JP3218535B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP3218535B2
JP3218535B2 JP04285695A JP4285695A JP3218535B2 JP 3218535 B2 JP3218535 B2 JP 3218535B2 JP 04285695 A JP04285695 A JP 04285695A JP 4285695 A JP4285695 A JP 4285695A JP 3218535 B2 JP3218535 B2 JP 3218535B2
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博義 宮下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定管内を流れる導電性
流体の流量を測定する電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導原理を利用して測定管内を流れ
る導電性流体の流量を測定する電磁流量計(実公平2−
28411号公報等)は、磁界の作用により流体中で発
生した信号である起電力を、その流れ方向と直交する方
向に設けた電極によって取り出すようにしている。その
ため、測定管は軸線と直交するよう対向させて設けた一
対の電極と、この電極の軸線と直交するよう外周面に設
けられた一対の鞍型の励磁コイルを備え、カバー内に収
納配置されている。
【0003】図5および図6は電極外装型電磁流量計の
従来例を示す一部を破断した正面図および一部を破断し
た側面図である。これらの図において、1は両端にフラ
ンジ1a,1bを有する測定管1で、この測定管1の外
壁には被測定流体2の流れ方向、すなわち測定管1の軸
線と直交する磁束を形成する一対の鞍型励磁コイル3が
上下に対向するように配設されている。また、測定管1
における両側面の軸線方向中央には、励磁コイル3によ
る磁束と直交する方向に軸線をもつ一対の電極4が貫通
して設けられており、その内端が管路5内に臨み接液面
を形成している。また、測定管1の内壁および両端面に
は電気的絶縁性と耐食性をもたせるため弗素樹脂、ネオ
プレン等のライニング6が施されている。
【0004】前記励磁コイル3は、コア7、アウターコ
ア8等を備えている。さらに、測定管1の両側面には筒
状体からなる一対の電極取付部9が一体に突設されてお
り、これらの電極取付部9に各電極4が挿入配置され、
その内端部が測定管1に貫通形成された電極取付孔10
に嵌挿され、かつ圧縮コイルばね11によって測定管1
の外壁にOリング12を介して圧接されている。電極取
付部9は、電極4を押圧するための圧縮コイルばね11
のばね受けとして機能するキャップ13によって閉塞さ
れている。
【0005】前記電極4の外端はキャップ13の外部に
突出し、その突出端に信号リード線14の一端が止めね
じ15によって接続されており、他端側が上側の励磁コ
イル3を覆うアウターコア8に沿って上方に導かれ、前
記測定管1を覆うカバー16の上面側に突設されたネッ
ク部16Aの導出孔17を通って外部に導出され、図示
してない変換器に接続されている。この場合、信号リー
ド線14はシールド編組線18によってシールドされる
とともに、90°ノイズと称するノイズの発生を防止す
るため流体2の流れ方向と直交、言い換えれば測定管1
の軸線と直交するよう垂直に立ち上げられ、カバー16
の外部に前記各励磁コイル3の導出端部とともに導出さ
れる。
【0006】前記カバー16は円筒状に形成されて測定
管1、励磁コイル3、電極4等を保護しており、両側面
には一体に突設された一対の電極取出部19が設けられ
ている。その開口部は通常蓋体20によって閉塞してお
り、この蓋体20と前記キャップ13を取り外すと、電
極4の着脱を簡単に行うことができるようになってい
る。なお、21は測定管1を接地するアースリングであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁流
量計の組立に際しては、一対の励磁コイル3と、電極4
が取り付けられた測定管1をカバー16内に組み込み、
励磁コイル3の導出端部をカバー16の導出孔17より
外部に導出して電源に接続するとともに、信号リード線
14を同じく導出孔17より外部に導出して変換器に接
続することにより行う。しかしながら、測定管1の外周
とカバー16の内周との隙間は狭く、測定管1をカバー
16に組み込む際に、信号リード線14や励磁コイル4
の導出端部がカバー16の端面や内周面に接触すると、
曲がったり、カバー16のエッジ部によりシールド編組
線18が破れたり、最悪の場合は断線することもあり、
そのため細心の注意を払う必要があり、組込み作業に時
間がかかるという問題があった。特に、信号リード線1
4が接触によって曲げられると、90°ノイズが増大す
るため測定精度が低下することになる。また、シールド
編組線18の一部が破れたまま、または断線したまま組
込みを完了してしまうと、その後のシールド編組線18
の交換が非常に大変となった。
【0008】そこで、本発明は上記したような従来の問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、測定管の組込み作業が容易で、励磁コイル、信号リ
ード線の折り曲がりや損傷、断線等を防止することがで
きるようにした電磁流量計を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、測定管の上下面に対設され被測定流体の流れ
方向と直交する磁束を形成する一対の励磁コイルと、こ
の励磁コイルの磁束と流体の流れ方向の双方に対して直
交するよう前記測定管に配設された一対の電極と、前記
励磁コイルおよび電極の信号リード線を外部に取り出す
導出孔を有し前記測定管の外周を覆った筒状のカバーと
を備えた電磁流量計において、前記カバーを、一部周面
に全長にわたって開放部を有する第1本体と、この第1
本体の開放部を覆う第2本体とで構成し、前記第1本体
の上面にネック部を一体に突設し、両側面に電極取出部
を各電極に対応して一体に突設し、前記第1本体と第2
本体との接合部が前記電極と前記測定管の下面側に設け
られた励磁コイルとの中間に位置し、全長にわたって直
線状に溶接接合されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明において、カバーが第1本体と第2本体
とで分割形成されているので、開放された状態で測定管
の組込み作業が行える。第1本体と第2本体の接合部
は、電極、励磁コイルおよび信号リード線から離間した
位置に設けられているので、溶接時の熱による影響が少
ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る電磁流量計の一実
施例を示す一部を破断した正面図、図2は同電磁流量計
の一部を破断した側面図、図3はカバーの分解斜視図で
ある。なお、図中従来技術の欄で説明したものと同一の
構成部材等については同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。これらの図において、測定管1の外周を覆
うカバー16は、下側に全長にわたって開放部31が形
成された第1本体30Aと、第1本体30Aの開放部3
1を塞ぐ第2本体30Bの2部材で筒状に形成されてい
る。第1本体30Aと第2本体30Bは、測定管1が第
1本体30A内に挿入配置された後、第2本体30Bで
第1本体30Aの開放部31を塞ぎ、その接合部が溶接
によって接合されることによって一体的に結合され、カ
バー16を形成する。第1本体30Aの開放部31は、
その開放端32a,32bが電極4と下側の励磁コイル
3との中間に位置するよう形成されており、これにより
第2本体30Bの溶接時の励磁コイル3、電極4および
信号リード線14への熱的影響を最小限に抑えることが
できる。第1本体30Aの上面にはネック部16Aが、
両側面には電極取出部19がそれぞれ一体に突設されて
いる。
【0012】第1本体30Aと第2本体30Bの接合構
造としては、図3に示すように第1本体30Aの開放端
部を内側に折り曲げ、第2本体30Bの端部を内側から
受ける受部33を設けたり(a)、あるいはまた第1本
体30Aの開放端部に外側に折り曲げ、第2本体30B
の端部を外側から受け止める受部34を設けるとよい。
このような接合構造においては、単なる突き合わせによ
る接合構造に比べて第2本体30Bの径方向の位置ズレ
をなくすことができる利点がある。なお、測定管1自体
の構成は上記した従来の構造と同様である。
【0013】このような構造において、測定管1をカバ
ー16内に組み込む際には、先ず測定管1を第1本体3
0A内にその開放部31から電極4を覆うキャップ13
が開放部31の端部に当たらないように回転させながら
差し込んで、各電極取付部9を電極取出部19に対応一
致させ、しかる後励磁コイル3の導出端部と信号リード
線14を第1本体30Aの導出孔17から外部に引出
す。次に、第2本体30Bを第1本体30Aの開放部3
1に当てがい、その接合部を溶接すればよい。
【0014】このような電磁流量計においては、測定管
1を保護するカバー16を第1本体30Aと第2本体3
0Bとで構成したので、カバー内に測定管1を組み込む
際、第1本体30A内に組み込んだ後、第2本体30B
により第1本体30Aの開放部31を塞げばよく、その
ため測定管1への組込みに際して励磁コイル3の導出端
部や信号リード線14が第1本体30Aに当たるか否か
を目で確認しながら組み込むことができる。そのため、
1つの筒状体からなる従来のカバーに組み込む場合に比
べて組込み作業が簡単かつ容易で、励磁コイル3や信号
リード線14を接触により折り曲げてしまうようなこと
はなく、また損傷、断線等を防止することができる。ま
た、第1本体30Aと第2本体30Bの接合部が下側の
励磁コイル3と電極4との中間に位置しているので、溶
接時の励磁コイル3、信号リード線14に対する熱的影
響が少ない。
【0015】図4はカバーの他の実施例を示す断面図で
ある。この実施例は開放端面が水平線、すなわち電極4
の軸線に対して略45°の角度で傾斜する開放部31を
第1本体30Aに形成したものである。このため、開放
部31の一方の開放端縁32aが上側の励磁コイル3と
右側の電極4との中間に位置し、他方の開放端縁32b
が下側の励磁コイル3と左側の電極4との中間に位置し
ている。このような構造においても前記実施例と同様、
測定管の組込み作業が容易である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電磁流
量計によれば、測定管が組み込まれるカバーを、一部周
面に全長にわたって開放部が形成された第1本体と、こ
の第1本体の開放部を覆う第2本体とで構成し、前記第
1本体と第2本体との接合部を電極と下側の励磁コイル
との中間に位置させ、全長にわたって直線状に溶接した
ので、1つの筒状体からなる従来のカバーに組み込む場
合に比べて組込み作業が容易で、励磁コイルや信号リー
ド線の折り曲がり、損傷、断線等を確実に防止すること
ができる。また、溶接時の励磁コイル、信号リード線に
対する熱的影響が少ない。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁流量計の一実施例を示す一
部を破断した正面図である。
【図2】 同電磁流量計の一部を破断した側面図であ
る。
【図3】 カバーの分解斜視図である。
【図4】 (a)、(b)は第1本体と第2本体の接合
構造を示す図である。
【図5】 従来の電磁流量計の一部を破断した正面図で
ある。
【図6】 同電磁流量計の一部を破断した側面図であ
る。
【符号の説明】
1…測定管、3…励磁コイル、4…電極、5…管路、6
…ライニング、7…インナーコア、8…アウターコア、
9…電極取付部、10…電極取付孔、11…圧縮コイル
ばね、13…キャップ、14…信号リード線、16…カ
バー、17…導出孔、19…電極取出部、30A…第1
本体、30B…第2本体、31…開放部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管の上下面に対設され被測定流体の
    流れ方向と直交する磁束を形成する一対の励磁コイル
    と、この励磁コイルの磁束と流体の流れ方向の双方に対
    して直交するよう前記測定管に配設された一対の電極
    と、前記励磁コイルおよび電極の信号リード線を外部に
    取り出す導出孔を有し前記測定管の外周を覆った筒状の
    カバーとを備えた電磁流量計において、 前記カバーを、一部周面に全長にわたって開放部を有す
    る第1本体と、この第1本体の開放部を覆う第2本体と
    で構成し、前記第1本体の上面にネック部を一体に突設し、両側面
    に電極取出部を各電極に対応して一体に突設し、 前記第1本体と第2本体との接合部が前記電極と前記測
    定管の下面側に設けられた励磁コイルとの中間に位置
    し、全長にわたって直線状に溶接接合されていることを
    特徴とする電磁流量計。
JP04285695A 1995-03-02 1995-03-02 電磁流量計 Expired - Lifetime JP3218535B2 (ja)

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DE10145566A1 (de) 2001-09-14 2003-04-03 Sick Engineering Gmbh Vorrichtung zum Messen der Strömungsgeschwindigkeit und/oder des Durchflusses eines Fluids

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