(測定管とケースの両端部にあ
る程度の厚みをもったフランジ(プレート)をつけて、
他の管路のフランジではさみ込み、その管路のフランジ
間を通しボルトとナットで連結固定するタイプ)の場合
を共用できるようにするためであり、フランジタイプの
場合のみプレートとケースを溶接により結合することが
適当であるからである。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来の電磁流量計は以
上のように構成されているので、測定管1として市販品
を用いているため、外径公差が大きくその外径にばらつ
きがある。よって、プレート7a,7bの内径は測定管
1の外径よりもある程度大きくしなければならず、プレ
ート7a,7bの内径と測定管1の外径とにある程度の
差がある場合は、プレート7a,7bの測定管1への溶
接が困難になり、プレート7a,7bが倒れ、その状態
でプレートと測定管を溶接してしまう。その結果、溶接
不良によって、外部の腐食性流体等がケース内部に入り
こみ、電磁流量計を破損にいたらしめる。また、上記の
差により、溶接時間が長くなり、その溶接時の熱がプレ
ート7a,7bに拡散し、該プレート7a,7bが歪
み、ケースとの溶接による結合が困難になるなどの課題
があった。さらに、この課題を解消するためにプレート
7a,7bの板厚を大きく厚くしなければならず、高価
になるばかりか、大型化および大重量化してしまう課題
があった。 【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、溶接が容易となり、プレートに熱
が集中して歪んだりプレートが倒れたまま、プレートと
測定管を溶接することのない電磁流量計を得ることを目
的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電磁流量計は、管路の外周に励磁コイルおよび測定電
極を挟むように互いに対向して嵌設されたつば付きプレ
ートを備え、前記つば付きプレートの内径側は薄肉と
し、且つその内径は管路の外径よりも小さくしたことを
特徴とする。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】 実施の形態1.以下、この発明の実施の一形態を説明す
る。図1は電磁流量計の測定原理を示す構成図であり、
図において、1は測定管(管路)、2は測定管1内を流
れる被測定流体、3は測定管1の外周に設けられたコ
ア、4はそのコア3に巻回された励磁コイル、5は測定
管1の一部に対向し且つ磁界と交差する位置に設けられ
た測定電極、6はその測定電極5によって検出された起
電力からノイズ等を取り除き、被測定流体2の流量に応
じた信号に変換する変換器である。 【0012】また、図2はこの発明の実施の形態1によ
る電磁流量計を示す構成図であり、図において、9aは
測定管1の外周にコア3,励磁コイル4および測定電極
5を挟むように互いに対向して設けられたつば付きプレ
ート、10はコア3,励磁コイル4,測定電極5および
つば付きプレート9aの周囲を覆うケースである。図3
はそのつば付きプレートを示す斜視図、図4は電磁流量
計のつば付きプレートを測定管の外周に溶接する場合を
示す断面図である。 【0013】次に動作について説明する。まず、電磁流
量計の測定原理から説明する。図1に示すように、磁界
内を被測定流体2が移動すると、ファラデーの電磁誘導
の法則によって起電力が発生する。磁界が測定管1に直
角で、流れている被測定流体2の導電率が低過ぎなけれ
ば、内面の一対の測定電極5間から電圧が測定できる。
この電圧は磁界の強さと被測定流体2の平均流速と測定
電極5間距離に比例する。この原理によって被測定流体
2の流速および流量が測定できる。さらに、変換器6で
は測定電極5によって検出された起電力からノイズ等を
取り除き、被測定流体2の流量に応じた信号に変換す
る。 【0014】図2から図4はそれらコア3,励磁コイル
4および測定電極5をフランジタイプの測定管1の外周
に支持するためのつば付きプレート9a,9bを示した
ものであり、このつば付きプレート9a,9bはL字状
の断面を有しており、内径が測定管1の外径よりも若干
大きく成形され、測定管1に挿通することにより、コア
3,励磁コイル4および測定電極5を挟むように支持
し、つば付きプレート9a,9bの内径側を測定管1に
溶接することによって電磁流量計の位置決めを行うもの
である。さらに、コア3,励磁コイル4,測定電極5お
よびつば付きプレート9a,9bの周囲をケース10で
覆い、それらつば付きプレート9a,9bとケース10
を溶接により結合することによって電磁流量計の組み付
けを完了する。 【0015】この場合、測定管1として市販品を用いそ
の外径にばらつきがあり、つば付きプレート9a,9b
の内径と測定管1の外径とにある程度の差がある場合で
も、つば付きプレート9a,9bがL字状の断面を有し
ていることから、つば付きプレート9a,9bが倒れる
ことなく、また、溶接時間が長くなっても、つば付きプ
レート9a,9bのL字状の測定管1に接する側のみに
溶接時の熱が集中して、最小限の熱量で溶接が完了し、
つば付きプレート9a,9bが歪んだりすることがな
い。さらに、これらつば付きプレート9a,9bはL字
状に曲げられているので、熱応力が加わっても反ること
はない。 【0016】さらに、前記実施の形態1では単にL字状
の断面を有するつば付きプレート9a,9bとしたが、
これらつば付きプレート9a,9bのL字状の測定管1
に接する側の板厚を薄くすれば、さらに溶接が容易にな
り、溶接時のつば付きプレート9a,9bへの入熱が小
さくなり、反りおよび歪みをさらに抑えることができ
る。 【0017】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による電磁流量計のつば付きプレートを測定管の外
周に溶接する場合を示す断面図であり、図において、1
1a,11bは内径側は薄肉とし、且つその内径は測定
管1の外径よりも小さくしたつば付きプレートである。 【0018】次に動作について説明する。測定管1とし
て市販品を用いその外径にばらつきがあり、つば付きプ
レート11a,11bの内径と測定管1の外径とにある
程度の差がある場合でも、つば付きプレート11a,1
1bの内径側は薄肉であるので、測定管1への圧入が容
易である。また、つば付きプレート11a,11bの圧
入によって、測定管1との圧着力によって位置決めが容
易となると共に、つば付きプレート11a,11bと測
定管1とが密着しているので溶接が容易になる。さら
に、溶接熱は測定管1側に吸収され、反りおよび歪みを
さらに抑えることができる。 【0019】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、管路の外周に励磁コイルおよび測定電極を挟むよ
うに互いに対向して嵌設されたつば付きプレートを設
、このつば付きプレートの内径側は薄肉とし、且つそ
の内径は管路の外径よりも小さくするように構成したの
で、つば付きプレートの内径と管路の外径とにある程度
の差がある場合でも、つば付きプレートが倒れることな
く、また、溶接時間が長くなっても、つば付きプレート
の管路に接する側のみに溶接時の熱が集中して、つば付
きプレートが歪んだりすることがなく、さらに、これら
つば付きプレートは熱応力が加わっても反ることはな
い。また、つば付きプレートを管路に圧入することがで
き、管路への圧着力によって位置決めが容易となると共
に、つば付きプレートと管路とが密着しているので溶接
が容易になる。さらに、溶接熱は管路側に吸収され、反
りおよび歪みをさらに抑えることができる。このよう
に、溶接が容易となり、つば付きプレートに熱が集中し
て歪んだりすることのない電磁流量計が得られる効果が
ある。 【0020】
【図面の簡単な説明】 【図1】電磁流量計の測定原理を示す構成図である。 【図2】この発明の実施の形態1による電磁流量計を示
す構成図である。 【図3】つば付きプレートを示す斜視図である。 【図4】電磁流量計のつば付きプレートを測定管の外周
に溶接する場合を示す断面図である。 【図5】この発明の実施の形態2による電磁流量計のつ
ば付きプレートを測定管の外周に溶接する場合を示す断
面図である。 【図6】従来の電磁流量計のプレートを測定管の外周に
溶接する場合を示す断面図である。 【符号の説明】 1 測定管(管路) 2 被測定流体 4 励磁コイル 5 測定電極 9a,9b,11a,11b つば付きプレート 10 ケース
フロントページの続き (72)発明者 小川 真吾 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武 ハネウエル株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−110219(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被測定流体が流れる管路と、その管路の
    外周に互いに対向するように設けられ前記管路の長手方
    向に直交する磁界を発生させる励磁コイルと、前記管路
    の一部に互いに対向し且つ前記磁界と交差する位置に設
    けられ前記被測定流体の流量に応じた起電力を検出する
    測定電極と、前記管路の外周に前記励磁コイルおよび前
    記測定電極を挟むように互いに対向して嵌設されたつば
    付きプレートと、前記励磁コイル,前記測定電極および
    前記つば付きプレートの周囲を覆うケースとを備え、前
    記つば付きプレートの内径側は薄肉とし、且つその内径
    は管路の外径よりも小さくしたことを特徴とする電磁流
    量計。
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