JPH0629687Y2 - 電磁流量計検出器 - Google Patents

電磁流量計検出器

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JPH0629687Y2
JPH0629687Y2 JP1988000141U JP14188U JPH0629687Y2 JP H0629687 Y2 JPH0629687 Y2 JP H0629687Y2 JP 1988000141 U JP1988000141 U JP 1988000141U JP 14188 U JP14188 U JP 14188U JP H0629687 Y2 JPH0629687 Y2 JP H0629687Y2
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JP
Japan
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electromagnetic flowmeter
detector
end flange
magnetic field
outer casing
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JP1988000141U
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洋介 久保田
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、被測定流体を通す配管のフランジ間に挿入
挟持されて取付けられる電磁流量計検出器に係り、構造
を改良し特に組立て溶接時における構成部品の損傷防止
等を計ったことを特徴とする。
(従来の技術) 従来の電磁流量計検出計は分解斜視図として示した第5
図に示す構成からなる。即ち、ステンレス鋼などの非磁
性金属からなる筒状の測定管(1)は鍔状の両端部(11)と
これらに連なる補強部(12)を有し、補強部(12)の中央に
は測定管軸と直交して一対の測定電極(2)が配置されて
いる。更に、測定管外側にあって、前記管軸方向並びに
一対の測定電極方向とは共に直交する位置に夫々コア及
びコイルからなる磁束発生部(3)が設けられている。ま
た、被測定流体が通る測定管(1)内面にはテフロン(商
品名)などの合成樹脂からなる絶縁性のライニング(4)
が施され、その端部は測定管鍔部端面(13)まで伸びて接
合されている。このような測定管本体をいわゆるハウジ
ングとも称する磁性体からなる金属製外筐(5)で覆い電
磁流量計検出器として構成されている。
電磁流量計検出器は、いろいろな環境下においても常に
安定した高精度の検出が要求されるので、検出器内部は
外筐によって充分に保護されることが必要となる。そこ
で、外筐(5)は通常は上下組合わせ形とし、第6図に示
すように、管軸に沿った接合端面は外筐上下間接合部(5
1)で、また管軸端部では外筐(5)端部と測定管(1)の鍔状
端部の外側との間(52)で溶接により接合される。このよ
うな電磁流量計検出器の縦断面図を第7図(a)に示すよ
うに、外筐(5)の端部は測定管(1)鍔部外面に直に当接す
る状態で溶接される。
しかしながら、このような外筐の接合では第7図(b)に
その部分の一部切欠拡大縦断面図として示したように、
測定管の鍔状端部の外面に直接溶接するため、溶接時の
加熱温度が測定管を直に伝わり、この測定管に連なる他
の構成部品に悪い影響を与える。とりわけ、測定管内面
に張られた絶縁性ライニング(4)はテフロン(商品名)
等の合成樹脂やゴムなどで構成され、ステンレスなどか
らなる測定管(1)とは互いに熱膨張率も異なるととも相
俟って、溶接時の加熱温度により、ライニングの変形,
剥離,クラックの発生等が生じる。また、溶接時の加熱
温度は電極やリード線あるいはコイルなどにも損傷を与
えることがあった。この結果、電磁流量計検出器として
の重要なバランス機能や検出機能そのものが損なわれた
り、検出誤差などを生じさせる原因となった。
(考案が解決しようとする課題) 電磁流量計検出器の製造組立てにおける外筐溶接時の加
熱による障害を除去し、測定検出誤差の少ない電磁流量
計検出器を得ようとするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、測定管の管軸に直交する磁界を発生させる磁
界発生部とともに、この磁界発生部の磁界方向並びに前
記管軸方向にともに直交する方向に配置した電極対とを
設けた検出器本体と、この検出器本体と溶接により接合
され検出器本体を覆う外筐とからなる電磁流量計検出器
において、前記測定管の端部フランジの外周面にリング
状に突起部を設け、前記検出器本体と前記外筐との溶接
は、端部フランジに設けられた突起部と前記外筐とを接
合させて行うようにしたことを特徴とする電磁流量計検
出器である。
(作用) 本考案によれば、電磁流量計検出器を以上のように構成
したので、検出器本体と外筐との溶接に際して、突起部
に加えられた熱は先ず端部フランジへ、さらに検出器全
体に伝わる。この際、突起部から端部フランジへ単位時
間当りに伝わる熱量は、突起部と端部フランジとの境い
の部分の面積が小であれば、突起部を溶接に必要な温度
に保ったまま少なくでき、ひいてはフランジの温度上昇
速度を抑制することが可能である。このため、突起部の
温度は溶接に必要な温度まで速やかに上昇させながら
も、フランジの温度を溶接に必要な時間内には悪影響を
与える温度まで上昇させることなく溶接を行うことが可
能となった。
(実施例) 以下、本考案に係る電磁流量計検出器を図面を参照し詳
細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図である。す
なわち、電磁流量計検出器は、検出器本体(6)と外筐(5)
とから構成される。
検出器本体(6)は、測定管(1)と、この測定管(1)の管軸
方向と直交する方向に磁界を発生させる磁界発生部(3)
と、前記測定管(1)の管軸及び前記測定管(1)内の磁束方
向の両者に直交する位置に設けられた1対の電極(2)と
から構成される。
この測定管(1)両端に鍔状に設けられた端部フランジ(1
6)外周面に、さらに外側に向けて図示のようにリング状
の突起部(14)が端部フランジ(16)と一体形成されてい
る。この突起部(14)の端部フランジ(16)との境いの部分
の面積は、端部フランジ(16)の突起部(14)を有する面
(幅aを有する端部フランジ(16)の外周面(17))の面積
よりも小となっている。第2図はその一部切欠拡大縦断
面図で、縦横両方向ともに若干の間隙(d),(h)を設けて
あるが、これらの間隙は、外筐の溶接時の位置合せの調
整用で、特に上下左右のバランスが重視される電磁流量
計検出器として重要な役割を果たすものである。
このような測定管(1)と外筐(5)を溶接するには、測定管
(1)側の突起部(14)と外筐(5)の溶接部分とを所定の位置
間係に保った状態で溶接する。一般的にはこの時突起部
(14)に加えられた熱は、大気に放散されると共に徐々に
端部フランジ(16)に伝わるが、その伝わる速度は突起部
(14)が端部フランジ(16)に接している面積に左右され、
さらに伝わった熱量による端部フランジ(16)の温度上昇
速度は、端部フランジ(16)の体積と単位時間当りに伝わ
る熱量により決まる。すなわち、単位時間当りに伝わる
熱量が少ないほど端部フランジ(16)の温度上昇速度は遅
いのであって、望ましいのである。
本実施例では前記のように、端部フランジ(16)に設けた
突起部(14)の体積をフランジ(16)に比して小とし、突起
部(14)が溶接に必要な温度に速やかに達するようにする
とともに、さらに、突起部(14)の端部フランジ(16)との
境いの部分の面積を可能な限り小さくしたことにより、
溶接時間内に端部フランジ(16)が、ひいては測定管(1)
が必要以上に温度上昇を来たさないようにしたものであ
る。
次に、第3図はこの考案による電磁流量計検出器の他の
実施例を、第2図に対応して示した一部切欠拡大縦断面
図で、特に測定管(1)の端部フランジ(16)のリング状突
起部(14)を、断面を三角状になし、溶接時の加熱及び放
散が先端部に充分に行われ易くなるような構造にしたも
のである。
第4図は、この考案の更に他の実施例を第2図と同様に
示したもので、第2図に示した測定管(1)の端部フラン
ジ(16)の突起部(14)のほかに、フランジ(16)の端面に添
って延長して鍔状に他の突起部(15)を設けたものであ
る。この他の突起部(15)は図示しない相手方フランジに
当接しつつ、いわゆる放熱フィンの役割を担い、溶接時
の測定管本体方向への熱伝導を更に抑える効果がある。
[考案の効果] 以上説明のように、この考案の電磁流量計検出器は製造
組立て時の溶接熱を、リング状の突起部により、充分放
散し、測定管への熱の伝達量を抑制し得るので、他の構
成部品への悪影響を抑え、検出機能の良好な電磁流量計
検出器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電磁流量計検出器の一実施例を示す
分解斜視図、第2図は第1図に示す電磁流量計検出器に
おいて、溶接組立て時の一部切欠拡大縦断面図、第3図
はこの考案の他の実施例を示すもので、第2図に対応し
て示した一部切欠拡大縦断面図、第4図は同じくこの考
案の更に他の実施例を示した一部切欠拡大縦断面図、第
5図は従来の電磁流量計検出器を示す分解斜視図、第6
図は第5図に示す検出器の溶接組立て時の外観斜視図、
第7図(a)(b)は第6図に示す検出器の夫々縦断面図及び
一部切欠拡大縦断面図である。 (1)測定管、(2)電極、(3)磁界発生部、(5)外筐、(6)検
出器本体、(14)突起部、(16)端部フランジ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定管の管軸に直交する磁界を発生させる
    磁界発生部とともにこの磁界発生部の磁界方向並びに前
    記管軸方向にともに直交する方向に配置した電極対とを
    設けた検出器本体と、この検出器本体を覆う外筐とから
    なる電磁流量計検出器において、前記測定管の端部フラ
    ンジの外周面にリング状に突起部を設け、この突起部の
    端部と前記外筐の縁部とを溶接して構成したことを特徴
    とする電磁流量計検出器。
  2. 【請求項2】端部フランジの外周面に形成された突起部
    の前記端部フランジとの境いの部分の面積が前記端部フ
    ランジの外周面の面積よりも小さいことを特徴とする請
    求項1記載の電磁流量計検出器。
JP1988000141U 1988-01-06 1988-01-06 電磁流量計検出器 Expired - Lifetime JPH0629687Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833538U (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 株式会社神戸製鋼所 噴射撹拌式地盤改良機
JPS5958318A (ja) * 1982-09-28 1984-04-04 Toshiba Corp 電磁流量計の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833538U (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 株式会社神戸製鋼所 噴射撹拌式地盤改良機
JPS5958318A (ja) * 1982-09-28 1984-04-04 Toshiba Corp 電磁流量計の製造方法

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